JPS62216632A - 焼成装置における改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は焼成装置、特に硫酸カルシウム２水塩または石
膏を焼成するための装置に関する。

石膏を工業的に焼成する主たる方法の一つは、いわゆる
平釜（ｋｅｔｔｌｅ　）中の実質的な深さの石膏の床を
間接的にまたは外部より加熱することによるものである
。かかる平釜は英国特許第１０１８４６４号に記載され
ている如く連続方法によりまたは回分式で操作できる。

最近は、英国特許第１４８８６６５号に記載されている
如く、容器の頂部から下方に延びその下方区域で少なく
とも一つの開口を設けたチューブを通して床中に熱ガス
を直接導入することによって平釜への熱入力が増大され
、これによって生産速度が増強された。更に英国特許第
２０４３２１９号には、床の最上部でよりも容器の底部
で断面積が小さくしてあり、床中へ熱ガスを通すため底
に隣接して容器の内部で開口した下方に延びた加熱チュ
ーブを設けた傾斜した側壁を有する異なった形の焼成容
器が記載されている。

熱ガスの導入による直接加熱を用いる焼成法はプラスタ
ーボードを作るのに有害であるある量の不溶性硬石膏（
硬石膏■）を生成する傾向があることが見出された。不
溶性硬石膏の生成における重要な要因は、熱ガスが床中
の石膏と最初に接触するときの熱ガスの温度にあると本
発明者等は信する。

本発明の目的は石膏の床中に熱ガスを直接導入すること
を含む焼成法によって作られる不溶性硬石膏の割合を減
少させることにある、そして本発明者等は石膏に接触す
る熱ガスの温度を低下させることによってこれを達成す
る。

本発明によれば、上述した種類の焼成装置中の下方壷こ
延びる熱ガスチューブを、床の最上部の上のレベルから
、装置が操作中にあるとき床の最上部の下まで延びる外
チューブでその長さの一部のみに沿って取り巻き、床の
材料と相溶性である少なくとも１種の冷たい物碧を外チ
ューブの上方区域中に導入するための装置を設け、これ
によって、物質が外チューブの下端から床中に放出され
る前に熱ガスチューブを介して熱交換させて熱ガスの温
度を低下させるのである。

熱ガスは外チューブの上方区域で隣接する内管内で好ま
しくは上方区域に配置したバーナーによって作るとよい
。

このために使用する比較的冷たい相溶性物質は、ダスト
を分離した後排出装置から循環されたガスまたは適宜粉
末化した石膏であることができる、あるいはこれら両材
料を含んでもよい。

外チユーブ中に導入する粉末石膏は、焼成される硫酸カ
ルシウム２水塩の供給材料の一部または全部を含有して
いてよく、これは石膏材料または他の２水塩源で構成し
てもよい。外チューブを通る硫酸カルシウムまたは再循
環ガスは床に入る前に加熱されるが、同時にそれらはそ
れが床に続いて入る前に熱ガスチューブ内のガスの温度
を下げる。外チユーブ中に導入するための別の原料は例
えば焼成容器からの排ガスのためのダスト収集装置から
誘導される半水石膏を再循環させる。

本発明は焼成法の熱効率を低下させないことで特に利点
を有する。更に外チューブは床内の熱ガスチューブの長
さの一部のみに対して延びているから、外チューブを通
過する物質は、熱ガスチューブの下端での加熱ガスによ
って遭遇する高い背圧に会うことはなく、従って例えば
外チューブを通って再循環するガスをポンプで送る形の
比較的小さい力を要するのみである。

本発明を以下図面を参照して更に説明する。

第１図は本発明により改変された熱ガスチューブにおけ
る直接加熱の焼成平盤の垂直断面略図であり、第２図は
同様の改変を含む焼成容器の別の形の同様の図である。

第１図に示した焼成装置は、熱がバーナー１２蚤こよっ
て供給される加熱ジャケットまたは室１１により取りま
かれた外部加熱鋼容器１０を有する。容器１０には普通
の方法で回転撹拌機１３を設け、熱ガスを容器の内容物
とより緊密熱交換させるための交差チューブまたは煙道
を設けるとよい（後者は明瞭にするため図示してない鬼
容器１０には排出ガスのための開口１５および更に通常
粉末石膏を導入するため使用する投入開口１６を有する
Ｍ１４がとりつけである。容器１０の底での制御出口１
７は、例えば回分式で容器の・内容物を投出させること
ができる、床の最上部のレベルでの出口１８はバッフル
１９で保護されており、英国特許第１０１８４６４号に
記載されている如く連続的に平盤を操作できるようにし
ている。

容器１０には英国特許第１４８８６６５号に従って、容
器中に下方に向って延び、容器の下方区域でその底部端
２２で一つ以上の開口を有する鋼または他の熱伝導性材
料の加熱チューブ２１を設けである。熱ガス例えば熱い
ガス状燃焼生成物は外部源からチューブの上端で導入す
るか、あるいは図示する如くバーナー２３によってチュ
ーブの上部で作る。後者の配置では燃料はライン２４を
通して導入し、燃焼のための空気はチューブ２５によっ
て導入する。チューブ２１を通って床中に導入された熱
ガスはジャケット１１から容器の壁を通って伝導される
熱より大なる追加の熱入力を提供し、同時に容器中で・
焼成される材料を流動化させるのを助ける。

本発明によれば、チューブ２１の上方部分は外チューブ
２６によってとりまかれ、これはチューブ２１の長さの
一部のみに沿って延びており、容器１０中の材料の床の
最上部２７の下で終っている、しかＬ１熱ガスチューブ
２１の底２２での開口の上実質的な間隔で終っている。

外チューブ２６は図示する如く容器１０の蓋１４を通っ
て延びているのが好都合であり、固体材料２８のための
入口またはガス状材料２９のための入口または両方を設
けであるとよい。

バーナー２３は容器１０の蓋１４の丁度下の位置で内チ
ューブ２１内に装着するのが好ましい。

排ガス出口１５はサイクロンダスト分離器３１に接続さ
れ、そこからダクト３２は最終ダストコレクターに導か
れ、続いて排ガスの放出をする。冷たい排ガスを外チュ
ーブ２６に再循環させるときには、それらは都合よくダ
クト３２から取り出され、図示する如くファン３３によ
つ【ガス人口２９にポンプで送られる。微細にされた焼
成された材料はサイクロン３１の基部３４で回収され、
所望によって破線で示す如く固体入口２８に再循環させ
ることができる。

第２図において、第１図に示した部分に相当するものは
同じ参照番号で表わしである。しかＬながら焼成容器は
英国特許第２０４３２１９号に記載された種類のもので
あり、材料の床を含有する逆円錐台区域４１を有する。

容器の上方円筒状部４２は床のレベルの上を；延び、蓋
４３を有し、この上部区域は排ガスによって運び上げら
れた固体のための放出区域として原則的に作用する。容
器４１は効率的に保温され、外部加熱されない、しかし
低レベルでの加熱は壁を通る熱損失を相殺するための絶
縁で供給してもよい。容器の底近くの開口４４は、操作
中床のレベル２７を決定するせき４５と連通している。

熱ガスチューブ２１は容器の蓋４３を通って底近くの位
置まで延び、そこでその開口底２２は、容器の底で好ま
しくは円錐形の内部突起４６を受は入れ、これはチュー
ブの底２２から出るガスの分配を改良する作用をする。

ガスチューブ２１は、更にガスの分配を改良するため、
その側壁の下方区域にスロット４８を設けてもよい。

熱ガスチューブ２１、熱ガスを供給するための装置、外
チューブ２６の設定、および外チユーブ中に各種物質を
導入するための装置の配置は第１図に関して説明したの
と全て同じであり、排ガスからのダストの分離のため使
用する装置および冷たい排ガスを再循環するための装置
またはサイクロンから外チューブの入口へ粉末材料を回
収するための装置μも同じである。外チューブ２６はス
プリング５０の如き保持装置によって動くことを防ぐと
よい。

バーナー２３は容器の蓋の直ぐ下の位置で内チューブ２
１内に配置するのが好ましい。

本発明を更に下記実施例で説明する。

実施例 石膏を第２図に示す如く本発明により改変した英国特許
第２０４３２１９号に記！成された如きガス焼成容器を
用いて焼成した。焼成処理は表１に示す如くガス人口２
９ヘダクト３２およびファン３３を介して排ガスを再循
環させるか、あるいは冷たい材料を固体入口２８に供給
するか、あるいは両者を用いて行なった。サイクロン３
１の基部３４およびせき４５を出る焼成生成物中に存在
する不溶性硬石膏の割合を測定し、表１に示す。

表１中に示した空気値を越える百分率は、完全燃焼に要
する理論量の百分率として表わした、バーナー燃料ガス
の完全燃焼に必要な量以上でバーナーチューブ中に入る
空気のＱを示す。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明により改変された熱ガスチューブにおけ
る直接加熱の焼成平盤の垂直断面略図であり、第２図は
同様の改変を含む焼成容器の別の形の同様の図である。 １０は容器、１１は加熱室、１２はバーナー、１３は撹
拌機、１４はｒｉｚ１５１１６は開口、１７．１８は出
口、１９はバッフル、２１は加熱チューブ、２２は底部
端、２３はバーナー、２５はチューブ、２６は外チュー
ブ、２７は尿膜上部、３１はダスト分離器、３２はダク
ト、３３はファン、４１は逆円錐台部分、４２は上方円
筒状部分、４３は’ｎｅｔ、４５はせき。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、硫酸カルシウム２水塩等感熱性材料を、床中に下方
   に向つて延びるチューブを通して熱ガスを直接導入して
   床中で加熱することによつて硫酸カルシウム２水塩等感
   熱性材料を焼成する方法であつて、床中の上記材料に熱
   ガスが直接接触する前に、床の材料と相溶性である少な
   くとも１種の比較的冷たい物質とチューブの壁を介して
   間接熱交換することによつて熱ガスの温度を低下させ、
   材料が熱ガスと接触する前に上記物質自体を床の材料と
   接触させることを特徴とする方法。 ２、焼成を連続的に行ない、相溶性物質が焼成される新
   しい材料の連続供給を含む特許請求の範囲第１項記載の
   方法。 ３、相溶性物質が、排ガスによつて運ばれたダストが分
   離された床からの比較的冷たい排ガスを含有する特許請
   求の範囲第１項または第２項記載の方法。 ４、相溶性ガスが床を出る排ガスから分離されたダスト
   を含有する特許請求の範囲第１項、第２項または第３項
   記載の方法。 ５、材料の床を含有するための容器および容器の頂部か
   ら下方に延び、床中に熱ガスを直接導入するため下方区
   域中に少なくとも一つの開口を有するチューブを有する
   硫酸カルシウム２水塩等加熱性材料を焼成する装置であ
   つて、床の最上部の上のレベルから、装置が操作中にあ
   るとき床の最上部の下のレベルまで延びる外チューブに
   よつて熱ガスチューブがその長さの一部のみが取り巻か
   れており、外チューブの上方区域中に少なくとも１種の
   冷たい相溶性物質を導入するための装置が設けられてい
   ることを特徴とする焼成装置。 ６、外チューブの上方区域中に焼成すべき新しい材料を
   導入するための装置を設けた特許請求の範囲第５項記載
   の焼成装置。 ７、容器を出る排ガスからダストを分離するため容器の
   上方区域にダスト分離器を接続し、ダストコレクターか
   ら外チューブの上方区域に排ガスを循環させるための装
   置を設けた特許請求の範囲第５項または第６項記載の焼
   成装置。 ８、ダスト分離器からチューブの上方区域に分離された
   ダストを循環させるための装置を設けた特許請求の範囲
   第５項、第６項または第７項記載の焼成装置。 ９、熱ガスを容器の頂部の直ぐ下のレベルで熱ガスチュ
   ーブ中に配置したバーナーによつて供給する特許請求の
   範囲第５項〜第８項の何れか一つに記載の焼成装置。