JPS62215086A - 難燃性パルプの製造方法 - Google Patents
難燃性パルプの製造方法Info
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- JPS62215086A JPS62215086A JP5513086A JP5513086A JPS62215086A JP S62215086 A JPS62215086 A JP S62215086A JP 5513086 A JP5513086 A JP 5513086A JP 5513086 A JP5513086 A JP 5513086A JP S62215086 A JPS62215086 A JP S62215086A
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- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、難燃性のパルプを製造する方法に関する。
既に燐酸化セルロースが難燃性パルプであることは知ら
れている。この燐酸化セルロースは、セルロースの水酸
基に燐酸アンモニウムがエステル結合した構造からなる
。
れている。この燐酸化セルロースは、セルロースの水酸
基に燐酸アンモニウムがエステル結合した構造からなる
。
［従来の技術］
従来、燐酸化セルロースを作る方法としては、次の三つ
の方法が知られている。
の方法が知られている。
まず、第１の方法としては、燐酸と尿素の混合液にセル
ロース物を浸漬し、その１！２乾燥させ、そして加熱処
理させることにより燐酸化セルロースを作る直接法があ
る。
ロース物を浸漬し、その１！２乾燥させ、そして加熱処
理させることにより燐酸化セルロースを作る直接法があ
る。
第２番目の方法は、燐酸と尿素とを１５０℃位で加熱反
応させ縮合燐酸アンモンを作り、この液にてセルロース
物を８！漬し、次いで乾燥させ、そして加熱反応させて
行う間接法（特許第７８５５９５号）である。
応させ縮合燐酸アンモンを作り、この液にてセルロース
物を８！漬し、次いで乾燥させ、そして加熱反応させて
行う間接法（特許第７８５５９５号）である。
第３番目の方法としてＥＩ Ｈ緩衝液に燐酸および尿素
を溶解した混合液にセルロースを浸漬処理する準直接法
（特願昭６１−３５０１８＠）がある。
を溶解した混合液にセルロースを浸漬処理する準直接法
（特願昭６１−３５０１８＠）がある。
しかしながら上記方法は、それぞれ次の諸欠点を有する
。
。
第１の直接法は、反応速度が遅く、またセルロースが酸
と空気により解重合を起すためセルロースの強度が著し
く低下してしまう。
と空気により解重合を起すためセルロースの強度が著し
く低下してしまう。
第２の間接法は、セルロースの解重合を防止でき強度低
下を逸がれるが、この方法は、工業的生産をするために
特殊な装置および大きな設備が必要となりコストがＩ卦
る。
下を逸がれるが、この方法は、工業的生産をするために
特殊な装置および大きな設備が必要となりコストがＩ卦
る。
第３の準直接法は、使用するｐｆ−１緩衝剤として使用
する化学剤、例えば燐酸二水素ナトリウム等の価格が高
く、したがってコストが掛る欠点を有している。
する化学剤、例えば燐酸二水素ナトリウム等の価格が高
く、したがってコストが掛る欠点を有している。
［問題を解決するための手段１
本発明は、燐酸と尿素を一定量の水に溶解し、この混合
液を加熱してｐ＋−＋を上げ、そしてこの加熱中に蒸発
した量相当の水を補充した反応液中にセルロースを浸漬
させる。
液を加熱してｐ＋−＋を上げ、そしてこの加熱中に蒸発
した量相当の水を補充した反応液中にセルロースを浸漬
させる。
セルロースは酸により崩壊されるので、これを回避する
ために燐酸と尿素を反応させてｐＨを上昇させたのちに
、セルロースを浸漬し、燐酸化セルロースとする。
ために燐酸と尿素を反応させてｐＨを上昇させたのちに
、セルロースを浸漬し、燐酸化セルロースとする。
燐酸と尿素との最適混合モル比は、１：１〜１：５の間
がのぞましい。これ以下であると酸化によるセルロース
の崩壊が起り、またこれ以上だと反応速度が遅くなって
しまう。
がのぞましい。これ以下であると酸化によるセルロース
の崩壊が起り、またこれ以上だと反応速度が遅くなって
しまう。
尚、この反応時にセルロースの空気酸化による劣化を防
ぐために、反応液に尿素を５〜３０％の割合で混合させ
ると効果があがる。
ぐために、反応液に尿素を５〜３０％の割合で混合させ
ると効果があがる。
［実施例１］
水 ｉ 、 ｏｏｏダラム燐酸
２００ 尿素 ３６０ 以上の割合にて混合して加熱すると徐々に炭酸ガスを発
生し、ｐＨが初め１以下であったものが３０分を過ぎる
ころから上昇し、約４０分にてｐＨ５に達する。そこで
加熱を中止し、この加熱中に蒸発した最に相当する水を
補充して反応液とする。
２００ 尿素 ３６０ 以上の割合にて混合して加熱すると徐々に炭酸ガスを発
生し、ｐＨが初め１以下であったものが３０分を過ぎる
ころから上昇し、約４０分にてｐＨ５に達する。そこで
加熱を中止し、この加熱中に蒸発した最に相当する水を
補充して反応液とする。
この反応液に木材バルブ１０グラムを１０分間浸漬し、
その後遠心脱水機にて含水率が６０％になるまで脱水さ
せたバルブを細かく解繊し約１００度にて乾燥する。
その後遠心脱水機にて含水率が６０％になるまで脱水さ
せたバルブを細かく解繊し約１００度にて乾燥する。
その後１５０′ｒ！１の温度にて１０分間加熱反応させ
たのちに、さらに水中にて離解機にかけて解繊し、常法
にしたがってすぎ上げ、シート状として紙を製造する。
たのちに、さらに水中にて離解機にかけて解繊し、常法
にしたがってすぎ上げ、シート状として紙を製造する。
つぎに、この本発明実施例１により製造した紙と、さら
に実施例１と同様にして反応液を作ったのちに、この液
に空気酸化防止のために尿素１２０グラムを溶解した反
応液に、実／Ｉ！ｌｌ１４１と同様にして木材バルブを
処理し作製したこの実施例２による紙と、公知例として
前記した第１番目の直接法にしたがい、水、燐酸、尿素
を本発明実施例と同一割合により混合した反応液に、実
施例と同一処理を施した紙との３種類の製法による紙の
強度および難燃性を比較した。
に実施例１と同様にして反応液を作ったのちに、この液
に空気酸化防止のために尿素１２０グラムを溶解した反
応液に、実／Ｉ！ｌｌ１４１と同様にして木材バルブを
処理し作製したこの実施例２による紙と、公知例として
前記した第１番目の直接法にしたがい、水、燐酸、尿素
を本発明実施例と同一割合により混合した反応液に、実
施例と同一処理を施した紙との３種類の製法による紙の
強度および難燃性を比較した。
この比較は、次表に示す通りである。
ｇ／Ｉ１２ 引っ張り強さ 難燃性（Ｋａ ＞
実施例１ ６１ ４．６ 防炎１級実
施例２ ６０ ５．４ 防炎１級公知
例 ６０ ２．２ 防炎３級難燃性
試験はＪＩＳ Ａ １３２２により行なった。
施例２ ６０ ５．４ 防炎１級公知
例 ６０ ２．２ 防炎３級難燃性
試験はＪＩＳ Ａ １３２２により行なった。
［発明の効果］
前記の表にて明らかなように本発明方法によれば、公知
例に比較して難燃性が優っていることはもちろ／ｖ 、
反応性および繊維強度の点で優れており、さらに高価な
特殊設備や装置を必要としないのでコストが安い。また
実施例２の試験結果より反応液にさらに尿素を加えるこ
とで強度が増していること、即ち空気酸化が防止されて
いることが分る。
例に比較して難燃性が優っていることはもちろ／ｖ 、
反応性および繊維強度の点で優れており、さらに高価な
特殊設備や装置を必要としないのでコストが安い。また
実施例２の試験結果より反応液にさらに尿素を加えるこ
とで強度が増していること、即ち空気酸化が防止されて
いることが分る。
Claims (1)
- 燐酸と尿素を水に溶解した混合液を加熱してｐＨを２以
上としたのちに、セルロースを浸漬し、反応させる難燃
性パルプの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5513086A JPS62215086A (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 | 難燃性パルプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5513086A JPS62215086A (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 | 難燃性パルプの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62215086A true JPS62215086A (ja) | 1987-09-21 |
Family
ID=12990191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5513086A Pending JPS62215086A (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 | 難燃性パルプの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62215086A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108610429A (zh) * | 2018-04-25 | 2018-10-02 | 中南林业科技大学 | 木纤维磷酸酯阻燃剂及其制备方法和其在阻燃纤维板的制备中的应用 |
-
1986
- 1986-03-14 JP JP5513086A patent/JPS62215086A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108610429A (zh) * | 2018-04-25 | 2018-10-02 | 中南林业科技大学 | 木纤维磷酸酯阻燃剂及其制备方法和其在阻燃纤维板的制备中的应用 |
| CN108610429B (zh) * | 2018-04-25 | 2020-12-01 | 中南林业科技大学 | 木纤维磷酸酯阻燃剂及其制备方法和其在阻燃纤维板的制备中的应用 |
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