JPS6221505B2

JPS6221505B2 -

Info

Publication number: JPS6221505B2
Application number: JP59060884A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Okyoshi
Original assignee: TAIYO TANKO KK
Current assignee: TAIYO TANKO KK
Priority date: 1984-03-30
Filing date: 1984-03-30
Publication date: 1987-05-13
Also published as: JPS60207576A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、人参等の野菜を洗滌するための洗
滌処理装置に係り、さらに詳細には、自転する複
数のブラシロールを並設することにより洗滌凹部
を形成し、この洗滌凹部内へ洗滌水を散布する散
水装置を設けてなる洗滌処理装置に関するもので
ある。

この種の洗滌処理装置においては、ブラシロー
ル上の洗滌凹部に供給される人参等の野菜は、ブ
ラシロールのブラツシング作用によつて表面の泥
土や砂等の汚れが落され、さらに、散水装置から
散布される洗滌水によつて洗滌される。そして、
洗滌後の野菜は、取出口から外部に取出されるの
であるが、従来の洗滌処理装置の取出口には、開
閉自在のドアーが設けてあり、洗滌作業中は前記
ドアーを固定機構を介して固定するように構成し
ていたため、洗滌後の野菜を取出すときには、そ
の都度固定機構を解除してドアーを開けなければ
ならなかつた。このために、従来の洗滌処理装置
における洗滌作業は、被洗滌野菜の供給、洗滌、
および洗滌後の取出しのバツチ式作業となり、連
続洗滌作業が出来ないという問題点があつた。

この発明は、上記の問題点に鑑み創案されたも
ので、その目的とするところは、人参等の野菜の
洗滌作業を連続作業可能にすることにより洗滌作
業の能率化および省力化を図ることができる洗滌
処理装置を提供することにある。

上記目的を達成するためのこの発明の特徴は、
自転する複数のブラシロール１を並設することに
より洗滌凹部３を設け、この洗滌凹部３内へ洗滌
水を散布する散水装置５を設けてなる洗滌処理装
置において、洗滌後の野菜を取出すための取出口
７に開閉自在のドアー９を設け、このドアー９を
常時閉塞側へ向けて付勢する付勢手段１１を設け
たごとき洗滌処理装置にある。

以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。

第１図は、この発明に係る洗滌処理装置の一部
を切欠いた側面図を示すもので、この洗滌処理装
置Ａは、上部を開口した箱状の機体１３内に、該
機体１３の長手方向（第１図中左右方向）に沿つ
た複数個のブラシロール１，１，…を回転自在に
並設することにより洗滌凹部３を設け、前記ブラ
シロール１，１，…の上方に洗滌凹部３内へ洗滌
水を散布する散水装置５を設けて構成されてい
る。前記散水装置５は、ブラシロール１，１，…
の上方に給水管１５を並設し、この給水管１５に
複数個のノズル１７，１７，…を適宜間隔に設け
て構成されている。

前記ブラシロール１，１，…は、各々機体１３
の前後（第１図中左右）の側板１９，２１に軸受
け部材２３を介して回転自在に軸支されたロール
軸２５に支持されている。

前記ブラシロール１，１，…は第４図に示すよ
うに、正面からみて凹円形状に配設されるととも
に、長手方向の始端側（第１図中右側）から終端
側（第１図中左側）へ向けて下方へ傾斜させて設
けられている。

前記ロール軸２５，２５，…の一側端部（この
実施例では始端側、すなわち第１図中右側）に
は、各々スプロケツト２７が固設され、これらス
プロケツト２７，２７，…間にはチエン２９が懸
回されている。た、前記ロール軸２５，２５，…
の中の一部のロール軸２５には、前記スプロケツ
ト２７と並設されたプーリ３１が固設されてお
り、ベルト３３を介して原動機３５の出力軸３７
に固設されたプーリー３９に連結されている。

また、前側（第１図中左側）の側板１９には、
洗滌後の野菜を取出すための取出口７が開口さ
れ、この取出口７には、開閉自在のドアー９が設
けられるとともに、取出口７の開口縁に連設した
取出樋４１が設けられている。

前記ドアー９は、上部を機体１３に支軸４３を
介して前後回動自在に支持され、付勢手段１１に
よつて常時閉塞側へ向けて付勢されている。前記
付勢手段１１は、例えば、ドアー９の外側に棒状
部材４５を突設し、この棒状部材４５に重錘４７
を移動固定自在に装着して構成されている。

上記の構成において、原動機３５の駆動により
出力軸３７、プーリ３９、ベルト３３およびプー
リ３１を介して一部のロール軸２５が例えば第３
図の矢印ａ方向に回転駆動され、つづいて、前記
ロール軸２５のスプロケツト２７、チエン２９、
スプロケツト２７，２７，…を介して他のロール
軸２５，２５，…が各々矢印ａ方向に回転駆動さ
れて、ブラシロール１，１，…が一斉に矢印ａ方
向に回転する。

このように自転するブラシロール１，１，…上
の洗滌凹部３の始端側（第１図中右側）へ人参等
の野菜を供給すると、供給された野菜は下方に傾
斜した洗滌凹部３の終端側へ回転しながら移送さ
れる。この移送過程において、人参等の野菜はブ
ラシロール１，１，…のブラツシング作用によつ
て、表面とくに凹み部分における泥土や砂等の汚
れが落され、さらに、ノズル１７，１７，…から
散布される洗滌水によつてきれいに洗滌される。
このようにして洗滌凹部３の終端部に所定量の野
菜が滞溜すると、この滞溜する野菜の圧力によつ
てドアー９が付勢手段１１の付勢力に抗して外方
へ開かれる。そして、洗滌後の野菜は、取出口７
から外部へ排出される。

また、重鎮４７の取付位置をねじ４９を緩めて
調整することによりドアー９の付勢力を調節する
ことができ、この付勢力を調節することによつて
人参等の野菜が洗滌処理装置Ａの洗滌凹部３内に
滞溜する時間を調節することができる。したがつ
て、洗滌能率および洗滌の阻密を調整することが
できる。

この発明は、前述の一実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、ドアー９の支軸４３にトルカ
スプリングを付設して付勢手段１１を構成するこ
ともできる。この場合には、付勢手段１１をコン
パクトに構成できるという効果を有する。

以上の説明より明らかなように、この発明の構
成によれば、洗滌後の野菜を取出すための取出口
に開閉自在のドアーを設け、このドアーを常時閉
塞側へ向けて付勢する付勢手段を設けたので、洗
滌凹部に滞溜した野菜の圧力によつて付勢手段の
付勢力に抗しつつ外方に開きながら取出口から外
へ自動的に排出されるため、洗滌凹部内に野菜が
ある程度たまつて、野菜の圧力が所定以上になる
までは、一定量の野菜が洗滌凹部内に滞留し、野
菜相互間の摩擦洗滌効果を高めることができる。
また、洗滌凹部内に供給された野菜が一定供給量
を越え、野菜の圧力が一定以上になつた時はドア
ーが付勢手段の付勢力に抗して自動的に開かれ、
野菜の自動排出が行なわれる。このため、洗滌作
業の能率化および省力化を図ることができる。

したがつて、人参等の野菜をコンベアーで洗滌
処理装置に供給し、洗滌後の野菜をコンベアーで
排出するように自動化したプラントで著しい効果
を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の一実施例を示すもので、第
１図は洗滌処理装置の一部を切欠いた側面図、第
２図は洗滌処理装置の正面図、第３図は洗滌処理
装置の背面図、第４図は第１図の−線矢視断
面図、第５図は要部の縦断側面説明図、第６図は
同拡大図である。図面の主要な部分を表わす符号の説明、１……
ブラシロール、３……洗滌凹部、５……散水装
置、７……取出口、９……ドアー、１１……付勢
手段。

Claims

【特許請求の範囲】

１自転する複数のブラシロールを並設すること
により洗滌凹部を設け、この洗滌凹部内へ洗滌水
を散布する散水装置を設けてなる洗滌処理装置に
おいて、洗滌後の野菜を取出すための取出口に開
閉自在のドアーを設け、このドアーを常時閉塞側
へ向けて付勢する付勢手段を設けたことを特徴と
する洗滌処理装置。