JPS601587Y2 - 洗滌装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、人参やゴボー等の野菜を洗滌するための条
部装置に係り、更に詳細には、ケース３内に自転する複
数のブラシロール５を並設することにより洗滌凹部６を
設け、この洗滌凹部６内へ洗滌水を散布する散水装置７
を設けてなる条部装置であって、前記ケース３に、前記
ブラシロール５に沿って開閉扉３５を設けた条部装置に
関するものである。

そして、この考案の目的とするところは、人参やゴボー
等の野菜の洗滌作業を自動化すると共に、洗滌物の取出
しを容易にし、洗滌作業の能率化および省力化を図ると
ともに、洗滌機の野菜に外傷などをつけないように取出
そうとするものであり、さらに装置内部の清掃等を容易
にするものである。

以下、この考案の１実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。

第１図において、１は洗滌装置を示すもので、この洗滌
装置１は、上部を開口した箱状の機体３内に、該機体３
の長手方向（第１図の左右方向）に沿った複数個のブラ
シロール５，５．・・・を回転自在に並設することによ
り、洗滌凹部６を設け、前記ブラシロール５，５．・・
・の上方に洗滌凹部６内へ洗滌水を散布する散布装置、
例えば給水管７を並設し、この給水管７に複数個のノズ
ル９゜９、・・・を適宜間隔に設けて構成されている。

前記ブラシロール５ 、５．’ ４’＠・は、各々機体
３の前後（第１図中左右）の側板１１，１３に軸受は部
材１５を介して回転自在に軸支されたロール軸１７に支
持されている。

前記ブラシロール５，５．・・・は、第３図に示すよう
に、正面から見て凹半円状に配設されるとともに、長手
方向の始端側（第１図中右側）から終端側（第１図中左
側）へ向けて下方へ傾斜させて設けられている。

前記ロール軸１７．１７．・・・の−側端部（この実施
例では始端側、すなわち第１図中右側）には、各々スプ
ロケット１９が固設され、これらスプロケット１９，１
９．・・・間にはチェ７２１が懸回されている。

また、前記ロール軸１７，１７゜・・・の中の一部のロ
ール軸１７には、前記スプロケット１９と並設されたプ
ーリー２３が固着され、ベルト２５を介して原動機２７
の出力軸２９に固設されたプーリー３１に連結されてい
る。

３３はケース３の側方において、ブラシロール５に沿っ
て設けられた野菜の取出し口で、この取出し口３３には
開閉扉３５が蝶番３７により機体３の側壁に対して手前
下方に二つ折りに開閉自在に設けられ、掛金３９により
側板１１，１３に固定できるように設けられている。

４１は前記扉３５を開閉するためのハンドルである。

以上の構成において、原動機２７により出力軸２９、プ
ーリー３１、ベルト２５、プーリー２３を介して一部の
ロール軸１７が例えば第２図の矢印ａ方向に回転駆動さ
れると、前記ロール軸１７に固設されたスプロケット１
９、チェノ２１、スプロケット１９，１９．・・・を介
して他のロール軸１７．１７．・・・が矢印ａ方向に回
転駆動されて、ブラシロール５，５．・・・が−斉に矢
印ａ方向に回転する。

このように自転するブラシロール５，５．・・・上の洗
滌凹部６の始端側（第１図中右側）に供給される野菜は
、下方に傾斜した終端側へ回転しながら移送される。

この移送過程において、人参やゴボー等の野菜はブラシ
ロール５，５．・・・によるブラッシング作用によって
、表面とくに凹み部分における泥土や砂等の汚れが落さ
れ、さらにノズル９．９．・・・から散布される洗滌水
によってきれいに洗滌されるものである。

そして洗滌後の野菜は、扉３５の掛金３９を側板１１，
１３から外した後、ハンドル４１により手前下方に開く
ことにより、取出し口３３から容易に外部に取り出され
る。

なお、前述の実施例は、ブラシロール５，５゜・・・を
正面から見て四半円状に配設して洗滌凹部６を形威して
いるが、このブラシロール５，５．・・・は第４図に示
すように、正面から見て中央部に凸状部を形威し、その
左右両側に四半円状部を形成するようにの配設した洗滌
凹部６を構成することもできる。

以上、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載の通り
、ケース内に自転する複数のブラシロールを並設するこ
とにより洗滌凹部を設け、この洗滌凹部内へ洗滌水を散
布する散水装置を設けてなる洗滌装置であって、前記ケ
ース３に、前記ブラシロールに沿って開閉扉を設けた洗
滌装置であるから、人参やゴボー等の野菜の洗滌作業の
能率化および省力化を図ることができるとともに、洗滌
効果を向上し洗滌後の野菜の取出しを容易とするなどの
利点を有するものである。

特に開閉扉を開けてこの方向にブラシロールを回転させ
れば、ブラシロールの回転を利用してスムーズに排出さ
せることができ、取出しが極めて容易となる。

さらにこの種の洗滌装置ではブラシロールに屑等がつま
ったり、ケース内底部に溜り易いが、開閉扉を開けるこ
とによってブラシロールに沿った大きな開口部ができ、
清掃が極めて容易となる。

なお、この考案は前述の実施例に限定されるものではな
く、前述の実施例以外の態様でもこの考案を実施しうる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案の１実施例を示すものであって、第１
図は野菜洗滌機の一部を切欠いた側面図、第２図は正面
図、第３図は第１図の■−■断面図、第４図は他の実施
例を示すブラシロールの配置図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、５・・・ブラシ
ロール、６・・・洗滌凹部、７・・・散水装置、９・・
・ノズル、３３・・・取出し口、３５・・・扉。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケース３内に自転する複数のブラシロール５を並設する
   ことにより洗滌凹部６を設け、この洗滌凹部６内へ洗滌
   水を散布する散水装置７を設けてなる洗滌装置であって
   、前記ケース３に、前記ブラシロール５に沿って開閉扉
   ３５を設けたことを特徴とする洗滌装置。