JPS5856636B2 - 洗滌処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、人参等の野菜を洗滌するための洗滌処理装
置に係り、さらに詳細には、自転する複数のブラシロー
ル５を並設することにより洗滌凹部６を設け、この洗滌
凹部６内へ洗滌水を散布する散水装置７を設けてなる洗
滌処理装置に関するものである。

そして、この発明の目的とするところは、人参等の野菜
の洗滌作業を自動化することにより、洗滌作業の能率化
および省力化を図るとともに、洗滌効果を向上すること
により、野菜の外観をきれいにして商品価値を高めよう
とするものである。

まず、参考例を図面を用いて説明する。

第１図において、１は洗滌処理装置を示すもので、この
洗滌処理装置１は、上部を開口した箱状の機体３内に、
該機体３の長手方向（第１図中左右方向）に沿った複数
個のブラシロール５，５゜・・・・・・を回転自在に並
設することにより、洗滌凹部６を設け、前記ブラシロー
ル５，５、・・・・・・の上方に洗滌凹部６内へ洗滌水
を散布する散水装置、例えば給水管７を並設し、この給
水管７に複数個のノズル９，９．・・・・・・を適宜間
隔に設けて横取されている。

前記ブラシロール５，５．・・・・・・は、各々機体３
の前後（第１図中左右）の側板ＩＬ１３に、軸受は部材
１５を介して回転自在に軸支されたロール軸１７に支持
されている。

前記ブラシロール５，５．・・・・・・は、第５図に示
すように、正面からみて四半円状に配設されるとともに
、長手方向の始端側（第１図中右側）から終端側（第１
図中左側）へ向けて下方へ傾斜させて設けられている。

前記ロール軸１７，１７．・・・・・・の一側端部（こ
の実施例では始端側、すなわち、第１図中右側）には、
各々スプロケット１９が固設され、これらスプロケット
１９，１９．・・・・・・にはチェノ２１が懸回されて
いる。

また、前記ロール軸１７，１７．・・・・・・の中の一
部のロール軸１７には、前記スプロケット１９と並設さ
れたプーリー２３が固着され、ベルト２５を介して原動
機２７の出力軸２９に固設されたプーリー３１に連結さ
れている。

３３は前側（第１図中左側）の側板１１に開口した洗滌
後の野菜を取出すための取出口で、この取出口３３には
、開閉自在のドアー３５が設けられるとともに、取出口
３３の開口縁に連続した取出樋３７が設けられている。

３９は前記ドアー３５を開閉操作するためのバンドルで
ある。

以上の構成において、原動機２７により出力軸２９．プ
ーリー３１．ベルト２５．プーリー２３を介して一部の
ロール軸１７が例えは第３図の矢印ａ方向に回転１駆動
され、つづいて、前記ロール軸１７のスプロケット１９
．チェノ２１．スプロケツト１９，１９．・・・・・・
を介して他のロール軸１７．１７．・・・・・・が矢印
ａ方向に回転駆動されて、ブラシロール５，５．・・・
・・・が一斉に矢印ａ方向に回転する。

このよう（こ自転する）゛ラシロール５，５．・・・・
・・上の洗滌凹部６の始端側（第１図中右側）に供給さ
れる人参等の野菜は、下方に傾斜した終端側へ回転しな
がら移送される。

この移送過程において、人参等の野菜はブラシロール５
，５．・・・・・・のブラッシング作用によって、表面
とくに凹み部分における泥土や砂等の汚れが落とされ、
さらに、ノズル９，９．・・・・・・から散布される洗
滌水によってきれいに洗滌されるものである。

そして、洗滌後の野菜は、終端部の取出口３３から外部
に取り出される。

以下、この発明の一実施例を説明する。

なお、上記参考例と相違する部分のみを詳細する。

上記参考例では、ブラロール５，５．・・・・・・を正
面からみて凹半円条に配設した洗滌凹部６を構成してい
るが、この実施例のように同一方向に自転するブラシロ
ール５，５．・・・・・・は、第５図に示すように正面
からみて中央部に凸状部を形成し、その左右両側に四半
円状部を形成するように配設し、洗滌凹部６を構成して
いる。

そして、洗滌時には洗浄凹部６内の凸状部により野菜の
撹拌作用が増加するので、右側の四半円状部の人参等の
野菜は中央の凸状部を乗り越えて左側の四半円状部に移
動し、この移動抑圧作用によって左側に移動した人参等
の野菜は、次々と右側の四半円状部に回動して、その後
これを繰返す。

このため、従来の装置より洗滌ブラシロールへの接触面
積が増加し、洗滌効果を増大させることができる。

また、実施例では、軸受は部材１５．・・・・・・を側
板１１．１３に直接取付けたが、第６図に示すように、
側板１１，１３とは別部材の板４１に軸受は部材１５．
・・・・・・を取付け、軸受は部材１５．・・・・・・
をブロック化してもよい。

そして、この場合、フロック化した軸受は部材１５．・
・・・・・は、ボルト等の締結部材（図示せず）により
装置１に対して板４１を取付けることにより、着脱自在
に構成されるもので、ブラシロール５．・・・・・・の
取付け、交換が極めて容易となるものである。

本願発明は、特許請求の範囲に記載の構成であるから、
人参等の野菜の洗滌作業の能率化および省力化を図るこ
とができるとともに、洗滌凹部内の凸状部と左右凹部と
に被洗滌物が同一方向に回転しながら移動するため、凸
状部の一側の凹部内で洗滌されている被洗滌物がブラシ
ロールの同一方向の回転により他方側凹部へ凸状部を乗
り越えて移動し、他方凹部から再び溢れて一側凹部へ移
動する。

そしてこのような動作が繰り返えるされて被洗滌物が十
分に撹拌されるこのため撹拌作用が増大するので洗滌効
果を向上することができるものである。

なお、この発明は、前述の実施例に限定されるものでは
なく、前述の実施例以外の態様でもこの発明を実施しう
るものである。

また、特許請求の範囲の項に、図面との対照を便利にす
るために符号を記すが、該符号は、この発明の技術的範
囲を限定するものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の１実施例を示すものであって、第１
図は洗滌処理装置の一部を切欠いた側面図、第２図、第
３図は洗滌処理装置の正面図および背面図、第４図は第
１図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は他の実施例を示す
ブラシロールの配置図、第６図は、軸受部材をブ冶ツク
化した状態の説明図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、５・・・・・・
ブラシロール、６・・・・・・洗滌凹部、γ・・・・・
・散水装置、９・・・・・・ノズル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 自転する複数のブラシロール５を並設することによ
   り洗滌凹部６を設け、この洗滌凹部６内へ洗滌水を散布
   する散布装置７を設けてなる洗滌処理装置であって、前
   記洗滌凹部６内に被洗滌物を撹拌する凸状部を設け、前
   記複数のブラシロール５を同一方向に回転自在としたこ
   とを特徴とする洗滌処理装置。