JPS62213619A - 床暖房用パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は加熱流体２例えば温水を流通させることによシ
床暖房を行なう床暖房用パネルに関する。

以下余日 〔従来の技術〕 従来、この種の床暖房用パネルには金属製パネル！（７
）４のとゴム製ツクネル型のものとがある。金属製パネ
ル型のものは、第８図に示すように、四周に板面に対し
て直角のフランツを有する亜鉛メッキ板９１の板面（内
面）に、蛇行させた銅パイプ９２をテープ９３で貼着し
、これをクラフト紙９４で被った状態で、亜鉛メッキ板
９１とクラフト紙９４との間に発泡ウレタンを充填させ
てつくられる。その−例は特開昭５９−２４１２６号公
報に示されている。

一方、コ９ム製ツクネル型のものは、第９図に示すよう
に、温水の供給ヘッダ１０１と排出ヘッダ１０２との間
を複数本のゴム製チューブ１０３で連結し、これを断熱
マット１０４上に固着してつくられている。その−例は
実開昭６０−４８０１６号公報に示されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した２つのタイプのうち、金属製Ａ’ネル型のもの
は２重くて施工性が悪い。また、使用上も座シごこちが
悪く、蛇行パイプの間隔が大きいとパネル面の温度むら
が大きいというような欠点がある。また、ゴム製パネル
型のものは、−′＞ラダとチューブとの接続箇所が多く
これらの接続部一つ一つに確実な水漏れ防止対策が必要
であり、しかもこの接続部はチーーブ側が変形し易く変
形を繰シ返すうちにチューブに亀裂が生じ易いという欠
点がある。

以上のような欠点に鑑み２本発明は軽くて施工性の良い
床暖房用パネルを提供することを目的とする。

本発明はまた温度分布の一様な床暖房用パネルを提供し
ようとするものである。

本発明は更に経年変化による水漏れ防止事故の少ない高
信頼性の床暖房用パネルを提供しようとするものである
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による床暖房用パネルは、一端を閉じた筒状体の
閉端部の外壁に少なくとも１個の突条を設けて成る流通
素子を多数個、その閉端部、開放端部をそろえて互いに
密着するように固着すると共に、これら流通素子の開放
端部側を樹脂製の下板用平板上に固着し、かつ閉端部側
については前記突条を利用して樹脂製の上板用平板を固
着して全体をパネル状にし、前記２枚の平板の端縁間は
流体の供給部、排出部を除いて塞ぎ、前記各流通素子の
閉端部の外壁と前記上板用平板との間の隙間を流体通路
とすることを特徴とする。

〔作　用〕

本発明による床暖房用パネルは、各流通素子の筒状体内
の空気が下板用平板との間で密封されて断熱層として作
用し、筒状体の閉端部に設けられた突条はとの閉端部外
壁と上板用平板との間の流体通路を規定する他、流体を
分流させ、その結果。

パネル全体としてみた場合に流体通路が迷路状に形成さ
れることによシ温度分布が一様になる。

〔実施例〕

第１図は本発明による床暖房用ツクネルの一実施例を部
分的に示す。すなわち、下板用平板１０上に多数の流通
素子２０が互いに密着するように並べて固着されている
。この図は上板用平板３０の一部を剥離して上方から見
た図である。

第２図は流通素子２０を示し、ここでは一端（上端）を
閉じた断面六角形状の筒状体２１の閉端部外壁であって
六角形の互いに対向する２つの辺縁部にそれぞれ、略三
角形状の突条２２，２２が設けられて成る◇ 第３図は第１図のＡ−Ａ線断面図を示す。多数の流通素
子２０が互いに密着するようにして下板用平板１０と上
板用平板３０との間に固着されている。詳しく言えば、
各流通素子２０は筒状体２１の外側壁同士を固着すると
共に、筒状体２１の開放端部を下板用平板１０上に固着
している。

流通素子２０の上部側については、突条２２を利用して
上板用平板３０ｔ−固着している。以上の固着は接着あ
るいは溶着の方法で行なわれるが、突条２２が三角形の
場合は溶着２例えば高周波誘電加熱による溶着が好まし
い。また、接着の場合は。

突条２２を略台形状にすると良い。

なお、流通素子２０は軟質系樹脂材１例えばポリプロビ
レンが用いられる。また、下板用（及び上板用）平板１
０　（３０）は、軟質系発泡樹脂板（例えば、ポリプロ
ピレン発泡体）　１１　（３１）の表面を加熱ローラで
圧縮することによ９２表面に薄くて硬い硬化スキン層１
２　（３２）を形成したものが用いられる。

このような構造によシ、各流通素子２０と下板用平板１
０との間には密封空気による断熱層２３が形成される。

そして、筒状体２１の閉端部外壁と上板用平板３０との
間には、突条２２で規定される流体の流通路が形成され
る。しかも、第１図に示すように、突条２２は流通路内
に様々な相対角度、配置で位置しているので、流体は突
条２２で様々な方向に分流され、結果として迷路状の流
通路が形成されることになる。一つの流通素子２０に設
けられる突条２２は３個以上でも良いが。

上述した観点から、隣接し合う流通素子の突条が部外壁
に１個だけでも、流体を分流させることができるし、下
板用平板３０を固着することもできる。

第３図中ｔ４１は流体の供給部（あるいは出口部）の−
例を示す。第１図をも参照して、下板用平板１０と上板
用平板３０との端縁間は下板（上板）用平板と同材質の
側板４０を溶着あるいは接着することで塞がれるが、供
給部４１（あるいは出口部）を持つ側板は最外側の流通
素子かられずかに離れるように設けられ、残シの側板は
最外側の流通素子に密接するように設けられる。供給部
４１はポンプを介して流体加熱器（熱交換器）に接続さ
れ、出口部はこの流体加熱器に戻すようにされて流体の
循環回路が形成される。

このような床暖房用パネルによれば、全体が樹脂製なの
で軽く、施工性が良い。流体はパネルの上面寄シに形成
された流通路を流れ、流通路の下方は空気による断熱層
なので放熱は上面側だけに行なわれる。また、流体はツ
クネル全域を複雑に入シ組みながら流れるので均一な温
度分布が得られる。

第４図は流通素子の他の例を示し、筒状体２１を断面円
形にしたものである。このような流通素子２０では、第
５−図に示すように、筒状体２１の外側壁全域を隣接す
る流通素子の筒状体に密着させることができず、３つの
流通素子の間に断面略三角形のスペース５１が生ずる。

しかし、流体はこのスペース５１内に滞留状態にな２て
流れることは無いので下面側への放熱は少ない。筒状体
２１の断面形状はこの他、様々な多角形が考えられる。

第６図、第７図は本発明の他の実施例を示し。

一枚の床暖房用パネルを複数の流通素子の組立て体を１
ブロツクとするブロック複数個でつくるようにしたもの
である。すなわち、複数の流通素子２０を各筒状体の外
側壁同士を固着して四角形の枠体６１内に組み付けてい
る。このブロック６０は第７図に示すように、下板用平
板１０上への固着に際して隣接するブロックとその枠体
同士が固着され、下板用平板ｌＯへの固着終了後、今度
は各流通素子の突条を利用して上板用平板３０が固着さ
れる。更に、上記実施例同様、下板用平板１０と上板用
平板３０との端縁間が側板（図示せず）で塞がれる＠ 〔発明の効果〕 以上説明してきたように２本発明による床暖房用パネル
は次の効果を有する。

■　流体は・臂ネルの上面寄りに形成された流通路を流
れ、しかも流通路の下方には空気による断熱層が介在し
ているので、放熱はほとんど上面側に対して行なわれ、
無駄な放熱が無く、ツクネル設置箇所の床材を熱によっ
て変色、変質させることが少ない。

■　流体の流通路がパネル全域に迷路状に形成されてい
るので、パネル面の温度を均一にすることができる。

■　パネルのほとんどが空気層と軽い樹脂材質スト共安
価で生産性が良く、自動化もし易い。

■　軟質系樹脂材なので、柔軟性があって反シに＜＜、
座如ごこちが良い。

■　流体（通常、温水）に対し最適な樹脂材料を選定す
ることによシ経年変化の少ない長寿命のパネルを提供で
きる。

■　パネル面全域が流通路となるので、流通抵抗が小さ
く、流体供給ポンプの揚力が小さくて済むＯ ■　流通抵抗が小さく、断熱性にすぐれているので、ノ
やネル厚を薄くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による床暖房用ノＪ？ネルの一実施例を
部分的に示し、第２図は第１図の流通素子の斜視図、第
３図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第４図は流通素子の他
の例の斜視図、第５図は第４図の流通素子の配列状態を
示した図、第６図は本発明の他の実施例の概略斜視図、
第７図は第６図の実施例の組付けの一例を示す分解斜視
図、第８図。 第９図はそれぞれ、従来例の分解斜視図。 図中、１０は下板用平板、２０は流通素子。 ２３は断熱層、３０は上板用平板、４０は側板。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一端を閉じた筒状体の閉端部の外壁に少なくとも１
   個の突条を設けて成る流通素子を多数個、その閉端部、
   開放端部をそろえて互いに密着するように固着すると共
   に、これら流通素子の開放端部側を樹脂製の下板用平板
   上に固着し、かつ閉端部側については前記突条を利用し
   て樹脂製の上板用平板を固着して全体をパネル状にし、
   前記２枚の平板の端縁間は流体の供給部、出口部を除い
   て塞ぎ、前記各流通素子の閉端部の外壁と前記上板用平
   板との間の隙間を流体通路とする床暖房用パネル。 ２、特許請求の範囲第１項記載の床暖房用パネルにおい
   て、前記多数個の流通素子は複数のブロックから成り、
   各ブロックは四角形の枠体内で複数の流通素子をその閉
   端部、開放端部をそろえて互いに密着するように固着し
   たものであることを特徴とする床暖房用パネル。 ３、特許請求の範囲第１項記載の床暖房用パネルにおい
   て、前記流通素子は軟質系樹脂で成形したものであるこ
   とを特徴とする床暖房用パネル。 ４、特許請求の範囲第１項記載の床暖房用パネルにおい
   て、前記下板用及び上板用平板は、軟質系発泡樹脂板の
   表面を薄くて硬い硬化スキン層で被ったものであること
   を特徴とする床暖房用パネル。 ５、特許請求の範囲第１項記載の床暖房用パネルにおい
   て、前記流通素子は、その横断面形状が多角形であるこ
   とを特徴とする床暖房用パネル。