JPS6221217B2 - - Google Patents

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JPS6221217B2
JPS6221217B2 JP53143647A JP14364778A JPS6221217B2 JP S6221217 B2 JPS6221217 B2 JP S6221217B2 JP 53143647 A JP53143647 A JP 53143647A JP 14364778 A JP14364778 A JP 14364778A JP S6221217 B2 JPS6221217 B2 JP S6221217B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
electron
electrode
electron source
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53143647A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5569941A (en
Inventor
Masanori Watanabe
Kinzo Nonomura
Yoshinobu Takesako
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14364778A priority Critical patent/JPS5569941A/ja
Publication of JPS5569941A publication Critical patent/JPS5569941A/ja
Publication of JPS6221217B2 publication Critical patent/JPS6221217B2/ja
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は平板形の画像表示装置に使用せられる
表示装置用電子源に関する。
従来、平板状電子源から電子ビームを取り出
し、X−Yマトリツクス電極によつて電子ビーム
を制御し、加速して螢光体に衝突させ、画像表示
を行なう平板形表示装置に関する研究開発が盛ん
に行なわれている。これらの画像表示装置には、
均一で電流密度が高く、かつ消費電力の小さい電
子源が要求されている。
均一な電子源としては米国特許第3746909号明
細書に記載のように、放物面筒状電極の焦点近傍
に線陰熱陰極を架張した電子源がある。
この電子源は電子ビームの一様性の点において
は優れているが、電子ビームを広い面積にわたつ
て一様に放出するため、電流密度が小さい欠点を
有する。
また、消費電力の小さい電子源として、冷陰極
を使用した画像表示装置が特開昭50−107858号公
報に開示されているが、冷陰極は寿命、均一性の
点において極めて因難な技術的問題点があり未だ
実用の域に達していないなどの欠点を有するもの
である。さらにこれらの電子源は電子ビームを放
射するだけで偏向機能を有するものではない。
本発明はこのような課題に鑑み、線状熱電子放
射体をはさむ相対向せる偏向電極と、これらの電
位を不均衡にし得る制御電源を用いて、一様でか
つ高密度の電子ビームを或る領域にわたつて偏向
可能に取り出すものである。
以下本発明の一実施例にかかる平面画像表示用
電子源を図面とともに説明する。
第1図に本発明の電子源を要部構成要素に分解
した斜視図を示す。第1図において、1は背面電
極であつて、電気的良導体である。背面電極1は
各構成要素に対して共通として図示してあるが、
各構成要素毎に別々にすることも可能であり、ガ
ラス容器(図示せず)の内壁面に真空蒸着、写真
印刷、塗着等によつて形成することもできる。2
は線状熱陰極であつて、通常十〜数十ミクロン径
のタングステン線の表面に酸化物電子放射材料が
塗布されている。3は絶縁性基板である。絶縁性
基板3の表面には電極4,4′が形成せられてい
る。背面電極1と、電極4によつてコの字形の筒
状電極ユニツトが構成され、そのほぼ中心に線状
熱陰極2が設置される。さらに5は電子ビームを
引き出すための引き出し電極であつて、電子ビー
ムを取り出す必要の箇所に貫通孔6が設けられて
いる。貫通孔6は必要数の電子ビームおよび電子
ビーム径に応じて、貫通孔6の数および孔径を選
ぶことができる。また、貫通孔6の列に従つて、
分離独立した電極とすることもできる。
第2図に本発明の一実施例の結線図を示す。第
2図において部番1〜6は第1図と同様である。
線状熱陰極2の一端は抵抗R1を介して電源V1
正極に線続されている。前記熱陰極2の他端はダ
イオード7を介して電源V1の負極に接続されて
いる。8は負のパルス電圧発生器である。背面電
極1には電源V2によつて負の電圧が、相対向す
る2枚の偏向電極4および4′には抵抗R2および
R3を介して電源V3によつて負の電圧が印加され
ている。また、前記相対向する偏向電極4および
4′は可変電源V5の両電極に接続されている。可
変電源V5はパルス電圧発生器であつてもよい。
電子ビームを引き出すための電極5には電源V4
によつて正の電圧が印加されている。
線状熱陰極2に電源V1によつて給電されると
熱陰極2は電子を放出し得る状態になるが、電極
5に正の電圧が印加されているにもかかわらず背
面電極1および偏向電極4および4′に負の電圧
が印加されているため電子は放出されない。然る
にこの状態でパルス電圧発生器8によつて負のパ
ルス電圧が陰極2の一端に印加されると線状熱陰
極は負となり電子放出が起る。この時熱陰極2の
他端はダイオード7が逆方向となり熱陰極の両端
の電位差はほぼ0となり、軸方向の電位勾配がな
くなる。したがつて、熱陰極の軸方向に一様な電
子ビームを得ることができる。
本発明による電子源の特長は、相対向する偏向
電極4および4′によつて線状熱陰極から放出さ
れる電子ビームの放出方向を変化させることがで
きることにある。すなわち、本発明による電子源
を画像表示用電子源として使用する場合、陰極自
体によつて垂直走査または水平走査ができる。
走査機構を説明するに先立つて本発明による電
子源から得られる電子ビームの性質について述べ
る。
前述の如く、背面電極1および相対向する偏向
電極4,4′には負の電圧が印加されており、電
子ビーム引き出し電極5には正の電圧が印加され
ているため、引き出し電極5に向つて強い集束電
界が形成されており、熱陰極から放出される電子
ビームはこの集束電界によつて集束され薄い帯状
電子ビームとなつて引き出し電極5に入射する。
一実施例について述べると、電極1,4および
4′に−24V、引き出し電極5に+150V印加して
おき、陰極に−20Vのパルス電圧を印加すると、
電子ビーム幅は0.7mmとなる。更に電極1,4お
よび4′に−28V印加すると電子ビーム幅は0.3mm
となつた。また、熱陰極2に印加するパルス電
圧、偏向電極4,4′に印加するバイアス電圧に
よつて、ビーム幅を0.1mm〜2.0mmまで自由に変化
させ得るものである。なお、電極1,4および
4′で形成する断面は5mm×7mmであつて、線状
熱陰極2をその中心に架張固定して測定した。上
記の測定結果は電極1,4および4′を配置しな
い従来の2極方式によつて得られる電子ビーム電
流密度の4.3倍および7.4倍の電流密度に相当する
ものである。このように背面電極1および相対向
する電極4,4′に負のバイアス電圧を印加する
ことによつて均一でかつ電流密度の高いしかもビ
ーム幅の小さい電子ビームが得られる。
ところで、本発明は相対向する2枚の偏向電極
4および4′に制御電源V5によつて異なるバイア
ス電圧を印加すると、前記帯状電子ビームの放出
角度を変化させ得ることができる。このことは、
引き出し電極5表面に入射する帯状電子ビームの
位置が変化することであつて、電極5に設けた貫
通孔6の任意の場所から電子ビームを取り出すこ
とができるものである。
第3図に本発明による電子源における電子ビー
ムの偏りの様子を示す。前記実施例の構成におい
て、線状熱陰極2に−20Vのパルス電圧を与え、
相対向する偏向電極4,4′の電位差を変化させ
た時の電子ビーム引出し電極5上における電子ビ
ームの中心からのずれ幅を第4図に示す。第4図
において、曲線,,は引き出し電極5の電
圧がそれぞれ100、150、200Vの場合を示す。電
子ビーム幅は電子ビームの偏向によつて殆んど変
化しない。また電子ビーム幅が小さいため、第2
図に示す如く、細長い貫通孔6が穿設されていて
も、同時に複数の細い電子ビームを得ることがで
きる。勿論、細長い貫通孔6の代りに、第3図に
示す如く、複数個の貫通孔6を穿設すれば更に細
い電子ビームを複数個得ることができる。電子ビ
ーム引き出し電極5に設ける貫通孔6の数、形
状、大きさおよび電子源ユニツトの数は本発明の
電子源の使用目的に応じて変更し得るものである
ことは容易に理解されよう。
本発明の電子源は大画面の画像表示用電子源と
して用いると効果的である。すなわち、第2図に
おいて、電源V5によつて紙面に向つて右側の電
極4′に正の電圧を左側の電極4に負の電圧を印
加すると電子ビームは右に偏り、電位差を0にす
れば電子ビームは中央に、更に電圧を逆転すれば
電子ビームは左に偏る。このようにして引き出し
電極5から取り出される電子ビームは左右にスキ
ヤンニングされることになる。更に本発明の電子
源を複数個同一平面上に並列的に設置すれば、順
次上記の操作をくり返すことによつて大面積をス
キヤンニングすることができることは明らかであ
る。
以上、詳しく説明した如く、本発明による電子
源は、相対向する偏向電極を有することによつて
電子源自体が広い面積にわたつて電子ビームを走
査する機能を有し、また高い電流密度が得られる
ので薄い帯状の電子ビームが形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要部構成斜視図、第2図は本
発明の電子源の一実施例を示す結線図、第3図は
電子ビームの偏向の様子を示す図、第4図は偏向
の引き出し電圧依存性を示す図である。 1……背面電極、2……線状熱陰極、3……絶
縁性基板、4,4′……偏向電極、5……引き出
し電極、6……貫通孔、7……ダイオード、8…
…パルス電圧発生器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数本の平行に配置された線状熱電子放射体
    と、それらの各々をはさむように対向配置された
    複数対の偏向電極と、前記熱電子放射体から電子
    ビームを引き出すための、貫通孔が穿設された引
    き出し電極と、前記対向配置された偏向電極の電
    位を互いに不均衡にし得る制御電源とを備えたこ
    とを特徴とする表示装置用電子源。 2 電子ビームを引き出すための電極に穿設する
    貫通孔を線状熱電子放射体の軸方向に直交するス
    リツト状としたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の表示装置用電子源。 3 偏向電極は絶縁基板表面に導電体膜が塗布形
    成されてなることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の表示装置用電子源。
JP14364778A 1978-11-20 1978-11-20 Electron source for display unit Granted JPS5569941A (en)

Priority Applications (1)

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JP14364778A JPS5569941A (en) 1978-11-20 1978-11-20 Electron source for display unit

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JP14364778A JPS5569941A (en) 1978-11-20 1978-11-20 Electron source for display unit

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Publication Number Publication Date
JPS5569941A JPS5569941A (en) 1980-05-27
JPS6221217B2 true JPS6221217B2 (ja) 1987-05-12

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ID=15343638

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JP14364778A Granted JPS5569941A (en) 1978-11-20 1978-11-20 Electron source for display unit

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61124033A (ja) * 1984-11-20 1986-06-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置の電子銃
JP2760395B2 (ja) * 1986-06-26 1998-05-28 キヤノン株式会社 電子放出装置
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JPS5338260A (en) * 1976-09-20 1978-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Picture display unit
JPS5356961A (en) * 1976-10-29 1978-05-23 Rca Corp Cathode structure

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