JPS62212179A

JPS62212179A - 熱転写サ−マルプリンタ用リボン供給巻取装置

Info

Publication number: JPS62212179A
Application number: JP5492886A
Authority: JP
Inventors: Norio Abe; 阿部　憲雄
Original assignee: Sato Corp
Current assignee: Sato Corp
Priority date: 1986-03-14
Filing date: 1986-03-14
Publication date: 1987-09-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の利用分野）本発明は熱転写サーマルプリンタ用リボン供給巻取装置
にかかり、特に印字に使用される熱転写カーボンリボン
の蛇行やシワ発生、更には印字位置でのリボンのスリッ
プを防止して適正な印字を保証できるようにした熱転写
サーマルプリンタ用リボン供給巻取装置に関する。

（従来技術）第１図にもとすき一般的な熱転写サーマルプリンタにつ
いて、ラベル連続体等の印字媒体に印字する場合を例に
とって説明する。

・　　ラベル連続体１は剥離剤を塗布された帯状の台紙
２上に複数枚のラベル片３を連続的に仮着したもので、
ロール状にして保持されるその供給軸４から繰出され、
通路途中のセンサ５によって位置検出をされ、プラテン
６及びサーでルヘッド′７の間に挟持され、サーマルヘ
ッド７に印加される所定の印字パターン信号に従って印
字される。

この印字のための帯状の熱転写カーボンリボン８はその
供給軸９から供給され、通路途中のセンサｌＯを通って
前記ラベル連続体ｌと共にプラテン６及びサーマルヘッ
ド７の間に供給され、印字の後は分離ローラ１１によっ
てラベル連続体ｌから分離され１巻取軸１２に巻取られ
る。

なお、印字終了後のラベル連続体ｌは転向ビン１３にて
台紙２のみが転向され、ラベル３が剥離されて台紙２は
巻取軸１４に巻取られる。

所が、熱転写カーボンリボン８は非常に薄い上に帯状で
あるので、供給されていく間に左右に蛇行しシワが発生
することによってプラテン６及びサーマルヘッド７部分
での適正印字に悪影響を及ぼす。このシワ発生は特にバ
ーコードやＯＣＲ文字等の機械読取用の印字を行う場合
には致命的なものである。

そこで、熱転写カーボンリボン８の供給・巻取のテンシ
ョンを調整し熱転写カーボンリボン８のシワ発生を防＋
ｈすることが行われている。しかしながら、印字開始時
と終了時とでは熱転写カーボンリボン８の巻取軸１２で
の熱転写カーボンリボン８巻取径が小径ｒから犬掻Ｒに
変わるので、巻取軸１２による引張りテンション（或は
トルク）が印字進行に伴って変化してしまい、当初調整
してあったテンションとはずれが生じ、結局シワ発生を
防＋１：できないという問題があった。

また、印字進行に伴って熱転写カーボンリボン８の巻取
径が大きくなると１巻取軸１２の単位円周角当りの巻取
長さが大きくなり、熱転写カーボンリボン８とラベル連
続体１との同期した送りができなくなるため１巻取軸１
２にはスリップ機構（第３図にて後述）が設けられてい
る。しかし、巻径が大となるとテンションが小さくなり
十分な引張力が得られず熱転写カーボンリボン８がプラ
テン６及びサーマルヘッド７部分でラベル連続体１に対
してスリップして適正印字に悪影響を及ぼすという問題
もあった。

（発明の目的）本発明は以上のような問題に鑑み、熱転写カーボンリボ
ンの巻取り進行に伴い、その巻取径が変化しても、でき
るだけ均一な引張りテンシゴン及び引張り量をもって熱
転写カーボンリボンを引張り、その蛇行及びシワ並びに
スリップの発生を防１卜して適正印字を実現できるよう
にした熱転写プリンタ用リボン供給巻取装置を提供する
ことを目的とする。

（発明の概要）すなわち、本発明は熱転写カーボンリボンの巻取軸と印
字手段との間にリボンの巻取り方向にリボンを付勢する
推進補助ローラ手段を設けてリボンの巻取径が大となっ
た時にもその巻取引張リテンションの減少分を補完でき
るようにした熱転写プリンタ用リボン供給巻取装置であ
る。

また本発明は熱転写カーボンリボンの供給軸と印字手段
との間にリボンの緑出し方向とは反対方向にリボンを付
勢する抑制補助ローラも設けてリボンの張りを適正に維
持するようにした熱転写プリンタ用リボン供給巻取装置
である。

（実施例）次に、本発明の一実施例を第２図及び第３図にもとづき
説明する。但し、第１図と同様な部分については同一符
号を付し、詳述は省略する。

第２図に示すごと〈長ベル連続体１及び熱転写カーボン
リボン８の供給・巻取用駆動源としてステップモータ２
０が設けられている。カーボンリボン８側は、巻取軸１
２のプーリ２１にかけられたタイミングベルト２２を介
して巻取軸１２を回転駆動する。またラベル連続体１側
はタイミングベルト２３を介してラベル連続体ｌの台紙
２の巻取軸１４を回転駆動する。

巻取軸１２にはギア２４が固定されており、このギア２
４は中間軸２５のギア２６と係合し、この中間軸２５の
プーリ２７と推進補助ローラ２８のプーリ２９との間に
は丸ベルト３０が掛は回され、巻取軸１２の巻取方向と
同方向の巻取付勢力を推進補助ローラ２８が得ることが
できるようになっている。

この推進補助ローラ２８にはゴム材３１がはめられ、印
字終了後の熱転写カーボンリボン８がほぼ半周にわたっ
て掛は回される。尚、符号３２゜３３は熱転写カーボン
リボン８を推進補助ローラ２８に導くための自由回転す
るガイドローラである。

これらガイドローラ３２．３３は熱転写カーボンリボン
８をゴム材３１の外周にできるだけ多く掛は回して推進
補助ローラ２８による推進付勢力を多くとれるようにし
ているが、テンションの調整に応じてゴム材３１の外周
部分への接触割合は任意に設計すべく省略或は変更して
もよい。

又、熱転写カーボンリボン８の供給軸９のプーリ３４と
中間軸２５の他のプーリ３５との間にはパックテンショ
ン用のスプリングベルト３６が掛は回され、熱転写カー
ボンリボン８の繰出し方向とは反対方向の付勢力を生じ
せしめて、間欠回転するプラテン６に起因する熱転写カ
ーボンリボン８の振動更にはシワ発生を防止すべく熱転
写カーボンリボン８の繰出しテンションを均一化してい
る。

又、熱転写カーボンリボン８の供給軸９とプラテン６と
の間に位置して抑制補助ローラ３７が設けられている。

この抑制補助ローラ３７及びプラテン６は前記ステップ
モータ２０とタイミングベルト３８によって矢印の方向
に回転駆動され、供給軸９から繰出されてぐる熱転写カ
ーボンリボン８の繰出し方向とは反対方向に熱転写カー
ボンリボン８を付勢し、前記のスプリングベルト３６と
同様に熱転写カーボンリボン８の引張りテンションを均
一化している。

次に第３図にもとづいて巻取軸１２の詳細を説明する。

まず、プリンタの基盤４０上に回転可能に配置された回
転軸４１には合成樹脂製ブツシュ４２を介して巻取ロー
ラ４３がスリー２プ可能に嵌合されている０回転軸４１
の上下にはフェルト材４４を介して平ワツシヤ４５及び
矩形のフランジ４６がスリップ可能に位置している。

平ワツシヤ４５は固定ピン４７によって回転軸４１に固
定され、押しバネ４８及びナツト４９によって巻取ロー
ラ４３方向に押しつけられ１巻取ローラ４３が巻取軸４
１とスリップ可能に回転駆動されるようにしている。

また、フランジ４６はバネビン５０によって回転軸４１
に固定されている。

次（作用を説明する。

このようなプリンタによる印字動作そのものは既に第１
図にもとづいて説明したので、省略するが、印字終了後
の熱転写カーボンリボン８は分離ローラ１１の部分でラ
ベル連続体ｌとは分離されガイドローラ３２．３３を通
って推進補助ローラ２８に導かれ更に巻取軸１２に巻取
られる。

このとき、印字の開始時点では巻取軸１２の熱転写カー
ボンリボン８の巻径は小さく引張りテンションとしては
十分であるが、印字に伴い巻取径が増大してくると次第
にその引張りテンションが減少し、しかもフェルト材４
４でのスリップが起こるので、十分な引張り力で熱転写
カーボンリボン８を巻取ることができなくなる。

しかして、この時でも推進補助ローラ２８が熱転写カー
ボンリボン８をその巻取方向に付勢するように回転付勢
しているので、減少した引張りテンションを補って熱転
写カーボンリボン８を巻取軸１２方向に推進せしめるこ
とができる。

したがって、印字開始の始終によって引張りテンシ璽ン
が異ることによる熱転写カーボンリボン８のシワ発生を
抑制することができる。なお、推進補助ローラ２８は巻
取軸１２より小径に形成されているので、この回転速度
は巻取軸より大となり、前記カーボンリボン８の巻取軸
１２への送り込みが良好である。しかも推進補助ローラ
２８とプラテン６を隔てた反対側には抑制補助ローラ３
７が熱転写カーボンリボン８の進行方向とは反対側に熱
転写カーボンリボン８を付勢するように回転駆動されて
いるので、推進補助ローラ２８の補助推進作用と共同し
て熱転写カーボンリボン８を適正なテンションで供給・
巻取を行うことができる。

（効果）以上説明した如く本発明によれば、熱転写カーボンリボ
ンの供給軸と印字手段、あるいは印字手段と熱転写カー
ボンリボンの供給軸との間に補助ローラ手段を設けたの
で、印字の進行に伴なう熱転写カーボンリボンの巻取径
の変化にもよく対応して熱転写カーボンリボンの引張り
テンションを均一化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来からの熱転写サーマルプリンタの概略説明
図、第２図は本発明の一実施例の主要部分を示した平面
図、第３図は同、熱転写カーボンリボンの巻取軸部分の
拡大断面図である。図中ｌ昏・・ラベル連続体印字手段（６−・プラテン）（７・・サーマルヘッド）８目＋１熱転写カーボンリボン９・・・供給軸　　１２・・巻取軸駆動手段（２０・・ステップモータ）（２１・・プーリ）２８・・推進補助ローラ３７・・抑制補助ローラ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）帯状の熱転写カーボンリボンの供給軸と、この供
給軸から繰出される熱転写カーボンリボンを帯状の印字
媒体とともに挟持して所定の印字パターン信号によって
印字を施す印字手段と、印字ずみの熱転写カーボンリボ
ンを巻取る巻取軸と、この巻取軸と前記印字手段との間
に配置され熱転写カーボンリボンの巻取り方向に熱転写
カーボンリボンを付勢する推進補助ローラ手段と、この
推進補助ローラ及び前記巻取軸を駆動する駆動手段とを
有する熱転写サーマルプリンタ用リボン供給巻取装置。
（２）帯状の熱転写カーボンリボンの供給軸と、この供
給軸から繰出される熱転写カーボンリボンを帯状の印字
媒体とともに挟持して所定の印字パターン信号によって
印字を施す印字手段と、印字ずみの熱転写カーボンリボ
ンを巻取る巻取軸と、この巻取軸と前記印字手段との間
に配置され熱転写カーボンリボンの巻取り方向に熱転写
カーボンリボンを付勢する推進補助ローラ手段と、前記
供給軸と印字手段との間に配置され熱転写カーボンリボ
ンの繰出し方向とは反対方向に熱転写カーボンリボンを
付勢する抑制補助ローラ手段と、この抑制補助ローラ手
段並びに前記推進補助ローラ手段及び巻取軸を駆動する
駆動手段とを有する熱転写サーマルプリンタ用リボン供
給巻取装置。