JPS62212008A - 孔型付圧延用スリ−ブロ−ル - Google Patents

孔型付圧延用スリ−ブロ−ル

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JPS62212008A
JPS62212008A JP5342186A JP5342186A JPS62212008A JP S62212008 A JPS62212008 A JP S62212008A JP 5342186 A JP5342186 A JP 5342186A JP 5342186 A JP5342186 A JP 5342186A JP S62212008 A JPS62212008 A JP S62212008A
Authority
JP
Japan
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caliber
roll
rolling
casting
sleeve
Prior art date
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Pending
Application number
JP5342186A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Seto
瀬戸 良登
Hideo Fujita
秀雄 藤田
Tsunao Kawanaka
綱夫 川中
Akitoshi Okabayashi
昭利 岡林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPS62212008A publication Critical patent/JPS62212008A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は大型・肉厚の孔型付圧延用スリーブロールに関
する。
〈従来の技術〉 従来孔型付圧延スリーブロールはアーバーに焼ばめて用
いられており、孔型を鋳出して形成するところのいわゆ
るカリバー鋳造によるスリーブロールにおいて、孔型が
深い場合はロール材に通常ダクタイル材が使用されると
共に立吹きによるカリバー鋳造が行われている。
つまり深い孔型の側壁部は圧延時に焼付きを起こし易く
、従ってこれに対処して耐焼付性のよいダクタイル材が
用いられるのであり、又ダクタイル材は内部での硬度落
ちが大きく孔型が深い場合孔型底部の耐摩耗性に問題を
生じる。このため立吹きによるカリバー鋳造を行って歩
溜り及び孔型底部の品質の向上を図っているのである。
一方竪型遠心力鋳造によるカリバー鋳造によって、外殻
内殻よりなる複合の孔型付スリーブロールを鋳イするこ
とも従来より行われている。
なお同鋳造方法に関しては多数の発明がなされているが
その代表例として特公昭54−42933号があり、同
発明の要旨は、溝付圧延用スリーブロール鋳造用の竪型
遠心鋳造鋳型において、上記溝に対応する環状の凸部を
冷し金で形成しておき、同鋳型に先ず外殻用溶湯を注入
して遠心力鋳造による外殻(溝付)を形成し、外殻の凝
固直前に内殻用溶湯を注入し遠心力鋳造して複合スリー
ブとするのである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上述のダクタイル材を立吹きによってカリバー鋳造する
方法においては、孔型成形用鋳型の凸部下面にドロスが
溜り、品質上問題となる場合があり、一方竪型遠心力鋳
造によるカリバー鋳造の場合はその鋳型の構造上深い孔
型の鋳出しは困難である。つまり深い孔型とするために
は環状の凸部を形成する冷し金を高くする必要があり、
これは外殻用として制限された少ない溶湯によるところ
の外殻層の鋳造を困難とするものであって、ロール径が
800 w以上、カリバー深さ50wm以上の大型、厚
肉の孔型付複合スリーブロールの鋳造は困難である。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本発明は孔型付圧延用スリーブロールを単層とし
て、ロール径りが800fi若しくはそれ以上、カリバ
ー深さtが50龍以上でD/t≦15  なる関係を有
する大型、厚肉のスリーブロールであっても容易に竪型
遠心力鋳造によるカリバー鋳造ができるようにすると共
に、遠心効果によるドロスの除去を行い、又成分組成を
特定することによって単層ながら優れた硬さと共に必要
な靭性を具備させることを目的として次のような手段を
とったのである。すなわち、 ロール外径がD1カリバー深さがtなるとき、D/t≦
15  なる関係を有する大型・厚肉の孔型付圧延用ス
リーブロールであって、成分が重量百分率で、C:3.
Q〜3.7%、Si:1.5〜2.5%、Mn : 0
.2〜1.0%、Ni : 0.7〜3.0%、Cr:
0.1〜0.5 %、Mo: 0.1〜1.0 %、M
g : 0.02〜0.1%、残部実質的にFeから成
るダクタイルロール材を用い、カリバー部を鋳出すよう
にした竪型遠心力鋳造によって鋳造するようにしている
のである。
〈実施例〉 以下本発明の材質の成分限定理由から述べる。
C: 3.0〜3.7 % 3.0%以下ではセメンタイト、黒鉛の量ともに少なく
なり、ダクタイル材質の特徴が充分発揮されない。又3
.7%を越えると材質が脆くなる。
Si:1.5〜2.5% 1.5%以下ではセメンタイト量が過多となり、一方2
.5%以上では黒鉛が多過ぎると共に基地組織が脆弱と
なる。
Mn :  0.2〜1.0% MnはSの害を抑制するが0.2%以下ではこの効果が
少ない、又Mnは容易に基地の硬度を上げるが、多量に
なると材質を脆くするため1.0%を限度とした。
Ni:0.7〜3.0% Niは材質を脆化しないで基地硬度を上げる作用がある
が、0.7%以下ではその効果はあまり期待できず、ま
た3、0%以上では基地組織が熱的に不安定なベーナイ
トとなり使用に通さないのである。
Cr:  0.1〜0.5  % Crは特にセメンタイトの晶出を促進する元素であり、
0.1%以下では黒鉛量の過多並びにセメンタイト量の
過少を招き耐摩耗性が問題となる。
また一方0.5%以上とするとセメンタイト量が多くな
り過ぎるのである。
Mo: 0.1〜1.0% MoはNiと同様、材質を脆化しないで基地硬度を上げ
る作用があると共に、高温時においても硬度を低下させ
難い特徴をもっている。
しかし0.1%以下では上記効果は期待できず、また1
、0%以上としても前記効果の伸びは少ないし、それ以
上とする必要もない。
Mg : 0.02〜0.1% Mgは黒鉛の球状化のために含有させるものであるが、
0.02%以下ではその作用は認められない。
また0、1%以上では鋳造欠陥を発生しゃすく問題であ
る。
次に第1図及び第2図と共に本発明における竪型遠心力
鋳造について説明する。
第1図は本発明の孔型付圧延用スリーブロール例の構造
を現わす断面図であり、同スリーブロール1はアーバー
2に焼ばめされて組立てられてぃる。
第2図は本発明における竪型遠心力鋳造例の鋳型の縦断
面図であり、鋳型3は上型4、上型の耐火物5、下型6
、下型の耐火物7、外枠8及び金型9,9゛から成って
いる。9°は、カリバー成形部の金型である。10が溶
湯注入口で、1が鋳造された単体のスリーブロールであ
る。なお11は回転台である。
鋳造に際してはスリーブロール全体骨の多量の溶湯が溶
湯注入口10を介して回転中の鋳型3内に速やかに注入
されるから、注入溶湯は鋳型3内に大きく凸部を形成し
ている金型9°を容易に越えて正常なスリーブロール1
を形成する。
次に本発明の具体的実施例を示す。
第1表に本発明実施例に用いたダクタイルロール材の成
分組成を示す。
(次 葉) 鋳造は第2図に示した鋳造鋳型に依るもので、鋳造温度
が1320℃、鋳型回転数300 rp+wであった。
第3図は以上のようにして鋳造した本発明実施例と、同
実施例と同寸法で従来のダクタイル材を用いかつ立吹き
方法によって鋳造した比較例について、カリバー底から
内部への各距離における硬度を調査した結果をグラフと
したものである。
同図によれば従来の孔付スリーブロール(比較例)では
カリバー底から内部へ進むにつれて大巾な硬度低下を示
しているのに比し、本発明実施例では僅かな低下を示す
のみである。
〈発明の効果〉 本発明は以上のように従来室咲きによるカリバー鋳造に
よっていた大型、正肉で深いカリバーを有するダクタイ
ルスリーブロールを竪型遠心力鋳造によるカリバー鋳造
で製造するようにしたことにより、従来ロールにおける
ドロスの問題を解消すると共にカリバーの深い厚肉スリ
ーブロールであるにも拘らず内部まで緻密健全なロール
とすることができるなど、遠心力鋳造の利点を充分発揮
し、更に従来竪型遠心力鋳造による複合スリーブロール
が内殻層鋳造時に既鋳造の外殻層のチル組峨に熱的影響
を与える恐れのあるのに対し、本発男の単層スリーブロ
ールではカリバー部において洋ましい急冷微細組織をも
つ高品質のダクタイルスリーブロールが得られるのであ
る。
更には材質の成分組成を既述のように特定したことによ
り大型、厚肉で深いカリバーを有する単1のスリーブロ
ールでありながら、内外共に優れた硬さを維持して優れ
た耐摩耗性をもち、またダクタイル材としての優れた耐
焼付性に加えてロール材としての必要な靭性をも具えて
いるのである。
以上のように多くの利点を有する本発明によってロール
寿命の延長、圧延製品の品質間上等が図られるのである
なお本発明は前にも触れたようにロール外径りが80O
Nあるいはそれ以上、カリバー深さtが50n以上とい
う条件下で、D/t≦15  なる関係を存する大型、
厚肉の孔型付圧延用スリーブロールの提供を好ましいと
しているのであるが、勿論上記条件及び関係を緩和した
スリーブロールとすることも可能であり、また本発明の
技術内容は圧型付圧延用スリーブロールへ利用すること
も可能であって、本発明の工業的価値は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の孔型付圧延用スリーブロール例の構造
を現わす断面図、第2図は本発明における竪型遠心力鋳
造例の鋳型の縦断面図、第3図は本発明実施例と比較例
のカリバー底から内部へ取った距離と硬度との関係を示
すグラフである。 1・・・孔型付圧延用スリーブロール、2・・・アーバ
ー、3・・・鋳型、4・・・上型、5・・・上型の耐火
物、6・・・下型、7・・・下型の耐火物、8・・・外
枠、9・・・金型、9′・・・カリバー部成形用金型、
10・・・溶湯注入口、11・・・回転台。 特 許 出 願 人  久保田鉄工株式会社第1図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロール外径がD、カリバー深さがtなるとき、D
    /t≦15なる関係を有する大型・厚肉の孔型付圧延用
    スリーブロールであって、成分が重量百分率で、C:3
    .0〜3.7%、Si:1.5〜2.5%、Mn:0.
    2〜1.0%、Ni:0.7〜3.0%、Cr:0.1
    〜0.5%、Mo:0.1〜1.0%、Mg:0.02
    〜0.1%、残部実質的にFeから成るダクタイルロー
    ル材を用い、カリバー部を鋳出すようにした竪型遠心力
    鋳造によって鋳造されてなることを特徴とする孔型付圧
    延用スリーブロール。
JP5342186A 1986-03-10 1986-03-10 孔型付圧延用スリ−ブロ−ル Pending JPS62212008A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103736955A (zh) * 2013-12-19 2014-04-23 宁国市东渡铸业有限公司 一种金属型离心铸造复合锤头装置
US20170209906A1 (en) * 2014-06-27 2017-07-27 Jfe Steel Corporation Centrifugal cast caliber roll for hot rolling mill (as amended)

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103736955A (zh) * 2013-12-19 2014-04-23 宁国市东渡铸业有限公司 一种金属型离心铸造复合锤头装置
CN103736955B (zh) * 2013-12-19 2016-06-29 宁国市东渡铸业有限公司 一种金属型离心铸造复合锤头装置
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