JPS62211259A - ウエブ状材料を気体又は液体媒体によつて浮遊状態でガイドするための装置 - Google Patents

ウエブ状材料を気体又は液体媒体によつて浮遊状態でガイドするための装置

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JPS62211259A
JPS62211259A JP62046910A JP4691087A JPS62211259A JP S62211259 A JPS62211259 A JP S62211259A JP 62046910 A JP62046910 A JP 62046910A JP 4691087 A JP4691087 A JP 4691087A JP S62211259 A JPS62211259 A JP S62211259A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H23/00Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
    • B65H23/04Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally
    • B65H23/24Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally by fluid action, e.g. to retard the running web
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2406/00Means using fluid
    • B65H2406/10Means using fluid made only for exhausting gaseous medium
    • B65H2406/11Means using fluid made only for exhausting gaseous medium producing fluidised bed
    • B65H2406/112Means using fluid made only for exhausting gaseous medium producing fluidised bed for handling material along preferably rectilinear path, e.g. nozzle bed for web

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウェブの走行方向に直角に設置された、該ウ
ェブの上側に凸面状に湾曲した表面を有する細長い流れ
部材と、該流れ部材の長手方向の辺の両側に列状に設置
されたノズルとを具え、該ノズルを通じて気体又は液体
状の媒体が前記流れ部材とウェブ材料との間にジェット
として導入され、流れ部材の一方の長手方向の辺に関係
するノズルは、他方の辺に関連するノズルに対して、流
れ部材の長手軸方向にピッチ(隣接するノズル間の距離
)の約半分だけずれているウェブ状材料を浮遊状態でガ
イドするための装置に関する。
〔従来の技術〕
吹き出し空気によってウェブ材料を浮遊状態でガイドす
る装置においては、エアフォイルの原理によって作動す
るものと、エアクッションの原理によって作動するもの
との間に差がある。エアフォイルの原理によって作動す
る装置においては、吹き出し空気は流れ部材の長手方向
の辺に形成されたスロット、又は列状に設けられた孔か
ら直接に壁状ジェットとして噴出し、流れ部材の凸面状
に湾曲した表面上に作用する。通過するウェブ材料は、
圧縮力と吸引力とを交互に受けるこのような装置の浮遊
状態でのガイドは、翼に孔を設けて補助空気を吸引する
ようにしても決して最適なものではない。
エアクッションの原理で作動する装置は、エアフォイル
の原理で作動する装置と異なり、吹き出しジェットは流
れ部材の対面する長手方向の両辺から相互に向かい合っ
て流れる。このジエ・7)はスロット又は列状に並んだ
孔から吹き出される。
どちらの場合にも、ジェットはウェブ材料と湾曲面との
間で相互に衝突して阻止し合い、ウェブを支えるエアク
ッションを形成する。湾曲面からウェブまでの距離が減
少するにつれて、支持力が非常に緩やかに減少している
ので、このような装置でさえも支持状態は最適とは言え
ない。
エアクッションの原理で作動する装置に属するものとし
ては、例えば米国特許第3957187号に開示された
ような、流れ部材の湾曲面の各長辺上に列状に設置され
た長方形の空気吹き出し口に特徴がある。各空気吹き出
し口に設置されたガイド舌片によって、空気は浅く広い
壁状ジェットの形で湾曲面上に直接導かれる。各列の空
気吹き出し口の長さは実質的に相互間の距離に等しいの
で、対面する両方の列の空気吹き出し口の重なりによっ
て、拡がる吹き出しジェットが相互に衝突し、両列の間
にエアクッションが形成される。このエアクッションの
形成は、両列の間の小さな出口から噴出する吹き出しジ
ェットが大きい出口から吹き出すジェットを妨害するこ
とによって更に助長される。
ウェブ材料の上に、流れ部材を用いずにに直接自由ジェ
ットを作用させることも公知である。しかし、これによ
るウェブ材料の浮遊ガイドのやり方は、エアフォイルや
エアクッションの原理で作動する装置に比べてまだ実用
的に確立されていない。
〔発明の構成〕
本発明の目的は、エアクッション及びエアフォイルの原
理で作動する装置の利点を有し、しかもその欠点を解決
したウェブ材料の浮遊ガイド装置を提供することにある
従って、この装置はウェブと流れ部材の表面との間の距
離が大きい場合には吸着効果をもたらし、この距離が小
さい場合には反発効果をもたらす。
この問題点は、本発明にかかる前述のタイプの装置によ
って解決される。該装置は、ノズルが流れ部材から一定
の距離の所に設置された、ウェブに対して浅い鋭角で、
該ウェブと流れ部材の表面との間の間隙を指向する自由
ノズルとして構成され、それによって対面するノズルか
ら脱出する拡散流ジェットの隣接する縁部領域が、ウェ
ブ材料が存在しない場合に実質的に相互に妨害し合うこ
となしに流通し、流れ部材の表面からの距離が減少する
につれて互いに益々衝突し合う特長を有する。
流れ部材の両方の辺と連携するノズルを具えているが、
互いに重なってはいない構成の本願と同日の優先口を有
する特許出願に開示されている装置は、自由ジェットに
よる同様な流れの原理によって実質的に改善された支持
力状態を達成しているが、この場合には支持力のレベル
が実質的に低く、本発明の装置よりも特性曲線の傾斜が
少ない。
本発明による改善は、ノズル相互の、及び流れ部材の表
面に対するノズルの特別な配置によって、ウェブ材料が
該表面から相当に離れている限り、ジェットが流れ部材
の一方の辺から他方の辺にかけて表面上を妨害を受ける
ことなく流れることを可能にすることによってもたらさ
れる。これらの流れの状態により、流れ部材の表面とウ
ェブ材料との間に小さな負圧が形成され、吸引力を作用
する。この作用は、エアフォイルの原理で作動する装置
の場合には、ウェブが流れ部材の表面に接近すると徐々
に失われ、代わりに急速に強くなったクッション作用が
働く。エアフォイルの原理で作動する装置とエアクソシ
ぢンの原理で作動する装置との間のこの遷移は、ウェブ
と流れ部材の表面との距離が減少するにつれて、ノズル
から末広がりに噴出するジェットが平たく押し潰される
事実に起因しており、これによって拡散角度が増加する
。この場合、縁部のジェットはもはや相互に妨害し合わ
ずに流れることはなく、互いに衝突して流れ媒体は両ノ
ズル列の間で堰き止められる。ウェブ材料に作用する力
を流れ部材とウェブの距離に対してグラフにプロットす
ると、本発明の装置の改善された支持力状態の特徴は、
ウェブの距離が非常に接近している場合に非常に大きく
、且つ支持力は大きな傾斜を以てゼロ値に達することに
あることが示される。
ノズル相互の、及び流れ部材の表面に対するこの特別な
幾何学的関係によって、流れの媒体に対して再現性の良
い流れの状態が形成される。エアフォイルの原理による
装置の作用の際も、又この状態からエアクッションの原
理の作用に遷移する際にも、流れ部材の上を妨害なしに
流れる媒体、又はジェットの衝突によって反転させられ
る媒体は、一方または他方の長手方向刃を経て流れ部材
の軸を横切ってジェットの間から流出可能である。
流れ部材の上を通過するジェットは材料の縁部領域にも
現れるので、該ジェットは媒体がウェブと流れ部材との
間に形成されたクノシジンから、ウェブの縁を横切って
流出することを防止する。この流れ状態によって、エア
クッションの原理で作動する従来型の装置にしばしば見
られたような、流れ部材の長手軸に沿って生じる乱流に
起因するウェブの縁のはためき現象が防止される。加熱
空気を用いる場合、ウェブの縁と流れ部材との距離が太
きいても、広い領域にわたって流れるときには流れ部材
の状態は流れ部材の長さ方向に均一になるので、エアク
ッションの原理で作動する従来型の装置に比べて、流れ
媒体とつ手プとの熱伝達は改善され、ウェブを均一に加
熱することが可能となる。
本発明の装置によれば、空気の容量と圧力は大幅に改善
され、ウェブを浮遊搬送し、必要に応じてこれを加熱す
る場合の種々の問題点を解決することが可能である。
本発明の装置によれば、エアクッション装置の状態から
エアフォイル装置の状態へ変化させることができるので
、該装置はウェブ材料の表面に対して2%のノズル断面
積を存する一般の浮遊搬送装置と同じように大量の媒体
によって作動することもできるし、ノズル断面積が2ψ
ρの、少量の媒体を用いて作動することも可能である。
ウェブを加熱処理することを要せず、単にこれをガイド
するだけの場合には、ノズル断面積は0.10/joま
で縮小してもよい。本発明によれば、このような大幅な
ノズル断面積の縮小と高圧の使用が、ウェブをガイドす
る機能に悪影響を及ぼすことなしに可能となるので、少
量の空気の使用ですみ、従来型の乾燥器の場合のように
大容量を持つ必要がなくなる利点を有する。
空気循環式の乾燥器の場合、ノズルから吹き出される空
気は、ウェブを浮遊状態でガイドするだけでなく、ウェ
ブを乾燥し同時に乾燥中に揮発した物質を吸着すること
が必要であるが、本発明にかかる装置においては、浮遊
ガイド機能と乾燥機能とは分離することが可能である。
その場合には、本発明装置は浮遊ガイド専用に使用され
、乾燥の方は別の手段、例えば個々の装置の間に設置さ
れた赤外線ラジェータ等によって行われる。この赤外線
ラジェータ輝又は暗赤外線ラジェータとじて構成されて
もよい。本発明の流れ部材はσ吉うジェータとして使用
することができ、この場合には流れ部材は中空部材の形
状をなし、加熱媒体がこれを流通するように構成される
少量のジェットが高速でノズルから噴出するので、本発
明の装置は乾燥器内でウェブ材料の導入スロットにおけ
る遮蔽物として使用することができる。この場合、装置
は高温度に加熱された空気と共に使用される。導入スロ
ットを経て流入する冷たい空気をこれと混合することに
よって、吹き出し空気は、乾燥器内の雰囲気中に含まれ
た溶剤が有害な凝縮を生じることがない温度まで加熱さ
れる。
本発明にかかる装置は、空気で作動するのみでなく、液
体媒体でも作動する。−例としては金属リボンの酸洗バ
スへの応用がある。このような場合、高圧ポンプを使用
すれば液のジェットの強度が増加し、酸洗作用が改善さ
れるので、バスの容量を大幅に節減することが可能とな
る。高圧ポンプの使用は、ノズルへ達するパイプを小径
にすることを必要とする。これによって、製作費のかな
りの節減が可能となる。流れ部材はダクトの形に作られ
、加熱媒体を導入してバスを均一加熱するようにしても
よい。セントラルヒーティング方式の酸洗バスの場合に
は、腐食剤(Mordant)を流れ部材の中に導入し
てその壁面に設けられノズルに供給してもよい。これに
よって、ローラ表面の傷によって生じる薄い敏感なリボ
ンの表面欠点を防止できる。
本発明の特徴の一つは、各ノズルのジェットの軸が、流
れ部材の湾曲表面に対して割線、接線又は非交差線をな
すことである。ジェットの拡がり角と流れ部材の表面か
らノズルまでの距離を考慮すると、高圧、少量の条件下
では、ジェットはウェブ材料が存在しない場合には流れ
部材の表面の約1/3まで流れる。ベルヌーイ効果のた
めに、流れ部材とウェブ材料はジェットと一緒に動く。
余り敏感でないウェブを処理する空気循環式乾燥器にお
いては、吹き出しジェットは大部分がウェブ上を指向し
、熱伝達を改善することができる。
コアンダ効果の代わりに、ウェブ材料は吹き出しジェッ
トを流れ部材の上に転向するようにガイドし、そこで壁
状ジェットを形成する。ノズルと流れ部材の流れ表面と
の距離は、流れ部材の表面上を流れる吹き出しジェット
の経路の少なくとも1/10が必要である。
ウェブ搬送の中心面に投影した、対面するジェットの向
かい合う辺同士を結ぶ線のなす角が、5〜20°、好ま
しくは10〜12’をなしていると云う本発明のもう一
つの特徴によって、隣接するジェットの相互妨害は如何
なる場合にも確実に防止される。
流れ部材の凸面状に湾曲した表面は、種々の形状をとり
得る。好適な形状としては、楕円の浅い弧、浅い複合曲
線、又は浅い多角形等が挙げられる。最適な結果は、高
圧の吹き出し空気(50Iob以上)に対しては軸比が
1:4の楕円弧、再循環空気圧(30mb以下)に対し
ては1:3の楕円弧を採用した場合に得られる。
ウェブの走行方向に列状に配置された多数の流れ部材の
場合、二つの流れ部材と連携するノズルに媒体を供給す
る共通の供給ダクトを、隣接する両流れ部材の間に設け
るか、流れ部材をノズルを担持する供給ダクトの形に構
成することが望ましい。
流れ方向に多数の流れ部材が順次に設置されている場合
であって、媒体用チャンネルが流れ部材の間に設置され
ている場合には、楕円の連続する弧の長さが、該楕円の
主軸の50〜80%であることを要するが、流れ部材自
体が循環空気等の媒体用のチャンネルとして構成されて
いる場合には、約10%で充分である。
本発明の更に別の特徴によれば、排気条件を一定するた
めに、ウェブから遠い方の側のノズルと流れ部材との間
に、排気ダクトが設けられている。
この排気ダクトは流れ部材によって形成された収集ダク
ト内に通じている。
〔実施例〕
第1図〜第4図はウェブ状材料1を滑動的にガイドする
ための装置を示し、該装置は偏平な楕円断面を@に右す
る流れ部材2と、該流れ部材2の長手方向の両辺上に設
けられたノズルチューブ3a3bを具え、該ノズルチュ
ーブを経て吹き出し空気が小さい断面積のノズル4a、
4bに供給される。ノズル4a、4bはチューブ3a、
3b内に形成され、第6図又は第7図に示すように列状
に相互に一定の間隔で配列されている。流れ部材2から
の距離は、流れ部材2の上の流動経路の約1/10に達
し、これはその曲率のために流れ部材2のl↑1よりも
若干大きい。2列のノズル4 ” +4bは、流れ部材
2の軸方向に1ピッチ(隣接するノズル4a、4bの間
隔)の半分だけ相互にずれている。ノズル4a、4bの
相互間隔と対面するノズル列の距離とは、ウェブをガイ
ドるす中心面に投影された、対面するノズルの縁部同士
の接続線5a、5bがなす角Tが5〜20°の範囲にあ
るように選択されている。ノズル4a、4bから噴射さ
れる自由ジェット6a、6bは、流れ部材2の湾曲表面
に浅い角度で衝突する。流れの中心軸7a、7bは、図
示の例のように割線、接線又iま非交差線を形成する。
自由ジエン)6a、6bは、流れ部材2の表面の外周面
の少なくとも1/3を流れることが必要である。
第1図と第2図はウェブ材料1と流れ部材2の表面との
距離が大きい場合を示しているが、ノズル4a、4bか
ら自由ジェットとして噴出された吹き出しジェットは、
流れ部材2上に衝突した後に、コアンダ効果によって壁
状ジェットとなり、拡がったこの壁状ジェットは角γで
区切られた特別な領域内に限定されているので、流れ部
材2の湾曲表面上を邪魔されずに流れる。このことは、
前記表面の反対方向に流れる吹き出しジェットが、その
縁部のジェットによっても干渉されないことを意味する
ウェブ材料1は流れ部材2の湾曲表面から大きく離れて
いるので、吹き出しジェットの高さは狭められない。湾
曲表面を高い流速で流れるこのジェットは、ウェブ材料
lに対して吸引効果を作用する。この結果、湾曲表面と
ウェブ材料との間の流れのチャンネルは狭められる。従
って、拡がったジェットは、ベルヌーイ効果のためにウ
ェブ1によって偏平化される。しかし、その結果、ジェ
ットの拡がり角は大きくなり、反対側の吹き出しジェッ
ト同士は益々多く衝突し、吹き出し空気は第3図及び第
4図に示すようにその長手方向の辺の間で流れ部材の表
面上に堰き止められる。従って、エアフォイルの原理で
作動する装置はエアクッションの原理で作動する装置に
変換される。エアクッションの過剰な圧力のために、流
れの逆転が生じる。次いで吹き出し空気は、いずれの場
合にも、流れ部材2の軸を横切って同じ列のノズルの同
士の隣接するジェット間の長手方向の辺を経て流失する
本発明にかかる装置が作動する際には、ウェブ材料lは
、ウェブの重量と背圧が装置の支持力と釣り合うように
、流れ部材2から一定の距離だけ離れて安定した位置ま
で移動する。薄い、軽いウェブは、実際上、エアクッシ
ョンを必要とせず、従って波状の線を描くことなくガイ
ドされる。このことは、流れ部材をウェブの両側に対向
して設置することも可能にする。
第1O図には、ウェブ材料を滑動的にガイドするための
種々の装置の支持力の特性曲線が、ウェブと流れ部材の
表面との距離に対してプロットされている。異なった装
置間の真の比較をするために、無次元の距離の値を横軸
に、無次元の支持ツノの値を縦軸にとっている。この無
次元の距離は、絶対距離とウェブの走行方向における流
れ部材の長さとの比である。無次元の支持力は、絶対支
持力と、収縮を考慮した初期の動圧とノズルの断面積と
の積との比である。
曲線13は支持表面の原理で作動する、ウェブ材料の浮
遊ガイドのための装置の支持力状態を示し、曲*12は
エアクッションの原理で作動するウェブの浮遊ガイドの
ための装置の支持力状態を示す。
最初に述べた方の装置の欠点は、非常に小さい距離であ
っても支持力が余り太き(ないことである。それ故、ウ
ェブが流れ部材に接触してしまう危険がある。このよう
な装置においては、連続した高圧及び負圧領域を併せる
ことによって、しかも極めて緩い傾斜を以て支持力がゼ
ロの値に到達する。これは、この装置においてはウェブ
の縁部が偏平になる傾向を有することを意味する。
ウェブの浮遊ガイドのための第2に述べた装置において
は、前述の装置に比して、ウェブの距離が小さくても実
質的に高い支持力が得られることは事実であるが、この
曲線は余り急な傾斜を持たず、支持力ゼロの値には到達
しない。このことはウェブの不安定なガイドと、ウェブ
の縁部のはためきが生じることを意味する。
曲線10は、本発明と同日の優先臼を有する特許出願に
かかる、自由ジェットを用いる装置の支持力状態を示す
。この装置は同じ流れ部材と連携する対面するノズルが
半ピッチずれていない点のみが本発明の装置と異なって
いる。この装置の場合には、最初に述べた装置の場合の
如く、支持力はゼロの値に到達するが、全体として高い
レベルを有する。このことは、該装置が前記二つの公知
の装置よりも良好な支持力状態を有することを意味する
これらの公知の装置並びに他の特許4種に記載された装
置の支持力状態を比較すると、本発明の装置は優れた支
持力状態を示すことが判る。曲線9は、第6図に示す小
断面のノズルを具えた、第1図〜第4図に示す例にかか
る装置の支持力状態を表している。ウェブの距離が小さ
い場合、本発明の装置の支持力は、エアクッションの原
理によって作動する装置の支持力よりも実質的に大きい
曲線の傾斜がきついので、ウェブの浮遊ガイドは、支持
力ゼロに到達したときにも実質的に安定的である。従っ
て、本発明にかかる装置によれば、ウェブの長手方向の
張力に無関係に、ウェブ材料を波状運動又ははためき運
動をすることなしに浮遊させることが可能となる。
装置の支持力状態は、ノズルの断面積が増加すると変化
する。曲線11は、空気循還式乾燥器として、多量の空
気を使用するように構成された、第7図のノズルを具え
た第5図の装置の支持力状態を示す。曲線11のコース
は曲線9のコースと大体同じであるが、ウェブの距離が
大きくなっている。小さい距離においてより大きな支持
力を有し、しかもこの力がゼロにまで減少しているので
、この装置の支持力状態は、なお、通常の装置の状態よ
りも良好である。このウェブの距離は、通常の装置のウ
ェブの距離に対応している。
第1図〜第4図に図示された例においては、流れ部材2
はチューブ状をなし、これを通じて熱媒又は冷媒が流さ
れ、ノズルから噴出される空気を加熱する。この加熱は
循環空気を用いている第5図の例では不要である。第5
図の例においては、ウェブ材料1に隣接する流れ部材2
の表面は、第1図〜第4図に図示された例の偏平な楕円
状断面をなす流れ部材2と実質的に同じ形状を有する。
チューブ3に設けられた丸い、比較的小さい断面積のノ
ズルの代わりに、第7図に示すように楕円状の、実質的
に大きい断面積のノズル4がボックス3に形成されてい
る。第6図に示す小断面積のノズル4は少量の、高圧の
空気で作動するが、第7図の大きな断面積のノズル4は
大量の、しかし低圧の空気で作動する。後者のノズルは
空気循環式の乾燥器に好適に使用され、一方、前者のノ
ズルは、空気による熱伝達は二義的意義しか持たず、専
らウェブを浮遊ガイドするのに好適に使用される。
第5図に図示された例の流れ部材2は、自由ジェット6
a、6bの間を流れる使用済の吹き出し空気が排気され
る格子15a、15bを側壁に具えたボックス型のダク
トの形状をしている。
このような装置は第1図〜第4図に図示されたものと同
じ原理で作動する。既に述べたように、唯一の差異は、
第7図のノズル4は異なった大きい断面を存する点であ
る。第10図の曲illは第5図の装置の支持力状態を
示している。従って、曲線9について述べたのと実質的
に同じ説明がこの装置についてもなされる。第8図と第
9図に図示された例は、ウェブの上下でウェブを浮遊状
態でガイドするための装置の可能な配列を示している。
第8図の装置は第5図の装置から構成され、一方、第9
図の装置は、偏平な楕円状中空部材が流れ部材と同時に
、その長手方向の縁部に設けられたノズルに空気を供給
するための供給ダクトを形成している例を示す。この例
においては、ノズルは、自由ジェットが投影で仮想的に
示された流れ部材の長手方向軸で相互に交差するように
配列されている。
第8図に示されたように、本発明にかかる装置の配列は
、空気及び液体カレンダに特に好適である。流れ部材上
に固いクッション、狭い配列、及び流れ部材の凸面形状
に起因して、流れ部材及び台形状ダクト3をウェブ材料
の両側に、中心面に対してゼロの距離に、又は相互に幾
らか噛み合って重なるように設置し、これによってウェ
ブ材料が大きな振幅を有する短い波長を以てガイドされ
るようになすことが可能である。この結果、不均一な湿
度、材料の構造又は膨張に起因して生じる張り出しや長
手方向の折り畳みが、乾燥工程の初期に回避され、平滑
化のための引き続くカレンダニ程が不要となる。
第9図に図示された例においては、流れ部材は接近する
ように動かされ、同時にノズル4a。
4bに空気を送る供給ダクトを形成している。この配列
は、圧搾空気、高圧蒸気又は加圧液体を用いる場合に特
に好適である。この例は特定の用途に限定されるもので
はない。これが循環空気乾燥器用に(多量の空気と共に
)使用される場合には、部材の必要な容積は該部材の裏
側に設ければよい。
ノズルが狭い範囲に分布しており、このために噴出ジェ
ットの範囲も狭いので、支持力状態及び熱伝達において
、同じ装置(複数)を具えた循環型乾燥器に比して大き
な技術上の進歩が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ウェブからの距離の大きい場合におけるウェ
ブ材料の浮遊ガイド装置のウェブの走行方向に沿う断面
図、 第2図は第1図の装置の平面図、 第3図はウェブからの距離が小さい場合における第1図
の装置のウェブの走行方向に沿う断面図、第4図は第3
図の平面図、 第5図はウェブ材料の浮遊ガイド装置のもう一つの例の
ウェブ走行方向に沿う断面図、第6図は小さい円形断面
積のノズルを有するノズルチューブの側面図、 第7図は大きな断面積を有する細長いノズルを有する吹
き出しボックスの平面図、 第8図は、ウェブ材料の上下に、多数の該ウェブ用浮遊
ガイド装置が設置されている状態を示すウェブ走行方向
に沿う断面図、 第9図は第8図と同様な図、 第10図は種々のウェブ用浮遊ガイド装置の支持力状態
のグラフである。 1−・−ウェブ状材料 2−・流れ部材 3a、3b・・−ノズルチューブ− 4a、4b−ノズル 6a、6b・・・−自由ジェット 以下余ら

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ウェブの走行方向に直角に配置され、該ウェブ側に
    凸面状の湾曲表面を有する細長い流れ部材と、両側に列
    状に設置され、これを通じて気体又は液体状媒体を前記
    流れ部材とウェブ状材料との間に導入することのできる
    ノズルとを具えた、ウェブ状材料を浮遊状態でガイドす
    るための装置であって、流れ部材の一方の長辺と連携す
    るノズルが、他方の長辺と連携するノズルに対して、流
    れ部材の長手方向に沿って約半ピッチずれて設けられ、
    前記ノズル(4、4a、4b)が、流れ部材(2)から
    一定の距離に設置された自由ジェットノズルとして構成
    され、前記ウェブに対して浅い角度を以て鋭角でウェブ
    と流れ部材の表面との間の間隙内を指向し、対面するノ
    ズル(4、4a、4b)から噴射された末広がりのジェ
    ット(6a、6b)の隣接する縁部領域が、ウェブ材料
    (1)が存在しない場合には実質的に相互に干渉するこ
    となく流れ過ぎ、流れ部材(2)の表面からウェブ材料
    までの距離が減少するにつれて、次第に多く相互に衝突
    することを特徴とする装置。 2、各ノズル(4、4a、4b)の吹き出しジェット(
    6a、6b)が、流れ部材(2)の湾曲表面に対して割
    線、接線又は非交差線を形成し、流れ部材(2)の表面
    からノズル(4、4a、4b)までの距離が、関連する
    吹き出しジェットの拡がり角を考慮に入れて、ウェブ材
    料(1)が存在しない場合には、吹き出しジェット(6
    a、6b)が、その外周面の少なくとも1/3まで流れ
    部材の表面上を流れるように構成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載された装置。 3、流れ部材(2)の流れ表面からノズル(4、4a、
    4b)までの距離が、ウェブ(1)に対面して設置され
    た流れ部材(2)の表面上を吹き出しジェット(6a、
    6b;8a、8b)が流れる距離の約1/10、特に1
    /5に達することを特徴とする特許請求の範囲第1項又
    は第2項に記載された装置。 4、ウェブをガイドする中心面に投影された、対立する
    ジェットの対面する縁部の間の接続線(5a、5b)が
    、5〜20°、特に10〜12°の角度をなすことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項
    に記載された装置。 5、流れ部材(2)の凸面状湾曲面の断面が、偏平な楕
    円弧、浅い複合曲線、又は偏平な多角形であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項〜第4項に記載された装
    置。 6、ウェブの走行方向に列状に配列された多数の流れ部
    材(2)を設け、二つの流れ部材(2)に関連するノズ
    ル(4a、4b)に気体又は液体状媒体を共通する共通
    の供給ダクト(3)が隣接する二つの流れ部材(2)の
    間に設けられている特許請求の範囲第1項〜第5項のい
    ずれか1項に記載された装置。(第8図) 7、ウェブの走行方向に列状に配列された多数の流れ部
    材(2)を設け、該流れ部材(2)(複数)は気体また
    は液体状媒体の供給ダクトとして構成され、その側壁に
    は、隣接する流れ部材(2)と関連するノズル(4a、
    4b)が設けられていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項〜第5項のいずれか1項に記載された装置。(
    第9図)8、ウェブ材料(1)から遠い方の側に、ノズ
    ル(4a、4b)と流れ部材(2)との間に排気ダクト
    (16a、16b)が設置されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載さ
    れた装置。 9、前記排気ダクト(16a、16b)が、流れ部材(
    2)によって形成された収集ダクト(17)に通じてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載された
    装置。
JP62046910A 1986-03-06 1987-03-03 ウエブ状材料を気体又は液体媒体によつて浮遊状態でガイドするための装置 Pending JPS62211259A (ja)

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