JPS62210322A

JPS62210322A - 燃焼方法

Info

Publication number: JPS62210322A
Application number: JP61053071A
Authority: JP
Inventors: Toshio Nishida; 西田　俊雄; Hajime Toyonaga; 豊永　肇; Yasuo Takeishi; 武石　康夫
Original assignee: Osaka Gas Co Ltd
Current assignee: Osaka Gas Co Ltd
Priority date: 1986-03-11
Filing date: 1986-03-11
Publication date: 1987-09-16
Also published as: JPH0565764B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、直流電源装置の正電極を金属製バーナに接続
して、電場により炎を加速する燃焼方法に関する。

〔従来技術〕

従来、燃焼に際して常時バーナに正電極を接続して、電
場による炎の加速によって、インプットが小さい時の逆
火を防止すると共に、インプットいかんにかかわらず伝
熱効率を向上できるようにしていた（例えば特開昭６０
−２１３７３８号公報参照）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、インプットが大きくなって、バーナからのガス
噴出速度が増大すると、電場による炎加速のために炎の
リフトが生じやすく、実際には最大インプットを余り大
きくできなくて、ターンダウン比が小さくなり、一層の
改良の余地があった。

本発明の目的は、インプットが小さい時の逆火を防止で
きるばかりで無く、そのために最大インプットが小さく
なることを防止でき、ターンダウン比を大きくできるよ
うにする点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴手段は、直流電源装置の正電極に接続され
て電場で炎が加速されるように構成されたバーナのイン
プットを検出し、その検出インプットが小インプットで
ある設定値以下の時だけ前記電場による炎の加速を行わ
せることにあり、その作用効果は次の通りである。

〔作　用〕

つまり、バーナのインプットが逆火の危険性のある設定
値以下の小インプットである時には、正電極をバーナに
接続して、電場による炎の加速で逆火を防止し、電場を
作用させない場合よりも小さいインプットで安定燃焼さ
せる。

そして、バーナのインプットが逆火の危険性の無い、設
定値を越える大きいインプットである時には、正電極と
バーナの接続を断って、電場による炎の加速で炎がリフ
トする現象を無くし、最大インプットが小さくなること
を防止する。

したがって、前述の従来例に比して、最小インプットを
同様に小さくできると共に、最大インプットを大にでき
、ターンダウ比を十分に増大できる。

〔発明の効果〕

その結果、加熱能力の大巾な変更が可能な状態で常に安
定燃焼を維持できるようになり、例えば、１台のコンロ
でもって強火の必要な中華料理から、とろ火の必要な煮
込みまでをまかなったり、１台の瞬間式の給湯器で暖房
と風呂に必要な大湯量から、手洗い程度の小湯量までを
まかなったりできるようになった。

〔実施例〕

次に実施例を示す。

第１図に示すように、金属製のケース（１）の下部に金
属製バーナ（２）を耐熱性の電気絶縁体（３）で取付る
と共に点火プラグ（４）を設け、ケース（１）の上部に
フィンチューブ式の熱交換器（５）を設け、バーナ（２
）と熱交換器（５）の間に燃焼室（６）を形成し、熱交
換器（５）の上方に排気フード（７）を設け、給水管（
８）からの冷水を熱交換器（５）でバーナ（２）により
加熱して、出湯栓（ｖ２）付の給湯管（９）で湯を供給
するための瞬間式湯沸器を形成しである。

ガス量調節弁（ｖｌ）を有する管路（１０）からのガス
燃料をバーナ（２）に向かって噴出するノズル（１１）
をケース（１）の下部に取付け、燃焼用空気を供給する
電動式ファン（Ｆ）をケース（１）の下部に接続し、ガ
ス燃料と燃焼用空気の全量を混合してバーナ（２）に供
給するように構成しである。

給水管（８）に水流スイッチ等の給水確認センサー（Ｓ
、）を、かつ、給湯管（９）にサーミスター等の水温検
出センサー（Ｓ２）を設け、操作部（１２）からの指令
及び上記両センサー（ｓ＋）、（Ｓｔ）からの情報に基
づいて、ガス量調節弁（Ｖ＋）、ファン（Ｆ）及び点火
プラグ（４）を自動操作する第１制御器（Ｃ８）を設け
である。

高圧の直流電源装置（１３）にバーナ（２）及びアース
（１４）を電圧切換装置（１５）によって接続し、電圧
切換装置（１５）に同調操作される２個の３位置切換用
スイッチ（１５ａ）　、　（１５ｂ）を設けて、正電極
■にバーナ（２）をかつ負電極ｅにアース（ｌｌｂ）を
接続する正電圧付与状態、正負いずれの電極にもバーナ
（２）を接続しない無電場状態、負電極ｅにバーナ（２
）をかつ正電極■にアース（１４）を接続する真電圧付
与状態を選択できるように構成しである。また、ケース
（１）にアース（１６）を接続し、バーナ（２）と熱交
換器（５）の間に、正電圧付与状態では５〜ｌ０ＫＶの
電位差をかつ負電圧付与状態では−５〜−１０ＫＶの電
位差を付与できるように構成しである。

管路（１０）にガス量検出センサー（Ｓ３）を設け、そ
のセンサー（Ｓ３）からの情報と操作部（１２）からの
指令に基づいて電圧切換装置（１５）を自動操作する第
２制御器（Ｃ２）を設けである。

上記操作部（１２）と第１及び第２制御器（ＣＩ　）　
。

（Ｃ２）の詳細を第２図及び第３図により以下に説明す
る。

操作部（１２）に運転指令手段（１２ａ）、停止指令手
段（Ｌ２ｂ）、湯温設定手段（１２ｃ）、電圧設定手段
（１２ｄ）を設け、第１及び第２制御器（ＣＩ）　、　
（Ｃ２）が次のように動作すべく構成しである。

（イ）運転指令手段（１２ａ）から給湯指令を出すと、
給水確認センサー（Ｓｌ）からの給水報知がある時にだ
け点火指示手段（１７）からガス量調節弁（Ｖ、）の開
弁指示、ファン（Ｆ）の運転指示、点火プラグ（４）の
運転指示、電圧切換装置（１５）の操作指示が出る。

（ロ）湯温設定手段（１２ｃ）による設定湯温と水温検
出センサー（Ｓ２）の検出温度が比較手段（１８ａ）に
指示され、比較手段（１８ａ）からの設定湯温と検出湯
温の偏差に基づいて予め設定された弁開度が開度指示手
段（１８ｂ）から出力手段（１８ｃ）に指示され、開弁
指示と弁開度指示に基づいて出力手段（１８ｃ）により
ガス量調節弁（ｖｌ）が所定の開度に開かれて、バーナ
（２）にガス燃料が供給される。

（ハ）運転指示に基づいて出力手段（１９）によりファ
”ン（Ｆ）が作動されて、バーナ（２）に燃焼用空気が
ガス燃料と混合して供給される。

（ニ）運転指示に基づいてタイマー（２０ａ）が作動し
、タイマー（２０ａ）からの指示に基づいて出力手段（
２０ｂ）により点火プラグ（４）が設定時間だけ発火し
、バーナ（２）が点火される。

（ネ）給湯中は、湯温設定手段（１２ｃ）と水温検出セ
ンサー（Ｓ２）からの情報に基づいて開度指示手段（１
８ｂ）によりガス量調節弁（Ｖ、）が開度調整され、給
湯温度が設定範囲内に維持される。

（へ）電圧設定手段（１２ｄ）により指示されるガス量
とバーナ（２）への印加電圧の相関、並びに、ガス量検
出センサー（Ｓ、）の検出ガス量が電圧指示手段（２１
ａ）に指示され、運転指示手段（１２ａ）から操作指示
されている時は、バーナ（２）に印加すべき電圧が電圧
指示手段（２１ａ）から出力手段（２１ｂ）に指示され
、出力手段（２１ｂ）による電圧切換装置（Ｉ５）の操
作で、第３図に示すように、検出ガス量が少ない、つま
りバーナ（２）の検出インプットが小インプットである
設定値（！Ｉ）以下の時にだけ、バーナ（２）に正電極
■を接続して、電場による炎の加速で逆火を防止し、か
つ、検出ガス量が多い、つまりバーナ（２）の検出イン
プットが大インプットである設定値（Ｉ２）以上の時に
だけ、バーナ（２）に負電極ｅを接続して、電場による
炎のバーナ（２）側への引き寄せで炎のリフトを防止す
る。

要するに、電場を利用しない通常燃焼におけるインプッ
ト範囲に比して、インプットが小さい側も大きい側もイ
ンプット範囲を拡げて、ターンダーン比を大きくしであ
る。

（ト）停止指令手段（１２ｂ）から給湯停止指令を出す
と、消火指示手段（２２）と電圧指示手段（２１ａ）に
指示が出て、消火指示手段（２２）による出力手段（１
８ｃ）　、　（１９）　ヘの指示で、ガスｍ調節弁（Ｖ
＋）が全閉になると共にファン（Ｆ）が停止され、また
、電圧指示手段（２１ａ）による出力手段（２１ｂ）へ
の指示で、バーナ（２）に電圧を印加しない無電場状態
に電圧切換装置（１５）が切換又は維持される。

〔別実施例〕

次に別実施例を説明する。

実施対象とする設備は、ガスコンロや給湯器等の各種家
庭機器、ボイラーや炉等の各種産業設備、その他いかな
るものでもよい。

バーナ（２）の具体構成は適当に選択でき、また、使用
する燃料は、都市ガス、天然ガス、プロパンガス、油、
その他いかなるものでもよい。

直流電源装置（１３）の負電極θにバーナ（２）を接続
する手段は必要な最大インプットが余り大きくない場合
には省略してもよい。

バーナ（２）のインプットを検出するに、ガスｍ調節弁
（Ｖ、）の開度検出、燃焼室（６）の温度検出、第１制
御器（Ｃ＋）からガスｍ調節弁（Ｖ＋、）への開度指示
情報の取出し、その他適当な手段を利用できる。

バーナ（２）　と直流電源装置（１３）との接続関係を
切換えるに、電圧切換装置（１５）を人為操作してもよ
い。

バーナ（２）を正電極■に接続するか否かの指標となる
インプットの設定値は、バーナ（２）の特性等に見合っ
て適当に設定すればよい。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の実施例を示し、第１図は
設備の概念図、第２図は制御構成のブロック図、第３図
は電圧印加状態を示すグラフである。（２）・・・・・・バーナ、（１３）・・・・・・直流
電源装置。Ｊｅ押入弁理＋　（ト　紺　　７都第１図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

直流電源装置（１３）の正電極■を金属製バーナ（２）
に接続して、電場により炎を加速する燃焼方法であって
、前記バーナ（２）のインプットを検出し、その検出イ
ンプットが小インプットである設定値以下の時だけ前記
電場による炎の加速を行わせる燃焼方法。