JPS62210196A - 舶用プロペラダクト装置 - Google Patents

舶用プロペラダクト装置

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JPS62210196A
JPS62210196A JP62019596A JP1959687A JPS62210196A JP S62210196 A JPS62210196 A JP S62210196A JP 62019596 A JP62019596 A JP 62019596A JP 1959687 A JP1959687 A JP 1959687A JP S62210196 A JPS62210196 A JP S62210196A
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JP
Japan
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duct
propeller
segment
hull
marine propeller
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JP62019596A
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ミシェル・エベルソール
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H3/00Propeller-blade pitch changing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H5/00Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water
    • B63H5/07Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers
    • B63H5/14Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers characterised by being mounted in non-rotating ducts or rings, e.g. adjustable for steering purpose

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Toys (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は船舶のプロペラダクト装置に関する。
さらに詳しくは、通常であれば可変ピッチプロペラを使
用することが必要であるような条件下においても、固定
翼プロペラの採用を可能ならしめるプロペラダクト装置
に関する。
[従来の技術〕 とくに漁船や引き船は、トロール網や他の船舶を引くた
めに低船速において高い牽引能力を有する必要がある。
しかしこれらの船舶は索引作業海域への行き帰りには高
船速で航行できることもまた必要である。
無牽引時には最大限の船速を出し低船速時には最大限の
牽引力を出せるために、船舶を推進させるプロペラは、
前記の両方のばあいにおいて通常の状態で運転されてい
る船舶のエンジンの出力を最大限に利用できるものでな
くてはならない。
このような束縛条件のために、プロペラ翼のピッチを使
用条件に応じて変えることのできるプロペラの使用か求
められる。
また、低船速時のプロペラ推力を増大させる手段として
、プロペラをダクトで囲むことも行なわれている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、プロペラ −ダクト系(propeller/
duct 5ysteffl)の効率は船速か増すにつ
れて低下する。これはプロペラが可変ピッチプロペラで
あるばあいも同様である。低船速時には、ダクト吸込口
の断面積の増加がプロペラ−ダクト系の推力を増大させ
る。反対に高船速時には、ダクト吸込口の断面積の増加
が効率損失を増大させる。
したがって船舶建造者は、ダクト直径、プロペラ直径お
よび他の効率損失関連条件とのあいだに妥協点を見つけ
なくてはならない。
本発明のプロペラダクト装置は、前記の問題点を改善す
るものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明のプロペラダクト装置においては、ダクトは移動
可能なダクトであり、第1の位置として、低船速時にプ
ロペラを囲む位置をとる。
したがってこのダクトは船舶が低船速で牽引作業をして
いるときに最高推力かえられるように設計される。しか
し船舶が牽引作業をせずに航行するときには、前記ダク
トは船体内部の第2の位置に引き込まれ、そのためプロ
ペラは完全に自由になる。
前記のごとき条件においては、牽引作業をせずに航行す
るばあいの効率損失に悩まされることなく、低船速時に
最大推力をうるのに適するように、ダクトの入口断面を
選ぶことができる。
ダクトの存在により、プロペラ部分を流れる水が加速さ
れる。ダクトは、高船速航行よりも低船速航行によるプ
ロペラ部分を流れる水の流速低下を補なうように設計す
ることができる。
もはや可変ピッチプロペラを採用する必要はなく、プロ
ペラが前記いずれの使用状態でも良好な効率を呈するよ
うに設計することができる。
このように本発明は舶用プロペラダクト装置に関する。
さらにくわしくは、前記プロペラダクト装置はダクトと
、ダクトを引き込むために船体内部に設けられるハウジ
ング(housing)と、前記ダクトに接続されてお
りかつ該ダクトを少なくとも2種類の位置、すなわち前
記ダクトがプロペラの周囲に配置される第1位置(底部
位置または稼働位置)と、前記ダクトが前記ハウジング
内に引き込まれる第2の位置(頂部位置または収容位置
)に設置しうるものであるダクトの位置決め(adju
stlng)機構を有する。
本発明の実施に際しては、以下のごとき態様の少なくと
も1つを採用することが好ましい。
前記ダクトが、プロペラ回転軸を通る垂直平面内にある
水平方向の軸であって該ダクトが第1の位置にあるとき
にはダクトの上方に位置する軸のまわりを回転するヒン
ジで接続された2個のダクトセグメントによって構成さ
れてもよい。
前記ダクトは、プロペラ回転軸を通る垂直平面について
対称であって該軸の両側に配置された2個の独立したダ
クトセグメントによって構成されてもよい。
前記プロペラダクト装置は、1本の共通軸を中心に回転
可能でありそれぞれがモータで駆動されるシャフトに取
りつけられた2本の駆動ロッドを備えており、該ロッド
のアセンブリが前記ダクトセグメントの引き上げおよび
おろし動作の制御に適したものであってもよい。
前記プロペラダクト装置は、前記ダクトセグメントが位
置を変える際にプロペラと接触しないように案内すべく
、一端を船体にまた他端を該ダクトセグメントにヒンジ
接続されたスプレッダ部材を有してもよい。
前記プロペラダクト装置は、ダクトが第1の位置にある
ばあいに前記ダクトセグメントを船尾骨材に対して所定
の相対位置に保持するように船体の船尾骨材と前記ダク
トセグメントとに同時に嵌合する合くぎを有してもよい
前記各ダクトセグメントは、第1の位置において前記ダ
クトがセンタリング(centering)されるよう
に、船体の船尾管の外周の位置にくるカラーの対応する
セグメントに放射状部材で接続されてもよい。
前記プロペラダクト装置は、ダクトセグメントが第1の
位置と第2の位置のあいだを移動する際に通過できるよ
うに船体に設けられてなる少なくとも1個所の開口部と
、ダクトが第1の位置または第2の位置にあるときに前
記開口部を閉じて船体形状を再構成するパネルとを有し
てもよい。
前記プロペラダクト装置は、ダクトが第2の位置にある
ばあいに、前記ダクトセグメントを船体に対して所定の
相対位置に保持するように船体部材と前記ダクトセグメ
ントとに同時に嵌合する合くぎを有してもよい。
前記パネルは、モータ駆動される軸のまわりに回転して
もよい。
前記モータ駆動される軸は、平行な板によって前記パネ
ルに連結されてもよい。
前記ダクトは、1個の主ダクトセグメントと2個の補助
ダクトセグメントからなる3個のダクトセグメントで構
成されてもよく、それぞれの補助ダクトセグメントは、
プロペラ回転軸の両側に位置しプロペラ回転軸と平行な
軸を有するヒンジによって主ダクトセグメントに接続さ
れてもよい。
前記主ダクトセグメントは、プロペラ回転軸を通る垂直
平面について対称なダクトの上半分に実質上位置しても
よく、前記2個の補助ダクトセグメントは、前記垂直平
面の両側に対称に位置してもよい。
前記主ダクトセグメントは、垂直な2本のすべり軌道に
滑動自在に設置された板で構成される昇降台に固定され
てもよい。
前記プロペラダクト装置は、ダクトが位置を変える際に
前記補助ダクトセグメントがプロペラに接触しないよう
に、一端を船体にヒンジ接続され他端を前記ダクトセグ
メントにヒンジ接続されたスプレッダ部材を有してもよ
い。
前記補助ダクトセグメントは、ダクトが第1の位置にあ
るとき船尾骨材に嵌合する合くぎによって、船尾骨材と
接続されてもよい。
前記ダクトは、その第1の位置において船尾骨材の外周
の位置にくる3個のカラーセグメントによってセンタリ
ングされてもよ<、該カラーセグメントが放射状部材で
前記ダクトセグメントに接続されてもよい。
前記ハウジングは、前記ダクトが第1の位置と第2位置
のあいだを移動する際に通過するのに適した開口部と、
前記ダクトが第1の位置または第2の位置にあるあいだ
は前記開口部を閉じて船体の形状を再構成する2枚のパ
ネルとを有してもよい。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は第1の位置にあるダクトを示す本発明のプロペ
ラダクト装置の第1の実施例の縦断面図、第2図は第2
の位置にあるダクトを示す以外は第1図と同様の図、第
3図は第1の位置、第2の位置およびその中間位置にあ
るダクトセグメントを示す端面図、第4図はパネル操作
装置を示す図、第5図は通常位置および引き上げられた
位置でのパネルを示す平面図、第6図はパネルを省略し
てプロペラダクト装置を示した平面図、第7図は第1の
位置にあるダクトを示す本発明のプロペラダクト装置の
第2の実施例の縦断面図、第8図は第2の位置にあるダ
、クトを示す以外は第7図と同様の図、第9図は第1の
位置、第2の位置およびその中間位置あるダクトセグメ
ントを示す第7図および第8図のプロペラダクト装置の
端面図、第10図はパネル操作装置の図、第11図は通
常位置および引き上げられた位置でのパネルを示す平面
図、第12図は第1の位置にあるダクトを示す本発明の
プロペラダクト装置の第3の実施例の縦断面図、第13
図は第2の位置にあるダクトを示す以外は第12図と同
様の図、第14図は第1の位置、第2の位置およびその
中間位置あるダクトセグメントを示す第12図および第
13図のプロペラダクト装置の端面図、第15図はパネ
ル操作装置の図、第16図は通常位置および引き上げら
れた位置でのパネルを示す平面図、第17図はパネルを
省略してプロペラダクト装置を示した図である。
第1図において、ダクト(1)はプロペラ(2)を囲む
位置にあり、プロペラ(2)は回転軸(3a)部分にシ
ャフト(3)を有し、シャフト(3)は船尾管(4)に
よって保持されている。船尾骨材の底部部材(5)は舵
(6)を支持しており、その位置部分がダクトの底部外
形(7)を縦断している。放射上部材(8)はその一端
をダクトの収束部(9)に、他端を船尾管(4)に外接
するカラー(至)に溶接されている。
スプレッダ部材−)はその一端を船尾管(4)に取り付
けられたヒンジ(12)に、他端をダクトの底部外形(
′7)に取り付けられた別のヒンジ03に接続されてい
る。
昇降台(14)は2個のベアリング0■によって該昇降
台に取り付けられたシャフト四を支持している。シャフ
ト6は、ねじOF3によって昇降台04)に取りつけら
れた2枚の板面によって軸方向に保持されている。
第1図中に示されているダクト(1)の1つのセグメン
トは2個のベアリング09によって昇降台04)に接続
され、他の2個のベアリングはダクト(1)のもう1つ
のセグメント(第1図中に示されていない)を昇降台0
4)に接続するのに用いられる。
昇降台04)の昇降動作は低摩擦材nの層でそれぞれ被
覆された2個所のすべり軌道因によって案内される。昇
降台(14)に取り付けられた滑車のには鎖Q4が巻か
れており、その鎖Q4の一方はモータ□によって駆動さ
れるシャフト(至)上のスブロケットムを介して駆動さ
れる。モーターは船首側すべり軌道(21)の船首側の
横隔壁(第1図には示されていないが、第5図および第
6図に示されている)に取り付けられている。鎖C4の
余剰分は収納箱のに収納されている。鎖(241の他方
は固定端がデツキ(至)に固定されている。
ダクトの底部外形(刀には2個の合くぎ(30)が溶接
されており、船尾骨材の底部部材(5)の対応する孔に
はめ込まれることにより第1図中に示されているダクト
のセグメントを船尾骨材に対して所定の位置に保持して
いる。
2個所のすべり軌道のにはそれぞれアクチュエータ(3
1)がUリンク(32)によって取り付けられており、
鍵クランク(33)を作動させる。鍵クランク(33)
は、Uリンク(35)によりてすべり軌道(21)に固
定された軸(34)を中心に回動する。アクチュエータ
(31)は、鍵クランク(33)が昇降台a中を橋台(
36)に下向きに押しつけてロックするように力を与え
る。
鍵クランク(33)の作動のために、すべり軌道(21
)には溝孔(37)が設けられている。この2個所の溝
孔(37)を通って水が船体内部に侵入するのを防ぐた
めに2個の水密箱(38)が設けられている。水密箱(
38)のアクチュエータロッドが貫通する部分は、締付
リング(40)によって保持されたゴム製蛇腹(39)
によって密閉されている。
2個の水密箱(38)の位置はそれぞれ、第5図ならび
に第6図に示されている船首側水密隔壁の船首側、およ
び同様に図示されている船尾側水密隔壁の船尾側である
。線(0)−(0)は喫水線を示す。
第2図においては、プロペラ(2)からダクトが完全に
離れているので、ダクトが第1の位置いい換えれば底部
位置にあるばあいにカラーflo)を受は入れるために
船尾管(4)の外周部に設けられたネック部(41)が
示されている。スプレッダ部材(II)はヒンジ(12
)を軸として約180度回転し、ダクトのセグメントが
プロペラ(2)を迂回するようにさせる。
すべり軌道(2′0の頂部橋台(42)はダクト(1)
のセグメントを第2の位置いい換えれば頂部位置にロッ
クする。頂部橋台(42)は船体のデツキ下に溶接され
ている。垂直方向動作はスプロケットのによる鎖Aの牽
引力によってもたらされる。
昇降台04)を上昇させるためにアクチュエータ(31
)によって鍵クランク(33)が橋台(43)に当接す
るまで傾け”られる。第2の位置を示したこの第2図中
で船尾骨材の底部部材(5)に孔(44)が示されてい
るが、これは第1の位置いい換れば底部位置にダクトの
セグメントが位置したばあいに、そのセグメントの合く
ぎ(30)をはめ込むためのものである。
第2の位置においてはダクトの底部外形(′71は船体
内部に納められる。船体の輪郭線(45)を第2図に示
す。船体にはダクトのセグメントを収容するために開口
部が設けられている。その開口部の端部は、横方向端面
(46)および(4Ba)と左右対称に位置する2個所
の縦方向端面とからなっている。
ダクト(1)のセグメントが収容された状態において、
船尾骨材の底部部材(5)の近くをa遇するプロペラ翼
の先端部(48)によって生じる振動を防ぐために、プ
ロペラ(2)の直径と船尾骨材の底部部材(5)とのあ
いだに最小間隔(a)が確保されている。
第3図は第1図および第2図中の(A)−(B)断面を
表わす図であり、ダクト(1)が第1の位置および第2
の位置にある状態さらにそのダクトのセグメントが中間
位置にある状態を示す。ダクト(1)の2個のセグメン
トはその底部外形(7)に底部溝(49)が設けられて
おり、船尾骨材の底部材(5)を受は入れるようになっ
ている。底部溝(49)の中に突き出ている合くぎ(3
o)は船尾骨材の底部部材(5)にあけられた孔(44
)にはめ込まれるためのものである。
第1の位置および第2の位置にあるばあい、ダクト(1
)の2個のセグメントは前記底部溝(49)の部分を除
き合せ面(c)−(d)で互いに接している。ダクト(
1)の各セグメントはカラーGo)のセグメントと接続
した放射状部材(8)を有している。
カラー(10)は前述したとおり船尾管にはめ込まれる
ものである。
ダクトのセグメントの頂部は、ひれ形(5o)を形成す
るよう加工されており、ダクトのセグメントをシャフト
四を介して昇降台(14)に接続するために、第1図に
示されるベアリング09またはのに接続されている。昇
降台(14)は厚板で構成されており、低摩擦材ので被
覆されたすべり軌道C211内を摺動する。昇降台04
)に取り付けられた滑車のには鎖C4が取り付けられ、
その鎖C4は一方ではその端部をデツキ裏の固定点(5
1)に固定され、他方ではスプロケット四に巻かれ余剰
部分は収納箱田に収納されている。第1図に示されたモ
ータカにより駆動されてスプロケット四がある方向また
はその逆方向に回転すると、昇降台(141は上昇また
は下降する。
2本のスプレッダ部材01)の3種類の連続した位置が
01)、(lla)および(11b)ナル符号テ示すれ
ており、ダクト(1)が上昇および下降する際に、ダク
トのセグメントとプロペラとの接触を防ぐためにスプレ
ッダ部材口)がどのようにダクト2個のセグメントを分
離する働き有するがが示されている。
ダクト(1)がその位置を変える際にダクトのセグメン
トが通過できるようにするために、船体は第2図で示す
端面(46)、(46a)および(47)に沿って切り
取られる。その開口部はダクトが通過できるよう、第4
図においてその動作につぃて説明する2枚の着脱可能な
パネル(52)によって開閉される。第3図においては
、これら2枚のパネルを鎖線で示された1枚のパネル(
52b)で代表させている。パネル(52b)の位置は
、ダクトのセグメントが位置を変えられるように開いた
位置を示す。
第4図も同様に第1図および第2図中の(A)−(B)
断面を表わす図であり船体開口部の端面(48a)およ
び(47)を示している。
開口部を閉じて船体を再構成するためのパネル(52)
は2個のダクトセグメントが第1の位置または第2の位
置にあるときに所定位置に置かれる。パネル(52)の
外形図は第5図に示される。
各パネルには組になった腕(53)および(54)が接
続されている。腕(53)および(54)はそれぞれヒ
ンジ(55)および(56)によってすべり軌道(2v
の側面に一方を接続され、他方がガセット板(59)に
それぞれ設けられたヒンジ(57)および(58)によ
ってパネル(52)に接続されている。組になった腕(
53)および(54)は互いに交差している。
アクチュエータ(60)は、完全に縮みきった状態でパ
ネル(52)かその引き上げ位置(52b)になるよう
に、パネル(52)の動作を制御する。中間位置を(5
2a)で示す。パネルが動作すると、ヒンジ(57)は
ヒンジ(55)を中心とした円弧([E)を描き位置(
57’b)に至る。同時にヒンジ(58)は円弧(P)
を描き位置(58b)に至る。ヒンジ(57)および(
58)の中間位置を(57a)および(58a)で示す
第3図には開の位置(52b)にあるパネルが示されて
いる。この位置はダクトのセグメントが位置を変えるこ
とのできる位置である。
第1の位置にあるばあいと、第2の位置にあるばあいの
双方について、ダクトのセグメントの輪郭線をそれぞれ
(H)および(G)で示す。セグメントが位置を変える
ときにその輪郭線が描く包絡線を曲線(+)で示す。
第5図は、パネル(52)の一方が通常の位置または閉
の位置にあり、他方が開の位置(52b)にある状態を
示す平面図である。
2個所のすべり軌道(21)は、船体の断面全域にいた
るように設けられ船体内部のダクト収納部を他の船体部
分から孤立させている横方向隔壁の支持部材としても機
能し、前記横方向隔壁は、開口部(4B)、(48a)
および(47)から入った水が他の船体部分に侵入する
のを防いでいる。
腕(53)、(53b)は一方ではヒンジ(55)によ
りすべり軌道のに接続されており、他方ではカゼット板
(59)およびヒンジ(57)によりパネル(52)に
接続されている。腕(54)および(54b)は一方で
はヒンジ(56)によってすべり軌道口に接続され、他
方では第5図に示されていないがカゼット板(59)お
よびヒンジ(58)によってパネルに接続されている。
これらの腕は、左右2個のアクチュエータ(60)によ
り作動される。(60)は閉の位置、(GOb)は開の
位置のアクチュエータを示す。2個のアクチュエータは
、船尾側のヒンジ(55)によって船尾側のすべり軌道
に一端を取り付けられ、他端は連接する腕(53)に接
続されている。
パネル(52)には、船体開口部の端面(4G)、(4
ea)および(47)に沿い同時にその端面とのあいだ
に必要な小さい空隙(tlf3a)を残すようにリム(
62)が設けられている。パネル(52)は、船体の縦
方向対称面(J)−(K)の近くにおいては昇降台04
)の下部が貫通できるための空間、また船首側では、第
6図に示す2本のスプレッダ部材が貫通できるための空
間を残すような形状をしており、その外郭線(63)に
沿って、リム(B2)が設けられている。船尾側では外
郭線(63)は線(j)−(K)と一致する。この外郭
線(63)は第4図にも示されている。
第6図は、喫水面において下向きに見た断面図であり、
ダクト装置は第1の位置いい換えれば底部位置にある。
昇降台O由がすべり軌道(2Y)に被覆された低摩擦材
のの上を摺動している状態を見ることができる。また、
鍵クランク(33)がすべり軌道Qυに溶接されたUリ
ンク(35)に支持された軸(34)のまわりに回動し
ている状態を見ることができる。鍵クランク(33)は
アクチュエータ(31)のロッドで作動され、船首側水
密隔壁(61)の船首側および船尾側水密隔壁(61)
の船尾側にそれぞれ位置した水密箱(38)の中に納め
られている。スプレッダ部材a1)は、第3図で示され
た(llb)の位置にあるときは、第4図および第5図
に示されたパネル(52)の外郭線(63)の形のため
に、パネル(52)を貫通することができる。
パネル(52)は第6図には示されていない。船体の開
口部はその端面(46)、(46a)および(47)に
よって示されている。
第7図は本発明のプロペラダクト装置の第2の実施例を
示す図である。この図において、ダクト(200)の見
えている部分はプロペラ(202)を囲むセグメント(
201)から構成され、プロペラ(202)の軸(20
3)は、船尾管(204)によって保持されている。船
尾骨材の底部部材(205)は舵(20B)を支持し、
その一部分がセグメントの底部外形(207)を縦断し
ている。キールソン(keelson) (281)は
板(282)を有し、板(282)はその一部分がセグ
メント(201)の頂部外形(283)を経て通ってい
る。
放射状部材(208)は一端をセグメント(201)の
収束部(209)に溶接され、他端には船尾管(204
)に外接するためのカラーセグメント(210)が溶接
されている。
スプレッダ部材(211)は一端を船尾管(204)に
取り付けられたヒンジ(212)に接続され、他端はダ
クトのセグメント(201)の底部に取り付けられたヒ
ンジ(213)に接続されている。
ダクトのセグメント(201)の垂直方向の動作は、前
後2個所の駆動ロッド(284)によってもたらされる
。駆動ロッド(284)は同一回転軸(285)を有し
、第7図中には示されていないモータによって駆動され
る。駆動ロッドは、ダクトのセグメント(201)の頂
部にヒンジ(28B)によって接続されている。
線(0)−(0)は、喫水線を示す。この断面図の面は
、第9図に示すプロペラ(202)の回転軸(203)
を通る垂直面(V)である。
第8図においてはダクトがプロペラ(202)から完全
に離れているので、船尾管(204)にカラーセグメン
ト(210)を受は入れるためのネック(241)が見
えている。
スプレッダ部材(211)は、ヒンジ(212)のまわ
りに約180度回転し、ダクトのセグメント(201)
がプロペラ(202)を迂回して移動できるようにする
第2の位置いい換えれば頂部位置にあるときは、ダクト
のセグメント(201)の底部外形(207)は船体内
に納められる。プロペラ(202)の回転軸(203)
を通る縦方向平面内にある船体の輪郭線を(245)で
示す。
船体には、セグメント(201)が上昇できるように開
口部が設けられている。前記開口部の端面は2個所の横
方向端面(248)と2個所の縦方向端面(247)お
よび(287)によって構成されている。
セグメント(201)が収納されることにより、プロペ
ラ(202)の翼の端部(248)が船尾骨材の底部部
材(205)の近くおよび板(282)の近くを通過す
ることに振動を生じさせないための、プロペラ(202
)の直径と船尾骨材の底部部材(205)とのあいだお
よびプロペラ直径と板(282)とのあいだの必要な最
小距離(a)が確保される。この位置において、前記底
部部材(205)および上記板(282)に設けられた
孔(244)は、ふさがれていない。これらの孔(24
4)はセグメント(201)が底部位置にきたときにセ
グメント(201)の合くぎ(230)を入れるための
ものである。セグメントの底部外形(207)は、収納
時にはキールソン(281)と対し、頂部外形(283
)は縦方向フレーム部材(288)と対する。駆動ロッ
ド(284)は約180度回転しダクトのセグメント(
201)第2の位置いい換えれば頂部位置に置く。
第9図は、第7図および第8図の線(A)−(B)位置
での断面図であり、ダクトが2個のセグメント(201
)および(201a)によって構成されていることを示
す。これらセグメントは、第1の位置および第2の位置
にある状態が示されているが、セグメント(201a)
については中間位置にある状態も示されている。2個の
ダクトセグメン)−(201)および(201a)の底
部外形(207)は、船尾骨材の底部部材(205)の
ための通路(249)として部分的に切欠かれている。
通路(249)には合くぎ(230)が突出しており、
前記底部部材に設けられた孔(244)にはめ込まれる
。同様な配置が、板(282) 、キールソン(281
)およびフレーム部材(288)にも採用されている。
2個のダクトセグメント(201)および(201a)
の各々は複数個の放射状部材(20g)および<208
a)を有し、各ダクトセグメントと各カラーセグメント
(210)および(210a)を接続している。
各カラーセグメント(210)および(2toa)は前
記のとおり、ダクトが第1の位置にあるときに船尾管(
204)のネック部にはめ込まれる。
2本のスプレッダ部材(211)および(21La)は
連続する3種類の位置にある状態か示されており、ダク
トセグメント(201)および(201a)が下降時お
よび上昇時にプロペラ(202)と接触しないように保
持する役割を果している。スプレ・ソダ部材の移動端に
あるヒンジ(213)は円弧(C1)の軌跡を描き、ヒ
ンジ(213a)も同様である。
駆動ロッド(284)および(284a)は連続する3
種類の位置にある状態が示されており、駆動シャフト(
285)および(285a)のまわりに回転してダクト
セグメント(201)および(201a)を駆動する。
その移動端にあるヒンジ(286)は円弧(C2)の軌
跡を描き、ヒンジ(288a)も同様である。
船体には、2個のダクトセグメント(201)および(
201a)が位置を変える際に通過できるように端面(
24B)、(246a) −(247)、(247a)
 −(287)、(287a)に沿って左右2個所切り
取られている。この2個所の開口部は、第10図におい
て見られるように2枚のパネル(252)および(25
2a)によって閉じられる。
第10図は第7図および第8図の線(A)−(B)の位
置での断面図であり、開口部の輪郭が端面(246) 
、(240a) −(247’、(247a) −(2
87)、(287a)によって示されている。ダクトセ
グメント(201)および(201a)が第1の位置も
しくは第2の位置にあるときは、パネル(252)およ
び(252a)は船体開口部に設置され、船体形状を再
構成する。
端面(247)および(247a)は中央部の切り取ら
れていない船体の端面であり、これによりキールソン(
281)がプロペラダクト装置と干渉せずに船尾に至る
ことができる。
セグメント(201)および(201a)の通過のため
に、パネル(252)および(252a)は、軸(28
9)および(289a)のまわりに回転することによっ
て移動する。軸(289)または(289a)は、モー
タ(292)または(292a)により、駆動されるエ
ンドレスねじ(endless screw)(291
)または(291a)とかみ合った歯車(290)また
は(290a)からなる装置によって駆動される。
軸(289)および(289a)は板(293)および
(293a)によってパネル(252)および(252
a)に接続されている。
第1の位置および第2の位置にあるダクト(200)の
輪郭線が円(+1)および(G)で示されている。セグ
メント(201)によって描かれる包絡線を曲線(1)
で示す。
駆動ロッド(284)および(284a)の駆動シャフ
ト(285)および(285a)は前述のとおり、それ
ぞれ歯車(294)または(294a)により、またモ
ータ(280)で駆動される共通のエンドレスねじ(2
95”1により駆動される。
パネルが動くときには、パネル(252)の角部(j)
および(k)は船体開口部の端面(287)の内側を通
る円弧(C3)および(C4)を描く。
第11図は、パネル(252)および(252a)の通
常の状態および引き上げられた状態を示す平面図である
前後2個所の隔壁が船体を横切っている。前記隔壁は、
セグメント駆動用の駆動ロッド(284)および(28
4a)の駆動シャフト(285)および(285a)を
支持するとともに、パネル駆動用の板(293)および
(293a)の軸(289)および(289a)をも支
持している。これらの装置の駆動手段は、隔壁(202
)の外側に配置されている。すなわち、歯車(290)
 、(290a)、(294)および(294a)、工
ンドレスねじ(291) 、(29La)および(29
5) 、ならびにモータ(292) 、(292a)お
よび(29G)はすべて隔u (2B2>の外側に配置
されている。
パネル(252)および(252a)は、その外郭線(
297)および(297a)が、端面(287) 、(
287a) −(247)、(247a)ならびに前後
の隔壁(2B2)の壁によって形成される端面(24G
) 、(248a)によって示される開口部の内側にな
るように置かれる。
ヒンジ(285)および(285a)の下方のパネルに
は、駆動ロッド(284)および(284a)が第1の
位置すなわち底部位置に向かうときに貫通できるように
2個所の切欠部(298)および(298a)が設けら
れている。
前後の隔壁(2B2)によってはさまれた空間の側方は
、縦方向に伸びた仕切壁(279)によって閉じられて
いる。
鎖線は、第1の位置もしくは第2の位置にあるダクト(
200)の輪郭線を表わしている。
第12図は、本発明のプロペラダクト装置の第3の実施
例を示す図である。この図において、ダクト(100)
の見えている部分は、主ダクトセグメント(+01)と
補助ダクトセグメント(101a>から構成されており
プロペラ(102)を囲んでいる。プロペラ(102)
は船尾管(104)に支持された回転軸(103)に取
り付けられいる。船尾骨材の底部部材(105)は、舵
(10B)を支持し一部分が補助ダクトセグメント(1
01a)の底部外形(107)に縦断している。放射状
部材(108)および(108a)は、一端が主ダクト
セグメント(101)および補助ダクトセグメント(1
0La)の収束部(109)および(109a)に溶接
され、他端が船尾管(104)に外接するカラーセグメ
ント(110)および(ILOa)に溶接されている。
スプレッダ部材(111)は、一端が船尾管(104)
に取り付けられたヒンジ(112)に接続され、他端が
前記補助ダクトセグメント(10La)の底部外形(1
07)に取り付けられた別のヒンジ(113)に接続さ
れている。
昇降台(114)の上下動作は、前後2個所のすべり軌
道(121)により案内される。すべり軌道(121)
は、低い摩擦係数を角する低摩擦材(122)の層で被
覆されている。1台の油圧アクチュエータ(170)は
2本の腕からなる1本のレバー(171)を駆動する。
前記レバー(171)は、一端が船体に固定された箱(
172)にヒンジ(173)を介して接続され、他端が
昇降台(114)に設けられた長円(175)を通るピ
ン(174)によって昇降台を駆動するように接続され
ている。アクチュエータ(170)がレバー(171)
に下向きに力を与えれば、ダクト(100)が第1の位
置いい換えれば底部位置に保持される。線(0)−(0
)は喫水・線を示す。
第13図においては、ダクトがプロペラ(102)から
完全に離れているので、船尾管(104)にネック部(
141)が示されている。ネック部(141)は、ダク
トが第1の位置にきたときにカラーセグメント(110
)および(110a)をはめ込むためのものである。ス
プレッダ部材(111)はヒンジ(112)のまわりに
約180度回転し補助ダクトセグメント(Iota)が
プロペラ(102)のまわりを迂回できるようにする。
すべり軌道(121)の頂部橋台(142)は、主ダク
トセグメント(101)を第2の位置いい換えれば頂部
位置に保持する。この橋台は船体のデツキ(129)の
裏側に位置する。
第2の位置もしくは頂部位置においては、補助ダクトセ
グメント(101a>の底部外形(107)は船体内部
に収納される。船体の輪郭線を(145)で示す。
船体には、ダクトを引き込めるように開口部が設けられ
ている。開口部の端面は、2個所の横方向端面(14[
i)および(148a)、ならびに2個所の縦方向端面
(147)によって構成されている。
セグメント(101)および(101a)が引き上げら
れたときには、プロペラ翼の先端(148)が船尾骨材
の底部部材(105)の近くを通過する際に振動が発生
するのを防ぐために、プロペラ(102)の直径と前記
底部部材(105)とのあいだに、ある最小の距離が確
保される。ダクトが第2の位置すなわち頂部位置にある
ときは、船尾骨材の底部部材(105)に設けられた孔
(144)は、ふさがれていない。この孔(144)は
、ダクトが第1の位置すなわち底部位置にあるとき補助
ダクトセグメント(101a)の合くぎ(130)をは
めこむためのものである。
第14図は、第12図および第13図の線(A)−(B
)の位置における断面を示し、ダクトか1個の主ダクト
セグメント(101)と2個の補助ダクトセグメント(
iola)および(101b)とからなっていることを
表わしており、また、ダクトの第1の位置、第2の位置
さらにその中間位置を表わしている。2個の補助ダクト
セグメント(101a)および(101b)の底部外形
(107)は、船尾骨材の底部部材(105)を受は入
れるための通路(149)を形成するために、部分的に
切欠かれている。前記通路(149)には、船尾骨材の
底部部材(105)に設けられた孔にはめ込むための合
くぎ(130)が突出している。
この上方において、2個の補助ダクトセグメント(10
1a)および(101b)は、第1の位置にあるばあい
および第2の位置にあるばあい、ヒンジ(17G)を有
する接合面(C)−(d)で主ダクトセグメント(10
1)と接合する。
これらのダクトセグメント(101) 、(101a)
および(lolb)はそれぞれ複数本の放射状部材(1
0g)を有しており、それを介して対応するカラーセグ
メント(110) 、(110a)および(110b)
と接続されている。カラーセグメント(LID) 、(
ILOa)および(llob)は前述のとおり、第1の
位置にあるばあいに船尾管(104)のネック部にはめ
込まれるものである。
主ダクトセグメント(101)の延長上には実質上平板
の形をした昇降台(114)がある。昇降台(114)
は低摩擦性彼覆(122)を有する前後2個所のすべり
軌道(121)の内部を摺動する。昇降台(114)に
設けられた長円(175)は第2の位置すなわち頂部位
置のところに示されている。
2本のスプレッダ部材は連続する3種類の位置にある状
態で図示されており、上昇時もしくは下降時に、補助ダ
クトセグメント(101a)および(LOlb)をプロ
ペラ(102)に触れないよう左右に広げる役割有する
船体は、補助ダクトセグメント(101a)および(1
01b)が位置を換えるときに通過できるよう、端面(
14B)および(147)に沿って切り取られている。
この開口部は第15図で見られる2枚のパネル(152
)によって閉じられる。
第15図は第12図および第13図の線(A)−(B)
の位置における断面図であり端面(14B)および(1
47)で囲まれた船体開口部を表わしている。
第13図および第14図で示されているプロペラ(10
2)の回転軸(102a)を通る船体の垂直方向対称面
を(V)で表わしている。
ダクトのセグメント(101) 、(lOLa)および
(toib)が第1の位置または第2の位置にあるばあ
いに、パネル(152)は所定の位置に置かれて船体形
状を再構成する。
パネル(152)の外郭線は第1θ図に示される。
それぞれのパネル(152)には、2組の組になった腕
(153)および(154)が、ガセット板(159)
およびそれぞれのヒンジ(157)および(158)に
よって接続されている。腕(153)および(154)
の他端はそれぞれヒンジ(155)および(15B)を
介して前後のすべり軌道(12’l)に接続されている
。それぞれの組において腕(153)および(154)
は交差している。パネル(152)の動きはアクチュエ
ータ(160)によって制御される。パネル(152)
の開閉位置およびその中間位置が図示されている。この
動作は、アクチュエータロッドと腕(154)の中間点
とを連結するヒンジ(181)によってもたらされる。
このような動作のあいだ、ヒンジ(157)はヒンジ(
155)を中心とした円弧(E)を描く。同時にヒンジ
(158)は円弧(P)を描く。パネル(152)が開
の位置にあるとき、補助ダクトセグメント(lola)
および(101b)は位置を変えるために開口部を通過
することができる。
第1の位置および第2の位置にあるダクト(100)の
輪郭線をそれぞれ円(II)および(G)で表わす。補
助ダクトセグメント(Iota)によって描かれる包路
線を曲線(1)で表わす。
2枚のパネル(152)には、第2の位置すなわち頂部
位置にあるばあいに補助ダクトセグメント(101a)
および(101b)を載せるために、これらの形状に沿
うようなくさび形橋台(17g)が設けられている。こ
れにより。ダクト(100)が第2の位置において船体
運動による不慮の打撃を受けないようにしている。アク
チュエータ(160)がパネル(152)の閉の位置を
保持すれば同時にダクトを第2の位置にロックすること
になる。
パネル(152)が引き一ヒげられた状態では、くさび
形橋台(178)はセグメント(101a)の通過をま
ったく妨害しない。
レバーの腕の断面(171a)および(171b)は第
2の位置および第1の位置に対応している。第16図に
示された船尾側隔壁には2個所の溝孔(177a)およ
び(177b)が設けられレバー(171)が貫通でき
るようになっている。図中の前記溝孔(177a)およ
び(L77b)の中に示されているレバーの断面は、第
2の位置および第1の位置に対応している。
第16図はパネル(152)が通常の位置にある状態お
よび引き上げられた状態を示す平面図である。
2本のすべり軌道(12+、)は2個所の横方向隔壁(
1G2)を支持している。この前後2個所の横方向隔壁
は船体の一方から他方にわたっており、これによって囲
まれた船体部分を孤立させ、開口部(14B) 、(L
4Ga)および(147)から入る水を船体内部に侵入
させないようにしている。腕(153)は、一端がヒン
ジ(155)を介してすべり軌道(121)に接続され
、他端がガセット板(159)のヒンジ(157)を介
してパネル(152)に接続されている。腕(154)
は、一端が第15図に示すヒンジ(156)を介してす
べり軌道(121)に接続され、他端がガセット板(1
59)のヒンジ(158)を介してパネル(152)に
接続されている。これらノ腕は、腕(154)の中間点
にあるヒンジ(lt31)を介して、アクチュエータ(
IGO)によって駆動される。アクチュエータ(ieo
)はヒンジ(155)を介してすべり軌道(121)に
接続される。
2枚のパネル(152)の外郭線(163)は、対応す
る船体開口部(14B) 、(146a)および(14
7)と、必要最小な隙間(164)を残して適合する。
パネルの外郭線(103)は、船体の縦方向対称面(j
)−(K)の近くにおいては、中央部では昇降台(11
4)が貫通できるようなまた船首側ではスプレッダ部材
(111)が貫通できるような形状を有している。パネ
ルの船尾側端部では、外郭線(163)は実質的に前記
対称面(j)−(K)に沿っている(第15図をあわせ
て参照のこと)。
パネルの開の位置および閉の位置におけるくさび形橋台
が第16図中爪されている。左右2個所の縦方向仕切壁
(179)が設けられ、前後横方向隔壁(162)で囲
まれたこの空間を両側から区切っている。
第17図は、第12図の平面(C)−(D)の断面にお
ける平面図である。パネルおよびその作動装置は示され
ていない。
2本腕からなレバー(171)は、水平姿勢をとってい
る。ダクトは主ダクトセグメントのみが見えている。す
べり軌道(121)の低摩擦性被覆(122)の上を摺
動する昇降台もまた示されている。2本腕からなるレバ
ー(171)は、船尾側隔壁(102)の溝孔(177
a)および(177b)を貫通している2本の腕(17
1a)および(171b)から構成されている。ピン(
174)は昇降台(114)に設けられた長円(175
)の中を通っている。ヒンジ(173)は、第12図に
示すようにガセット板(180)によって箱(172)
に取り付けられている。
スプレッダ部材(ill)の投影図は、第1の位置にあ
るばあいも第2の位置にあるばあいも同じである。第2
の位置にあるときは、第15図に示すようにパネル(1
52)の外郭線(183)に適当な切欠が設けられてい
るので、スプレッダ部材(111)はパネル(152)
を貫通することができる。゛第17図中にはヒンジ(1
7B) 、縦方向仕切壁(179)ならびに開口部(1
46) 、(146a)および(147)も示されてい
る。
本発明によるプロペラダクト装置は、とくにはトロール
船のごとき船舶、より一般的には、あるときには低速に
おいて高度の推力を必要とし、またあるときには高推力
を必要とせずより高速で航行することを必要とするとい
うような2段階の異なった船速で航行することを要求さ
れるいかなる船舶をも対象としている。
本プロペラダクI・装置は、可変ピッチプロペラの採用
を避けることを可能にし、効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の位置にあるダクトを示す本発明のプロペ
ラダクト装置の第1の実施例の縦断面図、第2図は第2
の位置にあるダクトを示す以外は第1図と同様の図、第
3図は第1の位置、第2の位置およびその中間位置にあ
るダクトセグメントを示す端面図、第4図はパネル操作
装置を示す図、第5図は通常位置および引き上げられた
位置でのパネルを示す平面図、第6図はパネルを省略し
てプロペラダクト装置を示した平面図、第7図は第1の
位置にあるダクトを示す本発明のプロペラダクト装置の
第2の実施例の縦断面図、第8図は第2の位置にあるダ
クトを示す以外は第7図と同様の図、第9図は第1の位
置、第2の位置およびその中間位置あるダクトセグメン
トを示す第7図および第8図のプロペラダクト装置の端
面図、第10図はパネル操作装置の図、第11図は通常
位置および引き上げられた位置でのパネルを示す平面図
、第12図は第1の位置にあるダクトを示す本発明のプ
ロペラダクト装置の第3の実施例の縦断面図、第13図
は第2の位置にあるダクトを示す以外は第12図と同様
の図、第14図は第1の位置、第2の位置およびその中
間位置あるダクトセグメントを示す第12図および第1
3図のプロペラダクト装置の端面図、第15図はパネル
操作装置の図、第1G図は通常位置および引き上げられ
た位置でのパネルを示す平面図、第17図はパネルを省
略してプロペラダクト装置を示した図である。 (図面の主要符号) (1)、(100) 、(200)  :ダクト(1(
H)  :主ダクトセグメント (101a)、(101b) :補助ダクトセグメント
(201) 、(20La) :ダクトセグメント(2
)、(102) 、(202)  :プロペラ00、(
210)  :カラー (110) 、(llOa)、(llob) :カラー
セグメント01)、(Ill) 、(211>  :ス
プレッダ部材04)、(114)  :昇降台 ■、(121)  :すべり軌道 (力、(130) 、(230) :合くぎ(52)、
(152) 、(252) :パネル(284) 、(
284a) :駆動ロッド(289) 、(289a)
:軸 (293) 、(293a):板 特許出願人  ミシエル・エベルソール215図 160  アクチュエータ く   均 一   泊

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プロペラを備えた舶用プロペラダクト装置であって
    、該装置がダクトと、該ダクトを引き込むために船体内
    部に設けられたハウジングと、前記ダクトに接続されて
    おりかつ該ダクトを少なくとも2種類の位置、すなわち
    前記ダクトがプロペラの周囲に配置される第1の位置と
    、前記ダクトが前記ハウジング内に引き込まれる第2の
    位置とに設置しうるものであるダクトの位置決め機構と
    からなることを特徴とする舶用プロペラダクト装置。 2 前記ダクトが、プロペラ回転軸を通る垂直平面内に
    ある水平方向の軸であって該ダクトが第1の位置にある
    ときにはダクトの上方に位置する軸のまわりを回転する
    ヒンジで接続された2個のダクトセグメントによって構
    成されてなる特許請求の範囲第1項記載の舶用プロペラ
    ダクト装置。 3 前記ダクトが、プロペラ回転軸を通る垂直平面につ
    いて対称であって該軸の両側に配置された2個の独立し
    たダクトセグメントによって構成されてなる特許請求の
    範囲第1項記載の舶用プロペラダクト装置。 4 前記プロペラダクト装置が、1本の共通軸を中心に
    回転可能でありそれぞれがモータで駆動されるシャフト
    に取りつけられた2本の駆動ロッドを備えており、該ロ
    ッドのアセンブリが、前記ダクトセグメントの引き上げ
    およびおろし動作の制御に適したものである特許請求の
    範囲第3項記載の舶用プロペラダクト装置。 5 前記プロペラダクト装置が、前記ダクトセグメント
    が位置を変える際にプロペラと接触しないように案内す
    べく、一端を船体にまた他端を該ダクトセグメントにヒ
    ンジ接続されたスプレッダ部材を有する特許請求の範囲
    第1項記載の舶用プロペラダクト装置。 6 前記プロペラダクト装置が、ダクトが第1の位置に
    あるばあいに前記ダクトセグメントを船尾骨材に対して
    所定の相対位置に保持するように船体の船尾骨材と前記
    ダクトセグメントとに同時に嵌合する合くぎを有する特
    許請求の範囲第1項記載の舶用プロペラダクト装置。 7 前記ダクトセグメントが、第1の位置において前記
    ダクトがセンタリングされるように船体の船尾管の外周
    の位置にくるカラーの対応するセグメントに放射状部材
    で接続されてなる特許請求の範囲第1項記載の舶用プロ
    ペラダクト装置。 8 前記プロペラダクト装置が、ダクトセグメントが第
    1の位置と第2の位置のあいだを移動する際に通過でき
    るように船体に設けられてなるすくなとくも1個所の開
    口部と、ダクトが第1の位置または第2の位置にあると
    きに前記開口部を閉じて船体形状を再構成するパネルと
    を有する特許請求の範囲第1項記載の舶用プロペラダク
    ト装置。 9 前記プロペラダクト装置が、ダクトが第2の位置に
    あるばあいに、前記ダクトセグメントを船体に対して所
    定の相対位置に保持するように船体部材と前記ダクトセ
    グメントとに同時に嵌合する合くぎを有する特許請求の
    範囲第1項記載の舶用プロペラダクト装置。 10 前記パネルが、モータ駆動される軸のまわりに回
    転するように構成されてなる特許請求の範囲第9項記載
    の舶用プロペラダクト装置。 11 前記モータ駆動される軸が、平行な板によって前
    記パネルに連結されてなる特許請求の範囲第10項記載
    の舶用プロペラダクト装置。 12 前記ダクトが、1個の主ダクトセグメントと2個
    の補助ダクトセグメントからなる3個のダクトセグメン
    トで構成され、それぞれの補助ダクトセグメントが、プ
    ロペラ回転軸の両側に位置しプロペラ回転軸と平行な軸
    を有するヒンジによって主ダクトセグメントに接続され
    てなる特許請求の範囲第1項記載の舶用プロペラダクト
    装置。 13 前記主ダクトセグメントが、プロペラ回転軸を通
    る垂直平面について対称なダクトの上半分に実質上位置
    し、かつ前記2個の補助ダクトセグメントが、前記垂直
    平面の両側に対称に位置してなる特許請求の範囲第12
    項記載の舶用プロペラダクト装置。 14 前記主ダクトセグメントが、垂直な2本のすべり
    軌道に滑動自在に設置された板で構成される昇降台に固
    定されてなる特許請求の範囲第13項記載の舶用プロペ
    ラダクト装置。 15 前記プロペラダクト装置が、ダクトが位置を変え
    る際に前記補助ダクトセグメントがプロペラに接触しな
    いように、一端を船体にヒンジ接続され他端を前記ダク
    トセグメントにヒンジ接続されたスプレッダ部材を有す
    る特許請求の範囲第12項記載の舶用プロペラダクト装
    置。 16 前記補助ダクトセグメントが、ダクトが第1の位
    置にあるとき船尾骨材に嵌合する合くぎによって、船尾
    骨材と接続されてなる特許請求の範囲第13項記載の舶
    用プロペラダクト装置。 17 前記ダクトが、その第1の位置において船尾骨材
    の外周の位置にくる3個のカラーセグメントによりセン
    タリングされており、該カラーセグメントが放射状部材
    で前記ダクトセグメントに接続されてなる特許請求の範
    囲第13項記載の舶用プロペラダクト装置。 18 前記ハウジングが、前記ダクトが第1の位置と第
    2の位置のあいだを移動する際に通過するのに適した開
    口部と、前記ダクトが第1の位置または第2の位置にあ
    るあいだは前記開口部を閉じて船体の形状を再構成する
    2枚のパネルとを有してなる特許請求の範囲第13項記
    載の舶用プロペラダクト装置。
JP62019596A 1986-01-29 1987-01-28 舶用プロペラダクト装置 Pending JPS62210196A (ja)

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FR8601207A FR2593464B1 (fr) 1986-01-29 1986-01-29 Tuyere escamotable pour propulsion des navires
FR8615528 1986-11-07
FR8615528A FR2606360B2 (fr) 1986-01-29 1986-11-07 Tuyere escamotable pour propulsion de navires
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FR8617637 1986-12-17

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KR100542427B1 (ko) * 1997-07-31 2006-08-10 아께르 핀야즈 오이 서비스선박 운전방법

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NO870282D0 (no) 1987-01-23
EP0234992A1 (fr) 1987-09-02
NO870282L (no) 1987-07-30
KR870007034A (ko) 1987-08-14

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