JPS6220960A - 静油圧式無段変速機 - Google Patents

静油圧式無段変速機

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JPS6220960A
JPS6220960A JP15779285A JP15779285A JPS6220960A JP S6220960 A JPS6220960 A JP S6220960A JP 15779285 A JP15779285 A JP 15779285A JP 15779285 A JP15779285 A JP 15779285A JP S6220960 A JPS6220960 A JP S6220960A
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hydraulic
oil
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Tsutomu Hayashi
勉 林
Kazuto Ito
和人 伊藤
Yoshihiro Yoshida
圭宏 吉田
Mitsuru Saito
充 齋藤
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、定容量の斜板式油圧ポンプと可変容量の斜板
式油圧モータとの間に油圧閉回路を形成してなる静油圧
式無段変速機の改良に関する。
(2)従来の技術 かかる静油圧式無段変速機は、例えば特公昭う9−3’
8467号公報に記載されているように、既に知られて
いる。
(3)発明が解決しようとする問題点 従来の静油圧式無段変速機では、油圧モータのモータシ
リンダに固設された分配盤に油圧ポンプのポンプシリン
ダを回転摺動自在に圧接させ、それらの回転摺動面を貫
通する油路を通して油圧ポンプ及び油圧モータの作動油
の授受を行なうようにしている。このため、分配盤及び
ポンプシリンダの相対向する回転摺動面間から圧油が漏
洩し易く、その漏洩によれば伝動効率の低下を招く。
そこで、本発明は、油圧ポンプ及び油圧モータ間で作動
油の授受を確実に行い得て伝動効率が高く、しかも製作
が容易な前記静油圧式無段変速機を提供することを目的
とする。
B9発明の構成 (1)  問題点を解決するための手段上記目的を達成
するために、本発明は、油圧ポンプのポンプシリンダ及
び油圧モータのモータシリンダを一体化してなるシリン
ダプロ・ツクの中心部に出力軸を、またその外周面にス
リーブをそれぞれ嵌着すると共に、シリンダプロ・ツク
と出力軸及びスリーブとの各対向面間に、出力軸を中心
とする環状の内側油室及び外側油室を画成し、これら油
室には、これら油室を介してポンプシリンダのシリンダ
孔とモータシリンダのシリンダ孔との間に前記油圧閉回
路を形成する分配弁を設けたことを特徴とする。
(2)作 用 油圧ポンプの吐出行程が行われるシリンダ孔から吐出さ
れる高圧の作動油は、一方の油室を介して油圧モータの
膨張行程が行なわれるシリンダ孔に給送され、油圧モー
タの収縮行程が行われるシリンダ孔から排出される低圧
の作動油は、他方の油室を介してポンプシリンダの吸入
行程が行われるシリンダ孔に還流する。ごつしてポンプ
シリンダ及びモータシリンダは相対回転せずに作動油の
授受を繰返し、油圧ポンプから油圧モ・−タへの動力伝
達が行われる。
前記内側及び外側油室は、シリンダブロックと出力軸及
びスリーブとの各対向面間に画成されるので、シリンダ
ブロックを軸方向に分割せずとも用油室を単なる溝加工
により形成でき、したがってシリンダブロックは製作が
容易であると共に内圧に対する強度が極めて高いものと
なる。一方、スリーブは元来内圧に対する強度が極めて
高い。
その結果、シリンダブロック及びスリーブは油圧による
変形が極小であり、内、外側油室からの作動油の漏洩を
防止することができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明する。先
ず本発明の第1実施例を示す第1図において、自動二輪
車のエンジンの動力は、そのクランク軸1からチェン式
1次減速装置2、静油圧式無段変速機T及びチェン式2
次減速装置3を順次径て図示しない後車輪に伝達される
無段変速機Tは定容量型の斜板式油圧ポンプP及び可変
容量型の斜板式油圧モータMからなり、そしてクランク
軸1を支承するクランクケース4をケーシングとして、
それに収容される。
油圧ポンプPは、1次減速装置2の出カスブロケット2
aを一体に備えたカップ状の入力部材5と、この入力部
材5の内周壁にニードルベアリング6を介して相対回転
自在に嵌合されるポンプシリンダ7と、このポンプシリ
ンダ7にその回転中心を囲むように設けられた環状配列
の複数且つ奇数のシ)Jンダ孔8,8・・・にそれぞれ
摺合されるポンププランジャ9,9・・・と、これらポ
ンププランジャ9,9・・・の外端に当接するポンプ斜
板10とから構成される。
ポンプ斜板10は、ポンプシリンダ7の軸線と直交する
仮想トラニオン軸線O3を中心にしてポンプシリンダ7
の軸線に対し一定角度傾斜した姿勢で入力部材5の内端
壁にスラストローラベアリング11を介して回転自在に
背面を支承され、入力部材5の回転時、ポンププランジ
ャ9,9・・・に往復動を与えて吸入及び吐出行程を繰
返させることができる。
尚、ポンププランジャ9のポンプ斜板10に対する追従
性を良くするために、ポンププランジャ9を伸長方向に
付勢するばねをシリンダ孔8に縮設してもよい。
入力部材5は、その背面をスラストローラへアリング1
2を介して支持筒13に支承される。
一方、油圧モータMは、ポンプシリンダ7と同軸上でそ
の左方に配置されるモータシリンダ17と、このモータ
シリンダ17にその回転中心を囲むように設けられた環
状配列の複数且つ奇数のシリンダ孔18.18・・・に
それぞれ摺合されるモータプランジャ19.19・・・
と、これらモータプランジャ19.19・・・の外端に
当接するモータ斜板20と、このモータ斜板20の背面
及び外周面をスラストローラヘアリング21及びラジア
ルローラヘアリング21′を介して支承する斜板ホルダ
22と、更にこの斜板ホルダ22を支持する力・7プ状
の斜板アンカ23とから構成される。
モータ斜板20は、モータシリンダ17の軸線に対し直
角となる直立位置と、成る角度で傾斜する傾斜位置の間
を傾動し得るようになっており、その傾斜位置では、モ
ータシリンダ17の回転に伴いモータプランジャ19.
19・・・に往復動を与えて膨張及び収縮行程を繰返さ
せることができる。
尚、モータプランジャ19のモータ斜板20に対する追
従性を良くするために、モータプランジャI9を伸長方
向に付勢するばねをシリンダ孔18に縮設してもよい。
ポンプシリンダ7及びモータシリンダ17は一体のシリ
ンダブロックBを構成し、このシリンダブロックBの中
心部に出力軸25を貫通させる。
そして、この出力軸25の外周に一体に形成されたフラ
ンジ25aにモークシリング17の外端を衝き当て、ポ
ンプシリンダ7を出力軸25にスプライン嵌合し、ポン
プシリンダ7の外端に当接するサークリップ26を出力
軸25に係止することにより、シリンダブロックBは出
力軸25に固着される。
出力軸25は入力部材5をも貫通すると共に該部材5を
ニードルベアリング27を介して回転自在に支承する。
出力軸25の右端部外周には前記支持筒13がキー28
を介して嵌装され、そしてナンド30で固着される。上
記支持筒13及びローラベアリング31を介して出力軸
の右端部はクランクケース4に回転自在に支承される。
また、出力軸25は、モータ斜板20、斜板ホルダ22
及び斜板アンカ23の中心部を貫通し、その左端部には
、斜板アンカ23の背面をスラストローラヘアリング3
2を介して支承する支持筒33がスプライン嵌合され、
そして2次減速装置3の入力スプロケット3aと共にナ
ツト34で固着され、上記支持筒33及びローラベアリ
ング35を介して出力軸25の左端部はクランクケース
4に回転自在に支承される。
出力軸25には、ポンプ斜板10の内周面と相対的に全
方向傾動可能に係合する半球状の調心体36が摺動自在
にスプライン嵌合される。この調心体36は、複数枚の
皿ばね38の力でポンプ斜板10をスラストローラベア
リング11に対して押圧し、これによりポンプ斜板10
に調心作用を常に与えている。
また出力軸25には、モータ斜板20の内周面と相対的
に全方向傾動可能に係合する半球状の調心体37が摺動
自在にスプライン嵌合される。この調心体37は、複数
枚の皿ばね39の力でモータ斜板20をスラストローラ
ベアリング21に対して押圧し、これによりモータ斜板
20に調心作用を常に与えている。
各斜板10,20の調心作用を強化し、しかもポンプ斜
板10とポンププランジャ9,9・・・群、モータ斜板
20とモータプランジャ19.19・・・群の各間の回
転方向の滑りを防止するために、各斜板10.20には
、対応するプランジャ9,19の球状端部9a、19a
を係合させる球状凹部toa、20aがそれぞれ形成さ
れる。その際、球状凹部10a、20aは、斜板10.
20の如何なる回転位置においても、球状端部9a、1
9aとの適正な係合状態が確保されるように、曲率半径
が球状端部9a、19aのそれより大きく設定される。
油圧ポンプP及び油圧モータM間には、次のようにして
油圧閉回路が形成される。
シリンダブロックBには、ポンプシリンダ7のシリンダ
孔8,8・・・群とモータシリンダ17のシリンダ孔1
8.18・・・群との間において、出力軸25を中心に
して同心的に並ぶ環状の内側油室40及び外側油室41
と、用油室40,41間の環状隔壁及び外側油室41の
外周壁を放射状に貫通する、シリンダ孔8.8・・・及
び18.18・・・とそれぞれ同数の第1弁孔42,4
2・・・及び第2弁孔43.43・・・と、相隣るシリ
ンダ孔8,8・・・及び第1弁孔42.42・・・を相
互に連通ずる多数のポンプポートa、a・・・と、相隣
るシリンダ孔18゜18・・・及び第2弁孔43.43
・・・を相互に連通ずる多数のモータポートb、  b
・・・とが設けられる。
その際、前記内側油室40は、シリンダブロックBと出
力軸25との対向周面間に溝加工により形成され、また
前記外側油室41は、シリンダブロックBと、その外周
に嵌合して溶接されるスリーブ44との対向周面間に溝
加工により形成される。
前記第1弁孔42,42・・・には第1分配弁45゜4
5・・・が、また前記第2弁孔43.43・・・には第
2分配弁46.46・・・がそれぞれ摺合される。
前記各第1分配弁45はスプール型に形成されていて、
第1弁孔42の半径方向外方位置を占めると、対応する
ポンプポー1−aを外側油室41に連通ずると共に内側
油室40と不通にして、対応するシリンダ孔8を外側油
室41のみに連通し、また第1弁孔42の半径方向内方
位置を占めると、対応するポンプポー1−aを内側油室
40に連通ずると共に外側油室41と不通にして、対応
するシリンダ孔8を内側油室40のみに連通ずる。
このような動作を各第1分配弁45に与えるために、第
1偏心輪47が第1分配弁45.45・・・群を囲んで
それらの外端に係合され、またその偏心輪47と同心関
係の追従軸47′が第1分配弁45.45・・・群の内
側に配設されてそれらの内端の係合溝45a、45a・
・・に係合される(第3図参照)。上記追従軸47′は
鋼線から成形されていて、第1分配弁45.45・・・
を第1偏心輸47との係合方向に弾発すべく1つの切り
口をもっている。
第1偏心輪47は、入力部材5に嵌着されるポールヘア
リング48のインナレースにより構成され、そして第3
図に示すように、前記ポンプ斜板10の仮想トラニオン
軸線01に沿って出力軸25の中心から一定距離ε1だ
け偏心した位置に配置される。したがって、入力部材5
とポンプシリンダ7間に相対回転が生じると、各第1分
配弁45は、その弁孔42内で第1偏心輸47の偏心量
ε、の2倍の距離をストロークとして前記外方位置及び
内方位置間を往復動する。
前記各第2分配弁46は、第1分配弁45と同様にスプ
ール型に形成されていて、第2弁孔43の半径方向外方
位置を占めると、対応するモータポートbを外側油室4
1に連通ずると共に内側油室40と不通にして、対応す
るシリンダ孔18を外側油室41のみに連通し、また第
2弁孔43の半径方向内方位置を占めると、対応するモ
ータポー)bを内側油室40に連通ずると共に外側油室
41と不通にして、対応するシリンダ孔18を内側油室
40のみに連通ずる。
このような動作を各第2分配弁46に与えるために、第
2偏心輪49が第2分配弁46.46・・・群を囲んで
それらの外端に係合され、またその偏心輪49と同心関
係の追従軸49′が第2分配弁46.46・・・群の内
側に配設されてそれらの内端の係合溝46a、46a・
・・に係合される(第4図参照)。上記追従軸49′は
鋼線から成形されていて、第2分配弁46.46・・・
を第2偏心輸49との係合方向に弾発すべく1つの切り
口を持っている。
第2偏心輸49ば、クランクケース4に嵌着されるボー
ルヘアリング50のインナレースにより構成され、そし
て第4図に示すように、モータ斜板20の傾動軸線Oz
に沿って出力軸25の中心から一定距離ε2だけ偏心し
た位置に配置される。
したがって、モータシリンダ17が回転すると、各第2
分配弁46は、その弁孔43内で第2偏心輸49の偏心
量ε2の2倍の距離をストロークとして前記外方位置及
び内方位置間を往復動する。
第2図に示すように、前記斜板ホルダ22の両端には、
モータ斜板20の傾動軸線O上に並ぶ一対のトラニオン
軸80.80’ が一体に穿設され、これらトラニオン
軸80.80’ は、ニードルベアリング81及びロー
ラベアリング81’をそれぞれ介して前記斜板アンカ2
3に回転自在に支承される。換言すれば、これらトラニ
オン軸80゜80′によって前記傾動軸線○が規定され
る。
一方のトラニオン軸80の外端には作動レバー82が固
設される。而して、作動レバー82をもってトラニオン
軸80を回動すれば、それと一体の斜板ホルダ22も回
動し、モータ斜板20の回転中でも、これを自由に回動
させることができる。
前記斜板アンカ23は、モータシリンダ17の外周にニ
ードルヘアリング78を介して支承され、そして出力軸
25周りに回動しないように、一対の位置決めピン49
.49を介してクランクケース4に連結される。
上記構成において、1次減速装置2から油圧ポンプPの
人力部材5が回転されると、ポンプ斜板10によりポン
ププランジャ9,9・・・に吸入及び吐出行程が交互に
与えられ、そして吸入行程に入るポンププランジャ9に
隣接する第1分配弁45は第1偏心輸47及び追従軸4
7′の協働により内方位置へ作動され、吐出行程に入る
ポンププランジャ9に隣接する第1分配弁45は第1偏
心輪47及び追従軸47′の協働により外方位置へ作動
される。したがって、各ポンププランジャ9は、吸入行
程において内側油室40からシリンダ孔8に作動油を吸
入し、吐出行程においてシリンダ孔8から外側油室41
に作動油を圧送する。
外側油室41に送られた高圧の作動油は、膨張行程のモ
ータプランジャ19を収容するシリンダ孔18に、第2
偏心輪49及び追従軸49′により外方位置に制御され
る第2分配弁46を介して給送される一方、収縮行程の
モータプランジャ19を収容するシリンダ孔18内の作
動油は、第2偏心輪49及び追従軸49′により内方位
置に制御される第2分配弁46を介して内側油室40へ
排出される。
この間に、ポンプシリンダ7が吐出行程のポンププラン
ジャ9を介してポンプ斜板10から受ける反動トルクと
、モータシリンダ17が膨張行程のモータプランジャ1
9を介してモータ斜板20とから受ける反動トルクとの
和によって、シリンダブロックBは回転され、その回転
トルクは出力軸25から2次減速装置3へ伝達される。
この場合、入力部材5に対する出力軸25の変速比は次
式によって与えられる。
したがって、油圧モータMの容量を零から成る値に変え
れば、変速比を1から成る必要な値まで変えることがで
きる。
ところで、油圧モータMの容量はモータプランジャ19
のストロークにより決定されるので、モータ斜板20の
直立位置から成る傾斜位置まで1頃動させることにより
変速比を1から成る値まで無段階に制御することができ
る。
油圧ポンプP及び油圧モータMのこのような作動中、ポ
ンプ斜板10はポンププランジャ9,9・・・群から、
またモータ斜板20はモータプランジャ19.19・・
・群からそれぞれ反対方向のスラスト荷重を受けるが、
ポンプ斜+HIOが受けるスラスト荷重はスラストロー
ラベアリング11、入力部材5、スラストローラベアリ
ング12、支持筒13及びナツト30を介して出力軸2
5に支承され、またモータ斜板20が受けるスラスト荷
重はスラストローラベアリング21、斜板ホルダ22、
斜板アンカ23、スラストローラベアリング32、支持
筒33、スプロケット3a及びナツト34を介して同じ
く出力軸25に支承される。したがって、上記スラスト
荷重は、出力軸25に引張応力を生じさせるだけで、該
軸25を支持するクランクケース4には全く作用しない
第1図及び第5図において、シリンダブロックBには、
また、前記第1及び第2弁孔42,42・・・;43,
43・・・群の間において、前記用油室40.41の隔
壁及びスリーブ4′4を放射状に貫通する複数の第3弁
孔51,51・・・が穿設され、これら弁孔にクラッチ
弁52.52・・・が摺合される。
各クラッチ弁52は、第5B図に示すようにスプール型
に形成され、しかも内端側のランド部52aにはその全
長に亘り2つの面取り部52b。
52bが設けられる。而して、クラッチ弁52は、第3
弁孔5工の半径方向中間位置ないし内方位置(クラッチ
オン位置)を占めるとき、第3弁孔51を閉じて用油室
40,41間を遮断し、また半径方向外方位置(クラッ
チオフ位置)を占めるとき、面取り部52b、52bを
介して用油室40゜41間を連通ずることができる。
クラッチ弁52.52・・・の制御のために、クラッチ
弁52.52・・・の外端に、それらを取巻くクラッチ
制御輪54がレリーズベアリング55を介して係合され
、またクラッチ弁52.52・・・の内端の係合溝52
c、52c・・・には、クラッチ制御輪54と同心関係
の追従軸54′が係合される。
この追従軸54′は鋼線から成形されていて、クラッチ
弁52.52・・・を前記レリーズへアリング55のイ
ンナレースとの係合方向に弾発すべ(1つの切り口を持
っている。
クラッチ制御輪54は、出力軸25と同心のクラッチオ
フ位置Nと、出力軸25に対し偏心したクラッチオフ位
置Fとの間を揺動し得るように、該制御輪54の外側面
に突設された耳部54aが枢軸56を介してクランクケ
ース4に支持される。
このクラッチ制御輪54の一側面を支承してそのクラッ
チオフ位置Nを規定するストッパ57がクランクケース
4に一体に形成されると共に、その他側面を上記ス1−
ソバ57の方向へクラッチばね58の弾発力をもって押
圧するピストン59がクランクケース4と一体のボス6
0に摺合される。
クラッチ制御輪54は、その耳部54. aと反対側の
外側面に突起54bが一体に形成されており、この突起
54bに、クランクケース4に軸支61されるベルクラ
ンクレバー62の一端が連接され、その他端にはクラッ
チ操作ワイヤWが接続される。
また上記突起54bは、クラッチ制御輪54の側方への
倒れを防止するために、クランクケース4にボルト、7
5で固着された案内板76の案内溝76aに摺動自在に
係合される。
而して、クラッチ操作ワイヤWを牽引することにより、
ベルクランクレバー62を介して突起54bを押圧すれ
ば、第5A図に示すようにクラッチ制御輪54は、クラ
ッチばね58によるピストン59の押圧力に抗して枢軸
56周りにクラッチオフ位置Fまで揺動し、レリーズヘ
アリング55及び追従軸54′等と協働してクラッチ弁
52゜52・・・群を出力軸25の軸線に対し偏心させ
る。
その結果、ピストン59側の数本のクラッチ弁52は外
方位置即ちクラッチオフ位置へ動かされ、該クラッチ弁
52を介して低圧の内側油室40と高圧の外側油室4I
間が短絡するため、外側油室41から内側油室40へ作
動油が流出し、油圧モータMへの圧油の給送が不能とな
る。即ち油圧ポンプP及び油圧モータM間の動力伝達を
遮断することができる。
クラッチ操作ワイヤWの牽引を解除すれば、クラ、チば
ね58の作用によりクラッチ制御輪54は第5図のクラ
ッチオン位置Nに復帰し、クラ・7チ弁52,52・・
・群を出力軸25との同心位置に保持する。その結果、
用油室40,41間の短絡は断たれ、油圧ポンプPから
油圧モータMへの動力伝達は再開される。
ところで、全クラッチ弁52.52・・・の内端には内
側油室40の油圧が常に等しく作用しているので、全ク
ラッチ弁52.52・・・がクラッチ制御輪54に及ぼ
す押圧力は釣り合っている。したがって、クラッチ制御
輪54は、内側油室40の油圧に抵抗されることなく、
これを常に軽快に揺動させることができる。
再び第1図において、前記スリーブ44の外周には、そ
れを開鎖する3個の前記ヘアリング48゜50.55間
に介入するようにして、一対のフランジ板53.53が
軽圧入により固着される。これらフランジ板53.53
によれば、上記ヘアリング48.50.55の相互干渉
を防止し得るのみならず、スリーブ44を強固に補強す
ることができ、したがって外側油室41の高油圧による
スリーブ44の変形を抑えて、答弁45,46.52の
円滑な作動を確保することができる。
また、第1図及び第2図において、出力軸25は、その
中心部に奥が行止まりとなった油路63が穿設され、こ
の油路63の開放端には、クランクケース4の側壁に支
持される給油管64が挿入される。この給油管64は、
クランクケース4の側壁中に形成された油路65、同側
壁に装着されたフィルタ66、補給ポンプ67及びスト
レーナ68を介してクランクケース4底部のオイルパン
69内と連通され、補給ポンプ69は前記人力部材5か
ら歯車70.71を介して駆動される。したがって、入
力部材5の回転中学に補給ポンプ67によってオイルパ
ン69内の油が油路63に供給される。
上記油路63は、出力軸25に穿設された半径方向の補
給孔72を介して前記内側油室40に連通される。また
該油路63には、給油管64への油の逆流を防止する逆
止弁73が介装される。
したがって、通常の負荷運転時に油圧ポンプP及び油圧
モータM間の油圧閉回路から作動油が漏洩すれば、油路
63から補給孔72を通して内側油室40へ作動油が補
給される。
逆負荷運転時即ちエンジンブレーキ時には、油圧モータ
Mがポンプ作用を行い、油圧ポンプPがモータ作用を行
うようになるので、外側油室41が低圧に、内側油室4
0が高圧に変わり、内側油室40から油路63へ作動油
が逆流しようとするが、その逆流は逆止弁73によって
阻止される。
したがって、油圧モータMから油圧ポンプPへの逆負荷
を確実に伝達することができ、良好なエンジンブレーキ
効果が得られる。
ポンププランジャ9の摺動面及び入力部材5内部の潤滑
のために、ポンププランジャ9にその内外を連通する細
い油孔77が穿設され、またモータプランジャ9の摺動
面及び斜板アンカ23内部の潤滑のために、モータプラ
ンジャ19にもその内外を連通する細い油孔79が穿設
される。
第2図、第6図及び第7図において、前記モータ斜板2
0の傾動操作のために、前記トラニオン軸80の作動レ
バー82には変速制御装置83が接続される。
変速制御装置83は、クランクケース4に固着されたシ
リンダ84と、このシリンダ84に摺合されたピストン
85とを備える。シリンダ84の側壁には窓86が、ま
たピストン85の中央部にはそれを横方向に貫通して上
記窓86に臨む連結孔87が穿設されており、前記トラ
ニオン軸80の作動レバー82は、その窓86を通して
連結孔87に係合され、トラニオン軸80の回転に応じ
てピストン85を摺動させ得るようになっている。
第6図において、作動レバー82、したがってピストン
85の左動はモータ斜板20の一直立状態をもたらすも
のであり、そのピストン85とシリンダ84の左端壁と
の間に第1油室88が、またピストン85とシリンダ8
4の右端壁との間に第2油室89がそれぞれ画成され、
第1油室88にはピストン85を第2油室89側へ付勢
する戻しばね90が縮設される。
第1及び第2油室88.89は、途中に変速制御弁91
を介装した油圧導管92を介して相互に連通され、これ
らの内部には作動油が充填される。
上記変速制御弁91は、車両の操縦装置の適所に設置さ
れて油圧導管92の途中に介入する弁面93と、この弁
面93内の油路94に直列に介装される第1及び第2逆
止弁95.96とから構成される。これら第1及び第2
逆止弁95,96は、順方向が相互に逆になるように配
置されと共に、それぞれ弁ばね97.98により常に閉
弁方向へ付勢されている。
第1及び第2逆止弁95.96には、これらを適時強制
的に開弁じ得るように第1及び第2電磁作動器S、、S
2の作動杆120,121がそれぞれ連接される。第1
及び第2電磁作動器S1゜S2は、上記作動杆120,
121を先端に一体に備えた可動鉄心122,123と
、この可動鉄心122,123を囲繞するソレノイド1
24゜125と、このソレノイド124,125を保持
して弁面93にポルト126及びナツト127で固着さ
れる作動器本体128,129と、可動鉄心122.1
23を上方の不作動位置に向かつて付勢する戻しばね1
30,131と、弁面93にポルl−132で固着され
て可動鉄心122.123の不作動位置を規制するスト
ッパ板133とから構成される。
上記第1及び第2電磁作動器S1.Szにおいて、ソレ
ノイド124,125の消磁時には、可動鉄心122,
123は、戻しばね130,131の力により不作動位
置に保持され、作動杆120.121を第1及び第2逆
止弁95,96から離間させ、これにより第1及び第2
逆止弁95゜96は閉弁状態を保つことができる。ソレ
ノイド124.125を励磁すれば、その磁力の作用に
より可動鉄心122.123が戻しばね130゜131
の力に抗して下動するので、作動杆120゜121によ
り第1.第2逆止弁95.96を強制的に開弁すること
ができる。
ところで、モータプランジャ19.19・・・の本数が
奇数としであるために、モータシリンダ17の回転中、
モータプランジャ19.19・・・群がモータ斜板20
に及ぼすスラスト荷重は、モータ斜板20の傾動軸線○
を境としてその一例と他側とで強弱が交互に変わり、モ
ータ斜板20には振動的な傾動トルクが作用する。そし
て、この振動的な傾動トルクは、作動レバー8.2を介
してピストン85に左右方向交互に押圧力として作用す
る。
そこで、第1電磁作動器S、のみを作動させれば、第1
逆止弁95は開弁状態とされるので、第2逆止弁96に
よって、第1油室88から第2油室89への油の流れは
許容されるが、それと逆方向の流れは阻止され、作動レ
バー82からピストン85に左向きの押圧力が作用する
ときだけ、第1油室88から第2油室89へ油が流れる
。その結果、ピストン85は第1油室88側へ移動し、
作動レバー82をモータ斜板20の傾斜方向へ回動させ
ることになり、即ち減速操作が行なわれる。
次に第2電磁作動器S2のみを作動させれば、今度は第
2逆止弁96が開弁状態とされるので、第1逆止弁95
によって、第2油室89から第1油室88への油の流れ
は許容されるが、それと逆方向の流れは阻止され、作動
レバー82からピストン85に右向きの押圧力が作用す
るときだけ、第2油室89から第1油室88へ油が流れ
る。その結果、ピストン85は第2油室89側へ移動し
、作動レバー82をモータ斜板20の起立方向へ回動さ
せることになり、即ち増速操作が行なわれる。
両電磁作動器S、、S2を共に不作動状態に戻せば、閉
弁状態とされる両逆止弁95.96が協働して弁面93
内の油の流通を完全に阻止するので、ピストン85は移
動不能になって、そのときの位置で作動レバー82を保
持し、モータ斜板20を直立位置または傾斜位置に固定
し、そのときの変速比をホールドすることができる。
また、両電磁作動器S、、SZを共に作動状態にすれば
、用油室88,89間での油の流通が自由になるので、
例えばエンジンの停止時にそのようにすると、ピストン
85は左動位置にあっても、戻しばね90の弾発力をも
って右動限まで速やかに移動し、作動レバー82をモー
タ斜板20の最大傾斜位置まで回動させて再発進に備え
ることができる。
第7図に示すように、シリンダ84は出力軸25の軸線
に対して直角またはそれに近い位置に配置される。この
ようにすると、作動レバー82がピストン85を押圧す
るとき、その反力がトラニオン軸80を介して斜板アン
カ23に出力軸25の軸線方向へ作用することを回避す
ることができる。
第6図において、シリンダ84の上部には、リザーブタ
ンク109が装備され、このリザーブタンク109をシ
リンダ84内に連通ずるリリーフポート110及びサプ
ライポート111がシリンダ84の上壁に穿設される。
ピストン85の左端部及び右端部の外周には、シリンダ
84の内周面に密接する一方向シール機能を存する第1
及び第2カップシール105,106が装着され、また
シリンダ84の内周には、前記窓86の左右両側におい
てピストン85の中間部外周面に密接する0リング10
7.108が装着される。
而して、リリーフポー1−110は、ピストン85が右
動限に位置するとき、第1カンプシール105の直前で
第1油圧室88に開口し、サプライポート111は常に
第2カツプシール106と0リング108との間でシリ
ンダ84内面に開口するようになっている。
したがって、ピストン85が右動限に位置するとき、油
温の上界等により第1油室88に圧力上昇が生じると、
その圧力はリリーフポート110からリザーブタンク1
09へ放出される。またピストン85の左動時には、第
1カツプシール1゜5がリリーフポート110の開口部
を通過したときから第1油室88がピストン85により
加圧され、第1油室88から第2油室89への油の流れ
を可能にする。その際、第2油圧室89が所定圧力以下
に減圧すれば、リザーブタンク109内と第2油室89
間の圧力差により、リザーブタンク109内の油がサプ
ライボート111からシリンダ84及びピストン85の
摺動間隙を通り、第2力、プシール106を第2油室8
9側へ撓ませつつ該室89へ補給される。
尚、リザーブタンク109内を高圧状態に保持しておけ
ば、油圧導管92には油圧による予張力が与えられるの
で、ピストン25の作動に伴う油圧変化に対する油圧導
管92の剛性が強化され、ピストン85の作動を安定さ
せることができる。
第8図は前記第1及び第2電磁作動器S、、S2のソレ
ノイド124,125のための自動制御回路の一例を示
すものである。変速制御因子としてエンジンのスロット
ル開度、同ブースト圧力、変速機の人力回転数及び同出
力回転数が、スロットル開度センサ140、ブースト圧
力センサ141、入力回転数センサ142及び出力回転
数センサ143によりそれぞれ検出され、それぞれの検
出値に対応する信号がコンピュータ144に入力される
。するとコンピュータ144は、予めプログラムされた
数値に照らして、変速機Tを減速操作すべきと判断した
ときには第1電磁作動器S1のソレノイド124に作動
信号を出力し、反対に増速操作すべきと判断したときに
は、第2電磁作動器S2のソレノイド125に作動信号
を出力し、また変速比をホールドすべきと判断したとき
には、いずれへの出力も停止する。こうして変速機Tは
自動制御される。
一方、操縦者が道路条件や低燃費重視、高出力重視等に
応じて変速モード設定器145を操作すれば、それに応
じた入力信号によりコンピュータ144の判断基準値が
増減し、変速特性を自由に変えることができる。
次に第9図ないし第11図により本発明の第2実施例に
ついて説明すると、外側油室41を画成するスリーブ4
4はシリンダブロックBの外周に一対のシール部材例え
ば○リング150,150を介して油密に嵌合されると
共にノックピン151を介して固着される。そして、各
第1.第2分配弁45.46及びクラッチ弁52は、シ
リンダブロックB側の弁孔42,43.51に摺合する
弁部45A、46A、52Aと、スリーブ44側の弁孔
42,43.51に摺合する操作部45B。
46B、52Bとに分割され、これら弁部45A。
46A、52A及び操作部45B、46B、52Bは相
互に滑り可能に当接させである。
このようにすると、各弁孔42.43.51において、
シリンダブロックB側の孔とスリーブ44側の孔とで軸
線が加工誤差により多少ずれていても、そのずれは上記
弁部及び操作部間の横方向の滑りに吸収されるので、答
弁45,46.52は何等こじられることなく弁孔42
,43.51内をスムーズに摺動することができる。ま
た、各操作部45B、46B、52Bは各弁部45A。
46A、52Aに関係なく充分小径に形成し得るので、
スリーブ44側の弁孔42,43.51も小径にして、
これら弁孔によるスリーブ44の強度低下を少なくする
ことができる。
この場合、第1及び第2分配弁45.46の弁部45A
、46Aの中間部には、第1及び第2弁孔42,43の
内壁に摺合する欠円状の案内ランド45b、46bが突
設され(第10図参照)、これによって弁孔42,43
での油の流れを妨げることなく弁部45A、46Aの倒
れを防止することができる。
クラッチ弁52の弁部52Aの油の流通部は、第1I図
に示すような2つの面取り部52b、52bのみとなっ
ている。
第1.第2分配弁45.46及びクラッチ弁52の内端
にそれぞれ係合する追従軸47’、49’。
54′は、ばね鋼板から成形され、これら追従軸47’
 、49’ 、54’ の間には、相互干渉を回避する
ためのワッシャ152,153が介装される。これら追
従軸47’、49’、54’及びワッシャ152,15
3には、これらが内側油室40における油の流通を妨げ
ないようにするための切欠または小孔が適所に設けられ
る。
その他の構成は前実施例と同様であり、第9図ないし第
11図中、前実施例と対応する部分には、それと同一の
符号を付した。
また、第12図は本発明の第3実施例を示すもので、ス
リーブ44の中央部外周面に、クラッチ弁52.52・
・・に貫通される環状の補強リブ99を、これが両偏心
輪47.49に挟まれるように、一体に突設し、またス
リーブ44の両端部外周面に、環状の補強フランジ板1
00,100を、これらが両偏心輪47.49を挟むよ
うに、圧入して固着し、これによってスリーブ44の剛
性を強化すると共に両偏心輪47.49の倒れを防止す
るようにした点を除けば、前記第1実施例と基本的に同
一構成であり、第12図中、第1実施例と対応する部分
には、それと同一の符号を付した。
C9発明の効果 以上のように本発明によれば、油圧ポンプのポンプシリ
ンダ及び油圧モータのモータシリンダを一体化してなる
シリンダブロックの中心部に出力軸を、またその外周面
にスリーブをそれぞれ嵌着すると共に、シリンダブロッ
クと出力軸及びスリーブとの各対向面間に、出力軸を中
心とする環状の内側油室及び外側油室を画成し、これら
油室には、これら油室を介してポンプシリンダのシリン
ダ孔とモータシリンダのシリンダ孔との間に前記油圧閉
回路を形成する分配弁を設けたので、ポンプシリンダ及
びモータシリンダを相対回転させずにその両者間で内、
外側油室を介して作動油の授受を行わせることができ、
軸方向に分割されていないシリンダブロック及びスリー
ブは内圧に対する強度が高く、油圧による変形が極小で
あることと相俟って、内、外側油室からの作動油の漏洩
を防止し、伝動効率の向上を図ることができる。
しかも、内、外側油室は、シリンダブロックを軸方向に
分割せずとも、シリンダブロックと出力軸及びスリーブ
との各対向面に溝加工を施すことにより形成できるので
、製作が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の第1実施例を示すもので
、第1図は自動二輪車の動力伝達系に介装した静油圧式
無段変速機の縦断平面図、第2図は同変速機の一部縦断
背面図、第3図、第4図及び第5図は第1図のIII−
III線、IV−IV線及び■−V線断面図、第5A図
は第5図の作動図、第5B図は第5図中のクラッチ弁の
斜視図、第6図は第2図のVl−Vl線断面図、第7図
は前記変速機の一部平面図、第8図は前記変速機の自動
制御回路図、第9図は本発明の第2実施を示す静油圧式
無段変速機の要部の縦断面図、第10図は第9図中の第
1 (第2)分配弁の斜視図、第11図は第9図中のク
ラッチ弁の斜視図、第12図は本発明の第3実施例を静
油圧式無段変速機の要部の縦断面図である。 T・・・無段変速機、P・・・油圧ポンプ、M・・・油
圧モータ、B・・・シリンダブロック、ε1・・・第1
偏心輪47の偏心量、ε2・・・第2偏心輪49の偏心
量、a・・・ポンプポート、b・・・モータポート■・
・・クランク軸、4・・・クランクケース、5・・・入
力部材、 7・・・ポンプシリンダ、8・・・シリンダ
孔、9・・・ポンププランジャ、lo・・・ポンプ斜板
、17・・・モータシリンダ、18・・・シリンダ孔、
19・・・モータプランジャ、20・・・モータ斜板、
25・・・出力軸、40・・・内側油室、41・・・外
側油室、42・・・第1弁孔、43・・・第2弁孔、4
4・・・スリーブ、45・・・第1分配弁、46・・・
第2分配弁、47・・・第1偏心輸、47′ ・・・追
従輪、49・・・第2偏心輪、49′・・・追従輪 特 許 出 願 人 本田技研工業株式会社第4図 ρ°り 第3図 単rEA図 ユを 第5図 第7図 第6図 第8図 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 定容量の斜板式油圧ポンプと可変容量の斜板式油圧モー
    タとの間に油圧閉回路を形成してなる静油圧式無段変速
    機において、油圧ポンプのポンプシリンダ及び油圧モー
    タのモータシリンダを一体化してなるシリンダブロック
    の中心部に出力軸を、またその外周面にスリーブをそれ
    ぞれ嵌着すると共に、シリンダブロックと出力軸及びス
    リーブとの各対向面間に、出力軸を中心とする環状の内
    側油室及び外側油室を画成し、これら油室には、これら
    油室を介してポンプシリンダのシリンダ孔とモータシリ
    ンダのシリンダ孔との間に前記油圧閉回路を形成する分
    配弁を設けたことを特徴とする、静油圧式無段変速機。
JP60157792A 1985-07-17 1985-07-17 静油圧式無段変速機 Expired - Lifetime JPH0743022B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6465362A (en) * 1987-09-01 1989-03-10 Honda Motor Co Ltd Static hydraulic type continuously variable transmission
JP2014105480A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Mitsui Kinzoku Act Corp ドア開閉装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB745543A (en) * 1952-05-13 1956-02-29 Franco Pavesi Improvements in hydraulic variable speed transmission mechanisms

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