JPS6220797Y2 - - Google Patents

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JPS6220797Y2
JPS6220797Y2 JP17498879U JP17498879U JPS6220797Y2 JP S6220797 Y2 JPS6220797 Y2 JP S6220797Y2 JP 17498879 U JP17498879 U JP 17498879U JP 17498879 U JP17498879 U JP 17498879U JP S6220797 Y2 JPS6220797 Y2 JP S6220797Y2
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oil
cylinder
piston
chamber
pressure
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JP17498879U
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JPS5691991U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、軸受などに定量的に潤滑油を供給す
るための定量バルブに関するものである。本明細
書において油とは、液状の油のほか、グリースの
如く粘度の高いものも含むものとする。
従来、この種の定量バルブにおいては、ピスト
ンが滑動するシリンダと、遊動弁が移動する圧力
室は、同軸上ではなくほぼ直角方向に配備された
り、平行に重ねて配備されている。従つて外形寸
法はシリンダ本体に比べかなり大きくなり、多数
の定量バルブをまとめたものを狭いスペースに配
備することが困難であつた。
また、従来のものでは例えば特公昭38−20769
号公報又は実公昭43−6862号公報に示されたもの
の如く、ポンプによりバルブ入口に与えられる高
圧により油の吐出を行う直圧型であるので、潤滑
油作用圧力が高く、各部の強度を大とせねばなら
ないので寸法が大となる、という問題点があつ
た。
本考案は、圧力室をシリンダと同軸上に配備
し、ピストンを貫通した排出導管を経て潤滑油を
排出するようにし、かつ二次圧型としたことによ
り、従来のものの上記の欠点を除き、潤滑油作用
圧力が低く、外形寸法はシリンダ本体と殆んど同
じであり、小型化がはかれ、狭いスペースに配備
することができる定量バルブを提供することを目
的とするものである。
本考案は、入口と出口とを有するシリンダ内
に、滑動可能にピストンを設け、該ピストンの底
部側シリンダ室には戻し用押しバネを備え、前記
ピストンの頭部側シリンダ室には、前記入口と通
ずる圧力室が接続され、該圧力室には遊動逆止弁
が備えられ、該遊動逆止弁は、前記入口から入る
油が昇圧されると油を前記頭部側シリンダ室に導
き、油が降圧されると前記頭部側シリンダ室に収
容された油を前記圧力室内に導くよう構成されて
いる定量バルブにおいて、前記圧力室が前記シリ
ンダと同軸上に配備され、前記圧力室に開口し、
かつ前記出口に通ずる排出導管が前記ピストンを
貫通して備えられ、前記底部側シリンダ室は前記
排出導管の内部とは遮断され、前記入口から入る
油が昇圧されたときに前記出口に通ずる油の流出
流路が遮断されて油が吐出されず、かつ前記底部
側シリンダ室には前記ピストンのストロークエン
ドを決めるストツパが設けられていることを特徴
とする定量バルブである。
本考案を潤滑装置に用いた実施例につき図面を
用いて説明すれば、第1図において、入口1と出
口2とを有するシリンダ3内に滑動可能にピスト
ン4が設けられ、ピストン4の底部7側の底部側
シリンダ室5には、ピストン4に押し戻す力を与
える戻し用の押しバネ6が備えられ、ピストンの
頭部側シリンダ室(図示されていないが、ピスト
ン4が右方に移動した時に、ピストン4の頭部8
側に形成されるシリンダ3内の空間)には、入口
1と通ずる圧力室9が、シリンダ3と同軸上に配
備されて接続されている。圧力室9の中にはゴ
ム、プラスチツクなどの弾性体にて作られ、リツ
プ10を有する遊動逆止弁11が備えられてい
る。圧力室9に開口し、出口2に通ずる排出導管
12が、ピストン4を貫通して備えられている。
排出導管12には穴が設けられておらず、底部側
シリンダ室5は排出導管12の内部とは遮断され
ており、いわゆる二次圧型給油方式となつてい
る。13は、ピストン3のストロークエンドを決
めるストツパであり、異なる長さのものに交換で
きるよう着脱可能となつている。14は遊動逆止
弁11に一方向の力を与えるバネである。15
は、複数個のシリンダ3を取り付けて一つのブロ
ツクとするための共通ホルダ、16は潤滑油の通
路であり、潤滑油の供給源と接続している。18
は通気孔である。
使用に当たつては、共通ホルダ15に複数個の
シリンダユニツト17(第1図において共通ホル
ダ15以外の部分をシリンダユニツト17と称
す)を取り付け、通路16を潤滑油ポンプなどの
潤滑油の供給源に接続し、各シリンダユニツト1
7の出口を導管により軸受などの如き潤滑を必要
とする潤滑部分に接続する。
先ず、潤滑油ポンプにより高圧の潤滑油を通路
16に供給する。高圧油は入口1から圧力室9に
入り遊動逆止弁11を排出導管12の開口に当接
せしめ、これを閉塞する。このとき、この排出導
管12の開口が遮断されることにより出口2へ通
ずる油の流出流路が遮断され、出口2から油は吐
出しない。即ち入口1の圧力で出口2から油を吐
出せしめる直圧型のものとは異なり、後述の如
く、押しバネ6の圧力により出口2から油を吐出
する二次圧型となつている。同時に高圧油は、遊
動逆止弁11のリツプ10を変形せしめ、その隙
間よりピストン4の頭部8側に導入される。ピス
トン4はこの高圧油に押され、押しバネ6に抗し
て右方に移動し、ピストン4の左側に形成された
頭部側シリンダ室に高圧油が充填される。底部側
シリンダ室5内の空気は通気孔18を経て外に排
出される。
高圧油の供給を続ければ、ピストン4は最後に
ストツパ13に接して停止し、他のシリンダユニ
ツトへ給油が行なわれる。
所定数のシリンダユニツトへの油の充填が完了
した後、潤滑油ボンプからの高圧油の供給を止め
れば、入口1側の圧力は低下し、押しバネ6の戻
し力が勝つてピストン4は押しバネ6による二次
圧により左方に移動する。この際、頭部側シリン
ダ室から押し出された油はリツプ10を広げ、遊
動逆止弁11を左方に移動せしめ、排出導管12
の開口を開き、油は排出導管12を経て出口2を
通り、軸受などの潤滑部分に所定量の給油を行な
うことができる。
ストツパ13を、異なる長さのものに交換すれ
ば、一回の供給油量を調節することができる。
本実施例は上記の如く構成され作用するので、
シリンダユニツトの外形が著しく小寸法となり、
多数のシリンダユニツト17を一つの共通ホルダ
15に取り付けて一体となしたブロツクも著しく
小寸法となり、狭い場所に配備することが容易と
なる。
第2図及び第3図は別の実施例を示し、底部側
シリンダ室5の端部に、軸方向に移動可能に設け
られたストライカ19を有するものである。スト
ライカ19はバネ20により左方に押され、通常
はその先端がストツパ13の端面から所定の距離
lだけ突出しているが、ストロークエンド近くで
ピストン4は先ずストライカ19に接触し、これ
を押し込んで、リミツトスイツチ21を作動さ
せ、表示ランプ22を点灯せしめ、当該シリンダ
ユニツト17がストロークエンドに達したことを
表示することができる。ストツパ13は一部切り
欠かれてストライカ19を通すようになつてい
る。
本実施例はこのように直圧型ではなく二次圧型
であるので、作動圧力が低くなり強度的に各部寸
法を小さくすることができて小型となり、また製
作精度もさほど高くなくてすむ。
排出導管12には油の出入する穴がないので、
ストツパ13野内径と排出導管12との間に油の
出入のための大きな隙間を開けておく必要がな
く、ストツパ13の内径が小さくなり、従つてそ
の外径も小さくなり、バルブ全体が小型となる。
リミツトスイツチ21と表示ランプ22とを直
列に接続した回路を、或るブロツク内で並列に接
続すれば、全表示ランプの点灯により、そのブロ
ツクの高圧油充填が完了したことを示すことがで
きる。
各ブロツクに表示灯22を1個設け、各シリン
ダユニツトごとに設けたリミツトスイツチを直列
に接続し、さらに表示灯22を直列に接続すれ
ば、この表示灯22の点灯により、そのブロツク
の高圧油充填が完了したことを示すことができ
る。
シリンダユニツト又はブロツク毎の充填完了の
表示は、電気回路を適宜組んでブロツクの付近、
又は任意の他の場所において、ランプ表示、ブザ
ー、などの警報信号、又は他の部分の操作用(例
えば潤滑油ポンプの停止など)の出力信号を発す
るようにしてもよい。
本考案により、二次圧型となり作用圧力が低く
なること、及びストツパ径を小寸法とすることが
できることにより、外形寸法が著しく小さくな
り、多数まとめてブロツク化しても小型となして
狭い場所にも配備することができ、供給先に対
し、最も適した場所に配備して有効なる油の定量
供給を行なうことを可能とする定量バルブを提供
することができ、実用上極めて大なる効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案のそれぞれ異なる実
施例の縦断面図、第3図は第2図の−線横断
面図である。 1……入口、2……出口、3……シリンダ、4
……ピストン、5……底部側シリンダ室、6……
押しバネ、7……底部、8……頭部、9……圧力
室、10……リツプ、11……遊動逆止弁、12
……排出導管、13……ストツパ、14……バ
ネ、15……共通ホルダ、16……通路、17…
…シリンダユニツト、18……通気孔、19……
ストライカ、20……バネ、21……リミツトス
イツチ、22……表示灯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 入口と出口とを有するシリンダ内に、滑動可
    能にピストンを設け、該ピストンの底部側シリ
    ンダ室には戻し用押しバネを備え、前記ピスト
    ンの頭部側シリンダ室には、前記入口と通ずる
    圧力室が接続され、該圧力室には遊動逆止弁が
    備えられ、該遊動逆止弁は、前記入口から入る
    油が昇圧されると油を前記頭部側シリンダ室に
    導き、油が降圧されると前記頭部側シリンダ室
    に収容された油を前記圧力室内に導くよう構成
    されている定量バルブにおいて、前記圧力室が
    前記シリンダと同軸上に配備され、前記圧力室
    に開口し、かつ前記出口に通ずる排出導管が前
    記ピストンを貫通して備えられ、前記底部側シ
    リンダ室は前記排出導管の内部とは遮断され、
    前記入口から入る油が昇圧されたときに前記出
    口に通ずる油の流出流路が遮断されて油が吐出
    されず、かつ前記底部側シリンダ室には前記ピ
    ストンのストロークエンドを決めるストツパが
    設けられていることを特徴とする定量バルブ。 2 前記ストツパが、着脱可能に設けられている
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の定量バル
    ブ。
JP17498879U 1979-12-18 1979-12-18 Expired JPS6220797Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5691991U JPS5691991U (ja) 1981-07-22
JPS6220797Y2 true JPS6220797Y2 (ja) 1987-05-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106195602A (zh) * 2016-08-30 2016-12-07 郑州盛川科技有限公司 润滑脂加注设备及其加注阀

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JPS6120973U (ja) * 1984-07-13 1986-02-06 リユ−ベ株式会社 定量バルブ
JP2579962Y2 (ja) * 1992-03-11 1998-09-03 正和油機株式会社 計量型分配弁
JP3405019B2 (ja) * 1995-10-23 2003-05-12 ダイキン工業株式会社 集中潤滑装置の分配弁

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