JPS62207819A - 溶鋼の循環式真空脱ガス処理方法 - Google Patents
溶鋼の循環式真空脱ガス処理方法Info
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- JPS62207819A JPS62207819A JP4855286A JP4855286A JPS62207819A JP S62207819 A JPS62207819 A JP S62207819A JP 4855286 A JP4855286 A JP 4855286A JP 4855286 A JP4855286 A JP 4855286A JP S62207819 A JPS62207819 A JP S62207819A
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Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
溶鋼を循環式真空脱ガス処理法によって精錬する際に伴
われる溶鋼の温度降下を有効に回避するための溶鋼の真
空処理中における適切な加熱法に関連し、溶鋼鋳込み温
度によって制約され勝ちとなる必要な真空処理時間を、
有利に確保する手法をここに提案する。
われる溶鋼の温度降下を有効に回避するための溶鋼の真
空処理中における適切な加熱法に関連し、溶鋼鋳込み温
度によって制約され勝ちとなる必要な真空処理時間を、
有利に確保する手法をここに提案する。
一般に溶鋼の循環式真空脱ガス装置による精錬は、処理
効果に優れ、また生産性も高いことから、多数の製鉄工
場において多用されている。
効果に優れ、また生産性も高いことから、多数の製鉄工
場において多用されている。
この真空精錬は通常10〜30分程度の処理時間が必要
なため、処理中の溶鋼の温度降下が問題となり、そのた
め通常は、溶鋼を製造する一次精錬、例えば、転炉での
出鋼温度を引続く真空処理における降温骨を考慮して高
く定めることが必要で、この出鋼温度の選定を誤まると
、溶鋼温度が低すぎて、真空脱ガス処理のための十分な
時間の確保ができず、ときには真空脱ガス処理が行えな
い。
なため、処理中の溶鋼の温度降下が問題となり、そのた
め通常は、溶鋼を製造する一次精錬、例えば、転炉での
出鋼温度を引続く真空処理における降温骨を考慮して高
く定めることが必要で、この出鋼温度の選定を誤まると
、溶鋼温度が低すぎて、真空脱ガス処理のための十分な
時間の確保ができず、ときには真空脱ガス処理が行えな
い。
そのため、循環式真空脱ガス装置による精錬中に、溶鋼
を簡便に加熱する方法が切望されるわけである。
を簡便に加熱する方法が切望されるわけである。
(従来の技術)
例えば、鉄と鋼69(1983) 、磁2.P、238
にみられるように、処理中の真空槽内の溶鋼にアルミニ
ラムなど酸化反応熱の大きい金属やその合金を添加し、
酸素ガスを供給して当該アルミニウムを酸化させ、その
際の酸化反応熱で溶鋼を加熱する方法が知られている。
にみられるように、処理中の真空槽内の溶鋼にアルミニ
ラムなど酸化反応熱の大きい金属やその合金を添加し、
酸素ガスを供給して当該アルミニウムを酸化させ、その
際の酸化反応熱で溶鋼を加熱する方法が知られている。
この方法は過大な設備を必要とせず、簡便な方法であり
、実用もなされているが、溶鋼中に多量のAlz(hが
生成して溶鋼の清浄度を劣化するので、この溶鋼加熱処
理後に、清浄化のための真空脱ガス処理を追加する必要
があり、また溶鋼の加熱と精錬を平行して行うことは不
可能なため、処理時間の°延伸が問題である。さらには
多量のAIを添加するので処理終了時の溶鋼中のAI濃
度を製品に要求される適正値に管理することが困難とな
る不利もある。
、実用もなされているが、溶鋼中に多量のAlz(hが
生成して溶鋼の清浄度を劣化するので、この溶鋼加熱処
理後に、清浄化のための真空脱ガス処理を追加する必要
があり、また溶鋼の加熱と精錬を平行して行うことは不
可能なため、処理時間の°延伸が問題である。さらには
多量のAIを添加するので処理終了時の溶鋼中のAI濃
度を製品に要求される適正値に管理することが困難とな
る不利もある。
(発明が解決しようとする問題点)
溶鋼の清浄性をそこなう不利なく、とくに精錬と平行し
て溶鋼加熱を簡便に実現する適切な加熱過程を組込んだ
溶鋼の循環式真空脱ガス処理方法を与えることがこの発
明の目的である。
て溶鋼加熱を簡便に実現する適切な加熱過程を組込んだ
溶鋼の循環式真空脱ガス処理方法を与えることがこの発
明の目的である。
(問題点を解決するための手段)
この発明は、真空槽の底部で下方に伸びる複数の環流管
を溶鋼を収容した容器内鋼浴中に浸漬し、該溶鋼を真空
槽と容器間にて循環させつつ、精錬を進める循環式真空
脱ガス処理を施すに当り、環流管の保護鉄皮を部分的に
全周にわたり欠除させた耐火物露出帯域の外周を取巻い
て配置した電磁誘導コイルに通電して、環流管内を循環
流動する溶鋼の誘導加熱を行うことを特徴とする、溶鋼
の循環式真空脱ガス処理方法である。
を溶鋼を収容した容器内鋼浴中に浸漬し、該溶鋼を真空
槽と容器間にて循環させつつ、精錬を進める循環式真空
脱ガス処理を施すに当り、環流管の保護鉄皮を部分的に
全周にわたり欠除させた耐火物露出帯域の外周を取巻い
て配置した電磁誘導コイルに通電して、環流管内を循環
流動する溶鋼の誘導加熱を行うことを特徴とする、溶鋼
の循環式真空脱ガス処理方法である。
第1図にこの発明の方法を適用したR)l真空脱ガス装
置を模式図で示し、1は真空槽、2は取鍋、3は取鍋内
に収容した溶鋼、4は環流管であり、5は環流管4の一
方に設けた循環用バブリングガス吹込み口、そして6は
電磁誘導コイル、7は電源である。環流管4は第2図の
ように通常保護鉄皮8の内周に耐火れんがなどの無機材
料による内張り9が施されている。いまかりに環流管4
の外周、つまり保護鉄皮8のまわりにそのまま電磁誘導
コイル6を設置し、このコイル6に電流を流して環流管
4内を流れる溶鋼の誘導加熱をしようとしても、むしろ
保護鉄皮8自体が誘導加熱されて、溶鋼の加熱効率は著
しく低いだけでなく、この状態を続行すると保護鉄皮8
が終には溶融し、環流管4の破損に至る。
置を模式図で示し、1は真空槽、2は取鍋、3は取鍋内
に収容した溶鋼、4は環流管であり、5は環流管4の一
方に設けた循環用バブリングガス吹込み口、そして6は
電磁誘導コイル、7は電源である。環流管4は第2図の
ように通常保護鉄皮8の内周に耐火れんがなどの無機材
料による内張り9が施されている。いまかりに環流管4
の外周、つまり保護鉄皮8のまわりにそのまま電磁誘導
コイル6を設置し、このコイル6に電流を流して環流管
4内を流れる溶鋼の誘導加熱をしようとしても、むしろ
保護鉄皮8自体が誘導加熱されて、溶鋼の加熱効率は著
しく低いだけでなく、この状態を続行すると保護鉄皮8
が終には溶融し、環流管4の破損に至る。
この発明では第2図に環流管4の要部を示すように保護
鉄皮8を部分的乍ら全周にわたって欠除させた耐火物露
出帯域10の外周を取巻いて電磁誘導コイル6を配置す
る。保護鉄皮8の部分的欠除により環流管4の機械的強
度は低下するが耐火物露出帯域10を上下に挟んで保護
鉄皮8にフランジ11、12を設け、これらフランジ1
1.12間に索又は棒状の連結部材13を用いて結合す
る。この連結部材13は非磁性材料たとえばオーステナ
イト系鋼、その他力−ボンファイバーないし強化プラス
チックなどを用い、フランジ11.12との間を電気的
に絶縁し、環流管4の円周に沿って一循するような電気
回路が構成されないようにする。
鉄皮8を部分的乍ら全周にわたって欠除させた耐火物露
出帯域10の外周を取巻いて電磁誘導コイル6を配置す
る。保護鉄皮8の部分的欠除により環流管4の機械的強
度は低下するが耐火物露出帯域10を上下に挟んで保護
鉄皮8にフランジ11、12を設け、これらフランジ1
1.12間に索又は棒状の連結部材13を用いて結合す
る。この連結部材13は非磁性材料たとえばオーステナ
イト系鋼、その他力−ボンファイバーないし強化プラス
チックなどを用い、フランジ11.12との間を電気的
に絶縁し、環流管4の円周に沿って一循するような電気
回路が構成されないようにする。
かくして電磁誘導コイル6に電流を流して環流管4内を
流動する溶鋼の効率的な誘導加熱を施すことができる。
流動する溶鋼の効率的な誘導加熱を施すことができる。
なお耐火物露出帯域10にて環流管4内の溶鋼静圧と外
気の大気圧間の圧力差に基くような、大気の環流管への
リークを防止することに留意する必要もあり、このため
には環流管4の内張り9を構成する該帯域10の部分で
耐火材料の粒度を細かくし気孔率を小さくしたり、また
内張り9の外表面に耐熱度の高い塗料を塗布したりして
シール性を向上させればよい。
気の大気圧間の圧力差に基くような、大気の環流管への
リークを防止することに留意する必要もあり、このため
には環流管4の内張り9を構成する該帯域10の部分で
耐火材料の粒度を細かくし気孔率を小さくしたり、また
内張り9の外表面に耐熱度の高い塗料を塗布したりして
シール性を向上させればよい。
(作 用)
循環式真空脱ガス処理過程の進行中において、環流管内
を流動する溶鋼に対し、電磁誘導コイルに通電した電流
の磁気作用に由来した誘導加熱が直接に加えられる。
を流動する溶鋼に対し、電磁誘導コイルに通電した電流
の磁気作用に由来した誘導加熱が直接に加えられる。
(実施例)
100 )ンの取鍋内に収容した溶鋼を処理する循環
式真空脱ガス装置を用い、内径450mm、外径750
mの耐火物内張り9を有する保護鉄皮8よりなる環流
管4に、電磁誘導コイル6を設置する高さに相当する3
00龍の部分にわたって保護鉄皮8を設けない耐火物露
出帯域10を形成し、この帯域10を上下に挟むフラン
ジ11.12間を、外径101量のオーステナイト系ス
テンレス鋼による連結部材13で、フランジ11.12
に対し耐熱性のアスベストで電気的に絶縁して結合した
。
式真空脱ガス装置を用い、内径450mm、外径750
mの耐火物内張り9を有する保護鉄皮8よりなる環流
管4に、電磁誘導コイル6を設置する高さに相当する3
00龍の部分にわたって保護鉄皮8を設けない耐火物露
出帯域10を形成し、この帯域10を上下に挟むフラン
ジ11.12間を、外径101量のオーステナイト系ス
テンレス鋼による連結部材13で、フランジ11.12
に対し耐熱性のアスベストで電気的に絶縁して結合した
。
この耐火物露出帯域10の外周に電磁誘導加熱コイル6
を第2図のように設置し、このコイル6には150Hz
で出力2.OMWの電源から通電し、環流管4内を流動
する溶鋼を直接誘導加熱できるようにした。
を第2図のように設置し、このコイル6には150Hz
で出力2.OMWの電源から通電し、環流管4内を流動
する溶鋼を直接誘導加熱できるようにした。
第1図に示した真空槽1内を減圧排気しつつアルゴンバ
ブリングを開始して溶鋼3を取鍋2と真空槽1内で循環
させ、それによる真空精錬が始まると同時に、誘導加熱
電源を投入した。
ブリングを開始して溶鋼3を取鍋2と真空槽1内で循環
させ、それによる真空精錬が始まると同時に、誘導加熱
電源を投入した。
加熱用の電力を1.5〜1.6MWに調節しながら約2
0分間にわたり真空処理を行った。この間誘導加熱時間
が15分間の場合における加熱効果を測定し、比較のた
めに加熱電源を投入しない場合と対比実験も行った。
0分間にわたり真空処理を行った。この間誘導加熱時間
が15分間の場合における加熱効果を測定し、比較のた
めに加熱電源を投入しない場合と対比実験も行った。
その結果15分間で0.39MWhの電力を投入した際
における精錬処理開始時と処理終了時の溶鋼温度差すな
わち温度降下量は32℃に止まったのに反し、加熱電源
を投入しないときは、15ヒートの平均値として45°
にも及ぶ温度降下が生じた。
における精錬処理開始時と処理終了時の溶鋼温度差すな
わち温度降下量は32℃に止まったのに反し、加熱電源
を投入しないときは、15ヒートの平均値として45°
にも及ぶ温度降下が生じた。
以上の結果、電磁誘導加熱を行ったヒートでは温度降下
量が約13°C少なく、この値から加熱効率に優れてい
るといえる。
量が約13°C少なく、この値から加熱効率に優れてい
るといえる。
(発明の効果)
真空精錬に引き続いて行われる連続鋳造工程では、得ら
れる鋼片の品質上の問題から連続鋳造機に注入される溶
鋼温度の下限値があり、もしこの下限値以下の温度で注
入すると、鋳片の品質が著しく低下するだけでなく、連
続鋳造操作自体が不能となり、このために、転炉からの
出鋼温度が低すぎる場合には、真空脱ガス処理を十分に
行うことができなかったり、溶鋼を急いで直接連続鋳造
に供するを要し、その結果、真空脱ガス処理による溶鋼
の清浄性向上を十分に行いがたい場合があったのに反し
て、真空脱ガス処理を行いながら溶鋼を直接加熱するこ
とができるので、真空処理中における溶鋼の温度降下を
著しく減少でき、かくして十分な真空脱ガス処理時間を
確保することができ、その一方で製鋼の際の出鋼温度の
管理が有利に緩和される。
れる鋼片の品質上の問題から連続鋳造機に注入される溶
鋼温度の下限値があり、もしこの下限値以下の温度で注
入すると、鋳片の品質が著しく低下するだけでなく、連
続鋳造操作自体が不能となり、このために、転炉からの
出鋼温度が低すぎる場合には、真空脱ガス処理を十分に
行うことができなかったり、溶鋼を急いで直接連続鋳造
に供するを要し、その結果、真空脱ガス処理による溶鋼
の清浄性向上を十分に行いがたい場合があったのに反し
て、真空脱ガス処理を行いながら溶鋼を直接加熱するこ
とができるので、真空処理中における溶鋼の温度降下を
著しく減少でき、かくして十分な真空脱ガス処理時間を
確保することができ、その一方で製鋼の際の出鋼温度の
管理が有利に緩和される。
第1図は循環式真空脱ガス装置の模式図、第2図は電磁
誘導コイルの設置要領説明図である。 1・・・真空槽 2・・・取鍋3・・・溶鋼
4・・・環流管6・・・電磁誘導加熱コ
イル 8・・・保護鉄皮 9・・・耐火物内張り10
・・・耐火物露出帯域
誘導コイルの設置要領説明図である。 1・・・真空槽 2・・・取鍋3・・・溶鋼
4・・・環流管6・・・電磁誘導加熱コ
イル 8・・・保護鉄皮 9・・・耐火物内張り10
・・・耐火物露出帯域
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、真空槽の底部で下方に延びる複数の環流管を、溶鋼
を収容した容器内鋼浴中に浸漬し、該溶鋼を真空槽と容
器間にて循環させつつ、精錬を進める循環式真空脱ガス
処理を施すに当たり、 環流管の保護鉄皮を部分的に全周にわたり 欠除させた耐火物露出帯域の外周を取巻いて配置した電
磁誘導コイルに通電して、環流管内を循環流動する溶鋼
の誘導加熱を行うことを特徴とする、溶鋼の循環式真空
脱ガス処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4855286A JPS62207819A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 溶鋼の循環式真空脱ガス処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4855286A JPS62207819A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 溶鋼の循環式真空脱ガス処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62207819A true JPS62207819A (ja) | 1987-09-12 |
Family
ID=12806535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4855286A Pending JPS62207819A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 溶鋼の循環式真空脱ガス処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62207819A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106319157A (zh) * | 2015-06-29 | 2017-01-11 | 鞍钢股份有限公司 | 一种rh精炼感应加热温度补偿装置及其使用方法 |
-
1986
- 1986-03-07 JP JP4855286A patent/JPS62207819A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106319157A (zh) * | 2015-06-29 | 2017-01-11 | 鞍钢股份有限公司 | 一种rh精炼感应加热温度补偿装置及其使用方法 |
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