JPS62206337A - 蓄熱式空調装置 - Google Patents

蓄熱式空調装置

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JPS62206337A
JPS62206337A JP61047823A JP4782386A JPS62206337A JP S62206337 A JPS62206337 A JP S62206337A JP 61047823 A JP61047823 A JP 61047823A JP 4782386 A JP4782386 A JP 4782386A JP S62206337 A JPS62206337 A JP S62206337A
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heat storage
amount
heat
air conditioning
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JP61047823A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Matsui
義明 松井
Koji Yamada
耕二 山田
Tetsuji Nakamura
哲二 中村
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Taikisha Ltd
Original Assignee
Taikisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷房用の冷熱量、あるいは、暖房用の温熱量
を蓄熱する蓄熱槽、その蓄熱槽の蓄熱量を消費する空調
器、及び、前記蓄熱槽に蓄熱する熱量を発生する電力消
費型の熱源装置を設け、もって、空調運転カー停止ない
し縮小される夜間に、深夜電力を利用して電力消費型熱
源装置を作動することにより蓄熱槽に冷房用冷熱量ない
し暖房用温熱量を蓄熱しておき、その蓄熱量を火口の空
調運転で消費するようにすることで熱源装置の小型化を
図り、しかも、安価な深夜電力の利用により運転経費の
節減をも図るようにした蓄熱式空調装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、熱源装置を運転制御するに、例えば第5図に示す
ように、熱源装置(2)と蓄熱槽(1)とを接続する熱
媒循環路(4)に、熱源装置(2)への供給熱媒の温度
を検出するセンサー(S)を設けると共に、熱源装置(
2)に対する運転制御装置として、冷房の場合にはセン
サー(S)による検出温度が設定温度以上のときに冷凍
機等の冷熱発生用熱源装W(2)を作動状態とするよう
に、又、暖房の場合にはセンサー(S)による検出温度
が設定温度以下のときにヒートポンプ等の温熱発生用熱
源装置(2)を作動状態とするように、夫々、センサー
(S)による蓄熱用熱媒の温度検出に基づいて熱源装置
(2)を運転制御する制御装置(12’)を設け、もっ
て、その制御装置(12°)で熱源装置(2)を昼夜に
わたって常時運転制御することで、空調運転の終了ない
し縮小後における蓄熱と、空調運転開始後における空調
器(5)の蓄熱量消費に対する熱量補充とを行なわせる
ように構成していた。
図中、実線の矢印は冷房時における冷熱媒の流動方向を
示し、破線の矢印は暖房時における温熱媒の流動方向を
示す。
つまり、従来の蓄熱式空調装置は、装置夫々に構成上の
多少の異なりはあるにしても、蓄熱槽の蓄熱量を設計最
大蓄熱量に復帰するような運転制御を熱源装置に対して
常時実施する構成となっていた(文献を示すことができ
ない)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、1日の空調負荷が大きくて、その負荷量が蓄熱
槽の設計最大蓄熱量と、空調運転の開始後から終了ない
し縮小に至るまでの間の熱源装置作動により得られる最
大積算熱量との和に近い(換言すれば設計最大日負荷に
近い)ような日には、前述の如き従来の運転制御構成で
も、1日の空調運転が終了ないし縮小される時刻に至る
と、蓄熱槽の蓄熱量は、その大部分が消費されてしまっ
て残り少ない状態となるが、従来の運転制御構成では、
1日の空調負荷が小さいと1日の空調運転が終了ないし
縮小される時刻に至ってもかなりの蓄熱量が蓄熱槽に残
ったままとなる。
すなわち、1日の空調負荷が小さいと空調運転の開始後
から終了ないし縮小に至るまでの間において熱源装置に
余剰能力が生じるが、蓄熱量を設計最大蓄熱量に復帰す
るような運転制御を常時実施するために、1日の空調負
荷から見れば不必要であるにもかかわらず、その余剰能
力が空調運転開始後から終了ないし縮小に至る間におい
て蓄熱のために費やされてしまい、そのために、空調運
転の終了ないし縮小時に至っても多量の蓄熱量が蓄熱槽
に残ることとなる。
ところが、1日の空調運転が終了ないし縮小される時刻
に至って蓄熱槽に多量の蓄熱量が残っていると、夜間に
深夜電力を利用して蓄熱する熱量が限られてしまい、電
力コストが高い昼間における熱源装置の不必要な余剰能
力運転が原因となって深夜電力の有効利用が制限される
ことから、運転経費の大巾な浪費を招(問題があった。
尚、第6図は従来の運転制御構成を採用した場合の、空
調負荷と蓄熱量変化との関連を示し、1日の空調負荷(
積算負荷)が設計最大日負荷であった日の空調負荷(q
)の経時的変化状態が(dl)であるとすると、その日
の蓄熱量(Q)の経時的変化状態は(Dl)となり、空
調運転の終了時刻には蓄熱ffi (Q)はほぼOとな
る。
ところが、1日の空調負荷が設計最大日負荷よりも小さ
い日で、空調負荷の経時的変化状態が(d2)や(d3
)である日には、蓄熱量(0)の経時的変化状態は(D
2)や(D、)となり、空調運転の終了時刻において不
必要に多量の蓄熱量(Q)が残る。
本発明の目的は、合理的な運転制御構成により、空調運
転開始後から終了ないし縮小に至る間に生じる熱源装置
の余剰能力が不必要に蓄熱のために消費されることを回
避できるようにし、しかも、1日の実際の空調負荷が日
々異なることに対しても柔軟に対処できるようにする点
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による蓄熱式空調装置の特徴構成は、電力消費型
熱源装置により発生された熱量を蓄熱すると共に空調器
による蓄熱量の消費を受ける蓄熱槽に対して、その蓄熱
槽の蓄熱量を検出する検出手段を設け、空調運転開始後
の設定時刻に前記検出手段による検出蓄熱量が目標低減
量に至るように、空調運転開始後から設定時刻に至る間
の前記熱源装置の作動を前記検出手段による検出蓄熱量
に応じて制限する制御手段を設けたことにあり、その作
用・効果は次の通りである。
〔作 用〕
つまり、空調運転開始後から終了ないし縮小に至る間に
おいて熱源装置の余剰能力が不必要に蓄熱のために消費
されることが原因で、空調運転の終了ないし縮小時に不
必要に多量の蓄熱量が蓄熱槽に残るのであるから、空調
運転が終了ないし縮小される設定時刻に至ったときに蓄
熱槽の蓄熱量が所望の目標低減量にまで低減されている
ように、換言すれば、設定時刻に検出蓄熱量が目標低減
量に至るように、蓄熱量検出に基づき空調運転開始後か
ら終了ないし縮小の設定時刻に至るまでの間の熱源装置
の作動を制限制御すれば、1日の空調負荷が小さい日に
おいて空調運転開始から終了ないし縮小に至るまでの間
に生じる熱源装置の余剰能力が、その空調運転時間帯中
に不必要に蓄熱のために消費されてしまうといったこと
は回避される。
すなわら、1日の空調負荷が空調運転開始時における蓄
熱槽の蓄熱量よりも大きい日には、上述の如き作動制限
を実施すると、空調運転開始から終了ないし縮小に至る
間における熱源装置の積算作動量は、空調運転の終了な
いし縮小時に至ったときに蓄熱量が目標低減量となるよ
うにするために必要な最低限の補充熱量を得るだけの量
に制限され、空調運転の終了ないし縮小時には蓄熱槽の
蓄熱量は目標低減量まで低減された状態となる。
又、1日の空調負荷が特に小さくて空調運転開始時にお
ける蓄熱槽の蓄熱量よりもさらに小さい日においては1
.空調運転開始時における蓄熱量だけで10の負荷を十
分に賄えるのであるから、空調運転の終了ないし縮小時
に蓄熱量が目標低減量となるように熱源装置の作動を制
限すれば結果的には、空調運転の開始から終了ないし縮
小に至る間における熱源装置の作動は100%もしくは
それ近く制限され、空調運転の終了ないし縮小時におい
て蓄熱槽には、空調運転開始時における蓄熱量から1日
の空調負荷を差し引いた量の蓄熱量だけが残り、いずれ
にしても、空調運転開始から終了ないし縮小に至る間に
おける熱源装置余剰能力の不必要な消費は回避される。
ちなみに、空調運転開始から終了ないし縮小に至るまだ
の間における熱源装置の不必要な余剰能力消費を回避す
るために、熱源装置の必要作動量を1日の予想負荷から
予測し、熱源装置の作動量を単にその予測必要作動量に
制限してしまうような手段(特開昭60−251336
号参照)も提案されているが、その予測必要作動量を日
々の運転実績データに基づいて逐次修正するにしても、
あくまで予測のみに基づいた熱源装置の作動制限である
ために、1日の実際の空調負荷が予想負荷よりも大きか
ったときに空調器への供給熱量が不足ぎみとなったり、
又、1日の実際の空調負荷が予想負荷よりも小さかった
ときに蓄熱槽に不必要に多量の蓄熱量が残ってしまった
りする等、日々異なる空調負荷に対して柔軟に対処でき
ない。
その点、本発明によれば、蓄熱槽の蓄熱量を検出し、そ
の検出蓄熱量に応じて、空調運転が終了ないし縮小され
る設定時刻に検出蓄熱量が目標低減量に至るように、熱
源装置の作動を制限するから、空調負荷が大きくて検出
蓄熱量の低減が大きいときには熱源装置に対する作動制
限を緩和する状態で、又、空調負荷が小さくて検出蓄熱
量の低減が小さいときには熱源装置に対する作動制限を
増強する状態で、日々の空調負荷の異なりに対して柔軟
に対処させながら、空調運転開始から終了ないし縮小に
至る間における熱源装置余剰能力の不必要な消費を回避
できる。
〔発明の効果〕
上述の結果、深夜電力を利用して夜間に蓄熱する熱量が
、空調運転の終了ないし縮小に至るまでの熱源装置の不
必要な余剰能力運転のために限られてしまうといったこ
とを回避できることから、深夜電力を確実かつ十分に利
用できて運転経費を大巾に節減でき、しかも、日々異な
る空調負荷に対し柔軟に対処できて能力的に過不足の無
い良好な空調を実施できる優れた蓄熱式空調装置にでき
た。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は蓄熱式空調装置の全体構成を示し、冷房用熱媒
として冷水を貯留する蓄熱槽(1)と、熱源装置として
の冷凍機(2)とを第1循環ポンプ(3)を介装した熱
源側冷水循環路(4)で接続し、一方、蓄熱槽(1)と
空調器(5)とを、第2循環ポンプ(6)を介装した消
費側冷水循環路(7)で接続し、もって、蓄熱槽(1)
と冷凍機(・2)とにわたる冷水循環に伴い、冷凍機(
2)により循環冷水を冷却して冷房用冷熱量を蓄熱槽(
1)に蓄熱するように、又、蓄熱槽(1)と空調器(2
)とにわたる冷水循環に伴い、蓄熱槽(1)の蓄熱量を
空調器(5)で消費して冷房を行なうように構成しであ
る。
蓄熱槽(1)には、貯留冷水の温度分布方向が上下方向
となるように冷水を成層状に貯留する温度成層型蓄熱槽
を採用してあり、冷凍i (2)への循環冷水取出口(
4a)、並びに、空調器(5)からの循環冷水戻し口(
7b)を蓄熱槽(1)の上部側に、かつ、冷凍機(2)
からの循環冷水戻し口(4b)並びに、空調器(5)へ
の循環冷水取出口(7a)を蓄熱槽(1)の下部側に夫
々配設しである。
図中(8)は、循環冷水の取出し、並びに、戻しにより
貯留冷水の温度成層状態が乱されることを防止するため
の仕切壁である。
この蓄熱式空調装置においては、蓄熱槽(1)の蓄熱量
検出に基づき冷凍機(2)を自動運転するようにしてあ
り、蓄熱槽(1)における蓄熱量を検出する手段として
は、蓄熱槽(1)に対し、貯留冷水の温度を検出するセ
ンサー(9)の複数を、貯留冷水の温度分布方向である
上下方向に等間隔に並べる状態で貯留冷水の貯留深さの
命中にわたって設けると共に、それらセンサー(9)に
よる冷水温度検出に基づいて貯留冷水の温度分布状態か
らN熱量を算出する蓄熱量検出器(10)を設けである
つまり、冷水の冷房用熱媒としての有効上限温度(tm
ax)とセンサー(9)による検出温度との差温(△t
)を横軸にとり、かつ、貯留冷水の深さくh)を縦軸に
とると第4図に示す如きグラフとなり、そのグラフから
は冷房用熱媒として有効な温度に関してのみの貯留冷水
の温度分布状態が把握される。
そこで、蓄熱量検出器(lO)においては、そのグラフ
に示される如き温度分布状態を各センサー(9)による
温度検出に基づき関数式(△t=F(b)lで把握させ
て、差温(△t)を貯留冷水の深さくh)方向に積分さ
せ、その積分値(f△t)と蓄熱槽(1)の底面積との
積を蓄熱量として算出させるようにしである。
一方、冷凍機(2)を運転制御する手段とじては、第2
図の(A)に示す如き蓄熱ffi (Q)の経時的変化
プログラム(×。)、すなわち、設定空調運転終了時刻
(Te)に蓄熱量(Q)が設定目標低減量(Omin)
に至るような蓄熱量(ロ)の経時的変化プログラム(X
Q)を、入力された必要データや必要設定値に基づいて
自動的に設定するプログラム設定器(11)を設けると
共に、設定空調運転開始時刻(Ts)から設定空調運転
終了時刻(Te)に至る間の空調運転時間帯中において
、前述の蓄熱量検出手段による検出蓄熱量(蓄熱量検出
器(10)による算出蓄熱量)がプログラム設定器(1
1)により設定された経時的変化プログラム(xo)に
沿って経時変化するように、検出蓄熱量に応じて冷凍機
(2)を発停制御する制御器(12)を設けである。
つまり、空調運転終了時刻(Te)に至って蓄熱量(0
)の残存は不要であることから、目標低減ffi(Qm
in)を0近くに(Qmin# O)に設定するように
する。 そして、蓄熱量(Q)を、設定された経時的変
化プログラム(XQ)に沿って変化させるように制御器
(12)により冷凍機(2)を発停制御して、空調運転
開始時刻(Ts)から空調運転終了時刻(Te)に至る
間の空調運転時間帯中における冷凍機(2)の作動を、
その設定空調運転終了時刻(Te)に蓄熱量(Q)が0
に近い目標低減it(Qmin)となるように制限する
ことで、空調運転時間帯(Ts−Te)中における冷凍
機(2)の不必要な熱量補充作動を回避するようにしで
ある。
又、上述の如く冷凍機(2)の空調運転時間帯(Tsx
Te)中における作動を制限するにあたって、蓄熱量検
出手段による検出蓄熱量に応じて作動制限をするように
したことで、換言すれば、検出蓄熱量を経時的変化プロ
グラム(XQ)に沿って経時変化させるという検出蓄熱
量をフィードバックしながらの冷凍機(2)制御を行な
うようにしたことで、空調負荷に対して蓄熱量の過不足
を伴うこと無く柔軟に対処しながら、空調運転時間帯(
Ts=Te)中における冷凍機(2)の作動を必要最低
限に制限できるようにしである。
尚、上述の如き冷凍機制御を実施する結果、10の空調
負荷が空調運転開始時刻(Ts)における蓄熱槽(1)
の蓄熱量i(Qmax)よりも大きい日には、空調運転
終了時刻(Te)において蓄熱量は目標低減量(Ωm1
n)となり、又、1日の空調負荷が空調運転開始時刻(
Ts)における蓄熱槽(1)の蓄熱量(Qmax)も小
さい日には、空調運転時間帯(TsxTe)中における
冷凍機(2)の作動がほぼ100%制限され、空調運転
開始時刻(Ts)における蓄熱量(Qo+aに)から1
日の空調負荷を減じた量の蓄熱量 (Q)だけが空調運
転終了時刻(Te)において蓄熱槽(1)に残る。
検出蓄熱量を経時的変化プログラム(XQ)に沿って経
時変化させるための、制御器(12)の具体的制御形態
としては、同第2図に示すように、プログラム設定器(
11)により設定された経時的変化プログラム(XQ)
・における予定蓄熱量と検出手段による検出蓄熱量1(
Qi)とを空調運転開始時刻(Ts)以後において設定
時間(ΔT)ごとに比較させると共に、その比較結果と
して、検出蓄熱ff1(Gi)がその時点の予定蓄熱量
以上(Qi≧X41)のときには冷凍機(2)を運転停
止状B (OFF)とさせ、かつ、検出蓄熱量(Qi)
がその時点の予定蓄熱量よりも小さい(Qi < Xo
)ときには冷凍機(2)を運転作動状G (ON)とさ
せるようにしである。
又、制御Il器(12)には、その制御器(12)の制
御モードを、空調運転終了時刻(Te)において空調運
転時間帯(Ts”Te)における上述の如き作動制限モ
ードからそれとは異なる蓄熱モードへ自動的に切換え、
かつ、火口の空調運転開始時刻(Ts)において蓄熱モ
ードから作動制限モードへ自動的に復帰するモード切換
回路(13)を組込んであり、その蓄熱モードでの冷凍
機(2)に対する運転制御により、火口の空調運転に備
えての蓄熱槽(1)への蓄熱を夜間に自動的に実施させ
るようにしである。
すなわち、蓄熱モードにおいては、空調運転終了時刻(
Te)経過後、深夜電力供給開始時刻(TR)に至った
ときに冷凍機(2)を制御器(12)により自動的に始
動させ、その後、貯留冷水温度検出センサー(9)のう
ち最高位に位置するセンサー(9A)の貯留冷水温度検
出に基づいて、その最高位センサー(9A)による検出
温度を設定下限温度(twin)に維持するように冷凍
機(2)を運転制御させる制御形態としてあり、それに
よって、深夜電力開始時刻(TR)における始動後、先
ず、最高位センサー(9A)による検出温度が設定下限
温度(tIIIin)に達するまでは冷凍機(2)を連
続的に作動させて蓄熱槽(1)の蓄熱量(Q)を設計最
大蓄熱量(Qa+ax)まで復帰し、その後、放熱等に
起因した、最高位センサー(9A)による検出温度の若
干の変化に伴い冷凍機(2)を適宜発停させて蓄熱槽(
1)の蓄熱量(Q)を制御モードが切換られる火口の空
調運転開始時刻(Ts)まで設計最大蓄熱量(Qmax
)に維持するようにしである。
つまり、深夜電力を利用した蓄熱により運転経費の節減
を図っているのであるが、前述の作動制限モードにより
空調運転時間帯(Ts=Te)中における冷凍機(2)
の作動を必要最低限に制限して、空調運転終了時刻(T
e)に不必要に多量の蓄熱量(Q)が残存しないように
したことで、蓄熱モードにおいて深夜電力をフルに有効
利用できるようにしである。
一方、プログラム設定器(11)による蓄熱量の経時的
変化プログラム(XQ)の設定について説明すると、プ
ログラム設定器(11)に対しては、目標低減量(Qm
in)等の設定値を入力する他に、冬季や各月における
空調負荷の経時的変化パターンのデータを入力するよう
にしてあり、プログラム設定器(11)において、設定
空調運転終了時刻(Te)に蓄熱it (Q)が目標低
減量(Qmin)となるような経時的変化プログラム(
XQ)を設定させるにあたり、蓄熱量 (Q)の変化パ
ターンが、入力された空調負荷の経時的変化パターンに
対応するようなプログラム(×、)を入力データに基づ
いて自動的に設定させるようにしである。
つまり、入力された空調負荷の経時的変化パターンが第
2図の(a)に示す如きパターンの場合には同第2図の
(A)に示す如きパターンの蓄熱量経時的変化プログラ
ム(x9)を、又、入力された空調負荷の経時的変化パ
ターンが第3図の(b)に示す示す如きパターンの場合
には同第3図の(8)に示す如きパターンの蓄熱量経時
的変化プログラム(XQ)を夫々自動設定させるように
してあり、そのように、空調負荷の変化パターンに対応
したパターンの蓄熱量経時的変化プログラム(xo)を
設定することにより、蓄熱量検出手段による蓄熱量検出
に基づき検出蓄熱量を設定経時的変化プログラム(xo
)に沿わせるように冷凍機(2)を運転制御するにあた
り、空調器(5)による蓄熱量消費量の経時的変化に同
調させた状態で検出蓄熱量を設定経時的変化プログラム
(xo)に対して無理なく容易に追従させられるように
し、それによって、冷凍機(2)に対する運転制御性を
向上するようにしである。
又、日々の空調運転結果に基づいて、1日の空調負荷の
実際の経時的変化パターンを過去数日分について収録す
ると共に、その収録データに基づいて、プログラム設定
器(11)に入力されている空調′!A、荷の経時的変
化パターンを近日の実際の変化パターンに合うように逐
次自動修正する補正回路(IIA)をプログラム設定器
(11)に装備し、もって、蓄熱量の経時的変化プログ
ラム(XQ)をも近日の空調負荷傾向にマツチングする
ようにプログラム設定器(1工)において口々自動修正
させるようにしである。
つまり、空調負荷の経時的変化パターンが例えば第2図
の(a)、(a’)、(a″゛)の順に変化していくよ
うな時期には、その変化に追従させて、蓄熱量の設定経
時的変化プログラム(XQ)を同第2図の(A) 、 
(A’)、 (A”)の順に自動変更するようにしであ
る。
〔別実施例〕 次に本発明の別実施例を説明する。
空調運転開始後の設定時刻(Te)に検出蓄熱量が目標
低減量(Qmin)に至るように、空調運転開始後から
設定時刻(Te)に至る間の熱源装置(2)の作動を検
出蓄熱量に応じて制限するに、前述実施例の如く、設定
時刻に蓄熱量が目標低減量(Qmin)となるような設
定経時的変化プログラム(XQ)に沿って検出蓄熱量を
経時変化させるように熱源装置(2)を制御す−るに代
えて、例えば、空調運転開始後から設定時刻(Te)に
至る間における任意の時点で、空調運転開始後からその
時点に至るまでの、検出蓄熱量の平均低下速度(ν。)
を逐次算出させ、その平均低下速度(VQ)を下記値に
収束させるように、 Qmax :空調運転開始時刻Tsにおける蓄熱量 α:許容誤差 熱源装置(2)を運転制御する制御構成を採用しても良
く、空調運転開始後から設定時刻(Te)に至る間にお
ける熱源装置(2)の作動を検出蓄熱量に応じて制限す
る具体的制御手段は種々の構成変更が可能である。
検出蓄熱量を設定された経時的変化プログラム(xo)
に沿って経時変化させるように熱源装置(2)を運転制
御する場合、空調運転開始後から設定時刻(Te)に至
る間において、設定経時的変化プログラム(XQ)にお
ける予定蓄熱量と検出手段による検出蓄熱量とを連続的
に比較させ、その比較結果として、検出蓄熱量が、予定
蓄熱量よりも設定上限側許容量以上大きくなったときに
熱源装置(2)の運転を停止させ、かつ、検出蓄熱量が
予定蓄熱量よりも設定下限側許容量以上小さくなったと
きに熱源装置(2)の運転を開始させるように、制御手
段を構成してもよい。
尚、蓄熱量の経時的変化プログラム(xo)の具体的設
定形態は種々の構成変更が可能である。
熱源装置(2)の作動制限により検出蓄熱量を目標低減
量(Qmin)に至らせる設定時刻(Te)としては、
空調運転の全てが終了される時刻、又は、空調運転の大
部分が終了されて空調運転が大巾に縮小される時刻のい
ずれであっても良い。
又、目標低減i1((twin)は適宜設定すれば良い
が、空調運転の全てが終了される時刻を設定時刻(Te
)とする場合には、目標低減量(Qmax)をほぼOに
設定(口max=0)することが最も有利であり、他方
、空調運転が大巾に縮小される時刻を設定時刻(Te)
とする場合には、目標低減量(Qmax)を設定時刻(
Te)以降の空調運転に必要な最低限の量程度に設定す
ることが有利である。
設定時刻(Te)以降における熱源装置(2)の運転制
御形態は種々の構成変更が可能であり、深夜電力を利用
した蓄熱のための熱源装置運転をタイマー制御や、ある
いは、人為制御により実行するようにしても良い。
又、空調負荷のデータ等に基づいて、設定時刻(Te)
以降、吹口の空調運転開始時刻(Ts)に至る間の蓄熱
槽(1)への蓄熱量を適宜制限するようにしても良い。
蓄熱槽(1)の型式が、例えば第7図に示すように、互
いに連通ずる複数の貯留区画(1Δ)が水平方向に並設
されて、貯留熱媒の温度分布方向がそれら貯留区画(I
A)・・の並設方向となるような型式の場合には、貯留
区画(l^)の夫々に熱媒温度センサー(9)を付設し
、それらセンサー(9)による熱媒温度検出に基づいて
、貯留熱媒の温度分布状態から蓄熱量を算出するように
しても良い。
又、各種型式の蓄熱槽(1)において、1個の熱媒温度
センサー(9)を貯留熱媒の温度分布方向に移動させな
がら温度検出させて貯留熱媒の温度分布状態を検出し、
その検出温度分布状態から蓄熱量を算出するようにして
も良い。
更に、蓄熱槽(1)における貯留熱媒の温度分布状態か
ら積分的に蓄熱量を算出させるに代えて、空調器(5)
側への供給熱媒の温度と空調器(5)側からの戻り熱媒
の温度との温度差に対し空調器(5)側への熱媒供給量
を乗して空調器(5)側における消費熱量を求めると共
に、熱源装置(2)側への供給熱媒の温度と熱源装置(
2)側からの戻り熱媒の温度との温度差に対し熱源装置
(2)側への熱媒供給量を乗して熱源装置(2)側にお
ける発生熱量を求め、空調運転開始時刻(Ts)におけ
る蓄熱槽(1)の設定蓄熱量(Q+++ax)と熱源装
置(2)側における発生熱量の積算値との和から、空調
器(5)側における消費熱量の積算値を減じて、空調運
転開始後における蓄熱量を逐次算出させるようにしても
良く、蓄熱星検出手段は種々の構成変更が可能である。
蓄熱槽(1)、空調器(5)、及び、熱源装置(2)人
々は種々の型式のものを採用でき、又、それらを接続す
る循環路構成も種々の改良が可能である。
本発明は、蓄熱槽に冷熱量を蓄熱して冷房を行なう型式
、及び、蓄熱槽に温熱量を蓄熱して暖房を行なう型式の
いずれにも適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の実施例を示し、第1図は
装置の全体構成図、第2図は蓄熱量変化を示すグラフ、
第3図はプログラム設定を示すグラフ、第4図は貯留熱
媒の温度分布状態を示すグラフである。第5図及び第6
図は従来例を示し、第5図は装置の全体構成図、第6図
は蓄熱量変化を示すグラフである。 第7図は本発明の別実施例を示す概念図である。 (1)・・・・・・蓄熱槽、(2)・・・・・・熱源装
置、(5)・・・・・・空調器、(ロ)・・・・・・蓄
熱量、(Te)・・・・・・設定時刻、(Qmin)・
・・・・・目標低減量、(XQ)・・・・・・経時的変
化プログラム、(Ts)・・・・・・空調運転開始時刻
、(Qmax)・・・・・・設定蓄熱量。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]蓄熱槽(1)の蓄熱量(Q)を消費する空調器(
    5)及び、前記蓄熱槽(1)に蓄熱する熱量を発生する
    電力消費型の熱源装置(2)を設けた蓄熱式空調装置で
    あって、前記蓄熱槽(1)の蓄熱量(Q)を検出する検
    出手段を設け、空調運転開始後の設定時刻(Te)に前
    記検出手段による検出蓄熱量が目標低減量(Qmin)
    に至るように、空調運転開始後から設定時刻(Te)に
    至る間の前記熱源装置(2)の作動を前記検出手段によ
    る検出蓄熱量に応じて制限する制御手段を設けた蓄熱式
    空調装置。 [2]前記制御手段が、空調運転開始後の設定時刻(T
    e)に前記蓄熱槽(1)の蓄熱量(Q)が目標低減量(
    Qmin)となるように設定された蓄熱量の経時的変化
    プログラム(X_Q)に沿って前記検出手段による検出
    蓄熱量が経時変化するように、検出蓄熱量に応じて前記
    熱源装置(2)を自動制御するものである特許請求の範
    囲第[1]項に記載の蓄熱式空調装置。 [3]前記制御手段が、設定された蓄熱量の経時的変化
    プログラム(X_Q)における予定蓄熱量と前記検出手
    段による検出蓄熱量とを設定時間ごとに比較すると共に
    、その比較結果として、検出蓄熱量が予定蓄熱量以上の
    ときには前記熱源装置(2)を運転停止状態とし、かつ
    、検出蓄熱量が予定蓄熱量よりも小さいときには前記熱
    源装置(2)を運転状態とするものである特許請求の範
    囲第[2]項に記載の蓄熱式空調装置。 [4]前記制御手段が、設定された蓄熱量の経時的変化
    プログラム(X_Q)における予定蓄熱量と前記検出手
    段による検出蓄熱量とを連続的に比較すると共に、その
    比較結果として、検出蓄熱量が予定蓄熱量よりも設定上
    限側許容量以上大きくなったときに前記熱源装置(2)
    の運転を停止し、かつ、検出蓄熱量が予定蓄熱量よりも
    設定下限側許容量以上小さくなったときに前記熱源装置
    (2)の運転を開始するものである特許請求の範囲第2
    項に記載の蓄熱式空調装置。 [5]前記検出手段が、前記蓄熱槽(1)における蓄熱
    用貯留熱媒の温度をその蓄熱用貯留熱媒の温度分布方向
    において複数箇所で検出し、かつ、その検出結果に基づ
    いて前記蓄熱槽(1)の蓄熱量(Q)を算出するもので
    ある特許請求の範囲第[1]項又は第[2]項に記載の
    蓄熱式空調装置。 [6]前記検出手段が、空調運転開始時刻(Ts)にお
    いて前記蓄熱槽(1)に蓄熱されている設定蓄熱量(Q
    max)と空調運転開始後において前記熱源装置(2)
    が発生した熱量の積算値との和から、空調運転開始後に
    おいて前記空調装置(5)が消費した熱量の積算値を減
    算して、前記蓄熱槽(1)の蓄熱量(Q)を算出するも
    のである特許請求の範囲第[1]項又は第[2]項に記
    載の蓄熱式空調装置。
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