JPS6220582A - ブレ−キライニング用摩擦材組成物 - Google Patents
ブレ−キライニング用摩擦材組成物Info
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- JPS6220582A JPS6220582A JP15879385A JP15879385A JPS6220582A JP S6220582 A JPS6220582 A JP S6220582A JP 15879385 A JP15879385 A JP 15879385A JP 15879385 A JP15879385 A JP 15879385A JP S6220582 A JPS6220582 A JP S6220582A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野〕
本発明は、自動車等のブレーキライニング用摩擦材組成
物に関するものである。
物に関するものである。
[従来の技術]
従来ブレーキライニング用摩擦材組成物としては、石綿
を基材繊維とした有機系の摩擦材が一般に使用されてい
る。又、石綿に変るIIN基材として、例えば、特開昭
53−130742号公報、特開昭56−16579号
公報に示されているようにガラス繊維、芳香族ポリアミ
ド繊維等を使用したものが知られている。
を基材繊維とした有機系の摩擦材が一般に使用されてい
る。又、石綿に変るIIN基材として、例えば、特開昭
53−130742号公報、特開昭56−16579号
公報に示されているようにガラス繊維、芳香族ポリアミ
ド繊維等を使用したものが知られている。
[発明によって解決される問題点]
従来の石綿を基材m雑とするブレーキライニング用組成
物は、S擦係数が比較的小さいとか、ブレーキを繰り返
して踏むと、フェード現象が生じるといった問題点が知
られている。一方、ガラス繊維とか芳香族ポリアミド繊
維を基材繊維とするブレーキライニング用摩擦材組成物
においては、充分な検討が成されていない。
物は、S擦係数が比較的小さいとか、ブレーキを繰り返
して踏むと、フェード現象が生じるといった問題点が知
られている。一方、ガラス繊維とか芳香族ポリアミド繊
維を基材繊維とするブレーキライニング用摩擦材組成物
においては、充分な検討が成されていない。
本発明は石綿を繊維基材として使用することなく摩擦係
数が高く、摩耗率の少ない新規なブレーキライニング用
摩擦材組成物を提供することを目的とする。
数が高く、摩耗率の少ない新規なブレーキライニング用
摩擦材組成物を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本第1発明のブレーキライニング用FJ擦材組成物は、
その基材繊維がチョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族
ポリアミド繊維で構成され、該チョツプドガラス繊維と
該パルプ化芳香族ポリアミド繊維の配合割合は体積比で
2:3ないし4:1であり、全組成物を100体積%(
以下特にことわらない場合は%は体積%を意味する)と
したとき、該基材繊維の組成割合は40〜60体積%で
あることを特徴とするものである。
その基材繊維がチョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族
ポリアミド繊維で構成され、該チョツプドガラス繊維と
該パルプ化芳香族ポリアミド繊維の配合割合は体積比で
2:3ないし4:1であり、全組成物を100体積%(
以下特にことわらない場合は%は体積%を意味する)と
したとき、該基材繊維の組成割合は40〜60体積%で
あることを特徴とするものである。
本第2発明のブレーキライニング用摩擦材組成物は、そ
の基材はチョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族ポリア
ミド繊維で構成され、該チョツプドガラス繊維と該パル
プ化芳香族ポリアミド繊維のは配合割合は体積比で1:
9ないし7:3であり、全組成物を100体積%とした
とき、該基材繊維の組成割合は30〜40体積%である
ことを特徴とするものである。
の基材はチョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族ポリア
ミド繊維で構成され、該チョツプドガラス繊維と該パル
プ化芳香族ポリアミド繊維のは配合割合は体積比で1:
9ないし7:3であり、全組成物を100体積%とした
とき、該基材繊維の組成割合は30〜40体積%である
ことを特徴とするものである。
本第3発明のブレーキライニング用摩擦材組成物は、そ
の基材II維はチョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族
ポリアミド繊維で構成され、該チョツプドガラス繊維と
該パルプ化芳香族ポリアミド繊維の配合割合は体積比で
1:9ないし1:1であり全組成物を100体積%とし
たとき、該基材繊維の組成割合は15〜30体積%であ
ることを特徴とするものである。
の基材II維はチョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族
ポリアミド繊維で構成され、該チョツプドガラス繊維と
該パルプ化芳香族ポリアミド繊維の配合割合は体積比で
1:9ないし1:1であり全組成物を100体積%とし
たとき、該基材繊維の組成割合は15〜30体積%であ
ることを特徴とするものである。
本発明でチョツプドガラス繊維とは、長さが1〜5mm
であり、その繊維直径は5〜13μのものである。
であり、その繊維直径は5〜13μのものである。
パルプ化芳香族ポリアミド繊維はこのチョツプドガラス
繊維と共に基材繊維を構成する。芳香族ポリアミド繊維
とは、芳香族を含むモノマーがアミド結合して高分子化
したもので、高分子を構成する原子の立体障害により1
本1本の高分子が直線上に伸び、これら多数の高分子直
鎖で繊維を構成したものである。代表的な芳香族ポリア
ミド繊維としては、ポリパラフェニレンテレフタルアミ
ドiimを上げることができる。パルプ化芳香族ポリア
ミド繊維は芳香族ポリアミド繊維そのものを部分的にす
りつぶし、11紺が部分的にスプリット化及び切断され
、バルブ状にされたものである。
繊維と共に基材繊維を構成する。芳香族ポリアミド繊維
とは、芳香族を含むモノマーがアミド結合して高分子化
したもので、高分子を構成する原子の立体障害により1
本1本の高分子が直線上に伸び、これら多数の高分子直
鎖で繊維を構成したものである。代表的な芳香族ポリア
ミド繊維としては、ポリパラフェニレンテレフタルアミ
ドiimを上げることができる。パルプ化芳香族ポリア
ミド繊維は芳香族ポリアミド繊維そのものを部分的にす
りつぶし、11紺が部分的にスプリット化及び切断され
、バルブ状にされたものである。
基材繊維はその基材繊維を構成するチョツプドガラス繊
維とパルプ化芳香族ポリアミド繊維の組成比および全基
材繊維の配合割合が摩擦材組成物の摩耗率、Ili擦係
数に影響する。全基材繊維の配合割合が15〜30%の
範囲では、チョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族ポリ
アミド!i!雑の組成体積比(以下、比は体積比をいう
)はチョツプドガラス繊維の割合が増加するにつれ摩耗
率が顕Rに増大する。また、摩擦係数はチョツプドガラ
ス繊維とパルプ化芳香族ポリアミド繊維の全組成比にお
いて高く、チョツプドガラス繊維の組成比が増大するに
つれざらに高くなる傾向にある。これら摩耗率と摩擦係
数からチョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族ポリアミ
ド繊維の組成比は1:1〜1:9がよい。チョツプドガ
ラス繊維とパルプ化芳香族ポリアミド繊維の組成比が1
=1よりさらに大きく、すなわち、さらにチョツプドガ
ラス41Mの割合が増大すると、摩耗率が高くなる。逆
にチョツプドガラス繊維とバルブ化芳香族ポリアミドm
帷の組成比が1=9より小さくなると摩耗率が悪化する
かまたは摩擦係数が低下する。
維とパルプ化芳香族ポリアミド繊維の組成比および全基
材繊維の配合割合が摩擦材組成物の摩耗率、Ili擦係
数に影響する。全基材繊維の配合割合が15〜30%の
範囲では、チョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族ポリ
アミド!i!雑の組成体積比(以下、比は体積比をいう
)はチョツプドガラス繊維の割合が増加するにつれ摩耗
率が顕Rに増大する。また、摩擦係数はチョツプドガラ
ス繊維とパルプ化芳香族ポリアミド繊維の全組成比にお
いて高く、チョツプドガラス繊維の組成比が増大するに
つれざらに高くなる傾向にある。これら摩耗率と摩擦係
数からチョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族ポリアミ
ド繊維の組成比は1:1〜1:9がよい。チョツプドガ
ラス繊維とパルプ化芳香族ポリアミド繊維の組成比が1
=1よりさらに大きく、すなわち、さらにチョツプドガ
ラス41Mの割合が増大すると、摩耗率が高くなる。逆
にチョツプドガラス繊維とバルブ化芳香族ポリアミドm
帷の組成比が1=9より小さくなると摩耗率が悪化する
かまたは摩擦係数が低下する。
全基材IM雑の配合割合が30〜40%の範囲ではチョ
ツプドガラス繊維とパルプ化芳香族ポリアミド繊維の組
成比は1:9〜7:3がよい。チョツプドガラス繊維と
パルプ化芳香族ポリアミド繊維の組成比が7:3より大
きく、すなわち、チョツプドガラス繊維の組成比がさら
に増大すると、摩耗率が高くなる。また、組成比が1=
9より小さくなると、同じく摩耗率が高くなる。
ツプドガラス繊維とパルプ化芳香族ポリアミド繊維の組
成比は1:9〜7:3がよい。チョツプドガラス繊維と
パルプ化芳香族ポリアミド繊維の組成比が7:3より大
きく、すなわち、チョツプドガラス繊維の組成比がさら
に増大すると、摩耗率が高くなる。また、組成比が1=
9より小さくなると、同じく摩耗率が高くなる。
さらに、全基材繊維の配合割合が40〜60%の範囲で
はチョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族ポリアミド繊
維の組成比は2:3〜4:1がよい。チョツプドガラス
繊維とパルプ化芳香族ポリアミド繊維の組成比が2=3
より小さくまた、4:1より大きい場合には共に摩耗率
が高くなる。
はチョツプドガラス繊維とパルプ化芳香族ポリアミド繊
維の組成比は2:3〜4:1がよい。チョツプドガラス
繊維とパルプ化芳香族ポリアミド繊維の組成比が2=3
より小さくまた、4:1より大きい場合には共に摩耗率
が高くなる。
フェノール樹脂系結合剤とは、フェノール、クレゾール
などフェノール類の1種又はそれ以上とホルムアルデヒ
ド又はその発生源となる化合物とより縮合させて得られ
る樹脂を主体とした結合剤をいう。カシューナツトオイ
ル、ポリビニルブチラール、植物油、メラミン、エポキ
シ化合物等で変性した変性フェノール樹脂を用いてもよ
い。なおフェード現象がおきにくい点では無変性フェノ
ール樹脂が好ましい。
などフェノール類の1種又はそれ以上とホルムアルデヒ
ド又はその発生源となる化合物とより縮合させて得られ
る樹脂を主体とした結合剤をいう。カシューナツトオイ
ル、ポリビニルブチラール、植物油、メラミン、エポキ
シ化合物等で変性した変性フェノール樹脂を用いてもよ
い。なおフェード現象がおきにくい点では無変性フェノ
ール樹脂が好ましい。
フェノール樹脂系結合剤の配合割合は17〜23%であ
る。17%未満の場合には材料強度不足となり、23%
を越える場合には必要な気孔率が確保できず、フェード
が悪化する。
る。17%未満の場合には材料強度不足となり、23%
を越える場合には必要な気孔率が確保できず、フェード
が悪化する。
有機および無機粉末配合剤としては、グラフ7イト、二
硫化モリブデン、硫化鉛、三硫化アンチモニ等の摩擦調
整剤、カシューダスト等の有機ダスト、銅、シンチュウ
等金属粉末、硫酸バリウム、酸化マグネシウム、酸化ジ
ルコニウム、氷晶石等の無機配合剤が用いられる。有機
及び無機粉末配合は全基材8Mの配合割合が15〜30
%の範囲では47−68%が好ましい。なおこのうち摩
擦調整剤は10〜30%、有機ダスト3〜10%、金属
粉末3〜10%、無機配合剤10〜50%程度が好まし
い。全基材繊維の配合割合が30〜40%では37〜5
3%が好ましい。pKir3このうち摩擦調整剤は10
〜25%、有機ダスト3〜10%、金属粉末3〜10%
、無機配合剤10〜40%程度が好ましい。全基材繊維
の配合割合が40〜60%の範囲では17〜47%が好
ましい。なおこのうち摩擦調整剤は5〜20%、有機ダ
スト3〜10%、金属粉末3〜10%、無機配合剤5〜
30%程度が好ましい。
硫化モリブデン、硫化鉛、三硫化アンチモニ等の摩擦調
整剤、カシューダスト等の有機ダスト、銅、シンチュウ
等金属粉末、硫酸バリウム、酸化マグネシウム、酸化ジ
ルコニウム、氷晶石等の無機配合剤が用いられる。有機
及び無機粉末配合は全基材8Mの配合割合が15〜30
%の範囲では47−68%が好ましい。なおこのうち摩
擦調整剤は10〜30%、有機ダスト3〜10%、金属
粉末3〜10%、無機配合剤10〜50%程度が好まし
い。全基材繊維の配合割合が30〜40%では37〜5
3%が好ましい。pKir3このうち摩擦調整剤は10
〜25%、有機ダスト3〜10%、金属粉末3〜10%
、無機配合剤10〜40%程度が好ましい。全基材繊維
の配合割合が40〜60%の範囲では17〜47%が好
ましい。なおこのうち摩擦調整剤は5〜20%、有機ダ
スト3〜10%、金属粉末3〜10%、無機配合剤5〜
30%程度が好ましい。
本発明のブレーキライニング用摩擦材組成物によりブレ
ーキライニングを製造する方法は従来のモールド法と称
されている製造方法がそのまま適用できる。即ち、基材
繊維、フェノール樹脂結合剤粉末、有機無機配合剤を充
分に混合し、加圧型中に入れ常温で加圧して予備成形す
る。この予備成形したものをホットプレス型でモード成
形するものである。
ーキライニングを製造する方法は従来のモールド法と称
されている製造方法がそのまま適用できる。即ち、基材
繊維、フェノール樹脂結合剤粉末、有機無機配合剤を充
分に混合し、加圧型中に入れ常温で加圧して予備成形す
る。この予備成形したものをホットプレス型でモード成
形するものである。
[試験例1
第1表に示すN081〜N0.15の15種類のブレー
キライニング用摩擦材組成物を調製した。
キライニング用摩擦材組成物を調製した。
この試験例においては、基材繊維として使用したチョツ
プドガラス繊維は長さ3mm、直径約9μ第1表 のちのである。又、パルプ化芳香族ポリアミド繊維とし
ては、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維を部分
的にすりつぶしてパルプ状にしたものを用いた。フェノ
ール樹脂としてはストレートフェノール樹脂粉末を用い
た。有機および無機配合剤としては摩擦および摩耗に平
均的な働きをする硫酸バリウムのみを使用し、基材繊維
の摩擦、摩耗による作用が顕著にでるようにした。
プドガラス繊維は長さ3mm、直径約9μ第1表 のちのである。又、パルプ化芳香族ポリアミド繊維とし
ては、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維を部分
的にすりつぶしてパルプ状にしたものを用いた。フェノ
ール樹脂としてはストレートフェノール樹脂粉末を用い
た。有機および無機配合剤としては摩擦および摩耗に平
均的な働きをする硫酸バリウムのみを使用し、基材繊維
の摩擦、摩耗による作用が顕著にでるようにした。
ブレーキライニングは各組成物ごとに表に示した割合で
配合し、V型ミキナー中で10分混合した。得られた混
合物を金型に充填し室温で300kQ/cm2で1分間
加圧して予備成形した。次にこの予備成形体を155℃
で700kg/cn+’で10分間ホットプレスし、更
に型から取り出した後、250℃で3時間キユアリング
を行なった。
配合し、V型ミキナー中で10分混合した。得られた混
合物を金型に充填し室温で300kQ/cm2で1分間
加圧して予備成形した。次にこの予備成形体を155℃
で700kg/cn+’で10分間ホットプレスし、更
に型から取り出した後、250℃で3時間キユアリング
を行なった。
得られた各ブレーキライニング材は、ブレーキダイナモ
メータに取付け、JASO−C406−82の試験方法
に従って摩擦性能を調べた。更にJASO−C427−
83(7)試験方法に従ッテ摩耗性能を調べた。これら
の結果をまとめ第1図および第2図に示す。第1図は摩
耗率を示すもので、縦軸に制動前ブレーキ温度200℃
にお【プる摩耗率(X 10−4mm3./kgm )
横軸にチョツプドカラス繊維とパルプ化芳香族ポリアミ
ド繊維の配合割合を示した。摩耗率の結果は全基材mt
aの配合割合が20%のものはX印と一点破線で、全基
材繊維の配合割合が35%のものは黒丸と破線で、全基
材m維が50%のものは白丸と実線で示した。
メータに取付け、JASO−C406−82の試験方法
に従って摩擦性能を調べた。更にJASO−C427−
83(7)試験方法に従ッテ摩耗性能を調べた。これら
の結果をまとめ第1図および第2図に示す。第1図は摩
耗率を示すもので、縦軸に制動前ブレーキ温度200℃
にお【プる摩耗率(X 10−4mm3./kgm )
横軸にチョツプドカラス繊維とパルプ化芳香族ポリアミ
ド繊維の配合割合を示した。摩耗率の結果は全基材mt
aの配合割合が20%のものはX印と一点破線で、全基
材繊維の配合割合が35%のものは黒丸と破線で、全基
材m維が50%のものは白丸と実線で示した。
第2図は摩擦係数の結果を示すもので、縦軸に第2効力
試験100 km/ hr、制動減速度0.6G時の摩
擦係数を、横軸にチョツプドガラス繊維とパルプ化ポリ
アミド繊維の配合割合を示す。なお、第2図中の符号お
よび線の種類は第1図のそれらと同じである。
試験100 km/ hr、制動減速度0.6G時の摩
擦係数を、横軸にチョツプドガラス繊維とパルプ化ポリ
アミド繊維の配合割合を示す。なお、第2図中の符号お
よび線の種類は第1図のそれらと同じである。
第1図より、全基材繊維が20%のときは、チョツプド
ガラス繊維の組成比が増加するにつれ摩耗率が急激に増
加するのがわかる。実用的にはチョツプドガラス繊維の
組成比は全基材繊維に対して0.5以下がよい。全基材
繊維が35%のとさもチョツプドガラス繊維の組成比が
増加するにつれ摩耗率が急激に増加する。しかしチョツ
プドカラス繊維の組成比が全基材繊維に対して0.3程
度で最も小さい摩耗率となる。実用的にはチョツプドガ
ラス繊維の組成比は全基材繊維に対して0゜1〜0.6
程度がよい。全基材繊維が50%のときはチョツプドガ
ラス繊維の組成比が多くとも少なくとも摩耗率は増大す
る。実用的にはチョツプドガラス繊維の組成比は全基材
繊維に対して0゜3〜0.8程度がよい。
ガラス繊維の組成比が増加するにつれ摩耗率が急激に増
加するのがわかる。実用的にはチョツプドガラス繊維の
組成比は全基材繊維に対して0.5以下がよい。全基材
繊維が35%のとさもチョツプドガラス繊維の組成比が
増加するにつれ摩耗率が急激に増加する。しかしチョツ
プドカラス繊維の組成比が全基材繊維に対して0.3程
度で最も小さい摩耗率となる。実用的にはチョツプドガ
ラス繊維の組成比は全基材繊維に対して0゜1〜0.6
程度がよい。全基材繊維が50%のときはチョツプドガ
ラス繊維の組成比が多くとも少なくとも摩耗率は増大す
る。実用的にはチョツプドガラス繊維の組成比は全基材
繊維に対して0゜3〜0.8程度がよい。
摩擦係数に対しては第2図に示すように全基材繊維の配
合割合が少ないほど高くなる傾向にある。
合割合が少ないほど高くなる傾向にある。
実用的には全基材繊維50%の場合でチョツプドガラス
繊維の組成比が全基材繊維に対して0.2以下を除き使
用できる範囲にある。
繊維の組成比が全基材繊維に対して0.2以下を除き使
用できる範囲にある。
[実施例]
第2表にNo、101、No、102、No。
103の3種類のブレーキライニング用摩擦材組成物を
調製した。この各組成物を前記した試験例と同じ方法で
ブレーキライニング用摩擦材を成形した。また、得られ
た各ブレーキライニング用摩擦材は試験例と同様にして
摩擦性能、摩耗性能を調べた。試験結果を第1図および
第2図に合せて示す。なお、第1図、第2図ともにN0
9101の摩擦材についてはX印とNo、101の符号
を、No、102の摩擦材については黒丸とN0010
2の符号を、No、103の摩rIA材については白丸
とNo、103の符号で示した。いずれの摩第2表 振材も摩耗率は3 X 10−4mm3/ k 0m以
下、摩擦係数は0.4以上とすぐれた摩擦特性を示した
。
調製した。この各組成物を前記した試験例と同じ方法で
ブレーキライニング用摩擦材を成形した。また、得られ
た各ブレーキライニング用摩擦材は試験例と同様にして
摩擦性能、摩耗性能を調べた。試験結果を第1図および
第2図に合せて示す。なお、第1図、第2図ともにN0
9101の摩擦材についてはX印とNo、101の符号
を、No、102の摩擦材については黒丸とN0010
2の符号を、No、103の摩rIA材については白丸
とNo、103の符号で示した。いずれの摩第2表 振材も摩耗率は3 X 10−4mm3/ k 0m以
下、摩擦係数は0.4以上とすぐれた摩擦特性を示した
。
[発明の効果]
本発明のブレーキライニング用摩擦材組成物は、摩擦係
数も比較的高くかつ摩耗率の低いもので実用性の高いも
のである。
数も比較的高くかつ摩耗率の低いもので実用性の高いも
のである。
第1図は摩擦材の摩耗率と基材繊維として使用したチョ
ツプドカラス繊維とパルプ化ポリアミド繊維の組成比と
の関係を示す線図、第2図は摩擦材の摩擦係数と阜材繊
維として使用したチョツプドガラス繊維とパルプ化ポリ
アミド繊維の組成比との関係を示ず線図である。 特許出願人 トヨタ自動車株式会社代理人
弁理士 大川 宏 同 弁理士 丸山明夫 第1図 ヱ昌不閘歳徂 第2図
ツプドカラス繊維とパルプ化ポリアミド繊維の組成比と
の関係を示す線図、第2図は摩擦材の摩擦係数と阜材繊
維として使用したチョツプドガラス繊維とパルプ化ポリ
アミド繊維の組成比との関係を示ず線図である。 特許出願人 トヨタ自動車株式会社代理人
弁理士 大川 宏 同 弁理士 丸山明夫 第1図 ヱ昌不閘歳徂 第2図
Claims (9)
- (1)レジンモールド系ブレーキライニング用摩擦材組
成物において、基材繊維はチヨップドガラス繊維とパル
プ化芳香族ポリアミド繊維で構成され、該チヨツプドガ
ラス繊維と該パルプ化芳香族ポリアミド繊維の配合割合
は体積比で2:3ないし4:1であり、全組成物を10
0体積%としたとき、該基材繊維の組成割合は40〜6
0体積%であることを特徴とするブレーキライニング用
摩擦材組成物。 - (2)全組成物を100体積%としたとき、フェノール
樹脂系結合剤の組成割合は17〜23体積%であり、有
機および無機粉末配合剤の組成割合は17〜47体積%
である特許請求の範囲第1項記載のブレーキライニング
用摩擦材組成物。 - (3)芳香族ポリアミド繊維はポリパラフェニレンテレ
フタルアミド繊維である特許請求の範囲第1項記載のブ
レーキライニング用摩擦材組成物。 - (4)レジンモールド系ブレーキライニング用摩擦材組
成物において、基材繊維はチョップドガラス繊維とパル
プ化芳香族ポリアミド繊維で構成され、該チヨツプドガ
ラス繊維と該パルプ化芳香族ポリアミド繊維のは配合割
合は体積比で1:9ないし7:3であり、全組成物を1
00体積%としたとき、該基材繊維の組成割合は30〜
40体積%であることを特徴とするブレーキライニング
用摩擦材組成物。 - (5)全組成物を100体積%としたとき、フェノール
樹脂系結合剤の組成割合は17〜23体積%であり、有
機および無機粉末配合剤の組成割合は37〜53体積%
である特許請求の範囲第4項記載のブレーキライニング
用摩擦材組成物。 - (6)芳香族ポリアミド繊維はポリパラフェニレンテレ
フタルアミド繊維である特許請求の範囲第4項記載のブ
レーキライニング用摩擦材組成物。 - (7)レジンモールド系ブレーキライニング用摩擦材組
成物において、基材繊維はチョップドガラス繊維とパル
プ化芳香族ポリアミド繊維で構成され、該チヨップドガ
ラス繊維と該パルプ化芳香族ポリアミド繊維の配合割合
は体積比で1:9ないし1:1であり全組成物を100
体積%としたとき、該基材繊維の組成割合は15〜30
体積%であることを特徴とするブレーキライニング用摩
擦材組成物。 - (8)全組成物を100体積%としたとき、フェノール
樹脂系結合剤の組成割合は17〜23体積%であり、有
機および無機粉末配合剤の組成割合は47〜68体積%
である特許請求の範囲第7項記載のブレーキライニング
用摩擦材組成物。 - (9)芳香族ポリアミド繊維はポリパラフェニレンテレ
フタルアミド繊維である特許請求の範囲第7項記載のブ
レーキライニング用摩擦材組成物。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP15879385A JPS6220582A (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 | ブレ−キライニング用摩擦材組成物 |
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Applications Claiming Priority (1)
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JP15879385A JPS6220582A (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 | ブレ−キライニング用摩擦材組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6220582A true JPS6220582A (ja) | 1987-01-29 |
Family
ID=15679461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15879385A Pending JPS6220582A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-18 | ブレ−キライニング用摩擦材組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1985
- 1985-07-18 JP JP15879385A patent/JPS6220582A/ja active Pending
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