JPS62205699A

JPS62205699A - 電波吸収体

Info

Publication number: JPS62205699A
Application number: JP4737686A
Authority: JP
Inventors: 恭弘飯野; 達也金山; 大矢知　富雄; 豊山中; 田島　秀夫
Original assignee: Bridgestone Corp
Current assignee: Bridgestone Corp
Priority date: 1986-03-06
Filing date: 1986-03-06
Publication date: 1987-09-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は電波吸収体に１″ＪＪＬ、詳しくは吸収すべき
波長λの１／４近傍の距離を隔てて抵抗体と反射体とを
対置した構造の入／４型電波吸収体における抵抗体及び
反射体の組成及び構造に関するもので、橋、鉄塔等のレ
ーダ障害防止、不必要な反射波によるＴＶゴーストや雑
ｉマの防１［二、電磁波シールド対策としてイ１効であ
る。

従来の技術入／４ヤ（電波吸収体は、：５１図に示すように。

金属又は炭素ｔａ、Ｗ等からなる反射体ｌと１０２〜１
０３Ω／Ｃ［ｎ２の抵抗４１′ｔを有する導電体からな
る抵抗体２を対置して構成され、抵抗体の抵抗値及び反
射体との間隔を適当に選定することによって′電磁波、
の反射波を抑制するものである。

このような電波吸収体の抵抗体としては、従来硫化銅処
理アクリル繊維を適当な間隔に織り込んだ織４ｉが使用
されていた。しかし有機ｒｉｍは耐熱性に限界があり、
又耐久性を向ｌ−させるため樹脂に」４市する惑星があ
った。そこで１耐熱性、１耐久性の良い抵抗体が望まれ
ていた。

発す１が解りしようとする間１点未ｆｆｉ　ＩｊＩは従来技術の」−記欠点を改みするも
のであり、その目的は屋外の使用にも好適で、充分な機
械的強度を有する軽ＩＩｉな電波吸収体を提供すること
にある。

発明の構成問題点を解決するための１段本発明の電波吸収体は、抵抗体と反射体とを対置した構
造の電波吸収体において、（１）抵抗体が半導゛Ｉ「性セラミック短繊維を熱硬化
性樹脂、熱Ｅｒｆ　１７７１性樹脂、これらの樹脂を繊
維強化したもの、又は無機材質よりなる基材に分散混入
させたシート状又はフィルム状で１０２〜１０３Ω／　
ｃ　ｍ　２の抵抗値を有する導電体：（２）反射体が金
属板、金属箔又は金属繊維、炭素繊維”９の導電性繊維
：であることを特徴とする。

抵抗体に用いる半導電性セラミ−２り短繊維としては、
ｍ雄径が０６１〜１００ｇｍ、アスペクト比が１０〜１
ｏｏｏ、体積固有抵抗率がｔｏ−２〜１０２Ω番Ｃｍの
ものがよい。

繊維径がｌｏＯｇｍを越える場合には５表面が＋ｌ滑で
ピンホールが存在せず、機械的強度が高くか−）柔軟で
加１ニ性に優れた抵抗体が得難く、またｆｆｌ＊１ｌ−
ＫがＯ，１ｇｍ未満或いはアスペクト比がｌＯ未膚の場
合には、電波吸収性能に関し殆ど粉体と変ることがなく
、電波吸収性能に優れた抵抗体を得ることかでＪない。

またアスペクト比が１０００を越える場合には抵抗体を
フィルム状に形成する時に良好なフィルムが形成しス１
）ず、更に体積固有抵抗率が１０−２Ω・０ｍ未満又は
１０２Ω・Ｃｍを越える場合には、いずれも良ｌ［ｆな
電波吸収性能が得られず、未発ＩｊＩの目的に対し不適
当である。なおより好適な範囲は、繊維径０．１〜１０
ｇｍ、アスペクト比ｌＯ〜３００１体積固有抵抗＋０．
５〜２０Ω−ｃｍである。

未発ＩＪＩＩに係る゛電波吸収体の抵抗体に用いられる
半導゛重性セラミック短繊維としては、その導電性に関
しセラミック短ｍ維がもともとに工性性を満足するもの
、非導電性のセラミック短繊維の表面を還元法その他の
適宜な表面処理方法により処理したり、被１’ｆｆ剤に
て被覆するなどの処理によりに工性性を満足する゛ｈｈ
電性を付かしたものの、いずれのものでも差支えない。

本発明に好適に使用し得るニー導電性セラミック短繊維
の具体例としては、下記一般式（Ｉ）Ｍ２０　（ＴｉＯ
ｚ　）ｎ　　　　　・＝　（Ｉ）（但し１式中Ｍはアル
カリ金属、ｎは２〜１２の９１１を示す。）で表わされ
るチタン酸アルカリ短ｍ維が挙げられる。このチタン酸
アルカリ短繊維は、補強性、耐摩耗性、表面ト滑性、寸
法安定性等に優れ有効であり、特にチタン酸カリウム短
繊維が最適である。

なお、このようなチタン酸アルカり短繊維としては、「
特公昭４２−２７２６４号公報」、「特開昭５１−４９
９２４号公報」等で既に公知な製造法に従って製造され
たものを用いることができる。またチタン酸アルカリ短
繊維を表面導電化する方法としては、「特開昭５７−１
０３２０４号公報」、「特開昭５８−１３５１２９号公
報」。

「特開昭５８−１３５１３０吋公報」、１特開昭５９−
６２３５号公報」等に記載の方法が挙げられ、これらの
方法により表面処理して導゛市性を調整したものが本発
明において゛ト導電性セラミック短繊維として特に好適
に用いられる。

本発明における抵抗体は、１：述した゛ｈ導電性セラミ
ック短Ｍ＆雄を基材中に分散配合したものであるが、こ
の場合゛ｈ導導電性セラミック短繊維配合ｉ、ｌはノ、
（材１００ｉ刊を部に対して１０〜３００１π量部とす
ることが好ましい、半導電性セラミック短繊維の配合２
政が３０玉賃部未満の場合には１［液吸収性能が劣り、
　　３００　屯ｌｋ、部を越える場合には電波反射、４
１が増大し、また抵抗体の機械的強度が箸しく低ドし、
いずれの場合にも本発明の［１的に対し不適である。

Ｌ記の゛ｈｈ電性セラミック短繊維を分散させる）、（
材としては、（１）不飽和ポリエステル、フェノール、
エポキシ、ウレタン、ポリアミド、ポリイミド、尿素、
フラン等の熱硬化性樹脂、■ポリエステル、ウレタン、
塩化ビニール、アクリル、ポリカーボネート、ＡＢＳ、
ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素系樹脂笠の熱Ｏ
ｆ塑性樹脂、　（３）、Ｌ記（１）又は（りを繊維強化
したもの、又は〈→アルミナ、ジルコニア、コージライ
ト、シリカ等の無機質材が挙げられる。

未発１町における抵抗体は、前記゛ト導電性セラミック
短繊維をこのような基材に分散混入させて。

１０２〜１０３Ω／ｃｍ２の抵抗値を有するシート状又
はフィルム状に形成したものである。

例として第１表に導電性チタン酩カリウム短繊維をビニ
ルエステル系樹脂又はポリウレタン樹脂に分散させたも
のの抵抗値を示した。

実施例に用いた導電性チタン酸カリウム短繊維は、チタ
ン酸カリウム短繊！！（ティスモＤ：大塚化学社製）を
還元法により表面導電化処理したもので、繊維径０．２
〜０　、５　ｐｍ、アスペクト比２０〜１００、体積固
有抵抗率ＩＱ’Ω・ｃｍであった。

第１表反射体としては、金属板、金属箔、又は金属繊維、炭素
繊維等の導電製繊維からなる網、織布、不織１ｊが用い
られる。特に金属箔としてはアルミ箔、銅箔等、金属繊
維としてはシへ４４繊維又は黄銅ｍ！ｄｊ、とガラスク
ロスのＪ、［が好適に用いられる。

１−記抵抗体及び反射体は、第１図に示したように吸収
する波長の１／４近傍の距離を隔てて対置するように設
置することにより優れた電波吸収効果を示すが、耐久性
をかえるためには、これら抵抗体及び反射体の両側、あ
るいは少なくとも片側を補強体で積層することが好まし
い、第２図に抵抗体ｌの両側をプレート状の補強体３で
積層した場合を例示する。

補強体としては■不飽和ポリエステル、フェノール、エ
ポキシ、ウレタン、ポリアミド、ポリイミド、尿素、フ
ラン等の熱硬化性樹脂、■ポリエステル、ウレタン、塩
化ビニール、アクリル、ポリカーボネート、ＡＢＳ、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、フッ素系等の熱化塑性樹
脂、■］二記■又は■をケブラー、ナイロン、ポリエス
テル等の有機ｍ維又はガラス繊Ｍ等の無機繊維で補強し
たＦｕｒ、ＦＲＴＰ、［株］ガラス、セラミック、ケイ
カル、コンクリート等の無機材質、又は■木材などをプ
レート状にしたものが挙げられる。

第３図は積層補強した本発明の電波吸収体のＪＬ体画描
造を示す図で、抵抗体ｌの両側を補強体３で積層したも
のと、反射体２の両側を補強体３で積層したものとをプ
ラスチックスリーブ４により適宜間隔（吸収する波長の
ｌ／４近傍）を隔てて対置し、スリーブ４を貫通ずるプ
ラスチックポルト５及びナツトで固定した構造を右する
。

実施例１抵抗体として第１表Ｎｏ、　４記戎のもの、反射体とし
て黄銅ｍ維ガラスクロス混繊のものを用い４抵抗体と反
射体の間隔ｄ＝５３ｍｍとした時、周波ａｔ　、Ｏ〜１
．２ＧＨｚにおいて反射ｊ；ｌ　　２０ｃｌＢ（９９％
吸収）以ドであった。

実施例２抵抗体として第１表Ｎｏ、７記載のもの１反射体として
アルミ箔を用い、ｄ＝５３ｍｍとした時。

周波数Ｌ　、０〜１．２ＧＨｚにおいて反射ｊ、ｉ、　
−２０ｄＢ（９９％吸収）以）゛であった。

比較例１抵抗体として第１表Ｎｏ、ｌ記載のものを用い。

実施例１と同様にして測定したが１反射ｌ、；、は一１
ＯｄＢ（９０％）以１；であった。

発明の詳細な説明したように、本発明によれば耐熱性および耐久性
が良好で、高い機械的強度のため屋外も使用できる軽ｊ
−１な電波吸収体が１１）られる。施工もボルト止めが
ｌＩ［能で容易である。

図面の簡弔奏、夾」１第１図は入／４型電波吸収体の基本的構成を示す図、第
２図はＪｌｔ抗体の両側を補強体で積層補強した構造を
示す図、第３図は補強体で積層補強した本発明の電波吸
収体の具体的構造を示す図である。

Claims

【特許請求の範囲】　抵抗体と反射体とを対置した構造の電波吸収体におい
て、（１）抵抗体が半導電性セラミック短繊維を熱硬化性樹
脂、熱可塑性樹脂、これらの樹脂を繊維強化したもの、
又は無機材質よりなる基材に分散混入させたシート状又
はフィルム状で１０＾２〜１０＾３Ω／ｃｍ＾２の抵抗
値を有する導電体：（２）反射体が金属板、金属箔又は金属繊維、炭素繊維
等の導電性繊維：である電波吸収体。