JPS62202805A - 医療用酸素発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医療用酸素発生装置に関し、特に高圧酸素ボン
ベを使用しない医療用酸素発生装置に関する。

〔従来の技術〕

従来周知のとおり、医療用酸素は主に高圧酸素ボンベを
利用して供給される。

しかるに酸素ボンベには一定の容量があシ、消費される
と、次の高圧酸素ボンベと取り替える必要がある。その
取シ扱いが煩雑なばかりでなく常に２本以上のボンベを
用意しておく必要がありその管理上でも煩雑さが生じる
。

特に緊急の場合或は山間地など交通不便の地域積雪その
他交通事情の悪化等の要因によって高圧酸素ボンベの供
給や補給が充分に行い難い場合などが生じる。

このような現状から医療用酸素の供給手段として高圧酸
素ボンベを使用せずに、簡単に、たえず安定して酸素を
供給する手段が強く要望されている。

そこで近時酸素富化膜を使用した装置や選択的酸素吸着
材を使用した連続的酸素濃縮装１置が呈案されているが
皆れも騒音が大きく高側に過ぎる欠点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明が解決しようとする問題点は従来の上記要望に応
えると共に前記酸素′ａ縮波装置欠点をなくすることで
あり、更に詳しくは高圧酸素ボンベを使用することなく
、簡単にしかも安定して酸素を必要量絶えず供給できる
装置を開発することである。

〔問題を解決するための手段〕

この問題は水電解装置によって酸素と水素を発生せしめ
、水素を水素燃焼装置で燃焼させることによって達成さ
れる。

〔発明の構成並びに作用〕

本発明の装置は基本的には電源装置、水電解装置、水素
燃焼装置、該水電解装置で発生する水素を該燃焼装置に
導くための連結部、必要に応じて該電解装置で発生する
酸素を精製するための精製装置から成っている。そして
特に大きな特徴は発生する酸素を医療用に利用すること
は勿論副生ずる水素を燃焼せしめることによって発生す
る水とＦ１焼熱を無駄なく有効利用せんとするのが本発
明の要旨である。

周知のとおり水素は無色無臭でその存在を人間が感知で
きないものである。水素自体は無毒であるが、成る条件
下では爆発や発火を起こす危険がある。たとえばその最
小点火エネルギーは０．０２　ｍＪでメタンやエチレン
の０．８　ｍＪの１／１５にすぎない。

また空気中の爆発限界は１８．３〜６５ＶＯ１％、空気
中の可燃限界は４〜７５％で安全な濃度限界は空気中で
８％より少である。このように危険な水素を室内に蓄積
せしめないことが極めて重要であって、このため本発明
ではこの発生する水素を水素燃焼装置で燃焼させるので
ある。

このように水電解装置と水素燃焼装置とを併用すること
によりたえず安定して酸素を必要量供給することが可能
となる。

本発明に於て使用する水電解装置としては水を電気分解
することによυ酸素と水素を発生せしめうる装置であれ
ば特に限定されず広く各種の装置を利用することができ
る。

これらの装置はいずれの形態の装置であっても発生する
水素と酸素とを確実に分離して別々に取シ出すことがで
きなければならない。

電気分解装置について若干説明すると、装置として、例
えば従来から知られている２０％Ｎａ　ＯＨを電解液と
した日立型単極式タンク型のものがある。

又、新らしい電解法としてはＤｕ　Ｆｏｎｔ社によって
開始されたバーフルオロスルフォン酸（高分子固体電解
質、ＳＯＯ１２ｄ　ｐｏｌｙｍｅｒ　ｅｌｅｃｔｒｏｌ
ｙｔｅ。

ＳＰＥ　）を用いる方法がある。

又本発明に於て使用する水素燃焼装置は水素炎バーナー
、触媒燃焼バーナー、無炎触媒燃焼、及び炎燃焼と触媒
燃焼とを共存させる混成燃焼等があるが有害な窒素酸化
物の発生がないことが望ましい。

本発明の装置は移動式でも定置式でも使用できる。その
模擬的に分解したものを図面に示す。図面中、ｌは電源
装置、２は水電解装置、３は酸素精製装置、４は酸素排
出口、５は水素燃焼装置、６は水素燃焼によって生成し
た水、７は燃焼熱、８は蒸溜水生成装置、９は蒸溜水供
給管である。

本発明に於ては水電解装置から発生する酸素は適当な精
製装置、（例えば水洗法）を介して使用することか望ま
しい。

本発明装置を用いて酸素を供給するに際しては先づ水電
解装置により常法に従って水を分解する。

この場合電流を調節することによって極めて容易に酸素
の発生量を調節することができる。

他方に副生ずる水素はそのまま密室内などに放出蓄積さ
れると発火・爆発などの危険があるので水素燃焼装置で
燃焼させ、水と熱とに変化させる。

このとき得られる熱は蒸溜水生成装置で蒸溜水を作るこ
とができる。又は水は捕集し蒸溜水として水電解装置に
還流せしめることができる。

本発明は上に説明したように水を電気分解して酸素を得
ながら水の電気分解に必要な蒸溜水を、副生ずる水素を
燃焼させることによって補充することができるので管理
不要の装置とすることができるばかシでなく、冬期など
寒い場合、水素燃焼で発生する水と熱で室内を加湿加熱
することができる効果がある。又発生する熱を利用して
吸収式冷蔵庫などが運転できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明装置の模擬的な分解図である。図面中の番
号は夫々次のことを示す。 １・・・電源装置、２・・・水電解装置、３・・・酸素
精製装置、４・・・酸素排出口、５・・・水素燃焼装置
、６・・・水素燃焼−装置、７・・・燃焼熱、８・・・
蒸溜水生成装置、９・・・蒸溜水供給管

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）水電解装置から発生する水素を水素燃焼装置で燃
   焼させかつ水電解装置から発生する酸素を有効利用する
   ようにした医療用酸素発生装置（２）電源装置、水電解
   装置、水素燃焼装置、必要に応じて該電解装置より発生
   する酸素の精製装置から成る特許請求範囲第１項に記載
   の装置（３）水素燃焼装置から発生する水及び燃焼熱を
   有効利用するようにした特許請求範囲第１項記載の装置