JPS62201527A - ウイルス感染に対する植物保護 - Google Patents

ウイルス感染に対する植物保護

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Publication number
JPS62201527A
JPS62201527A JP61258063A JP25806386A JPS62201527A JP S62201527 A JPS62201527 A JP S62201527A JP 61258063 A JP61258063 A JP 61258063A JP 25806386 A JP25806386 A JP 25806386A JP S62201527 A JPS62201527 A JP S62201527A
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JP
Japan
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plant
virus
promoter
dna
coat protein
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Application number
JP61258063A
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English (en)
Inventor
ロジャー・エヌ・ビーチイ
ロバート・テイー・フラレイ
ステイーブン・ジー・ロジャース
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University of Washington
Monsanto Co
Washington University in St Louis WUSTL
Original Assignee
University of Washington
Monsanto Co
Washington University in St Louis WUSTL
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Publication date
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  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術的背景] 本発明は、ウィルス病に耐性である植物を生産する方法
と、そのようなウィルス耐性の付与に用いる遺伝物質と
、その方法の産物とに関する。従って、本発明は、植物
分子生物学、植物ウィルス学および植物遺伝子工学の分
野の応用を含んでいる。
植物においてウィルス感染は、成長阻害、形態変化およ
び収穫減少などの種々の不利な効果の原因となる。更に
、ウィルス感染はしばしば植物を他の害虫や病原菌によ
る損傷に対してより影響され易くする。植物ウィルスに
ついての一般的な知見は、文献(例えば、M atth
ews  (1981)、L aurfer (198
1)  および Kado &  Agrawal(1
972) )に記述されている。
植物は、動物のように抗体が関与する免疫系を持たない
。しかし、植物は病原菌による感染に抵抗するために、
幾つかの方法を発達させてきた。
例えば、ある型の植物は、侵入する真菌の表面の糖部分
に結合して真菌を不動化するレクチンを産生する。更に
、ある型の植物は、明らかに、細菌、昆虫、それに多分
ウィルスによる攻撃に応答して植物中を循環する種々の
分子を産生ずる。
ある型の植物では、幼若な植物に「減衰させた(att
enuated) Jウィルス株、つまり、重大な症状
を起こさないウィルス株を感染させることによって、あ
る程度のウィルス耐性を誘導することができる(例えば
、Rast  (1972)および Costa(19
80)を参照)。この方法には次のような幾つかの限界
がある。つまり、(1)一定の型の農作物(crop 
)中でのみ都合良く行うことができる。
(2)一定の型のウィルスに対してのみ行うことができ
る。(3)感染ウィルスの適切な減衰株が同定されてい
るかまたは単離されている場合にのみ、行うことができ
る。(4)この方法によって与えられる保護は、限られ
た数の種々のウィルスに対してのみ効果があり得る。(
5)減衰感染は第2の関連の無いウィルスによる感染を
、相乗効果によって更に深刻に悪化する可能性がある。
それで、上述した問題が解決されていて、しかも、減衰
ウィルスの同定、単離および使用を必要としないような
ウィルス感染から植物を保護する方法が必要とされてい
る。また、天然の遺伝的耐性または交叉免疫(cros
s−protection)耐性が利用できないときに
ウィルス耐性を与える必要がある。
[発明の概要] 従って、本発明の目的は、減衰ウィルスの使用、耐性を
与える遺伝的決定基の存在、または、交叉免疫の利用可
能性のいずれにも依存しないウィルス耐性植物を生産す
る方法を提供することである。
また、本発明の目的は、工学的に処理した植物が植物ウ
ィルスに対して耐性を示すように、植物のゲノムに、植
物ウィルスのゲノムの小部分を他のものと共に含むDN
A構成物(c0n5trtlCt )を挿入することに
より、植物を遺伝子工学的に処理する方法を提供するこ
とである。
また、本発明の他の目的は、遺伝的に形質転換されたウ
ィルス耐性植物の生産に使用できる組換体DNA分子を
提供することである。
更に、本発明の他の目的は、植物ウィルスのRNA配列
の生産を起こすDNA配列の存在をそれぞれコードする
、遺伝的に形質転換された細胞および分化植物を提供す
ることである。
上述の目的を達成する中で、本発明の一つの観点として
、植物ウィルスによる感染に耐性である遺伝的に形質転
換された植物を生産する方法が提供された。この方法は
次の工程を包含する。
(a)  植物細胞のゲノムに、 (1) 植物細胞中で機能して、植物ウィルスのRNA
配列の生産を起こすプロモーターと、(ii)  植物
ウィルスから誘導したDNA配列であって、植物ウィル
スのRNA配列の生産を起こすDNA配列と、 (iii )  植物細胞中で機能して、RNA配列の
3′末端へのポリアデニル化ヌクレオチドの付加を起こ
す3′非翻訳(non −translated)DN
A配列と を包含する組換体2本!lDNA分子を、挿入する工程
(b)  形質転換された植物細胞を1ワる工程。
(c)  形質転換された植物細胞から、植物ウィルス
による感染に対する耐性が増した遺伝的に形質転換した
植物を再生する工程。
一つの好ましい具体例では、植物ウィルスのRNA配列
はそのウィルスのコートたんぱく質をコードする。
本発明の他の観点として、配列中に次のものを包含する
組換体2本鎖DNA分子が提供された。
(a)  植物細胞中で機能して、植物ウィルスのRN
A配列の生産を起こすプロモーター、(b)  植物ウ
ィルスから誘導されたDNA配列であって、植物ウィル
スのコートたんぱく質をコードするRNA配列の生産を
起こすDNA配列、および、 (c)  植物細胞中で機能して、RNA配列の3′末
端へのポリアデニル化ヌクレオチドの付加を起こす3′
非翻訳領域。
また、本発明の他の観点として、上述の(a)、(b)
および(c)の要素を包含するDNAを、それぞれ含む
細菌細胞および形質転換された植物細胞が提供された。
更に、本発明の他の観点として、上述のように形質転換
された植物細胞を包含し、植物ウィルスに対して耐性を
示す分化した植物が提供された。
また、本発明の他の観点として、そのような植物を栽培
すること、外植片(explants) 、挿木および
サッド(suds)などの胎芽(むかご、propag
u 1aS)を用いてそのような植物を繁殖させること
、または、この植物を他の植物と交雑(cross )
させて同じくこの植物ウィルスに対して耐性を示す後代
(proaeny )を生産することを伴う方法を提供
する。
本発明の他の目的、特質および利点は、本明細書の以下
の説明から明らかとなるだろう。しかし、本明細書中の
詳しい説明および特定の具体例は、本発明の好ましい具
体例を示してはいるが、説明のためだけのものであり、
本発明の技術的範囲を定めるものではない。本発明の技
術的範囲内で成される種々の変形および修正は、この詳
細な説明から当業者には明らかであろう。
[図面の説明] 第1図はトランスジェニック植物におけるウィルス病耐
性の生物試験の概略を示す。
第2図はダイス モザイク ウィルス フートたんぱく
質(SMV  CP)の部分アミノ酸配列を示す。
第3図は、CaMV35S/TMV−CP/NO8構成
物を含む植物形質転換ベクター、1)MON319を示
す。このベクターは植物細胞に構成物を挿入するために
使用した。
第4図は、制限エンドヌクレアーゼBolIIとECO
RIに対する唯一の(unique)開裂部位を有する
合成マルチリンカ−に隣接してCaMV35S  プロ
モーターを含む発現ベクター、pMON316を示す。
このマルチリンカ−の後には、ツバリン シンターゼ遺
伝子アデニル化シグナルをコードする260塩基対の断
片が続いている。
第5図は、第4図に示したCaMV35S  プロモー
ター、マルチリンカ−およびツバリン シンターゼ断片
の完全配列を示している。
第6図および第7図は、本発明によってそれぞれ生産し
たトランスジェニックなタバコ植物とトマト植物に対す
る異なる水準のウィルス接融(exposure)の効
果を含む例3(A)と3(B)に記述した実験からのデ
ータを、それぞれ示している。
第8図は、遺伝的に耐性な系のトマト植物と、本発明に
よって生産したトランスジェニック植物の間のウィルス
耐性の比較を含む例3(c)に記述した実験からのデー
タを示している。
第9図は、タバコ モザイク ウィルスの種々の株に対
して効果的である、本発明に従ったトマト植物中への交
叉免疫の導入を含む例4に記述した実験からのデータを
示す。
第10図は、例5で使用したペチュニア由来の5sRL
IBIscOプロモーターの最初の単離と中間体ベクタ
ーへの導入を示している。
第110は、例5で使用したペチュニア由来の5sRU
BIsco  プロモーターの部分ヌクレオチド配列を
示している。
第12図は、CaMV35S  プロモーターをペチュ
ニアの5sRUB l5COプロモーターに置換したD
NA構成物の生産の概略を示す。
第13因は、アルファルファ モザイク ウィルスのコ
ートたんぽ<ff (AMV  CP>をコードするc
DNAを製造するために使用した方法を示す。
第14因は、ポテト ウィルス X のコートたんぱく
質遺伝子(PVX  CP)を含む植物ベクターを製造
するために使用した方法を示す。
第15因は、pvx  cp遺伝子のヌクレオチド配列
を示す。
第16図は、トマト ゴールデン モザイク ウィルス
 コートたんぱく質(TGMV  CP)をコードする
ヌクレオチド断片を単離するための工程を示す。
第17図は、TMV  RNAに対するアンチセンス相
補体をコードするDNAを含む植物ベクターを生産する
ために例9で使用した工程の概略を示す。
[好ましい具体例の説明] 本発明は、植物細胞中で機能し、ウィルス耐性を生じる
DNA構成物の製造を含む。以下に詳細に説明するよう
に、「ウィルス耐性」という語は、ここでは、一つまた
はそれ以上の型の植物ウィルスに抵抗する植物の能力を
意味している。
多数の植物ウィルスが世界的に重大な農作物の損失を引
起こしている。本発明は、植物ウィルスに感染され易い
植物を保護する方法を提供する。
そのようなウィルスには、例えば、ダイズ モザイク 
ウィルス、ビーン ボッド モトル(beanDOd 
 mott+e)  ウィルス、タバコ リングスポッ
ト ウィルス、バーレイ イエロー ドウワーフ(ba
rley  yellow  dwarf )  ウィ
ルス、コムギ スピンドル ストリーク(Spindl
estreak)  ウィルス、ソイル ボーン(so
ilborn)  モザイク ウィルス、コムギ スト
リーク ウィルス イン メイズ(in  l1aiZ
e ) 、メイズ ドウワーフ モザイク ウィルス、
メイズクロロティック(chlorotic )  ド
ウワーフウィルス、キューリ(cucumber)  
モザイク ウィルス、タバコ モザイク ウィルス、ア
ルファルファ モザイク ウィルス、ポテト ウィルス
X、ポテト ウィルス Y1ポテト リーフロール(I
eafroll)  ウィルス、トマト ゴールデン 
モザイク ウィルスがある。これらの中で、メイズ ド
ウワーフ モザイク ウィルス、バーレイ イエロー 
ドウワーフ ウィルス、コムギストリーク モザイク 
ウィルス、ソイル ボーン モザイク ウィルス、ポテ
ト リーフロール ウィルス および キューリ モザ
イク ウィルス に対する保護が特に重要である。
本発明の実施によりウィルス耐性となる植物には、ジャ
ガイモ、トマト、コシヨウ、タバコ、ダイズ、コムギ、
コーン、シトラス(citrus) 、スカッシュ(S
QuaSh) 、キューりおよびビート< b8et 
>などがある。しかし、これらに限られるわけではない
2本鎖DNA中に存在する植物遺伝子の発現(expr
essron)は、RNAポリメラーゼ酵素によるDN
Aの一つの鎖からのメツセンジャーRNA(mRNA)
の転写と、核の中でのmRNA−次転写体のその後のプ
ロセッシングを含んでいる。
このプロセッシングは、ウィルスRNAの3′末端にポ
リアデニル化 ヌクレオチドを付加する3′非翻訳領域
を含んでいる。
DNAのmRNAへの転写は、普通「ブ0−E−ター」
と称されるDNA領域によって制御されている。プロモ
ーター領域はRNAポリメラーゼに対してDNAと会合
し、更に、DNA鎖の一つを鋳型(templete)
として使用してmRNAの転写を始め、対応するRNA
鎖をつくるように合図する配列を含む。
植物細胞中で活性な多数のプロモーターが文献に記載さ
れてきた。これらには、例えば、ツバリン シンターゼ
(nopalin  5ynthase )  (NO
8)トオクトビン(0CtOpinCり  シンターゼ
(OC8>プロモーター(これらは、アグロバクテリウ
ムタメファシエンス (へ1■1旦工虹土凹−tum8
faciens )の腫瘍誘導プラスミドに保有されて
いる)、カリフラワー モザイク ウィルス(caMV
)  198  および 358  プロモーター、リ
ブロース2リン酸 カルボキシル化酵素の小サブユニッ
ト(ssRUB l5CO1非常に豊富な植物ポリペプ
チド)からの光誘導プロモーター、および、ヒドロキシ
プロリンに富む糖たんぱく質をコードする遺伝子のプロ
モーターなどがある。これらのプロモーターの全てが、
植物中で発現される種々の型のDNA構成物をつくるた
めに使用された(  PCT公報 WO8410291
3(Rogers et al、、 Mon5anto
 )を参照)。
植物細胞中でウィルスRNAの転写を起こすことが知ら
れているあるいは見出されているプロモーターを、本発
明で使用することができる。そのようなプロモーターは
植物またはウィルスから得ることができ、例えば、Ca
MV35Sプロモーター、5sRUB l5CO遺伝子
などの植物遺伝子から単離されたプロモーターがある。
しかし、これらに限定されるわけではない。後述するよ
うに、好ましくは、選んだ特定のプロモーターは、植物
を実質的にウィルス感染に対して耐性にする有効量のコ
ートたんぱく賀の生産をもたらすための十分な発現を引
起こすことができなければならない。耐性を誘導するた
めに必要なコートたんぱく賀の糟は、植物および/また
は 保護の目標となるウィルスの型に応じて変化する。
従って、CaMV35S  プロモーターが好ましい。
しかし、このプロモーターが本発明の全ての具体例で最
適なプロモーターであるとは限らない。
本発明のDNA構成物中で用いられるプロモーターは、
必要ならば、修飾してその制御特性を変化させることが
できる。例えば、CaMV358プロモーターを、光の
ないところで5sRLIBISGOの発現を抑制する5
sRLIBIsco遺伝子の一部分に連結させ、葉では
活性であるが根では活性でないプロモーターをつくるこ
とができる。生成のキメラ プロモーターをここに示す
ように使用することができる。ここでの説明では、rc
aMV35sJの語ハ、例えば、オペレーターm域との
連結、無作為のまたは制御を伴った突然変異生成(+a
utag8neSiS )によって誘導されたプロモー
ターなどの、CaMV35S  プロモーターの変形も
含む。
本発明のDNA構成物は、2本鎖DNA形の中にウィル
スのコートたんぱく質をコードするウィルス ゲノムの
一部分を含むことが好ましい。多くの型の植物ウィルス
はDNAではなくRNAを含んでいるが、1本鎖または
2本鎖のDNAを含むものもある。RNAを含むウィル
スは、標準の転写プロモーター および/または 3′
制御配列を含まない。この場合には、ポリペプチドまた
はたんぱく質は、ウィルスに保有されるRNA鎖または
その相補体(c01llIelent)から直接翻訳さ
れる。コートたんぱく質をコードしているウィルス ゲ
ノムの部分は、当業者によく知られている幾つかの方法
のいずれかによって決定できる(後述の例1を参照)。
例えば、ある場合には、コートたんぱく質をシーフェン
シング(5eauencino) L/、ウィルスのコ
ートたんぱく質をコードするDNA配列の合成を選択す
ることができる。その代わりに、コートたんぱく貿をコ
ードするウィルスからのRNAを同定し、生成すること
もできる。RNAを含む植物ウィルスの大部分では、コ
ートたんぱく¥!遺伝子はウィルスRNAの3′末端に
位置している。ある場合には、コートたんぱく質遺伝子
は、その配列がウィルスのコートたんぱく質のアミノ酸
配列を反映しているオリゴヌクレオチド プローブを用
いて位置を定めることができる。ウィルスがRNAを保
有している場合には、DNAコード配列は逆転写酵素を
用いて相補的DNA (cDNA)を形成することによ
って得られる。上述したように、多くの型の植物ウィル
スはRNAを含んでいる。これらには、例えば、タバコ
 モザイク ウィルス、トマト スボッティド(spo
tted )  ウィルl−(wilt)  ウィルス
、キューリ モザイクウィルス、アルファルファ モザ
イク ウィルス、ポテト ウィルス X などのボテツ
クスウイルス(1)OteXVirUSeS) 、ポテ
ト ウィルス Yなどのボティウイルス(DOtVVi
ruSeS ) 、ポテト リーフロール ウィルス 
などがある。
ボティウイルスなどの一定のウィルスの場合には、コー
トたんぱく質は、プロセッシングを受けてコートたんぱ
く質を放出するポリプロティンの一部である。当業者は
、次の例1に詳述するように、コートたんぱく質をコー
ドするウィルス ゲノムの領域を単離し、翻訳開始シグ
ナルを導入するためには、これらのことを考慮しなけれ
ばならない。
それほど好ましくはないが、ウィルスRNA配列の生産
を起こす本発明のDNA構成物で用いられる配列はアン
チセンス(ant i −5ense )の配置をとる
ことができる。例えば、DNAの転写によって生産され
るRNAは、最終的には、天然のウィルス コートたん
ぱく質mRNAの相補的配列を持つRNA分子を生産す
ることができる。(アンチセンス配置が使用される場合
は、DNA配列は、コートたんぱく質mRNAの5′領
域に相補的なアンチセンスRNAをつくるために短くな
ると、信じられている。) その代わりに、アンチセン
スDNAはウィルス ゲノムの他の断片から誘導できる
。好ましい領域には、試験管中でウィルスRNAの翻訳
を阻害することが示されている(Beachy  et
  al、(1985) )ウィルスRNAの5′末端
などがある。いずれの場合も、アンチセンス転写体は安
定性が低く、あるいは、宿主植物中でのより高い水準で
の発現を必要とすると信られているので、この配置はあ
まり好ましくない。
本発明のDNA構成物中で用いられるコード配列は、必
要ならば、当業者に既知の方法を使用して、無作為のま
たは制御を伴った突然変異生成のいずれかにより修飾し
て突然変異体をつくることができる。それで、そのよう
な突然変異体(mutants )と変異体(vari
entS)は本発明の範囲に含まれる。従って、「コー
トたんぱく質」の語は、ここでは、トランケートされた
たんぱく質、融合(fusion)たんぱく質、並びに
、無修飾のコートたんぱく質を含んでいる。
3′非翻訳領域は、植物中で機能してウィルスRN△の
3′末端へのポリアデニル化 ヌクレオチドの付加を起
こすポリアデニル化シグナルを含む。適切な3′領域は
、例えば、(1)アグロバクテリウム(A robac
teriumu )のツバリン シンターゼ(NO3)
遺伝子などの腫瘍誘導(T1)プラスミド遺伝子の、ポ
リアデニル化シグナルを含む3′転写非翻訳領域、およ
び、(2)ダイズ貯蔵たんぱく質遺伝子およびRuBP
カルボキシル化酵素遺伝子の小サブユニットなどの植物
遺伝子である。好ましい3′領域は、例えば、NO8遺
伝子のものである。これについては後述の例に詳しく述
べる。
本発明のDNA構成物によって生産されるRNAは、ま
た、5′非翻訳のリーダー(1eader)配列を含む
。この配列は、遺伝子を発現するために選んだプロモー
ターから誘導できるし、また、mRNAの翻訳を増加さ
せるために特別に修飾することができる。また、5′非
翻訳領域は、ウィルスRNAから、適当な真核細胞の遺
伝子から、または、合成遺伝子配列から得ることができ
る。
本発明は、後述の例に示すように、非翻訳領域が、プロ
モーター配列に伴う5′非翻訳配列、および、ウィルス
 コートたんぱく質遺伝子の5′非翻訳領域の部分の両
者から誘導される構成物には限定されない。そうではな
くて、非翻訳リーダー配列は、ウィルス コートたんぱ
く質に対するコード配列の非翻訳領域の5′末端の部分
、または、プロモーター配列の部分であってよく、ある
いは、関連のないプロモーター配列または上述のような
コード配列から誘導できる。
本発明のDNA構成物は任意の適当な方法によって植物
のゲノムに挿入できる。適当な植物形質転換ベクターに
は、例えば、アゲOバクテリウムタメファシエンスのT
iプラスミドから誘導したもの、並びに、文献に開示さ
れたものがある(例えばHerrera−Estrel
la  (1983) 、Bevan(1983) 、
K lee  (1985)およびEPO公報第120
516号(Schilperoort  et  al
、) )。
アグロバクテリウムのTiまたは根誘導(Ri )プラ
スミドから誘導した植物形質転換ベクターに加えて、本
発明のDNA構成物を植物細胞へ挿入する他の方法を用
いることができる。そのような方法には、例えば、リボ
ゾームの使用、エレクトロボーレーション(elect
roI)Oration ) 、遊離DNA取込みを増
加させる化学物質、および、ウィルスまたは花粉を使用
する形質転換などがある。
本発明の一つの具体例では、2本lAc0N八は、タバ
コ モザイク ウィルス(TMV)のコートたんぱく質
をコードするRNA断片 (cP−mRNA)から製造
される。このコード配列をCaMV35S  プロモー
ター および NO33′非翻訳領域に連結して、本発
明のDNA構成物を形成することができる。DNA構成
物を、    一部分的にアグロバクテリウム タメフ
ァシエンスのT1プラスミドから誘導した中間体プラス
ミドに挿入して、プラスミド oMON319をつくる
。それから、ベクターを、弱めた(disarn+ed
)Tiプラスミドを含む培IA、タメフ7シェンスに挿
入する。二つのプラスミドは、交叉(crossove
r  event )によりコインテグレート(coi
ntegrate )  プラスミドを形成する。
コインテグレート プラスミドを含む細菌細胞を、タバ
コ植物から誘導した細胞と共に培養し、形質転換した植
物warmをカナマイシンを含む栄養培地を用いて選汰
する。それから、その細胞をカルス組織に培養し、分化
した植物に再生する。生成した本発明の植物は、ウィル
ス耐性を与えるDNA構成物を含む。
本発明の実施においては、特定のウィルスに由来するC
Pコード配列を含むDNA構成物が持つ耐性付与能力を
、第1の例としてそのウィルスに対する全身性の(5y
SteliC)宿主を用いて利用することが好ましい。
「全身性の」宿主植物中では、ウィルスは、複製し、依
然として非特定的な方法で接種部位(典型的には、葉上
)から植物中を移動して、局部的でない全身的な感染の
症状を起こすことができる。(逆に、「非全身的な」宿
主は、壊痘性斑点の発達のような、接種部位の周辺領域
に制限された症状を示す。) 特定のウィルスとそれに
対して全身性である宿主とのベアリングは、植物病理学
ではよく認められている。例えば、多くのトマトおよび
タバコの変種並びにアルファルファは、アルファルファ
 モザイク ウィルス(AMV)に対して全身性である
。また、キューリ モザイク ウィルス(cuMV)は
、トマト、タバコ、キューりおよび他のメロン作物に全
身性の感染を起こし、タバコ、トマトおよび多数のラン
の変種は、TMVに対する全身性の宿主である。
一般的には文献を参照 (INDEX  0FPLAN
T   VIRUS   DISEASES。
Agriculture  Handbook   N
o、307(AR8−U S OA   196B) 
 。
特に、本発明によって1造されたDNA構成物は、RN
A配列の生産を起こす構成物中のDNA配列を与える源
として使用するウィルスに対して、全身性であるような
植物から誘導した植物細胞またはプロトプラストに、上
に述べた適当なベクターを介して導入される。DNA配
列がウィルスのコートたんぱく賀をコードしている場合
には、このように修飾された植物物質は、例えば、ノー
ザン ブロッティング(Northern  blot
ting )によりCP−mRNAの存在を試験される
。CP−mRNAが検出されない(または力価が低すぎ
る)場合には、CPをコードする断片を制御するために
構成物中で使用されているプロモーターを、より強力な
可能性のある他のプロモーターと置換えて、この変化し
た構成物を再び試験することができる。
その代わりに、この監視を全体(WilOI8 )の再
生した植物に行うことができる。いずれの場合も、ウィ
ルスmRNAの適切な生産が行われたときには、形質転
換細胞(またはプロトプラスト)は全植物に再生され、
後者(植物)をウィルスに対する耐性に関してスクリー
ニングする。再生工程のための方法論の選択は重要では
なく、マメ科(アルファルファ、ダイス、クローバ−な
ど)、セリ科にンジン、セロリ−、アメリカボウフウ)
、アブラナ科(キャベツ、ハツカダイコン、ナタネなど
)、ウリ科(メロンとキューリ)、イネ科(コムギ、イ
ネ、コーンなど)、ナス科(ジャガイモ、タバコ、トマ
ト、コシヨウ)および種々の植物作物の宿主に対する適
当なプロトコルが利用できる。文献(例えば、A mm
1rato  et  al。
(1984) )を参照。上記の科のそれぞれの植物に
、本発明によってウィルス耐性を与えることができる。
ウィルス耐性を試験される再生植物は、病気の発達の速
度が接種物中のウィルス濃度と線形に相関する範囲の濃
度で、ウィルスに接させることが好ましい。この線形の
範囲は、一定のウィルスと宿主種のベアリングに関して
、形質転換していない植物を用いて経験的に決定するこ
とができる。
ウィルス接種の方法は当業者にはよく知られており、文
献(K ado  &  A grawal (197
2) )にまとめられている。一つの方法は、カルボラ
ンダム(c1arbOrlJndUll >またはケイ
ソウ土などの研磨剤とウィルスとを含む水性懸濁液(典
型的にはpH7〜8に!1衝化する)を用いて、葉表面
を研磨する工程を含む。この方法での接種はその簡便さ
のために一般に好まれているが、一定の植物ウィルスに
対しては他の方法が好ましい可能性があることは当業者
には認められるだろう。例えば、アフィドボーン(ap
hid −born)  ポテト リーフロール ウィ
ルスは機械的な研磨によっては容易に接種されないこと
が、知られている。これは適当な昆虫ベクターを用いて
移入される。一般的には文献(Thomas  (19
83) )を参照。
再生物の後代に接種を行い、形質転換されていない植物
、および/または、ウィルスRNA配列の生産を起こす
DNA配列を欠いている構成物を用いて形質転換された
植物である、同様に処理した対照と共に観測し、例えば
、症状の発生の時期について群の間の相違に反映される
比較耐性を測定する(第1図参照)。例えば、本発明に
よるウィルス コートたんぱく質をコードする配列を含
む植物は、ウィルス感染の症状を示すとしても、対照の
植物に比較して相当に長い期間の後にのみ、症状を示す
ことが見出された。トランスジェニック(transQ
enic)植物の間で観測された耐性は、ウィルスmR
NAまたはコートたんぱく質の測定された水準と相関し
ている。このように、ウィルス ゲノムの小部分の発現
は、ウィルス感染に対する耐性を与えることができるこ
とが見出された。
ある場合には、ウィルスmRNAまたはコートたんぱく
質の発現は検出することができない。これは多分mRN
Aまたはたんぱく質の不安定性のためと思われる。しか
し、mRNAまたはたんぱく質を安定化する方法が当業
者には知られている。
例えば、安定なmRNAの形成には、イントロンのスプ
ライシングが重要な役割を果たすことが知られている(
 )−1amer  &  l eder (1979
) ) 。ウ −イルス コートたんぱく質遺伝子の発
現は、イントロンをコード配列または非コード配列に挿
入することにより十分に高められる。更に、mRNAの
3′非翻訳配列が、対応するmRNAの安定性を決定す
ることが知られている(3haw  &K amen 
(1986) )。工学的に処理したコートたんぱく質
mRNAの安定性は、その3′非翻訳領域の交替によっ
て十分に増加させることができる。
最後に、幾つかのたんぱく質はたんぱく質分解の際にそ
の機能活性を保持することが知られている(  Moo
re(1981) 、Sandmeier(1980)
、Zurini  (1984) )。
本発明によって生産されたトランケートされたコートた
んぱく質は、トランスジェニック植物中に高水準で発現
されたときに、その生物活性を保持しウィルス耐性を与
えることができた。
例1 交叉免疫で使用するためのウィルス コートたん
ぱく質の典型的な単離 ボティウイルスは、最も広範で経済的に重要な既知の植
物ウィルスの群を包含する。それで、一つのボティウイ
ルス、ダイス モザイク ウィルス(SMV)を選び、
本発明に従ってウィルス病耐性(「交叉免疫」)を与え
るために使用することができるウィルス ゲノムの小部
分、コートたんぱく質をコードする配列を単離する一般
的な方法を説明した(第1図参照)。
SMVを、SMVのN鎖を用いて感染されたダイズ菓か
ら精製した。文献 (V anCe  &Beachy
  (1984) )に開示されている方法に従って、
ウィルスを単離し、ウィルスRNAII製した。SMV
に対する抗体は定法によりウサギ中で産生させた。これ
は、11gのvI製SMVをウサギに注射し、4週後に
50μQのSMVの第2の注射を行い、更に2週後にS
MV (50μq)を注射する工程を含んでいた。最後
の追加抗原注射の後、2週間隔でこの例で使用するため
に血清を集めた。
ウィルス コートたんぱく質遺伝子のCDNAクローニ
ングは、当業者によく知られている方法を用いて行った
。CDNAは、まず、オリゴ(jTを用いてポリアデニ
ル化されたSMV  RNAをブライミングし、それか
ら、逆転写酵素を用いてCDNAを生産することにより
、ウィルスRNAから生産した。2本tllcDNAを
生産するために、第1のflicDNA : RNAハ
イブリッド分子をRNSae  HとDNAポリメラー
ゼエを用いて処理した。それから、この分子をT4  
DNAポリメラーゼを用いて処理し、その後、EC0R
Iメチラーゼにより処理した。この分子を、ECoRI
部位を含む合成オリゴヌクレオチドリンカーの存在下で
T4  DNA  リガーゼと反応させた。その後、こ
の分子をECORIを用いて消化し、プラスミドl)E
MB118に連結した。
このプラスミドは、ヨーロッパ分子生物学研究所(P、
 O,Box  10−2209.6900  He1
delbera。
Federal  Republic  of  Ge
rn+any)で構築された広く利用されているクロー
ニングベクターのクラスの一つである。pEMBL18
  DNAに予め酵素ECORIを用いて制限を行い、
プラスミドの再アニーリングを防ぐためにリン駿アルカ
リを用いて処理した。露出したECOR1部位を持つ2
本鎖CDNAを開いたプラスミドに連結した。これらの
連結されたCDNAを大腸菌(0li)DH5a株を形
質転換するために使用した。
形質転換した細菌のコロニーを32pH識したCDNA
を用いてスクリーニングし、32p標識分子と反応した
コロニーを選んだ。抗原産生に対するスクリーニングの
ために、IPTGを使用してポジティブな形質転換体を
誘導し、予め産生させたウサギ 抗コートたんぱく質 
抗体を用い、抗体プロット法を介して成長するコロニー
をスクリーニングした。(一定の適当な抗CP抗体は市
販もされている。例えば、 A merican  T
 yDeCulture  Co11ection  
in  Rockville。
Mary+and、 )  抗体と反応したそれらのコ
ロニーを更にスクリーニングして選汰し、それらが実際
にコートたんば(質:IacZ融合たんぱく質を生産す
ることを確めた。融合たんぱく貿を生産するコロニーか
ら単離したプラスミドDNAをプローブとして使用し、
CDNAを含む他のコロニーを同定した。この方法は標
準的なハイブリダイゼーション法(Maniatis 
 et  al、(1982) )と一部!複している
クローンしたCDNAのDNA配列は標準法によって決
定した(第2図参照)。ウィルス コートたんぱく質の
アミノ酸シークエンシングを完成して、NH2末端アミ
ノ酸配列を決定することができる。ある場合にはアミン
末端断片がブロックされている可能性があるので、ウィ
ルス コートたんぱく質は、当業者に既知の方法を応用
し、ファースト アトム ボンバードメント(rast
atom  bombardment )  (FAB
)と質量分析計によりシーフェンシングすることができ
る。それから、たんぱく質のアミノ酸配列をクローン化
cDNAのシーフェンシングにより誘導した配列と比較
できる。これによってウィルス コートたんぱく質をコ
ードすると同定されたcDNA断片を、新たな制限部位
とATG翻訳開始コドンを成熟コートたんぱく質のNH
2末端アミノ酸のコドンの、5′末端に関して、すぐ隣
に導入することにより得ることができる。これはシラー
とスミスの方法(Zoller&  Sm1th(19
82))によって行うことができる。コートたんぱく質
コード配列を切取るための制限酵素消化の後、単離した
CPコード配列を上に述べたように、適用なプロモータ
“−に連結し、本発明によってウィルス耐性を与えるた
めに植物中に置いた。
例2 ウィルス コートたんぱく質遺伝子(タバコ モ
ザイク ウィルス)を含むトランスジェニック植物にお
けるウィルス病耐性 この例では、ウィルス コートたんぱく質のヌクレオチ
ド配列が利用できる場合に本発明を実施する方法を説明
する。
A、シラスミ゛ pMON319の製造文献(Brue
nino  (1982) )に記述されるように、フ
ェノール抽出によってタバコ モザイクウィルス(TM
V、普通のUl バルガー(vulgare )  株
、配列は公表されている(Goelet  et  a
t、 (1982) ) )からRNAを除いた。ウィ
ルスRNAの3′末端に相補的であり、しかも、Nde
lとBamHI開裂部位を有する35−mar  オリ
ゴヌクレオチド ブライマーを合成した。オリゴヌクレ
オチドをウィルスRNAに対してアニーリングし、マニ
アチスの方法(Maniatis (1982) )に
従って、CDNAの合成(逆転写酵素を用いる)のため
のブライマーとして用いた。1本lDNAをマニアチス
の方法(ManiatiS  (1982) )により
2本m(ds)DNAに変換した。
ds−cDNAを、ブライマー上の部位で開裂するBa
mHllおよび、TMV配列の5080の塩基で開裂す
るH i ndl[[により開裂した。生成した1、3
kbの断片を、同じ<Hi ndI[[と3amHIを
用いて開裂したプラスミド pUC9DNAと混合した
。生成のアンピシリン耐性プラスミド pTM37をそ
の後の操作に使用するコートたんぱく質コード配列DN
Aの源とした。
これは3amH1部位に隣接してEcoRI部位を有し
ている。
コートたんぱく質コード配列を有するより小さいDNA
断片を得るために、プラスミド pTM37を、TMV
配列の5707の塩基〈コートたんぱく質mRNAに対
するATG翻訳開始コドンから5塩基対)で開裂するA
haIII、および、pTM37中のTMV配列の末端
をちょうど越えて開裂するEcoRIを用いて消化した
。それから、生成した長さ約700塩基対(bp)の断
片を、コートたんぱく質コード断片の5′および3′末
端に対する制限部位を付加するために、他の二つのプラ
スミドに移してクローンした。これらの制限部位の付加
はその後のプラスミドの構築を容易にした。その代わり
に、制限部位を付加するために、サイト ダイレクチイ
ツト(s i te −d i rected )突然
変異生成、または、合成りNAリンカ−の連結などの他
の方法を選択することもできる。これらの技術は全て従
来技術の範囲内にある。
BgIII部位で5′末端に接し、ECOR1部位で3
′末端に接する700bpのコートたんぱく質コード配
列断片を、BollIとEcoRIを用いる消化によっ
て中間体プラスミドから切取った。
この700bpの断片を精製し、同じ<F3a I I
IとECORIを用いて消化した プラスミドpMON
316のDNAと混合した。プラスミドpMoN316
は、35S転写体の生産ヲ指示する カリフラワー モ
ザイク ウィルス(caMV)の330bp断片を保有
するDMON200 (Fraley  et  al
  (1985) 、Rockerset  al  
(1985) )の誘導体である。
CaMV35S  プロモーター断片を、5alI挿入
物としてCaMV  0M4−184株(Howart
h  et  at(1981) )の完全なゲノムを
保有するpBR322TM導体であるプラスミドpO3
−1から単離した。0M4−184株は0M1841株
の天然に存在する欠失突然変異体である。CaMVの0
M1841株(G ardneret  at (19
81) )とCabb−8株(F rancket  
al  (1980) )のヌクレオチド配列は公表さ
れており、異なる0M4−184  クローン(Dud
l13V  et  al  (1982) )に対す
るある部分的な配列を有している。これらの全ての株の
358 プロモーターのヌクレオチド配列は非常に類似
している。以下の説明中に参照するヌクレオチド番号(
rn  、、、J)は、ガードナーら(Gardner
  et  at(1981) )により開示されてい
る0M1841の配列に対するものである。
まず13amHIを用いて開裂された pBR322に
挿入し、その後DNAポリメラーゼIのクレノー(K 
lenow )断片を用いて処理し、最後にEcoRI
を用いて開裂したAlul  (n7143)−Eco
RI’  (n  7517)断片として、35S  
プロモーターを0M4−184のpO8−1クローンか
ら単離した。それから、プロモーター断片を3amHI
とECORIを用いてpBR322から切取り、タレノ
ー ポリメラーゼを用いて処理し、mp8マルチリンカ
−のEcoR1部位がプロモーター断片の5′末端にく
るようにMl 3  mp8  (MeSSin(1&
Vieira  (1982) )のSma 1部位に
挿入した。
その後、サイト ダイレクチイツト 突然変異生成(Z
 offer  &  S n+ith (1982)
 )を使用して、ヌクレオチド 7464にグアニジン
残基を導入し、BqllI部位を形成した。
それから、35S  プロモーター断片を、Ml3から
、330 bpのEcoRI−BQ I I[断片とし
て切取った。これは、35S  プロモーター、転写開
始部位、および、5′非翻訳リーダーの30個のヌクレ
オチドを含むが、CaMV翻訳イニシエーター、また、
転写の開始点から180ヌクレオチド下に位置する35
8転写ポリアデニル化シグナル (covey  et
  al(1981)、Guilley  et  a
t(1982) )は含まない。358プロモ一ター断
片を、合成マルチリンカ−と、NO83’非翻訳領域か
らのpTi 737  ツバリン シンターゼ遺伝子<
Bevan  et  at(1983))(7)26
0bp  5au3A断片(ヌクレオチド 665〜4
17)とに結合させた。このようにして製造した断片を
pMON200に挿入し、l)MON316を得た(第
3図)。358プロモーター、マルチリンカ−およびN
083′断片の完全な配列を第4図に示す。この配列は
、35S  プロモーター断片の5′末端に位置するE
coR1部位を除くためのクレノー ポリメラーゼ処理
によって形成されたxmn1部位で始まっている。
プラスミド ρMON316は、5′ リーダーとNO
Sポリアデニル化シグナルの間に、制限エンドヌクレア
ーゼ Ba1II、 C1al。
Kpni、xholおよびEcoRIに対する唯一の(
unique)開裂部位を有するコインテグレート型の
中間体ベクターである。この開裂部位のために、358
転写リ一ダー配列のすぐ隣に、それ自身の翻訳開始シグ
ナルを保有するコード配列を挿入することができる。l
)MON316  プラスミドは、大腸菌およびA、タ
メファシエンスにおける選抜のためのスベクチノマイシ
ン耐性を含むpMON200の全ての性質、並びに、形
質転換された植物組織の選抜のためのキメラ カナマイ
シン遺伝子(NO8−NPT I I’−NO3)、お
よび、後代中での形質転換体と遺伝形質の容易なスコア
リングのためのツバリン シンターゼ遺伝子を保持して
いる。I)MON316  プラスミドは上述のCaM
V358−NO8カセットを含む。これはDMON20
0には欠けていたものである。しかし、実質的にはpM
ON200と同様に使用することができる( F ra
ley  et  al(1985) 、Rogers
  et  al  (1986)を参照)。
700bpのTMVコートたんぱく質コード断片を挿入
することにより、形質転換植物細胞中でのこのたんぱく
質の合成の適切なシグナルが提供される。生成のプラス
ミドを第5図に示す。このプラスミドをrpMON31
9Jと称する。
プラスミド I)MON319を、フレーリーら(Fr
aley  et  al  (1985) )に従い
、rpTiB6S3−SEJと称する弱めた7i  プ
ラスミドを含むA、タメファシエンスIlI胞に挿入し
た。
このプラスミドは、完全に機能的なT−DNAfi域を
含まず、左のT−DNA境界を含む。
pMON319  プラスミドは、細菌中のスペクチノ
マイシン(St)C)とストレプトマイシン(Str)
に対する選択可能な耐性を伝達する標識遺伝子を保有し
ている。更に、pMON319をpT i B6S3−
SEと組合わせて、それにより、CaMV35S/TM
V−CP/NO8構成物を含む再構成されたT−DNA
領域を有するコインテグレート Ti プラスミドをつ
くる交叉を起こすことができる相同性の領域を保有して
いる。しかし、pMON319はA、ウメファシェンス
細胞中で独立して複製することができない。
それで、SpCおよび3tr存在下では、コインテグレ
ート プラスミドを有するA、タメファシエンス細胞の
みが生存できる。
コインテグレート Ti  プラスミドを含むA、タメ
ファシエンスの培養を、ホーシュら(Horsch  
et  al  (1985) )に記述されるように
、タバコ植物(N 1cittana  tobacu
i  cv。
5alllsLln ” )から採取した葉のディスク
と接触させた。アグロバクテリウム細胞は、DNA構成
物を植物細胞の染色体に挿入した。カナマイシンに耐性
の植物細胞を選抜し、ホーシュら()−1orsch 
 et  al  (1985) )が記述する方法に
より分化植物に再生した。
実験で対照とした植物は、(1)外来性の遺伝子を全く
含んでいないか、または、(2)1)MON200  
プラスミドのみを含むかのどららかであった。
pMON319 : :ρTiB6S3−SEコインテ
グレート プラスミドを含むA、タメファシエンスam
の培養を、ブタベスト条約に従いATCCに寄託した。
受託番号は第53294号であった。
C0・ 文献(L ane  &  T remiates −
K ennedy(1981) )に記載される方法に
より、再生した植物の葉からRNAを抽出した。RNA
は、マニアチスら(Maniatis  et  al
  (1982) ) )が記述するように、ホルムア
ルデヒドを含むアガロースゲル中での電気泳動により大
きさに従って分離し、ニトロセルロースに対してブロッ
ティングした。
ウィルスRNAは、マニアチスら (M aniati
set  al  (1982) ) ’)の方法を使
用して、32ptllDNAクローンに対してハイブリ
ダイゼーションさせることによって、ニトロセルロース
上に検出した。
このRNAハイブリダイゼーション分析に基づいて、形
質転換した植物IMON319を保有する植物)はウィ
ルスRNAを保有するが、  −pMON200のみを
含む植物はウィルスRNAを含まないことが決定された
。TMV  コートたんぱく質の存在は、pMON31
9を含むが、pMON200は含まない植物中に検出さ
れた。
リームリ(L aen+mli (1970) )に従
い、試料緩衝液中で粉砕することにより葉からたんぱく
質を抽出した。リームリ(L aemml i (19
70) )が開示するように、たんぱく質の50μQの
部分に、SDSを含む12%ポリアクリルアミドゲル中
での電気泳動を行った。たんぱく質は、トービンら(T
owbin  et  at  (1981) )の開
示するように、電気泳動的にニトロセル0−スヘ移され
た。
ブロッティングしたたんぱく質を、シミングトンら(S
Vlington  at  al(1981) )の
開示に従い、精製したTMVに対してウサギ中で産生さ
せた抗血清と反応させた。ニトロセルロース上でTMV
と結合したウサギ抗体は、1251標識したロバ 抗ウ
サギ 抗血清(A Hrsham  Co、 。
Chical)O)との結合により検出した。
イムノプロット分析の結果に基づいて、形質転換した植
物(pMON319を含む)はTMVコートたんぱく質
を生産するが、pMON200のみを含む植物はTMV
  コートたんぱく質を生産しないことが決定された。
これらの葉中で生産されるコートたんぱく質の量は、葉
の全たんぱく賃の50μQ中にコートたんぱく質が約5
0ナノグラム、つまり0.1%であった。
D、タバコ貞 のTMVに・する・ 形質転換した植物と対照の植物とを約2フイートの高さ
に成長させ、それから、幹部を腋芽を伴った挿木に分割
し、これを根付かせ個々の植物に再生させた。これらの
植物にTMVを接種した。
これは、研磨粒子をウィルス粒子の水性懸濁液に加え、
研磨溶液を葉上でこすることによって行った。特に、T
MVは0.05Mのリン酸ナトリウム緩衝液(p)(7
,2)に懸濁した。約50μ℃の溶液を、カルボランダ
ム(320グリツド、Fisher  5cienti
fic  Co、製造)を撒いたタバコ葉に、こするこ
とによって適用した。葉の表面が乾燥した侵、葉を水で
すすぎ、植物を温室または生育室に置いた。
対照植物は接種後約3〜5日以内に感染の症状を示した
。それに対して、本発明のDNA構成物を含む植物は、
接種後8〜10日まで症状を生じなかった。この結果は
独立した3組の実験で確められた。
他の実験では、pMON319を含む二つの異なる形質
転換植物により生産された種子を発芽させ、実生(Se
edling)を土壌で成長させた。それぞれの実生に
、上述のイムノブロッティング法によってTMV  コ
ートたんぱく質が存在するか否かを試験した。全部で3
9の実生に、上に述べたTMVを含む懸濁液(0,25
μにJ/rd)を用いて、実生がTMV  コートたん
ぱく質を含むか否かを前もって知らない盲検法で接種を
行った。実験の結果、11/39の植物がコートたんぱ
く質を含んでいた。残りはコートたんぱく質を含んでい
す、この実験の対照とした。
接種後5日に、3/11(27%)の対照植物がTMV
感染の典型的な症状を生じた。TMVコートたんぱく質
を含む植物はいずれもそのような症状を示さなかった。
接種後6日に、45%の対照植物がTMV感染の典型的
な症状を生じた。一方、TMV  コートたんぱく質を
含む植物では18%のみがそのような症状を示した。
接種′4!i7日に、82%の対照植物がTMV感染の
典型的な症状を生じた。TMV  コートたんぱく質を
含む植物では57%がそのような症状を示した。
接種後8日に、82%の対照植物がTMV感染の典型的
な症状を生じた。TMV  コートたんぱく質を含む植
物では64%がそのような症状を示した。
ライ/l/ スニよる重大な攻撃(massive  
assault)にもかかわらず症状の発生が相当に遅
れたという結果は、形質転換された植物が、形質転換さ
れな・い植物よりもウィルスに対して相当に耐性が大き
いことの証明である。この実験で観測された耐性の増加
の程度は、形質転換された植物が、開放田畑または濡至
で起こる可能性がある感染接触の型に耐えることができ
ることを示している。
例3.トランスジニック植物におけるウィルス病耐性の
確H(characterization)A、タバコ
における゛用量応答(dose−response)例
2に説明した形質転換したタバコ植物の実生をこの実験
に使用した。上に述べたイムノブロッティング法により
、CPコード配列を発現するか、または、CPコード配
列を発現しないかを決定された植物を、3群に分け、上
記のTMV(U1バルガー株)を含む懸濁液を用いて接
種した。この3群はそれぞれ、0.4μQ/d、0.8
μq/dおよび2,0μQ/rtdlの濃度でTMVを
含む懸濁液を用いて接種を行った。接種した植物を温室
に入れ、ウィルス感染の症状をI!察した。第6図の棒
グラフはこの実験の結果を示している。データは、明ら
かに、コートたんぱく質を発現する植物が、〜0.4μ
g/−またはそ、れ以下でウィルスに対して全く耐性で
あったことを示している。
B、トマトにおける゛用吊応 コインテグレート プラスミド DMON319 : 
: pTi B6S3−SEを含むA、タメファシエン
ス細胞の培養を、再び例2に説明した方法を使用して、
トマト植物から採取した葉のディスクと接触させた。C
aMV35S/TMV−CP/NO8構成物を含むカナ
マイシン耐性組織を選抜し、植物に再生した。自家受精
したトランスジェニックなトマト植物の実生後代を、試
験植物とした。この実験に対する対照植物は、形質転換
されていない親植物および非発現の実生後代であった。
試験植物と対照植物とに例2の接種方法に従い、0.5
μQ/dと20μQ/dの間の濃度でTMVを含む懸濁
液を用いて接種を行った。この実験の結果を第7図に示
す。第7図に示すように、全ての対照植物が30日以内
にウィルス感染の症状を示した。更に、対照植物はウィ
ルス接種物の増加に伴ってより速やかに症状を示した。
これと対照的に、TMVコートたんぱく質を発現する実
生はTMV感染に対して実質的に耐性であり、感染の症
状を示す場合でも接種後30日までは症状を発達させな
かった。
C9−との 本発明によって上記の実生後代に付与された耐性を更に
確認するために、ToMV耐性のための遺伝的決定基を
含むことが知られているトマト植物のToMV接種に対
する応答を、例2の方法を用いてm製したトランスジェ
ニック植物の対応する応答と比較した。特に、通常の育
種方法によってそれぞれ耐性決定基二二二二または二二
二ILを導入された「フライゲラ(craigella
) J変種植物に、rTOMV2JまたはrToMV2
aJと称するToMV株を用いて接種を行った。(種々
の株による丁OMV感染に対する異なる耐性決定基を保
有する植物の相対感受性のデータを、次の表に示す。)
 形質転換されTMV  コートたんぱく質を発現した
ほかはToMV2感受性である変種のトランスジェニッ
ク植物を含む試験群(rVF36J )に、形質転換さ
れないVF36植物の対照群と同様に、同じウィルス株
を用いて接種を行った。
L旦]巳1− VF36     515   515   515T
m−1015015015 Tm−2015515015 Tm−2a    C15015315トランス− ジェニック  115  315  115* −TM
V株 PV230 十−゛ 感染性 −−耐性 それぞれの群の5つの植物が、接種後14日に病気の症
状を記録された。接種後14日以内に対照植物およびT
m−2決定基を含む植物の両方が全てToMV感染の症
状を発達させた。5つのトランスジェニック植物のうち
3つが同じW4間にわたって症状を示した(第8図参照
)。前記の表中のデータは、トランスジェニックな植物
が、形質転換されていない対照よりも相当に良く、しか
も、ToMVの多くの株に対して非選択性の耐性の水準
を示すことを証明している(第8図参照)。これと対照
的に、遺伝的耐性はかなり範囲が狭い。
試論植物中、恐終的には60%が感染の徴候を示したが
、症状はTm−2植物のものよりも重大でなかった。こ
の結果は、試験植物中でのCP発現により付与されたT
OMV2に対する耐性は、Tm−2によりコードされる
遺伝的耐性より、優れてはいないとしてもそれと比較で
きるものであったことを示している。
fM4  タバコ モザイク ウィルスの種々の株に対
する交叉免疫 CaMV35S/TMV−CP/NO8構成物を保有す
る形質転換したトマト植物を例3に記述した方法で製造
した。自家受精トラスジェニック トマト植物の実生後
代をこの実験の試験植物とした。対照植物は、TMV 
 コートたんぱく質を発現しない実生後代、および、組
型の正常の形質転換していない植物であった。
試験植物と対照植物に次の二つの異なるTMV株を用い
て接種を行った。
PV−230−ATCCから得たTMVのヴイルレント
株 (受託番号PV−230> L−TMV  −トマト植物に感染することが知られて
いる株 試験植物と対照植物に、例2に記述した方法に従い、そ
れぞれ2μQ/dと20μQ/−のt1度で前記のそれ
ぞれのTMV株を接種した。この実験の結果を第9図に
示す。このデータは、TMVコートたんぱく質を発現す
るトランスジェニックなトマト植物がTMV感染に耐性
であったことを明らかに示している。試験したTMVの
両方の株に対して耐性が示された。更に、20μgZI
dもの高濃度でヴイルレント株PV−230を使用した
にもかかわらず、高い割合のトマト植物(40%から1
00%)が接種後29日内に症状を発達させなかった。
11 種々のプロモーターによるウィルス コートたん
ぱく質の制御 本発明の他のプロモーターの使用を示すため、および、
コートたんぱく質の発現の水準とウィルス耐性の間の相
関を示すために、一つの実験を行った。
第1群の植物は、例2に記述したように形質転換されて
CaMV35S/TMV−CP/NO8構成物を保有す
るトランスジェニックなタバコ植物の実生後代であった
第2群と第3群の植物は、第1群の植物と同様に、TM
V  コートたんぱく質遺伝子を発現するように形質転
換されたトランスジェニックなタバコ植物の実生後代で
あるが、ただ、CaMV35S プロモーターを次の方
法によって、ペチュニア(petunia )由来の5
sRUB l5COプロモーター(Tuner  et
  at  (198G> )に置換した。
ペチュニア 11A  小サブユニット(SS)プロモ
ーター断片を、バクチリオフ?−ジ λに保有されるゲ
ノム クローン(Tuner  et  at(198
6) )から、ECORIを用いる開裂を経て単離した
。このプロモーターを保有する生成した1、3kbのE
coRI断片を更にpsttを用いて消化し、ファージ
 M13mp8のpst1部位とEcoR1部位との間
に挿入して、サイトダイレクチイド 突然変異生成のた
めに、小サブユニット転写体の5′非翻訳配列にBII
[を導入した(第10図)。ペチュニア 11A  s
sプロモーターと突然変異生成プライマーの部分配列を
第11図に示す。ECORIとBq l IIを用いて
開裂した後、生成の800bp断片を、EcoRIとB
a1lIを用いて開裂したpMON200に挿入した。
生成のプラスミド pMON8046をEC0RIを用
いて消化し、DNAポリメラーゼの大クレノー断片およ
びDNAリガーゼを用いて処理した。ECOR1部位を
失ったプラスミドを単離し、pMON8048と命名し
た (第10図)。
ペチュニア 5S−NO83’ カセット、プラスミド
 pMON311を構築するために、3ma 1部位を
138mHIリンカーで置換え、その後クレノー ポリ
メラーゼとりガーゼを用いて処理することによりBam
81部位を除いたpMON2001導体を、Stu I
とHinduを用いて消化した。生成の8kb断片を、
pMON316から精製した3 00 bpのBQII
I−to−Hindnl断片、および、pMON804
8の2.6kbのStu I−to−BQ I II断
片と混合した。生成のプラスミド pMON8049は
、CaMV35Sプロモーターがペチュニア SSプロ
モーターと置換えられている以外は1)MON316.
!:同様テアル(第12図) 、 5’ 末端に5oo
n部位を3′末端にECoRl部位を含む上記の700
bl)のTMV−CPコード断片を、8cllIとEc
oRIを用いて開裂したpMON8049に挿入し、ペ
チュニア SS プロモーター/TMV−CP/NO8
el構成物保有するρMON8059を得たく第12図
)。
第4群の植物はプラスミド pMON200のみを含む
ように形質転換し、対照植物とした。
それぞれの群は、例2(D)に概説した方法に従ってT
MVを接種した30の植物を含んでいた。
接種後、これらの植物を渦空に置き、ウィルス感染の症
状を観察した。
TMV  コートたんぱく質の相対的な水準は、ウェス
タン(W estern )  プロット分析により評
価した。第1群の植物におけるコートたんぱく質遺伝子
発現の程度に対する平均値を100%とし、次のように
決定した。
以旦1j1」ヨ旧り 第1群 −100 第2群 −14 第3群 −3 第4群 −〇 症状を示す植物の割合(%) L       工111LLLL L4  5   6   7  8  1!2岡 1  0  3  7  234047y。
1噂 2  0  3 13  63  8397   O7
上に示したデータは次の結論を支持している。
(1) リブロース2リン酸 カルボキシル化酵素 小
サブユニット プロモーターは、本発明での使用に対し
て有用なプロモーターである。しかし、一定の植物では
CaMV25S  プロモーターのように強力なプロモ
ーターではない可能性がある。
〈2) コートたんぱく質の発現の水準とウィルス耐性
との間には正の相関がある。
LL  ウィルス コートたんはり質遺伝子(アルファ
ルファ モザイク ウィルス)を含むトランスジェニッ
クな植物におけるウィルス病耐性アルファルファ モザ
イク ウィルスのコートたんぱく質コード配列(AMV
  CP)を含むDNA構成物を、TMV耐性を工学的
に処理するために用いた戦略と同様の戦略を使用して製
造した。AMVのコートたんぱく質をコードする全長さ
の(full −length) CD N Aクロー
ンを次に記述し、第13図に概略的に示すようにして得
た。
AMV  コートたんぱく質cDNAを、CaMV35
S  プロモーターとNO83’末端に、既に述べたよ
うにして融合させた。それか毛、この構成物をアグロバ
クテリウム介在形質転換系を用いて植物に移入すること
ができる。
AMVの3分節系(tripartite) RN A
ゲノムの完全なヌクレオチド配列は既に知られている。
このデータは、AMVゲノムが4つの主要な遺伝子生成
物をコードしていることを示している。これらは、RN
A  1によってコードされている126キロダルトン
(kd)のたんぱく質、RNA2によってコードされて
いる90kdのたんぱく質、および、RNA  3によ
ってコードされている32kdのたんぱく質である。コ
ートたんぱく質は、RNA  3の3′末端 881ヌ
クレオチドと相同するrRNA  4Jと称されるサブ
ゲノムメッセンジt −(Barker  et  a
l  (1983k)) )から翻訳される。
AMVのコートたんぱく質をコードする全長さのCDN
Aを合成するために、第111および第2鎖の両方のD
NA合成に対する合成オリゴヌクレオチド ブライマー
を使用した。第13図に参照されるように、使用したブ
ライマーは、AMV  コートたんぱく質コード配列の
それぞれの末端に唯−f7) (uniQue) E 
COR1部位を含んでいた。第1鎖のCDNAは、10
0aeの反応中5μQのAMV全RNAと55r+gの
ブライマーから、4mMのビロリン酸ナトリウムと逆転
写酵素を用いて合成した。この方法によって、分子mが
1.04x10’ダルトン(RNA  1)、0.73
x10’ダルトン(RNA  2)および0.68x1
06ダルトン(RNA  3)のcDNAが合成された
。RNA鋳型を加水分解した後、cDNA生成物をP−
60カラムで分別した。1本IcDNAをアニーリング
して2本鎖ブライマーとして、逆転写酵素と共にインキ
ュベーションした。AMV  コートたんぱく質配列を
含む生成した2重鎮cDNAは、それぞれの末端でEC
oRI部位に接していた。EC0RIを用いて消化した
後、cDNAをptJc9のEcoR1部位に挿入し、
大腸菌JM101細胞を形質転換し、それから、アンピ
シリン、I PTGおよびX−Ga Iを含む培地上で
選抜した。約1000の形質転換体を得た。25%の形
質転換体に5′および3′特異プライマーの両方に対し
てハイブリダイゼーションを行った。DNAを3つのポ
ジティブからv4$1シた。EcoRl消化物は予期し
た大きさく881bp)の挿入物の存在を明らかにした
。ヌクレオチド シーフェンシング(それぞれの末端に
〜100bp)により、これらのクローンが実際に全長
さのAMV  コートたんぱく質挿入物を含むことが確
認された。
AMV  コートたんぱく質をコードする881bpの
EC0RI断片を、意味を持つ配向および意味を持たな
い配向 (5ISlli  and  antisen
seOrientation)とで(それぞれ、pMO
N’9800とpMON9801 ) 、植物発現ベク
ター1)MON3161.:結合させた。pMON98
00の構造を第13図に示す。それから、これらのベク
ターを例2に記述したアグロバクテリウム介在形質転換
系を使用して、タバコ、トマトおよびベチュニアに移入
した。
AMV  コートたんぱく質mRNAの発現を更に調べ
るために、AMV  コートたんぱく質遺伝子を意味の
ある配向(1)MON9800)で含むトランスジェニ
ックなタバコ植物(cv、” 3amsun″)由来の
カルス組織に、ノーザン(N 0rthern) プロ
ット分析を行った。pMON9800からと、AMV 
 CPコード配列を欠<pMON200から誘導した対
照ベクターであるpMON273からの全RNA (4
0μQ)をアガロース■ ゲル上に仕込み、膜(Gene  5creen  、
 NewE nglAnd  N uclear  製
造)に移し、それから、AMV  コートたんぱく質を
コードする8 81 bpのcDNA挿入物をプローブ
として調べた。予期した大ぎさの転写体(1,2kb)
に対応するバンドの群は非常に強いハイブリダイゼーシ
ョンを示した。プローブとハイブリダイゼーションする
、より小さい大きさの転写体も存在した。pMON27
3を用いて形質転換した対照カルスに対してはハイブリ
ダイゼーションは検出されなかった。
同じく、AMV  コートたんぱく質検出のためのウェ
スタン プロット プロトコルを、トランスジェニック
な植物と感染植物とに発達させた。
市販の抗AMV  rgG分画(AOdia  Inc
、。
M ishawaka、  I N )を、トランスシ
エニツクナタバコ カルスおよび葉中、および、トラン
スジェニックなトマト葉中でのコートたんぱく質の検出
にうまく使用することができた。特に、対照およびトラ
ンスジェニックなタバコ カルスからの30μQのたん
ぱく質、および、対照およびトランスジェニックなトマ
ト材料からの40μqのたんぱく質をウェスタン プロ
ットに適用し、精製AMV  コートたんぱく質標品と
共に移動する分子量28〜2Qkd付近の免疫反応性の
バンドが得られた。
AMV  コートたんぱく質を発現すると同定されたト
ランスジェニックなタバコ植物に、AMVの接種を行っ
た。また、形質転換されていないか、または、ベクター
 pMON316を用いて形質転換されたかのいずれか
の対照植物に、接種を行った。症状の発達を生育室内で
毎日監視した。用いた対照植物とトランスジェニック植
物とは、大きさ、外観および発達段階(全て開花を始め
ていた)が類似していた。対照植物とトランスジェニッ
ク植物からの3枚の葉に、それぞれ、AMV感染植物の
抽出物を接種した。その後の滴定分析から、この接種に
用いたAMVの濃度は約50μQ/dであったことが示
された。
対照のトランスジェニックなタバコ植物および形質転換
されていないタバコ植物の接種を施された葉は、AMV
の感染後1週以内に症状を示した。
これと対照的に、CPを発現するトランスジェニック植
物はいずれも感染後1週以内に症状を示さなかった。1
0日後、後者の植物の一つは、3枚の接種した葉の1枚
に1または2の病害を示した。
感染vi2週には、対照植物の接種を施され葉の多数の
病害は同様のままだったが、接種しなかった上側の葉は
葉の表面に均一に広がった症状(緑退環)を示した。A
MV  コートたんぱく質を生産するトランスジェニッ
ク試験植物は、接種した菓または全体の(接種していな
い)葉のいずれにも症状を示さなかった(または、追加
の症状を示さなかった)。
トランスジェニック植物および対照植物中のAMVの複
製は、ウェスタンおよびドツト(dot )プロット分
析を介してコートたんぱく質の水準を監視することによ
って測定した。感染111週に、トランスジェニック植
物ではウェスタン ブロッティングによって背景の水準
の発現のみが検出された。つまり、検出された発現の水
準は、導入されたコートたんぱく質コード配列の固有の
水準と比較できるものであった。一方、対照植物は相当
に高い水準のAMV  コートたんぱく質を含んでいた
。デンシトメーター スキャンニングによるハイブリダ
イゼーションのシグナルの量化から、トランスジェニッ
クと形質転換されていない対照のタバコ植物との間には
211倍の差が示された。
トランスジェニックなタバコ対照植物は、AMV形質転
換体の水準より110ないし815倍高いAMV  コ
ートたんぱく質の水準によって確認された。この結果は
、上記のたんぱく質をつくるトランスジェニックな植物
ではAMV複製は相当に低いことを示している。
LL ポテト ウィルス X コートたんぱく質コード
配列を含むDN’A構成物 ポテト ウィルス Xのコートたんぱく質コード配列(
PVX  CP)を包含する構成物を、TMVおよびA
MV構成物の工学的処理に用いた同様の方法を使用して
製造した。ボテックスウィルス群に属するポテト ウィ
ルス X (PVX)は、2x106ダルトンの1本の
感染性のゲノムRNAを含ンテイル。PVX  RNA
(7)3’末端領域をクローニングし、シーフェンシン
グを行った。この領域は、長さが237アミノ酸残基の
たんぱく質をコードするコートたんぱく質遺伝子を含む
(Zakl+aryev  et  al(1984)
 )。
5′末端から最初の10gのコドンを除いて、PVX 
コートたんば<質遺伝子を含むCDNA複製物を、ポリ
アデニル化したPVX  ウィルスRNAから合成した
。「クローン p3aJと称するcDNA複製物を、文
献(Zakharyevet  at (1984) 
)記載のdG、dCティリング(tailing )法
を介して1)BR322のPst1部位へクローニング
した。遺伝子の5′末端を修復するために、開始コドン
 ATGの直前、および22コドン後に18塩基の真正
(authentic )5′非コ一ド配列を含む合成
のBamHI−pstl  断片を用いて、dG、dC
ティル(tail)および11番目から21番目までの
コドンを含むより小さいPstI−Pstl断片を置換
えた。
この遺伝子のdG、QCティルと3′末端のdA、dT
  伸長の部分を、1)UCl 8中でサブクローニン
グしたより大きいHpaII−Pst l断片のBa1
31消化によって除去し、それから、Clal部位をリ
ンカ−付加によって形成した。
XhoI−Clal断片(約 170bp)を使用して
、それぞれ、p3a由来の本来の3′末端配列、および
、pBR322由来の Pstl−Clal配列を含む
Xho I−CI a l断片を置換えた。
最終構成物は、18bpの5′非コ“−ド領域のCDN
A、657bl)のコートたんぱく質配列コード領域(
翻訳終結コドンであるTAAを含む)、72bpの3′
非コード領域、および、40bpのpEMBLl 2 
(+)中のdA、dT  伸長を含んでいた(第14図
参照)。PvX コートたんぱく質遺伝子の配列を第1
5図に示す。水平の矢印はp3a中のPVX配列の5′
境界を示す。合成りNAから誘導した領域は配列上部の
波線で示した。構築に用いた制限部位には下線を施した
。このシーフェンシングデータと文献(Z akhar
yevet  at (t984) )に発表されてい
るデータとの相違を、配列の下に示す。コードされてい
る新たなアミノ酸を本来のものの上に示す。
PVX コートたんぱく質の全長さのCDNAを、Ca
 lvl V 35 S  プロモーター(pMON9
818)または5sRUBIsco  プロモーター 
(pMON9818)のいずれかとrbcS−293’
末端(Odell  et  al(1985) )を
用いて、両方の配向で、pMON505から誘導した発
現ベクターに挿入した。PVX コートたんぱく質遺伝
子を発現させるために次に示すベクターを作成し、例2
に記述したアグロバクテリウム介在の形質転換系を使用
して、タバコ植物へ移入した。
(a)  pMON9809 −  PVXI−トたん
ぱく質コード配列を、意味のある配向で、pMON98
18のCaMV35Sプ0モーターとrbcS−E9 
3’末端の間に挿入した。
(b)  pMON9810 −  PVX:+−トた
んぱく質cDNAを、意味のない(アンチセンス)配向
で、pMON9818のCaMV35Sプロモーターと
rbcS−E9 3’末端の間に挿入した。
(c)  pMON9811 −  PVXコートたん
ぱく質コード配列の5′断片を、意味のある配向で、p
MoN9818に挿入した。
(d)  pMON9812 −  PVX:]−また
んぱく質コード配列の5′断片を、意味のない配向で、
pMON9818に挿入した。
(e)  pMON9813 −  PVX:l−トた
んぱく質コード配列を、意味のある配向で、1)MON
9819のrbcs8BプロモーターとE93′末端の
間に挿入した。
上記に従い、植物にPvXを用いて接種を行い、ウィル
ス耐性の水準を測定した。
A’MVのmRNAと異なり、ポックスウィルスのRN
Aはポリアデニル化されており、このために、オリゴ(
jTを第1111合成のブライマーとして使用し、DN
Aポリメラーゼまたは鳥骨髄芽球症ウィルス逆転写酵素
を第2鎖合成に使用することが可能になる。この例の始
めに詳細に記述したように、2本!llDNAの単離と
、植物中でコートたんぱく質配列の発現との操作を行う
ことができる。
l  トマト ゴールデン モザイク ウィルスコート
たんぱく質コード配列を含むDNA構成物 トマト ゴールデン モザイク ウィルス(TGMV)
  コートたんぱく質に対するmRNAの生産を起こす
ことができるコード配列を含むDNA構成物を包含する
プラスミドを、以下のようにして構築した。プラスミド
 pBH404(Bisaro  et  al  <
1982) )をXhoIIを用いて消化し、TGMV
  コートたんぱく質(TGMV  OP)のコード配
列を保有するヌクレオチド312から1285におよぶ
約1kbの断片(Hamilton  et  at 
 (1984) )を単離した(第16図参照)。この
断片を、pMON200をNdelを用いて開裂し90
0 bpのNdel断片を除くことにより構築したプラ
スミドであるpMON530に挿入した。このようにし
てpMON503を得た。これをHi ndl[[とS
ma Iを用いて開裂し、同じ<Hi ndI[[と3
ma 1を用いて開裂したl) T J S 75 (
S chNdhauser  &He1inski  
(1985) )と混合した。DTJS75の3.8k
b(7)Hi’nd III−Sma I断片を含む生
成したプラスミドを、8kbのpMON503断片と結
合させ、これをとり、pMON505と命名した。pM
ON316由来のCaMV35S−NO8発現カセット
(第3図参照)を、2.4kbのStu I −Hi 
ndII[断片上に単離し、Stu Iと@ i nd
lI[を用いて開裂したpMON505DNAと混合し
た。
生成のプラスミド pMON530 (第16図参照)
 ヲBQ I IIヲ用イT消化し、TGMV  ’:
l−トたんぱく質コード配列を保有する1kbの)(h
■断片を挿入した。プラスミドはlkb断片を意味のあ
る配向で含んでいることを同定された。
rpMON401Jと称するこのプラスミドは、CaM
V35S/TGMV−CP/NO8構成物を保有してい
た(第16図参照)。例2に記述される方法と実質的に
同じ方法により、タバコ植物をpMON401を用いて
形質転換した。カナマイシンに耐性であるこれらの植物
の自家受精により、上に詳’>fLした方法に従ってウ
ィルス耐性を試験できる実生後代を得た。
1PJ9  TMV  RNAに相補的なアンチセンス
RNAの発現ベクター コートたんぱく質に関するmRNAに対して相対的にア
ンチセンスの極性を有するRNAを生産するように、T
MV−CP  遺伝子を中間体プラスミド(pMON3
16)に挿入する実験を行った。
第17図に参照されるように、TMV  コートたんぱ
く質遺伝子を、酵素AhalIIおよびBamHlを用
いて中間体プラスミド(pTM37)から切取った。こ
の配向においては、mRNAをコードする遺伝子の5′
末端はAhal[[部位の近くに位1t8゜AhaII
I:BamHI  断片を。
BamHIとSma Iを用いて既に消化したプラスミ
ド pUcl 3に導入した。
コートたんぱく質遺伝子を、EC0RIと3amHIを
用いる消化によってpUcl 3から切取った。このD
NA断片を、酵素BQ I IとECORIを用いて制
限したpMON316 (第3図参照)に連結した。
この配置においては、CaMV35Sプロモーターは、
TMV  コートたんぱく質 mRNAに相補的なRN
Aを生産する。このRNAは次のものを包含する(転写
体の5′末端から)。
(1)  CaMV35S  プロモーターから誘導し
た約30のヌクレオチド (2)  cDNAの第1tAのUA製に使用したヌク
レオチド ブライマーから誘導した約8のヌクレオチド (3)  TMV  RNA(7)ヌクL/lチt’ 
 (−)6395  k>  5707 (4)  NO83’ 末端によって付与された約15
0のヌクレオチド この構成物を植物に導入し、それらの植物に例2の記述
に従ってウィルス耐性の試験を行うことができる。
例10  キューリ モザイク ウィルス(cuMV)
コートたんぱく質遺伝子のクローニングRNA  4が
豊富であるCuMV−D株(J。
M、 Kaper、 USDA  Agricultu
ral  Re5earch 3ervice、 3e
ltSVille、 Marylandより入手可能)
の大きさに従って分別したゲノムRNAを、CuMV 
 RNA分子当りのAMP残基の概算fill (es
timated  number )が約30になるよ
うにポリアデニル化した。2本11cDNAを合成する
ために、ウイッケンズら(W 1ckens  eta
l (1978) )の方法論を第1鎖cDNAの製造
に適用した。更に詳しくは、3μQのポリアデニル化C
uMV−RNA4.100mMトリス−1−10℃(p
H8,3)、140mM  K(1,10mM  Mg
Cl22.19mM  β−メルカプトエタノール、1
.5μQ (dT)x s 、0.5mM  dNTP
’ s、20μci [(2−32P]dCTP  (
3000Ci/mmole 、  NewE ngla
nd  N uclear) 、および、48単位のA
MV逆転写酵素(L ire  5CienSe!、 
 I nC,)を含む80μeの反応混合物を、42℃
で90分間インキュベートした。それ、から、4μ2の
0.5MEDTAを反応混合物に加え、続いてこれをフ
ェノール/クロロホルムで抽出し、その後、20μ℃の
0.5トリス−HCり(pH7,5)で逆抽出した。1
/3容の8M酢酸アンモニウムおよび2容のエタノール
を用いて連続して2回沈澱させることにより、生成物を
遊離のヌクレオチドとして回収した。
上記の反応から得たCDNAを乾燥させ、40μ2の水
に再懸濁した。第11合成にはガブラーとホフマンの方
法(G ubler  &  Hoffman(198
3) )を適用した。20mMトリス−H(1(pH7
,5) 、10mM (NH4)2 SO4,5mM 
 Mo(12,100mM  KCM、0.2[1/I
dl BSA、0.1mM  dNTP’S、30単位
のDNAポリメラーゼI(Newl:ngland  
Biolabs) 、20uCi [Cr−32P]d
CTP、および、2wL位の RNA5e  H(BR
L)を、0.1−の容積中に含む反応混合物に、40μ
2の水中のcDNAを加えた。まず、この反応混合物を
11℃で1時間インキュベートし、その後22℃で1時
間インキュベートした。
第1鎖CDNAの合成について記述した同じ方法で、生
成物を回収した。
文献(Huynh  et  at(1985’) )
に開示された方法に従って、2重鎖cDNAをECOR
[メチラーゼを用いてメチル化し、リン酸化したECO
RIリンカ−(N e’N  E ngland  3
1olabs)に連結し、EcoRI酵素で消化し、そ
れから、過剰のリンカ−から分離した。その後、cDN
Aを、試料レーンと接したレーン中に適用した標識DN
Aと共に、1%アガロースゲル上で電気泳動した。標識
をエチジウム プロミド染色によって可視化し、約90
0〜1300bpの大きさのCDNAを含むゲル薄片を
切取った。CDNAを電気溶出(electroelu
口On)シ、5μaのグリコーゲン担体 (B oeh
ringer  M annhein+B jOche
lica13 )の存在下で沈澱させ、10μ℃の連結
反応容積と相溶性である容積の水中に再懸濁した。それ
から、cDNAを空温で4時間、20noのEcoRI
消化リン酸化pEMBL12(+)  DNAに連結さ
せた。その後、生成のプラスミドを大腸菌JM101株
中に形質転換させた。コロニーを、アンピシリン耐性、
並びに、0、6IuX−Ga IとI PTGを用いて
広げたプレート上の白色により選抜した。挿入物の大き
さを、ミニブレツブ (n+1niprep)  D 
N A(Maniatis  et  al  (19
82) )のECORI消化によって決定した。
600bpから1300bpの範囲にわたる挿入物を有
する16のコロニーに、ジデオキシシーフェンシングに
よって更にスクリーニングを行い、文献(Gould 
 &  Syn+ons (1982) )に報告され
ているように、X株のCMV  コートたんぱく質に対
する配列相同性の存在を決定した。最長のクローンを完
全にシーフェンシングし、CuMVCPに対する全長さ
のCDNAを得たことを確認した。CuMV  コート
たんぱく質コード配列を、発現ベクター pMON98
18とpMON9819(前記の例7を参照)中にクロ
ーニングすることができる。その後、これらのベクター
を使用して、CuMV  コートたんぱく質コード配列
からの意味のある配列と意味のない(アンチセンス)配
列を生産することができる。
次のベクターを構築し、植物に移入させた。
pMON9816 −  pMON9818中の意味の
ある配向のCuMV  コートたんぱく質コード配列 pMON9817 − 1)MON9818中(7)j
t味のない配向のCuMV  コートたんぱく質コード
配列 これらのベクターを例2に従って、アグロバタテリウム
細胞に導入し、生産したトマトおよびタバコ植物に形質
転換させた。上記に従って、これらの植物にCuMVを
接種し、ウィルス耐性の水準を決定することができる。
1旦 ポテト リーフロール ウィルス由来のRNAの
操作 精製したポテト リーフロール ウィルス(P L R
V )  (D r、  P eta  T homa
s、  U S DA  Agricu1℃ural 
 Research  S tation。
p rosser、 Washington  から入
手)から、太きさが約6kbの完°全なウィルスRNA
を単離した。
このRNAを、大腸菌 ポリ(A)  ポリメラーゼを
用いてポリアデニル化することができる。更に、上記に
従って、cDNAの第1鎖をオリゴdT  ブライミン
グにより合成できる。その後、ガブラーとホフマン(G
 ubler  &  HoHman(1983) )
 ニ従い、RNASe Hの存在下でDNA  ポリメ
ラーゼIを使用することによって、第2のcDNA鎖を
合成できる。
上記の例10に従って、このようにして生産した2本!
1cDNAをEcoRI  メチラーゼでメチル化し、
EcoRI  リンカ−に連結し、それから、EcoR
Iで消化したpEMBLl 2 (+)に連結すること
ができる。生成のプラスミドを大腸菌JM 101(M
elol(+g  &  Vieira  (1982
) )に形質転換させ、それによって得た組換体クロー
ンを、トーマス(Thomas  (1983) )の
記述に従い、PLRVに対する抗体を使用してスクリー
ニングすることができる。ウィルス コートたんぱく質
をコードしていることが同定されたcDNA断片は、成
熟コートたんぱく質のN82末端アミノ酸に対するコド
ンのすぐ隣(vrs−a−vrs  5’末端)に、新
たな制限部位およびATG翻訳開始コドンを導入するこ
とによって得られる。
これはシラーとスミスの方法(Zoller  &  
5Ilith (1982) )によって行うことがで
きる。
し カリフラワー モザイク ウィルス由来DNAの操
作 カリフラワー モザイク ウィルス(caMV)のコー
トたんぱく質コード配列は、プラスミドpO81(Ho
warth  et  al(1981) )をACC
Iを用いて開裂し、DNA  ポリメラーゼのクレノー
断片で処理し、BamHIで開裂することによって、1
,6kbの断片上に単離することができる。プラスミド
そのものはQr、  ロバート シェフ?−ド(D r
、  Robert  S heF)herd、  U
 n1versity  of  1(entucky
 、 Lexington)から入手できる。1,6k
bの断片にゲル上で電気泳動による分離を行った後、N
 A −45II (S chleicher&  5
cheull、 Keene、 NH)を用いてそれを
精製し、ECORIで消化したpMON316DNAと
混合し、クレノー断片を用いて処理し、BQIIIを用
いて消化することができる。
リガーゼで処理することによりCaMV  コートたん
ぱく質フード配列を含む組換体プラスミドを1ワる。こ
のプラスミドを上記に従って使用し、細胞を形質転換さ
せることができる。意味のある配向のコード配列を有す
るプラスミドを保有するそれらの細胞は、Hi ndl
[Iを用いるプラスミドDNAの消化により、同定する
ことができる。つまり、そのようなりNAは、1.1k
bおよび0、7kb(7)t−1i nd m1g1片
、並びに、プラスミドの残りに由来するより大きな断片
を示す。それから、正しく配向したCaMVコートたん
ぱく質コード配列を含むプラスミドDNAをクローニン
グし、植物細胞に導入し、それを今度は全植物へ再生す
ることができる。これらの形質転換植物のウィルス耐性
は、その後、既に記述した基本的な方法に従って決定す
ることができる。例えば、形質転換したタバコ植物の耐
性は、タバコに感染するCaMV  W260株、W2
O3株および W2B5株(G racia  &  
S hepherd (1985) )を用いる接種に
よって試験することができる。
Lu MAS(2′)プロモーターによッテ制御された
TMVコートたんぱく質コード配列を有するDNA構成
物 EcoRI (21,631)とC1al(20゜13
8)によるオクトビン型pT i A6ブラスミド B
amH12Ili片を保有するプラスミドpNW34G
−2−1(Garfinkel  et  al(19
81) )から、MAS  プロモーターを保有するD
NA断片を切取った。(括弧内の数値は、オクトビン型
Tiプラスミド T−DNA配列のべ一力一ら(Bar
ker  et  al  (1983a) )の発表
配列から取った開裂部位の座標である。) 生成した1
503bpの断片を精製し、EcoRIおよびC1al
開裂pMON 505 (Horsch  &Klee
  (1986) )に挿入して、pMON706を生
産した。N083’末端を、BuffおよびBamHI
を用いてpMO530から切取った。
298 bpのN083’断片を、pMON706のM
AS  プロモーターの3′末端に隣接するBq1■部
位に導入し、pMON707を得た。
生成したpMON707中(7)MAS  プロモータ
ー −N083′ カセットを、5tulと旧ind[
[を用いてI)MON707を開裂し、それから、N0
8−NPTI [’ −NO8’Fメ7カナマイシン耐
性遺伝子およびMAS  プロモーター −N083’
  カセットを保有する3、2kbの断片を単離するこ
とにより、コインテグレート型ベクターに移入した。こ
の断片を、pMON200の7,7kbのStu I−
to −HlndlI[断片に付加した。生成のプラス
ミド、pMON9741はl)MON311類似物であ
るが、MAS  プロモーターがCaMV35Sプロモ
ーターと置換わっだ発現カセットを含んでいる。
TMV−CPコード配列は、例2の記述に従つて、また
は、アベルら(Abel  et  al  (198
6) )が開示するようにBIIIと13amHIを用
いてpTM319  DNAを消化することによって、
得ることができる。それから、700 bpのCPコー
ド断片を8に)IIIを用いて開裂したpMON974
1に挿入できる。プロモーターおよびN083’ に関
して意味のある配向でCP挿入物を有するプラスミドは
、BQIIIとECORIを用いてプラスミド DNA
を消化し、MASプロモーターを1,5kbの断片上に
、更に、CPコード配列を700 bllの断片上に放
出させることにより、同定できる。生成のプラスミドを
A、タメファシエンスニ交配すtt、MAS/TMV−
CP/NO33’  構成物を保有するA、タメフ7シ
エンス細胞を、上記に従って、形質転換したタバコ植物
およびトマト植物を得るために使用できる。
既に記述した方法で、形質転換した植物のウィルス耐性
を試験することができる。
1旦 エレクトロボーレーション技術を使用する遊離D
NAベクターによる植物細胞の形質転換以下の説明によ
り、ウィルス病耐性を得るために、プラスミドDNAを
外膜を除去した種々の植物細胞(プロトプラスト)に効
果的に導入するアグロバクテリウムに基づかない遊離の
DNA受渡しく delivery)法を概説する。
ダイズ[1江蛙坦a+ax  (GM) ] 、ペチュ
ニア [Petunia   1L仄LL史L−Mit
chell   (MP4)  ]およびニンジン[1
阻阻Lcarota (T C) ]由来の細胞培養を
ウィドホルム(W 1dholi (1977) )に
従い、TCおよびGMに対しては0.la/(1の2.
4−D、あるいは、MP4に対しては0.2+aMλの
ρ−りOロフエノキシ酢酸を含む50dのMS培養基(
M urashioe  &  S koog(196
2) )中で、旋回撮とう器上の250mエルレンマイ
ヤー フラス:] (135rl)+11 、27’ 
〜28℃)中に成長させた。
10dパツク(packed )細胞容積の対m成i 
t。
ている懸濁培養細胞を、10%マンニトールと0.1%
CaCl2・2H20(+)85.7>とに溶解した酵
素4oId中で12時間インキュベートすることにより
、GMおよびTC由来のプロトプラストを、それぞれ生
産した。酵素混合物は、2%セルラーゼ R−10(K
inki  Yaku目。
N 1shinoa+iya、 Japan) 、0.
1%マセロザイム(Macerozyme ) R−1
0(K 1nki  Yakult )、および、0.
5%ベクトラヤーゼ(P ectolayaze)Y−
23(Seishin  Pharmaceutica
l   Co。
Ltd、、Noda、  Chiba、 Japan)
を含んティた。
生成のプロトプラストは、ハウブトマンとウィンドホル
ム(Hauptman  &  Windholm  
(1984) )の開示に従って、単離、精製および培
養した。
MP4由来のメゾフィル(mesophyl I ) 
 プロトプラストを、使用した酵素混合物が懸濁培養に
用いたものと同一だった以外はフレーリーら(Fral
ey  et  al  (+984) )の開示に従
って、単離し培養した。
B、    の に゛け  ロ  −ス のU1刃」口
L コムギ[riti(tin  lll0nOCOCCu
lll (T M )およびT riticum  a
etiuum  (T A ) 、M addockら
(1983)  および □ ztas −A kin
sとVasil(1983)により開示]、エレフ7>
ト グラス[ennisetum   ur ureu
m  (P P ) 、Vasilら(1983)  
および K arlssonとV asil (198
6)により開示]、ギニア グラス [p anicu
m+1aXi+1UII  (PM) 、luとV a
si l (1981)  および Karlsson
とV asil (t986)により開示]、イネ[止
江組5atiVa (OS ) 、HeVsll!rら
(1983)  および Yaladaら(1986)
により開示]、コーン[Z ea  シD」−(Z M
 ) 、M eadows(1982)により開示]、
サトウキビ[7姐oHicinarum  (S C)
 、HoとV asil (1983)および S r
inivasinとV aSi l (1985)によ
り開示]、および、ベニセタム アメリカナム(enn
isetun  amer+canum>とP、プルブ
レラム(P 、 purpureum )およびP、ス
ク7?ラタム(p 、 5qualulatui )の
間の複文911(doubleCrO8S)トリスペシ
フィック(trispecific )ハイブリッド(
PAPS)  [DujardinとHanna(19
84)により開示]から単子葉類の細胞を採取した。P
MおよびPAPSの懸濁培養を、5%ココナツト ミル
クおよび2H1g/(12,4−Dを含む変形MS培地
(Vasil  &  Vasil (1981) )
中で成長させた。一方、SC培養に対して使用したMS
培地は、更に500111!;I/βのカゼイン加水分
解物を含んでいた。TM懸濁培養は、ダディッツら(D
udits  et  al  (1977) )に従
ッテ、脂質培地中で成長させた。他の単子葉類の細胞培
養は、それぞれ上に引用した文献に従って成長させた。
週に2度継代培* (subculture) L/た
TMとPAPSを除き、全ての懸濁培養は、35−の培
地中に2〜8IIr1の接種物を用いて、7日の継代培
養で成長させた。プロトプラスト単離に先だって、4〜
5日目に、懸濁を25〜35M1の培地中に5〜8mの
接種物を用いて継代培養した。
それぞれの単子葉類l1lItl型に関するプロトプラ
ストを、バジルら(Vasil  et  al(19
83) )の開示に従い、3mM  MES、0.45
M?ンニトール、7mM  CaCff12 @ 2H
2o、および、0.7mM  NaH2PO40H(+
)85.6)に溶解した種々の酵素混合物を使用して、
単離した。酵素混合物は、TMおよびPMに対しては、
1.0%セルラーゼ R8(Kinki  Yakul
t >と0.8%ペクチナーゼ(S ioma)を;S
Cに対しては、2%セルラーゼ R8と0.7%ペクチ
ナーゼを;PPに対しては、3%セルラーゼ R−10
と0.7%ペクチナーゼを:PAPSに対しては、2.
5%セルラーゼ R−10とo、75%ペクチナーゼを
含んでいた。
それから、単離した単子葉類プロトプラストを、カオと
ミカイルク (K ao  &  M 1chaylu
k(1975) )により変形された8p培地(Vas
il&  Vasil (1980) )中で培養した
。この培養基は、0.4〜0.5Mグルコース、0.5
〜1.0mMり 2.4−Dおよび0.2mg/ffi
ゼアチンを含んでいた。これを1週間後にプロトプラス
ト培養基を用いて1:2.3に希釈した。
PAPSおよびTMのコロニー形成率(platin(
7efficiency )を測定するために、2〜3
週間後に、2mの元のプロトプラスト培養と等価な山を
、0.4%のジ−プラーク(S eaplaque) 
 アガロース(FMC)を用いて36dに希釈した。そ
れから、希釈した培養の3戒を、iQc+aベトリ皿の
0.6%アガロースを含む同じ培地の層上にプレートし
た。
カナマイシン耐性遺伝子を含むプラスミドDNAの存在
下で、ジンマーマン(Z immerman)細胞融合
系(Q CA  p recision) 、または、
キャパシター ディスチャージ バンク(F romm
et  al (1985) )を用いて、プロトプラ
ストにエレクトロボーレーションを行った。ジンマーマ
ン細胞融合系を用いるエレクトロボーレーションは、ジ
ンマーマン へリカル フュージョン チャンバー中で
、または、ボッターら(P otter  etal 
 (1984) )の方法に従ってキュベツトと白金ま
たはアルミニウム箔から構成されたエレクトロボーレー
ション室中で行った。パルス (直流240V)を、そ
れぞれ9のパルスからなるパルス列として999.9μ
secで与えた。それぞれのパルス列を、プロトプラス
ト洗浄溶液中、50μΩの子ウシ胸線DNAを伴ってま
たはそれを伴わずに14μQのプラスミド DNAの存
在下で、1回、10回、50回および100回与えた。
キャパシター バンクは、1個の100μFキヤパシタ
ーと1個の2400μFキヤパシター(Mallory
)と共に、それぞれ40.110.240.340μF
のキャパシターの4個を含むように構成した。キャパシ
ターは個々にまたは平行に充電と放電を行うことができ
た。パルス放電は、2重チャンネル記録オシロスコープ
(T ectronics  モデル 584A>を使
用して監視した。アンペア数はエレクトロボーレーショ
ンの間に1個の1オーム抵抗にかかる放電を測定するこ
とによって決定した。
エレクトロボーレーションに先だって、プロトプラスト
を、10mM  Hepes、 150mMNaCj2
.5mM  CaCJ22、および、0.2Mマンニト
ール(pH7,2)中で1度洗浄し、それから、同じ緩
衝液(Fromm  et  at(1985) )を
用いて約3X108ブOドブラスト/dの密度にした。
1mの再懸濁プロトプラストに20mのプラスミド D
NAを加え、混合した。このプロトプラストに種々の電
圧と容量でエレクトロボーレーションを行った。プロト
プラストは氷上に約10分間保ち、その後、液体培養基
中でのブレーティングを行った。
種々のエレクトロボーレーション処理によって細胞溶解
された双子葉類プロトプラストの数を評価するために、
パルス放電を与える前および直後にTCプロトプラスト
の密度を測定した。測定値は残存割合で表わした。生存
率測定は、エレクトロボーレーションの2日後のフェノ
サフラニン(phenosarran+n )染料排除
(W tdholm (1972) )を基礎にした。
結果はエレクトロボーレーションを行っていない対照と
比較したパーセント生存率で表わした。エレクトロボー
レーションを行った双子葉類プロトプラストのコロニー
形成率評価は、培養の3〜4週後に形成されたコロニー
数を数えることによって得た。これを、エレクトロボー
レーションを行っていない対照の割合として表わした。
形質転換したコロニーは、フロムら(F rommet
  al (1986) )の開示に従い、カナマイシ
ンを含む培地に移した後に選抜した。同様にして、工学
的に処理したウィルス コートたんぱく質とカナマイシ
ン選抜可能標識とを含むpMON319、pMON40
1、pMON9800.pMON9809、および、p
MON9816などのプラスミドを遊離DNA形質転換
に使用することができる。再生植物は、例2に記述した
方法を使用して、コートたんぱく質mRNAとたんぱく
貿生産とを監視することができる。
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h、                     10
:  6481(19112) 。
5  Zurini、 M、、 et al、こ」シL
≦ムL259: 61g−27(1!141゜
【図面の簡単な説明】
第1図はウィルス病耐性生物試験の概略図である。 第2図はダイス モザイク ウィルス コートたんぱく
質(S M V  CP )の部分アミノ酸配列図であ
る。 第3図は CaMV358/TMV−CP/NO8R4
成物を含む植物形質転換ベクター図である。 第4図はCaMV35S  プロモーターを含む発現ベ
クター図である。 第5図はCaMV35S  プロモーター、マルチリン
カ−およびツバリン シンターゼ断片の完゛ 全配列図
である。 第6図および第7図は、それぞれ、トランスジェニック
なタバコ植物およびトマト植物に対する異なる水準のウ
ィルス接触の効果のデータ図である。 第8図はウィルス耐性の比較のデータ図である。 第9図は交叉免疫の導入のデータ図である。 第10図は5sRUB l5COプロモーターの最初の
単離と中間体ベクターへの導入を示す系統図である。 第11図は5sRUB ISC○ プロモーターの部分
ヌクレオチド配列図である。 第12図はCaMV35S  プロモーターを5sRL
IB l5COプロモーターに置換した0NAI!成物
の製造の系統図である。 第13図はアルファルファ モザイク ウィルスのコー
トたんぱく質(AMV  CP)をコードするCDNA
の製造の系統図である。 第14図はポテト ウィルス X のコートたんぱく質
遺伝子(PVX  CP)を含む植物ベクターの製造の
系統図である。 第15図はpvx  cp遺伝子のヌクレオチド配列図
である。 第16図はトマト ゴールデン モザイク ウィルス 
コートたんぱく質(TGMV  CP)をコードするヌ
クレオチド断片の単離の系統図である。 第17図はTMV  RNAに対するアンチセンス相補
体をコードするDNAを含む植物ベクターの製造の系統
図である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 図面の浄書(内容に変更なし) ヤ7゛含B\−+=jオLL還王々−(Ji烙1道鞠(
保ヒ牛田geシFig    1 NT+堝 □ h  80− +OObo□C(AAa
13AAGAGCACCAGtAGTAGT11jVG
GG^GCTGGCACAAGC^GCAAAC4+6
TAAAT6TTGG^丁CAAAGGGAAAGGT
GG丁丁CCGCGTrTGOklrR〆  MNLP
MVEGN CAG IuG ATT ACA M AAG ATG
 AAT CTT CCA ATG GTT GAA 
GGG AACI工LSLりNLLεYKPNQ ATCAT(cTCAGT TTQ GAC: CAC
TTG CTT GAG TACAAA CCT AA
T CAt+a*GvvM+iGFMvWc −−GCAGATGGTGTGGTTA丁GAATGG
CTTCATOQTATGGTGCIONGTSPDA
NGVWVM ATTGACAATGGracaTCTCCAGATG
CTMTGGCGTGTGGGTGATGMDGEEO
I   ε  YPLKP−−ATGGATGGAGA
GGAACAI3A丁TGAATATCCGCTCAM
CCC−−9KCに丁NL*QIMssFS TCGAAATGCMAACCAACTTGAGACM
ATCAT(iCACCA丁工TCTCAYMPRYG
LLRNLIIDRε TATATOCCTAGATATGGACTACTGA
GGMTTTGAGAGATAGAGAGtJIHTA
ROVNONMHT −At 6AA A% CE ACT GCA AGG
 G^T (rTQ AAT CAA AACATG 
CACACTLGM CTT TT(i GGCATO GGC・nTAAAGGCTAjlGTAAATmTC
AtAl*TTAmA丁TTCGGGTCGCTTTA
TAGTTTKTATAA丁ATAGTAG’rTGC
ACTGTCTTTAAATATAGTGTGATTG
CATCACCAAATAAATGTTTTTGTTT
AGTGTGGTTTTAACCACCCCAGTGT
l<77TATGTTATAGTTTATCAATGG
CJGGGAGAACCATTGTGnGCCGGAG
CeCTTTGAAGAGTGa丁TTCATCACG
TCTAGTGGCCGAGFig   2 ?+       、               
                         
     、       +40ccAtcavtG
Cc+ArAaAGaAaAGGcvayca?tcA
aGaTGcrLrc丁GCCGACAGTGGTCC
CAAAGATGGAC(cTMV       5a
RNA     HA5°             
                 3IORFI  
      0RF2      CP      S
 N0RF      7°ライマー Fig   5 5  6  7   G   +5  1’)詩イ走9
日数(r3) Fig   6 ToMV 2  tt tt  +2 ν9/ITII
+4    5    5    7    8   
 1+     1411豐1にりシベ Fig、8 Fig   10 <+z二 114       5sRuBlsco 
  10%−9−EcoRX ] GAATTC・・・・500bpt)L・pzsgrl
”1y1”6・QNA・・・竜串択9間り元、 Fig   11 Fig   12 AMVコ−cxc+r<’i  CDNA#)合気4#
a”ライ”−’)RNA4AQ”イゲソグイwニー”−
a&* 114−写一一一・ ・・+7・ シoRX 瑞4し Fig   13 Fig   14 :=zg::ai:  書 = 鑓 Fig   16 −L おC負n  ’+E  、椋 (方式)昭和61
年 1月29[1 特許庁反官 1.1.%  口] 明 雄 殿2、発明
の名称 ウィルス感染に対する植物保護 3、補正をする者 ・11件との関係  特許出願人 名称  モンサンド・カンパニー (ほか1名)46代
理人 住所 東京都千代川区霞が関3丁ロア番2号 tJBE
ビル昭和62年1月270 6、補正の灯象 適正な願1λS(代表者の氏名)、委任状およびその訳
文、明細1す(第106頁ないし第tOS頁及び図面の
簡単な説明の欄)、図面 □゛、−1,−・ ゴ   ・ 1 、?、補正の内容 (1)適正な願;lびに委任状およびその訳文は別紙の
通り(2)明細書第106頁ないし第109頁を別紙の
通り訂iEする。 #−≠に変撲々を− (3)明細書第106第7行目ないし同頁第13行口に
於いて[第3図はe・である、」とあるを「第3図はC
aMV35S  プロモーターを含む発現ベクター図で
ある。第4図はCaMV35S  プロモーター。 マルチリンカ−およびツバリン シンターゼ断片の完全
配列図である。第5図はCaMV35S/TMV−CP
/NO3構成物を含む植物形質転換ベクター図である。 」と訂正する。 (′ト)  ロPカーS7番 (丙汀・2椹し史〕トシ
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ネ山  −r−E  書−り 昭和61年 1月290 ’JS +t’Y If’ k 官  黒 L12 1
JI  !  殿1、・バ件の表示 特願昭61−258063号 2、発明の名称 ウィルス感染に対する植物保護 36補1Eをする者 1G件との関係  特許出願人 名称 モンサント・カンパニー (ほか1名)4、代理
人 住所 東京都千代田区霞が関3丁目7#2号 UBEビ
ル5、自発補正 6、補正の対象 /ゝ゛           Iえ字ロア、補正の内容 ≠け 明m書第17頁第17行ないし第18頁第11行
に於て[第3図は・・・示している。」とあるを「第3
図は、制限エンドヌクレアーゼBal■とECORIに
対する唯一の(uniQue)開H111位を有する合
成マルチリンカ−に隣接してCaMV35S  プロモ
ーターを含む発現ベクター、pMON316を示す。こ
のマルチリンカ−の後には、ツバリン シンターゼ遺伝
子アデニル化シグナルをコードする260[3対の断片
が続いている。第4図は、第3図に示したCaMV35
8  プロモーター、マルチリンカ−およびツバリン 
シンターゼ断片の完全配列を示している。 第5図は、CaMV358/TMV−CP/NO8構成
物を含む植1カ形質転換ベクター、1)lv1ON31
9を示す。このベクターは植物8I[ll!itに構成
物を挿入するために使用した。」と訂正する。

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)植物ウィルスによる感染に対して耐性である遺伝
    的に形質転換した植物を生産する方法であって、 (a)植物細胞のゲノムに、 (i)植物細胞中で機能して、上記の植物ウィルスのR
    NA配列の生産を起こすプロモーターと、 (ii)上記の植物ウィルスのコートたんぱく質をコー
    ドするRNA配列の生産を起こす上記の植物ウィルスか
    ら誘導したDNA配列と、 (iii)植物細胞中で機能して、上記の RNA配列の3′末端へのポリアデニル化ヌクレオチド
    の付加を起こす3′非翻訳領域と を包含する組換体2本鎖DNA分子を挿入する工程と、 (b)形質転換された植物細胞を得る工程と、(c)上
    記の形質転換植物細胞から、上記の植物ウィルスによる
    感染に対する耐性が増した遺伝的に形質転換された植物
    を再生する工程と を包含する形質転換植物の生産方法。
  2. (2)上記のプロモーターが植物DNAウィルスプロモ
    ーターである特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)上記のプロモーターがカリフラワーモザイクウィ
    ルスの35Sプロモーターである特許請求の範囲第2項
    記載の方法。
  4. (4)上記のプロモーターがノパリンシンターゼまたは
    オクトピンシンターゼプロモーターである特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
  5. (5)上記のプロモーターが植物遺伝子プロモーターで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
  6. (6)上記のプロモーターがリブロース2リン酸カルボ
    キシル化酵素小サブユニットプロ モーターである特許請求の範囲第5項記載の方法。
  7. (7)上記のプロモーターがヒドロキシプロリンに富む
    糖たんぱく質をコードする遺伝子のプロモーターである
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  8. (8)上記のDNA配列が、2本鎖ウィルスDNA、ま
    たは、DNAまたはRNAウィルスから合成した2本鎖
    DNAである特許請求の範囲第1項記載の方法。
  9. (9)上記の植物ウィルスが、タバコモザイクウィルス
    、ダイズモザイクウィルス、ビ ーンポッドモトルウィルス、タバコリン グスポットウィルス、バーレイイエロー ドゥワーフウィルス、コムギストリークウ ィルス、コムギスピンドルストリークウィ ルス、ソイルホーンモザイクウィルス、メ イズドゥワーフモザイクウィルス、メイズ クロロティックドゥワーフウィルス、アル ファルファモザイクウィルス、ポテトウィ ルスX、ポテトウィルスY、ポテトリー フロールウィルス、トマトゴールデンモザ イクウィルスおよびキューリモザイクウィ ルスからなる群から選ばれる特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
  10. (10)上記の植物ウィルスがタバコモザイクウィルス
    である特許請求の範囲第9項記載の方法。
  11. (11)上記のDNA配列が、上記のコートたんぱく質
    が上記の形質転換植物中で存在するように上記の形質転
    換植物中で発現する特許請求の範囲第1項記載の方法。
  12. (12)配列中に、 (a)植物細胞中で機能して、植物ウィルスのRNA配
    列の生産を起こすプロモーターと、(b)上記の植物ウ
    ィルスのコートたんぱく質をコードするRNA配列の生
    産を起こす上記の植物ウィルスから誘導したDNA配列
    と、 (c)植物細胞中で機能して、上記のRNA配列の3′
    末端へのポリアデニル化ヌクレオチドの付加を起こす3
    ′非翻訳領域と を包含する組換体2本鎖DNA分子。
  13. (13)上記のプロモーターが植物DNAウィルスプロ
    モーターである特許請求の範囲第12項記載のDNA分
    子。
  14. (14)上記のプロモーターがカリフラワーモザイクウ
    ィルスの35Sプロモーターである特許請求の範囲第1
    3項記載のDNA分子。
  15. (15)上記のプロモーターがノパリンシンターゼまた
    はオクトピンシンターゼである特許請求の範囲第12項
    記載のDNA分子。
  16. (16)上記のプロモーターが植物遺伝子プロモーター
    である特許請求の範囲第12項記載のDNA分子。
  17. (17)上記のプロモーターがリブロース2リン酸カル
    ボキシル化酵素小サブユニットプロ モーターである特許請求の範囲第16項記載のDNA分
    子。
  18. (18)上記のプロモーターがヒドロキシプロリンに富
    む糖たんぱく質をコードする遺伝子のプロモーターであ
    る特許請求の範囲第12項記載のDNA分子。
  19. (19)上記のDNA配列が上記のコートたんぱく質の
    生産を起こす特許請求の範囲第12項記載のDNA分子
  20. (20)上記の植物ウィルスが、タバコモザイクウィル
    ス、ダイズモザイクウィルス、ビ ーンポッドモトルウィルス、タバコリン グスポットウィルス、バーレイイエロー ドゥワーフウィルス、コムギストリークウ ィルス、コムギスピンドルストリークウィ ルス、ソイルホーンモザイクウィルス、メ イズドゥワーフモザイクウィルス、メイズ クロロティックドゥワーフウィルス、アル ファルファモザイクウィルス、ポテトウィ ルスX、ポテトウィルスY、ポテトリー フロールウィルス、トマトゴールデンモザ イクウィルスおよびキューリモザイクウィ ルスからなる群から選ばれる特許請求の範囲第12項記
    載のDNA分子。
  21. (21)特許請求の範囲第12項記載のDNA分子を包
    含する植物形質転換ベクター。
  22. (22)特許請求の範囲第21項記載の植物形質転換ベ
    クターを含有する細菌細胞。
  23. (23)上記の形質転換ベクターがpMON319::
    pTiB6S3−SEコインテグレートプラスミドであ
    る特許請求の範囲第22項記載の細菌細胞。
  24. (24)上記の細菌細胞がアグロバクテリウムタメファ
    シエンス細胞である特許請求の範囲第22項記載の細菌
    細胞。
  25. (25)上記の細菌細胞が受託番号第53924号のA
    TCC寄託物を包含する細菌細胞の特性を有する特許請
    求の範囲第24項記載の細菌細胞。
  26. (26)(a)植物細胞中で機能して、植物ウィルスの
    RNA配列の生産を起こすプロモーターと、 (b)上記の植物ウィルスのコートた んぱく質をコードするRNA配列の生産を起こすDNA
    配列と、 (c)植物細胞中で機能して、上記の RNA配列の3′末端へのポリアデニル化ヌクレオチド
    の付加を起こす3′非翻訳領域と を包含するDNAを含有する形質転換植物細胞。
  27. (27)上記の植物ウィルスに対する耐性を示す特許請
    求の範囲第26項記載の形質転換植物細胞を包含する分
    化植物。
  28. (28)上記のDNA配列が、上記のコートたんぱく質
    が上記の植物中で存在するように発現する特許請求の範
    囲第27項記載の方法。
  29. (29)上記の植物が、マメ科、セリ科、アブラナ科、
    ウリ科、イネ科およびナス科から選んだ科に属する特許
    請求の範囲第27項記載の植物。
  30. (30)上記の植物ウィルスがタバコモザイクウィルス
    またはアルファルファモザイクウ ィルスである特許請求の範囲第27項記載の植物。
  31. (31)上記の植物がタバコ植物である特許請求の範囲
    第30項記載の植物。
  32. (32)上記の植物がトマト植物である特許請求の範囲
    第30項記載の植物。
  33. (33)植物ウィルスによる感染に対して耐性である工
    学的に処理した形質転換植物を生産する方法であって、 (a)植物細胞のゲノムに、 (i)植物細胞中で機能して、上記の植物ウィルスのR
    NA配列の生産を起こすプロモーターと、 (ii)上記の植物ウィルスのRNA配列の生産を起こ
    すDNA配列と、 (iii)植物細胞中で機能して、上記の RNA配列の3′末端へのポリアデニル化ヌクレオチド
    の付加を起こす3′非翻訳DNA配列とを包含する組換
    体2本鎖DNA分子を挿入する工程と、 (b)形質転換された植物細胞を得る工程と、(c)上
    記の形質転換植物細胞から、上記の植物ウィルスによる
    感染に対する耐性が増した遺伝的に形質転換された植物
    を再生する工程と を包含する形質転換植物の生産方法。
  34. (34)上記のRNA配列が上記の植物ウィルスのアン
    チセンス配列である特許請求の範囲第33項記載の方法
  35. (35)ウィルス耐性植物の生産方法であって、(a)
    植物細胞中で機能して、植物ウィルスのRNA配列の生
    産を起こすプロモーターと、(b)上記の植物ウィルス
    のコートたんぱく質をコードする上記の植物ウィルスの
    RNA配列の生産を起こす上記の植物ウィルスから誘導
    したDNA配列と、 (c)植物細胞中で機能して、上記のRNA配列の3′
    末端へのポリアデニル化ヌクレオチドの付加を起こす3
    ′非翻訳領域と を包含するDNAを含有する植物の繁殖を包含するウィ
    ルス耐性植物の生産方法。
  36. (36)第1の植物と第2の植物との間に、少なくとも
    いくらかの交雑後代が上記の植物ウィルスに対する耐性
    を示すように交雑を行うことによってこの第1の植物が
    繁殖する特許請求の範囲第35項記載の方法。
  37. (37)上記のDNA配列が、上記のコートたんぱく質
    をコードするmRNAが上記の植物中に存在するように
    発現される特許請求の範囲第27項記載の植物。
  38. (38)上記のプロモーターがマンノピンシンターゼプ
    ロモーターである特許請求の範囲第1項記載の方法。
  39. (39)上記のプロモーターがマンノピンシンターゼプ
    ロモーターである特許請求の範囲第12項記載のDNA
    分子。
  40. (40)上記のRNA配列が上記の植物ウィルスのアン
    チセンスコートたんぱく質をコードする特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
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