JPS6219950Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば主として口中にて測定する体温
計等にかかり、特に測定に使用される温度検知素
子を備えたセンサーを常に清潔に保つことのでき
るセンサーの収納構造に関する。

人体の体温を測定する場合、温度検知用の素子
を備えたセンサー（以下プローブと称す）を口中
に入れて測定するものがある。そのため、上記プ
ローブは常に清潔にしておくことが要求される。

従来プローブは、その応答速度との関係から細
長い棒状になつている事が多い。よつて、プロー
ブを測定器の本体内に収納する収納部も、当然の
ことながら、細長い孔となつている。従つて、長
年使用する事により収納部内は、湿気・ゴミ・埃
等が付着し汚れてくる。しかしほとんどの場合本
体と一体に構成されている為、孔内部の掃除は非
常に困難である。

本考案は上記従来の欠点に鑑み、測定器本体の
プローブ収納部に、脱着可能なチユーブを装備
し、そのチユーブに上記プローブを収納できる構
造から成るセンサーの収納装置を提供するもので
ある。

以下図に基づいて本考案の一実施例を詳細に説
明する。

第１図は本考案の体温計の全体を表す斜視図、
第２はセンサーであるプローブを収収した状態に
於ける断面図、第３図はチユーブが脱着可能であ
る事を示した図である。図において、符号１はセ
ンサーであるプローブ２のツマミ部、３はプロー
ブ２とリード線４を介して接続される体温計本
体、５は体温計本体３の前面に位置した体温を表
示す表示装置、６はプローブ２を収納する体温計
本体に設けられた収納部である。この収納部６
は、体温計本体３の外装を円錐状に形成した開口
７を有しており、この開口７に着脱自在のチユー
ブ８が設けられている。チユーブ８は細長いプロ
ーブ２を収納できる形状に、かつ、上記開口７の
縁に係止するようプローブ挿入用の開口部８_-1を
円錐状に形成されている。又、体温計本体３の開
口７の側部７_-1は、チユーブ８を容易に着脱でき
るよう、弾性構造とすればよい。例えば、側部７
_-1に複数のスリツトを形成するとよい。

以上の構成のものにおいて、通常使用される時
は、第１図の状態でありプローブツマミ１を持つ
てプローブ２の先端部を口中へ運び測定が行なわ
れる。この時プローブチユーブ８はプローブ収納
部にとどまる為、測定には何ら支障はない。測定
終了後、保管された状態は第２図の通りである。
プローブチユーブ８を取り出す時は、プローブツ
マミ１を持つて抜き取り、更にプローブチユーブ
８を取り出しプローブチユーブ８のみを洗う事が
出来る。

プローブチユーブ８を更に洗い易くする為に、
プローブチユーブ先端部８_-2へ第４図のようにス
リツト８_-3を設ける事により更に洗い易くなる。
短い（又は小さい）スリツトであれば大きく口が
開く事もなく機能を充分満足させることができ
る。

以上説明した様に本考案の如くセンサーを収納
する構造であればセンサを常に清潔に保つことが
でき、測定器を安心して使用できる。又、チユー
ブを測定器本体に着脱でき、チユーブのみも洗浄
ができ、しかもチユーブ先端にスリツトを形成す
ることで、センサー収納用チユーブを洗浄する際
に、当該センサー収納用チユーブを測定器本体か
ら取り出し、取り出したセンサー収納用チユーブ
の開口からチユーブ内部に洗浄液を注入し、注入
した洗浄液をチユーブ先端に形成したスリツトか
ら排出させることができ、前記センサー収納用チ
ユーブ内に洗浄液を流すことが容易で、洗浄が簡
単に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案における体測計を示す斜視図、
第２図は第１図におけるプローブを収納した状態
の断面図、第３図は第１図におけるプローブ及び
チユーブを取り外す状態の断面図、第４図はプロ
ーブチユーブの他の実施態様を示す斜視図であ
る。 １：プローブのツマミ部、２：プローブ（セン
サー）、３：体温計本体、５：表示装置、６：収
納部、７：開口、８：チユーブ、８_-3：スリツ
ト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 被測定物を測定するためのセンサーを有し該セ
   ンサーを測定器本体に収納可能に設けた測定器に
   おいて、上記センサーを測定器本体に収納する収
   納部にセンサー収納用チユーブを設け、該チユー
   ブを上記収納部に着脱可能に設けると共に、上記
   センサー収納用チユーブの収納用開口と反対側に
   スリツトを形成したことを特徴とするセンサー収
   納装置。