JPS62197955A - 垂直磁気記録媒体チヤツキング用磁石装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １１九乱 本発明は、垂直磁気記録装置における垂直磁気記録媒体
の装着技術に適用して有効な技術に関するものである。

従】」１桁 例えば３．５インチ系のフレキシブル水平磁気記録媒体
を用いた水平磁気記録装置においては。

次のようにして記録媒体のチャツキレグが行われている
。すなわち、第９図に示すように、まず水平磁気記録媒
体ｌの中央部を磁石で吸着可能な金属ハブ２でチャック
し、この金属ハブ２をディスク状のチャッキング用磁石
３（第１Ｏ図及び第１１図参照）で吸着することにより
上記水平磁気記録媒体１のチャッキングが行われている
。なお符号４は上記チャッキング用磁石３の保持部材で
あり、また、符号５は媒体回転用モータ（図示せず）の
スピンドルであって、上記保持部材４と一体的に設けら
れている。

第１０図及び第１１図に示すように、上記チャッキング
用磁石３は全体が一方向に磁化されており、その周囲に
は矢印で示されるように広い範囲に亘って磁界が存在し
ている。

従来、例えば３．５インチ系の垂直磁気記録媒体を用い
た垂直磁気記録装置においても、第１０図及び第１１図
に示すようなチャッキング用磁石３をそのまま用いて記
録媒体の吸着が行われていた。しかしながら、この場合
には次のような問題が生ずる。すなわち、上述のチャッ
キング用磁石３を用いて垂直磁気記録媒体を吸着した状
態で信号の書き込み、または読み出しを行った場合、チ
ャッキング用磁石３の周囲に存在する上記磁界の影響に
より特に記録媒体の内周側のトラックで信号出力の低下
が生じてしまうという問題があった。

ｌ煎 本発明の目的は、重直譚気記録媒体チャッキング用磁石
装置において、信号の書き込み及び読み出し時に信号出
力の低下を生ずることなく垂直磁気記録媒体を吸着可能
な技術を提供することにある。

本発明の前記の目的と新規な特徴は１本明細書の記述及
び添付図面によって明らかになるであろう。

遭」！ 本発明は、前記の目的を達成させるため、垂直磁気記録
媒体を磁気的に吸着して媒体回転軸に装着する垂直磁気
記録媒体チャッキング用磁石装置であって、吸着時にお
ける前記垂直磁気記録媒体の表面にほぼ垂直な磁化方向
を有し、かつ、この磁化方向が前記表面に平行な方向に
交互に逆となっている複数の磁化領域から成ることを特
徴としたものである。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。

なお、全図において、同一の機能を有するものには同一
の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。

まず、本発明の第１実施例につき説明する。

第１図及び第２図に示すように、第１実施例によるチャ
ッキング用磁石３は、中央部に穴が設けられたディスク
状の形状を有し、その表面３ａ、３ｂに平行な方向に互
いに平行に延びる磁化領域３Ｃ及び磁化領域３ｄが、上
記方向に垂直な方向に交互に設けられた構造となってい
る。上記磁化領域３ｃは１表面３ａからこれに垂直に表
面３ｂに向かう磁化方向を有し、表面３ａ、３ｂにはそ
れぞれＳ極及びＮ極が現れている。また上記磁化領域３
ｄは、上記磁化領域３Ｃとは逆方向の磁化方向を有し、
表面３ａ、３ｂにはそれぞれＮ極及びＳ極が現れている
。

上記チャッキング用磁石３の周囲の磁束は、第２図１；
示すように各磁化領域３ｃ、３ｄ間で磁気ループを形成
していて、外部に漏れる磁界が極めて少なくなっている
。

第３図は、垂直磁気記録媒体６をチャックした。

磁石で吸着可能な金属ハブ２を上述のように構成された
チャッキング用磁石３により吸着した状態を示す、この
第３図に示すように、記録媒体６が吸着された状態にお
いては、チャッキング用磁石３の表面３ａ側では金属ハ
ブ２内を磁束が通るため、チャッキング用磁石３の外部
に漏れる磁界はさらに少なくなっている。なお、上記チ
ャッキング用磁石３は、実際には第９図に示すと同様の
保持部材４及びスピンドル５により保持されているが、
第３図においてはこれらの図示を省略した（以下間ｗｔ
）。

このように上述の第１実施例によれば、チャッキング用
磁石３を互いに逆方向の磁化方向を有する磁化領域３ｃ
、３ｄが交互に設けられた構造としているので、外部に
漏れる磁界が極めて少なく。

このため垂直磁気記録媒体６の信号の書き込み及び読み
出し時の信号出力の低下を効果的に防止することができ
る。

次に本発明の第２実施例につき説明する。

第４図及び第５図に示すように、第２実施例においては
、第１実施例と同様な構成のチャッキング用磁石３の表
面３ｂに磁気シールド板７が設けられた構造となってい
る。

この第２実施例によれば、第６図に示すように、垂直磁
気記録媒体６の吸着時においては、チャッキング用磁石
３の表面３ｂ側でも磁気シールド板７が磁路となって磁
気ループが形成されるので。

磁石の外部に漏れる磁界はほとんどなくなる。従って垂
直磁気記録媒体６への磁気的影響が第１実施例よりもさ
らに少なくなるので、信号の書き込み及び読み出し時の
信号出力の低下をより効果的に防止することができる。

次に、本発明の第３実施例につき説明する。

第７図及び第８図に示すように、第３実施例においては
、チャッキング用磁石３は表面３ａ、３ｂに垂直でかつ
互いに逆向きの磁化方向を有する磁化領域３ｃ、３ｄが
格子状に交互に設けられた構造を有し、このチャッキン
グ用磁石３の表面３ｂに磁気シールド板７が設けられた
構造となっている。

この第３実施例によれば、第１実施例と同様に磁石の外
部に漏れる磁界が極めて少な（なるので。

信号の書き込み及び読み出し時の信号出力の低下を効果
的に防止することができる。

以上１本発明を実施例に基づき具体的に説明したが１本
発明は、前記第１〜第３実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることはいうまでもない。

例えば、チャッキング用磁石３内の各磁化領域３ｃ、３
ｄの形状、配置等は必要に応じて変更可能である。

肱釆 以上説明したように１本発明によれば、垂直磁気記録媒
体チャッキング用磁石装置を吸着時における垂直磁気記
録媒体の表面にほぼ垂直な磁化方向を有し、かつ、この
磁化方向が前記表面に平行な方向に交互に逆となってい
る複数の磁化領域から成る構造としているので、垂直磁
気記録媒体を吸着した時に磁石から外部に漏れる磁界を
極めて少なくすることができ、従って信号の書き込み及
び読み出し時の信号出力の低下を効果的に防止すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、それぞれ本発明の第１実施例によ
るチャッキング用磁石の構成を示す斜視図及び正面図、 第３図は、第１図及び第２図に示すチャッキング用磁石
で垂直磁気記録媒体を吸着した時の状態を示す断面図。 第４図及び第５図は、それぞれ本発明の第２実施例によ
るチャッキング用磁石の構成を示す斜視図及び正面図。 第６図は、第４図及び第５図に示すチャッキング用磁石
で垂直磁気記録媒体を吸着した時の状態を示す断面図、 第７図及び第８図は、それぞれ本発明の第３実施例によ
るチャッキング用磁石の構成を示す斜視図及び正面図。 第９図は、従来の水平磁気記録装置において。 チャッキング用磁石で水平磁気記録媒体を吸着した時の
状態を示す断面図。 第１０図及び第１１図は、それぞれ水平磁気記録媒体の
吸着に従来用いられているチャッキング用磁石の構成を
示す斜視図及び正面図である。 図中、２・・・金属ハブ、３・・・チャッキング用磁石
。 ３ｃ、３ｄ・・・磁化領域、６・・・垂直磁気記録媒体
、７・・・磁気シールド板である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 垂直磁気記録媒体を磁気的に吸着して、媒体回転軸に装
   着する垂直磁気記録媒体チャッキング用磁石装置であっ
   て、吸着時における前記垂直磁気記録媒体の表面にほぼ
   垂直な磁化方向を有し、かつ、この磁化方向が前記表面
   に平行な方向に交互に逆となっている複数の磁化領域か
   ら成ることを特徴とする垂直磁気記録媒体チャッキング
   用磁石装置。