JPS62196396A - クロム合金の表面処理法 - Google Patents

クロム合金の表面処理法

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JPS62196396A
JPS62196396A JP61037991A JP3799186A JPS62196396A JP S62196396 A JPS62196396 A JP S62196396A JP 61037991 A JP61037991 A JP 61037991A JP 3799186 A JP3799186 A JP 3799186A JP S62196396 A JPS62196396 A JP S62196396A
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chromium
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下内 勝昭
Zenichi Aoki
善一 青木
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はクロム合金の表面処理法に関し、特に、たと
えばステンレスのような鉄、コバルトおよびニッケルの
1種またはそれ以上の主要金属を有するクロム合金の表
面に脱脂処理を行い、さらに、この脱脂処理が行われた
クロム合金の表面に着色処理を行う、クロム合金の表面
処理法に関する。
(従来技術) 従来、クロム合金の表面に着色処理を行う際には、それ
に先だって、クロム合金の表面の脱脂処理が行われる。
従来の脱脂処理としては、たとえば、オルソけい酸ソー
ダ系の70℃の溶液にクロム合金を浸漬することによっ
て行われる。さらに、この脱脂処理の後、クロム合金に
は、水洗処理および中和処理が行われる。この水洗処理
としては、たとえばクロム合金を水中で超音波洗浄器に
よって超音波洗浄することによって行われる。また、中
和処理としては、たとえばクロム合金を20%硝酸溶液
に30〜60秒間浸漬することによって行われる。
そして、これらの一連の処理の後、たとえばクロ1.酸
と硫酸とを含む水溶液中で、クロム合金に、たとえば陽
極電解処理を行うことによって、クロム合金の表面に酸
化皮膜を形成して、着色処理が行われる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の方法で、クロム合金の
表面に脱脂処理を行って、さらに、このクロム合金の表
面に着色処理を行うためには、その脱脂処理に関連して
、処理浴、超音波洗浄器などの設備やオルソけい酸ソー
ダ、硝酸などの薬品が必要であるだけでなく、その工程
が多いためそれらの作業が大変煩雑であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、簡単に、クロム
合金の表面に脱脂処理を行い、さらに、このクロム合金
の表面に着色処理を行うことができる、クロム合金の表
面処理法を提供することである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、クロム合金の表面に脱脂処理を行い、さら
に、この脱脂処理が行われたクロム合金の表面に着色処
理を行う、クロム合金の表面処理法であって、クロム化
合物、マンガン化合物、バナジウム化合物およびセレン
化合物よりなる群より選択された少なくとも1種を主剤
として含有しかつ硫酸を含有する水溶液を準備する工程
と、この水溶液中において、クロム合金の表面に脱脂処
理を行うために、クロム合金に陰極電解処理を行う工程
と、水溶液中において、脱脂処理が行われたクロム合金
の表面に着色処理を行うために、クロム合金に酸化皮膜
を形成する工程とを含む、クロム合金の表面処理法であ
る。
(作用) クロム合金に、クロム化合物、マンガン化合物、バナジ
ウム化合物およびセレン化合物よりなる群より選択され
た少なくとも1種の主剤および硫酸を含む水溶液中で、
陰極電解処理を行うことによって、クロム合金の表面に
脱脂処理が行われる。
さらに、同じ水溶液中で、脱脂処理されたクロム合金の
表面に着色処理が行われる。
(発明の効果) この発明によれば、1種類の水溶液中で、クロム合金の
表面に脱脂処理および着色処理を行うことができるので
、別の処理浴および別の溶液を準備する必要性がない。
そのため、簡単に、クロム合金の表面に脱脂処理を行う
ことができ、さらに、脱脂処理されたクロム合金の表面
に着色処理を行うことができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
(実施例) 第1A図および第1B図はこの発明を実施するための装
置の一例を示し、第1A図はその全体の図解図であり、
第1B図は浴およびその周辺部分を示す図解図である。
この装置10は、定電流電源12を含む。この定電流電
源工2は、その入力端にたとえば交流100ないし20
0vの電源を接続することによって、その出力端から任
意の定電流が出力される。
なお、この定電流電源12では、たとえば0−1O,O
Aの任意の電流値の直流定電流を出力することができ、
たとえば電流通過面積が1dn(の導体に、たとえば0
〜10.OA/dn(の電流密度の電流を流すことがで
きる。
定電流電源12の出力端は、極性転換スイッチ14の入
力端に接続される。この極性転換スイッチ14は、その
入力端に入力された電流を、そのままないしは任意な時
間経過とともにその極性を切り換えて、その出力端から
出力するためのものである。この極性転換スイッチ14
では、それに人力された電流の極性を、たとえば1秒間
以上の時間で任意に切り換えて出力することができる。
したがって、この極性転換スイッチ14の入力端に入力
された定電流は、その出力端から、そのまま、ないしは
たとえば第2A図ないし第2D図に示すような任意の時
間経過にともなって極性が切り換えられる電流として出
力される。なお、第2A図および第2B図では、極性転
換スイッチに人力される定電流の電流値が0.1Aであ
る場合の時間−電流値の関係を示し、第2C図および第
2D図では、極性転換スイッチに人力される定電流の電
流値が0.5Aである場合の時間−電流値の関係を示し
、さらに、第2A図および第2C図では、定電流の極性
が10秒ごとに切り換えられる場合の時間−電流値の関
係を示し、第2B図および第2D図では、定電流の極性
が36秒ごとに切り換えられる場合の時間−電流値の関
係を示す。
極性転換スイッチ14の一方の出力端は、たとえばデジ
タル表示やアナログ表示の電流計16および銅製の接続
具teaを介して、被着色板20に接続される。この被
着色板20としては、たとえば5US304ステンレス
などのクロム合金が用いられる。
一方、極性転換スイッチ14の他方の出力端は、銅製の
接続具18bを介して、被着色板20の対罹としての対
極板22に接続される。この対極板22は、この実施例
では鉛で形成されているが、白金、チタン、ニオブ、カ
ーボンおよびステンレスなどの他の導電性金属で形成さ
れてもよい。
これらの被着色板20および対極板22は、浴24内の
水溶液26中で、所定間隔を隔てて対向するように配置
される。
すなわち、この実施例では、浴24は、その内面が鉛張
りされて、その内容量がたとえば2501の容量で形成
されていて、その浴24の中にたとえば2001の水2
容ン夜26が溜められている。
そして、被着色板20および対極板22が、銅製の接続
具18aおよび18bで吊るされて、水溶液26中にお
いてたとえば12dmの面積で対向するように水溶液2
6中に浸漬されているのである。
なお、被着色板20および対極板22は、それぞれの上
部が水溶液26に漬からないように、接続具18aおよ
び18bによって、吊るされているのである。なお、接
続具18aおよび18bを、チタンやステンレスなどの
ように水?容ン佼26で腐食されにくい金属材料で形成
すれば、接続具18aおよび18bを水溶液26中に漬
けてもよい。
また、浴24内に溜められた水溶液26は、主剤として
たとえば250g/βのクロム酸、および電解質として
たとえば490 g / (!の硫酸を含む。
なお、この発明における水溶液26の好ましい例として
は、クロム酸を50〜500g/fおよび硫酸を300
〜1000 g / 1を含む水溶液が挙げられる。
ずなわら、水溶液に含有させるクロム酸は、それを50
g/ff未満にすると、クロム合金の表面に酸化皮膜を
形成する工程に時間がかかり過ぎて実用に供しなく、そ
れを500g/βを超える値にすると、クロム酸が溶解
しに(く経済的に不利益があって、この発明おける水溶
液26に含有されるクロム酸は、上述の範囲で含有させ
ることが好ましいとした。
さらに、水溶液に含有させる硫酸は、それを300 g
71未満にすると、電解処理の反応が遅過ぎて実用に供
しなく、それを1000g//を超える値にすると、被
着色板の表面を溶解してしまい被着色板の表面に酸化皮
膜を形成することができないので、この発明における水
溶液26に含有される硫酸は、上述の範囲で含有させる
ことが好ましいとした。
さらに、好ましくは、クロム酸を200〜400g/j
l!および硫酸を400〜600gz!含む水)容ン夜
が挙げられる。
なお、この水溶液26は、その温度が、常温(20℃)
より低ければ、電解処理に時間がかかり過ぎて実用に供
することができず、100℃より高ければ、浴の腐食な
どによる老化が起こるため、20〜100 ’Cの範囲
にするのが好ましい。さらに好ましくは、水溶液の温度
が40〜80″Cの範囲にあることであり、最も好まし
いのは、50〜60℃の範囲である。
、  また、水溶液26には、電解着色による急激な色
の変化を抑えて、一定な色を取り出し易(するために、
たとえばリン酸などの抑制剤を、たとえば10〜120
g/l含有させてもよい。
そして、この発明では、上述した主剤および硫酸などを
含む水溶液26中で、たとえばステンレスなどのクロム
合金(被着色板20)に、陰極電解処理を行うことによ
って、クロム合金の表面に脱脂処理を行い、さらに、同
じ水溶液26中で、脱脂処理が行われたクロム合金に、
たとえば陽極電解処理、または、陽極電解処理および陰
極電解処理を交互に繰り返して行う処理(交番電解処理
)を行って、その表面に、酸化皮膜を形成することによ
って着色処理を行ったのである。
次に、この装置10によって、被着色板20に、脱脂処
理および着色処理を行う工程について、詳しく説明する
まず、その表面に脱脂処理および着色処理を行うための
被着色板20 (ステンレス板)を準備した。そして、
この被着色板20の表面に油脂などが付着されているか
どうかを確かめるために、被着色板20をその表面が水
平になるように設置し、その表面に水を均一にかけた。
すると、この被着色板20の表面では、水が所々にかた
まって存在するようになった。これによって、被着色板
20の表面に油脂が付着されていることがわかる。
そして、第1A図および第1B図に示すように、装置1
0にこの被着色板20および対極板22などを接続し、
さらに、浴24内の水溶液26中に、被着色板20およ
び対極板22を12drI?の面積で対向するように浸
漬する。
さらに、この装置10によって、水溶液26中で、被着
色板20に陰極電解処理を行う。この場合、定電流電′
tX12から、たとえば6Aの直流定電流を出力して、
陰極電解処理を行う。したがって、この陰極電解処理で
は、被着色板20には、たとえば0.5A/dmの電流
密度の電流が流れる。なお、この電流密度は、0.05
〜5A/dMの範囲にあることが好ましい。また、この
陰極電解処理は、この実施例では、たとえば60秒間行
われるが、数秒〜30分間行ってもよい。
ここで、この陰極電解処理によって、被着色板20の表
面に脱脂処理が行われたかどうかを確かめるために、被
着色板20を、水溶液26中から引き上げて、その表面
が水平になるように設置し、その表面に水をかけた。す
ると、この陰極電解処理が行われた被着色板20の表面
では、水が均一な薄層状となって存在するようになった
。これより、この陰極電解処理によって、被着色板20
の表面に脱脂処理が行われたことがわかる。
そして、この陰極電解処理が行われた被着色板20を、
第1A図および第1B図に示すように、再び水溶液26
中に浸漬し、第2八図ないし第2D図に示すような一定
時間ごとに極性が変わる電流を、損性転換スイッチ14
の出力端から出力して、1つの浴24内の水溶液26中
の被着色板20に、陽極電解処理および陰極電解処理(
逆電解処理)を交互に操り返して20分間行う。この場
合、定電流電a12から、たとえば1.2人の直流定電
流を出力させ、その直流定電流の極性を、掻性転換スイ
ッチ14で、たとえば10秒ごとに切り換えることによ
って行われるので、陽極電解処理および陰極電解処理は
、交互にたとえば60回ずつ行われる。
また、被着色板20に流れる電流密度は、定電流電源1
2から出力される電流値が1.2Aであり、被着色板2
0と対極板22とが水溶液26中で12dmの面積で対
向されているので、0.IA / d mとされる。な
お、被着色板20に流す電流は、その電流密度が0.0
5〜1.0OA/dバの範囲にあることが好ましく、さ
らに、その極性を1秒以上ごとに切り換えることが好ま
しい。
この陽極電解処理および陰極電解処理が交互に繰り返さ
れて行われた被着色板20の表面には、酸化皮膜が形成
され着色処理が行われたのである。
したがって、1種類の水溶液26中で、被着色板20の
表面に脱脂処理および着色処理を行うことができたので
ある。
なお、上述の実施例では、脱脂処理された被着色板20
の表面に着色処理を行うために、水溶液26中で被着色
板20に陽極電解処理および陰極電解処理を交互に繰り
返して行ったが、この発明では、水溶液26中で、脱脂
処理された被着色板20に陽極電解処理のみを行って着
色処理を行ってもよい。
また、上述の実施例では、水溶液26の主剤としてクロ
ム酸を用いたが、このり・ロム酸に代えて、たとえばク
ロム酸塩や重クロム酸などのクロム化合物が利用可能で
ある。
さらに、この発明における水溶液26の好ましい例とし
ては、過マンガン酸カリウムを5〜100 g/lおよ
び硫酸を50〜1000g/6含むものが挙げられる。
すなわち、水溶液に含有させる過マンガン酸カリウムは
、それを5 g / 1未満にすると、クロム合金の表
面に酸化皮膜を形成する工程に時間がかかり過ぎて実用
に供しなく、それを100g/lを超える値にすると、
経済的に不利益があるだけでなく七酸化マンガンによる
と推定される爆発の危険性があって、この発明おける水
溶液26に含有される過マンガン酸カリウムは、上述の
範囲で含有させることが好ましい。さらに、水溶液に含
有させる硫酸は、それを50g/1未満にすると、電解
処理の反応が遅過ぎて実用に供しなく、それを1000
g/6を超える値にすると、被着色板の表面を溶解して
しまい被着色板の表面に酸化皮膜を形成することができ
ないので、この発明における水溶液26に含有される硫
酸は、上述の範囲で含有させることが好ましい。
また、水溶液の主剤としては、KMnO4(過マンガン
酸カリウム)の他に、たとえばN a M n04 (
過マンガン酸ナトリウム)、Mn0z(二酸化マンガン
) 、M n S O4(6W酸マンカン)、MnO,
Mn、04 、Mnz o3 、MnO3、Mnz O
q 、MnA 1204 、MnT i 03 、L 
aMnO,、Kz  Mn、O,、Na2 Mn2  
o、  、CaO−nMno2 (n =0.5. 1
. 2. 3. 5)  、Na3 MnO4、Ba3
  (Mn04  )z  、K、MnO,、L  i
Mnoa  、RbMnO4、AgMn0<  、Cs
MnO4、Ca  (MnOa  )z  、Mg (
MnO4)z 、Ba (MnO4)zなどおよびこれ
らの化合物の水和物などのマンガン酸化物およびその塩
類などのマンガン化合物を用いることができる。
さらに、主剤としては、たとえばHVO3(メタバナジ
ン酸)、vzos(五酸化バナジウム)、KVO3、N
aVO,、Na3VO4、NH,VO3、(NH4) 
4v401□などのアルカリまたはアンモニウムなどの
バナジン酸塩などのバナジウム化合物やたとえばH2S
 e Oa  (セレン酸)などのセレン化合物も利用
可能である。
すなわち、主剤としては、クロム化合物、マンガン化合
物、バナジウム化合物およびセレン化合物よりなる群よ
り選択された少なくとも1種を用いればよいのである。
実験例 まず、その表面に脱脂処理および着色処理を行うための
被着色板として、縦150mm、横14゜n、厚さ1.
5鶴のステンレス板32を6枚Y$備した。そして、サ
ンプル1〜6となる各ステンレス板32の表面に油脂な
どが付着されているかどうかを確かめるために、゛各ス
テンレス仮32をその表面が水平になるように設置し、
その表面に水を均一にかけた。すると、これらのステン
レス板32の表面では、水が所々にかたまって存在する
ようになった。これによって、これらのステンレス板3
2の表面に油脂が付着されていることがわかる。
さらに、縦150龍、横140 mmの鉛製の対極板3
4を準備した。
一方、クロム酸250g/lおよび硫酸490g/I!
を含む水溶液26を調製し、この水溶液26を、浴とし
ての5rのビー力30の中に注ぎ込んだ。
そして、第3図に示すように、水溶液26が注ぎ込まれ
たビー力30内で、ステンレス板32から10cm隔て
て対向するように対極板34を配置させた。
そして、表に示すように、サンプル1〜6となる各ステ
ンレス板32に、0.’5A/dmの電流密度の電流を
、180秒間または300秒間流して、ステンレス板3
2に陰極電解処理を行って、脱脂処理を行った。
ここで、この陰極電解処理によって、サンプル1〜6と
なる各ステンレス板32の表面に脱脂処理が行われてい
ることを確かめるために、各ステンレス板32を、水溶
液26中から引き上げて、その表面が水平になるように
設置し、その表面に水をかけた。すると、この陰極電解
処理が行われた各ステンレス板32の表面では、水が均
一な薄層状となって存在するようになった。したがって
、この陰極電解処理によって、ステンレス板32の表面
に脱脂処理が行われたことが確認される。
さらに、表に示すように、サンプル1〜5となる各ステ
ンレス板32に、水溶液26中において、それぞれ、0
.2A/diの電流密度の電流で、420秒間、440
秒間、480秒間、500秒間、530秒間、陽極電解
処理を行って、着色処理を行った。また、サンプル6と
なるステンレス板32に、水)8液26中において、0
.2A/dm′の電流密度の電流で、60秒間の陽極電
解処理と60秒間の陰極電解処理とを1サイクルとして
9.5サイクル(1140秒間)の着色処理を行った。
なお、上述の各電流の流すためには、上述の実施例で使
用された装置10を用いた。また、ステンレス板32お
よび対極板34と極性転換スイッチ14との接続は、水
溶液26外でステンレス板32および対極板34を、極
性転換スイッチ14に接続された金属製クリップで挟む
ことによって行った。
こうして得た各サンプル1〜6について、その色を肉眼
で判別した。この実験結果を別表に示す。
この別表などに示された実験結果から、この発明の範囲
内の方法を実施することによって得られたサンプル1〜
6について、1つの浴(ビー力30)内の1種類の水溶
液26中で、脱脂処理および着色処理が行われたことが
わかる。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図はこの発明を実施するための装
置の一例を示し、第1A図はその全体の図解図であり、
第1B図は浴およびその周辺部分を示す図解図である。 第2A図ないし第2D図は、それぞれ、極性転換スイッ
チに定電流を入力した場合の極性転換スイッチの出力電
流の例を示す。 第3図は、実験例においてステンレス板と対極板との位
置関係を示す図解図である。 図において、10は装置、12は定電流電源、14は極
性転換スイッチ、16は電流計、18aおよび18bは
接続具、20はステンレス板、22は対極板、24は浴
、26は水溶液を示す。 特許出願人 近畿薬品工業株式会社 代理人 弁理士 岡 1) 全 啓 (ほか1名) lモ 第1A図             曵第1B図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クロム合金の表面に脱脂処理を行い、さらに、前記
    脱脂処理が行われた前記クロム合金の表面に着色処理を
    行う、クロム合金の表面処理法であって、 クロム化合物、マンガン化合物、バナジウム化合物およ
    びセレン化合物よりなる群より選択された少なくとも1
    種を主剤として含有しかつ硫酸を含有する水溶液を準備
    する工程、 前記水溶液中において、前記クロム合金の表面に脱脂処
    理を行うために、前記クロム合金に陰極電解処理を行う
    工程、および 前記水溶液中において、前記脱脂処理が行われた前記ク
    ロム合金の表面に着色処理を行うために、前記クロム合
    金に酸化皮膜を形成する工程を含む、クロム合金の表面
    処理法。 2 前記クロム化合物は、クロム酸、クロム酸塩および
    重クロム酸のうちの1種を含む、特許請求の範囲第1項
    記載のクロム合金の表面処理法。 3 前記マンガン化合物は、マンガン酸化物またはその
    塩類を含む、特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    クロム合金の表面処理法。 4 前記マンガン酸化物およびその塩類は、過マンガン
    酸カリウム、過マンガン酸ナトリウム、二酸化マンガン
    および硫酸マンガンのうちの1種を含む、特許請求の範
    囲第3項記載のクロム合金の表面処理法。 5 前記バナジウム化合物は、バナジン酸塩を含む、特
    許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載のク
    ロム合金の表面処理法。 6 前記バナジン酸塩は、メタバナジン酸および五酸化
    バナジウムのうちの1種を含む、特許請求の範囲第5項
    記載のクロム合金の表面処理法。 7 前記セレン化合物は、セレン酸を含む、特許請求の
    範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載のクロム合金
    の表面処理法。 8 前記クロム合金の表面に前記酸化皮膜を形成する工
    程は、前記水溶液中で前記クロム合金に陽極電解処理を
    行う工程を含む、特許請求の範囲第1項ないし第7項の
    いずれかに記載のクロム合金の表面処理法。 9 前記クロム合金の表面に前記酸化皮膜を形成する工
    程は、前記水溶液中で前記クロム合金に陽極電解処理お
    よび陰極電解処理を交互に繰り返して行う工程を含む、
    特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の
    クロム合金の表面処理法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247300A (ja) * 1988-08-10 1990-02-16 Kawasaki Steel Corp ステンレス鋼の脱スケール方法

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JPH0247300A (ja) * 1988-08-10 1990-02-16 Kawasaki Steel Corp ステンレス鋼の脱スケール方法

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