JPS6219559B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6219559B2 JPS6219559B2 JP56077565A JP7756581A JPS6219559B2 JP S6219559 B2 JPS6219559 B2 JP S6219559B2 JP 56077565 A JP56077565 A JP 56077565A JP 7756581 A JP7756581 A JP 7756581A JP S6219559 B2 JPS6219559 B2 JP S6219559B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wet paper
- dewatering
- pressure
- pressure plate
- pressing section
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 6
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 description 3
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
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- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は製紙機械等に応用できる脱水装置に関
するものである。
するものである。
第1図は従来のプレスパートの側面概略図であ
る。第1図においてA部はワイヤパート、B部は
プレスパート、C部はドライヤパートで、プレス
パートB部は、ワイヤパートA部で薄い紙に形成
された湿紙1から機械的に水を絞り、ドライヤパ
ートC部に受渡しをする部分である。2は2個の
プレスロールによつて構成されたニツプ、3は毛
布または粗織布、4は洗浄装置、5は毛布または
粗織布3の案内装置である。
る。第1図においてA部はワイヤパート、B部は
プレスパート、C部はドライヤパートで、プレス
パートB部は、ワイヤパートA部で薄い紙に形成
された湿紙1から機械的に水を絞り、ドライヤパ
ートC部に受渡しをする部分である。2は2個の
プレスロールによつて構成されたニツプ、3は毛
布または粗織布、4は洗浄装置、5は毛布または
粗織布3の案内装置である。
しかしながら第1図の従来装置には次のような
欠点があつた。即ち、湿紙1は毛布あるいは粗織
布3と共にニツプ2に導かれ、強制搾水される。
このプレスロールによる圧力分布は、第2図に示
すようにニツプ幅Xが非常に小さく、かつ脱水時
間が短い。
欠点があつた。即ち、湿紙1は毛布あるいは粗織
布3と共にニツプ2に導かれ、強制搾水される。
このプレスロールによる圧力分布は、第2図に示
すようにニツプ幅Xが非常に小さく、かつ脱水時
間が短い。
またニツプ機構上、対をなすプレスロールの中
心を結んだ線よりニツプ入側においては、湿紙1
および毛布または粗織布3の搾水が行なわれる
が、湿紙1の毛細管は毛布または粗織布3のそれ
よりも小さいから、出側の部分においては湿紙の
再湿が生じ、従つて1つのニツプによる搾水量が
少なく、複数のニツプを採用する必要があつた。
心を結んだ線よりニツプ入側においては、湿紙1
および毛布または粗織布3の搾水が行なわれる
が、湿紙1の毛細管は毛布または粗織布3のそれ
よりも小さいから、出側の部分においては湿紙の
再湿が生じ、従つて1つのニツプによる搾水量が
少なく、複数のニツプを採用する必要があつた。
更にこのように複数のニツプを作るため、多数
のプレスロールを列設しなければならなかつた。
また湿紙1と共にニツプへ導かれる毛布または粗
織布3の洗浄装置4、および案内装置5などを附
加設備として設置しなければならないため、莫大
な設備費と設備面積とを必要とする等の欠点があ
つた。
のプレスロールを列設しなければならなかつた。
また湿紙1と共にニツプへ導かれる毛布または粗
織布3の洗浄装置4、および案内装置5などを附
加設備として設置しなければならないため、莫大
な設備費と設備面積とを必要とする等の欠点があ
つた。
また、この他に圧搾挟持部の有効長さを長くす
ると共に湿紙の走行方向における圧力分布曲線が
理想に近くなるように、湿紙の入口部から出口部
に向けて、その間隔を徐々に狭く形成した多孔の
圧搾板により湿紙を金網又はフエルトを介して挟
持しながら搾水する方法も知られているが、この
方法も脱水機構は単なる圧搾力を利用するに留ま
るため、前述の方法と同様に圧搾部における湿紙
の出口では相変らず再湿を許し、脱水効率の点で
未だ満足のいくものではなかつた。
ると共に湿紙の走行方向における圧力分布曲線が
理想に近くなるように、湿紙の入口部から出口部
に向けて、その間隔を徐々に狭く形成した多孔の
圧搾板により湿紙を金網又はフエルトを介して挟
持しながら搾水する方法も知られているが、この
方法も脱水機構は単なる圧搾力を利用するに留ま
るため、前述の方法と同様に圧搾部における湿紙
の出口では相変らず再湿を許し、脱水効率の点で
未だ満足のいくものではなかつた。
本発明は前記従来方法による欠点を除去するこ
とを目的として提案されたもので、ニツプによる
搾水時間を長くし、真空作用も大とすることによ
り搾水量を増加させると共に、搾水量に対する再
湿の割合を著しく減少させることができ、かつニ
ツプ数を減じることにより附加装置も減じ、設備
費、設置面積を減少させることができる脱水装置
を提供せんとするものである。
とを目的として提案されたもので、ニツプによる
搾水時間を長くし、真空作用も大とすることによ
り搾水量を増加させると共に、搾水量に対する再
湿の割合を著しく減少させることができ、かつニ
ツプ数を減じることにより附加装置も減じ、設備
費、設置面積を減少させることができる脱水装置
を提供せんとするものである。
以下本発明の実施例を図面について説明する
と、第3図、第4図および第5図は、本発明の実
施例を示す広搾水幅脱水装置の概略説明図であ
る。図において6は加圧板で、上下に1対あり、
それぞれ内部に真空箱7を有し、同真空箱7に位
置する搾水部には、加圧板6に接するように、無
端の高強度ベルト8(例えばゴムベルト)、次に
無端の脱水フエルト9、連続湿紙1の順に配置さ
れ、圧搾脱水する構造になつている。また高強度
ベルト8および脱水フエルト9は、水の排出を容
易にするため多孔質となつている。
と、第3図、第4図および第5図は、本発明の実
施例を示す広搾水幅脱水装置の概略説明図であ
る。図において6は加圧板で、上下に1対あり、
それぞれ内部に真空箱7を有し、同真空箱7に位
置する搾水部には、加圧板6に接するように、無
端の高強度ベルト8(例えばゴムベルト)、次に
無端の脱水フエルト9、連続湿紙1の順に配置さ
れ、圧搾脱水する構造になつている。また高強度
ベルト8および脱水フエルト9は、水の排出を容
易にするため多孔質となつている。
加圧板6の圧接部は、入口から出口に向つてく
さび効果を得ることができるように傾斜し、これ
によつて漸次的に圧力差を生ぜしめるようになつ
ており、圧接部入口には調整ねじ10が設けら
れ、入口の開度を調整できるようになつている。
また圧接部出口には、一方の加圧板6にエアシリ
ンダを用いた加圧装置11が取付けられ、この働
きによつて加圧板6を加圧し、圧搾脱水する構造
となつている。また他方の加圧板6には高周波振
動装置12が接続され、加圧板6に高周波振動を
与えて、加圧板6と高強度ベルト8および脱水フ
エルト9との滑りを円滑にするようになつてい
る。
さび効果を得ることができるように傾斜し、これ
によつて漸次的に圧力差を生ぜしめるようになつ
ており、圧接部入口には調整ねじ10が設けら
れ、入口の開度を調整できるようになつている。
また圧接部出口には、一方の加圧板6にエアシリ
ンダを用いた加圧装置11が取付けられ、この働
きによつて加圧板6を加圧し、圧搾脱水する構造
となつている。また他方の加圧板6には高周波振
動装置12が接続され、加圧板6に高周波振動を
与えて、加圧板6と高強度ベルト8および脱水フ
エルト9との滑りを円滑にするようになつてい
る。
更に加圧板6には多数のサクシヨン穴が設けら
れ、湿紙1から脱水フエルト9、無端の高強度ベ
ルト8に移された圧搾水は、圧力差によつて加圧
板6の穴を通り、真空箱7に移される。真空箱7
は圧接部入口から出口に向つて複数の室に分割さ
れると共に、分割された室はそれぞれ異なつた真
空強さを有するように構成されている。また高強
度ベルト8および脱水フエルト9には、案内ロー
ル13によつて連続的に運転可能となつており、
とくに高強度ベルト8は、適当な位置に設置され
たロール14によつて高張力が与えられ、湿紙
1、脱水フエルト9を圧搾できるようになつてい
る。第4図はこの加圧方法による圧力分布を示
す。
れ、湿紙1から脱水フエルト9、無端の高強度ベ
ルト8に移された圧搾水は、圧力差によつて加圧
板6の穴を通り、真空箱7に移される。真空箱7
は圧接部入口から出口に向つて複数の室に分割さ
れると共に、分割された室はそれぞれ異なつた真
空強さを有するように構成されている。また高強
度ベルト8および脱水フエルト9には、案内ロー
ル13によつて連続的に運転可能となつており、
とくに高強度ベルト8は、適当な位置に設置され
たロール14によつて高張力が与えられ、湿紙
1、脱水フエルト9を圧搾できるようになつてい
る。第4図はこの加圧方法による圧力分布を示
す。
以上詳細に説明した如く本発明は、圧接部を傾
斜させてくさび効果を得られるようにした加圧板
と無端で多孔質の高強度ベルトとで広幅の圧搾部
を形成し、この圧搾部で湿紙および脱水フエルト
の圧搾・吸引脱水を行なうようにしたため、従来
のプレスロールニツプによるものよりもはるかに
大きい脱水時間が得られ、脱水量を増加すること
ができる。
斜させてくさび効果を得られるようにした加圧板
と無端で多孔質の高強度ベルトとで広幅の圧搾部
を形成し、この圧搾部で湿紙および脱水フエルト
の圧搾・吸引脱水を行なうようにしたため、従来
のプレスロールニツプによるものよりもはるかに
大きい脱水時間が得られ、脱水量を増加すること
ができる。
なお、加圧板にエアシリンダを用いた加圧装置
を取付け、かつ内部に真空箱を設けて真空作用も
大きいものが得られるようにすれば、脱水量もさ
らに大とするのに効果がある。これにより脱水量
と湿紙再湿量との比も増加するから、従来のよう
に複数の圧搾部の必要はなく、単一のものでよく
なり、附加装置も減少できるので設備費、設置面
積も著しく小さくできる。更に加圧板に高周波振
動装置を設ければ、これが効果的に働き、加圧板
と高強度ベルトとの滑りが円滑になる。
を取付け、かつ内部に真空箱を設けて真空作用も
大きいものが得られるようにすれば、脱水量もさ
らに大とするのに効果がある。これにより脱水量
と湿紙再湿量との比も増加するから、従来のよう
に複数の圧搾部の必要はなく、単一のものでよく
なり、附加装置も減少できるので設備費、設置面
積も著しく小さくできる。更に加圧板に高周波振
動装置を設ければ、これが効果的に働き、加圧板
と高強度ベルトとの滑りが円滑になる。
第1図は従来のプレスパートの1例を示す側面
図、第2図は第1図におけるプレスロールによる
圧力分布を示す説明図、第3図は本発明の実施例
を示す脱水装置の側面図、第4図は第3図の場合
の圧力分布を示す説明図、第5図は第3図におけ
る要部の拡大断面図である。 図の主要部の説明、1……連続湿紙、6……加
圧板、7……真空箱、8……高強度ベルト、9…
…脱水フエルト、11……加圧装置。
図、第2図は第1図におけるプレスロールによる
圧力分布を示す説明図、第3図は本発明の実施例
を示す脱水装置の側面図、第4図は第3図の場合
の圧力分布を示す説明図、第5図は第3図におけ
る要部の拡大断面図である。 図の主要部の説明、1……連続湿紙、6……加
圧板、7……真空箱、8……高強度ベルト、9…
…脱水フエルト、11……加圧装置。
Claims (1)
- 1 サクシヨン穴を有し圧搾部を傾斜させてくさ
び効果を得るようにした加圧板と、無端で多孔質
の高強度ベルトとにより広幅の圧搾部を形成し、
この圧搾部で湿紙及び脱水フエルトの圧搾・吸引
脱水を行なうことを特徴とする脱水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7756581A JPS57193590A (en) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | Dehydrator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7756581A JPS57193590A (en) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | Dehydrator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57193590A JPS57193590A (en) | 1982-11-27 |
JPS6219559B2 true JPS6219559B2 (ja) | 1987-04-30 |
Family
ID=13637527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7756581A Granted JPS57193590A (en) | 1981-05-22 | 1981-05-22 | Dehydrator |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57193590A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3708191A1 (de) * | 1987-03-13 | 1988-09-22 | Voith Gmbh J M | Nasspresse |
-
1981
- 1981-05-22 JP JP7756581A patent/JPS57193590A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57193590A (en) | 1982-11-27 |
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