JPS62193617A - 磁気分離装置における電磁フィルター内のフィルターメディアの再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は磁気分離装置に関する。

鉄鋼製品の製造乃至加工に伴って排出される例えば冷間
圧延用クーラント廃液の如き各種の廃液や更には生活排
水等、これらの未処理液を処理して該未処理液中の磁性
成分を分離回収する場合に磁気分離装置が使用される。

この種の磁気分離装置は、励磁コイルで形成される磁場
内のフィルターメディアで磁性成分を捕捉する電磁フィ
ルターを中核とする装置であるが、該電磁フィルターへ
上記のような未処理液を継続して通液し処理すると、そ
のフィルターメディアには逐次捕捉された磁性成分が蓄
積し、また油分等も付着するので、該電磁フィルターを
所期の通シ有効機能させるために、これを例えば定時的
に再生しなければならない。そこで、かかる磁気分離装
置は、その中核である電磁フィルターへ該電磁フィルタ
ーを再生するための蒸気及び圧縮空気並びに逆洗液がバ
ルブ類やタンク類等を介して適宜に導入され得るよう構
成されている。

本発明は電磁フィルターの再生操作に便宜を供し且つそ
の再生に使用する蒸気の熱エネルギーを有効利用するこ
とができる磁気分離装置に関するものである。

〈従来の技術、その問題点〉 従来一般に、未処理液の入口及び処理液の出口が開設さ
れた電磁フィルターの前記出口へ蒸気用配管及び加圧タ
ンクからの逆洗液用配管並びに受はタンクからの圧縮空
気用配管がそれぞれバルブ類を介して接続されておフ、
電磁フィルターの再生時に該電磁フィルター内へ前記出
口から前記入口へと、先ず圧縮空気を噴出させて電磁フ
ィルター内の滞留液を除去した後、次に蒸気を導入して
油分等と共にフィルターメディアへ強く固着することの
ある捕捉物乃至付着物を懐柔し、最後に予め蒸気で加温
しておいた逆洗液を圧縮空気と共に噴射するという磁気
分離装置が提案されている。

そしてこの場合、再生時に電磁フィルター内へ導入する
蒸気はその入口へ接続の配管から系外へと排出する構成
になっている（例えば特開昭５８−２１６７１３　）。

しかし、上記のような従来装置によると、再生時に導入
する蒸気がそのまま高温状態で系外へ排出されるため、
単に外観上好ましくないというだけでなく、相応の安全
対策が必要であシ、それだけ蒸気の熱エネルギーも無駄
になっているという問題点がある。

〈発明が解決しようとする問題点、その解決手段〉 本発明は、叙上の如き従来の問題点を解決して、電磁フ
ィルターの再生操作に便宜を供し且つその再生に使用す
る蒸気の熱エネルギーを有効利用することができる磁気
分離装置を提供するものである。

しかして本発明は、 未処理液の入口及び処理液の出口が開設された電磁フィ
ルターへ該電磁フィルターを再生するだめの蒸気及び圧
縮空気並びに逆洗液がバルブ類やタンク類等を介して適
宜に導入可能とされた磁気分離装置において、電磁フィ
ルターにおける未処理液の入口と逆洗液の加圧タンクと
が配管接続され、電磁フィルターの再生操作時に該電磁
フィルターへ導入する蒸気を逆洗液の加圧タンクへ返送
して該加圧タンク中の逆洗液を加温するように構成して
成ることを特徴とする磁気分離装置に係る０以下、図面
に基づいて本発明の構成を更に詳細に説明する。

〈実施例〉 第１図は本発明の一実施例を示す全体系統図である。励
磁コイル１１を外側に周設し、フィルターメディア１２
を内蔵する電磁フィルター２１に未処理液の入口３１及
び処理液の出口３２が開設されている。入口３１には未
処理液用の配管４１及び使用済み逆洗液排出用の配管４
２が、また出口３２には処理液用の配管４３、蒸気用の
配管４４、加圧タンク６１からの逆洗液用の配管４５及
び受はクンクロ２からの圧縮空気用の配管４６が、それ
ぞれ適宜に部分共用しつつ接続されていて、これらの各
配管４１〜４６にはバルブ７１〜７６が介在されている
。更に、未処理液用の配管４１と処理液用の配管４３と
はバルブ７７を介して短絡し得るように、加圧タンク６
１にはバルブ７８を介して逆洗液を送入し受はタンク６
２には圧縮空気を送入し得るように、加圧タンク６１内
へ送大した逆洗液をバルブ７９を介して蒸気加熱しその
一方で該加圧タンク６１内へ受はタンク６２からバルブ
８０を介して圧縮空気を導入し得るように、それぞれ配
管接続されている。

そして、電磁フィルター２１における未処理液の入口３
１と逆洗液の加圧タンク６１とがバルブ８１を介して蒸
気返送用の配管４７で接続されておシ、詳しくは後述す
るような電磁フィルター２１の再生操作時に、バルブ７
４及び蒸気用の配管４４を介して出口３２から電磁フィ
ルター２１へ導入する蒸気を逆洗液の加圧タンク６１へ
返送して該加圧タンク６１中へ予め送入しておいた逆洗
液を加温する構成となっている。

く作用等〉 次に、本発明の作用を第１図に示した実施例に基づいて
説明する。励磁コイル１１へ通電し、バルブ７１・配管
４１・電磁フィルター２１（ムロ３トフィルターメディ
ア１２１１出口３２）−配管４３・バルブ７３の経路で
未処理液を処理液に継続して磁気分離処理すると、フィ
ルターメディア１２へ逐次捕捉された磁性成分が蓄積し
また油分等も付着するので、該フィルターメディア１２
を内蔵する電磁フィルター２１を定時的に（例えば１時
間毎に）再生する。

再生操作は通常、以下の手順で行なう。先ず、受はタン
ク６２１１配管４６・バルブ７６１１電磁フイルター２
１（出口３２・フィルターメディア１２・入口３１、以
下この順序は同じ）・配管４トバルプ７７の経路で、圧
縮空気の噴出によシミ磁フィルター２１内の滞留液を除
去する。次に、バルブ７４．配管４４．電磁フィルター
２１．バルブ８１１１配管４７・加圧タンク６１の経路
で、電磁フィルター２１内へ蒸気を導入することによシ
油分等と共にフィルターメディア１２へ強く固着するこ
とのある捕捉物乃至付着物を懐柔しつつ余剰の蒸気を加
圧タンク６１へ返送して該蒸気によりバルブ７８を介し
て予め該加圧タンク６１内へ送入しておいた逆洗液を加
温する。加圧タンク６１内へ送入しておいた逆洗液はバ
ルブ７９を介して加圧タンク６１へ導入される蒸気によ
シ事前に加温されているが、バルブ８１及び配管４７を
含む上記の経路で加圧タンク６１へ返送される蒸気は該
加温の充分な補助となるのである。最後に、少なくとも
この段階では励磁コイル１１への通電を止め、受はタン
ク６２・バルブ８０・加圧タンク６１の経路で加圧タン
ク６１へ圧縮空気を導入しつつ加圧タンク６１・配管４
５・バルブ７５・電磁フィルター２トバルプ７２・配管
４２の経路で、電磁フィルター２１内へ加温された逆洗
液を噴射することによりフィルターメディア１２を充分
に洗浄して電磁フィルター２１を再生する。

以下は磁気分離処理・再生操作の繰シ返しである。

従来の磁気分離装置では、電磁フィルターの再生操作時
に電磁フィルターへ導入した蒸気の余剰分がそのまま高
温状態で系外へ排出されるため（第１図に示した実施例
の番号を引用すると、バルブ７４・配管４４・電磁フィ
ルター２１１１バルブ７２・配管４２の経路）、前述し
たような問題点があった。本発明では、以上説明した作
用を伴な　　゛う構成によりそのような従来の問題点を
解消できるのである。

例えば、鉄鋼製品の製造工程で使用した冷間圧延用クー
ラントを次の条件下に本発明に係る装置で磁気分離処理
・再生操作をすると、蒸気導入に伴なう外観上の問題は
発生せず、また特には安全対策も必要としないで、加圧
タンク内の逆洗用水を８４℃程度に加温しておけばよい
ため（返送される蒸気によシ逆洗用水は設定温度の９０
℃になる）、その分だけ熱エネルギーを有効利用するこ
とができる。

条件；電磁フィルター内径１０００ｍｍ、逆洗水量８．
５　Ｗｆ／回、逆洗水初期温度２０℃、逆洗水設定温度
９０℃、電磁フィルターへの導入蒸気量７ｓ、　ｓ　ｋ
ｙ７回、同蒸気エフ　夕にビー６５０　Ｋｃａｌ／ｋｇ
、逆洗頻度１回／時。

〈発明の効果〉 以上説明した通電であるから、本発明には、磁気分離装
置における電磁フィルターの再生操作時に該電磁フィル
ターへ導入の蒸気に起因する外観上の問題が全くなく、
また特には安全対策を必要とすることもなく、該蒸気の
熱エネルギーを有効利用することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体系統図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　未処理液の入口及び処理液の出口が開設された電磁
   フィルターへ該電磁フィルターを再生するための蒸気及
   び圧縮空気並びに逆洗液がバルブ類やタンク類等を介し
   て適宜に導入可能とされた磁気分離装置において、電磁
   フィルターにおける未処理液の入口と逆洗液の加圧タン
   クとが配管接続され、電磁フィルターの再生操作時に該
   電磁フィルターへ導入する蒸気を逆洗液の加圧タンクへ
   返送して該加圧タンク中の逆洗液を加温するように構成
   して成ることを特徴とする磁気分離装置。