JPS6219321A - 歯車型砥石 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は熱処理で高硬度になった歯車の最終仕上加工用
の歯車型砥石の形状に関する。

（従来の技術） 従来、熱処理で高硬度になった歯車の仕上加工は皿型砥
石や、ねじ状砥石を用いてインポリュー癲創成原理に基
づく創成研削か、所望の歯型に成した成形砥石を用いた
成形研削が行われていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、従来のこれら研削加工の場合、　□皿型
砥石による創成研削や、成形砥石による成形研削の場合
では、歯を一枚づつ仕上げて次の歯の　□仕上に移行せ
ねばならならず、またねじ状砥石に　□よる創成研削の
場合には、歯車の軸方向に小さな送りｉｇ！動を与えな
がら仕上するを要し、いずれの方法でも能率が悪く量産
歯車の加工には適していなかった。

特に内歯車を加工する場合には、その殆んどが成形研削
法で、内歯車内部に砥石、および砥石ヘッドを入れなけ
ればならないので、砥石の寸法に制限があるため、ヘッ
ドの剛性不足や、振動お　□よびこれらが砥石の早期損
耗を起こし、かつ成形　ｌ研削であるため、カッタの形
状がそのまま被加工　′歯車に移されるため、カッタの
精度以上の歯車組　、′度を得ることが困難で創成法に
比し、精度、能率　５ともに満足な加工結果を得ること
はできなかっ　′た６本発明は従来の研削方法がもつ以
上の如き間　二題点を解消し、かつ、高価な歯車研磨盤
を用いな　゛いで、既設のギアシェーパ等の歯切盤を利
用して、高能率、高精度の外歯車、および内歯車の創成
研削を可能とする歯車型砥石を提供することが発明が解
決しようとする問題点である。

（問題点を解決するための手段） 前記の問題点を解決するために本発明は次の如き構成を
採った。

第１図および、第２図について本発明にかかる砥石を説
明する０図はギアシェーパ等に用いられるようにした歯
車型砥石で、歯面全体は砥粒でできたピニオンカッタと
なり、ビニオンカッタは中央部に取付孔を有し、砥粒が
切削を実施する切刃となっている。さらにこの切刃は砥
石を軸方向に切削運動をさせるとき、徐々に切込が進行
し各砥粒に均一な切削負荷がかかるように、砥石歯車の
歯厚を歯筋方向の一端から徐々に増加させ、所定の歯厚
になった所で歯厚一定の部を設け、この歯厚一定の部で
仕上面の粗度を向上させる仕上研削を行う、この歯厚一
定の部の後は歯厚を徐々に減少させて逃げ部分を形成し
ている。

（作用） 以上の方法で製作された歯車型砥石をギアシェーパに取
付けて、研削すれば、ギアシェーパで切削する場合と全
く同一の創成運動が被切削物に与えられるので、砥石の
損耗が均一な高精度、高能率な外歯車、内歯車の創成研
削が可能となるのである。即ち、歯車型砥石は、ｆＭ筋
力方向研削運動を繰返しながら回転し、同時に被研削歯
車は歯車型砥石と歯数比に応じた回転運動をしながら研
削される。

（実施例） 第１図に砥石の外観斜視図を、第２図に第１図歯車型砥
石の断面図を示す、実施例ではいずれも、平歯車研削用
の砥石の例を示したが、歯車型砥石をはすば歯車用にす
ることもできる。１は歯面に存在する多数の砥粒で、超
砥粒を電着等の方法で形成させればよい、２は取付穴で
ビニオンカッタ等と同様ギアシェーパ等のカッタ　アー
μに挿入し３，４の部分を取付面として取付ける。

次にこの発明の歯車型砥石の実施例を４種例示する。

実施例１ 第３図は砥石の歯厚変化の状態を示したもので、第４図
におけるＢ−断面を、八−矢視図で示しである。

５．８は単なる逃げ部で、６の傾斜部は荒砥石部、７の
平行（歯厚一定）部分は仕上砥石部である６通常のギア
シェーパの運動をこの砥石に与えると、第３図Ｃの方向
に研削ｉｉｏを開始し点１２に至るまで、砥石の歯厚増
加分だけ切込研削が行われる。仕上部７では砥石の歯厚
は変化をしないので、被研削歯車の削り残し部は削り取
られて、寸法精度と面の粗度が向上する。そして砥石が
全部被研削歯車の歯筋方向を通過して抜終ったとき通常
のギアシェーパ切りと同様のりリービングモーションを
して次の研削工程に入る。以下同様のことが繰返されて
歯車が仕上げられてゆく。

実施例２ 本実施例は第５図に示すように第３図と同様、第４図に
おけるＢ−断面の歯厚の変化を示したもので、仕上砥石
部１６の両側に荒砥石部１５がある。これは実施例１に
おける如きリリービングンモーションを与えない場合に
有効な砥石の設計で、歯筋方向の行程の内１行きの行程
でも帰りの行程でも常に研削を行わせるもので、切削行
程に制約のある場合や、能率を上げようとする場合に有
効な方法である。

実施例３ 第６図に示す本実施例は第５図における仕上砥石部１６
の長さをＯとしたもので、仕上砥石部１８が両側の荒砥
石部１７の交差した部分より成っている。

実施例４ 第７図は第５図と同様な砥石であるが、歯厚の変化を直
線的変化から曲線的変化に変えたもので、第５図の１５
．１６の直線部分に曲線的変化を与えて、夫夫、荒砥石
部１９．仕上砥石部２０を形成している。

以上の説明で詳細に述べたように、歯厚を徐々に変化さ
ることにより荒砥石部の研削負荷を均一にし、歯厚を一
定とした仕上砥石部の寸法を正確に仕上げ、同時に仕上
面の粗度を向上するように、本発明の砥石は設計される
。

【図面の簡単な説明】

第１図は歯車型砥石の外観斜視図、第２図は歯車型砥石
の断面図、第３図は実施例１の砥石の歯厚変化を示す図
、第４図は歯厚変化を示すための切断面の図、第５図は
実施例２の砥石の歯厚変化を示す図、第６図は実施例３
の砥石の歯厚変化を示す図、第７図は実施例４の砥石の
歯厚変化を示す図である。 符号の説明： ｌ・・・砥粒、２−・・取付穴、３，４・・・取付面、
５，８・・・逃げ部、６，１５．１７，１９φ・・荒砥
石部、７，１６，１８，２０・・・仕上砥石部。 特許出願人　三菱重工業株式会社 復代理人　　弁理士　尾園鉄次部 第１図　　　　第２図 ■ 第５図　　　第６図　第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 製作完了の歯車とバックラッシュ０で噛合う歯車と同一
   プロフィルの歯車を仕上砥石部として持ち、仕上砥石部
   から歯筋方向の一端もしくは両端に向けて、歯車プロフ
   ィルの寸法が順次減少する荒砥石部を持つ歯車型砥石。