JPS62190883A

JPS62190883A - レ−ザ装置用電源装置

Info

Publication number: JPS62190883A
Application number: JP3436786A
Authority: JP
Inventors: Norio Takahashi; 鷹觜　紀雄
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1986-02-18
Filing date: 1986-02-18
Publication date: 1987-08-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、レーザ装置のための電源装置に関し、更に詳
細には、レーザ装置のための小型且つ安定な電源装置に
関する。

従来の技術レーザ装置において、レーザ管内で放電を誘起するため
には、数千ｖ以上にも及ぶ高電圧が必要であり、従って
、レーザ装置にはそのような高い電圧を供給する電源装
置が付属している。このような電源装置は発生電圧が高
いので、極めて高い耐電圧が要求されている。

高電圧に耐えられる電源装置は、高電圧素子を使用して
構成されていることはいうまでもないが、更に、実際の
使用に供される間に、回路内に堆積する塵埃等による絶
縁不良を回避することも、電源装置の設計に際して考慮
しなければならない課題である。

そこで、従来の高電圧電源装置においては、−般的に、
回路を構成する素子の間隔を広くとり、また、素子ある
いは回路を絶縁性の樹脂でモールドする等して回路内で
の絶縁を確保していた。

発明が解決すべき問題点しかしながら、回路素子相互の間隔を広くとることは、
必然的に装置の寸法を増大することになる。これは、単
に形態が大きくなり取扱が不便であることのみならず、
給電線が長くなることに対する保安上の危険さえ生じる
。また、材料の増加や部材としての強度を保持するため
に、電源装置の製造コストを押し上げるという欠点があ
る。

また、素子あるいは回路をモールドする方法は、絶縁性
の確保という点では高い性能を達成できるが、回路の一
部のみが劣化しあるいは故障を生じた場合でも、一体に
モールドされたものを全て交換する以外に修理の方法が
なく、維持費が極めて高価とならざるを得ないという欠
点がある。

そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、高
い耐電圧を保ちつつ小型で、更に、部材の劣化あるいは
故障に際しても、局部的な修理交換の可能なレーザ装置
用電源回路を提供することにある。

問題点を解決するための手段即ち、本発明に従いトランスと、該トランスの１次側巻
線に接続されたスイッチング回路と、前記トランスの２
次側巻線に接続された高圧整流用ダイオードおよび高圧
コンデンサとを有した電源回路と、該電源回路を収納しており、且つ該電源回路に電力を供
給する入力端子と、該電源回路から電力を取り出す出力
端子と、該電源回路の接地をとる接地端子とが気密に取
りつけられている開放可能な気密ケースとを具備しており、該気密ケース内には絶縁性の気体また
は液体が充填されていることを特徴とするレーザ装置用
電源装置が提供される。

罫月上記した本発明に従うレーデ装置用電源装置は、その電
源回路を気密に構成された気密ケース内に納めているの
で、塵埃が回路内に堆積することに起因する絶縁不良等
が生じることはない。従って、これに起因する絶縁不良
を考慮せずにその配置、寸法を決定することができるの
で、極めてコンパクトに作製することができる。

また、電源回路を納めたケース内に不活性気体あるいは
絶縁性の油類を充填しているので、通常の電源回路より
も耐電圧が高い。更に、回路の一部に故障、劣化などの
障害が生じた場合には、気密ケースを開いて、障害のあ
る部位のみを容易に交換あるいは修理することができる
ので、維持費用も比較的少なくすることができる。

実施例以下に、添付の図面を参照して本発明に従うレーザ装置
用電源装置についてより具体的に説明するが、以下に挙
げるものは本発明の１実施例にすぎず、本発明の技術的
範囲を何等制限するものではない。

第２図は、本発明を適用することのできるレーザ装置用
電源装置の電源回路の１例を示す回路図である。

第、２図において、トランス１の１次側は、一点鎖線に
よって包囲されるようなスイッチング回路を介して入力
端子５に接続されている。このスイッチング回路２は、
従来公知であるので、その詳細な説明は省略するが、入
力端子５から供給される直流電流を間欠的にトランス１
の１次側に供給するスイッチング素子と、出力電圧また
はそれに比例する電圧Ｖｏを検出して基準電圧と比較し
て、スイッチング素子の導通角を制御する制御回路部と
から基本的に構成されている。従って、スイッチング回
路２は、低電圧を取り扱うので、入力コンデンサ９を除
いて、ハイブリッドＩＣ化することができる。

また、トランス１の二次側に接続されるものは整流回路
であり、高電圧を扱うので、高耐電圧素子を用いて構成
する必要がある。第２図に示されるものは、高耐電圧の
コンデンサ２０〜２５および高耐電圧のダイオード２６
〜３１、出力抵抗３２等から構成される６倍電圧整流回
路であり、トランス１の２次側から供給される交流電圧
の６倍の電圧の直流を出力端子６と接地端子７との間に
発生する。

第１図は、上記したような電源回路を備える本発明に従
うレーザ装置用電源装置の構成を、その断面において示
す概略図である。

第２図において説明した電源回路に用いられる素子の内
、物理的に大きな形態を持つのちは、トランス１、スイ
ッチング回路用ハイブリッドＩＣ２、人力コンデンサ９
、コンデンサ２０〜２５およびダイオード２６〜３１、
出力抵抗３２等であり、これらは１枚の基板３に取りつ
けられて一体となっている。尚、これらの素子は第２図
と同じ参照番号で示されている。

このように組立られた電源回路は、本発明に従い、金属
製の容器５０内に収納される。この容器５０は、幅広の
上縁を有しており、その上縁に溝が設けられ弾力性のあ
る０リング５２が装着され、その上に金属製の蓋５１を
重ねられて閉じられている。

容器５０と蓋５１とは、ねじ５３で締結することにより
気密ケース４を構成する。

このとき、基板３は容器５０に機械的に固定されると同
時に、電気的にもその接地を容器５０に取っている。

蓋５１には、絶縁物を介して、電源回路の入力端子５お
よび出力端子６が取りつけられている。また、蓋５１に
は接地端子７がはんだ付けにより取りつけられている。

更に、蓋５１には、容器内に絶縁物質を注入するための
注入孔８が設けられており、上記電源装置を組み立てた
後、この注入孔８より絶縁油あるいは不活性ガス等の絶
縁物を気密ケース４内に充填する。尚、この注入孔８は
通常はキャップ等により封止され、ケース４内の気密を
保っている。

このように構成された電源回路の接地端子７および出力
端子６との間に、第２図に示すように、安定抵抗３３お
よびレーザ管３４を直列に接続することにより、レーザ
装置の電気回路が完成する。

発明の効果上述したように、本発明に従うレーザ装置の備える電源
装置は、その電源回路を、気密に構成されたケース内に
納められているので、塵埃が回路内に堆積することがな
く、これに起因する絶縁不良等が生じることはない。

従って、塵埃に起因する絶縁の低下あるいは短絡を考慮
せずにその構成素子の配置、寸法を決定することができ
るので、電源装置全体を極めてコンパクトに作製するこ
とができ、従って、レーザ装置全体の小型化・軽量化を
達成することが容易となる。

更に、電源回路を納めた気密ケース内に不活性気体ある
いは絶縁性の油類を充填しているので、同様の電気回路
を有する一般の電源回路よりも耐電圧性が高く、更に、
電源回路の一部に故障、劣化などの障害が生じた場合に
はケースを開いて、障害のある部位のみを容易に交換あ
るいは修理することができ、維持費用も比較的少なくす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従うレーザ装置用電源装置の１実施
例を示す断面図であり、第２図は、本発明を適用することのできるレーザ装置用
電源装置の電源回路の１例を示す回路図である。（主な参照番号）１・・・トランス、２・・・ハイブリッドＩＣ。３・・・基板、　　　４・・・ケース、５・・・入力端
子、　６・・・出力端子、７・・・接地端子、　８・・
・注入孔、２０〜２５・・・コンデンサ、２６〜３１・　・　・ダイオード、

Claims

【特許請求の範囲】トランスと、該トランスの１次側巻線に接続されたスイ
ッチング回路と、前記トランスの２次側巻線に接続され
た高圧整流用ダイオードおよび高圧コンデンサとを有し
た電源回路と、該電源回路を収納しており、且つ該電源回路に電力を供
給する入力端子と、該電源回路から電力を取り出す出力
端子と、該電源回路の接地をとる接地端子とが気密に取
りつけられている開放可能な気密ケースとを具備しており、該気密ケース内には絶縁性の気体また
は液体が充填されていることを特徴とするレーザ装置用
電源装置。