JPS62190682A - ヒータ線を内蔵したセラミックヒータの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はサウナ室や各種焼成室等で使用するセラミック
ヒータに関するものである。

（従来技術及び従来の問題点） 従来のセラミックヒータは発熱面体を基体に密着した面
状発熱体とヒータ線をノ＾体に内蔵したものがある。し
かしながら面状発熱体では高温発熱ができず且つ発熱面
が劣化して耐久性に乏しい問題点がある。またヒータ線
を内蔵したものでも、焼成したセラミックヒータの表面
に施した溝にヒータ線を配置させた後、該基体の表面を
粘土で被覆し２００〜３００℃の低温で焼付けして構成
するものであるためセラミックヒータ−がもろく耐久性
が劣る問題点が依然・として解消できず使用範囲も限ら
れる欠点もあった。

また、成形されたセラミック生素地にヒータ線を一体に
埋設して一体焼成することによりセラミックヒータとし
たものもあるが、ヒータ綿とセラミックとの熱膨張係炒
が異なるためヒータとしての使用時にヒータ線が膨張し
てセラミックの表面が剥離する問題点があることがらヒ
ータとしての使用温度が６００℃位までであり高温での
使用に限界があった。

（９，１夛１の目的） そこで本発明は、ヒータ線を高温焼成したセラミ、り自
体に筒単に内蔵できて高温発熱がてきるとＪ（に強度も
強くて耐久性に優れるセラミックヒータを提供すること
を目的としている。

（問題点を解決するための手段） このため本発明は、焼成時に焼失する可燃紐体を張設し
て鋳込型内の鋳込み空部に配置した状態でセラミック泥
漿をνを込んで紐体を埋設し−Ｃ成るセラミック基体生
素地を成形し、これを焼成して紐体の位置に生じた１Ｊ
Ｌ体焼失による通孔にヒータ線を通してと一ヌ線を配置
したことを要旨としている。

（作　用） （４）　ｉｆｆｆｆ燃上体設したため焼成時にそれが焼
失してセラミック基体内に通孔が生じることから焼成後
に該通孔にヒータ線を通すことでヒータ線を内蔵したセ
ラミックヒータが得られるのである。

（ａ）可燃紐体を張設した状態で鋳込型内の鋳込み空部
内に配置するため、セラミック泥漿を詩込んでも該紐体
が一線状に支持されることからセラミツクツ、（体生累
地内に埋設される紐体が一線状となるもので、それを焼
成することによりセラミックス（体内に形成される通孔
も一線状となってヒータ線を通し易くなるのである。

特に鋳込型の外局接合部に多数の接合用凹凸部を１役け
、その両方或いはいずれか一方の型の該凸部に紐体を収
容でき且つ鋳込型内の鋳込み空部と外部とを連通できる
収容溝を形成したものでは紐体な収容溝に収容して該凸
部で巻き返しながら張設すれば紐体を強く張設できるた
め紐体を一線状に配置できるのである。

（ハ）セラミック基体生素地の成形を泥ＷＮ込みで行う
ため厚みの薄いセラミックヒータとすることができると
共に該紐体に対する加圧を弱くできるため該紐体を一線
状に保持埋設できることになり、前記同様にそれを焼成
することによりセラミツクツ、（体内に形成される通孔
も一線状となってヒータ線を通し易ぐなるのである。

肉薄のセラミックヒータが要求されていることからこの
作用は大きいものである。

（実施例） 以下１本発明の詳細を図示実施例で説明する。

第１図で示す本例の厚み３．５ａ＋ａ＋のコージライト
セラミ７クヒータＳにおいは、まず：ｊＳＪ図に示す上
型ｌと第２図に示す下型２とから成る石膏型の下型２に
多数の接合用凸部２ａ、・・・を上面の型合わせ部に形
成すると共にその基部両側を切欠して紐体を通して配置
できる収容溝２ｂを形成している（第３図参照）。

また下型２の凸部２１間で形成された四部２Ｃに嵌合で
さる接合用凸部１ａを上型ｌの下面に突設すると共にそ
の先端両側を切欠して紐体を通して配置できる収容溝ｉ
ｂを形成している（第５図参照）、これら収容ＩＭ　ｌ
　ｂ　、　２　ｂは鋳込み空部と外部とを連通ずるもの
であり、型１，２を接合した場合に互いに対向配置して
第７図のように収容通路Ｋを形成するものである。

そして夫々の凸部２ａの収容溝２ｂに麻製の紐体３を巻
いて下型２の鋳込み空部Ｅ内にまたがって張１役係１ト
しく第２図仮想線参照）、紐体３の両広端を強く引っ張
った状態で第６図のように四部２ｃに凸部１ａが嵌合で
きるよう上型１を下型２に接合させる。

これにより、鋳込み空部Ｅ内に紐体３が多数列に・展設
配置され、この状態で上型ｌに１役けた鋳込み口１ｄか
らセラミック泥漿を注いで鋳込み、泥漿生地乾燥吸着後
、型外に露呈している凸部２ａ外周の紐体３の巻き返し
部３ａをカッターで切断する。ついで上型ｌを外すと共
に下型２から成形されたセラミック基体の生素地を堆り
出してさらに乾燥させる。そして施釉し或いは無施釉で
該生素地を１２６０’Ｃで焼成しセラミック基体を得る
のである。

この構成により紐体３が焼失するため紐体３の配置部に
夫々通孔が形成されるのであり、両端に開目した多数列
の通孔が形成さ、れることになる。

ついでセラミ−／り基体の外周にヒータ線隠蔽用凹１＋
■４を施す切削加工を施した後、一端の通孔からヒータ
！Ｉａ５を通し、夫々の開口部で折り返して次の列の通
孔に通すことによってセラミックヒータＳを形成するの
である。

このように本例によると、紐体３が焼失するためセラミ
ック基体内に通孔が簡単に形成でき、ヒータ線５を通孔
に通すだけで強度、耐久性等に優れるセラミックヒータ
が１１＃られるのである。

また、紐体３は収容１１ｇ！２ｂで巻付けが係ＩＦでき
るためその張設配置が筒中であり、しかも−Ｌ下型１．
２を接合した後でも紐体３を強く引っ張ることができる
ことがら泥漿鋳込みの際に生じる紐体３のたるみが矯正
できて紐体３を成形生素地内に直線状に支持環、１λで
きるのである。したがってセラミツクツ１（体内に得ら
れるヒータ線の通孔が直線状の透孔となってヒータ線の
挿入が容易となるのである。

なお、針金を鋳込み空部Ｅ内に配置して泥漿を鋳込んだ
後、針金を抜くことでも成形生素地内に通孔を形成でき
るが、生素地から針金を抜くタイミングが非常に難しく
常時監視をする必要があってＩＧ実上困難である。即ち
、生素地がまだ軟らかい時に針金を抜いた場合は吸い込
み現象が起こって生素地が通孔内に入り込み通孔が遮断
される等の問題が生じる。また逆に生素地が硬くなった
場合では針金が抜けず、無理に抜くと生素地が壊れるこ
とになって採用できないのである。さらに、針金を配置
しプレス等で生素地を成形する手段も考えられるが、プ
レスの際に針金が変形して曲がるため針金を抜くと生素
地が壊されると共に真直な通孔が得られない欠点が生じ
ることになる。

（発明の構成） 本例は前記のように構成した゛が本発明においてはこれ
に限定されない０例えば、紐体の素材は問わず、　ｆｉ
７燃性で焼失するものならビニール等でもよい、また、
紐体の配置状態、即ち１通孔やヒータ線の配置状１庄；
も適宜である。さらにセラミック基体の形状、材質も任
意である。なお、ヒータ線の種類も限定されない。

また鋳込型の夫々の接合面に嵌合できる接合用凹凸部を
設け、その凸部で紐体を係止収容する構成のものでは該
凸部に形成する収容溝の形状１部位も適宜であり、第８
図或いは第９図のように形成してもよい、さらに通孔部
にヒータ線を密着させるため接着剤をヒータ線に塗布し
或いは接着剤や充填材、殊にＭｇＯを主成分とする＃熱
性、耐電圧性の充填材を通孔に流し込んで通孔を充填し
て密閉してもよい。

要するに本発す１は、焼成時に焼失する可燃紐体を張設
して鋳込型内の鋳込み空部内に配置した状！胆でセラミ
ック泥漿を鋳込んで紐体を埋設して成るセラミック基体
生素地を成形し、これを焼成して紐体の位置に生じた紐
体焼失による通孔にヒータ線を通してヒータ線を配置し
たことを實旨とするセラミックヒータである。

（発明の効果） したがって本発明によると、焼失する可燃紐体を用いる
ことによりセラミック基体に通孔を筒中に形成できるヒ
ータ線を通すだけで高温で焼成された強度、Ｉ６１候性
、耐薬品性、耐久性等に優れたセラミックヒータが得ら
れるのである。

また詩込み泥漿のため紐体を強く張設することで生素地
中の紐体を真直に埋設できてヒータ線を通す通孔を真直
状にできるためヒータ線の取り付作業が８抹となること
、また鋳込み成形のため厚みの薄いセラミックヒータを
得ることができることの効果も大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、 第２図はその鋳込型の下型の斜視図。 第３図は第２図の要部拡大斜視図、 第４図はその鋳込型の１型の底面を上にした斜視図、 第５図は第４図の要部拡大斜視図。 第６図は紐体を張設して型を接合させ鋳込んだ状ｙこの
一部断面側面図。 第７図は第６図における要部拡大縦断側面図、第８図及
び第９図は夫々別個の第７図に相当する型合わせ部の要
部拡大縦断側面図である。 ４：凹溝、に：収容通路、Ｅ：鋳込み空部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）焼成時に焼失する可燃紐体を張設して鋳込型内の
   鋳込み空部内に配置した状態でセラミック泥漿を鋳込ん
   で紐体を埋設して成るセラミック基体生素地を成形し、
   これを焼成して紐体の位置に生じた紐体焼失による通孔
   にヒータ線を通してヒータ線を配置したことを特徴とす
   るヒータ線を内蔵したセラミックヒータ。
2. （２）通孔を両側に開口させて通孔を多数列平行に設け
   たセラミック基体とした特許請求の範囲第１項記載のセ
   ラミックヒータ。
3. （３）鋳込型を石膏型の分割体とし、夫々その外周の対
   面接合部に多数の接合用凹凸部を設けると共にその両方
   或いはいずれか一方の型の該凸部に紐体を収容でき且つ
   鋳込型内の鋳込み空部と外部とを連通できる収容溝を形
   成して成り、紐体を収容溝に通しその両側部側を該凸部
   で巻き返して一連に張設係止した特許請求の範囲第１項
   または第２項記載のセラミックヒータ。