JPS6218837A - 架空共同地線を用いた通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、信頼性を維持しながらコストダウンを図った
架空共同地線を用いた通信方式に関する。

〔従来の技術〕

従来の通信方式として、例えば、需要家の積算電力計を
読み取った積算値に応じてＦＳ変調した高周波信号を高
圧配電線あるいは低圧配電線を介して伝送し、これを管
理センターで受信して自動検針するようにしたものがあ
る。

この通信方式において、通信媒体として高圧配電線を利
用するものは、中継器と高圧配電線の間に高圧結合器を
位置させ、これによって中継器と高圧配電線の間で高周
波信号を送受するようになっている。一方、通信媒体と
して低圧配電線を利用するものは、低圧配電線間にＦＳ
変調した高周波信号を注入させるものであり、低圧線バ
ンク間にバンク間結合器を位置させている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来の通信方式によれば、高圧配電線を利用す
るものにあっては、高圧結合器としての結合コンデンサ
ーや絶縁トランス等に電圧レベルに応じた絶縁が必要に
なるため、コスト高になる。また、低圧配電線を利用と
するものにあっては、バンク間結合器を必要とするため
コスト高になる。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は、上
記に鑑みてなされたものであり、信顛性を低下せずにコ
ストダウンを図るため、低圧配電線の架空共同地線の接
地手段を高周波信号に対して高インピーダンスにすると
ともに架空共同地線と大地間に高周波信号伝送用の閉回
路を構成して高周波信号を伝送するようにした通信方式
を提供するものである。

〔実施例〕

以下、本発明による架空共同地線を用いた通信方式を詳
細に説明する。

第１図は本発明の第１の実施例を示し、６．６（ＫＶ）
の３相３線弐の高圧配電線Ｒ，Ｓ、Ｔと１００／２００
　（Ｖ　：ｌの単相３線式の低圧配電線Ｘ、Ｙ、Ｚは降
圧トランス１０によって接続されており、Ｚで示した線
は架空共同地線となっている。この架空共同地線Ｚは高
周波信号に対して高インピーダンスとなるブロッキング
コイル２０とサージアブソーバとなるアレスタ３０を並
列接続した接地回路４０を介して接地されており、また
、低圧配電線Ｙ−Ｚには積算電力計５０が接続され、こ
の積算電力計５０には検針用端末部６０が接続され、積
算電力計５０と検針用端末部６０によって端末ユニット
７０を構成し、端末ユニット７０は接地されている。架
空共同地線Ｚは一点において端末ユニソ１−７０を介し
て接地され、他の点においてコンデンサー８０および結
合コイル９０の直列回路を介して接地されている。結合
コイル９０は中継器１００の一方の結合コイル１１０と
対向しており、他方の結合コイル１２０は高圧配電線Ｔ
に接続されたコンデンサー１３０および結合コイル１４
０の直列回路の結合コイル１４０と対向している。この
回路によって点線矢印で図示した高周波信号の閉回路が
構成される。

以上の構成において、高圧配電線Ｔを介して送信されて
きた制御信号は結合コイル１２０．１４０の誘導結合に
よって中継器１００に入力し、中継器１００から結合コ
イル１１０．９０の誘導結合によって共同架空地線Ｚへ
出力される。共同架空地線Ｚへ出力された制御信号は端
末ユニット７０を制御し、検針用端末部６０に積算電力
計５０の積算値を読み取らせる。読み取られた積算値は
端末ユニット７０から大地を経て結合コイル９０．１１
０の誘導結合によって中継器１００に入力し、そこに一
旦記憶される。記憶された積算値は読み出し指令によっ
て読み出され、結合コイル１２０．１４０の誘導結合に
よって高圧配電線Ｔへ出力されて管理センターのホスト
コンピュータに入力され、そこで所定の演算処理を受け
る。

第２図は本発明の第２の実施例を示し、第１の実施例と
同一の部分は同一の引用数字で示したので重複する説明
は省略するが、端末ユニット７０の接地線を省略し、一
方、変圧器１０の低圧側に接地用コンデンサー１５０を
設けて点線矢印で示した閉回路を構成したものである。

尚、第１図および第２図において、接地回路４０のブロ
ッキングコイル２０は高周波信号に対して高インピーダ
ンスを示すが、直流あるいは低周波成分に対して接地効
果を有する。また、アレスタ３０は架空共同地、ｖ！Ｚ
のサージを吸収して大地へ放流する。

以上述べた第１および第２の実施例では積算電力計の自
動検針について述べたが、これに限定するものではなく
、配電線路に接続される他の機器を制御するようにして
も良い。

また、第１図および第２図は１ブロツクだけを示したが
、架空共同地線は全てのバンクに共通に連接されている
のでブロッキングコイルを用いると広範囲な伝送路とし
て使用することができる。

〔発明の効果〕

以上説明した通り、本発明による架空共同地線を用いた
通信方式によれば、架空共同地線の接地手段を高周波信
号に対して高インピーダンスにするとともに架空共同地
線と大地間に高周波信号伝送用の閉回路を構成して高周
波信号を伝送するようにしたため、信頼性を低下せずに
コストダウンを図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の第１および第２の実施例
を示すブロック図である。 符号の説明 Ｘ、Ｙ、Ｚ−−−−−−低圧配電線（Ｚ−架空共同地線
）１０−−−−変圧器　　　　　２０−−−−−−−ア
ース用コイル３０−−−−−アレスタ　　　　５０−−
−−−−一積算電力計６０−−−−−−検針用端末部　
１０１−中継器特許出願人　株式会社三英社製作所 代理人　　弁理士　　　松　　原　　伸　　２同　　　
　　　同　　　　　　村　　　木　　　′清　　　用量
　　　　　　同　　　　　　平　　　１）　　忠　　　
離開　　　　　　同　　　　　　上　　　島　　　淳　
　　−ｏｌ　　ｖ）ｌ− ヴ■ト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 中性線として架空共同地線を有する低圧配電線において
   、 前記架空共同地線のブロック境界点および接地点で低周
   波成分を接地し、高周波成分に対して所定のインピーダ
   ンス値を有したブロッキングコイル、および該ブロッキ
   ングコイルと並列に設けられたサージアブソーバより成
   る低周波接地手段と、 前記架空共同地線の所定の点で低周波成分を遮断し、高
   周波成分を接地する高周波接地手段と、 入出力端子の一端を前記架空共同地線に接続され、その
   他端を直接あるいは間接的に接地され、前記低圧配電線
   より負荷へ供給された電力の積算値を読み取る検針用端
   末部あるいは他の被制御用機器とを備え、 前記高周波接地手段によって前記架空共同地線と大地間
   に形成される閉回路に前記検針用端末部あるいは前記被
   制御用機器を位置させ、該閉回路を介して前記積算値等
   のデータあるいは制御信号等を高周波信号として伝送す
   ることを特徴とする架空共同地線を用いた通信方式。