JPS62186840A - スリツト投影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、スリット投影像のチルティング機構を有する
スリット投影装置に関するものである。

［従来の技術］ 眼球が完全な透明体でなく、入射した光が僅かではある
が散乱されることを利用したスリットランプを用いて、
眼球にスリット像を投影し、その光切断像を拡大観察す
るスリットランプ検査は。

眼科の診療やコンタクトレンズ装着時の眼底、前房隅角
の観察の際に広く行われている。この時に、角膜や水晶
体、或いはコンタクトレンズ表面からの正反射光が除去
されていないと観察に支障をきたすため、スリット像を
水平にする必要を生ずる場合がある。また、この水平ス
リット像を被検眼上に結像させる際に、照射角を上下・
左右に変化させることにより、被検眼の種々の角度から
のスリット切断像を得ることができ、被検眼の全体の状
態を知ることができる。水平スリット像を水平方向に移
動する所謂パンニングによる照射角度の調整は比較的簡
単に行うことができるが、鉛直方向に移動する所謂チル
ティングによル照射角度の調整は、複雑な機構によっテ
行われ−ｃいる。

第２図は従来の典型的な鉛直方向の投影角調整機構を有
するスリット投影装置の構成図である。

この第２図において、光源１から出射した光束は、コン
デンサレンズ２を通りスリット３．イメージローチータ
ブリズム４の回転により所定の方向つまり水平方向を向
くスリット像とされ、更に投影レンズ５を介して反射鏡
６で方向転換され、被検眼Ｅの附近の所定位置に水平ス
リット像を結像する。この投影光学系では、スリット像
の照射角度を水平方向からθだけ鉛直方向に変化させる
には、反射鏡６を実線位置から点線位置まで下降させる
と共に、水平方向に対して角度αで傾設されていた反射
鏡６を角度α＋θ／２とし、更に光路差を補正するため
に投影レンズ５も実線位置から点線位置まで下降させな
ければならない。

このような大掛かりな可動部を有する機構は、装置が大
型となり高価となる上に、更に切換えに時間を要する欠
点がある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上述の従来装設のように複数個の光学
部材を複雑に移動させることなく、簡便に被検眼上にス
リット像を所定角度で照射可能とし、そのために特に付
加する光学部材を持たないスリット投影装置を提供する
ことにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は。

照明光源からの光をスリットを介してスリット像として
被検眼上に投影する投影光学系と、前記スリット像を拡
大観察するための観察光学系とを備えた装置であって、
前記投影光学系は光路偏向手段としての反射部材を有し
、該反射部材はその近傍に設けた光軸と直交する固定の
回転軸に対し所定角度回転し、略水平方向及び所定の仰
角を持って前記反射部材の内部で反射する光路と前記反
射部材の外部で反射する光路とを選択使用することによ
り、被検眼にスリット像を投影することを特徴とするス
リット投影装置である。

［発明の実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図において、１１はハロゲンランプ等を用いた光源
であり、この光源１１の光軸０上には、順次にコンデン
サレンズ１２、スリット１３、スリット像回転のための
イメージローチータブリズム１４、投影レンズ１５、反
射プリズム１６が配置されている０、そして、投影位置
にある被検眼Ｅと反射プリズム１６とを結ぶ延長上には
、投影像を拡大観察するための双眼実体顕微鏡１７が配
置されている。なお、この実体顕微鏡１７の焦点位置の
調整、及び被検眼Ｅを中心に投影光学系と実体顕微鏡１
７を水平面内で回転を行うパンニング機構は図示を省略
している。

従って、光源１１から出射した光は、集光レンズ１２に
よりスリット１３を照明し、イメージローテータ１４を
通り投影レンズ１５により屈折され、反射プリズム１６
により光路の方向を変えられて水平方向からスリット像
を被検眼Ｅ上に結像する。また、仰角を持って被検眼Ｅ
上にスリット像を結像する場合は１反射プリズム１６を
紙面に垂直な方向へ回転軸Ｐを中心にφだけ回軸するこ
とにより行う、いま５仰角をθとすると、プリズムの回
転角φとの関係は、 φ；１８０°−θ／２ なる関係で表される。また、第１図から判るように水平
方向からスリットを投影した場合と、仰角を持ってスリ
ットを投影した場合には光路長が変化するが、水平方向
から投影する場合には反射プリズム１６内を光束が通る
ので、反射プリズム１６の屈折率Ｎとすると、実際に反
射プリズム１６内を通る光路長りからの空気換算長はＤ
／Ｎとなり、反射プリズム１６の大きさと屈折率Ｎを適
当に選択することで光路長の差を補正することができる
。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係るスリット投影装置は、
反射部材を所定角度回転するだけで、容易にスリット像
の仰角方向の角度変更を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は本発明に係るスリット投影装置の一実施例
の構成図を示し、第２図は従来例の構成図である。 符号１１は光源、１２は集光レンズ、１３はスリット、
１４はイメージローテータ、１５は投影レンズ、１６は
反射プリズム、１７は実体顕微鏡である。 特許出願人　　　キャノン株式会社 第１ｒ：ＸＪ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、照明光源からの光をスリットを介してスリット像と
   して被検眼上に投影する投影光学系と、前記スリット像
   を拡大観察するための観察光学系とを備えた装置であっ
   て、前記投影光学系は光路偏向手段としての反射部材を
   有し、該反射部材はその近傍に設けた光軸と直交する固
   定の回転軸に対し所定角度回転し、略水平方向及び所定
   の仰角を持って前記反射部材の内部で反射する光路と前
   記反射部材の外部で反射する光路とを選択使用すること
   により、被検眼にスリット像を投影することを特徴とす
   るスリット投影装置。 ２、前記反射部材はプリズムとした特許請求の範囲第１
   項に記載のスリット投影装置。