JPS62186075A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫等に使用される密閉型電動圧縮機に関す
るものである。

従来の技術 近年、密閉型電動圧縮機（以下圧縮機という）は、エネ
ルギー効率の高いものが求められ、吸込冷媒ガスの加熱
を低減し、吸込ガス比容積の増加を防止して圧縮機の容
積効率を向上させる方法が提言されている（例えば、実
開昭６０−１６７１７１号公報）。以下図面を参照しな
がら上述した従来の圧縮機の一例について説明する。

第５図は従来の圧縮機の平断面図、第６図は従来の圧縮
機の要部平面図である。第５図〜第６図に示す如く、合
成樹脂製の吸込消音器１の連通管２は、圧縮要素３のシ
リンダ４を閉塞するバルブプレート６の吸入孔６に直に
接続する構造であった。７は吸込消音器１を固定するボ
ルトである。

以上のように構成された圧縮機について以下その動作を
説明する。

吸込消音器１に入った吸込冷媒ガスは連通管２から直に
吸入孔６に入るため吸込冷媒ガスの加熱はかなりおさえ
られる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、シリンダ部より温
度が低い冷凍機油をシリンダの冷却に利用できないだめ
、シリンダが加熱され、吸込冷媒も加熱されるという問
題点があった。又、バルブプレートの板厚は３〜４騙の
薄いものであり連通管をバルブプレートの吸入穴に浅い
座を設けて直に接続すると両者が外れやすいという問題
点があった。更に、吸込消音器１の固定用に専用ボルト
７が必要であった。

本発明は上記問題点に鑑み吸込冷媒が加熱されないよう
にしてエネルギー効率の高い圧縮機を提供すると共に、
吸込消音器１の固定用専用ボルトを不要にするものであ
る。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するため本発明の圧縮機は、上端にオ
イルの導路が設けられたシリンダと、吸入穴を有しシリ
ンダの端面に配設されたバルブプレートと、上端から中
央附近まで、略Ｖ字状の切欠きがあり、記バルブプレー
トの吸入穴に連通した穴を有し前記バルブプレートを蓋
するシリンダヘッドと、シリンダヘッドの穴にさしこま
れたサクションマフラーの連通管と前記サクションマフ
ラーの連通管を係止するｗ４帝とを備え、前記′ｓ４帯
をシリンダヘッドと固定したもおである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、圧縮機の運転中、シリ
ンダとシリンダヘッドの温度よりも低い温度のオイルが
流出してシリンダとバルブプレートとシリンダヘッドを
冷却するため、加熱がおさえられ、吸込冷媒も加熱され
る度合いが小さく１、シリンダに吸入される吸込冷媒は
密度の濃いガスとなって冷凍能力の向上が犬で、エネル
ギー効率の向上が計られる。

一方、連通管とシリンダヘッドとの接続は、シリンダヘ
ッドの一部に厚さを充分にもたせた専用の穴を設け、サ
クションマフラ一連通管を挿入したので両者が外れやす
いという問題が解決されるものである。更に銅帯の使用
により吸込消音器の固定用専用ボルトが不要となる。

実施例 以下本発明の一実施例の圧縮機について図面を参照しな
がら説明する。第１図は本発明の一実施施例における圧
縮機の断面図、第２図は第１図の■−■矢視断面図、第
３図は第１図の１１矢視断面図、第４図は第３図の■−
■矢視断面図である。

第１図〜第４図において、６０は圧縮機であり、密閉ケ
ース５１内には、電動要素５２と圧縮要素６３とが弾性
支持されている。６４は圧縮要素５３−ドロ６、バルブ
プレート６６、シリンダヘッド６７が、ボルト６８によ
って取付けられている。

５６ａはバルブプレート６６の吸入穴であり、シリンダ
ヘッド６７の貫通穴５７ａと連通している。

この貫通穴５７ａには、サクションマフラー６９の連通
管６ｏが挿入されている。５７ｂはシリンダヘッド６７
の略Ｖ字状の切欠きである。６１は連通管６ｏを係止し
た銅帯であり、シリンダヘッド６７と一体に固定用ボル
ト５８で共締めされている。６２は密閉ケース５１の下
部に貯溜したオイルである。

以上のように構成された圧縮機について、第１図〜第２
図によりその動作を説明する。

圧縮機が運転を始めると、圧縮機から吐出されたガスは
冷凍サイクル（図示していない）からサクションチュー
ブを通ってサクションマフラー６９に入り連通管６ｏを
通ってシリンダ６４内に吸入される。吸入冷媒が加熱さ
れないように、シリンダ６４とシリンダヘッド６７の温
度（１４０″Ｃ程度）よりも低い温度のオイル６２ａ（
１００″Ｃ程度）でシリンダ６４とシリンダヘッド６７
を冷却する。

一方、連通管６ｏは鋼帯６１で係止され、シリンダヘッ
ド５７と一体に共締めされたので、サクションマフラー
５９の固定用専用ボルトは不要となる。

以上のように本実施例によれば、上端にオイルの導路５
４ａが設けられたシリンダ５４と、吸入穴５６ａを有し
シリンダ５４の端面に配設されたバルブプレート５６と
、上端から中央附近まで略Ｖ字状の切欠きｓｙｂがあり
、前記バルブプレート５６の吸入穴５６ａに連通した穴
を有し、前記バルブプレート５６を蓋するシリンダへノ
ド５７と、シリンダヘッド５７の穴５７ａにさしこまれ
たサクションマフラー５９の連通管６ｏとにより成るこ
とにより、シリンダ５４とシリンダヘッド５７がオイル
６２ａで冷却されるためシリンダ内に吸入されるガスの
温度が低く、密度の濃いガスとなるので冷凍能力が向上
しエネルギー効率の高い圧縮機が得られる。

一方、連通管６ｏは鋼帯６１で係止され、シリンダへノ
ド５７と一体に共締めされたので、サクションマフラー
５９の固定用専用ボルトは不要となる。

発明の効果 以上のように本発明は、上端にオイル導路が設けられた
シリンダと、吸入穴を有しシリンダの端面に配設された
バルブプレートと、上端から中央附近まで略Ｖ字状の切
欠きがあり前記バルブプレートの吸入穴に連通した穴を
有し、前記バルブプレートｔ−ｉするシリンダヘッドト
、シリンダヘッドの穴にさしこまれたサクションマフラ
ーの連通管と、この連通管を係止する銅帯とを備え、前
記鋼帯をシリンダヘッドと固定したものであり次に掲げ
る効果がある。

（イ）冷凍能力が向上しエネルギー効率のよい圧縮機が
得られる。

（ロ）サタンヨンマフラーの固定用専用ボルトが不要と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における圧縮機の断面図、第
２図は第１図の■−■矢視断面図、第３図は第１図の■
−■矢視断面図、第４図は第３図の■−ＩＶ矢視断面図
、第５図は従来の圧縮機の断面図、第６図は従来の圧縮
機の要部平面図である。 ド、５７ａ・・・・・・貫通穴、５７ｂ・・・・・・略
Ｖ字状の切欠き、５９・・・・・・サクションマフラー
、６０・・・・・・連通管、６１・・・・・・鋼帯。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名！；
４ｔｔ−−−オイルＱ導路 ５７−　シソンダーヘッド ５７の−吟Ｖ字状の切欠き ５勾−オイルへ導路 ５４−一−シソンダー 第　３　図　　　　　　　　　　５７−　　シワングー
ヘッド第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上端にオイルの導路が設けられたシリンダと、吸入穴を
   有しシリンダの端面に配設されたバルブプレートと、上
   端から中央附近まで略Ｖ字状の切欠きがあり前記バルブ
   プレートの吸入穴に連通した穴を有し前記バルブプレー
   トを蓋するシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの穴
   にさしこまれたサクションマフラーの連通管と、前記サ
   クションマフラーの連通管を係止する鋼帯とを備え、前
   記鋼帯をシリンダヘッドと固定したことを特徴とする密
   閉型電動圧縮機。