JPS62185852A - 電気ヒ−タ用発熱線およびその製造方法 - Google Patents

電気ヒ−タ用発熱線およびその製造方法

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JPS62185852A
JPS62185852A JP61026828A JP2682886A JPS62185852A JP S62185852 A JPS62185852 A JP S62185852A JP 61026828 A JP61026828 A JP 61026828A JP 2682886 A JP2682886 A JP 2682886A JP S62185852 A JPS62185852 A JP S62185852A
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JP
Japan
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wire
heating wire
electric heater
weight
alloy
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Pending
Application number
JP61026828A
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English (en)
Inventor
Takashi Fujita
隆 藤田
Tomoyuki Katsumata
勝亦 朋之
Kazuya Tsujimoto
和也 辻本
Noriaki Yagi
典章 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は電気ヒータ用発熱線およびその製造方法に関し
、さらに詳しくは、常用温度が高いためヒータのエネル
ギー密度を高くして小型化することができ、しかも耐酸
化性、耐食性および耐熱性に優れた電気ヒータ用発熱線
と、該発熱線を高歩留りで製造する方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来、電気ヒータの発熱線用材料としては、例えば、J
IS  C2521に規定されるニッケルークロム第1
種(Cr含有量18〜20重量%、残部Ni)およびニ
ッケルークロム第2種(Cr含有量15〜18重量%、
Fe含有量20重量%以下、残部Ni)などのN i 
−Cr系合金が重用されている。
ところが、これらのNi−Cr系合金は常用温度(最高
使用温度)が800−1000℃と低いため、エネルギ
ー密度を充分に高めることができず、その結果、ヒータ
の小型化が阻まれるという不都合がある。また、このよ
うなNi−Cr合金よりなる発熱線は耐酸化性、耐食性
が充分でないため、使用中に焼けこげが発生したり、ア
ルイは、HF、HNO3,H2SOa ftどの薬品お
よびこれらのガス(ミスト)に曝される雰囲気ではこれ
らの付着によりスケールが急速に生じ、ひいてはヒータ
が断線するなどの問題がある。
一方、上述のNi−Cr系合金は、加工性があまり良好
でないため、かかる合金よりなる発熱線は一般に次のよ
うにして製造される。すなわち。
各合金成分元素を溶解、鋳造後、熱間圧延したのち、発
熱線として所望の線径とするために、多段の伸線加工を
行なうことにより順次線径を減じていることが一般的で
ある。そして、この多段の伸線加工工程にあっては、各
伸線工程終了後に、線材の加工歪みを除去する目的で焼
鈍が行なわれる。従来、この焼鈍工程は、真空中、11
50〜1250℃において行なわれる熱処理工程とそれ
に続く急冷工程とから構成されており、この急冷工程は
窒素(N2)ガスを吹きつけることにより行なわれてい
る。
しかるに、このような従来の製造方法によると、伸線工
程において線材表面に割れなどの不良゛が多発して歩留
りが低下するという問題がある。
この現象はとくに2段目以降の伸線工程で顕著であり、
また線材のCr含有量が多い程甚しいという問題がある
。したがって、1回の伸線工程の加工率を高くすること
ができない(最大でも20%程度)ため、伸線回数が増
加し、その結果、製造に要する時間の長大化、製造コス
トの増加および寸法精度の低下などを招来する。
[発明の目的] 本発明は、従来のかかる問題を解消し、第1に、エネル
ギー密度が高くヒータの小型化が可能で、しかも、耐酸
化性、耐食性に優れた電気ヒータ用発熱線と、該発熱線
を高い寸法精度および高い品質で低廉に製造しうる方法
の提供を目的とする。
[発明の概要] 本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結
果、次のような知見を得た。すなわち。
まず、上述した従来の発熱線材料に代えて、高い含有率
でクロムを含むNi−Cr合金を使用すると、常用温度
が1100℃となってエネルギー密度が増大し、しかも
、耐酸化性や耐食性も向上する。また、上述した従来の
製造方法にあって伸線加工工程で線材表面に割れなどが
発生する原因は焼鈍後の急冷工程でN2ガスを使用する
ため線材表面に脆化の原因となる窒化物が形成されるこ
とにあるという事実を見出した。そこで、本発明者らは
、これら2つの知見にもとづいて種々検討を加え最適な
Cr含有量および急冷処理方法を決定して本発明を完成
するに到った。
すなわち、本発明の電気ヒータ用発熱線は、20重量%
を超え50重量%以下のクロムを含有し、残部が実質的
にニッケルよりなる合金からなることを特徴し、その製
造方法は、20重量%を超え50i1(量%以下のクロ
ムを含有し、残部がニッケルよりなる合金を鋳造後、熱
間加工する工程と;これを伸線加工する工程と:真空中
、1150〜1250℃で熱処理したのち、不活性ガス
により急冷する工程とを含むことを特徴とする。
本発明の電気ヒータ用発熱線に使用するNi−Cr系合
金は上述したように20重量%を超え50重量%以下の
Crを含有するものである。
このCrの含有量が20重量%以下である場合には常用
温度が低下しエネルギー密度が小さくなるとともに、耐
熱性、耐食性および耐酸化性が不十分となり、逆に、5
0ii量%を超えると得られたNi−Cr合金の熱間お
よび冷間加工性が著しく低下してしまうという問題が生
ずる。Crの含有量の好ましい範囲は30〜50重量%
であり、さらに好ましい範囲は42〜48重量%である
なお、上記のN i −Cr系合金には、必要に応じて
1、Ti、AfL、Si、Mn、Zr、C1Mg、Y、
B、W、Nb、Hf、V、Mo、TaおよびFeなどを
添加してもよい、これらの添加元素のうち、Mn、Z 
r、C,Mg、Y、Bは熱間加工性の向上に資する成分
であり、Ti。
AfL、Siは同じく熱間加工性の向上に資するととも
に耐食性、耐酸化性を向上せしめるのに有効である。ま
た、W、Nb、Hf、V、MoおよびTaを添加すると
耐熱性を向上させることができる。これらの添加元素の
含有量は3重量%以下とすることが好ましい。かかる組
成物のNi−Cr系合金よりなる本発明の電気ヒータ用
発熱線はその常用温度が1100〜1150℃と高く、
ヒータのエネルギー密度を高めて小型化することが可能
である。しかも#醇化性および耐食性に優れているので
、上述したような腐食性薬品あるいはそのミスト雰囲気
での使用にも充分耐えうるものである。
ついで、本発明の電気ヒータ用発熱線の製造方法につい
て説明する。
本発明の製造方法は、各伸線工程終了後の熱処理および
冷却からなる焼鈍工程において、とくに、冷却方法を従
来のN2ガスに代えて不活性ガスによる冷却とした点に
特徴を有するものであり、この工程を経ることにより、
後段の伸線工程での加工率を著しく増大することができ
、工程数の低減が可能となるとともに、材料表面に割れ
などの不良が発生せず、製造歩留りが向上する。
以下に本発明方法の各工程を順を追って説明する。
すなわち、まず、合金成分元素を溶解、鋳造後、転打、
圧延などの熱間加工を施したのち、初段の伸線を行なっ
て線径5〜7mmφの線材とする。ついで、線材に発生
した加工歪みを除去するために焼鈍を行なう、この焼鈍
工程は真空中、1150〜1250℃程度で行なう熱処
理と不活性ガスを吹きつけて急冷する急冷工程とから組
み立てられる。使用する不活性ガスとしては、Ar、H
eなどをあげることができる。また、このときの降温速
度は4〜120°C/分程度であることが好ましい。
しかるのち、得られた線材に後段の伸線加工を行なって
所望の線径とする。このときの加工率は通常40〜50
%、最大で75%程度と大きくとることができる。
[発明の実施例] 溶解・鋳造法により、Cr4.2.8重量%を含有し、
残部Niよりなる合金塊を製造したのち、鍛造、熱間圧
延し、線径9.6+++mφの棒材とした。しかるのち
、初段の伸線加工を行なって線径6.4mmφの線材を
得、得られた線材を真空バッチ炉において、1200℃
で1時間加熱したのち、Arガスを吹きつけて降温速度
35℃/分にて急冷した。しかるのち、加工率35〜6
5%で伸線加工を6回行なった。このとき、各伸線工程
が終了する毎に上記と同様の焼鈍工程、すなわち、熱処
理、急冷工程を挿入した。その結果、線径11Φのヒー
タ用発熱線を得た。
この発熱線を電気ヒータに組み込んで、最高温度約11
30℃、大気中で使用したところ、1000時間を超え
ても発熱線表面には全く変化がみられなかった。また、
このヒータの常用温度は約1150℃であり、従来材、
すなわちCrの含有量が20重量%以下のものと比べて
約50〜350℃高く、ヒータを小型化することが可能
であった。
なお、比較のために、焼鈍工程における急冷工程をN2
ガスによるものとした以外は上記と同様にして発熱線を
製造したところ、2段目以降の伸線工程で加工率を20
%以上にあげると断線などが生じるため、上記と同じ線
径の線材を得るためには加工率lO〜16%で27回の
伸線工程を必要とした。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の電気ヒータ用
発熱線は常用温度が高いためヒータのエネルギー密度を
高めて小型化することができ、しかも、耐酸化性、耐食
性に優れ極めて耐久性が高いものである。さらに、その
製造方法にあっては、従来のような伸線工程における表
面窒化物の発生がないため、大きな加工率、少ない回数
の伸線工程で所望の径の発熱線を製造することができ、
製造時間の短縮化、製造コストの低廉化が可能となる。
また、断線が生じないため、製造歩留りが飛躍的に上昇
し、その工業的価値は極めて大である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)20重量%を超え50重量%以下のクロムを含有
    し、残部が実質的にニッケルよりなる合金からなること
    を特徴とする電気ヒータ用発熱線。
  2. (2)20重量%を超え50重量%以下のクロムを含有
    し、残部がニッケルよりなる合金を鋳造後、熱間加工す
    る工程と;これを伸線加工する工程と;真空中、115
    0〜1250℃で熱処理したのち、不活性ガスにより急
    冷する工程とを含むことを特徴とする電気ヒータ用発熱
    線の製造方法。
JP61026828A 1986-02-12 1986-02-12 電気ヒ−タ用発熱線およびその製造方法 Pending JPS62185852A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108754238A (zh) * 2018-05-29 2018-11-06 丹阳市曙光镍材有限公司 一种防爆加热器的安全型镍铬合金电阻丝的生产工艺
CN108754310A (zh) * 2018-05-29 2018-11-06 丹阳市曙光镍材有限公司 一种防爆加热器专用高电阻电热合金的制备方法

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CN108754238A (zh) * 2018-05-29 2018-11-06 丹阳市曙光镍材有限公司 一种防爆加热器的安全型镍铬合金电阻丝的生产工艺
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