JPS62184976A - 自動車用めつき鋼板の修復方法 - Google Patents

自動車用めつき鋼板の修復方法

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Publication number
JPS62184976A
JPS62184976A JP2836586A JP2836586A JPS62184976A JP S62184976 A JPS62184976 A JP S62184976A JP 2836586 A JP2836586 A JP 2836586A JP 2836586 A JP2836586 A JP 2836586A JP S62184976 A JPS62184976 A JP S62184976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plated steel
steel plate
outer peripheral
plating layer
repairing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2836586A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuta Hirayama
平山 竜太
Hidenobu Matsuyama
秀信 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2836586A priority Critical patent/JPS62184976A/ja
Publication of JPS62184976A publication Critical patent/JPS62184976A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は1例えば、自動車用めっき鋼板の折り曲げ加
工部分のめっき層に形成されたマイクロクラックを修復
する際に用いられる自動車用めっき鋼板の修復方法に関
するものである。
(従来の技術) 近年、自動車車体の耐食性を向ヒさせるため、その多く
の部分に、耐食処理鋼板として例えば亜鉛もしくは亜鉛
合金めっき鋼板が使用されるようになってきている。そ
して、このめっき鋼板を用いてフード、ドア等の外周ヘ
ミング部を折り曲げ加工により形成するにあたっては、
耐食処理を施していない鋼板と同様の加工方法がそのま
ま適用されていた。
また、前記の外周ヘミング部の耐食性を向上させるため
に、当該外周ヘミング部に防錆ワックスを塗布すること
も行われていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の場合には、上記のように、めっき
鋼板を用いてフード、ドア等の外周ヘミング部を折り曲
げ加工により成形するにあたっては、耐食処理を施して
いない鋼板と同様の加工方法がそのまま適用されていた
ため、条件の厳しい折り曲げ加工を受けた際に、めっき
層にマイクロクラックと称される1〜lOILm程度の
微小な割れを生ずることがあった。そこで、上記のよう
に防錆ワックスを外周ヘミング部に塗布するとしても、
非常に長期間にわたって耐食性能を持続させることはな
かなか難しくめっきによる耐食性の向上を十分に生かす
ことができないことがあるという問題点があった。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たものであり、前記めっき鋼板を用いたフード、ドア等
の外周ヘミング部の耐食性能を著しく向上させ、その耐
食性能を長期にわたって持続させることを可能にする自
動車用めっき鋼板の修復方法を提供することを目的とし
ている。
し発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明は、折り曲げ加工を施した自動車用めっき鋼板
の折り曲げ加工部分に高エネルギー密度熱源を照射して
当該折り曲げ加工部分のめっき層を再溶融し、前記折り
曲げ加工部分にマイクロクラックが形成されていたとし
てもこのマイクロクラックをめっき層の再溶融により封
着するようにしたことを特徴としている。
この発明が適用される自動車用めっき鋼板としては、例
えば、亜鉛めっき鋼板や、亜鉛−ニッケル合金めっき鋼
板、亜鉛−鉄合金めっき鋼板等の亜鉛合金めっき鋼板な
どが使用され、あるいは亜鉛−ニッケル合金めっきを第
一層としかっ鉄−リン合金めっきを第二層とする複合め
っき鋼板なども使用されるが、特に限定されない。
また、上記に例示した自動車用めっき鋼板を使用した車
体部分としては、例えば、フード、フェンダ、フロア、
フロントドア、リヤドアなどがあり、この折り曲げ加工
部分(外周ヘミング部分)に高エネルギー密度熱源を照
射して当該折り曲げ加工部分のめっき層を再溶融する。
この場合に用いられる高エネルギー密度熱源としては、
例えば、オーブンアーク、プラズマアーク、エレクトロ
ンビーム、レーザビーム等が採用され、例えば、レーザ
ビームを使用する場合はその出力が0.2〜1.Okw
、走査速度が0.5〜3.0m/分とするのがとくに望
ましい、すなわち、出力が小さすぎたり、走査速度が大
きすぎたりすると、めっき層の再溶融が十分でなく、反
対に出力が大きすぎたり、走査速度が小さすぎたりする
と、めっき層の再溶融にとって必要以上の熱量が供給さ
れてしまうためである。
このようにして、上記例示した高エネルギー密度熱源に
よって折り曲げ加工部分のめっき層を再溶融することに
より、前記折り曲げ加工部分のめっき層に急激な折り曲
げ加工によるマイクロクラックが生じたとしても、この
マイクロクラックは封着されることとなるため、耐食性
が他のめっき部分と同程度まで回復する。また、耐食性
の回復と同時に、前記再溶融・冷却によってめっき層の
結晶が微細化するため、その後に塗装を行った場合に塗
膜との密着性が向上するという利点も得られる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(a)〜(、C)はこの発明の一実施例による自
動車用めっき鋼板の修復方法を示す断面説明図である。
まず、第1図(a)に示すように、自動車用のめっき鋼
板1として、目付量が1m2あたり5゜gの亜鉛めっき
を施して亜鉛めっき層2を形成した亜鉛めっき鋼板を用
い、このめっき鋼板1に折り曲げ加工を施して、例えば
車体内部側の鋼板3を挟み込んだドアの外周ヘミング部
4を形成し、両鋼板1.3の当接端部分にシーリング剤
5を付看させた0次いで、当該外周ヘミング部4のめっ
き層2の表面にグラファイトなどの光吸収剤6を塗布す
る。このとき、光吸収剤6は、高エネルギー密度熱源を
前記めっき層2に照射する際に、当該高エネルギー密度
熱源からの入熱エネルギーの吸収率が、前記めっき層2
の表面性状によって変動するのを防止するためのもので
ある。
次いで、前記折り曲げ加工によってマイクロクラック8
が形成された前記外周ヘミング部4のめっき層2に対し
て、第1図(b)に示すように、高エネルギー密度熱源
としてこの実施例では出力0.5kwのCo2レーザビ
ーム1oを走査速度1.0m/分で照射して、前記めっ
き層2を溶融させ、第1図(C)に示すように、前記ク
ラック8を封着させた。続いて、外周ヘミング部4に対
して、JIS  00201に規定する電気めっき試験
(塩水噴霧による耐食性試験)を行ったところ、赤錆発
生までに1ケ月を要した。
他方、比較のために、C02レーザビーム10を照射し
なかった外周ヘミング部4に対して上記と同様の電気め
っき試験を行ったところ、赤錆は1週間で生じた。
以上のことから、この実施例による修復方法を用いて修
復を行っためっき鋼板1では、この実施例による修復方
法を行わなかった自動車用めっき鋼板と比較して、著し
く優れた耐食性能を有していることが実証された。
[発明の効果] 以上説明してきたように、この発明によれば。
折り曲げ加工を施した自動車めっき鋼板の折り曲げ加工
部分に高エネルギー密度熱源を照射して当該折り曲げ加
工部分のめっき層を再溶融させるようにしたから、前記
折り曲げ加工部分の耐食性能を著しく向上させることが
できると共に、その耐食性能を長期間にわたって持続さ
せることができ、さらには塗膜との密着性を向上させる
ことができるという非常に優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、(c)はこの発明の一実施例に
よる自動車用めっき鋼板の修復方法を順次説明する工程
図である。 1・・・めっき鋼板、2・・・めっき層、4・・・外周
ヘミング部(折り曲げ加工部分)、8・・・マイクロク
ラック、10・・・CO2レーザビーム(高エネルギー
密度熱源)。 特許出願人   日産自動車株式会社 代理人弁理士  小  塩   豊 第1図 (b) 一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)折り曲げ加工を施した自動車用めっき鋼板の折り
    曲げ加工部分に高エネルギー密度熱源を照射して当該折
    り曲げ加工部分のめっき層を再溶融することを特徴とす
    る自動車用めっき鋼板の修復方法。
JP2836586A 1986-02-10 1986-02-10 自動車用めつき鋼板の修復方法 Pending JPS62184976A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0987166A1 (en) * 1998-09-16 2000-03-22 M.A.C. S.p.A. A structural element for a motor vehicle
EP1074416A3 (de) * 1999-08-03 2002-06-05 Volkswagen Aktiengesellschaft Kraftfahrzeugtür

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0987166A1 (en) * 1998-09-16 2000-03-22 M.A.C. S.p.A. A structural element for a motor vehicle
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