JPS6218466B2 - - Google Patents
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- JPS6218466B2 JPS6218466B2 JP54105691A JP10569179A JPS6218466B2 JP S6218466 B2 JPS6218466 B2 JP S6218466B2 JP 54105691 A JP54105691 A JP 54105691A JP 10569179 A JP10569179 A JP 10569179A JP S6218466 B2 JPS6218466 B2 JP S6218466B2
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- tension
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 24
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- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 8
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- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 3
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- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
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- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000002716 delivery method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は給糸パツケージから巻糸を解舒する方
法に関する。更に詳しく述べれば、パツケージに
巻かれた糸をパツケージの軸線に対し垂直方向に
引出して無撚状態で解舒するに際して(一般に、
横取り解舒法と称される)解舒張力を一定にする
方法に関する。特に分繊装置における給糸パツケ
ージ(分繊前の原糸を巻いたパツケージ)からの
糸解舒に適した解舒方法に関する。
法に関する。更に詳しく述べれば、パツケージに
巻かれた糸をパツケージの軸線に対し垂直方向に
引出して無撚状態で解舒するに際して(一般に、
横取り解舒法と称される)解舒張力を一定にする
方法に関する。特に分繊装置における給糸パツケ
ージ(分繊前の原糸を巻いたパツケージ)からの
糸解舒に適した解舒方法に関する。
従来、分繊装置においては原糸パツケージ(給
糸パツケージ)からの糸解舒は無撚で行う必要が
あるので、前述したいわゆる横取り解舒法と称さ
れるやり方で糸で引出して解舒している。
糸パツケージ)からの糸解舒は無撚で行う必要が
あるので、前述したいわゆる横取り解舒法と称さ
れるやり方で糸で引出して解舒している。
一般に横取り解舒法と呼ばれる解舒方法法に
は、給糸パツケージを表面駆動装置に接触させ
て、給糸パツケージを積極的に回転させて巻糸を
積極的に送り出す方法と、糸の引取り張力によつ
て給糸パツケージを回転させる消極的送り出し方
法とがある。前者の方法では接触面圧によりパツ
ケージに巻かれた糸の巻姿を崩し、解舒不良によ
る糸切れを惹起したり、設備費が高価になる等の
欠陥がある。
は、給糸パツケージを表面駆動装置に接触させ
て、給糸パツケージを積極的に回転させて巻糸を
積極的に送り出す方法と、糸の引取り張力によつ
て給糸パツケージを回転させる消極的送り出し方
法とがある。前者の方法では接触面圧によりパツ
ケージに巻かれた糸の巻姿を崩し、解舒不良によ
る糸切れを惹起したり、設備費が高価になる等の
欠陥がある。
一方、後者の方法では引取り張力で給糸パツケ
ージを回転させるため簡単な回転軸だけで良く、
経済的には有利であが、解舒始めは原子パツケー
ジの巻径が大きいため原糸パツケージの回転は遅
く、分繊が進行して巻径が小さくなると直径比だ
け原糸パツケージの回転数が上昇し、ボビンホル
ダのベアリング抵抗が増大すること、及び原糸パ
ツケージの巻径が大きい場合は解舒する糸の糸張
力による原糸パツケージに作用する回転モーメン
ト(糸張力×巻径)は大きいが、巻径が小さくな
るに従い回転モーメントは小さくなること等から
パツケージの巻径の減少につれて解舒張力が大き
くなる。このため原糸パツケージの巻径の差によ
り解舒張力により変動がでる。従つて無撚解舒を
行つて分繊を行う場合、瞬間的な張力変動のみな
らず、巻径の減少に伴う張力変動も生じる。この
ような張力変動は分繊点での異常を誘発し糸切れ
を招いたりし、又巻取パターンにおいては内層を
巻く時に作用した糸張力と外層を巻く時に作用し
た糸張力とが異なる結果、内層の糸の特性と外層
の糸の特性が違い、巻取パーンの品質低下を招く
ことになる。殊に近年では高速化およびラージパ
ツケージ化が進められ、このような傾向は著しく
助長されている。
ージを回転させるため簡単な回転軸だけで良く、
経済的には有利であが、解舒始めは原子パツケー
ジの巻径が大きいため原糸パツケージの回転は遅
く、分繊が進行して巻径が小さくなると直径比だ
け原糸パツケージの回転数が上昇し、ボビンホル
ダのベアリング抵抗が増大すること、及び原糸パ
ツケージの巻径が大きい場合は解舒する糸の糸張
力による原糸パツケージに作用する回転モーメン
ト(糸張力×巻径)は大きいが、巻径が小さくな
るに従い回転モーメントは小さくなること等から
パツケージの巻径の減少につれて解舒張力が大き
くなる。このため原糸パツケージの巻径の差によ
り解舒張力により変動がでる。従つて無撚解舒を
行つて分繊を行う場合、瞬間的な張力変動のみな
らず、巻径の減少に伴う張力変動も生じる。この
ような張力変動は分繊点での異常を誘発し糸切れ
を招いたりし、又巻取パターンにおいては内層を
巻く時に作用した糸張力と外層を巻く時に作用し
た糸張力とが異なる結果、内層の糸の特性と外層
の糸の特性が違い、巻取パーンの品質低下を招く
ことになる。殊に近年では高速化およびラージパ
ツケージ化が進められ、このような傾向は著しく
助長されている。
前述した欠陥を防止するため、これ迄数多くの
提案がなされている。その代表的なものを第1図
に示した。第1図は従来の給糸パツケージからの
巻糸解舒の仕方を示す概略図である。原糸パツケ
ージ1からの糸Yは糸ガイド2を経て解舒され、
その引取り張力でパツケージ1は消極回転する。
張力制御は次のような機構によつて行われてい
る。フレームに固定した枢軸3に回転自在にアー
ム4を取着し、該アーム4の先端に糸ガイド2を
取付ける。アーム4は引張りバネ5によつてアー
ムがパツケージ1から離れる方向に付勢される。
アーム4の中間部にはブレーキロープ7の一端を
保持するための部材6が取着され、前記ブレーキ
ロープ7はボビンホルダ8に巻回され、ブレーキ
ロープの他端は不動の固定ピン9に固定される。
提案がなされている。その代表的なものを第1図
に示した。第1図は従来の給糸パツケージからの
巻糸解舒の仕方を示す概略図である。原糸パツケ
ージ1からの糸Yは糸ガイド2を経て解舒され、
その引取り張力でパツケージ1は消極回転する。
張力制御は次のような機構によつて行われてい
る。フレームに固定した枢軸3に回転自在にアー
ム4を取着し、該アーム4の先端に糸ガイド2を
取付ける。アーム4は引張りバネ5によつてアー
ムがパツケージ1から離れる方向に付勢される。
アーム4の中間部にはブレーキロープ7の一端を
保持するための部材6が取着され、前記ブレーキ
ロープ7はボビンホルダ8に巻回され、ブレーキ
ロープの他端は不動の固定ピン9に固定される。
前述の構造において、パツケージ1から出た糸
は糸ガイド2を通つて引張られる。解舒張力に変
動があると糸ガイド2と共にアーム4が揺動し、
ボビンホルダ8へのブレーキロープ7の緊張力を
強めたり、弱めたりして調整している。このよう
な作用を行うので、瞬間的に異常張力が発生した
時には、ある程度効果的に張力調整を行うことが
できるが、前述した様に糸解舒開始時から終了時
までの間の解舒張力の変化には対応することがで
きない。
は糸ガイド2を通つて引張られる。解舒張力に変
動があると糸ガイド2と共にアーム4が揺動し、
ボビンホルダ8へのブレーキロープ7の緊張力を
強めたり、弱めたりして調整している。このよう
な作用を行うので、瞬間的に異常張力が発生した
時には、ある程度効果的に張力調整を行うことが
できるが、前述した様に糸解舒開始時から終了時
までの間の解舒張力の変化には対応することがで
きない。
また別の従来の装置としてあらかじめ設定した
プログラムにより例えばカム等を用いブレーキロ
ープ等の緊張力を制御する方法があるが、係る場
合にはそのブレーキ力をコントロールする制御装
置が別途必要であること及び瞬間の異常張力を制
御するのが困難である等の欠陥を有し実用に供さ
れていないのが実状である。
プログラムにより例えばカム等を用いブレーキロ
ープ等の緊張力を制御する方法があるが、係る場
合にはそのブレーキ力をコントロールする制御装
置が別途必要であること及び瞬間の異常張力を制
御するのが困難である等の欠陥を有し実用に供さ
れていないのが実状である。
本発明は前記の如き従来の解舒方法にみられる
欠点を除去し、瞬間的異常張力を制御するだけで
なく糸解舒の開始から終了までの糸張力を一定に
し得るような簡単な解舒張力調整方法を提供する
ことを目的とするものである。
欠点を除去し、瞬間的異常張力を制御するだけで
なく糸解舒の開始から終了までの糸張力を一定に
し得るような簡単な解舒張力調整方法を提供する
ことを目的とするものである。
本発明によれば以下のようにして解舒張力を調
整するものである。
整するものである。
給糸パツケージから巻糸を給糸パツケージの軸
線に対して垂直方向に無撚状態で引出して給糸パ
ツケージを引取り張力により回転させながら巻糸
を解舒するに際して、給糸パツケージに向つて接
近および後退可能な揺動糸ガイドを通つて巻糸を
引出し、前記糸ガイドは解舒張力の変動に応じて
揺動し、該揺動運動に関連して給糸パツケージ用
ボビンホルダを制動すると共に、巻取り部の時経
変位と連続的に連動して前記ボビンホルダに対す
る制動力を漸減させることを特徴とする解舒張力
調整方法。
線に対して垂直方向に無撚状態で引出して給糸パ
ツケージを引取り張力により回転させながら巻糸
を解舒するに際して、給糸パツケージに向つて接
近および後退可能な揺動糸ガイドを通つて巻糸を
引出し、前記糸ガイドは解舒張力の変動に応じて
揺動し、該揺動運動に関連して給糸パツケージ用
ボビンホルダを制動すると共に、巻取り部の時経
変位と連続的に連動して前記ボビンホルダに対す
る制動力を漸減させることを特徴とする解舒張力
調整方法。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明するが、
本発明が以下の態様に限定されるものではない。
本発明が以下の態様に限定されるものではない。
第2図は本発明の方法を実施するための解舒張
力調整装置を示す概略斜視図である。第2図にお
いてボビンホルダ8に保持され矢印方向Aに回転
する、給糸パツケージ1に巻かれた糸Yは糸ガイ
ドローラ12を通つて解舒される。糸ガイドロー
ラ12は解舒時の張力変動により図面に於いて左
右方向に枢軸13を中心に揺動するバー14に取
着される。該バー14には小片16が固定され、
この小片16にブレーキロープ又はブレーキベル
ト17の一端が取付けられる。ブレーキベルト1
7はボビンホルダ8自体又はボビンホルダに一体
的に取付けたブレーキプーリに90゜及至180゜程
度巻回接触させた後、その他端が固定ピン19に
固定される。また前記小片16にはブレーキロー
プ又はブレーキベルト17と反対方向に接圧調整
用引張りバネ15の一端が取付けられる。前記ス
プリング15の他端はレバー21の一端に取付け
られる。
力調整装置を示す概略斜視図である。第2図にお
いてボビンホルダ8に保持され矢印方向Aに回転
する、給糸パツケージ1に巻かれた糸Yは糸ガイ
ドローラ12を通つて解舒される。糸ガイドロー
ラ12は解舒時の張力変動により図面に於いて左
右方向に枢軸13を中心に揺動するバー14に取
着される。該バー14には小片16が固定され、
この小片16にブレーキロープ又はブレーキベル
ト17の一端が取付けられる。ブレーキベルト1
7はボビンホルダ8自体又はボビンホルダに一体
的に取付けたブレーキプーリに90゜及至180゜程
度巻回接触させた後、その他端が固定ピン19に
固定される。また前記小片16にはブレーキロー
プ又はブレーキベルト17と反対方向に接圧調整
用引張りバネ15の一端が取付けられる。前記ス
プリング15の他端はレバー21の一端に取付け
られる。
レバー21はブラケツト2に枢軸23を中心と
して回動可能に取着される。レバー21の他端に
は長穴24が設けられている。ブラケツト22は
別のレバー25が同じく枢軸26を中心として回
動可能に取着され、このレバー25の一端にはピ
ン27が植設され、このピン27は前記レバー2
1の長穴24に係合する。第2レバー25の他端
には長穴28が設けられている。この長穴28に
は、巻取りスピンドル駆動用モータ31を支持す
るブラケツト32に植設したピン33が係合す
る。ブラケツト32はフレーム34に枢軸35を
中心に回動するように取着される。
して回動可能に取着される。レバー21の他端に
は長穴24が設けられている。ブラケツト22は
別のレバー25が同じく枢軸26を中心として回
動可能に取着され、このレバー25の一端にはピ
ン27が植設され、このピン27は前記レバー2
1の長穴24に係合する。第2レバー25の他端
には長穴28が設けられている。この長穴28に
は、巻取りスピンドル駆動用モータ31を支持す
るブラケツト32に植設したピン33が係合す
る。ブラケツト32はフレーム34に枢軸35を
中心に回動するように取着される。
前記ブラケツト32は巻取りの進行と共に矢印
B方向に回動する。ブラケツト32を回動させる
機構については本願の出願人が本願と同時に出願
した特許願(発明の名称:糸条巻取装置)である
特願昭54−105692号明細書〔特開昭56−33354〕
に詳細に開示したので、ここでは簡単その機構を
説明する。巻取パターン(図示せず)の巻幅を規
制するための、すなわちトラバース幅を規制する
2つのリミツトスイツチ41がリミツトスイツチ
ホルダ42に取着され、前記リミツトスイツチホ
ルダ42は逆ネジを切つた軸43上に設けられ
る。前記リミツトスイツチ41はトラバースバー
又はトラバースリングの往復運動を制御するもの
である。巻取りの進行につれて前記軸43は適宜
手段により徐々に回転される。一方のリミツトス
イツチホルダ42はロツド44を介してベルクラ
ンク45の一端に連結される。ベルクランク45
は固定の枢軸46を中心として回動可能である。
ベルクランク45の他端には連結ロツド47の一
端が取着され、この連結ロツド47の他端はブラ
ケツト32のピン33に揺動可能に取着される。
リミツトスイツチホルダ42とロツド44の連
結、ロツド44とベルクランク45との連結、ベ
ルクランク45と連結ロツド47との連結はそれ
ぞれピン48によつて回動可能に行われる。
B方向に回動する。ブラケツト32を回動させる
機構については本願の出願人が本願と同時に出願
した特許願(発明の名称:糸条巻取装置)である
特願昭54−105692号明細書〔特開昭56−33354〕
に詳細に開示したので、ここでは簡単その機構を
説明する。巻取パターン(図示せず)の巻幅を規
制するための、すなわちトラバース幅を規制する
2つのリミツトスイツチ41がリミツトスイツチ
ホルダ42に取着され、前記リミツトスイツチホ
ルダ42は逆ネジを切つた軸43上に設けられ
る。前記リミツトスイツチ41はトラバースバー
又はトラバースリングの往復運動を制御するもの
である。巻取りの進行につれて前記軸43は適宜
手段により徐々に回転される。一方のリミツトス
イツチホルダ42はロツド44を介してベルクラ
ンク45の一端に連結される。ベルクランク45
は固定の枢軸46を中心として回動可能である。
ベルクランク45の他端には連結ロツド47の一
端が取着され、この連結ロツド47の他端はブラ
ケツト32のピン33に揺動可能に取着される。
リミツトスイツチホルダ42とロツド44の連
結、ロツド44とベルクランク45との連結、ベ
ルクランク45と連結ロツド47との連結はそれ
ぞれピン48によつて回動可能に行われる。
以上のような構造の装置の作用を説明する。
巻取りが開始されるとバーンを形成するために
巻幅を徐々に狭めるため、逆ネジを切つた軸43
が図示しない適宜手段により徐々に回転させられ
る。軸43の回転につれて下側のリミツトスイツ
チホルダ42は矢印C方向に徐々に上昇移動し、
その運動に伴つてロツド44が引上げられ、従つ
てベルクランク45が矢印D方向に回動する。前
記回動運動は連結ロツド47を介してブラケツト
32に伝えられ、ブラケツト32を矢印B方向に
回動させる。ブラケツト32の回動運動は第2レ
バー25を介して第1レバー21に伝えられ、第
1レバー21は枢軸23を中心に回動し、引張り
バネ15を固定した端部は矢印E方向に移動す
る。その結果、引張りバネの張力は巻取りが進行
するにつれて、徐々に減少される。それ故、ボビ
ンホルダ8に作用するブレーキベルト17の制動
力は巻取りが進行するにつれて、すなわち給糸パ
ツケージ1の巻径が減少するにつれて徐々に減少
する。このようにすることによつて給糸パツケー
ジの巻径の減少につれて増大する傾向にある解舒
張力に見合う分だけ、制動力を弱めて解舒張力を
絶えず一定にすることができる。
巻幅を徐々に狭めるため、逆ネジを切つた軸43
が図示しない適宜手段により徐々に回転させられ
る。軸43の回転につれて下側のリミツトスイツ
チホルダ42は矢印C方向に徐々に上昇移動し、
その運動に伴つてロツド44が引上げられ、従つ
てベルクランク45が矢印D方向に回動する。前
記回動運動は連結ロツド47を介してブラケツト
32に伝えられ、ブラケツト32を矢印B方向に
回動させる。ブラケツト32の回動運動は第2レ
バー25を介して第1レバー21に伝えられ、第
1レバー21は枢軸23を中心に回動し、引張り
バネ15を固定した端部は矢印E方向に移動す
る。その結果、引張りバネの張力は巻取りが進行
するにつれて、徐々に減少される。それ故、ボビ
ンホルダ8に作用するブレーキベルト17の制動
力は巻取りが進行するにつれて、すなわち給糸パ
ツケージ1の巻径が減少するにつれて徐々に減少
する。このようにすることによつて給糸パツケー
ジの巻径の減少につれて増大する傾向にある解舒
張力に見合う分だけ、制動力を弱めて解舒張力を
絶えず一定にすることができる。
第1レバー21の引張バネ15側の先端の移動
量は前記先端と枢軸23との距離を変えることに
より任意に設定できる。従つて、引張りバネ15
の引張力も任意に調節できる。
量は前記先端と枢軸23との距離を変えることに
より任意に設定できる。従つて、引張りバネ15
の引張力も任意に調節できる。
以上の説明においてはモータ支持用ブラケツト
は円弧運動するとして説明したが、円弧運動のみ
に限定されるものでなく平行運動にしても良い。
またピン、レバーの組合せも限定されるものでな
く、ブラケツトの移動に伴いブレーキ力を弱める
方向に作動させる機構であれば何でも良い。
は円弧運動するとして説明したが、円弧運動のみ
に限定されるものでなく平行運動にしても良い。
またピン、レバーの組合せも限定されるものでな
く、ブラケツトの移動に伴いブレーキ力を弱める
方向に作動させる機構であれば何でも良い。
本発明は以上詳述した如く巻取部の時経変位、
即ち上下各リミツトスイツチ間の間隔変位に伴う
巻取部のパーン上の巻幅の時経変位、と連動して
積極的に給糸パツケージの制動力を変化させ、給
糸パツケージから引出す糸張力と関係なく給糸パ
ツケージのブレーキ力を変化させるので、給糸パ
ツケージの巻径減少に伴うブレーキ力漸減を、積
極的に、且つ確実に実施出来、給糸パツケージか
らの引出し糸に給糸パツケージの径の減少に伴う
張力影響を与えることなく、絶えず解舒張力が一
定になし得ること及び瞬間的に発生する異常張力
についてはバー14が引張りバネ15の力に抗し
て作用してボビンホルダに対する制動力を調整す
るので解消できる。
即ち上下各リミツトスイツチ間の間隔変位に伴う
巻取部のパーン上の巻幅の時経変位、と連動して
積極的に給糸パツケージの制動力を変化させ、給
糸パツケージから引出す糸張力と関係なく給糸パ
ツケージのブレーキ力を変化させるので、給糸パ
ツケージの巻径減少に伴うブレーキ力漸減を、積
極的に、且つ確実に実施出来、給糸パツケージか
らの引出し糸に給糸パツケージの径の減少に伴う
張力影響を与えることなく、絶えず解舒張力が一
定になし得ること及び瞬間的に発生する異常張力
についてはバー14が引張りバネ15の力に抗し
て作用してボビンホルダに対する制動力を調整す
るので解消できる。
第3図、第4図は巻上時間に対する解舒張力の
関係を示したものであるが、300デニール―15フ
イラメントのポリアミド原糸パツケージ(重量
7.5Kg、直径370mm)を糸速1000m/minで解舒し
た際の巻取り開始時から巻取り終了時迄の解舒張
力を測定したもので、第3図は第1図に示した従
来のやり方で解舒した場合を示し、第4図は本発
明の方法に従つて第2図に示した装置で解舒した
場合の解舒張力を示す。第4図に示す如く本発明
の方法によれば巻始めと巻終りで解舒張力に殆ん
ど差がないのに対し、従来のやり方ではかなりの
張力増加が見られる。
関係を示したものであるが、300デニール―15フ
イラメントのポリアミド原糸パツケージ(重量
7.5Kg、直径370mm)を糸速1000m/minで解舒し
た際の巻取り開始時から巻取り終了時迄の解舒張
力を測定したもので、第3図は第1図に示した従
来のやり方で解舒した場合を示し、第4図は本発
明の方法に従つて第2図に示した装置で解舒した
場合の解舒張力を示す。第4図に示す如く本発明
の方法によれば巻始めと巻終りで解舒張力に殆ん
ど差がないのに対し、従来のやり方ではかなりの
張力増加が見られる。
第1図は従来の給糸パツケージ解舒装置を示す
概略斜視図である。第2図は本発明の解舒方法を
実施するための装置の一実施例を示す概略斜視図
である。第3図および第4図はそれぞれ従来の方
法によつて解舒した場合と本発明の方法によつて
解舒した場合の巻上時間に対する解舒張力の関係
を示した図である。 1……給糸パツケージ、8……ボビンホルダ、
12……糸ガイドローラ、17……ブレーキロー
プ、15……引張りバネ、21……第1レバー、
25……第2レバー、31……モータ、32……
ブラケツト、41……リミツトスイツチ、42…
…リミツトスイツチホルダ、43……軸、44…
ロツド、45……ベルクランク、47……連結ロ
ツド。
概略斜視図である。第2図は本発明の解舒方法を
実施するための装置の一実施例を示す概略斜視図
である。第3図および第4図はそれぞれ従来の方
法によつて解舒した場合と本発明の方法によつて
解舒した場合の巻上時間に対する解舒張力の関係
を示した図である。 1……給糸パツケージ、8……ボビンホルダ、
12……糸ガイドローラ、17……ブレーキロー
プ、15……引張りバネ、21……第1レバー、
25……第2レバー、31……モータ、32……
ブラケツト、41……リミツトスイツチ、42…
…リミツトスイツチホルダ、43……軸、44…
ロツド、45……ベルクランク、47……連結ロ
ツド。
Claims (1)
- 1 給糸パツケージから巻糸を給糸パツケージの
軸線に対して垂直方向に無撚状態で引出して給糸
パツケージを引取り張力により回転させながら巻
糸を解舒するに際して、給糸パツケージに向つて
接近および後退可能な揺動糸ガイドを通つて巻糸
を引出し、前記糸ガイドは解舒張力の変動に応じ
て揺動し、該揺動運動に関連して給糸パツケージ
用ボビンホルダを制動すると共に、巻取り部の時
経変位と連続的に連動して前記ボビンホルダに対
する制動力を漸減させることを特徴とする解舒張
力調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10569179A JPS5633352A (en) | 1979-08-20 | 1979-08-20 | Adjustment of tension of thread reeling out from thread supply package |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10569179A JPS5633352A (en) | 1979-08-20 | 1979-08-20 | Adjustment of tension of thread reeling out from thread supply package |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5633352A JPS5633352A (en) | 1981-04-03 |
JPS6218466B2 true JPS6218466B2 (ja) | 1987-04-23 |
Family
ID=14414415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10569179A Granted JPS5633352A (en) | 1979-08-20 | 1979-08-20 | Adjustment of tension of thread reeling out from thread supply package |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5633352A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839099U (ja) * | 1971-09-10 | 1973-05-15 |
-
1979
- 1979-08-20 JP JP10569179A patent/JPS5633352A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839099U (ja) * | 1971-09-10 | 1973-05-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5633352A (en) | 1981-04-03 |
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