JPS62182743A - 乾燥機における帯状物の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、乾燥機における帯状物の搬送装置に関する。

より具体的には例えは、写真処理機におけるプロセサ一
部において現像処理されたロールペーパー（帯状印画紙
）など、ある程度の横幅を有する帯状物の乾燥室内での
方向転換を伴う搬送装置に関する。

乾燥処理を必要とする帯状物は、乾燥処理の工程にて、
特に乾燥処理部が比較的狭小な場所での帯状物にあって
は、方向転換を伴う搬送作送作業が必要となり、本発明
は、このような処理作業にあって、その実効性が発揮さ
れる装置である。

（従来の技術） その具体的−例を先に、開示したとおり、比較的狭小な
乾燥処理場所にて帯状物をして方向転換を伴う搬送装置
にあっては、乾燥途中の帯状物（帯状ペーパーなど）を
ターンさせるために、ペーパーの乾燥走行路上にてター
ンローラーを配し、該ターンローラーの外周部に接して
屈曲する帯状物の外側には帯状物の円滑な屈曲を伴う方
向転換を助けるために圧着ローラーを、さらにターンガ
イドやガイドローラ一群を配して、走行する帯状ペーパ
ーは、ターンローラーと圧着ローラー間に挟持されなが
ら、方向転換を伴う搬送が実行されている。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の比較的狭小な場所にて、乾燥処理された帯状ペー
パーなどの方向転換を伴う搬送作業にあっては、ターン
ローラー面上にて帯状ペーパーの外側に圧着ローラーを
圧接せしめて、ターンローラーに帯状物を強力に押圧せ
しめてのかなり強引な搬送を実行するため、帯状ペーパ
ーの印画面などには、圧着ローラー、あるいはターンガ
イドやガイドローラーなどとの接触に原因して、損傷の
発生が時折り発生し、高品質の保持面で汚点を残す結果
ともなった。又、これら圧着ローラー、ターンガイドお
よびガイドローラ一群の配設は帯状ペーパーの主たる目
的たる効果的な乾燥処理作業の阻げともなる欠点が存在
した。

本発明は、従来の圧着ローラーあるいはターンガイドや
ガイドローラ一群を設けた装置が保有する、以上のよう
な問題点を解消させ、帯状ペーパーを損傷せしめること
なく、又円滑かつ高率的な乾燥処理を実施しうる装置を
提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） この目的を達成させるために、本発明は、次のような（
１１Ｇ成としている。

すなわち、本発明に係る乾燥機における帯状物の搬送装
置は、乾燥室内に、周面全域に亘って吸引孔を穿設せし
めた中空状の自転可能なターンローラーを配し、このタ
ーンローラーには乾燥を目的とする帯状物を誘導するエ
ンドレスベルトが、ターンローラー周面の吸引孔を閉塞
しないｊｔｆＪ造をもって掛装され、走行する帯状物の
走行路上に加熱エアーを放出する送風機の吸気口と前記
ターンローラーの内部とは還流ダクトをもって連結され
た構成からなっている。

（作用） 乾燥室内にて、エンドレスベルトによル誘導の過程にて
、乾燥処理された帯状物は、この帯状物の方向転換個所
たるターンローラー面上にて、ターンローラー周面に穿
設された吸引孔群よりの使用済み加熱エアーの吸引作業
に呼応して、強力にターンローラー周面に吸引されなが
らターンローラーに沿って円滑にその方向転換を行い、
さらに帯状体の乾燥作業のために使用され、ターンロー
ラー内に吸引された加熱エアーは還流ダクトを介して送
風機に無駄なく送り込まれ、加熱エアーの省エネルギー
を目的とした再利用が実現される。

（実施例） つぎに本発明の具体的一実施例を、写真処理機における
プロセサ一部において現像処理後の帯状ペーパーの乾燥
兼搬送装置にその一例をとり乍ら、図面を用いて説明す
る。

第１図は、本発明を実施した装置の概略正面図で、写真
処理機の最終工程に近づき、現像処理後の帯状ペーパー
（Ａ）は、竪形の乾燥室（１）内に導入される。乾燥室
（１）の略中央部には、駆動装置（図示省略）をもって
自転する中空状のターンローラー（２）が１対のラック
（４）（４）をもって支持されて配され、該ターンロー
ラーの周面全面に亘って吸引孔（３）群が穿設されてい
る。

そして、このターンローラー（２）をして、下方に位置
する駆動プーリとして用いながら、エンドレスベルト（
５）が、複数のガイド用小形ブー’Ｊ　−（６）（６）
あるいはテンションブーＩＪ−（７）を用いて帯状ペー
ハー囚の走行路に一致して、ターンローラー（２）上に
掛装されている。そしてこのベルト（５）はターンロー
ラー（２）の周面に一定のピッチにて突設されｔコ歯群
（８）とベルト（５）の内周面全長に亘って隆起したコ
グ（９）群との噛合にて自転するターンローラー（２）
に伴動して、ベルト（５）も循環走行するよう構成され
ている。この折ターンローラー（２）上に掛装されたエ
ンドレスベルト（５）はターンローラー（２）の周面に
穿設された吸引孔（３）群を可能な限り閉塞しないよう
に配慮された構造を有している。例えば、第２図上）に
示すベルト（５）は、内周面にベルト幅方向にのび、か
つベルト全長に亘ってコグ（９）を設け、幅広のベルト
全面に亘って長透孔（ＩＩ）群を穿設した構造を有し、
第２図（ロ）は、幅狭の２本のコグ付きヘル）　（５）
（５）を所定の間隔をもってターンローラー（２）に掛
装し、１対のベルト間にてターンローラー（２）周面の
吸引孔（３）群の閉塞を回避した構造を有し、第２図ヒ
→は、中間幅のコグ（９）付ベルト（５）で、夕一ンロ
ーラー（２）に掛装した折、ターンローラー（２）の吸
引孔（３）群の閉塞を可能な限り回避した構造を有し、
第２図に）は、ベルト（５）全体を通気性に富むナイロ
ンなどをもってネット状に織製した構造を有し、第２図
（ホ）は、ターンローラー（２）との接触面部に、特に
摩擦抵抗の大きいゴムなどの素材を配し、かつこの幅広
のベルト全面に亘って丸透孔０功群を穿設した構造を有
し、又第２図（へ）は、前述の（ロ）およびに）に示し
た両ベルトの組合せへ構造から成り、即ち１対の幅狭の
２本のコグ付きベル）　（５）（５）間を、通気性に富
むナイロンなどからなるネット材α１を張着せしめた構
造を有している。

乾燥室（１）内には、乾燥室（１）の帯状ペーパー（Ａ
）の導入部附近よりターンローラー（２）の周回部に至
る帯状ペーパー囚の走行路の略全長をカバーする形にて
、帯状ペーパー面に対面する内壁面全面に亘り、加熱エ
アー吹出用スリットａ→群を開口せしめたダクトＱ５が
内蔵され、該ダクトｔｍの底部に形設された筒状部Ｈに
はヒーターαηを内装せしめ、該筒状部αＱには送風機
０８の吹出口ｏ９が連通している。

乾燥室（１）の一部を（１′Ｇ成する前記１対のラック
（４）（４）をもって、その両端部を軸受け（イ）（ハ
）を介して支持された自転可能な前記中空状のターンロ
ーラー（１）のｌ側端壁ＣＤ部と、前記送風機０８）の
吸気口（イ）間は環流ダクト（イ）をもって連結されて
いる。

（発明の効果） 本発明は、狭小な乾燥室内での、ターンローラーを介し
ての方向転換の折、帯状物は、中空状のターンローラー
の全周面に穿設された吸引孔群にて、ターンローラー周
面に吸引着されて、ターンローラーの回転に呼応してご
く自然に換言すれば何ら無理なく方向転換ができるので
、従来の、この種の装置のターンローラーと圧着ローラ
ーによる帯状物の挾持に伴う帯状物への損傷の発生を確
実に回避することができ、又、ターンローラー周囲には
圧着ローラー、その他ターンガイド、ガイドローラーな
どが存在しないので帯状体の乾燥処理が効率よ〈実施で
き、又これら圧着ローラー、ターンガイド、ガイドロー
ラーなどを欠くことにより機構の簡素化、さらにこのこ
とは装置のコストダウンにも結び付くものである。又帯
状体の乾燥処理に使用した熱エネルギーはターンローラ
ー内に吸引し、再度送風機に還流せしめて再利用できる
ので、省エネ効果面でも見るべきものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を実施した装置の概略正面図、第２図
ピ）〜（へ）は、本装置にて使用する各種エンドレスベ
ルトの一部斜視図、第３図は、本発明の要部の拡大斜視
図、第４図は、ターンローラーの上半部切欠き正面図、
第５図は、加熱エアー吹出用ダクトの斜視図である。 図中、（１）は乾燥室、（２）は中空状のターンローラ
ー、（３）は吸引孔、（５）はベルト、α引ま加熱エア
ー吹出用スリット、θＱはダクト、０ηはヒーター、０
約は送風機、０９は吹出口、翰は吸気口、３１）は端壁
、（ハ）は環流ダクト、（Ａ）は帯状体を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）乾燥室内に、周面全域に亘って吸引孔を穿設せし
   めた中空状の自転可能なターンローラーを配し、このタ
   ーンローラーには乾燥を目的とする帯状物を誘導するエ
   ンドレスベルトが、ターンローラー周面の吸引孔を閉塞
   しない構造をもって掛装され、走行する帯状物の走行路
   上に加熱エアーを放出する送風機の吸気口と前記ターン
   ローラーの内部とは還流ダクトをもって連結されている
   乾燥機における帯状物の搬送装置。