JPH0315499A - 乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、外殻上部に衣類出入口を備えて成る乾燥機に
関する。

（従来の技術） 従来より、床の上に設置した場合において良好な使い勝
手を奏し得るものとして、衣類出入口を外殻の上部に設
けて外殻上部において衣類を出入れできるようにした、
いわゆるトップローディングタイプの乾燥機がある。

このトップローディングタイプの乾燥機では、内部を乾
燥室とするドラムを外殻の内部に横軸状に設け、このド
ラムの胴部に衣類出入用の開口部を形成し、外殻上部に
衣類出入口を形成する構成としており、上記開口部には
ドラム蓋を設けると共に、前記衣類出入口には開閉扉を
設けている。

そして、この種乾燥機では、ドラムを回転させることに
よって衣類を上下に撹拌しつつ、該ドラム内即ち乾燥室
に温風を供給し、もって衣類を乾燥させる。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上述のものでは、ドラムを停止させる場合に
は、該ドラムを、その開川部と外殻の出入一とを合致さ
せるように制御する必要があり、そのため、位置検出セ
ンサ，ドラムに対する制動機構，さらには位置制御回路
等を要し、構成が複雑となる。また、ドラムにおける開
口部がその胴部にあるため、該開口部の大きさに制約を
受けて大きくできないという事情にある。従って、衣類
出入口も大きくできず、大きな衣類とか多量の衣類の出
入れに不便であった。さらには、外殻とドラムとがいわ
ゆる二重壁横逍をなしているが、ドラム蓋の開閉等を考
慮すると、これら外殻と１・ラムとの間にはある程度の
隙間が必要であり、この結果、乾燥室容積を大きくした
い場合に、全体の大形化またはＪ＃形化が余儀無くされ
てしまう。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、外殻上部において衣類を出入れするものであり
なから、構造が極めて簡単となり、また、衣類出入口を
大きくすることができると共に、全体を大きくすること
なしに乾燥室容積を大きくできる乾燥機を提供するにあ
る。

［発明の構或］ （課題を解決するための手段） 第１の本発明は、上部に衣類出入口を形成した外殻と、
前記衣類出入口を開閉すべく設けられ前記外殻の一部を
構成する扉と、前記外殻の内部にその下方部から上方部
にかけての部位にて巡回走行し得るように設けられその
走行面と前記外殻内而とで乾燥室を形成し且つ巡回走行
によって衣類を該乾燥室内で撹拌させる帯状体と、この
帯状体を走行させる駆動手段と、前記乾燥室内に温風を
供給する温風供給手段とを具備して成るものである。

第２の発明は、上部に衣類出入口を形成した外殻と、前
記衣類出入口を開閉すべく設けられ前記外殻の一部を措
成する扉と、前記外殻の内下方部における一方部位から
他方部位にかけて巡回走行し得るように設けられた第１
の帯状体と、前記外殻の山下方部の前記他方部位から上
方部にかけて巡同走行し得るように設けられた第２の帯
状体と、前記第１および第２の各走行面と前記外殻とで
形成された乾燥室と、前記第１および第２の帯状体を走
行させる駆動手段と、前記乾燥室内に温風を供給する温
風供給手段とを具備し、前記第２の帯状体の走行速度を
前記第１の帯状体の走行速度より人となるように設疋す
ると共に該第１および第２の洲状体の協働による巡回走
行にて衣類を前記乾燥室内で撹拌するようにしたもので
ある。

（作用） 第１の発明の手段によれば、舟状体によって衣類を撹Ｆ
１゛ずる構成であるから、従来のようなド５ ラムを要せず、従って、従来のドラム停止制御か不要で
ある。この結果、構造の簡単化が図れる。

また、この帯状体と外殻とて乾燥室を構成するから、二
重壁構造の従来とは違って一重聖構造となり、この結果
、全体の大きさは変えずに乾燥室容積を大きくできる。

また、衣類出入口を、外殻の乾燥室形成部分に形成する
から、衣類出入口の大きさかドラムの胴部の開口部の大
きさに依存する従来と違って、衣類出入口の大きさを大
きくとることが可能である。

第２の発明の手段によれば、上記同様の作用を得る他に
、次の作用を得る。即ち、衣類は第１の帯状体により第
２の帯状体方向に移動して第２の帯状体に移載され、そ
して該第２の帯状体によりて上へ上げられた後、乾燥室
の下部の第１の帯状体へと落下し、これが繰り返される
。しかるに、乾燥室の底部をなす第１の帯状体の走行面
では、複数の衣類か重なりあって圧縮された状態となる
ことが多いが、本手段においては、第２の帯状体の走行
速度か第１の帯状体の走行速度より速いか６ ら、衣類が第１の帯状体から第２の帯状体へ移載される
折りに、第２の帯状体に接触した衣類か両者間の速度差
によって該第２の帯状体側へ引き伸ばされるようになる
と共に、後続の衣類に対しては引き剥がされるようにな
って該第２の帯状体側へ移動する。この結果、衣類自体
がほぐされると共に、他の衣類とも良好に分離される。

（実施例） 以下本発明の第１の実施例につき第１図および筆２図を
参照して説明する。

］は外殻であり、これは主として、台板２と、この台板
２上に配設された外箱３と、この外箱３の上端部に配設
された上カバー４とから構成されている。上記上カバー
４は、外箱２の上部から前面にかけて装着されており、
この上カバー４には、上部および前面にかけて比較的大
きな衣類出入口５か形成されており、そしてこの上カバ
ー４には衣類出入口５を開閉するためのものであって且
つ外殻の一部を構成する扉６が輔７を介して回動可能に
設けられている。

８，９は帯状体たるベルトであり、一方のベルト８は、
外殻１内の下部における前側の部位に設けたローラ１０
と、同下部の後ろよりの部位に設けたローラ１１とに張
架されており、また、他方のベルト９は、上記ローラ１
１の若干近傍に設けたローラ１２と、上部後部に設けた
ローラ１３とに張架されている。上記ローラ１１および
］２には従動ブーり１４，１５が一体に取着されている
とともに、両プーり１４，１５間には伝動ベルト１６が
張架されている。１７は台板２に配設された駆動手段た
るモータで、その回転軸には駆動プーり１８が取着され
ていて、この駆動プーり１８と、前記従動プーり１４と
の間にも伝動ベルト１つが張架されている。従って、上
記ベルト８，９はモータ１７によって巡回走行されるよ
うになっていて、この場合、ベルト８は、矢印Ａで示す
ようにその上面が後方へ向かうように走行し、またベル
ト９は矢印Ｂで示すようにその前面が上方へ向かうよう
に走行するようになっている。

２０．２１は仕切板であり、一方の仕切板２０は一方の
ベルト８の前側部分と外箱３前板部内面とにわたって架
設され、また、他方の仕切板２１は他方のべルー・９の
上部部分と外箱３背板部上部内面とにわたって架設され
ており、もって、ベルト８　９とこれら仕切板２０．２
１とて外殻１の内部を、その人部分を占める上方部と残
りの部分を占める下方部分とに仕切っている。しかして
、上記ベルト８における上面側の走行面およびベルト９
における前向側の走行而と前記外殻１（扉６も含む）内
面とで乾燥室２２が形成されている。

２３は温風供給手段であり、これは、ファン２４および
モータ２５並びにケーシング２６から成る送風装置２７
と、この送風装置２７のケーシング２６から前記下方の
仕切板２０に設けられた通気口体２８を介して乾燥室２
２に通じるダクト２９と、通気口体２８部分に設けられ
て該通気口体２８を通る風を加熱し温風化するヒータ３
０とから構威されている。なお、２８ａは通気口体２８
に設けられたガードである。また、前記扉６の上面部に
はυ１気口３１が形成されており、この排気口０ ３１にはフィルタ３２が装着されている。３３は外箱３
の背板部に形成された吸入口である。３４はフェルト固
定板で、これは一方のベル１・８と他方のベルト９との
境界部分に位置するようにして外箱３の左右内面間に架
設されており、このフェルト固定板３４の裏側部および
前記仕切板２０２１の裏面にはそれぞれ気密保持用にフ
エルト３５がベルト８　９に摺接するように装着されて
いる。さらに、扉６は曲率Ｒをもって前面側に膨出する
ように形戊されていて乾燥室２２の内容積の拡大化を図
っている。

さて、上記構成の作用について述べる。

まず、扉６を開放し、乾燥させるべき衣類を乾燥室２２
に収容する。そして扉６を閉鎖した後、モータ１７に通
電すると共に、モータ２５およびヒータ３０に通電する
。しかして、モータ１７か起動すると、ベルト８が矢印
Ａ方向に巡回走行されると共に、ベルト９が矢印Ｂ方向
に巡回走行される。これによって、衣類が、矢印Ｃで示
すように、乾燥室２２の底部の前部から後方へ、さらに
１０ 上方へと移動され、そして乾燥室２２の下部に落下し、
もって、衣類が撹拌される。一方、モータ２５およびヒ
ータ３０が通電されたことによって、ファン２４か回転
され、これにより、機外空気が矢印Ｄで示すように、吸
入口３３を通してケーシング２６内に吸入され、そして
ダクト２つ，通気口体２８を通って乾燥室２２に供給さ
れる。この場合、この機外空気つまり送風装置２７によ
って得られた風は、ヒータ３０によって加熱されて、温
風化し乾燥室２２内に供給される。この温風は衣類の乾
燥に供した後刊．気■３１から排出される。

上述した本実施例によれば、外殻１の内部にその下方部
から上方部にかけての部位にて巡回走行する帯状体たる
ベルト８．９を設けて、該ベルト８，９によって衣類を
撹拌するようにしたから、衣類を撹拌するについて従来
のようなドラムを要せず、従って、従来のドラム停止制
御が不要である。この結果、ドラム位置検出セン、サ，
ドラムに対する制動機構および位置制御回路等を要せず
、構造の簡単化を図ることができる。また、このべ１１ ルト８，９と外殻ｌとで乾燥室２２を構成するから、二
重壁構造の従来とは違って一重壁構造となり、この結果
、全体の大きさは変えずに乾燥室容積を大きくできる。

特に、外殻１の一部を構成する扉６を前側へ膨出するよ
うに湾曲形成した本実施例においては、乾燥室容積をさ
らに大きくでき、また衣類が扉６の清曲形状に沿って落
下することも期待てきて撹拌効果の向上ひいては乾燥効
串の向上が期待できる。

さらに本実施例によれば、衣類出入口５を、外殻１の乾
燥室２２形成部分に形或するから、衣類出入口の大きさ
がドラムの胴部の開口部の大きさに依存する従来と違っ
て、衣類出入口５の大きさを大きくとることができ、大
きな衣類とか多量の衣類を出入れする場合に非常に便利
ならしめ得る。

この場合、衣類出入口５を外殻１の上部に形成したから
、従来のトップローディングタイプ同様に使い勝手が良
いのはもちろんである。

第３図は本発明の第２の実施例を示し、この実施例にお
いては、主として扉形状の点，温風流通１２ 構造の点Ｈ　’ｒｊｌ状体の走行構造の点が上記第１の
実施例と異なる。

即ち、第１の実施例では、扉６を湾曲形状としたか、該
第２の実施例においては、扉３６を、角部を面取りした
形状としている。

また、第１の実施例では、乾燥に供した温風を排出する
ようにしたか、この第２の実施例においては、温風を乾
燥室２２流出後に除湿すると共に再加熱Ｃて乾燥室２２
内に戻す、いわゆる温風循環構造としている。具体的に
は、扉３６には温風排出口は形成せず、上部の仕切り板
２１に温風流出口３７を形成し、この温風流出口３７を
ダクト３８，送風装置２７のケーシング２６，熱交換器
３９の熱交換パイプ４０，ダクト２９を介して通気口体
２８に連結している。上記熱交換器３９の熱交換パイプ
４０の外周囲には図示しない送風装置によって機外空気
が通されるようになっており、また、熱交換パイプ４０
内面に生じた結露水は水抜孔４１から流出して水受容器
４２に溜められるようになっている。

１　３ さらに第１の実施例では、帯状体として二つのベルト８
，９を用いたが、この第２の実施例では、一つのベルト
４３を用い、このベルト４３を主ロラ４４，４５と中間
ローラ４６，４７とで走行可能に設けている。そして一
方の主ローラ４４をモータ４８によって駆動することに
よって該ベルト４３を矢印Ｅ方向へ走行するように構成
している。このような第２の実施例においては、基本的
に第１の実施例と同様の効果を奏する他に、ベルト４３
の走行構造の簡単化を図り得ると共に、湿気を含んだ温
風を室内に吐出せずに済むという効果を奏する。

第４図は本発明の第３の実施例を示しており、この第３
の実施例においては、第１の帯状体たる第１のベルト４
つと、第２の帯状体たる第２のベルト５０との速度比を
次のように設定した点が第１の実施例と異なる。第２の
ベルト５０の走行速度を第１のベルト４９の走行速度よ
り大となるように設定している。このための構成として
は、第１のベルト４９側の従動プーり５１の径に対して
１４ 第２のベルｌ・５０側の従動プーり５２の径が小さくな
るように各プーり５］．，５２を形成している。

この場合、同図から分かるように、第１のベルト４９は
外殻１の内下方部における前側の部位（一方の部位）か
ら後寄りの部位（他方の部位）にかけて巡同走行するよ
うに設けられている。また、第２のヘル１・５０は前記
外殻１の内下方部の前記後寄りの部位から上方部にかけ
て巡回走行するように設けられている。

しかして、運転時において、衣類は第１のベルト４９上
を矢印Ａ方向移動して第２のベルト５０に移行し該第２
のベルト５０上を矢印Ｂ方向へ移動し、そして乾燥室２
２の下部へと落下する。しして第１のベルト４９によち
で受けられて、上述のことか繰り迦される。これにて、
衣類か、矢印Ｃで示すように、乾燥室２２の底部の前部
から後方へ、さらに上方へと移動され、そして乾燥室２
２の下部に落下し、もって、表類が撹拌される。

ところで、乾燥室２２の底部をなす第１のベル１・４つ
の走行面では、人類か底部に落ちてくるの１５ で複数の衣類が圧縮された状態となることか多い。

このような状態で衣類か撹拌されると、さほと乾燥効果
か上がらないといったことが懸念される。

しかるにこの第３の実施例においては、第２のベル１・
５０の走行速度が第１のベル１・４９の走行速度に対し
て速いから、衣類が第１のベルｌ・４９から第２のベル
ト５０へ移載される折りに、第２のベル１・５０に接触
した衣類が両省間の速度差によって該第２のベルト５０
側へ引き伸ばされるようになると共に、後続の衣類に対
しては引き剥がされるようになって該第２のベル１・５
０側へ移動する。この結果、衣類自体がほぐされると共
に、他の衣類とも良好に分離して乾燥室２２内上部に放
出され、よって乾燥効果が向上すると共に、しわ発生も
少ない。

その他、本発明は上記し且つ図面に示す丈施例に限定さ
れず、要旨を逸脱しない範囲内で抽々変史して実施でき
る。

［発明の効果］ 本発明は、以上の記連にて明らかなように、１６ 次の効果を得ることかできる。

請求項１の乾燥機によれば、外殻上部において衣類を出
入れするものでありながら、構造を極めて簡単になし得
、また、衣類出入口を大きくすることができて、大きな
衣類とか多量の衣類を出入れする場合に至便となり、さ
らには、全体を大きくすることなしに乾燥室容積を大き
くできるといった優れた効果を奏する。

請求墳２の乾燥機によれば、上記効果を得ることができ
るのに加え、衣類個々をほぐすことができると共に、衣
類相互を良好に分離できて、乾燥効果の向上を図ること
ができると共に、しわ発生も防止することができるとい
った効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の第１の実施例を示し、第
１図は全体の縦断側面図、第２図は全体の斜視図、第３
図は本発明の第２の実施例を示す第１図相当図、第４図
は本発明の第３の実施例を示す第１図相当図である。 図中、１は外殻、５は衣類出入口、６は扉、８，１７ ９はベルト（帯状体）、１７はモータ（駆動手段）２２
は乾燥室、２３は温風供給手段、２７は送風装置、３０
はヒータ、３６は扉、３９は熱交換器である。４３はベ
ルト（帯状体）、４つは第１のベルト（第１の帯状体）
、５０は第２のベル１・（第２の帯状体）である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、上部に衣類出入口を形成した外殻と、前記衣類出入
   口を開閉すべく設けられ前記外殻の一部を構成する扉と
   、前記外殻の内部にその下方部から上方部にかけての部
   位にて巡回走行し得るように設けられその走行面と前記
   外殻内面とで乾燥室を形成し且つ巡回走行によって衣類
   を該乾燥室内で撹拌させる帯状体と、この帯状体を走行
   させる駆動手段と、前記乾燥室内に温風を供給する温風
   供給手段とを具備して成る乾燥機。 ２、上部に衣類出入口を形成した外殻と、前記衣類出入
   口を開閉すべく設けられ前記外殻の一部を構成する扉と
   、前記外殻の内下方部における一方部位から他方部位に
   かけて巡回走行し得るように設けられた第１の帯状体と
   、前記外殻の内下方部の前記他方部位から上方部にかけ
   て巡回走行し得るように設けられた第２の帯状体と、前
   記第１および第２の各走行面と前記外殻とで形成された
   乾燥室と、前記第１および第２の帯状体を走行させる駆
   動手段と、前記乾燥室内に温風を供給する温風供給手段
   とを具備し、前記第２の帯状体の走行速度を前記第１の
   帯状体の走行速度より大となるように設定すると共に該
   第１および第２の帯状体の協働による巡回走行にて衣類
   を前記乾燥室内で撹拌するようにした乾燥機。