JPS62182567A - 人造降雪方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野： 本発明は、人造または天然の棟木を粉砕して細氷粒とし
、天然の降雪と相似した人造降雪を作る方法に関する。

ここで、降雪というのは、降りつつある雪を意味し、地
面などの上に積もりな積雪と区別する。

人造降雪は、モデル家粱の＃書試験などの際の試験条件
の設定などに用いられるほか、真夏に降雪させ、また熱
帯地方で降雪させるなど観光産業に利用される。すなわ
ち、花火産業などと同列に考えられる産業である。

従来技術： 大規模人造降雪は、木発明者により、世界に先駆け゛Ｃ
実施されたものである。

その発明の一部は、特開昭５６−８２３６８Ｊｉ＋公報
に開示され°Ｃいるが、その開示内容は、棟木をカッタ
ー型粉砕機で切削粉砕し、回転式投ｇ機を用いて、該投
雪機に付属の上向きまたは斜上向きシュートにより送り
田し、該シュートの出口に設けられた解塊散布装置の下
向きに凸な面に衝突飛牧させて人造降雪として降らせる
ものであ″る。

本願以外に、公知刊行物は存在しない。

解決しようとする間遁点： 前記発明の際に使用される投書機は、例えば、木田アク
ト株式会社製Ｓ８型などで差支えない。

本機種に限らず、障害物としての雪？除去する公知の投
雪機は、投雪中および着地後の雪の状餓に？い′Ｃ格別
の要求０制限がないのが普通で、必要な距離だけ投雪が
行われれば事足り、動力経済の上から言えば、同伴空気
量が少ない塊状での投雪が、むしろ望ましいのである。

実際に投雪機のインペラハ、送風機のインペラに比べて
、半径方向からのずれ角が小さくしており、空気の加圧
、したがって送ＲＦＣ向いていないのが通常である。

一方、人造降雪を迫真的に見せるためには個個の細氷片
がそれぞれ、独立に落下する。いわゆる自由落下の方が
好ましいのである。

そこで、投雪機の投協用シュートを通過する少量空気を
含む細氷粒に、さらｉＣ空気を添加して解塊・解粒する
ことが望ましいが、空気を添加することはシュート内の
圧力上昇を招き、昇圧の影響が、カッタ一式粉砕後に及
ぶと、砕氷が、棟木側へ逆流することになり好ましくな
い。それゆえ、カッタ一式粉砕機に背圧を与えないで、
シュート？、通して放出される細氷粒に対し°Ｃのみ、
空気添加しなけれはならない。

また、夏季、梅雨期など、外気が高温・高湿の場合、シ
ュート内に外気をそのまま添加すると、細氷粒が受熱液
化して零状になり易く、美麗な降雪が得られない。すな
わち、佃氷粒の融解・液化を防止する必要がある。

問題点を解決する手段： 本発明では、前記投冑機内の空気を含んだ細氷粒に、さ
らに空気を添加し゛〔、空気単位容積あたりの細氷粒の
量を減少する。その際、細氷粒の送り出し量を一定にし
たまま空気添加量を増やしても、細氷粒の送り出し量を
減らし、かつ空気添加量を増やしてもよく、このことに
拘らない。

添加する空気は、前記シュート内で細氷粒の移動方向に
噴出させるか、回転投雪機の吸込口を両口にして一部か
らｍ木粒、他方から空気を吸入するようにするか、いず
れにし〔も、空気の流れと細氷粒の流れと四方向にする
ことにより、空気の運動のエネルギーが、細氷粒の流れ
の上流方向に及ばぬようにする（細木粒の運動量の方向
と添加空気の連＃量の方向を実質的または近似的に同じ
にする。）。シュート内で空気を噴出する場合、スクリ
ュ一部を設けて空気を旋回させることにより、細氷粒と
の混合がさらに良、くなる。

夏季・梅雨季などでは、添加する空気を、気温工り低い
温度の冷媒を用いて間接冷却し凝結水を除去することが
望ましい。

また、該添加用空気全シリカ・アルミナなどの乾燥剤で
乾燥することが有効である。

さらに必要な場合、間接冷却除湿と乾燥剤による乾燥を
行うと零化防止の効果を増す。

夏季梅雨季の対策として、さらに、カッター型粉砕機、
投雪機、投雪用シュートなど、外部から熱侵入の恐れあ
る部分を断熱材を用い°Ｃ保冷し、必要な場合、さらに
、冷凍後・冷媒の組合わせに工す、間接冷却する。

作　　　用： 本発明の人造細木粒は、カッター型粉砕機により平板状
に切削された後、脆性破壊しＣ空気を含んだふわふわし
た細氷粒集合体になる。このものが投雪機にかかると、
一部破壊分離も起こるが、金棒とし′Ｃは集合体の凝集
が起こり団塊となり易く、この団塊の解凍を行わないと
人造降雪の迫真性が減る。

投雪機にかかった細木粒に、細氷粒の移動方向に合わせ
た運動量を持つ別源の空気を添加することにより、エジ
ェクター・ベンチュリスクラバーなどの場合と同様の原
理で、細氷粒の加速作用と、細氷粒と添加空気との混合
作用が生じて、そのため細氷粒の解凍・分散が行われる
（運動量保存則が近似的に成立する。）。

この場合、細氷粒の流れについて上流にあるカッター型
粉砕機の出口圧が夫質的な変化（増加）しないことは、
エジェクター・ベンチュリスクラバーなどの例で見られ
るとおりである。

投冑機入口を両日にして、一方から細氷田他方から空気
を吸入した場合にも、運動量保存則が近似的に成立し、
カッター型粉砕機出口の圧上昇が起こらぬことは言うま
でもない。

次に、細木粒と乾燥添加空気とが接触した場合、細氷粒
から水分の蒸発が起こり、そのため細氷粒が冷却する現
象と、両者の温度差に基づく伝熱とが同時に起こり、も
し、添加空気が充分乾燥していると、細氷粒の温度より
高い添加空気で細氷の冷却がＥｉＪ能である仁とは、い
わゆる調湿と呼ばれる単位操作（かかる学位操作につい
°Ｃは、化学工学の教科書ｆ：診照されたい。）にＬす
広く知られており、添加空気の冷却と同時にその乾燥も
細氷雪の受熱融解を防ぐ効果がある。

含空気細氷粒の流れに、さらに別源の空気ｔ−添加する
ことにより細氷粒の濃度（ｆｌＬ位容積あたりの細氷粒
の欺）が減少するのけ明゛らかである。

実施例：、。

第１図において、氷塊１Ｋ）は、コンベヤー１２）によ
り、カッター型粉砕機（３）に押しつけられ、回転する
ナイｙ　（３ａ）　（複数個であることが望ましい。）
によりスライス状に切削さａ、切削と同時に、その脆性
のため粉砕して、細氷粒が生成する。この際、コンベヤ
ー【２）の送り速度、好ましくは、コンベヤー（２）の
送り速度と同時にカッター型粉砕機の回転速度ヲ１１３
Ｊ′変にしておくことにより、細氷粒の製造速度と■氷
粒のサイズが可変になる。カッター（３）により粉砕さ
れて生じた細氷粒はケーシング（４）内に保持され、次
いで、回転式投雪機＋５１の吸込口（５ａ）から、同機
内に供給され、そのインペラー（５ｂ）　Ｋエリ遠心力
を与えられ、投雪用シュート（６）から、斜り方を含む
広義の上かに放出される。シュート（６）は可撓性があ
り、シュート出口が上下左右に移動でき投冑方回を変え
得ることが望ましい。放出された細氷粒は、望ましくは
、シュート（６）の出口に設置された解凍散布装置の下
向きに凸な散布面に下方または斜下方から衝突して、広
［に人造降雪として散布される（解凍散布装置の例は、
前記特開昭５６−８２３６８号公報に示されている。

しかしながら、本発明の構成効果に含まれないので説明
しない。）。

第２図に、回転式投雪＊　１５＋の側面断面図を例示す
る。インペラー（５ｂ）の回軸軸（５ｃ）　’に中心と
した仮想線（一点鎖線）で示した部分が細氷粒吸込口で
、供給された細氷粒は、粒間に存在して、細米粒にふわ
ふわした雪状感を与える空気と共にインペラー（５ｂ）
により遠心力を与えられ、投雪シュート（６）から放出
される。

本発明では、上記カッター型粉砕機（３）、ケーシング
Ｃ４）、回転式投雪機１６）の組合わせで生ずる、ふわ
ふわした外観の含空気細氷粒に、さらに空気を添加して
、単位容積あたりの細氷粒の亀（細氷粒の濃度）の減少
を図るのである。

第１図に示した空気添加法の例では、プロワ−［７１Ｋ
より空気を圧縮して、該空気を投雪シュート（６）内に
導き、細氷粒の流れの方向と同方向すなわちシュート（
６）の出口方向に噴出させる。この構造をとることに工
り、細氷粒の流れに対して上流部分の圧を増加させ、ま
た減速させることなく、下流部分の加圧・増速が可能で
あり、カッター粉砕であるが、必須条件ではない。　　
　　　　　　１コ一次に、第１図において、添加用空気
はブロワ−（７）により圧縮された後、冷凍機＋１０１
を持つ間接冷却器（９）にエリ冷却されている。冷却し
〔凝縮水を除去することＶＣより乾燥も同時に行われる
が、さらにアルミナ・シリカなどの固体乾燥剤で、積極
的に乾燥しＣもＬい。乾燥に工り空気の湿球温度が下が
るので、冷却による温度降下作用と相俟って、細氷粒の
融解水滴化を防止でき、特に、夏季・梅雨季の人造降雪
の場合、窒化を防止できる。なお、夏季対策として、全
装置を断熱材で被覆して保冷するほか、ケーシング１４
１．ｉｆｉ用シュート（６）などの要部を積極的に冷媒
で冷却することが望ましい。

次に第３図は、空気を添加するために、投雪機（６）の
供給口（５ａ）　ｆ、、両口（５ａ）、（５ａ）とじ投
雪機（６）により、添加用空気を吸込ませ、下流に向つ
〔放出させる実施例である０第３図の場合、細氷粒の投
雪部と空気圧縮部とは隔壁（５ｄ）で仕切られそれぞれ
独立になつ〔おり、空気圧縮部のインペラーは第４図に
例示する構造となつ°Ｃいる（第４図は、第２図で示さ
れる投雪部と１対となった空気圧細部ヲ費部断面で示し
たものである。）。

実験結果によると市販の投雪機を両口吸込に改造するだ
けで空気添加が可能であり、隔壁（５のけ必須条件では
ない。なお、添加空気量側部設備、例えば、第３図のダ
ンパー（５ｅ）の設置が望ましい。

発明の効果 本発明は、特開昭５６−８２３６８号公報に開示された
人造雪の製造法をさらに改良して、この方法により作ら
れた、含空気細氷粒にさらに空気を添加して、低濃度に
至るまでの種種の濃度の人造降雪を可能にしたものであ
る。

しかして、空気添加量調節と棟木コンベヤー（２）の送
り速度の調節と、カッター型粉砕機の回転数の調節とに
エリ、種種のサイズの細氷粒が、種種の濃度で、種種の
製造能力での美麗な人造降雪が可能で、この点において
自然降ＭＶｃ比し勝つＣいるのである。

それゆえ、本発明の降雪法で生じた積雪は、例えば、家
唆の耐雪・耐寒試験の試験条件の設定、原子炉量体の低
温断熱材とし°Ｃ使用され°〔おり、その利用は単にレ
ジャー産業、イベント産業に留らず、自然雪の使用が不
適当な工業分野に及んでいるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の人造降雪法のプロセスを例示した立面
図で、その主要部を断面として内部構造を示したもので
ある。 第２図は、投雪機の内部構造全疎明するための説明図で
ある。 第３図は本発明の他の実施例の立面図で、その主要部を
断面としＣ内部構造を示したものである。 第４図は、空既圧縮機能金付与した投雪機の空気圧縮部
の内部構造を示したものである。（第２図に示した内部
構造の投雪機と隔壁を隔てて設置されるもので、第２図
の背面図の関係にある。）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　塊氷を回転式カッター型粉砕機により切削粉砕して
   細氷粒とし、該細氷粒を、遠心式投雪機のインペラーで
   、該インペラーの回転により形成される円板状体の周方
   向と基部方向をほぼ同じくする投雪用シュートで、上方
   を含む斜上方に、放出して、細氷粒を重力降下させる人
   造降雪法において： 該投雪機のインペラーの基端吸込部および該投雪用シュ
   ートを含む適宜位置で、細氷粒の移動方向と実質的に同
   方向に、空気を添加し、細氷粒の濃度を減少させること
   を特徴とする人造降雪方法。 ２　空気を添加する態様が、投雪用シュートと二重管を
   形成するように並行内設された内管から投雪用シュート
   に噴出する特許請求の範囲第１項記載の人造降雪方法。 ３　内管の空気噴出口がスクリュー構造である特許請求
   の範囲第２項に記載の人造降雪法。 ４　空気を添加する態様が、両吸込型遠心機械の一方の
   吸込口に空気が供給されるものであり、該遠心機械の他
   の吸込口から細氷粒が供給される特許請求の範囲第１項
   に記載の人造降雪方法。 ５　塊氷の回転式カッター型粉砕機への供給速度が可変
   である特許請求の範囲第１項から第４項のいずれか１に
   記載の人造降雪方法。 ６　塊氷がコンベヤーに載置されて回転式カッターに供
   給される特許請求の範囲第５項に記載の方法。 ７　回転式カッター型粉砕機の回転速度が可変である特
   許請求の範囲第１項から第６項のいずれか１に記載の人
   造降雪方法。 ８　添加する空気の流量が調節可能である特許請求の範
   囲第１項から第７項のいずれか１に記載の人造降雪方法
   。 ９　添加する空気が、気温以下の冷媒により冷却され凝
   縮水を除去されたものである特許請求の範囲第１項から
   第８項のいずれか１に記載の人造降雪方法。 １０　添加する空気が、固体乾燥剤により乾燥されたも
   のである特許請求の範囲第１項から第９項のいずれか１
   に記載の人造降雪方法。 １１　構成する装置外部を断熱材で被覆し保冷した特許
   請求の範囲第１項から第１０項のいずれか１に記載の人
   造降雪方法。 １２　回転式カッター型粉砕機、遠心式投雪機、投雪用
   シュートを含む要部を気温以下の冷媒を用いて間接冷却
   する特許請求の範囲第１項から第１１項のいずれか１に
   記載の人造降雪方法。