JPS62180853A - トラクタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、プリンタに使用するトラクタ装置に関する
。

従来の技術 第７図に示すように、回転するベルト５１から突出する
ピン５２を用紙５３の両側に形成した孔５４に係合させ
て用紙５３を送るトラクタ装置が存する。

発明が解決しようとする問題点 トラクタ装置を小型化するためにはベルト５１の半径ｒ
を小さくする必要がある。これにともないピン５２は用
紙５３の孔５４に係！し始めるときは、用紙５３と直交
する直線に対するピン５２の傾斜角θが大きくなる゛。

このためＪビシ５２が孔５４に係合し始めるときにピン
５るの鼻端が第７図に示すように孔５４の縁に引掛かり
、場合によっては用紙５３を破く問題がある。

この問題を解決するために、ピン５２の高さを低くする
と用紙５３がピン５２から外れ易くなる。

また、ピン５２の形状を基部から先端に向かうに従い次
第に細くなる砲弾形にすると外周の平行な部分の長さが
不足し、第８図に示すように、複数枚の用紙５３を送る
場合に、上部の用紙５３程ピン５２に対する遊びが大き
くなり、用紙５３がずれ、印字位置がずれる。このよう
に用紙５３を複数枚重ねる場合、従来はのり付けをして
いるが、コストダウンのためホチキスにより止めると用
紙５３間のずれがさらに大きくなるおそれがある。

最近では、用紙５３の孔５４に係合し始めるときまでは
ピンの突出高さを低くし、係合させてからピンを十分に
突出させるためにピンを出没させる考案・が存するが、
ピンを出没させる構造が複雑である。

この発明はこのような点に鑑みなされたもので、用紙を
正確に送り、また構造を簡略化しつるトラクタ装置を提
供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 ベルトにそれぞれピンの基部に連続する複数の台座を弾
性的に屈撓自在に形成し、トラクタフレームに用紙と対
向する所定の区間で前記台座を外周方向へ押圧する押圧
部を形成する。

作用 ベルトをトラクタフレームの外周に沿って回転させ、ピ
ンの突出高さを倶＜シてピンを用紙の孔に係合し易くし
、所定の区間では台座を押圧部により外方へ押し出して
ピンと孔とを佛実に係合させ、これにより、ピンの外周
の平行部分の長さを長くすることを可能にし、用紙を複
数枚重ねて送る場合でも用紙のずれを防止する。　　　
。

実施例 この発明の一実施例を第１図ないし第６図に基づいて説
明する。−側しか図示しないが案内軸ｌと駆動軸２との
両端に摺動自存及び任意位置固定自在に保持される左右
一対のトラクタフレーム３が設けられている。トラクタ
７レーム３に形成された軸孔４には輪体５のボス６が回
転自在に嵌合され、この輪体５に形成された角筒７に輪
体８の角孔９が固定的に嵌合されている。輪体５には駆
動軸２に摺動自在に嵌合される角孔１０が形成されてい
る。

ついで、内周ベルと１１と外周ベルト１２とを重ねたベ
ルト１３が設けられている。外周ベルト１２の内周の両
側には内周ベルト１１の両側縁に沿う複数の係止部であ
る歯１４が等間隔で形成されている。これらの歯１４は
輪体５，８の外周に形成された係止部である凹部１５に
係合するものである。また、内周ベルト１１にはピン１
６の基部に連続する複数の台座１７と複数の肉抜き孔１
８とが交互に配列されて等間隔で形成されている。

台座１７はその周囲に溝１９を形成することにより弾性
的に屈撓自在であり、通常は自らの弾性により内周ベル
ト１１の表面より内周側に窪み、これらの台座１７に連
続して内周側に突出する突部２ｏが形成されている。内
周ベルト１１の幅方向の肉抜き孔１８の縁２１は弧状に
湾曲されている。

そして、外周ベルト１２にはピン１６を出没自在に挿通
させる複数の通孔２２が形成されている。

さらに、トラクタフレーム３の外周には内周ベルト１１
の突６５２０を摺動自在に案内する溝２３が形成されて
いる。この溝２３の底面は第４図に示すようにトラクタ
フレーム３の下部と前後部とで深く、前後部から上面に
向かうに従い浅くなり、溝２３が消えたトラクタフレー
ム３の上面に内周ベルト１１の突部２０を台座１７及び
ピン１６とともに外周方向へ押圧する押圧部２４が形成
されている。この押圧部２４は用紙２５に対向する。

このような構成において、モータ（図示せず）の回転は
駆動軸２から輪体５，８を介して内周ベルト１１及び外
周ベルト１２に伝達され、ピン１６に係合する用紙２ｈ
が送られる。トラクタフレーム３の下部と前後部とにお
いては、突部２０が溝２３内に位置するので台座１７及
びピン１６が内方に退避し、用紙２５を支えるトラクタ
フレーム３の上面においては、突部２０が押圧面２４に
押圧されるため外周ベルト１２からのピン１６の突出量
が増大する。したがって、ピン１６が用紙２５の孔に係
合し始めるときは外周ベルト１２からの突出量を小さく
して孔の縁に引掛かることを防止することができ、係合
した直後はピン１６を用紙２５の孔に十分に係合させて
用紙２５を正確に送り、ピン１６が用紙２５から離れる
ときも内方へ退避させてピン１６と用紙２５の孔の縁と
の引掛かりを防止する。このように、ピン１６が用紙２
５の孔に係合し始めるとき、及び、ピン１６が孔から抜
けるときに、孔の縁とピン１６との干渉を防止すること
ができるため、第３図に示すように、ピン１６の外周の
外径が変化しない平行部分１６ａの長さを長くすること
ができる。したがって、用紙２５を複数枚重ねて送る場
合でも、上方の用紙２５のピン１６に対する遊びを小さ
くして用紙２５間のずれを防止することができる。

また、内周ベルト１１のピン１６の前後は肉抜き孔１８
の形成により柔軟性が増し、しかも、肉抜き孔１８の縁
２１が両側に向かうに従いピン１６側に湾曲する弧状の
形状に定められているため、ピン１６の前後の柔軟性が
より一層促進される。

したがって、内周ベルト１１は局部的にくの字形に屈曲
するようなことはなくトラクタフレーム３の曲面に沿っ
て平均に湾曲して回転する。

さらに、内周ベルト１１は突部２０が溝２３に案内され
るので左右方向へずれることがなく、内周ベルト１１を
両側から挾む歯１４が形成された外周ベルト１２も左右
方向の動きが規制される。

このため、用紙２５の左右方向の位置が正確に定められ
る。

さらに、ピン１６及び台座１７は内周ベルト１１に一体
的に形成され、トラクタフレーム３に押圧部２４を形成
するだけでピン１６を出没させることができるため、構
造を簡略化することができる。そして、ベルト１３は内
周ベルト１１と外周ベルト１２とに分離しつるため、そ
れぞれのベルト１１．１２の形状を簡略化して成形金型
を簡略化することができる。もちろん、内周ベルト１１
に歯１４を一体的に形成してもよい。

発明の効果 この発明は上述のように構成したので、トラクタフレー
ムに押圧部を形成し、ベルトにピンの基部に連続する台
座を形成するだけの簡単な構造で、ピンを出没させるこ
とができ、このピンの出没動作により、ピンを用紙の孔
にスムーズに係脱させるとともに用紙との対向部ではピ
ンを用紙の孔に確実に係合させて用紙を正確に送ること
ができ、これにともない、ピンの外周の平行部分の長さ
を長くして複数枚の用紙を送る場合の用紙間のずれを防
止することができ、また、ベルトに突部を形成しトラク
タフレームに溝を形成することにより、ベルトの左右方
向の動きを規制し用紙の位置を定めることができ、さら
に、ベルトを内周、外周ベルトに部分することにより、
それぞれのベルトを形成する成形金型の構造を簡略化す
ることができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図はこの発明の一実施例を示すもので
、第１図は分解斜視図、第２図は内周ベルトの一部を拡
大して示す斜視図、第３図は内周ベルトの一部を拡大し
て示す側面図、第４図はトラクタフレームを拡大して示
す縦断側面図、第５図は一部を切欠し拡大した側面図、
□第６図は第５図におけるＡ−Ａ線部の拡大した縦断側
面図、第７図及び第８図は従来のベルトの一部を拡大し
てを示す側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外周に用紙を送るための複数のピンが形成された環
   状のベルトを回転自在に保持する左右一対のトラクタフ
   レームを設け、これらのトラクタフレームに駆動軸に駆
   動される輪体を回転自在に設け、前記ベルトの内周と前
   記輪体の外周とに互いに噛合する複数の係止部を等間隔
   に配列して形成し、前記ベルトにそれぞれ前記ピンの基
   部に連続する複数の台座を弾性的に屈撓自在に形成し、
   前記トラクタフレームに前記用紙と対向する所定の区間
   で前記台座を外周方向へ押圧する押圧部を形成したこと
   を特徴とするトラクタ装置。 ２、ピンの外周の平行部分の基部からの長さを長くし先
   端部を先細りの形状に定めたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のトラクタ装置。 ３、外周に用紙を送るための複数のピンが形成された環
   状のベルトを回転自在に保持する左右一対のトラクタフ
   レームを設け、これらのトラクタフレームに駆動軸に駆
   動される輪体を回転自在に設け、前記ベルトの内周と前
   記輪体の外周とに互いに噛合する複数の係止部を等間隔
   に配列して形成し、前記ベルトにそれぞれ前記ピンの基
   部に連続する複数の台座を弾性的に屈撓自在に形成し、
   前記ベルトに前記台座から内周方向へ突出する複数の突
   部を形成し、前記トラクタフレームに、前記突部を摺動
   自在に案内する溝を前記ベルトの回転方向に沿わせて形
   成するとともに前記溝の深さを変化させて前記用紙と対
   向する所定の区間で前記突部を外周方向へ押圧する押圧
   部を形成したことを特徴とするトラクタ装置。 ４、外周に用紙を送るための複数のピンが形成された環
   状の内周ベルトと、前記ピンを出没自在に保持する複数
   の通孔が形成された外周ベルトとを積層してなる環状の
   ベルトを設け、このベルトを回転自在に保持する左右一
   対のトラクタフレームを設け、これらのトラクタフレー
   ムに駆動軸に駆動される輪体を回転自在に設け、前記ベ
   ルトの内周と前記輪体の外周とに互いに噛合する複数の
   係止部を等間隔に配列して形成し、前記内周ベルトにそ
   れぞれ前記ピンの基部に連続する複数の台座を弾性的に
   屈撓自在に形成し、前記トラクタフレームに前記用紙と
   対向する所定の区間で前記台座を外周方向へ押圧する押
   圧部を形成したことを特徴とするトラクタ装置。 ５、内周ベルトに台座の間に位置する複数の肉抜き孔を
   形成したことを特徴とする特許請求の範囲第４項記載の
   トラクタ装置。