JPS62180005A - 複合中空部材の製造方法 - Google Patents

複合中空部材の製造方法

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JPS62180005A
JPS62180005A JP2105286A JP2105286A JPS62180005A JP S62180005 A JPS62180005 A JP S62180005A JP 2105286 A JP2105286 A JP 2105286A JP 2105286 A JP2105286 A JP 2105286A JP S62180005 A JPS62180005 A JP S62180005A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、各種プラスチック材の射出酸形成は細巾−′
rL<忙++/ホ田七も7 嗅人耕孔γVふ4麻汀、(
←ハ優れたシリンダ、その他ノズルや複合金属管等の複
合中空部材の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 上記の様なプラスチック材の射出又は押出成形はかなり
の高温条件下で行なわれる為、一部原料の熱分解は回避
しきれず多少の腐食性ガスが生成することは当然視され
ている向きもある。特に難燃化を期してハロゲン含有化
合物を配合した場合には大量のハロゲン含有ガスが発生
する。その後シリンダ内部は常時腐食環境に曝らされる
こととなり、シリンダには高レベルの耐食性が要求され
る。しかし成形時に負荷される圧力は相当高く、且つ強
度向上の為に配合されることの多い無機質充填材は非常
の高強度である為シリンダには高レベルの耐摩耗性も要
求される。
この様な要求特性を一応備えるものとして従来はSAC
MやSCM等の窒化シリンダが汎用されており、この素
材は低順で製造が容易であるといった特徴も有している
。しかしながら窒化による硬化層が0.1mmKu度と
極めて薄い為、必ずしも十分な耐食性及び耐摩耗性を発
揮しているとは言えない。そこで上記の様な過酷な使用
条件に耐え得るシリンダとして遠心鋳造によるパイメタ
リックシリンダが開発され、これは従来のシリンダに比
べて格段に優れた性能を有しているところから、需要が
急激に増大してきている。ところがこのパイメタリック
シリンダにも問題点がない訳ではなく、下記の様な種々
の問題点が残されている。
■遠心鋳造法では製法上の制約からライニング合金の融
点に限界があり、1000〜1100℃以下の融点を有
する成分に限定される。
■遠心鋳造法では耐摩耗性改善の為WC等の高硬度物質
を強化材として添加するが、これらの強化材はマトリッ
クス成分に比べて比重が大きい為ライニング層の内部へ
偏析し易く、摺動面となる内周表面側の存在量は極めて
僅かである。
■遠心鋳造工程で溶融した合金は当然のことながらバッ
クメタル(シリンダ本体を構成する鋼材)と接触するが
、合金層にはバックメタルから相当量の鉄分が混入して
くる為期待されるほどの耐食性は得られない。
■小径のシリンダでは十分に遠心力が得られない為、シ
リンダ本体に対するライニング材の接合性を十分に高め
ることができない。
■遠心鋳造により形成されるライニング合金層は鋳造組
織である為成分偏析が著しく且つ金属間化合物はかなり
粗大化している。その為ライニング層の強度及び靭性は
良好とは言えず、耐食性や対摩耗性も不均一である。
[発明が解決しようとする問題点コ 一方、バックメタル内周面に硬化層を形成してシリンダ
ーを製造する一手法として、従来から焼ばめ法が知られ
ている。しかしながら該方法では、特にセラミックスを
硬化層(内筒)に用いた場合には下記に示す問題がある
■焼ばめを行なう為の許容値は1/1000〜15/1
000程度であるので、セラミックス内筒の外周面の仕
上研削にはより一層高精度が要求される。
■例えば内筒外径寸法が10mm+程度の小径材を製造
するときには、焼ばめ代が小さくなり焼ばめ法を実施す
ることが困難である。これは焼ばめ代の絶対量が小さい
こと及びセラミックスの耐熱衝撃が小さいこと等の為、
外筒(バックメタル)の温度をあまり上げることができ
ない(通常最大温度600℃)からである。
上述した従来技術の問題点を解決し得る一つの方法とし
て第2図及び第3図に示す様な技術が提案されている。
図面を参照しつつ当該技術を説明する。
第2図に示す如く鋼製シリンダ本体を構成するバックメ
タル1の内周面側に、略同芯状の環状中空部2を形成し
つつ円筒状のインナバイブ3を配設し、脱気用を兼ねた
粉末充填用バイブ4を設けた上M5で環状中空部2の上
部を密封し、一方下部は下蓋6で密封する。次いでリー
クテストを行なって密封状態を確認した後、粉末充填工
程にろる。即ち粒度調整を終えた原料粉末(金属粉末又
はセラミックス粉末)8を充填用バイブ4から環状中空
部2内へ万逼なく充填する。充填完了後、加熱下に真空
引きし、環状中空部2内部を完全に脱気した後真空状態
で密封する。こうして原料粉末8の充填と脱気・密封を
終えた組立体を第3図に示す如<HIP装置9内へ装入
しHIP処理を行なう。
上述の様にしてHIP処理を行なった後で上端及び下端
を切断除去し、更に周面をBTA処理及びホーニング等
の仕上げに付してからインナーバイブ3を除去すること
により、バックメタル1内面に強固な強化層の形成され
たプラスチック成形装置用シリンダが得られるのである
しかしながら上記の方法においても若干の問題が残され
ている。即ち原料粉末8によって形成される内筒の内周
面を規制する部材として円筒状のインナーバイブ3を使
用した場合には、HIP処理を施したときにインナーバ
イブ3の内・外径が膨張し、しかもその寸法変化(膨張
による)の度合いが周方向に不均一であることから、最
終製品における寸法変動の予想が困難である。
又最終機械加工においても、上記寸法変化に起因してイ
ンナーパイプ3の除去後に内面粗加工を行なうことが必
要であり歩留が悪い。この傾向は原料粉末に難加工性の
セラミックス微粉末を使用した場合特に顕著なものとし
て現われる。
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであっ
て、その目的は製造時における寸法精度をより高精度の
ものとし、それによって生産性向上を実現し得る様な複
合中空部材の製造方法を提供しようとするものである。
[問題点を解決する為の手段] 本発明に係る複合中空部材の製造方法とは、バックメタ
ルを構成する金属管内に中空部を形成する為の中実金属
中子を挿入して両者間に環状中空部を形成し、該環状中
空部に原料粉末を充填した後、当該充填部を脱気、密封
後HIP成形する点に要旨を有するものである。
[作用] 本発明の作用を、図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明方法に従って製造される鋼製シリンダの
概略説明図である。第1図に示した構成は基本的には第
2図に示した構成と類似し、対応する部分には同一の参
照符号を付す。
まず第1図に示す如くバックメタル1を構成する金属管
の内周面側に、中空部を形成する為の中実金属中子(以
下インナーメタルと言う)3aを挿入してバックメタル
1及びインナーメタル3aの両者間に環状中空部2を形
成する。環状中空部2の上部及び下部は、脱気用を兼ね
た原料粉末充填用パイプ4を設けた上M5及び下蓋6に
よって夫々密封される。
バックメタル1としてはSCM440 、SNCM43
9 、 S U 5304 、 S LI 531B等
の高強度鋼材を使用するのがよく、インナーメタル3a
、上蓋5、下M6等は安価な軟鋼で十分である。尚これ
らの各部材は、環状中空部2に面する側を十分に脱脂、
清浄化した後TIG溶接等により組付ければよい。
次いで原料粉末充填工程に移るが、その前にリークテス
トを行なって密封状態を確認しておくのがよい。リーク
量が多い場合は補修溶接を行なう必要がある。
リークテストを終えた後は、粒度調整を終えた原料粉末
を充填用パイプ4から環状中空部2内へ万遍なく充填す
る。充填に当たっては組立体に適度の振動を加えること
により充填の均一度を向上することができる。充填完了
後は加熱しながら真空引きし、環状中空部2のガスを完
全に除去した後真空状態で密封する。
こうして原料粉末の充填と脱気・密封を終えた組立体を
第4図に示す如<HIP装置9内へ装入しHIP処理を
行なう。
この様にしてHIP処理を行なった後は上端及び下端を
切断除去し、更に内周面をBTA処理及びホーニング等
の仕上げ加工に付してインナーメタル3aを除去するこ
とにより、内面に強固な強化層が形成されたプラスチッ
ク成形装置用シリンダーを得ることができる。
に示す様な従来技術における円筒状のインナーパイプ3
の代りに中空金属中子(インナーメタル)3aを使用す
ることによって、下記の利益を得ることができるもので
ある。
(1)中実のインナーメタル3aを使用することによっ
て、HIP処理による寸法変化はバックメタル1の内・
外径の収縮だけとなり、インナーメタル3aの外径寸法
の変化はほとんどないので、最終製品形状に現れる強化
層寸法変化の予想を容易且つ高精度に行なうことができ
る。
(2)インナーメタル3aの外径を内面粗加工仕上げの
寸法になる様に設定しておけば、最終内面機械加工にお
ける粗加工としてはインナーメタル3aの除去たけで十
分であり、ライニング強化層の加工量が減少し、機械加
工性が向上する。
(3)寸法精度が高くなるので、原料粉末8として特に
セラミックスを用いた場合であっても、HIP処理後の
研削加工は極めてわずかで良く、場合によっては省略す
ることも可能であるので、生産性が著しく向卜する〜 本発明は上記趣旨から明らかな如く、原料粉末8として
金属粉末又はセラミックス粉末のいずれを使用した場合
でありでも有効であるが、夫々の場合における各要件を
挙げると下記の如くである。
本発明で用いられる金属粉末の組成は全く制限されない
が下記に示す化学成分からなる耐食・耐摩耗耗性合金粉
末を一例として挙げることができる。
C:0.1〜2.0%(重量%、以下同じ)S i :
 0.5〜3.0% B  :0.5〜3.0% Cr:10〜40% W  :10〜30% Cu : 0.5〜3.0% 残部:Ni :及び/若しくはCO 上記化学成分範囲は耐食・耐摩耗性を考慮したものであ
るが、夫々成分範囲の理由は下記の通りである。
C: 0.1〜2.0% CはCr及びWと炭化物を形成し耐摩耗性を高めるうえ
で欠くことのできない元素であり、0.1%未満では上
記の効果が有効に発揮されない。但しCが犬過ぎると耐
食性及び靭性が乏しくなるので2.0%以下に抑えなけ
ればならない。Cのより好ましい含有率は0.5〜1.
5%である。
Si:0.5〜3.0% 本発明に係るシリンダの作製は、後述する如く所定化学
成分の合金溶湯からアトマイズ法によって合金粉を得た
後、熱間静水圧加圧法(HIP)等により所定の寸法・
形状に成形することによって行なわれるが、Siはアト
マイズ処理時における合金溶湯の流動性を高め粉末粒径
を均一化する為の必須元素であり、0.5%未満ではこ
うした効果が有効に発揮されない。しかじ大過ぎると靭
性に顕著な悪影響を及ぼすので3.0%以下に抑えなけ
ればならない。Siのより好ましい範囲は1.0〜2.
0%である。
B:0.5〜3.0% BはCrやWと硼化物を形成し耐食性及び耐摩耗性の向
上に寄与すると共にNi又はCoマトリックスの硬さを
高める作用があり、これらの作用を有効に発揮される為
には0.5%以上含有させなければならない。しかし3
.0%を超えると合金の靭性が低下するばかりでなく、
合金の融点が過度に低下しアトマイズ作業及びHIP作
業が困難になる。Bのより好ましい含有率は1.0〜2
.0%である。
Cr:10〜40% CrはB及びCと硼化物及び炭化物を形成すると共にN
i又はCoマトリックス中に固溶し、耐食性及び耐摩耗
性を高めるうえで不可欠の元素であり、10%未満では
これらの効果が有効に発揮されず、特に耐硝酸腐食性が
劣悪になる。しかし多過ぎると合金の靭性が低くなるの
で40%以下に抑えなければならない。
W:10〜30% WはB及びCと硼化物及び炭化物を形成し耐食性及び耐
摩耗性を高める作用があり、10%未満ではそれらの効
果が十分に941されない6しかし30%を超えると合
金が過度に硬質化し靭性が劣悪になる。
Cu : 0.5〜3.0% CuはNi又はCoマトリックス中に固溶し、特に耐塩
酸腐食性の向上に寄与する。0.5%未満ではその効果
が有効に発揮されず、一方3.0%を超えると合金の靭
性が劣悪になる。
残部成分二Ni及び/若しくはCO マトリックス成分として最低限の耐食性及び耐摩耗性を
確保する為、残部成分はNi及び/若しくはCoとする
。尚NiやCo或は上記必須合金成分の配合に伴ない不
可避不純物としてP、S。
Fe、Mn、A1等が微量混入してくることがあるが、
これらは何れも不純物量(1゜0%程度以下)である限
り格別の悪影響を及ぼすことはない。
一方セラミックス粉末としても何ら限定されるものでは
ないが、Al103やPSZ等の酸化物基のものを例示
することができる。
[実施例] 実施例I CI 1.0%、S i : 3.2 %、B : 3
.08%、N i : 13.75%、Cr : 25
.1%、W : 16.7%、Cu : 1.22%、
残部が実質的にCOの組成で粒度が147μm以下のア
トマイズ金属粉末を用い、第1図及び第4図に示した本
発明方法にて複合中空部材を製造した。又比較の為に、
上記金属粉末を用いて第2図及び第3図に示した従来方
法に準じて複合中空部材を製造した。尚夫々の金属粉末
の環状中空部2への充填に際しては、300℃で、1O
−5T o r rの真空中で1時間脱気した金属粉末
を真空下で環状中空部2内へ充填した。金属粉末充填後
に真空密封し、夫々の組立体を第3図及び第4図に示し
た様な1(IP装置9内へ装入し、930℃、1000
 kg/ cm2で3時間のHIP処理を行なった。
その結果、金属粉末充填層は100%の密度で固まって
完全に拡散接合し、バックメタル1の内面に薄肉の耐食
性金属層が形成された。この場合におけるバックメタル
1、インナーバイブ3(従来技術)及びインナーメタル
3a(本発明方法)の寸法変化を下記第1表に示す。尚
寸法測定箇所は第5図(1) 、 (2)  (横断面
図)に示す通りである。
第1表の結果から下記の様に考察することができる。イ
ンナーバイブ3を使用した場合にはバックメタル1の寸
法変化は認められないが、インナーバイブ3の内外径は
25.0.27.0mmφの2種類ともに大きく変化し
、夫々2mm以上もの変化量となっている。又インナー
バイブ3の外径の変化に伴なって金属層の変化量も大き
なものとなり、最終寸法を予想して金属層の寸法を調整
することは極めて困難である。特に前記寸法変化は金属
粉末の充填密度と密接な関係にあり、該充填密度が低い
と寸法変化量も当然大きくなる。通常プラスチック射出
成形用シリンダーの様に長尺物の場合には、シリンダー
の上部と下部では同一金属粉末を充填してもその充填密
度が不均一になることは避けられない。その為インナー
バイブ3を用いた従来技術では、安全性を考慮して金属
粉末の充填層を比較的大きく設計しておき、充填率が低
い場合でも必要最小寸法を超えない様にしている。
従って充填率が十分な健全部分では相当大きな厚みの全
屈強化層が強固に形成され、該強化層を研削する必要が
生じ、多大な労力及び余分な金属粉末が必要となり不経
済である。
これに対しインナーメタル3aを使用した本発明方法で
は、第1表から明らかな様にバックメタル1の外径は0
.7〜0.8mm収縮する傾向を示すが金属強化層の内
径に相当するインナーメタル3aの外径はHIP処理前
後で寸法変化を生じない。
従って軟らかいインナーメタル3aのみを機械加工工程
で除去するだけで希望する最終製品を得ることができる
。即ち金属強化層はほとんど研削する必要がない。尚バ
ックメタル1の外径が若干収縮するが、この点に関して
は通常の鍛造手段或は圧延機による粗加工を行なうこと
ができるので最終仕上げのときに寸法調整ができる様に
少し大きめに寸法を設定しておけば何ら問題は生じない
実施例2 次に原料粉末8としてセラミックス粉末を使用した場合
の実施例について説明する。尚説明の便宜上第6〜8図
を用いて説明するが、基本的な構成は第1図及び第4図
に示した構成と何ら変ることはなく、対応する部分には
同一の参考符号を付す。
使用した各部材の材質は下記の如くである。
バックメタル1:545C[外径56mmψ、内径36
mmや、170mmρコ インナーメタル3a :5LIS304 [外径30m
mφ] 上ii5      :545C セラミックス粉末: 3 モjlzY203− Z r
 02(psz) 上記の様な材料を用い、第6図に示す様に有底筒状のバ
ックメタル1内にインナーメタル3aを挿入し、バック
メタル1とインナーメタル3aとによって形成された環
状中空部2内にセラミックス粉末を充填し、脱気用を兼
ねた充填用パイプ4を設けた上蓋5によって充填部分(
環状中空部2)の上部を覆い、脱気・密封する。第7図
には組立体を密封した状態を示しており、第7図中10
は溶接部分である。
第7図に示した状態の組立体を前記第4図(又は第3図
)に示した様なHIP装置9内に挿入し、1300℃、
1500 atm(A r)で1時間のHIP、1理を
行なった。その後バックメタル1の外周部を旋削加工す
ると共に両端部を切断してインナーメタル3aを除去す
ることによって、第8図に示す様なバックメタル1の内
周側にセラミックス強化層11が形成された金属−セラ
ミックスの複合構造管を得た。
セラミックス強化層11は、特に研削加工仕上げを行な
ったわけではないが、30±0.1mmψ程度の精度を
得ることができ、且つ表面粗度もISが得られた。これ
はインナーメタル3aの表面仕上げ精度にほぼ対応した
ものである。
この様にして形成されたセラミックス強化層11はその
密度が8.10g/cm3であり、これは充填密度(相
対密度)100%に相当する。
尚セラミックス粉末としてSiCとバイコールガラスの
混合体を用いて、上記実施例と同様の条度99%以上の
優れたセラミックス強化層11を有する金属−セラミッ
クス複合構造管が得られた。
本発明によれば金属−セラミックス複合構造管を高精度
に製造することができるので、難加工性のセラミックス
を硬化層とする場合には最終仕上げ加工を極力避けるこ
とができ、特に有益である。又本発明によれば、インナ
ーメタル3aの形状を種々変更することにより、希望す
る形状の金属セラミックス複合構造管を製造することが
できる。例えば第9図に示す様な形状のインナーメタル
3bを使用することによって、第10図に示す様なノズ
ル12を得ることができる。
[発明の効果] 以上述べた如く本発明によれば、既述の構成を採用する
ことによって各種複合中空部材の製造時における寸法精
度をより高精度にすることが可能となり、よって生産性
向上に大いに寄与し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に従って構成される銅製シリンダー
の概略説明図、第2図は従来技術を示す概略説明図、第
3図は第2図に示した従来技術のHIP処理を行なう状
態を示す概略説明図、第4図は本発明方法にてHIP処
理を行なう状態を示す概略説明図、第5図(1) 、 
 (2)は寸法測定箇所を示す横断面図、第6図は原料
粉末にセラミックス粉末を用いた場合の製造工程を示す
概略説明図、第7図は第6図に示した組立体を溶接密封
した状態を示す断面図、第8図は金属−セラミックス複
合構造管を示す断面図、第9図はインナーメタル3bの
形状を示す側面図、第10図はノズル12を示す断面図
である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バックメタルを構成する金属管内に中空部を形成
    する為の中実金属中子を挿入して両者間に環状中空部を
    形成し、該環状中空部に原料粉末を充填した後、当該充
    填部を脱気、密封後HIP成形することを特徴とする複
    合中空部材の製造方法。
  2. (2)原料粉末がアトマイズ金属粉末である特許請求の
    範囲第1項に記載の複合中空部材の製造方法。
  3. (3)原料粉末がセラミックス粉末である特許請求の範
    囲第1項に記載の複合中空部材の製造方法。
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