JPS62179506A - ポリ光重合開始剤とその調製方法および該開始剤の性質を利用した硬化性組成物 - Google Patents

ポリ光重合開始剤とその調製方法および該開始剤の性質を利用した硬化性組成物

Info

Publication number
JPS62179506A
JPS62179506A JP1555086A JP1555086A JPS62179506A JP S62179506 A JPS62179506 A JP S62179506A JP 1555086 A JP1555086 A JP 1555086A JP 1555086 A JP1555086 A JP 1555086A JP S62179506 A JPS62179506 A JP S62179506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyphotopolymerization
initiator
group
alkyl
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1555086A
Other languages
English (en)
Inventor
サミユエル.キユー.エス.リン
ロバート.ダブリユー.アール.ハンフリーズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Henkel Loctite Corp
Original Assignee
Henkel Loctite Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Henkel Loctite Corp filed Critical Henkel Loctite Corp
Priority to JP1555086A priority Critical patent/JPS62179506A/ja
Publication of JPS62179506A publication Critical patent/JPS62179506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は新規な遊離基発生光重合開始剤に関し、該光
重合開始剤は、塗料、接着剤、成形コンパウンドまたは
熱硬化性構造用樹脂のようなポリマー組成物を硬化させ
るのに用いる。この発明は、また、中間体および中間体
から誘導される新規な開始剤の製法ならびに組成物をも
含む。
(従来の技術) 光重合開始剤の主機能は、紫外線を光重合開始剤に照射
したとき重合開始基を発生させることである。光重合開
始剤は、有効開始基を発生させる経路に従って、分子間
H−抽出光重合開始基と分子内光開裂光重合開始基とに
分類される。
分子間H−−出光重合開始基には、ベンゾフェノンとそ
の誘導体であるキサントン、チオキサントンおよび4.
4′−ビス(N、N’−ジメチルアミノ)ベンゾフェノ
ン、なラヒにベンジルおよびキノンがある。これらの光
重合開始剤は、アミン、チオールまたはアルコールのよ
うな水素供与体を、樹脂のマトリックスを介する拡散に
よる光重合開始剤と水素供与体の出合いを必要とする二
分子反応の開始に有効な基の発生のために必要とする。
分子内光重合開始剤は、紫外線によって直接に分解して
重合開始に有効な基となる。この分解プロセスは単分子
反応であって、これは、二分子反応よりも本来有効であ
る。
重要な種類の分子内光開裂光重合開始剤は、ベンゾイン
およびその誘導体、2−フェニル−1−インダノンなど
をはじめとする芳香族−脂肪族ケトン誘導体である。芳
香族−脂肪族ケトン光重合開始剤のより一層詳細な説明
は、グイ。マツクギニスの(1982年)1−152、
ポリマー光化学の開発、3、の”芳香族カルボニル酸ア
ルキルーフェニルケトン配合物による光重合”(V、 
McQinniss、 ’ Photo −1niti
ated Polymerization by 、A
romatic (:arbonyl Ac1dAlk
yl −phenyl Ketone Compoun
ds ’、 in Developmentsin P
olymer Photochemistry、 3.
1−] 52(] 982 ))K行なわれている。米
国特許第4,308,400には、シロキシまたはアル
ケニル官能価を有するものをはじめとする非常に多くの
光重合開始芳香族−脂肪族ケトンの説明がなされている
従来のベンゾインタイブの光重合開始剤は、紫外!IK
よって励磁されると分解して2つの破片の基の種類とな
る。重合開始後、破片となった基の種類は、重合体鎖の
末端となる。
樹脂の構造は、網状組織となり、したがって、硬化架橋
剤(多官能価のモノマー)とルボリマ一の特性となる。
上記に例示した光重合開始剤は可溶性であり、かつ有機
樹脂の硬化に有効であるが、それらの光重合開始剤は、
しばしば、シリコーン中での溶解性が限られている。し
たがって、シリコーン硬化のそれら光重合開始剤の有効
性が大いに減じている。この相溶性の困難を克服するた
めに、シリコーン部分が光重合開始剤と化学結合されて
きた。
ポリシロキサン組成物の直接紫外線開始架橋は、ポリシ
ロキサン樹脂がメチル、ビニル、アルキルメルカプトお
よび/またはヒドロシリル官能価を含んでいる場合に報
告されてきた。これらの系統は、すべて、水素抽出機構
を備えていると信じられている。これらの組成物は、塗
料および電気的に抵抗する回路板の塗膜の剥離に用いら
れてきた。このような系統を説明している引用例は1次
のとおりである。すなわち、カナダ国特許第653,3
01号、米国特許第3,873,499号、米国特許第
4.064,027号、米国特許第4,133,939
号、および米国特許第4.052.529号である。
(発明が解決しようとする問題点) 特開昭51−34,291号には% 4−ジメチルアミ
ノ−4’−()リメトキシシリルエチル)ジメチル光重
合開始剤のようなベンゾフェノン銹導体の出願が記述さ
れている。この公開特許公報に記述されている光重合開
始剤は、分子内H−抽出タイブのものである。樹脂を硬
化させるための硬化時間は約5分間であった。
ま九、特開昭53−71,189号には、アルケニルシ
リルペンゾフエノント水素化珪素含有シリコーンとの反
応からの光重合開始剤が記述されている。これらの光重
合開始剤は、分子間H−抽抽出タイマあって%10分間
以上の硬化時間を必要とした。
特開昭54−50,067号および特公昭57−9.7
92号(化学抜粋、 97 : 223997X198
2)には、ポリジメチルシロキサンの末端に結合された
かまたは5t−o−c結合を介して環状シロキサンに結
合されたベンゾインタイブの光重合開始剤の出願が記述
されている。これらの光重合開始剤は、分子内光開裂タ
イプであるが、湿気中では元来不安定である。5iOC
結合は加水分解的に不安定であることは周知であり、か
つ水によってシラノールとベンゾインに分解してもどす
ことができ、シリコーン中の溶解性が極めて限られてい
る。
さて、この発明は、新規な高分子光開裂性光重合開始剤
を提供するものである。
(問題を解決するための手段) この発明に係る光重合開始剤は、オルガノシリコン水素
化物グラフト剤のヒドロシレーション反応によって調製
され、該グラフト剤は、少なくとも1つのオルガノ基と
して光重合開始芳香族−脂肪族ケトン誘導体を有し、ポ
リマーがヒドロシレーション触媒の存在において複数の
不飽和オレフィンまたはアセチレンの位置を有している
状態である。ビニル側基は好ましいホストポリマーヒド
ロシレーション位置であるが、内部オレフィンも有利的
に利用できる。
この明細書で用いる67ラン″という用語は、一般的に
、構造式 %式% の化合物のことを言い、錬成において、R基は、同じで
あるかまたは異なったオルガノ、ハロまたはヒドロ置換
基である。
“シロキサン”という用語は、この明[Fを含むシリコ
ーン化合物を示すために用いられている。
構造式において、番号をつけfF−R基及び他の規定さ
れた記号(例えばn、m、xなど)は、いったん限定さ
れると、この明#l書および特許請求の範囲全体を通じ
て同じ限定であるものである。
この発明のオルガノシリコン水素化物グラフト剤は、ア
ルケニル置換芳香族−脂肪族のケトン誘導体の2モル過
剰以上の(CHa)z St HaまたはCH(C山)
2St )2 o のようなジヒドロシランまたはシロ
キサンとのヒドロシレーションによって調製できる。別
の合成として、(CH,JzCISiHのような加水分
解オルガノヒドロシランをアルケニル置換芳香族−脂肪
族ケトンを第2モルの加水分解オルガノヒドロシランの
存在において加水分解されたその結果の生成物とをヒド
ロ7レートさせてシリコン水素化物機能シロキサングラ
フト剤を生ずるために用いることができる。好ましいア
ルケニル基は、ビニルまたはアリルのような末端メチレ
ン基を有する。好ましい基のアリル置換芳香族−脂肪族
ケトンはα−アリルベンゾインエーテルである。
ホストポリマーは、イソプレンのようなブタジェンまた
はアルキル置換ブタジェンのホモポリマーもしくはアク
リレート、メタクリレート、アクリロニトリルなどのよ
うな他のエチレンモノマーを有するブタジェンのコポリ
マーであるのが有利である。オレフィン不飽和物を有す
る他のポリマーもこの発明のポリマーとして利用できる
。特に関心のあるもののうちには、光重合開始剤が周知
のようにシリコーンと不溶性であることである。ビニル
機能シリコーンは、光重合開始剤部分がいくらかのビニ
ル部分のみについてグラフトされる場合に、あるいは他
の光硬化性基がポリマー上忙含まれている場合に、自己
硬化とすることができる。
一般に好ましいのは、ホストポリマー上の不飽和位置が
内部オレフィンまたは強い電子撤回基に隣接する二重結
合よりもビニル側基であることでちって、その理由はビ
ニル側基位置を利用する場合には、ヒドロシレージョグ
ラフト反応がより一層おだやかな条件であり、かつ効率
がより一層艮いためである。
(発明の効果) この発明のポリ光重合開始剤は、遊離基重合性エチレン
モノマーでグラフトコポリマーを現場生成するのに特に
有用である。この発明のポリ光重合開始剤とエチレンモ
ノマーとの混合物に紫外線を照射したとき、ゲル化時間
はグラフトされてないホストポリマーと光重合開始剤の
同じモノマーとの混合物よりも有意的にはやい。さらに
1ホストボリマ一ト重合性モノマーとの間のグラフト効
率は、この発明のポリ光重合開始剤のほうがホストポリ
マーとポリ光重合開始剤の単純混合物よりもはるかに大
である。これらの特徴は、接着剤、シーラント及びコー
ティングには特に望ましい。
ヒドロシレーション反応は、ポリ光重合開始剤溶液を調
製するために反応性稀釈剤中で行なうことができ、該岱
液中において、溶剤は、紫外線が照射されると、光重合
ポリマーに重合しグラフトするうそのような反応につい
ては、メタクリレートモノマーは有用な反応性稀釈剤で
ある。
(作 用) この発明の1つの特徴は、新規な光重合珪素水素化物の
化合物であって、該化合物はヒドロシレーション反応に
よってホストポリマーにグラフトされる。新規なグラフ
ト剤は、どのような珪素水素化物の機能化合物であって
もよいが、該化合物は光開裂性光重合官能価をその上に
含んでいるものである。特に、この発明のグラフト剤は
、アルキニルまたはアルケニル置換芳香族−脂肪族ケト
ン誘導体から訪導される。
好ましいグラフト剤は、アリル置換ベンゾイン誘導体、
特にα−アリルベンゾインエーテルである。そのような
化合物は、下記の構造(13)であるが、アルケニル基
は、この発明から逸脱することなく他の場所または他の
光重合開始芳香族−脂肪族ケトンに添合することができ
ることを理解されたい。
CH2−CH−CH2−C−0R”   (1)−C RI           O0R2 OR’0 上記構造式において R1はフェニルまたは置換フェニ
ルであり、R2はアルキル、置換アルキル、アリール、
置換アリール、ま九はトリオルガノシリルであり、しか
してR3とR4けH1アルキル、置換アルキル、アリー
ルまたは置換アリール、あるいはR3とR4は、両方が
結合されている炭素原子とともに、環状アルキル基から
成っている。適切なアルケニル基を含むか含むように修
正することのできる他の芳香族−脂肪族ケトンの例は、
前記米国特許第4,308,400号に含まれている。
R2がトリオルガノシリルのとき、オルガノ基は、置換
または未置換アルキルもしくはアリール基であるのが好
ましく、最も好ましいのは、下級アルキル基である。
この発明のグラフト剤は、モル過剰ジヒドロシリコン化
合物を用いるヒドロシレーション反応によるアルケニル
置換芳香族−脂肪族ケトンから調製される。ジヒドロシ
リコン化合物はシランまたはシロキサンであってよく、
また化学式H−R5−Hで表わすことができ、錬成にお
いてR5は、 R6R’   R6 であり、nは整数であり R6基は同じであるかまたは
異なったオルガノまたはハロ基である。好ましいのは 
RLIがジメチルジヒドロシランまたはテトラメチルジ
ヒドロジシロキサンであることである。
グラフト剤の調製は、化学符号(hv)−CL−CH=
CHzで一般的に表わされるアリル置換芳香族−脂肪族
ケトンとH−R’ −Hの反応のための下記の化学反応
式で表わすことができ、化学符号(hv)は芳香族−脂
肪族ケトン部分を表わす。
H−R’ (CHz)s  (hv) この調製方法は、下記の実施例■と■に示されている。
化学式(4)で表わされるシロキサングラフト剤の調製
の別の方法は、アルケニル置換芳香族−脂肪族ケトンを
ジメチルクロロヒドロシランのような加水分解シシンと
逐次ヒドロシレートすることであり、白金触媒の存在に
おいてその結果の生成物の加水分解をともなうものであ
って、下記の化学反応式で表わされ、かつ実施例■に示
されている。
R6R6 上記式において R7はクロロまたはメトキシルのよう
な加水分解基である。
一般に、この発明の光重合開始剤のグラフト剤は、上記
式(1)によって表わされているα−アリルベンゾイン
エーテルから最も好都合に調製される。構造式(2)と
(3)で表わされるもののようなアリルエーテルがヒド
ロシレートされたとき、その結果のグラフト剤の十とい
った多くのものがプロペンを除去して化学式(5)で表
わすことのできる生成物を生じていることが観察されて
いる。
(hv) −0−R’ −H(5) そのような生成物は、有効なグラフト剤ではあるが、化
学式(4)で表わされているグラフト剤よりも一般的に
加水分解的に安定していない。
前述のことから分かるように、この発明の光重合開始剤
−グラフト剤は、一般式(hv)−R8−R5−Hで表
わすことができ、錬成において、R8はアルキレン、ア
ルキレンオキシまたはオキシである。R8は、グラフト
剤がアルキニル置換芳香族−脂肪族ケトンから調製され
る場合、アルケニレンであってもよい。しかし、そのよ
うな場合、グラフト剤がその後に添加されるホストポリ
マーの不飽和位置はアルキニルまたは側鎖ビニル位置で
あるのが好ましい。
この発明のグラフト剤はアリルベンゾインエーテルから
最も都合よく調製できるが、他のアルケニル置換芳香族
−脂肪族ケトンが特殊用途でのグラフト剤の光重合特性
に望まれることがある。特に、次のことが報告されてイ
ル。スナわチ、いくつかのエチレンモノマーで、新しい
重合体鎖がベンゾイン光重合開始剤のベンゾイル基破片
で顕著に開始されたということである。構造式(2)で
表わされる化合物のような、アリル基がベンゾイン側で
置換されている化合物から誘導されるグラフト剤から調
製される高分子光重合開始剤が望ましいことがあるが、
その理由は、ベンゾイル破片が照射後ホストポリマー主
鎖に結合したままになっているからである。
実施例1と2は、α−了りルベンゾインエーテルの調製
を説明するものである。
(実 施 例) 実施例I ベンゾインエーテル(150グラム)とt−ブタノール
(750グラム)を、容fR2リットルの三つ口先底フ
ラスコに、油浴中で磁気攪拌しながら入れ、50℃まで
加熱してベンゾインエチルエーテルを溶解させた。溶液
は、を−ブトキシカリウム73.7グラムを添加後に黒
くなった。臭化アリル(92,4グラム)を、80℃で
攪拌中の溶液にゆっくりと添加した。反応物を2時間還
流させ、冷却させた。t−ブタノールの蒸発と臭化カリ
ウム塩の一過後、厚生酸物を118±2℃と0.05f
iHfで蒸留してα−アリルベンゾインエチルエーテル
158クラムを得た。
実施例■ ベンゾインメチルエーテル(50グラム)トt−ブタノ
ール(500グラム)を、磁気攪拌機を備えた容積lリ
ットルの三つ日丸底フラスコに入れ、80℃の油浴に入
れた。この混合物に、t−ブトキシドカリウム33.7
グラムを添加し、この溶液を15分間攪拌した。臭化ア
リル(42,3グラム)を1時間にわたって滴加し、攪
拌を85℃でさらに2時間続行し、つづいて室温まで冷
却させた。t−ブタノールの蒸発と臭化カリウムの濾過
後、生成物を125℃±2℃と0.05 taiHyで
蒸留して、α−アリルベンゾインメチルエーテル49.
2グラムを得たのであり、これを冷却して結晶させた。
実施例■はα−アリルベンゾインエーテルからのグラフ
ト剤の調製についての説明である。
実施例■ トルエン1.5ミリリツトル中のジメチルクロロシラン
0.95グラムの溶液を、約73℃でトルエン6.5ミ
リリツトル、α−アリルベンゾインメチルエーテル2.
66グラムおよびブチルアセテート中のクロロ白金酸溶
液0.025グラム(白金2重量%)の入っている容積
50ミリリツトルの丸底フラスコに入れた。発熱量を和
らげた後、その溶液を45分間73℃に保ち、その後、
3+時間冷却して室温とした。
その反応混合物を、その後、トルエン40ミIJ リッ
トルを含んでいる滴下漏斗内に移送し、その結果の溶液
を水10ミ!Jリットル、 Na HCOs1.26グ
ラムおよびピリジン1滴の入っている容積250ミリリ
ツトルの丸底フラスコに滴加した。その反応混合物を約
5℃に保った。C04ガスの発生が停止した後、トルエ
ン層を水層から分離し、1回水洗し% Na2 S 0
4上で15分間乾燥させ、攪拌機を備えている100ミ
!Jljノトルのフラスコに濾過して入れた。
トルエン10ミリリツトル中のピリジン1619グラム
とジメチルクロロシラン1.42グラムをおそい滴下速
度で、力強く攪拌しながら、その後、容積100ミリリ
ツトルの前記フラスコに入れた。この添加につづいて、
メタノール1ミリリツトルを添加して過剰のクロロシラ
ンを破壊した。プリジンHCL塩を濾過して除去し回転
蒸発器で溶剤をストリッピングした後、薄い黄色の油と
しての生成物を得た。この生成物の赤外線スペクトルは
、2116α−1で強SiHの伸びを、1678帰一1
で強C=Oの伸びを、また、1076.1047および
1030cm−’で強5i−o−stの伸びを示した。
実施例■と■は、構造式(2)によって表わされる化合
物の調製の説明である。
実施例■ P−アリルオキシベンズアルデヒド−〇−トリメチルシ
リルシアノヒドリンを約52%の収率で調製したが、こ
れはP−アリルオキシベンズアルデヒド30.0グラム
、トリメチルシリルシアニド20.4グラムおよびアセ
トニトリル100ミリリツトルを凝縮器、攪拌機および
アルゴンガス入口を備えた丸底フラスコに添加したこと
によるのであった。この添加の2分後に、無水塩化第一
錫1グラムを添加した。
その反応は発熱性でめった。攪拌を1時間続行し、その
後、溶液を氷水200 ミ!J IJットルが入ってい
る分液漏斗に注ぎ込んで反応を急冷した。原生酸物をメ
チルジクロライドの中で抽出し1Mg5O,とNa2C
Os上で乾燥し、114℃と0.28 m Hyで減圧
蒸留した。
容積500ミリリツトルの三つ口丸底フラスコ、滴下漏
斗3個、ガス入口管および撹拌棒で構成されている湿気
のない装置を組立て、アルゴンで徹底的にパージした。
ジイソプロピルアミン12.1グラムおよびテトラヒド
ロフラン250ミリリツトルを前記フラスコに添加し、
その結果の溶液を冷却して一78℃とした。
ヘキサン(1,25M)中のS−ブチルリチウム120
ミリリツトルを添加し、その混合物を一78℃で1時間
攪拌した。前項のように調製したP−アリルオキシベン
ズアルデヒド−〇−トリメチルシリル7アノヒドリン2
6.1グラムを次に30分にわたって添加した。シクロ
ヘキサノン9.81グラムを次に添加し、その溶液を1
時間−78℃に保った。反応混合物の色は、シクロヘキ
サノンの添加以前の濃黄が7クロヘキサノンの添加で無
色となったが、温度を上げて室温としたときに、濃黄と
なった。その混合物が室温に達した後、HzO1oミ+
J!jツトルを添加した。その混合物を次に水1リット
ル中に注ぎ込み、ベンゼンで抽出した。ベンゼン層をM
g5O,上で乾燥させ、蒸発させて構造式、 によって同定される生成物を生じさせた。
実施例V 構造式、 C)(3 によって同定される化合物を、当量のアセトフェノンを
シクロヘキサノンの代わりに使用したこと以外は実施例
■と同じ手順で調製した。その生成物を155〜158
℃と0.05■Hfで蒸留した。その構造をNMRとI
Rで確認した。
実施例■と■は、実施例■と■の生成物からそれぞれグ
ラフト剤を調製することの説明である。
実施例■ 実施例■の生成物1グラム、テトラメチルジシロキサン
4,09グラムおよびクロロ白金酸/ブチルアセテート
溶液(白金2重量%)0.06グラムを、撹拌棒、凝縮
器およびガス入口管を備えた容積10ミリリツトルの丸
底フラスコに入れた。
反応混合物を一晩中還流させ、その後、過剰のテトラメ
チルジシロキサンをストリッピングして除去し、グラフ
ト剤生成物を得た。
赤外線スペクトルは、2230 an−’で強SiHの
伸びを示したが、アリルオキシ基の徴候を示さなかった
。生成物は、さらに分離されなかったが、核磁気共鳴ス
ペクトルは、生成物が下記の構造式(6)と(7)の混
合物であったということを示した。
実施例■ 実施例Vの生成物からグラフト剤を、実施例■の生成物
1.9グラム、テトラメチルジシロキサン6.7グラム
および実施例■と同じモルチに相当する量の触媒を用い
た以外は実施例■の手順によって調製した。その生成物
は、下記の構造式(8)と(9)の混合物であることを
示し念。
5t(CL)s CHa  CHa     CH3 構造式(3)で表わされ、かつ下記の構造、すなわち、 0 0CH。
の構造を有する化合物も、メチルヨーシトでのエーテル
化をともなった周知のグリニヤール(Grinard 
)反応を用いて、ベンジルおよびP−アリルオキンフェ
ニルマグネンウムプロミドから調整した。
この発明に用いることのできるホストポリマーは、複数
のオレフィンまたはアセチレンの不飽和場所を有するど
のようなポリマーであってもよい。代表的なポリマーは
、ブタジェン、イソプレンおよび他のアルキル置換ブタ
ジェンのホモポリマーおよびコポリマー、ポリシロキサ
ンまたは他のポリマーで側鎖ビニルまたはアリル基を有
するものでおる。マレイン酸、フマル酸または不飽和油
の酸から誘導されたもののような不飽和ポリエステルも
使用できる。
この発明の反応は、ポリブタジェンの化学式(4)のグ
ラフト剤との反応のための下記の化学反応式、 R’  Rも (hv)     (hv) によって例示することができ、核酸において、mとnは
整数である。
一般に、グラフト剤を側鎖ビニル基に添加することは内
部二重結合、または、嵩高い光重合開始剤のグラフトを
妨げる低い電子密度もしくはごく近くの基での二重結合
に添加するよりもいくらか容易である。
初期グラフト剤の生成とポリマーのグラフト反応は、い
づれも、触媒を用いて行なわれる。ヒドロシレーション
触媒は、当i者K 、!:つては周知である。それらの
例は、白金、クロロ白金酸、炭化水素白金錯体、ロジウ
ム錯体などである。白金を基材とした触媒は、白金の黛
がlQppm乃至500 ppmであるのが好ましく、
より一層好ましいのは、50ppm乃至300 ppm
である。
反応温度は、濃度と使用する白金のタイプに従って、室
温から250℃までである。好ましい温度は、50℃乃
至150℃である。
反応は、混ぜ物を含まないで、あるいはヒドロル−ジョ
ンを妨害しない有機溶剤内で行なうことができる。溶剤
の例は、トルエン、ヘキサン、テトラヒドロフラン、塩
化メチレン、ベンセンなどである。反応には、赤外線ス
ペクトルの2200 cm−’でのSiH吸収ピークの
消失が容易にともなう。通常、反応は3時間以内で完了
した。
一因」日延j− フィリップス石油社(phillips Petrol
eum Co、)が市販している13utarez−N
F、  これは約10チの側鎖ビニル基(すなわち、1
0%1.2−および90%1.4−ポリブタジェン)を
含んでいる分子量の非常に狭い分布(多分散、約1.1
)の16.OOOMWポリブタポリブタジェン、このB
utarez−NFを下記の構造のグラフト剤を用いて
ヒドロシレートした。
反応を、滴下漏斗、攪拌機、凝縮器、アルゴンガス入口
管および温度計を備えた容積250ミリリツトルの丸底
フラスコ内で、Butarez−NF 26.2グラム
、トルエン40ミリリツトル、およびクロロ白金酸溶液
0.22グラムを用いて、行なった。その混合物を加熱
して約67℃とし、その後、10ミリリツトル中のグラ
フト剤10グラムを滴下漏斗を介してゆっくりと添加し
た。反応は、赤外線スペクトルのSiHの伸びの消失に
よって示される完了まで、75℃で絖いた。代表的には
、反応は、4時間以内で完了した。その結果のポリマー
を、回転蒸発器を用いて揮発分をストリッピングして除
去して単離した。
ポリマー生成物をIRとGPCで分析した。
IR分析では、光重合開始剤の2200 cm−’での
強SiH吸収ピークが完全に消失した。GPC分析は、
屈折率(RI)と[J V (254rm ) 検出(
7)両方を用いて行なった。低分子量不純物以外は、B
utarez−NFポリマーは、254nmでのUV内
で有意的に吸収しなかった。他方、ヒドロシレーション
反応生成物は、約20,000という分子量に相当する
箇いUV吸収であった。これは、適切な量の光重合開始
剤のグラフト’i16,000分子量のButarez
−NFポリマーrc添加したことから予言された計算分
子量22.000によく一致した。生成ピーク最大での
ストップーフo −(Stop−flow ) GPC
によって得たグラフト生成物のUVスペクトルは、光重
合開始剤のUVスペクトルと事実上同じであった。
この結果、光重合開始剤がポリブタジェン主鎖に結合し
たことが分かった。前記の反応条件下で、化学式αQの
グラフト剤をl3utarez−NFに添加することは
1%、5%および10%の量(全ビニル官能価に基づく
)で容易に行なわれた。還流温度110℃での5時間の
反応で、構造式〇〇のグラフト剤を15%の量でBut
arez−NFに添加することが可能でめった。この生
成物の薄いフィルム(1/16”) (、、1,59ミ
リ)をガラス/スライド上で約70.000マイクロワ
ット/−の強度の紫外線を1回当!ll1分間照射して
、硬化フィルムを得た。
実施例■ 実施例■と同様に調製したグラフト剤1グラムとBut
arez −NF 50グラムをに士世して容積250
ミリリツトルの三つロフラスコに入れたのであるが、該
フラスコは、温度計、窒素ガスシール、攪拌機および凝
縮器を備えたものであった。反応体をトルエン100 
ミIJ IJフットル中溶解させ、その溶液を加熱して
還流させ(110℃〜115℃)、クロロ白金酸溶液(
ブチルアセテート中の2チ白金)1.2グラムを添加し
、24時間還流の状態で攪拌を続行した。その後、揮発
分を、回転蒸発器上で100℃と0.5〜0.1鴫H,
で3時間ストリッピングして除去した。ブチルアセテレ
ート中の生成物の50重it%溶液の1/4” (6,
35ミリ)のスラグは、強度的70,000マイクロワ
ット/−の紫外線を1面当り30秒間照射した後、完全
に硬化した。
実施例X この実施例は、光重合開始剤のグラフトを内部オレフィ
ンに添加することをさらに実証するものである。
ビー、エフ、グツドリッチ社(B 、F 、Goodr
i ahCO6)が市販している1、4−シス高含有量
のポリブタジェンゴムガムであるCB 221の20グ
ラムとトルエン180ミリリツトルを容[250ミリリ
ツトルのフラスコに加えたが、このフラスコは、実施例
■のフラスコと同じものを備えているものである。混合
物は、ゴムが溶解するまで70℃で攪拌し、次に、構造
式αQのグラフト剤1.2グラムを続いて添加した。反
応は24時間以内に完了した。ゴムの光重合開始剤を、
反応混合物をアセトン400ミlJリツトル内に注ぎ込
んでゴムを沈殿させて単離した。単離生成物のGPCは
、ゴムとごく僅かな未反応光重合開始剤に加えて大量の
光重合開始剤を示した。
ンエルケミカル社(5hell Chemical C
o、 )の製品であるKraton 1107のような
スチレン/イソプレン/スチレンブロックコポリマーも
この発明の光重合開始剤のためのボストポリマーとして
使用されている。
この発明のポリ光重合開始剤と遊離基重合性不飽和モノ
マーまたはプレポリマーとの混合物は、紫外線を照射す
ると重合または架橋する組成物となって硬化生成物を生
じ、該生酸物内では、相当な割合の重合上ツマ−または
架橋プレポリマーがポリ光重合開始剤の主鎖にグラフト
されている。このように、この発明の光重合開始剤は、
前述のようにより一層迅速に硬化するばかりでなく、新
規な硬化グラフトコポリマー生成物ともなる。この発明
のポリ光重合開始剤と配合できる不飽和モノマーの例は
、アクリル酸またはメタクリル酸のエステル類、例えば
メチルアクリレート、エチルアクリレ−)、  n−ま
たけテルト−ブチルアクリレート、インオクチルアクリ
レート捷たはヒドロキシエチルアクリレート、メチルま
たはエチルメタクリレート、エチレングリコールジアク
リレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ト
リメチロール−プロパントリアクリレート、ペンタエリ
トリトールテトラアクリレートまたはメタクリレートリ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−置換アク
リルアミド類およびメタクリルアミド類;ビニルアセテ
ート、ビニルプロピレート、ビニルアクリレートまたは
ビニルスクシネートのようなビニルエステル類;ビニル
エーテル、スチレン、アルキルスチレン、ハロスチレン
、ジビニルベンゼン、ビニルナフタレン、N−ビニルピ
ロリドン、ビニルクロライドまたはビニリデンクロライ
ドのような他のビニル化合物;ジアリルフタレート、ジ
アリルマレエート、トリアリルインシアヌレート、トリ
アリルホスフェートまたはエチレングリコールジアリル
エーテルのヨウなアリル化合物;およびそのような不飽
和モノマー類の混合物である。
上記の不飽和モノマーから誘導される官能基または遊離
基と反応して架橋を生じる他の基を含んでいるプレポリ
マーもこの発明のポリ光重合開始剤と有利に配合するこ
とができる。この光重合開始剤も不飽和ポリマー樹脂組
成物を硬化させるために用いることができる。そのよう
な組成物は、代表的には、ビニルまたはビニル化合物と
稀釈剤であるが、スチレンが好ましいものである。不飽
和ポリエステル化合物は、代表的には、低分子量のポリ
マー類であるか、またはマレイン酸またはフマルのよう
な少なくとも1つの不飽和ジカルボン酸とフタル酸、琥
珀酸、セバシン酸、アジピン酸またはインフタール酸の
ような少なくとも1つの飽和カルボン酸のエチレングリ
コールのようなグリコールまたはポリオールおよびペン
タエリトリトールを用いてのエステル化によって生成さ
れた1オリゴマー類”である。不飽和植物油の酸類のよ
うな不飽和モノカルボン酸のポリオールエステル類t−
含有しているアルキド樹脂も、この発明のポリ光重合開
始剤を利用して硬化させることができる。この発明の特
に有利な特徴は、所望の光重合開始剤を、その光重合開
始剤をこの発明のプロセスに従って特殊な組成物と相溶
性である不飽和化合物またはポリマーとグラフトするこ
とによって事実上どのような組成物とも相溶性にするこ
とができることである。
二重結合反応性の差は、反応稀釈剤中で光重合開始ポリ
マーの調製を可能とするように利用できる。メタクリレ
ートモノマー類ハ、隣接している電子撤回カルボニルと
立体的に封鎖するメチル基とのためVCl ヒドロシレ
ーション反応性が実質的により一層低い。メタクリレー
トモノマー類を光重合開始剤のグラフト反応のための溶
剤として用いると、光重合開始ポリマーを反応溶剤から
分離しないで光硬化組成物の調製が可能である。非過酸
化物のヒドロシレーション触媒を使用しなければならな
い。
実施例XI Butarez −NF 13.1グラム、シクロへキ
シルメタクリレート25ミリリツトルおよびクロロ白金
酸溶液0.15グラム(白金2重量%)を容積100ミ
リリツトルの三つ日丸底フラスコに入れたが、そのフラ
スコは、滴下漏斗、凝縮器、攪拌棒および温度計を備え
たものであった。反応混合物温度が58℃で安定した後
、シクロへキシルメタクリレート5ミリリツトル内のグ
ラフト剤αqの溶液を攪拌した反応混合物にゆっくりと
滴加した。4時間後に、IRでは2121 cm−’ 
SiHの伸びがなく、反応が完了したことを示した。
実施例X■は、次のことを実証している。すなわち、こ
の発明のポリ光重合開始剤は、それが遊離基重合性モノ
マー類を有する組成物に配合されたときに、非結合光重
合開始剤の存在において同じポリマー主鎖の組成物に配
合された場合よりも効率的なコポリマー生成となるので
あって、その場合、いづれの組成物も同一条件下で照射
されているのである。
実施例X■ メチルメタクリレートの2つのベンゼン溶液を調製した
。1つの溶液に、実施例■におけるようにButare
z−NFとグラフト剤(6)から調製された反復単位で
10%の光重合開始剤(43重量%)を有する光活性の
あるポリマーを添加し、もう1つの溶液にButare
z −N Fと下記の構造αυの当量の光重合開始剤を
添加した。
溶液濃度は、反応混合物が、光重合開始剤およびポリブ
タジェン内において、遊離でらっても結合であっても1
等モルである状態であった。中圧水銀アーク灯を用いて
パイレックスガラスを介しての照射2時間後に、結合光
重合開始剤を含有している反応混合物は完全にゲル化し
、−万、他の反応混合物は依然として液体であった。結
合光重合開始剤系統からのゴム生成物の単離はアセトン
を用いて沈殿によって行ない、次にアセトンを用いてソ
ツクレー抽出して固体ポリマーを得たのであって、該固
体ポリマーは、IR分光分析法によってポリブタジェン
とポリ(メチルメタクリレート)のグラフトコポリマー
であった。
アセトンを用いた沈殿によって遊離光重合開始剤を含有
している反応混合物から単離したゴム生成物もIRによ
って分析した。約1700ffi−’でのカルボニルの
小さな伸びがごく少量のグラフトがおこったことを示し
た。ポリマー結合光重合開始剤系統についてグラフト効
率がはるかに大であるという結論は、照射された生成物
の物理的状態によっても支持された。ポリマー結合光重
合開始剤からのゴム生成物は、堅いガラス状の固体であ
って、種々の極性および無極性有機溶剤に不溶性であっ
たが、遊離光重合開始剤系統からのゴム生成物は低粘度
のヘキサンに可溶性の液体であった。
ポリマー結合光重合開始剤組成物と遊離光重合開始剤組
成物の2番目の比較を行なった。
表■は2つの配合物の成分を列記したものである。配合
物人け、グラフト剤01から得たポリマー結合光重合開
始剤を含有しているが、配合物Bは遊離光重合開始剤α
〃を含有している。
各配合物のフィルムをガラススライド上に置いた。照射
(50〜75,000マイクロワット/平万インチ(2
5,4乎方ミ!j))25秒後に、フィルムを検査した
。配合物Aは、堅く硬化し、指触乾燥状態になり、かつ
硬化後、透明であった。配合物Bはチーズ様で容易に破
損した。2乃至3分間後に、配合物Bのフィルムは、曇
りはじめ、最終的には完全に不透明となった。このこと
は、遊離光重合組成物内において、ポリブタジェンとポ
リメタクリレートの不相溶性のために、相の分離がおこ
っていたことを示唆したのであった。配合Aのポリ光重
合開始剤組成物においては、ポリブタジェンは必然的に
硬化して結合光重合開始剤によってメタクリレート網状
結合となり、相の分離はおこり得ない。
表!:ボリマー結合光重合開始剤と遊離光重合開始剤1
を含有する配合物の 比較 Butarez −N F       −−J 4.
5 (17,8)低分子量PBD−(hv)   21
1.0(24,5)  −−B、F、Goodrich
社製CB221   −  −   4.3(5,2)
高分子1iPBD−(hv)    5.0(6,1)
  −−光重合開始剤配合Ql)    −−6,2(
7,6)イソボルニルメタクリレート  22.5(2
7,6)  22.5(27,6)シクロへキシルメタ
クリレート 30.0(36,8)  30.0(36
,8)ペンタエリトリトール 81.6(100)  81.6(100)1、配合物
は、いづれも7,6重i%の光重合開始剤である。
2、低分子量P B D −(hv)は、2重結合の5
%が反応した光重合開始剤グラフト剤α0と反応したB
utarez−NFである。
3、高分子量PBD −(hv)は、2重結合の2%が
反応した光重合開始剤グラフト剤OQと反応したB、F
、Goodrich C−B、 221である。
この発明のポリマー結合光重合開始剤によって生じたポ
リブタジェンに対するメタクリレートのグラフトも、よ
り一層迅速な硬化系統となった。例えば、表1の配合物
Aは5秒以内に指触乾燥状態に硬化したが、配合物Bは
約25秒後でやつと指触乾燥状態に硬化したのであって
、この時点で依然としてチーズ様であった。これは、単
一高分子主鎖から同時に成長した多重鎖の結果であると
信じられておシ、高分子量分子の非常に迅速な増成とな
っている。
ブタジェンタイプのポリマー類に加えて、この発明のポ
リ光重合開始剤の調製に特に有用なもう1つの種類のホ
ストポリマーは、シリコーンである。ポリ光重合開始シ
リコーンは、シリコンポリマーを側鎖ビニルまたはアリ
ル基とブタジェンタイプのポリマーと同じ方法で反応さ
せることによって調製できる。
その結果の組成物は、シリコン主鎖樹脂が、遊離基硬化
性基を含有しているシランまたはシロキサンを含有して
いるか、または、続いて前記シランまたはシロキサンと
さらに重合する場合に1 自己硬化とすることができる
そのような基の例は、アクリレート、メタクリレート、
ビニル、シリコン水1A 化’4B 、7 ルキルチオ
ール、スチリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、
マレエート、およびイタコネートである。この発明のシ
リコーンポリ光重合開始剤は、従来のアルキルメルカプ
ト、ンリコン水素化物またはビニル機能シリコーン類と
混合することによって有利に配合して硬化性組成物とす
ることもできる。
実施例X1 18モル係のビニルメチルシロキサン単位(100,0
00分子量)を有するポリジメチルシロキサンガムを、
前記実施諸例と同じものを備えた容積250ミリリツト
ルのフラスコ、化学式(至)のグラフト剤0.995グ
ラムおよびクロロ白金酸溶液1.3グラム(白金2%)
を用いて、トルエン100ミリリツトル中のガム50グ
ラムのヒドロシレーションによって、この発明のポリ光
重合開始剤に転換した。反応は。
120℃で2時間行なった。その生成物を前記実施諸例
と同じように真空減圧下でストリッピングしたところ、
暗色の粘稠液体を生じた。
これを顕微鏡スライド上に薄いフィルムとして流し込み
、約70,000マイクロワツト/平万センチの紫外線
を1面当り1分間照射したとき、硬化フィルムとなった
が、このフィルムは、−45℃の冷凍機内に1時間入れ
た後でも不透明度を示さなかった。
加水分解シランと低分子量線状または環状70キサンの
平衡重合が容易なために、この発明のシリコンポリ光重
合開始剤の別の自或は、この発明の加水分解ビニルンラ
ンモノマーグラフト剤の、結合した光重合開始剤を用い
て所望のシロキサン主鎖を形成するための生成物のその
後の重合または共重合でのヒドロシレーンヨンである。
そのような重合技術は、ポリシロキサン合成に熟練した
実施者たちの熟練の範囲内のものである。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中間アルキレンまたはアルケニレン基を介して側
    鎖的に結合されている複数の光重合開始基を有する重合
    主鎖から成り、該光重合開始基が (hv)−R^8−R^5− の構造であり、(hv)が光重合開始芳香族−脂肪族ケ
    トン基であり、R^5が ▲数式、化学式、表等があります▼と▲数式、化学式、
    表等があります▼ から選択され、R^6が同じかまたは異なつたオルガノ
    またはハロ基であり、nが整数であり、R^8がアルキ
    レン、アルケニレン、アルキレンオキシおよびオキシ基
    から選択されることを特徴とするポリ光重合開始剤。
  2. (2)ホストポリマーのヒドロシレーション反応生成物
    から成り、該ホストポリマーが化学式 (hv)−R^8−R^5−H で表わされる少なくとも1つのグラフト剤とのオレフィ
    ンまたはアセチレンの不飽和物を有し、該式において、
    (hv)が光重合開始芳香族−脂肪族ケトン基であり、
    R^5が ▲数式、化学式、表等があります▼と▲数式、化学式、
    表等があります▼ から選択され、R^6が同じかまたは異なつたオルガノ
    またはハロ基であり、nが整数であり、R^8がアルキ
    レン、アルケニレン、アルキレンオキシおよびオキシ基
    から選択されることを特徴とするポリ光重合開始剤。
  3. (3)前記ホストポリマーは、ブタジエンまたはアルキ
    ル置換ブタジエンのホモポリマーとコポリマー、側鎖ビ
    ニルまたはアリル基を有するポリオルガノシロキサンお
    よび不飽和ポリエステルで構成されている基から選択さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のポリ
    光重合開始剤。
  4. (4)前記ホストポリマーの前記反応生成物と前記グラ
    フト剤化合物の混合物とから成り、該混合物がR^8が
    オキシである少なくとも1つのグラフト剤から成ること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載のポリ光重合開
    始剤。
  5. (5)前記ホストポリマーは、ポリブタジエンであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第3項記載のポリ光重合
    開始剤。
  6. (6)前記(hv)が下記の構造式(a)、(b)また
    は(c)、すなわち、 ▲数式、化学式、表等があります▼(a) ▲数式、化学式、表等があります▼(b)▲数式、化学
    式、表等があります▼(c) のうちの1つで表わされ、R^1がフェニルまたは置換
    フェニルであり、R^2がアルキル、置換アルキル、ア
    リール、置換アリールまたはトリオルガノシリルであり
    、R^3とR^4がH、アルキル、置換アルキル、アリ
    ールまたは置換アリールであり、あるいは、R^3とR
    ^4がその両方に結合している炭素原子とともに環状ア
    ルキル基から成ることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項記載のポリ光重合開始剤。
  7. (7)前記(hv)が構造式(a)によつて限定され、
    R^2がアルキルであり、R^3がフェニルまたは置換
    フェニルであることを特徴とする特許請求の範囲第6項
    記載のポリ光重合開始剤。
  8. (8)前記ポリマー主鎖に複数の光硬化性基をさらに有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
    項記載のポリ光重合開始剤。
  9. (9)前記光硬化性基は、アクリレート、メタクリレー
    ト、ビニル、シリコン水素化物、アルキルチオール、ス
    チリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレエー
    トおよびイタコネートから選択されることを特徴とする
    特許請求の範囲第8項記載のポリ光重合開始剤。
  10. (10)前記R^5は、 ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、nが1であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項または第2項記載のポリ光重合開始剤。
  11. (11)遊離基硬化性化合物と特許請求の範囲第1項記
    載のポリ光重合開始剤とから成る硬化性組成物。
  12. (12)前記硬化性化合物は、アクリル酸とメタクリル
    酸、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル
    アミド、メタクリルアミド、N−置換アクリルアミドと
    メタクリルアミドのエステル;ビニルエステル、スチレ
    ン、アルキルスチレン、ハロスチレン、ジビニルベンゼ
    ン、ビニルナフタレン、N−ビニルピロリドン、塩化ビ
    ニル、塩化ビニリデン、ジアリルフタレート、ジアリル
    マレエート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリル
    ホスフェート、およびエチレングリコールジアリルエー
    テルで構成されている基から選択されることを特徴とす
    る特許請求の範囲第11項記載の硬化性組成物。
  13. (13)前記硬化性化合物は、メチルメタクリレート、
    シクロヘキシルメタクリレート、イソポルニルメタクリ
    レート、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n
    −またはテルト−ブチルアクリレート、イソオクチルア
    クリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、エチルメ
    タクリレート、エチルグリコールジアクリレート、ネオ
    ペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプ
    ロパントリアクリレート、ペンタエリトリトールテトラ
    アクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート
    およびその混合物から選択されることを特徴とする特許
    請求の範囲第11項記載の硬化性組成物。
  14. (14)化学式H−R^5−R^8−(hv)によつて
    表わされる少なくとも1つのグラフト剤とのオレフィン
    またはアセチレンの不飽和物を有するホストポリマーの
    反応から成り、該式において(hv)が光重合開始芳香
    族−脂肪族ケトン基であり、R^5が ▲数式、化学式、表等があります▼と▲数式、化学式、
    表等があります▼ から選択された基であり、R^6が同じかまたは異なつ
    たオルガノまたはハロ基であり、nが整数であり、R^
    8がアルキレン、アルケニレン、アルキレンオキシおよ
    びオキシ基から選択され、該反応がヒドロシレーション
    触媒の存在で行なわれることを特徴とするポリ光重合開
    始剤の調製方法。
  15. (15)前記ヒドロシレーション触媒は、白金を基材と
    する触媒であることを特徴とする特許請求の範囲第14
    項記載のポリ光重合開始剤の調製方法。
  16. (16)前記R^5は、 ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、nは1であることを特徴とする特許請求の範囲
    第14項記載のポリ光重合開始剤の調製方法。
  17. (17)前記触媒は、クロロ白金酸であることを特徴と
    する特許請求の範囲第14項記載のポリ光重合開始剤の
    調製方法。
  18. (18)前記ホストポリマーは、ブタジエンまたはアル
    キル置換ブタジエンのホモポリマーとコポリマー、側鎖
    ビニルまたはアリル基を有するポリオルガノシロキサン
    、および不飽和ポリエステルで構成されている基から選
    択されることを特徴とする特許請求の範囲第14項記載
    のポリ光重合開始剤の調製方法。
  19. (19)前記ホストポリマーは、ブタジエンまたはアル
    キル置換ブタジエンのホモポリマーまたはコポリマーで
    あり、前記グラフト剤は、ホストポリマーに存在する側
    鎖ビニル基の当量数を越えない量で反応させられること
    を特徴とする特許請求の範囲第14項記載のポリ光重合
    開始剤の調製方法。
  20. (20)前記(hv)は、下記の構造式(a)、(b)
    または(c)、すなわち、 ▲数式、化学式、表等があります▼(a) ▲数式、化学式、表等があります▼(b)▲数式、化学
    式、表等があります▼(c) で表わされる基から選択され、該式において、R^1は
    フェニルまたは置換フェニルであり、R^2はアルキル
    、置換アルキル、アリール、置換アリールまたはトリメ
    チルシリルであり、R^3とR^4はH、アルキル、置
    換アルキル、アリールまたは置換アリールであり、ある
    いはR^3とR^4がその両方に結合している炭素原子
    とともに環状アルキル基から成ることを特徴とする特許
    請求の範囲第14項記載のポリ光重合開始剤の調製方法
JP1555086A 1986-01-27 1986-01-27 ポリ光重合開始剤とその調製方法および該開始剤の性質を利用した硬化性組成物 Pending JPS62179506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1555086A JPS62179506A (ja) 1986-01-27 1986-01-27 ポリ光重合開始剤とその調製方法および該開始剤の性質を利用した硬化性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1555086A JPS62179506A (ja) 1986-01-27 1986-01-27 ポリ光重合開始剤とその調製方法および該開始剤の性質を利用した硬化性組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62179506A true JPS62179506A (ja) 1987-08-06

Family

ID=11891881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1555086A Pending JPS62179506A (ja) 1986-01-27 1986-01-27 ポリ光重合開始剤とその調製方法および該開始剤の性質を利用した硬化性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62179506A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH032221A (ja) * 1989-05-31 1991-01-08 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd オルガノポリシロキサングラフト型ポリエステルおよびその製造方法
EP0435654A1 (en) * 1989-12-27 1991-07-03 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Process for producing hydrogensiloxanes
JP2007268846A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Lintec Corp 剥離シートおよびその製造方法
JP2012508305A (ja) * 2008-11-11 2012-04-05 スティロン ヨーロッパ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 変性ポリマーの製造からシラノールを除去する方法
JP2016505548A (ja) * 2012-12-05 2016-02-25 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェンHenkel AG & Co.KGaA シリコーン相溶性光開始剤
JP2017532298A (ja) * 2014-08-29 2017-11-02 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェンHenkel AG & Co. KGaA オルガノシリコン変性光開始剤およびその光硬化性接着剤組成物
JP2018081225A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 Jsr株式会社 液晶配向剤、液晶素子の製造方法、液晶配向膜、液晶素子、重合体

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH032221A (ja) * 1989-05-31 1991-01-08 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd オルガノポリシロキサングラフト型ポリエステルおよびその製造方法
EP0435654A1 (en) * 1989-12-27 1991-07-03 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Process for producing hydrogensiloxanes
JP2007268846A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Lintec Corp 剥離シートおよびその製造方法
JP2012508305A (ja) * 2008-11-11 2012-04-05 スティロン ヨーロッパ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 変性ポリマーの製造からシラノールを除去する方法
US8952100B2 (en) 2008-11-11 2015-02-10 Styron Europe Gmbh Process to remove silanol from the preparation of a modified polymer
JP2016505548A (ja) * 2012-12-05 2016-02-25 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェンHenkel AG & Co.KGaA シリコーン相溶性光開始剤
JP2017532298A (ja) * 2014-08-29 2017-11-02 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェンHenkel AG & Co. KGaA オルガノシリコン変性光開始剤およびその光硬化性接着剤組成物
JP2018081225A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 Jsr株式会社 液晶配向剤、液晶素子の製造方法、液晶配向膜、液晶素子、重合体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4587276A (en) Polyphotoinitiators
US4504629A (en) Polymers with graft α-alkylacrylate functionality
AU678279B2 (en) Organopolysiloxanes modified with acrylate groups
EP0161830B1 (en) Siloxane photoinitiators with aryoyl formate groups
KR102575896B1 (ko) 실리콘-상용성 화합물
JP4878669B2 (ja) 照射硬化性シリコーン組成物、光活性白金(iv)化合物並びに方法
EP0196895B1 (en) Polymer bound calixarenes
CA1273348A (en) Free-radical initiators, curable compositions and methods
Lee et al. Synthesis and photopolymerization of novel multifunctional vinyl esters
JPS60252604A (ja) オルガノポリシロキサン光開始剤
JPS62179506A (ja) ポリ光重合開始剤とその調製方法および該開始剤の性質を利用した硬化性組成物
JP3254018B2 (ja) ポリオルガノシルセスキオキサン及びその製造方法
DE69913297T2 (de) Strahlenhärtbare Zusammensetzungen mit alkenylätherfunktionellen Polyisobutylenen
JP2016505548A (ja) シリコーン相溶性光開始剤
Zhu et al. Synthesis of PMMA star polymers with siloxane cores via group-transfer polymerization using silyl ketene acetal functionalized cyclic siloxanes
Dickstein et al. Blocked-amine functional initiator for anionic polymerization
JPH06293803A (ja) 光硬化性組成物
JPH0586193A (ja) アクリル官能性メチルフルオロアルキルシルセスキオキサン化合物
US3661816A (en) Room temperature curing organopolysiloxanes
JPH0275633A (ja) ジベンゾイルメタン官能基を含有するジオルガノポリシロキサン
JPS62215608A (ja) アルケニルシリル基含有高分子化合物の製法
JPS63215720A (ja) 末端に官能基を有するラクトン系重合体の製造方法
JP3408549B2 (ja) グラフト変性ラダーシリコーンおよびその組成物
JPS59213728A (ja) シリコ−ン化合物の製造法
US3829527A (en) Room temperature curable organopolysiloxanes