JPS6217869Y2 - - Google Patents

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JPS6217869Y2
JPS6217869Y2 JP1834082U JP1834082U JPS6217869Y2 JP S6217869 Y2 JPS6217869 Y2 JP S6217869Y2 JP 1834082 U JP1834082 U JP 1834082U JP 1834082 U JP1834082 U JP 1834082U JP S6217869 Y2 JPS6217869 Y2 JP S6217869Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、文字情報入力装置に係り、とくに、
多数の文字が入力盤上に配列表示された文字情報
入力装置に関する。
文字情報入力装置の一つであるタブレツト入力
装置は、入力盤(タブレツト)上に配列表示され
た複数個の文字群の中から所定の文字を選び出
し、当該文字位置に入力ペンを当接して情報入力
を行なう装置であり、操作が簡単で初心者でもす
ぐ入力作業を行なうことができるため、新聞・雑
誌等の編集用に広く利用されているものである。
詳述すると、前記タブレツトは、x,y方向に
複数本の走査用のX,Y電極線を有しこれらの
X,Y電極線の各交叉点上に座標毎の入力領域が
形成されており、かつ、タブレツト全面に亘つて
複数の入力領域がマトリクス状に配設されるよう
になつている。一方、この入力領域の各々に対応
する複数個の文字をマトリクス状に記入表示した
文字シートが前記タブレツト上に載置されるよう
になつている。そして、文字シート上に入力ペン
を当接すると、該入力ペンが前記X,Y電極線と
容量結合して走査信号を検出する。この検出タイ
ミングに基づき、入力ペンの当接部位に係る座標
を判読し、所定のコード変換を施すことにより、
情報処理装置等へ所望の文字データ入力を行なう
ことが出来るようになつている。
ところで、漢字を含む多数の文字情報を入力可
能とするためには、タブレツトを大型なものにす
るか、該タブレツトの各入力領域を小さくしなけ
ればならない。けれども、タブレツトを大きくす
ると、それだけ入力装置全体が大型化し、一方、
入力領域は、オペレータの操作の都合上、それ程
小さくすることができない。このため、従来は、
タブレツト上に常時載置する文字シートには使用
頻度の比較的高い文字群を表示しておき、特殊な
専門用語等に用いる外字は、前記文字シートとは
別個に設けられた1又は複数の外字シートをタブ
レツト上に載せ、前記入力ペンで座標入力を行な
つたのち、外字シート毎に定められた所定のコー
ド変換を施して当該外字データを入力するか、或
いは、コードブツクで決められた漢字コードをキ
ー操作によつて直接入力する方法がとられてい
た。
しかしながらかかる従来技術にあつては、前記
外字シートを用意する場合、該外字シートの保
管、選び出しに手間が掛かり、また、タブレツト
上に正確に位置決めした状態で、かつ、該タブレ
ツトに密着装備しなければならないため機械的構
成が複雑化するとともに操作に時間を要すという
欠点を有しており、一方、漢字コードを直接入力
する場合には、入力作業が非常に面倒なものにな
つてしまうという不都合があつた。
本考案は、上記従来技術の欠点に鑑みなされた
ものであつて、文字シートの各キー領域内に二つ
の文字を記入表示し、1つの文字シートに多数の
文字を収容せしめて外字シートを不要化し、か
つ、オペレータには常に各キー領域の一方の文字
群のみが目視出来るようにすることにより、簡単
な構成で外字データの入力操作が容易な文字情報
入力装置を提供することを、その目的とする。
本考案は、文字シートの全部又は一部に係るキ
ー領域の各々に、互いに異なる二種類の色で二つ
の文字を印刷表示し、この文字シート上を、前記
二つの印刷色の内、一方の色の光を選択的に透過
する二枚の半透明シートで個別的に覆うように構
成したことにより、前記目的を達成しようとする
ものである。
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
第1図は、本考案に係る文字情報入力装置とし
てのタブレツト入力装置を示す概略斜視図であ
る。図に於て、1は入力装置本体であり、この入
力装置本体1の傾斜上面に方形平板状に形成され
た入力盤としてのタブレツト2が装備されてい
る。このタブレツト2には、x,y方向にそれぞ
れ複数本の走査用のX,Y電極線Xj,Yi(第3
図参照)が等間隔おいて平行に設けられており、
このX,Y電極線の交叉部上に各々x,y座標
(j,i)を表わす入力領域Zjiが形成され、タブ
レツト2の全面に亘つて複数の入力領域Z11〜Zn
がマトリクス状に配設されるようになつてい
る。前記X,Y電極線には入力装置本体1に内装
されたタブレツトコントローラ(第3図参照)3
0から順次走査パルスが印加されるように構成さ
れている。そしてタブレツト2上に載置された後
述する文字シート3及び半透明シート7又は8の
上から入力ペン4を当接すると、該入力ペン4と
前記X,Y電極線とが容量結合して入力ペン4の
当接した入力領域に係る走査信号が検出され、こ
の検出信号がアンプ31で増幅されたのち、前記
タブレツトコントローラ30に送られるようにな
つている。このタブレツトコントローラ30側で
は、入力ペン4から送られる検出信号のタイミン
グに基づき該入力ペン4の当接部位に係る座標情
報を発生する機能を有しており、この座標情報に
対し予め定められたコード変換を施せば所望の文
字データ入力を行なえるようになつている。
前記タブレツト2の上には、複数の文字が所定
の様式に従つて記入表示された文字シート3が載
置されている。この文字シート3は、その周縁部
が枠体5によつて前記タブレツト2の上面側に着
脱可能に固定されており、また、当該文字シート
3には、タブレツト2の入力領域Z11〜Zno
各々に対応して設けられたキー領域K11〜Kno
マトリクス状に配設されている。このキー領域
は、キー領域相互間に設けられたどて6によつて
凹溝状に形成されている。このどて6はオペレー
タが文字入力を行なう際、文字シート3に当接し
た入力ペン4の滑り止めを行なうためのものであ
る。前記文字シート3には、例えば1つのキー領
域Kji内に第2図に示すように相異なる二種類の
色、例えば赤色と緑色で印刷された二つの文字デ
ータSCjiとSTjiが白い紙地の上に互いに重なら
ない位置に記入表示されている。他のキー領域
K11〜Knoも全く同様にして前述した二種類の色
の文字データSC11〜SCno,ST11〜STnoが表示さ
れている。そして、前記二種類の色の文字群の内
一方の色文字群SCにはデータ入力に際して使用
頻度の高い普通文字が表示されており、他方の色
文字群STは専門用語等に用いられる比較的使用
頻度の低い外字文字が表示されるようになつてい
る。
このようにして構成された文字シート3の上に
は、第1図に示すように各々前記二種類の色文字
の印刷色の一方と同一の色が着色された二枚の赤
色及び緑色半透明シート7,8が該文字シート3
上に頁捲り可能に装備されている。これらの赤,
緑色半透明シート7,8は各々前記タブレツト2
と略同一の形状・大きさを有しており、そして赤
色半透明シート7は、その上端部が前記枠体5の
上辺部材と、文字シート3を介してタブレツト2
との間に挟持され、一方緑色半透明シート8は、
その左端部が前記枠体5の左辺部材と、文字シー
ト3を介してタブレツト2との間に挟持されるよ
うになつている。従つて、赤色及び緑色半透明シ
ート7,8は個別に、かつ、オペレータの所望に
応じて選択的に前記文字シート3上を覆うことが
出来るようになつている。前記赤色,緑色半透明
シート7,8は、該シート7又は8で前記文字シ
ート3を覆うことにより、この文字シート3に表
示された赤色又は緑色文字群SC又はSTの内、一
方の文字群のみをオペレータが目視出来るように
するためのものである。これを具体的に説明する
と、インキ又は絵具で描かれた文字は、白色光の
下に置かれた場合、該白色光の、各波長成分の
内、印刷色以外の成分を吸収し、印刷色の成分を
透過する作用をなす。このため、ほぼ全ての色成
分を反射する白地の紙上に色文字が描かれた場
合、印刷色の光成分がインキ又は絵具を透過した
あと紙面で反射し再びインキ又は絵具内を通つて
看者に到る。この文字部分から看者に入射する光
は、文字部分以外の白地部分から入射する白色光
に対し、印刷色が付いて見えるので該文字を認識
することが出来る。次に、上記白紙上に印刷され
た色文字の上を、該印刷色と同色に着色された半
透明シートで覆うと、この半透明シートは、着色
された色成分以外を吸収し、着色した色成分を透
過するフイルタ作用をなすため、半透明シートの
上側から入射する白色光のうちほぼ着色した色成
分のみが紙面側に透過される。このとき、紙面に
印刷された色文字のインキ又は絵具が当該印刷色
と同色の光を吸収しないため、文字部分に係る紙
面と文字以外の地の部分の紙面が同じように前記
半透明シートを通過した光を反射し、再び該半透
明シートを経て看者に到る。このため、看者に
は、恰も文字が何も記入されていないかの様に見
える。一方、印刷色とは異なる色に着色した半透
明シートで文字の上を覆つた場合、該半透明シー
トを通過した光の内、文字以外の地の部分の紙面
に当つた光はそのまま反射されるのが、文字部分
では、インキ又は絵具が印刷色とは異なる色の光
を吸収するため、半透明シートの上方から看た場
合、文字部分が地に対してより黒く見えるので当
該文字を視認することができる。上記した各作用
に基づき、前記文字シート3上に赤色半透明シー
ト7を被せた場合、オペレータには該文字シート
3の各キー領域に記載された文字群の内、赤色文
字群SCは見えず、緑色文字群STのみが見える。
これとは逆に、文字シート3上に緑色半透明シー
ト8を被せた場合、緑色文字群STは見えず赤色
文字群SCのみが見えることになる。従つて、オ
ペレータは、文字シート3に記載した文字情報群
の内、普通文字を入力するとき緑色半透明シート
8で該文字シート3を覆えば、普通文字である赤
色文字群SCだけが視野に入るため、普通文字と
外字を区別する如き余計な注意力を要せず情報入
力操作がし易く成る。このことは、外字を入力す
る場合についても全く同様である。
前記赤色文字群SC及び緑色文字群STの二つの
文字グループに対応して前記入力装置本体1上
に、モード換スイツチとしての赤色及び緑色スイ
ツチ10,11が装備されている。この赤,緑色
スイツチ10,11は普通文字モードと外字モー
ドを指定するためのものであり、例えば赤色スイ
ツチ10を押下すると該赤色スイツチ10が閉成
して普通文字モード信号を送出し、かつ、内部の
ランプが点燈して入力状態が普通文字モードであ
ることを示し、このとき同時に他方の緑色スイツ
チ11が復帰して開成し、かつ、該緑色スイツチ
11のランプが消燈するようになつている(第3
図参照)。前記赤色,緑色スイツチ10,11の
出力信号は、前記タブレツトコントローラ30の
出力である座標情報とともにCPU等の処理回路
32へ入力されるようになつている。この処理回
路32に普通文字モード信号が入力されている場
合には、前記タブレツトコントローラ30から送
られる、入力ペン4で指示した座標情報を普通文
字コードに変換し一方、外字モード信号が入力さ
れている場合には、当該座標情報を外字コードに
変換して出力するようになつている。従つて、オ
ペレータは普通文字を入力する際には緑色半透明
シート8を文字シート3上に被せたのち、赤色ス
イツチ10を押下して入力モードを普通文字モー
ドに切換えれば以後オペレータが所望する普通文
字を該緑色半透明シート8上から入力ペン4を当
接して、指示することにより、当該普通文字の情
報入力を行なうことができ、これとは逆に外字を
入力する際には文字シート3上に赤色半透明シー
ト7を被せたのち緑色スイツチ11を押下して外
字モードに切換えれば所望の外字データを入力す
ることが可能となる。
この実施例によれば、1枚の文字シートを用い
て普通文字の他にこれとほぼ同数の外字を入力す
ることができ、従つて、外字シートを別個に設け
る必要がなく構成を簡略化できるとともに、外字
シートの配置作業等が不要となり、また、オペレ
ータは常に一方の文字群のみを目視できるため全
体として外字データの入力操作を容易にすること
が可能になる。
尚、上記実施例に於ては、二種類の印刷文字の
色及び半透明シートに着色した色として赤色及び
緑を用いる場合につき説明したが本考案は何らこ
れに限定されるものではなく同様の効果を奏する
ならば他の色を用いてもよい。又、文字シートの
全てのキー領域の各々に二つの文字を記入するよ
うに形成したが該文字シートの一部分についての
み行なつてもよい。さらに、各キー領域への二つ
の文字SCjiとSTjiの記載の仕方は、第4図に示
すように文字シート3Aの一つのキー領域内に互
いに重ねて印刷してもよく、この場合にも前述し
た第1実施例と同様の効果を奏する他、文字をキ
ー領域内全体に大きく表示できるので、オペレー
タにとつて当該文字を見易くでき、かつ、文字シ
ートのキー領域をわかり易くすることが可能とな
る。また入力モードの切換は、前記半透明シート
の頁捲り動作を検知して自動的に行なうように構
成してもよく、また、文字シートの一つのキー領
域をタブレツトの隣接する複数個の入力領域の全
域の大きさに拡大し、この拡大キー領域内に二種
類の色で二つの熟語又は項目等を記入表示するよ
うに形成してもよい。さらに、二つの半透明シー
トを無端状に接合し、文字シートの周囲に周回自
在に巻装してもよい。
以上のように本考案によれば、簡単な構成で、
外字データの入力操作の容易化を図ることの可能
な文字情報入力装置を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るタブレツト入
力装置を示す概略斜視図、第2図は第1図に示す
文字シートの部分平面図、第3図は第1図の電気
的構成を示す概略ブロツク図、第4図は第2図に
示す文字シートの変形例を示す部分平面図であ
る。 2……タブレツト、3,3A……文字シート、
4……入力ペン、K11〜Kno……キー領域、SC…
…赤色文字群、ST……緑色文字群、7……赤色
半透明シート、8……緑色半透明シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タブレツト上に、多数の文字をマトリクス状に
    配設した文字シートを載置し、該文字シートに入
    力ペンを当接して情報入力を行なう文字情報入力
    装置において、前記文字シートの全部又は一部に
    係るキー領域の各々に、互いに異なる二種類の色
    で二つの文字を印刷表示し、この文字シート上
    を、前記二種類の印刷色の内、一方の色の光を選
    択的に透過する二枚の半透明シートで個別的に覆
    うように構成したことを特徴とする文字情報入力
    装置。
JP1834082U 1982-02-12 1982-02-12 文字情報入力装置 Granted JPS58122144U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1834082U JPS58122144U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 文字情報入力装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1834082U JPS58122144U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 文字情報入力装置

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Publication Number Publication Date
JPS58122144U JPS58122144U (ja) 1983-08-19
JPS6217869Y2 true JPS6217869Y2 (ja) 1987-05-08

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ID=30030598

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JP1834082U Granted JPS58122144U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 文字情報入力装置

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JPS58122144U (ja) 1983-08-19

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