JPS5940656Y2 - ペンタツチ式漢字入力装置の漢字盤面シ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ベンタッチ式漢字入力装置の漢字盤面シート
に関する。

コンピュータの漢字処理が進むにつれて軽便なベンタッ
チ式漢字入力装置の需要が増大している５ベンタッチ式
漢字入力装置は、ＸＹデエジタイザーを内蔵した盤面上
に多数の漢字を含む文字を印刷した漢字盤面シートを載
置し、入力ペンを該シート上の任意の文字の上に当接す
ることにより上記ＸＹデエジタイザーに発生する磁界を
検知することにより入力信号に変え、これをたとえばさ
ん孔テープのさん孔に変換するものである。

このようなベンタッチ式漢字入力装置に用いられる漢字
盤面シートは、漢字、ひらがな、カタカナ等の一文字が
−１すにはいるように基板の目状に配列されている。

このような漢字盤面シートを載置する盤面は面積が限ら
れているため、文字を増やすために上記シートのます目
を小さくすることが行なわれている。

しかしながら、まず目を小さくすると入力ペンの当接に
よる入力指示が不正確になるという欠点がある。

このため従来、漢字盤面シートの上に該シートのます目
の境に合致した位置に凸部を有する透明フィルムを重ね
て使用することにより一つの文字に正確に入力ペンが当
接するように改良がなされている。

しかし、この方法は凸部付き透明フィルムを代えること
により文字の配列を自由に変更できるという長所を有す
る反面、照明光がフィルム表面で反射するため入力作業
がしにくいという短所を有している。

又、上記漢字盤面シートとしては表面を粗面化したプラ
スチック板に文字を刻印してその刻印部分に黒色プラス
チックを埋め込んだものが知られている。

このものは表面が粗面化されているため照射光が反射し
ないという利点を有するものの文字の変更ができず、ま
た表面が粗面化されているため汚れやすく、コストが高
いばかりでなく、刻印を要するため文字をある程度の大
きさにせざるを得す収容する文字の数が少なくなるとい
う欠点を有している。

本考案は、上述の従来の漢字盤面シートを改良するもの
であって、紙等の基体シートの一方の面に、印刷した多
数の漢字を含む文字と、スクリーン印刷により設けた、
それぞれの文字を区分する凸部とを有するベンタッチ式
漢字入力装置の漢字盤面シートを要旨とするものである
。

以下、上記本考案について図面を参照しつつ説明する。

図面は、本考案に係る漢字盤面シートの一部を模式的に
例示するものであって、第１図は平面図、第２図は第１
図に釦ける■−■線切断断面図である。

上記漢字盤面シートは、普通紙等の紙、マット化された
プラスチックフィルムないしシートなどの基体シート１
の一方の面に凸版印刷、オフセット印刷などの印刷法に
より印刷して配列された多数の漢字を含む文字２とスク
リーン印刷により設けた凸部３とからなり、該凸部３は
それぞれの文字２を区分するように設けられている。

この区分の仕方は任意であるが、第１図示の如く基板目
状に区分することが入力作業上好ましい。

上記凸部の形成は通常の無色又は必要に応じて着色のス
クリーンインキを用いてスクリーン印刷を行ない、高さ
０．５〜２ ｒｒｒｍ、好ましくは１ｒＩＷｎ程度の印
刷層を設けることにより行なう。

該凸部は、文字の大きさがたとえば３ｍｌ四方程度であ
る場合において巾１〜２ｍ程度に設けられる。

このように本考案の漢字盤面シートは、紙等の基体シー
トの一方の面に文字と凸部とを印刷工程で設けることが
できるため作成が非常に容易であり、文字配列の変更が
自由に行え、又、筐す目の大キサ（文字の大きさ）の変
更も自由に行える。

昔たさらに、本考案では紙あるいはマット化したグラス
チックシート等を用いており、その上に透明フィルムを
重ねたりしないため表面の反射が少なく文字が見易いと
いう利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は、本考案に係るベンタッチ式漢字入力装置の漢字
盤面シートの一部を模式的に例示するものであって、第
１図は平面図、第２図は第１図に釦ける■−■線切断断
面図である。 １・・・・・・基体シート、２・・・・・・文字、３・
・・・・・凸部。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）基体シートの一方の面に、印刷した多数の漢字を
   含む文字と、スクリーン印刷により設けた、それぞれの
   文字を区分する凸部とを有するベンタッチ式漢字入力装
   置の漢字盤面シート。
2. （２）前記凸部はそれぞれの文字を基盤目状に区分する
   前記第１項の漢字盤面シート。