JPS62178345A

JPS62178345A - 印刷紙テンシヨン制御装置

Info

Publication number: JPS62178345A
Application number: JP61019933A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Shimozawa; 下沢　祐一
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1986-01-31
Filing date: 1986-01-31
Publication date: 1987-08-05
Anticipated expiration: 2011-08-21
Also published as: JP2526862B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は巻取印刷機運転中に、印刷部の走行紙のテンシ
ョン最適な状態に保持し、印刷品質の向上と安定化を図
る為の印す１ｊ紙テンショア制御装置に関するものであ
る。

〔従来技術とその問題点〕

複数の印刷ユニットを有し、ウェブ状の印刷紙（以下、
走行紙という）が、各印刷ユニットを通過することで多
色印刷が施される巻取印刷機において、運転中の走行紙
は第３図に示されるような挙動を呈する。第３図は巻取
輪転機の１つの印刷ユニットの断面における概略説明図
であり、図中（：５］ａ）　（３０１ｂ）は版胴、（３
０’２ａ）（３Ｃ）ｊｂ）はブランケット胴、（３０３
）は実際にインキを走行紙に転移する印圧部、（？ｔ）
４）は走行紙の正規のルート、（套）は実際の走行紙の
位置である。走行紙は、印圧部（３０３）でインキを転
位された後もインキのタックによってブランケット胴に
引張られており、ブランケット胴から離れる時、ブラン
ケット胴の走行紙のルー）　（３０４）に対する胴配列
、印圧部分（３０３）の表裏の絵柄（インキ）量の差、
ブランケット胴のブランケット巻込の為の切欠（套）の
存在等の条件により、上下どちらか一方のブランケット
胴に引張られ、正規のルー）　（３０４）からはずれ、
図示の（３０５）のような位置で走行する挙動を示す。

この例においてはブランケット胴（３Ｇ２ａ）がブラン
ケット胴（３Ｑ２ｂ）に対して下流側に位置しているの
で、走行紙はブランケット胴（３０２ａ）側に引張られ
ることになる。

さらに、走行紙の引張りによる伸び率は印刷用紙の種類
によって０．７％〜２．５％程度と異なる為、同一引張
率においても、走行紙が正規のルート（鞘）から離れる
量は用紙によって変化する。ただし、正規のルー）　（
３０４）から離れる量を微小にする為に走行紙のテンシ
ョンを極端に増大すると、走行紙の破断、シワの発生等
の問題が発生する。

従ってテンションは適当な値にしばしば調整されなけれ
ばならないが、従来の印刷部のテン７Ｍン調整は、人間
が印刷部における走行紙のブランケット胴から離れる状
態等の挙動を目視確認し、走行紙が印刷部に入る直前に
設置された巻取紙の送り出し部に設けられたテンション
設定部の調節ダイヤル、ハンドル等を人間が操作してテ
ンション調整を行う。このテンション設定部は、送り出
し部のテンション検出部で、走行紙の引張力を検知し、
駆動部の増減速装量で走行紙を送り出す速度を遂時増減
させることによって、設定された引張力を保持する機構
になっている。しかし一定に保持された引張力を走行紙
に与えても、萌述の種々の印刷条件が変化すると実際の
走行紙の流れる位置も変化する為、走行紙の挙動を最適
法態に制御することはできない。

上述の従来技術における問題点は以下の通りである。

■従来の送り出し部のテンション設定装置では走行紙の
挙動を制御できない為、人間がしばしばテンション設定
値を調節しなければならず、テンション設定値のばらつ
きＫよる印刷品質再現性の劣下、作業時間のロス等が発
生する。

■テンションの適正値が得られない場合、走行紙の流れ
る位置が変化する為、各色の印圧部間の走行紙の距離も
変化してダブリ、色間見当不良等の印刷品質劣下が発生
する。

〔発明の目的〕

本発明は上記問題点を解決すべく考案されたものであり
、種々の紙質、印刷物の絵柄、インキ等の条件によって
変化する走行紙の挙動を検知し、自動的にテンション設
定値を制御することにより、テンシ！１７を適正化し、
さらに安定化させる印刷紙テンション制御装置を提供す
ることを目的とする。

〔発明の概要〕

上記目的を達成すべくなされた本発明は、複数の印刷ユ
ニットを有し、ウェブ状印刷紙に多色印刷を施す巻取印
刷機の印刷紙テンショア制御装置であって、各印刷ユニ
ツ）Ｋおける印刷直後の印刷紙の挙動を検知する検知手
段と、前記検知手段からの信号に基づき変位量を求める
変位量算出手段と、求められた変位量と基準値とを比較
し、テ／ジョン修正信号を発生する修正信号発生手段と
、前記修正信号に基づきテンション値を調整する調整手
段とを具備する印刷紙テアジョン制御装置である。

〔発明の構成、作用〕

本発明の印刷紙テンション制御装置の一実施例を第１図
及び第２図を用いて以下に説明する。

第１図は本発明の印刷紙テンション制御装置において、
各印刷ユニットにおける走行紙の挙動を検知するセンサ
ーヘッドと、テンション調整部の設置位置を示す概略図
である。

本発明のテンション制御装置は、走行紙がブランケット
胴を通過した直後、プランケラ）胴（Ｊ（Ｄａ）に引張
られる事等により示される実際の走行紙の位置（１０３
）を反射型光学式変位センサーヘッド（佃）で検知し、
制御本体（１０４）で正規のルー）　（１０５）から走
行紙の位置（１０３）までの変位１ｋ　（１０６）　ｆ
、検出、処理して、巻取の送り出し部のテンション調整
部（１０７）で、モーター（１（Ｅ）を回転させテンシ
ョン設定値を変えることによって、変位量（］ＣＸ３）
を制御する。他の印刷ユニットにおいても同様の位置に
センサーヘッド（２０２）　（２ＣＩＪ）　（２Ｘ）が
設置され、これらのセンサーヘッドは制御本体に接続さ
れ、上述の処理と同様の処理が施される。

なお、一般にテンション値を増加させると変位量（１０
６）は減少し、テンシ菖ン値を減少させると変位量（１
０６）は増加することになる。

次に本発明のテンション制御装置における制御本体（１
０４）の構成及び動作を第２図のブロック図を用い説明
する。

センサーヘッド（２０１）　（２０２）　（卸）（旗）
からの信号は距離検出部（２０６）　（２０７）　（２
０８）　（２０９）に入力され、この距離検出部はタイ
ミング制御部（２０５）からのサンプリングタイミング
信号に基づいて版胴１回転につき複数個のサンプリング
データを出力する。

センサーヘッドからの信号は走行紙の変位に応じて変動
し、この実施例では変位が大きくなればセンサーとの距
離が小さくなり、従ってセンサーの受光量が増し、出力
信号が大きくなる。距離検出部は前記したサンプリング
タイミングでセンサー出力信号を距離（受位量）データ
に換算し、これを出力する。

まだ、タイミング制御部（２０５）は印刷機の版胴或い
はブランケット胴に取りつけられたロータリーエンコー
ダ（２１５）からのパルス信号を受け、前出のタイミン
グ信号を生成する。

距離検出部（π）　（２０７）　（２０８）　（２０９
）は演算部（２１８）に接続され、演算部（２１８）に
おいて各距離検出部からの変位量データに基づいて、例
えば版胴１回転毎にその最大値及び平均値を求める。（
２１０）は最大値比較部であり、基準値設定部（２１２
）で予め設定されている最大値に関する基準値と演算部
（２１８）で求められた最大値データとを比較し、走行
紙のテンションの調整が必要かどうかを決定する。

また、（２１１）は平均値比較部であり、基準値設定部
（２１９）で予め設定されている平均値に関する基準値
と演算部（２１ｇ）で求められた平均値データとを比較
し、走行紙のテンションの調整が必要かどうかを決定す
る。

即ち、最大値比較部（り０）は各印刷ユニットからの全
てのサンプリングデータの変位量についてテンション調
整の対象とするものであり、全てのサンプリングデータ
中から一定期間毎に最大値を見つけ出し、この最大値が
基準値との比較の結果ある許容範囲内にあればテンショ
ンの調整が不要であり、許容範囲を超えていればテンシ
ョンの調整が必要であるとして修正信号を出力する。ま
た、平均値比較部（２１１）は、突出した変位がなくと
も全体的に変位量が増大したときに、これを検出して正
常な状態に戻すために設けられており、前記同様、平均
値が基準値との比較の結果ある許容範囲内にあればテン
ションの調整が不要であり、許容範囲を超えていればテ
ンションの調整が必要であるとして修正信号を出力する
。

（２１３）は前記最大値比較部（２１０）及び平均値比
較部（２１１）からのテンション修正信号を受けて、テ
ンション調整部（１０７）のモーター（１０８）を所定
量駆動するだめの信号を出力するテンション操作部であ
り、モーター（１０８）が駆動された結果テンション設
定値が変化し、走行紙の位置即ち変位量が変化する。

さらに、修正された変位量を再度検出し、同様の処理を
繰り返すことにより走行紙の適正なテンシヨンを得るこ
とができる。

また、前記最大値比較部（２１０）及び平均値比較部（
２１１）は異常検知回路（２１６）に接続され、異常検
知回路（２１６）は前記最大値比較部（２１０）及び平
均値比較部（２１１）からのテンション修正信号を受け
るとテンション異常があるとして、ディスプレイ或いは
ブザー等で構成される報知部（２１７）に異常信号を送
り、テンション異常があったことをオペレーターに知ら
せる。

以上の如くして、走行紙を適正なテンションに維持する
ことが可能となるが、上記実施例の他、例えばテンショ
ン設定値を最大値比較部及び平均値比較部からの修正信
号の大きさに対応づけて決定し、その修正量だけモータ
ーを駆動するようにしても良い。また、センサーヘッド
の設置位置を本実施例と走行紙に対して反対側としても
良（、この場合は変位が大きくなるとセンサーからの出
力信号はそれに対応して小さくなることになる。

また、センサーの種類は変位状態が検出できるものであ
れば肴に限定されない。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば検知部、制御部、テ
ンション調整用操作モーター等による簡単な装置構成と
処理で、巻取印刷機における走行紙のテンシ胃ン値を適
正な値に制御することにより、印刷物の品質向上、安定
再現性、さらには色間見当の変動量の減少によって印刷
調整時間や、用紙のロスを削減させる事等、優れた効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の印刷紙テンシラン制御装置の印刷機へ
の取付位置等を示す概略外観図であり、第２図は印刷紙
テンシラン制御装置の全体構成を示すブロック図であり
、第３図は巻取印刷機印刷部における走行紙の挙動を示
す側断面概略図である。

Claims

【特許請求の範囲】１）複数の印刷ユニットを有し、ウェブ状印刷紙に多色
印刷を施す巻取印刷機の印刷紙テンション制御装置にお
いて、各印刷ユニットにおける印刷直後の印刷紙の挙動
を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号に基づ
き変位量を求める変位量算出手段と、求められた変位量
と基準値とを比較し、テンション修正信号を発生する修
正信号発生手段と、前記修正信号に基づきテンション値
を調整する調整手段とを具備することを特徴とする印刷
紙テンション制御装置。２）前記変位量算出手段にて求められた変位量が一定期
間毎における最大変位量と平均変位量である特許請求の
範囲第１項記載の印刷紙テンション制御装置。３）前記、変位量算出手段にて求められた変位量が許容
範囲を超えたときにテンション異常を表示する異常表示
手段を備える特許請求の範囲第１項記載の印刷紙テンシ
ョン制御手段。