JPS6217748Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6217748Y2
JPS6217748Y2 JP363279U JP363279U JPS6217748Y2 JP S6217748 Y2 JPS6217748 Y2 JP S6217748Y2 JP 363279 U JP363279 U JP 363279U JP 363279 U JP363279 U JP 363279U JP S6217748 Y2 JPS6217748 Y2 JP S6217748Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion
switching
gear
timer
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP363279U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55103591U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP363279U priority Critical patent/JPS6217748Y2/ja
Publication of JPS55103591U publication Critical patent/JPS55103591U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6217748Y2 publication Critical patent/JPS6217748Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小型同期モーターを駆動源とするタイ
マー或いは電気時計等のサイクル切替装置に関す
るものである。
従来の小型同期モーターを駆動源とするモータ
ータイマー等は商用周波数、即ち50ヘルツ電源で
使用するか、60ヘルツ電源で使用するかでタイマ
ー等の巡運速度が異なり、例えば50ヘルツ用のタ
イマーは60ヘルツで使用出来ず、また反対に60ヘ
ルツ用のタイマーは50ヘルツで使用出来ないとい
う欠点を有していた。そこで、1つのモーターを
異なるサイクルの電源に接続して使用してモータ
ーの回転速度が変わつてもタイマー等の巡運速度
に変化を及ぼさない様に、例えば特殊なレバーを
用いて歯車の位置を移動させたり、或いはモータ
ーの位置を移動したり(例えばモーター側に取り
付けられているピニオンをタイマー内に配設され
た異なる歯車に入れ替える操作)する等の方法に
より1つのタイマー等を異なるサイクルの電源相
互間で共用できる様にすることが提案されてい
る。然し乍ら従来のこれらの方法はいずれも様々
な欠点を有している。例えば前記特殊なレバーを
用いるものに於いてはタイマー等の内部に複雑な
機構を収納させなければならない為タイマー等全
体が大型化するという欠点が、また前記モーター
を動かすものに於いてはサイクルを切替える毎に
モーターの据付位置を変えなければならないので
モーターが容易に正確な位置に決まらないという
欠点があつた。
本考案は上記欠点に鑑みてなされたもので、非
常に小型で、しかも本機外からワンタツチ操作で
切替えることのできるタイマー等のサイクル切替
装置を極めて廉価に提供しようとするものであ
る。
以下図面により本考案の構成についてモーター
タイマーを例にして説明すると、まず第1図によ
り1と2は夫々タイマーケースの上機枠と下機枠
で、下機枠2の下部にはタイマーの駆動源をなす
小型同期モーターMが固定され、また上機枠1の
下部には第2図に示す様に規制溝3を設けられた
筒部4が一体的に形成されると共に、適宜弾性部
材で創成された可撓性の規制ピン5が固定されて
いる。尚、この規制ピン5は弾性に富む材料で上
機枠1と一体的に形成しても良いものである。
6は前記下機枠2に植設された支軸、7は該支
軸6の下部に遊嵌された第1の歯車で、該第1の
歯車7の上部にはピニオン8が一体的に形成され
ており、第1の歯車7は前記モーターMの出力ピ
ニオン9に、またピニオン8は後述する切替歯車
18と19に夫々連繋する様になされている。
10は上端部が上機枠1を貫通し、タイマー機
外へ露出した切替体で、第2図に示す様に中程に
は段部11と規制片12とが、また下部には内孔
13(第1図)と2つの凸部14,15とが一体
的に形成され、前記支軸6が内孔13に、また規
制片12が前記上機枠1の筒部4に設けられた規
制溝3に夫々嵌挿されている。そして該切替体1
0は前記支軸6と筒部4とにより上下位置決めさ
れ、また後述する様に前記規制溝3と規制ピン5
とによつて切替体10の回動可能角度が規制され
るものである。
16と17は支軸で、支軸16は前記切替体1
0の凸部14の下部に、また支軸17は凸部15
の下部に夫々凸部14,15と一体的に形成され
ている。18と19は夫々前記支軸16と17に
遊嵌された同径、同歯数の切替歯車で、切替歯車
18の上部には60ヘルツ用ピニオン20が、また
切替歯車19の上部には50ヘルツ用ピニオン21
が夫々切替歯車18,19と一体的に形成されて
いる。そして切替歯車18と19は共に前記ピニ
オン8と常に連繋し、また60ヘルツ用ピニオン2
0と50ヘルツ用ピニオン21は後述する様にタイ
マー主軸(図示外)に連繋する減速歯車系の第2
の歯車G(第2図、第3図)と係脱可能となされ
ている。
尚、60ヘルツ用ピニオン20と50ヘルツ用ピニ
オン21とは、モーターMを60ヘルツ電源に接続
する時は60ヘルツ用ピニオン20を第2の歯車G
と、また50ヘルツ電源に接続する時は50ヘルツ用
ピニオン21を該第2の歯車Gと夫々係合させれ
ば第2の歯車Gが電源の周波数によらず一定の速
度で回転する様に夫々の径と歯数が適宜設定され
ているものとする。
GはモーターMの駆動力をタイマーの主軸(図
示外)に伝達する第2の歯車で、該第2の歯車G
が一定速度で回転することにより主軸は一定速度
で巡運し、該主軸に設けられたカム機構により時
限的にスイツチがオン或いはオフする様になされ
ている。
以上の様な構成に於いて作用を述べると、まず
第3図イはモーターMを60ヘルツ電源に接続して
タイマーを使用する場合を示すもので、規制片1
2は筒部4と規制ピン5とにより規制溝3の壁3
a側に位置決めされ、60ヘルツ用ピニオン20が
減速歯車系の第2の歯車Gと係合し、50ヘルツ用
ピニオン21が該第2の歯車Gと離脱している。
この様な状態で主軸(図示外)を廻してタイマ
ーをセツトすると、モーターMが駆動し、ピニオ
ン8は出力ピニオン9及び第1の歯車7を介して
回転する。そして該ピニオン8の回転により切替
歯車18と19は共に第1の歯車7の上面を夫々
支軸16と17を中心として回転することとな
る。そして第2の歯車Gは60ヘルツ用ピニオン2
0を介して回転するが、一方の50ヘルツ用ピニオ
ン21は空転することとなる。
次に第3図ロはモーターMを50ヘルツ電源に接
続してタイマーを使用する場合を示すもので、上
述の60ヘルツ電源から50ヘルツ電源に切替えて使
用する時は、前記第3図イの状態から、第1図の
様にタイマー機外に露出している切替体10の上
端のスリツト溝10を利用して適宜ドライバー等
により矢印a方向へ廻すと、第3図イの規制片1
2は規制ピン5を矢印C方向へ押し、これを撓ま
せ乍ら規制溝3の中を矢印a方向へ回転し、第3
図ロに示す様に該規制片12が規制溝3の壁3b
側に当接すると、規制ピン5が自己の弾力により
矢印d方向へ復帰し、規制片12は筒部4と規制
ピン5とにより規制溝3の壁3b側に位置決めさ
れることとなる。またこの時、即ち規制片12が
第3図イの状態から第3図ロの状態に移る時、切
替歯車18と19は規制片12の矢印a方向への
回転と共に矢印a方向へ回転し乍ら第3図イの状
態から第3図ロの状態へ、即ち60ヘルツ用ピニオ
ン20が第2の歯車Gと係合し、50ヘルツ用ピニ
オン21が該第2の歯車Gと離脱した状態から、
60ヘルツ用ピニオン20が第2の歯車Gと離脱
し、50ヘルツ用ピニオン21が該第2の歯車Gと
係合した状態へと切替わることとなる。
そしてこの様な状態で主軸(図示外)を廻して
タイマーをセツトすると前述の場合と同様にピニ
オン8の回転により切替歯車18と19は共に第
1の歯車7の上面を夫々支軸16と17を中心と
して回転することとなる。そして第2の歯車Gは
今度は50ヘルツ用ピニオン21を介して回転し、
60ヘルツ用ピニオン20は空転することとなる。
従つて第2の歯車Gは前述のモーターMを60ヘル
ツ電源に接続してタイマーを使用する場合と同じ
速度で回転することとなる。
また、再び50ヘルツ電源から60ヘルツ電源に切
替える時は、上述の場合とは逆に規制片12を第
3図ロの状態からイの状態にすれば良い。
以上の様に本考案は、第1の歯車7を遊嵌した
支軸6の上部に切替体10を遊嵌し、該切替体1
0に装着した切替歯車18と19を前記第1の歯
車7の上面で公転させて50ヘルツ用、60ヘルツ用
の夫々のピニオンが第2の歯車Gと切替連繋する
様にし、また筒部4と規制ピン5とで切替えの位
置を規制する構成になされているので極めて簡素
でしかも小型のサイクル切替装置を提供すること
が出来、また切替体10の上端部が上機枠1を貫
通して本機外へ露出しているのでタイマーの外部
からワンタツチ操作でサイクル切替を容易に行な
うことが出来る。更に構造が簡単で部品点数が少
なくて済むので信頼性の高いサイクル切替装置を
廉価に提供できる等、種々の実用的効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したもので、第1図
は正面図、第2図は要部の分解斜視図、また第3
図は作用説明図である。 1:上機枠、2:下機枠、3:規制溝、4:筒
部、5:規制ピン、6:支軸、7:第1の歯車、
8:ピニオン、10:切替体、12:規制片、1
8,19:切替歯車、20:60ヘルツ用ピニオ
ン、21:50ヘルツ用ピニオン、G:第2の歯
車、M:モーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モーターを駆動源とし、上下機枠に支承された
    減速歯車系を介して巡運する様にしたタイマー等
    に於いて、一方の機枠に設けられ前記減速歯車系
    の内の1つの歯車を支承する支軸と他方の機枠に
    設けられた筒部とによりて支承された切替体の端
    部を前記機枠外へ露出せしめると共に、該切替体
    の中程には前記機枠に設けられた可撓性の規制ピ
    ンと係脱し且つ該規制ピンと前記筒部の規制溝と
    によりて位置決めされる規制片を有し、また下部
    には50ヘルツ用ピニオン及び60ヘルツ用ピニオン
    を夫々有し前記歯車のピニオンと常に連繋する一
    対の切替歯車を夫々支承し、而して切替体の操作
    により前記歯車の中心で切替歯車を公転せしめ50
    ヘルツ用ピニオンと60ヘルツ用ピニオンとのいず
    れかを前記減速歯車系の他の歯車に選択的に連繋
    し得る様にしたことを特徴とするモータータイマ
    ー等のサイクル切替装置。
JP363279U 1979-01-16 1979-01-16 Expired JPS6217748Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP363279U JPS6217748Y2 (ja) 1979-01-16 1979-01-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP363279U JPS6217748Y2 (ja) 1979-01-16 1979-01-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55103591U JPS55103591U (ja) 1980-07-19
JPS6217748Y2 true JPS6217748Y2 (ja) 1987-05-07

Family

ID=28807797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP363279U Expired JPS6217748Y2 (ja) 1979-01-16 1979-01-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6217748Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55103591U (ja) 1980-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3347143B2 (ja) ローラーマッサージ機
JPS6217748Y2 (ja)
KR0137102B1 (ko) 텔레비젼 수상기 회전장치
JPS6033429Y2 (ja) 周波数切替機構
JPS6336307Y2 (ja)
JPH0643754Y2 (ja) からくり時計
JPS63295895A (ja) 扇風機の首振装置
JPS6368010U (ja)
JPS6313640Y2 (ja)
JPH0746313Y2 (ja) 回転軸による動作装置
JPH0713993Y2 (ja) ロボット装置
JPS6142830B2 (ja)
JPS5853087Y2 (ja) 電動歯刷子装置
JPH0424587Y2 (ja)
JP2940807B2 (ja) 回転飾り機構
JPH0650830Y2 (ja) テ−プレコ−ダ−駆動機構
JPS5934469Y2 (ja) 洗たく機等のタイマ−装置
JPS5937804Y2 (ja) プラネタリウムの月投影装置
JPS5937753Y2 (ja) 電気時計のサイクル切換装置
JPS6332787U (ja)
JP3073081U (ja) テレビジョン受像機の回動装置
JPS58122800U (ja) 扇風機に於ける揺動角度調節装置
JP2525945Y2 (ja) 時計の装飾体駆動機構
JPH0322589Y2 (ja)
JPS61142644U (ja)