JPS6217637A - Ｆｒｐ管の水圧試験方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はＦＲＰ管の水圧試験方法に関する。

〈従来の技術〉 地中埋設管にあっては、耐圧強度、及び漏水性叔験を事
前に行なうことは不可欠であり、このため、使用目的と
する管について、水圧試験が一般的に行なわれる。

この水圧試験は、管の両端を密閉し、内部に水圧を付加
することによって実施されるが、対象とする管がＦＲＰ
管のように、可撓性を有する管にあっては、上記水圧試
験は採用し難いといった問題があった。

〈従来の問題点〉 即ち、Ｆ’ＦＬＰ管等は、地中埋設後であれば管周囲が
均一に拘束されているので既述した水圧試験は簡単に行
なえるが、室内試験等で実施した場合、水圧付加により
管内部に巨大な推力が三次元方向に作用するため、管が
膨張したり、曲管の場合は、変形を生じ、正確な試験結
果が得られないといった問題がある。

もつとも、管内圧試験装置として第４図に示すようない
わゆるテストバンドＡが知られているが、試験対象とな
る管は直管に限られ、曲管、枝付管などにあっては適用
が困難か、あるいは不可能であるといった問題があった
。

〈発明が解決する問題点〉 この発明は、上記問題に鑑み、ＦＲＰ管のような可撓性
を有する管であっても、強大な推力により生じる変形、
あるいは管の形状のいかんを問わず、安全かつ確実に耐
圧強度、漏水等を試験し得る方法を得ることを目的とし
てなされたものである。

く問題点を解決するに至った技術〉 この発明のＦＲＰ管の水圧試験方法は、Ｆ几Ｐ管内に、
該ＦＲＰ管内周面と一定間隔の隙間を形成して内管部材
を同軸配置状に固定し、該内管部材内部及び前記内管部
材外周とＦＲＰ管内周面間に形成される隙間の軸方向端
部にシール材を介挿した上で砂を密充填し、該砂を耐圧
部材として上記一定間隔の隙間内に高圧水を注入するこ
とを特徴とするものである。

〈作　用〉 本発明において、管内面に水圧を加えるための高圧水注
入隙間Ｓは第１図に示すように、ＦｒＬＰ管１内面と内
管３外面との間の隙間とされ、この隙間Ｓの軸方向端に
シール、材２．２を介挿した上で、内管３内部、及び、
内管３の軸方向両端にかけ砂４が密充填され、上記隙間
Ｓに加えられる水圧の管中心方向圧力Ｐをこの充填砂４
により支持する構成である。

従って、この圧力Ｐは砂の粒度、粒形にもよるが、はぼ
ＦＲＰ管１の中尼・方向のみに向う力となり、管軸方向
（矢印Ｘ）に向う力が生じてもかなり小さくなる。

なお、隙間ＳＫおける管軸方向に加わる力Ｑは間隙Ｈの
部分だけであるから非常に小さく、シール材２．２及び
、充填砂４に充分に支持され、この充填砂４を例えば蓋
材６，６により密封する構成としても強度的には問題は
生じない。

また、砂４は、どのような形状の管であっても流入、充
填可能であるから例えば第２図に示すような曲管、第３
図に示すような枝付管であっても適用できる。

〈実施例〉 次に、この発明の詳細な説明する。

第１図は、この発明の方法を直管に適用した場合の断面
図を示すものである。

まず、本発明の方法を実施するに際し、外径りが、試験
対象となるＦＲＰ管１の内径ｄよりやや、小さい内管、
例えばゴム製管３を用意し、このゴム製管３の端部外周
に弾性材から成るシール材２．２を配置して、目的とす
るＦＲＰ管１内面位置に配置する。

次いで、シール材２，２圧縮用鉄輪５，５を各シール材
２．２位置に嵌入して、ゴム製管３をＦＲＰ管ｌ内に圧
着固定し、高強度蓋材６の一方をＦＲＰ管１内に固定す
る。

次いで、ＦＲＰ管１を立てて内部に砂４を充填し、一定
量充填した後砂４をつき固め、もう一つの高強度蓋材６
をＦＲＰ管１内に入れ、蓋材６，６同志をボルト、ナッ
トク、７で強く締め付けた後、ゴム製管３外周とＦＩ’
ＬＰ管１内面との間に高圧水をパイプ８を通じて注入し
、水圧試験を行うのである。

第２図は、本発明の方法を曲管について実施した状態を
示す断面図を示すもので、内管３として、用いるゴム製
管３に、曲管のＦＲＰ管１の曲率に合わせたものを用い
る他は、第１図と同様であるので、第１図と同一の符号
を示すのみで詳細な説明は省略する。

第３図は本発明の方法を枝付管について実施した状態を
示す断面図であり、外形形状が、枝付ＦＲＰ管１内面形
状よりやや小さくされた内管、例えばゴム製管３を各端
部にスペーサ２゜２．２を配置して枝付ＦｒＬＰ管１内
に配置し、次いで、各スペーサ２．２．２の対応位置に
押え用鉄輪５．５．５を嵌入し、圧縮固定する。

次いで、ゴム製管３の直管部分両端近傍に蓋材６，６を
挿入し、両者をまずボルトナツト７゜７で固定し、次い
で、砂４を充填する。このとき、一端にアンカー板７Ａ
を有するボルト７を枝管１′方向に立て、砂を充填し、
砂４を充填後枝管１′部分を蓋材６で蓋閉し、ナツト７
′で締め付は固定する。

しかる後、予め挿通したパイプ８を通じて高王水を注入
し、水圧試験を行うのである。

なお、上記それぞれの実施例として内管３にゴム製管を
用いた場合を示したか、高水圧に応じ、ＦＩＬＰＷ、プ
ラスチック管、あるいは鋼製管など他の材質の内管を用
いても良い。

また、内管３として、上述のような硬質管を用いる場合
は、それぞれの実施例に示した押え用鉄輪５，５は必ず
しも必要無い。

〈効　果〉 この発明は以上説明したように水圧試験を行う対象Ｆｒ
ｔＰ管１の目的とする部分のみに水圧を付加し、三次元
方向に働く力を砂４により吸収する構成であるから、管
軸方向への推力は殆んど生じず、従って、目的とする部
位の耐圧試験か安全に、かつ、確実に行なえる。また、
Ｆｒｔｐ管が曲管、枝付管であっても簡単に目的とする
部位の内面の水圧試験が可能であり、きわめて汎用性に
富むなどの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施状態を示す断面図、第２図、
第３図は他の実施状態を示す断面図、第４図は従来例の
説明断面図である。 １・、−Ｉ アノＪ ＬＦｌ？Ｐ１１ ？ニ　シー０コ５５ν１’Ｊ ３：周ｇ ４：＃ Ｓ：斤を惑ｍ数輪 ２：高封１１＄ｊ＃ ７・　４ノＬメ　九ｔ ３゛ハ０イフ０ Ｓ：坤　ル〃 ７２’ｌｆ／

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＦＲＰ管内に、該ＦＲＰ管内周面と一定間隔の隙
   間を形成して内管部材を同軸配置状に固定し、該内管部
   材内部及び、前記内管部材外周とＦＲＰ管内周面間に形
   成される隙間の軸方向端部にシール材を介挿した上で砂
   を密充填し、該砂を耐圧部材として上記一定間隔の隙間
   内に高圧水を注入することを特徴とするＰＲＰ管の水圧
   試験方法。
2. （２）ＰＲＰ管が曲管又は枝付管である特許請求の範囲
   第１項記載の水圧試験方法。