JPS6217595B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6217595B2
JPS6217595B2 JP54108996A JP10899679A JPS6217595B2 JP S6217595 B2 JPS6217595 B2 JP S6217595B2 JP 54108996 A JP54108996 A JP 54108996A JP 10899679 A JP10899679 A JP 10899679A JP S6217595 B2 JPS6217595 B2 JP S6217595B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
methyl
general formula
formula
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54108996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5533497A (en
Inventor
Tatsuke Rainhoruto
Bentoraage Anke
Tobaruto Roberutoson
Fuataa Burufu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPS5533497A publication Critical patent/JPS5533497A/ja
Publication of JPS6217595B2 publication Critical patent/JPS6217595B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0803Compounds with Si-C or Si-Si linkages
    • C07F7/081Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te
    • C07F7/0812Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te comprising a heterocyclic ring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/08Vasodilators for multiple indications
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/12Antihypertensives

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なシラ−置換された(Sila−
substituted)1・4−ジヒドロピリジン誘導
体、その種々の製造方法、及び循環器
(circulation)に影響を及ぼす薬物
(medicament)としての用途に関する。
1・4−ジヒドロピリジン誘導体が価値ある薬
理学的特性を有することはすでに明らかにされて
いる〔ドイツ国特許出願公開明細書第2117571号
及びF.Bosssert et al.、Naturwissenschaften
58、578(1971)参照)。更にまたケイ素が生物学
的に重要な役割を果すことは公知であり、例えば
高等動物の体内において、炭水化物、ステロイド
及び脂肪に結合したケイ酸エステルの形態で存在
する〔M.G.Voronkov et al.、Silicium und
Leben(Silicon and Life)、Akademie−
Verlag、Berlin1975;G.Bendz及びI.Lindquist
(editors)、Biochemistry of Silicon and
Related Problems、Plenum Press、New York
1978参照〕。含ケイ素1・4−ジヒドロピリジン
誘導体は従来報告されていない。
本発明は一般式 式中、Rは水素原子またはアルキルもしくはベ
ンジル基を表わし、 R1及びR4は同一もしくは相異なるものであ
り、水素原子またはアルキルもしくはトリフルオ
ロメチル基を表わし、そしてR2及びR3は同一も
しくは相異なるものであり、一般式 の基を表わし、ここにAは随時アルキル−置換さ
れていてもよいアルキレン基を表わし、そして
R5、R6及びR7は同一もしくは相異なるものであ
り、各々アルキル、シクロアルキルまたはフエニ
ル基を表わし、またこれらの基は随時アルキル、
アルコキシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチル
で置換されていてもよく、或いは 置換基R2またはR3の1つは直鎖状または分枝
鎖状のアルキル、シクロアルキル、アルケニルま
たはアルキニル基を表わし、該アルキル基はまた
随時アルコキシもしくはハロゲンで、または随時
トリフルオロメチル、アルキル、アルコキシ、ハ
ロゲン、ニトロ及びアルキルメルカプトから選れ
る1、2または3個の置換基を有していてもよい
フエニルで置換されていてもよく、或いは置換基
R2またはR3の1つは一般式 の基で置換されたアルキル基を表わし、ここに
R8及びR9は同一もしくは相異なるものであり、
各々水素原子またはアルキル、アリールもしくは
アラルキル基を表わし、そしてXはアルキル、シ
クロアルキル、シクロアルケニル、アラルキルも
しくはアリールを表わし、該アリール基は随時ニ
トロ、シアノ、ハロゲン、トリフルオロメチル、
アミノ、アルキル、アルコキシ及びトリフルオロ
メトキシから選れる1、2または3個の同一もし
くは相異なる置換基で、またはSOo−アルキル
(nは0、1または2である)で置換されていて
もよく、或いはXは随時アルキル−、アルコキシ
−またはハロゲン−置換されていてもよいキノリ
ル、イソキノリル、ピリジル、ピリミジル、チエ
ニル、フリルまたはピリル基を表わす、 のシラ−置換された(例えばシリル−アルキル−
置換された)1・4−ジヒドロピリジン誘導体に
関する。
上記の定義において及び本明細書に特記せぬ限
り、「アルキル」、「アルケニル」、「アルキニル」、
「アルコキシ」、「アルキルメルカプト」及び「ア
ルキルスルホニル」なる語は、炭素原子7個まで
を有するかかる基を示す;「シクロアルキル」な
る語は3〜7個の環炭素原子、殊に5〜6個の環
炭素原子を有するシクロアルキル(例えばシクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチル)を表す;「シクロ
アルケニル」なる語は5〜7個、好ましくは5〜
6個の環炭素原子を有するシクロアルケニル(例
えばシクロペンテニル、シクロヘキセニル、シク
ロヘプテニル等)を示す;「ハロゲン」なる語は
殊にフツ素、塩素及び臭素を示す;「アリール」
なる語は炭素原子6〜10個を有する単または2−
環式の炭素環式アリール、例えばフエニル、ビフ
エニル、ナフチル等を示す;そして「アラルキ
ル」なる語はアリール部分が上に定義した如きも
のであり、アルキル部分が炭素原子1〜4個、好
ましくは1〜2個を含む基を示す。
一般式の化合物は、 (a) 一般式 X−CHO () 式中 Xは上記の意味を有する、 のアルデヒドを、随時不活性有機溶媒の存在下
において、昇温下に一般式 式中、R1及びR2は上記の意味を有する、 のβ−ジカルボニル化合物及び一般式 式中、R、R3及びR4は上記の意味を有す
る、 のエナミンと反応させるか、 (b) 一般式 式中、R1、R2及びXは上記の意味を有す
る、 のイリデン化合物を、随時不活性有機溶媒の存
在下において、上記式()のエナミンと反応
させるか、或いは (c) 対称性シラ−置換された1・4−ジヒドロピ
リジン誘導体を製造するために、上記式()
のアルデヒドを、随時不活性有機溶媒の存在下
において、2倍モル量の式()の含ケイ素β
−ジカルボニル化合物及び一般式 H2N−R () 式中、Rは上記の意味を有する、 のアミン誘導体と反応させた場合に得られる。
驚くべきことに、本発明における一般式()
のシラ−置換された1・4−ジヒドロピリジン誘
導体は、循環器に強力な影響を及ぼす効果を示
す。殊に、本発明における化合物は、脈管の平滑
筋の収縮(contractile)特性を示す。本化合物は
冠状脈の顕著で且つ持続的な拡張を起させ、エネ
ルギー節約の意味で心臓代射作用に影響を与え
る。更に本化合物は血圧を降下させ、抗高血圧剤
(anti−hypertensive agent)として用いること
ができる。シラ−置換された1・4−ジヒドロピ
リジン誘導体の脈管−鎮痙(vascular−
spasnolytic)作用は全脈管系(entire vascular
system)に起り得るか、或いは特定の脈管領
或、例えば末梢領域、冠状脈領域または脳領域に
隔離して表われる。
上記の如く、また本発明は本発明の化合物の薬
物としての用途に関する。
本発明は、本発明の化合物を活性成分として、
固体または液化した気体の希釈剤、或いは表面活
性剤が存在する場合を除いて分子量200よりも小
さい(好ましくは350よりも小さい)溶媒以外の
液体希釈剤との混合物として含有する薬剤組成物
(pharmaceutical composition)を提供するもの
である。
更に本発明は、本発明の化合物を活性成分とし
て無菌及び/または生理学的等張水溶液の形態で
含有する薬剤組成物を提供するものである。
また本発明は本発明の化合物からなる投与単位
形態における薬物を提供するものである。
また本発明の化合物からなる錠剤〔ロゼンジ
(lozenge)及び顆粒も含む〕、糖衣丸、カブセル
剤、丸剤、アンプル剤または坐薬の形態における
薬物を提供するものである。
本明細書において用いる「薬物」とは、医薬投
与に適する物理的に分離した一体の部分を意味す
る。本明細書において用いる「投薬単位形態にお
ける薬物」とは、担体との混合物として及び/ま
たはエンベロプ(envelope)内に含ませた本発
明の化合物の1日当りの投薬量またはその倍数
(4倍まで)もしくは約数(1/40まで)を各々
含有する医薬投与に適する物理的に分離した一体
の部分を意味する。薬物が1日当りの投薬量を含
むか或いは例えば1日当りの投薬量の1/2、1/3も
しくは1/4を含むかによつて、投与する薬物はそ
れぞれ1日に1回または例えば、2、3もしくは
4回となろう。
本発明による薬剤組成物は例えば水性もしくは
非水性希釈剤中の活性成分の懸濁液、溶液及び乳
液、シロツプ、顆粒または粉末の形態をとること
ができる。
錠剤、糖衣丸、カプセル剤及び丸剤に成形する
ために適合した薬剤組成物(例えば粒剤)に用い
る希釈剤としては次のものが含まれる: (a)充填剤及び伸展剤、例えば澱末、砂糖、マン
ニトール及びケイ酸;(b)結合剤、例えばカルボキ
シメチルセルロース及び他のセルロース誘導体、
アルギン酸塩、ゼラチン及びポリビニルピロリド
ン;(c)湿潤剤、例えばグリセリン;(d)崩壊剤、例
えば寒天、炭酸カルシウム及び重炭酸ナトリウ
ム;(e)溶解遅延剤、例えばパラフイン;(f)再吸収
促進剤、例えば第四級アンモニウム化合物;(g)表
面活性剤、例えばセチルアルコール、グリセリン
モノステアレート;(h)吸着担体、例えばカオリン
及びベントナイト;(i)潤滑剤、例えばタルク、ス
テアリン酸カルシウム及びステアリン酸マグネシ
ウム並びに固体のポリエチレングリコール。
該薬剤組成物からつくつた錠剤、糖衣丸、カプ
セル剤及び丸剤は、普通の被覆、エンベロプ及び
保護基質を有することができ、これらは不透明化
剤を含むことができる。それらは該活性成分のみ
を或いは好ましくは腸管の特定の部分において、
可能ならば長時間に亘つて放出するように構成す
ることができる。該被覆、エンベロプ及び保護基
質は例えば重合体物質またはロウからつくること
ができる。
また該活性成分を上記希釈剤の1種または数種
と共にマイクロカプセル状につくることができ
る。
坐薬に成形するために適する薬剤組成物に用い
る希釈剤は、例えば普通の水溶性または非水溶性
希釈剤、例えばポリエチレングリコール及び脂肪
(例えば、ココア油及び高級エステル〔例えばC16
−脂肪酸によるC14−アルコール〕)またはこれら
の希釈剤の混合物であることができる。
溶液及び乳液である薬剤組成物には、例えば普
通の希釈剤(勿論、表面活性剤が存在する場合を
除いて、分子量200以下の上記の溶媒は除外す
る)、例えば溶媒、溶解剤及び乳化剤を含ませる
ことができる;かかる希釈剤の特定の例は、水、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭
酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、ベ
ンジルベンゾエート、プロピレングリコール、
1・3−ブチレングリコール、ジメチルホルムア
ミド、油〔例えば落花生油〕、グリセリン、テト
ラヒドロフリフリルアルコール、ポリエチレング
リコール及びソルビトールの脂肪酸エステルまた
はこれらの混合物である。
非径口投与に対しては、溶液及び乳液は無菌に
そして適当には血液等張にすべきである。
懸濁液である薬剤組成物には、普通の希釈剤、
例えば水、エチルアルコール、プロピレングリコ
ール、表面活性剤(例えばエトキシル化イソステ
アリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビツ
ト及びソルビタンエステル)の如き液体希釈剤、
微結晶性セルロース、メタ水酸化アルミニウム、
ベントナイト、寒天及びトラガカトンまたはこれ
らの混合物を含ませることができる。
好適な賦形剤の例は水、無毒性の有機溶媒例え
ばパラフイン類(例えば石油留分)、植物油(た
とえば落花生油/ゴマ油)、アルコール類(例え
ばエチルアルコール及びグリセリン)、並びにグ
リコール類(例えばプロピレングリコール及びポ
リエチレングリコール);固体の賦形剤例えば天
然岩石粉末(例えばカオリン、アルミナ、タルク
及びチヨーク)、合成岩石粉末(例えば高分散性
シリカ及びケイ酸塩)並びに糖類(例えばシユク
ロース、ラクトース及びグルコース);乳化剤例
えば非イオン性及びアニオン性乳化剤(例えばポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪族アルコールエーテル、アルキルスル
ホネート及びアリールスルホネート)、分散剤
(例えばリグニン、亜硫酸廃液、メチルセルロー
ス、殿粉及びポリビニルピロリドン)並びに潤滑
剤(例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、
ステアリン酸及びラウリル硫酸ナトリウム)であ
り、経口用途の場合には、また好ましくは錠剤
は、上記の賦形剤に加えて、種々な追加物質、例
えば殿粉、好ましくはポテト殿粉及びゼラチン並
びに場合によつてはまた潤滑剤例えばステアリン
酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム及びタ
ルクと共に、好適な添加物例えばクエン酸ナトリ
ウム及び炭酸カルシウムを含有する。
また全ての薬剤組成物には着色剤及び保存剤並
びに芳香及び香味添加物(例えばはつか油及びユ
ーカリ油)及び甘味剤(例えばサツカリン)を含
ませることができる。
該薬剤組成物は全組成物の重量に対して活性成
分を一般に0.5〜90重量%含有する。
本発明の化合物に加えて、また上記薬剤組成物
及び薬物には他の製薬学的に活性な化合物を含ま
せることができる。また該組成物は本発明におけ
る化合物の複数を含むことができる。
本発明の薬物における全ての希釈剤は本発明の
薬剤組成物について上に述べたいずれかの希釈剤
であることができる。かかる薬物は単独の希釈剤
として分子量200よりも小さい溶媒を含むことが
できる。
本発明における薬物を構成する分離した一体部
分は一般に、その形状または包装の理由により、
医薬投与に適合し、且つ例えば次のものであるこ
とができる:錠剤(ロゼンジ及び顆粒を含む)、
丸剤、糖衣丸、カプセル剤、坐薬及びアンプル
剤。これらの形態のあるものは活性成分を徐放性
にすることができる。カプセル剤の如きものは保
護エンベロプを含み、これは薬物の部分を物理的
に分離し、そして一体にさせる。
本発明の薬物の静脈内投与に対して好適な1日
当りの投薬量は活性成分0.1〜50mgであり、経口
投与に対しては活性成分25〜500mgである。
上記の薬剤組成物及び薬物の製造は本分野にお
いては公知の方法によつて、例えば1種またはそ
れ以上の活性成分と1種またはそれ以上の希釈剤
とを混合して薬剤組成物(例えば顆粒)をつく
り、次に該組成物を薬物(例えば錠剤)にするこ
とによつて行なわれる。
更に、本発明は、本発明の化合物を単独で、ま
たは希釈剤との混合物として、或いは本発明にお
ける薬物の形態で人間及び人間以外の動物に投与
することからなる、該動物における上記の病気の
防除方法(予防、救剤及び治療を含む)を提供す
るものである。
本活性化合物は経口的、非経口的(例えば筋肉
内、腹腔内、皮下及び静脈内)または肛門部、好
ましくは経口的または非経口的、殊に舌下的また
は静脈内に投与することが考えられる。従つて、
好適な薬剤組成物及び薬物は経口的または非経口
的投与に適合したものである。本方法における投
与は好ましくは経口または非経口投与である。
一般に効果的な成果を得るために、0.001mg〜
10mg/Kg、好ましくは0.002〜1mg/Kg体重/日
の量で静脈内に、そして0.5mg〜50mg/Kg、好ま
しくは0.5〜10mg/Kg体重/日の量で経口的に投
与することが有利であることがわかつた。しかし
ながら、時には上記の投薬量割合からはずれる必
要があり、殊にそのことは処置を受ける人間また
は動物の性質及び体重、処置に対する個々の反
応、活性成分を投与する調製物のタイプ及び投与
方法並びに病気の進行程度または投与を行う間隔
に依存する。かくして或る場合には、上記の最少
投薬量よりも少ない量を用いて十分であり、一方
他の場合には所望の成果を得るために、上記の上
限を超えなければならない場合も起るであろう。
多量に投与する場合には、1日分を数回に分けた
投薬量で投与することが有利である。
特に興味ある化合物は、各記号が次の意味を有
する一般式()のシラ−置換された1・4−ジ
ヒドロピリジン誘導体である: Rが水素原子、炭素原子1〜4個のアルキル基
またはベンジル基を表わし、 R1及びR4が同一もしくは相異なるものであ
り、水素原子、炭素原子1〜4個のアルキル基ま
たはトリフルオロメチル基を表わし、 R2及びR3が同一もしくは相異なるものであ式
(a)の基を表わし、ここにAは随時炭素原子
1〜4個のアルキルで置換されていてもよい炭素
原子1〜6個のアルキレン基を表わし、 R5、R6及びR7が同一もしくは相異なるもので
あり、各々炭素原子1〜4個のアルキル基、炭素
原子3〜7個のシクロアルキル基またはフエニル
基を表わし、且つこれらの基は随時各々炭素原子
1〜2個のアルキルもしくはアルコキシ、ハロゲ
ン、特にフツ素、塩素もしくは臭素またはトリフ
ルオロメチルで置換されていてもよく、 或いは置換基R2またはR3の1つが各々炭素原
子6個までの直鎖状または分枝鎖状のアルキル、
アルケニルもしくはアルキニル基またはシクロア
ルキル基を表わし、該アルキル基はまた随時炭素
原子1〜4個のアルコキシで、ハロゲン、特に、
フツ素、塩素もしくは臭素で、またはフエニル基
で置換されていてもよく、該フエニルはまたトリ
フルオロメチル、ニトロ、ハロゲン、特に、フツ
素、塩素及び臭素、各々炭素原子1〜4個のアル
キル及びアルコキシから選ばれる1個または2個
の置換基をもつていてもよく、或いは 置換基R2及びR3の1つが炭素原子1〜4個の
アルキル基を表わし、該基は式(b)の基で置
換され、ここに R8及びR9は同一もしくは相異なるものであ
り、各々水素原子、炭素原子1〜4個のアルキル
基、またはフエニルもしくはベンジル基を表わ
し、そして、 Xは炭素原子1〜4個のアルキル基、炭素原子
3〜7個のシクロアルキル基、炭素原子5〜7個
のシクロアルケニル基もしくはアルキル鎖に炭素
原子1〜3個を含むフエニルアルキル基、または
フエニルもしくはナフチル基を表わし、該フエニ
ル基は随時ニトロ、シアノ、ハロゲン、特にフツ
素、塩素及び臭素、トリフルオロメチル、アミ
ノ、トリフルオロメトキシ、アルキル及びアルコ
キシ基に炭素原子1〜4個を含むアルキル、アル
コキシ、アルキルメルカプト及びアルキルスルホ
ニルから選ばれる1、2または3個の同一もしく
は相異なる置換基で置換されていてもよく、或い
はXは随時ハロゲン、特にフツ素、塩素もしくは
臭素炭素原子1〜4個のアルキルまたは炭素原子
1〜4個のアルコキシで一置換または二置換され
ていてもよい。キノリル、イソキノリル、ピリジ
ル、ピリミジル、チエニル、フリルまたはピリル
基を表わす。
殊に指摘すべき化合物は各記号が次のものを表
わす式()の新規なシラ−置換された1・4−
ジヒドロピリジン誘導体である: Rが水素原子またはメチル基を表わし R1及びR4がメチル基を表わし、 R2及びR3が上記の好適な意味を有するが、但
し異なる点は、式(a)の1種又はそれ以上の
基において、Aが炭素原子1〜6個の随時メチル
−置換されていてもよいアルキレン基を表わし、
そして Xがフエニルまたはナフチル基を表わし、該フ
エニル基は随時ニトロ、シアノ、ハロゲン、特に
フツ素、塩素及び臭素、トリフルオロメチル、ア
ミノ、トリフルオロメトキシ、各々炭素原子1〜
4個のアルキル、アルコキシ、アルコキシメルカ
プト及びアルキルスルホニルから選ばれる1、2
または3個の同一もしくは相異なる置換基で置換
されていてもよく、或いはXは随時ハロゲン、特
にフツ素、塩素もしくは臭素、炭素原子1〜4個
のアルキルまたは炭素原子1〜4個のアルコキシ
で置換されていてもよいキノリル、イソキノリ
ル、ピリジル、ピリミジル、チエニル、フリルま
たはピリル基を表わす。本発明の方法を行う際
に、出発物質として使用し得る式()のアルデ
ヒドは公知のものであるか、或いは公知の方法に
従つて製造することができる〔E.Mosettig、
Org.reactions、218頁以下(1954)参照〕。
式()のアルデヒドの例として次のものをあ
げることができる: 2−、3−もしくは4−ニトロベンズアルデヒ
ド、2・4−もしくは2・6−ジニトロベンズア
ルデヒド、2−ニトロ−6−ブロモベンズアルデ
ヒド、2−ニトロ−3−メトキシベンズアルデヒ
ド、2−もしくは3−クロロベンズアルデヒド、
3−トリフルオロメチルベンズアルデヒド、2−
ニトロ−3−メトキシ−6−クロロベンズアルデ
ヒド、2−ニトロ−4−メトキシベンズアルデヒ
ド、3−ニトロ−6−クロロベンズアルデヒド、
2−、3−もしくは4−ヘアノベンズアルデヒ
ド、α−、β−もしくはγ−ピリジンアルデヒ
ド、6−メチルピリジン−2−アルデヒド、ピリ
ミジン−5−アルデヒド、4・6−ジメトキシ−
ピリミジン−5−アルデヒド、2−メトキシメル
カプトベンズアルデヒド、2−メチルスルホニル
ベンズアルデヒド、2−メチルスルフイニルベン
ズアルデヒド、1−もしくは2−ナフタルデヒ
ド、5−ブロモ−1−ナフタルデヒド、2−エト
キシ−1−ナフタルデヒド、4−メチル−1−ナ
フタルデヒド、キノリン−2−、3−、4−、5
−、6−、7−もしくは8−アルデヒド、イソキ
ノリン−1−もしくは3−アルデヒド、フラン−
2−アルデヒド、チオフエン−2−アルデヒド及
びピロル−2−アルデヒド。
本発明に従つて使用し得る一般式()のケイ
素を含まない及びケイ素を含むβ−ジカルボニル
化合物は一部のものは公知であるが、或いは公知
の方法に従つて製造することができる。一般式
()の含ケイ素化合物はケイ素を含まぬβ−ジ
カルボニル化合物と同様にして製造することがで
きる〔V.F.Mironov、V.P.Kozyukov and V.D.
Sheludyakov、Zh.Obsh.Khim.37、1915
(1967)〕。
式()のβ−ジカルボニル化合物の例として
次のものをあげることができる: アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト
酢酸プロピル、アセト酢酸プロパルギル、アセト
酢酸アリル、アセト酢酸α−もしくはβ−メトキ
シエチル、アセト酢酸α−もしくはβ−エトキシ
エチル、ホルミル酢酸エチル、アセト酢酸シクロ
ペンチル、アセト酢酸ネオペンチル、アセト酢酸
3・3−ジメチルブチル、アセト酢酸トリメチル
シリル−メチル、アセト酢酸2−トリメチルシリ
ル−エチル、アセト酢酸3−トリメチルシリル−
プロピル、アセト酢酸2−トリエチルシリル−エ
チル、アセト酢酸エチルジメチルシリル−メチ
ル、アセト酢酸フエニルジメチルシリル−メチル
及びアセト酢酸p−フルオロフエニルジメチルシ
リル−メチル。
本発明において使用し得る式()のケイ素を
含まないエナミン類はすでに公知であるか、或い
は公知の方法に従つて製造することができる。式
()の含ケイ素エナミンは従来公知のものであ
るが、しかし対応する一般式()のβ−ジカル
ボニル化合物及び一般式()のアミンから、ケ
イ素を含まないエナミンと同様にして製造するこ
とができる(A.C.Cope、J.A.C.S67、1017
(1945))。
式()のエナミンの例として次のものをあげ
ることができる: メチルβ−アミノクロトネート、エチルβ−ア
ミノクロトネート、プロピルβ−アミノクロトネ
ート、イソプロピルβ−アミノクロトネート、ネ
オペンチルβ−アミノクロトネート、3・3−ジ
メチルブチルβ−アミノクロトネート、トリメチ
ルシリル−メチルβ−アミノクロトネート、トリ
エチルシリル−メチルβ−アミノクロトネート、
エチルジメチルシリル−メチルβ−アミノクロト
ネート及びフエニルジメチルシリル−メチルβ−
アミノクロトネート。
本発明に従つて使用し得る式()のケイ素を
含まぬイリデン化合物はすでに公知のものである
か或いは公知の方法に従つて製造することができ
る。一方、本発明に従つて使用し得る式()の
含ケイ素化合物は従来公知のものであるが、しか
しクノーベナーゲル(Knovenagel)縮合によつ
て、式()のアルデヒド及び対応する式()
のβ−ジカルボニル化合物から、式()のケイ
素を含まぬ化合物と同様にして製造することがで
きる。
式()のイリデン化合物の例として次のもの
をあげることができる: メチル2−(2−ニトロベンジリデン)−アセト
アセテート、メチル2−(3−ニトロベンジリデ
ン)−アセトアセテート、メチル2−(4−ニトロ
ベンジリデン)−アセトアセテート、ネオペンチ
ル2−(3−ニトロベンジリデン)−アセトアセテ
ート、3・3−ジメチルブチル2−(3−ニトロ
ベンジリデン)−アセトアセテート、プロピン−
2−イル2−(3−ニトロベンジリデン)−アセト
アセテート、イソプロピル2−(3−ニトロベン
ジリデン)−アセトアセテート、2−メトキシエ
チル2−(3−ニトロベンジリデン)−アセトアセ
テート、トリメチルシリル−メチル2−(3−ニ
トロベンジリデン)−アセトアセテート、エチル
ジメチル2−(3−ニトロベンジリデン)−アセト
アセテート及びトリメチルシリル−メチル2−
(3−クロロベンジリデン)−アセトアセテート。
本発明に従つて使用し得る式()のアミン誘
導体はすでに公知のものである;例として次のも
のをあげることができる: アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミ
ン、イソブチルアミン及びベンジルアミン。
適当な希釈剤は水及び全ての不活性有機溶媒で
ある。希釈剤には主としてアルコール類、例えば
エタノール及びメタノール、エーテル類、例えば
ジオキサン及びジエチルエーテル、または氷酢
酸、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、アセトニトリル等が含まれる。
反応温度は実質的な範囲内で変えることができ
る。一般に反応は80〜90℃で行われる。好適な態
様によれば、沸騰エタノール中で反応を行う。
この反応は常圧下で行うことができるが、昇圧
下でも行うことができる。一般に反応は常圧下で
行われる。
本発明における種々の方法を行う際に、反応に
関与する物質を各々ほぼ化学量論的量で用いる。
用いる式()のアミンまたはその塩は、好まし
くは過剰量(1.5〜2倍モル量)である。
本発明の新規な活性化合物として、次のものを
個々にあげることができる:2・6−ジメチル−
4−(2−ニトロフエニル)−1・4−ジヒドロピ
リジン−3・5−ジカルボン酸3−エチルエステ
ル5−(トリメチルシリル−メチル)エステル、
2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニル)−
1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジカルボン
酸3−エチルエステル5−(トリメチルシリル−
メチル)エステル、2・6−ジメチル−4−(2
−ニトロフエニル)−1・4−ジヒドロピリジン
−3・5−ジカルボン酸3−メチルエステル5−
(2−トリメチルシリル−エチル)エステル、
2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニル)−
1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジカルボン
酸3−メチルエステル5−(2−トリメチルシリ
ル−エチル)エステル、2・6−ジメチル−4−
(4−ニトロフエニル)−1・4−ジヒドロピリジ
ン−3・5−ジカルボン酸3−メチルエステル5
−(2−トリメチルシリル−エチル)エステル、
2・6−ジメチル−4−(2−ニトロフエニル)−
1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジカルボン
酸3−メチルエステル5−(ジメチルフエニルシ
リル−メチル)エステル、2・6−ジメチル−4
−(3−ニトロフエニル)−1・4−ジヒドロピリ
ジン−3・5−ジカルボン酸3−メチルエステル
5−(ジメチルフエニルシリル−メチル)エステ
ル、2・6−ジメチル−4−(2−クロロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジカ
ルボン酸3−メチルエステル5−(ジメチルフエ
ニルシリル−メチル)エステル、2・6−ジメチ
ル−4−(3−ニトロフエニル)−1・4−ジヒド
ロピリジン−3・5−ジカルボン酸3−(トリメ
チルシリル−メチル)エステル5−(2−トリメ
チルシリル−エチル)エステル、2・6−ジメチ
ル−4−(2−クロロフエニル)−1・4−ジヒド
ロピリジン−3・5−ジカルボン酸3−メチルエ
ステル5−(トリメチルシリル−メチル)エステ
ル、1・2・6−トリメチル−4−(2−ニトロ
フエニル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5
−ジカルボン酸3−メチルエステル5−(トリメ
チルシリル−メチル)エステル及び1・2・6−
トリメチル−4−(3−ニトロフエニル)−1・4
−ジヒドロピリジン−3・5−ジカルボン酸3−
メチルエステル5−(トリメチルシリル−メチ
ル)エステル。
本発明における化合物の製法を次の実施例にお
いてさらに説明する。
実施例 1 (a) 2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジ
カルボン酸ビス(トリメチルシリル−メチル)
エステル 96%エタノール30ml中のトリメチルシリル−
メチルアセトアセテート18.2g、3−ニトロベ
ンズアルデヒド7.3g及び濃アンモニア5.5mlを
20時間加熱沸騰させた。冷却後、生成物を別
し、乾燥し、融点159℃(エタノール)の黄色
結晶16.9gを得た。
上記同様の方法で、96%エタノール20ml中で
20時間沸騰させた後、次のものから下記の化合
物が得られた:トリメチルシリル−メチルアセ
トアセテート11.3g、濃アンモニア2.3ml、 (b) 及び2−ニトロベンズアルデヒド4.5gか
ら:2・6−ジメチル−4−(2−ニトロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−
ジカルボン酸ビス(トリメチルシリル−メチ
ル)エステル8.1g、融点157℃(エタノー
ル)。
(c) 及びベンズアルデヒド3.18gから:2・6−
ジメチル−4−フエニル−1・4−ジヒドロピ
リジン−3・5−ジカルボン酸ビス(トリメチ
ルシリル−メチル)エステル6.2g、融点123℃
(エーテル/石油エーテル)。
(d) 及び3−クロロベンズアルデヒド4.22gか
ら:2・6−ジメチル−4−(3−クロロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−
ジカルボン酸ヒス−(トリメチルシリル−メチ
ル)エステル6.7g、融点129℃(エーテル/石
油エーテル)。
(e) 及び2−クロロベンズアルデヒド4.22gか
ら:2・6−ジメチル−4−(2−クロロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−
ジカルボン酸ビス−(トリメチルシリル−メチ
ル)エステル6.9g、融点128℃(エーテル/石
油エーテル)。
(f) 及びピリジン−3−アルデヒド3.21gから:
2・6−ジメチル−4−(3−ピリジル)−1・
4−ジヒドロピリジン−3・5−ジカルボン酸
ビス−(トリメチルシリル−メチル)エステル
11.3g、融点149℃(エタノール/エーテル)。
(g) 及びピリジン−2−アルデヒド3.21gから:
2・6−ジメチル−4−(2−ピリジル)−1・
4−ジヒドロピリジン−3・5−ジカルボン酸
ビス−(トリメチルシリル−メチル)エステル
8.1g、融点205℃(エタノール/メタノー
ル)。
実施例 2 2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジ
カルボン酸ビス−(ジメチルフエニルシリル−
メチル)エステル 96%エタノール15ml中のジメチルフエニルシリ
ル−メチルアセトアセテート10.0g、3−ニトロ
ベンズアルデヒド3.0g及び濃アンモニア2.2mlを
還流下に20時間加熱した。冷却し、過した後、
融点125℃(エタノール)の黄色結晶11.0gが得
られた。
実施例 3 2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジ
カルボン酸ビス(2−トリメチルシリル−エチ
ル)エステル 96%エタノール10ml中の2−トリメチルシリル
エチルアセトアセテート5.0g、3−ニトロベン
ズアルデヒド1.9g及び濃アンモニア1.5mlを20時
間沸騰させ、次に冷却し、生成物を別した後、
融点120℃(エタノール)の淡黄色結晶3.5gが得
られた。
実施例 4 2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジカ
ルボン酸3−ネオペンチルエステル5−トリメ
チルシリル−メチルエステル 96%エタノール20ml中のトリメチルシリル−メ
チルβ−アミノクロトネート5.6g、ネオペンチ
ルアセトアセテート5.2g及び3−ニトロベンズ
アルデヒド4.5gを17時間加熱した後、この混合
物を放冷し、生成物を別し、融点176℃(エタ
ノール)の黄色結晶10.4gが得られた。
実施例 5 (a) 2・6−ジメチル−4−(2−ニトロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジ
カルボン酸3−メチルエステル5−トリメチル
シリル−メチルエステル 96%エタノール17ml中のメチル2−(2−ニ
トロベンジリデン)−アセトアセテート6.44g
及びトリメチルシリル−メチルβ−アミノクロ
トネート4.84gを還流下で20時間加熱した。次
に溶媒を真空下でストリツピングし、残渣をエ
タノール/エーテル(1:1)から結晶化させ
た。融点156℃(エタノール/エーテル)の濃
い黄色結晶7.5gが得られた。
上記と同様の方法で、96%エタノール20ml中
で20時間沸騰させた後、次のものから下記の化
合物が得られた:トリメチルシリル−メチルβ
−アミノクロトネート5.62g、 (b) 及びメチル−2−(3−ニトロベンジリデ
ン)アセトアセテート7.48gから:2・6−ジ
メチル−4−(3−ニトロフエニル)−1・4−
ジヒドロピリジン−3・5−ジカルボン酸3−
メチルエステル5−トリメチルシリル−メチル
エステル10.6g、融点120℃(エーテル/石油
エーテル)。
(c) 及びメチル2−(4−ニトロベンジリデン)
アセトアセテート7.48gから:2・6−ジメチ
ル−4−(4−ニトロフエニル)−1・4−ジヒ
ドロピリジン−3・5−ジカルボン酸3−メチ
ルエステル−5−トリメチルシリル−メチルエ
ステル7.48g、融点137℃(メタノール)。
実施例 6 2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジ
カルボン酸3−プロピン−2−イルエステル5
−トリメチルシリル−メチルエステル トリメチルシリル−メチルβ−アミノクロトネ
ート5.62g、プロピン−2−イル2−(3−ニト
ロベンジリデン)−アセトアセテート8.20g及び
96%エタノール20mlを20時間加熱した後、この混
合物を放冷し、淡黄色の結晶14.25gが得られ
た。融点148℃(エタノール)。
実施例 7 2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジ
カルボン酸3−イソプロピルエステル5−トリ
メチルシリル−メチルエステル イソプロピル2−(3−ニトロベンジリデン)−
アセトアセテート8.32g及びトリメチルシリル−
メチルβ−アミノクロトネート5.62gを96%エタ
ノール20ml中で20時間加熱し、この混合物を放冷
し、融点121℃(エタノール/エーテル)の黄色
結晶11.8g得られた。
実施例 8 2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジ
カルボン酸3−(2−メトキシエチル)エステ
ル5−トリメチルシリル−メチルエステル 2−メトキシエチル2−(3−ニトロベンジリ
デン)アセトアセテート8.80g及びトリメチルシ
リル−メチルβ−アミノクロトネート5.62gを96
%エタノール20ml中で還流下に20時間加熱した。
次に溶媒をストリツピングし、残渣をエーテル/
石油エーテル(1:1)から結晶化させた。過
により融点92℃(エーテル/石油)の黄色結晶
11.5gが得られた。
また本発明は本発明の活性化合物の製剤上許容
し得る生物学的前駆動物質に関する。
本明細書の目的に対する本発明の活性化合物の
「製剤上許容し得る生物学的前駆物質」なる語
は、本活性化合物とは構造式は異なるが、しかし
ながら動物または人間に投与した際に患者の体内
で活性化合物に転化される化合物を意味する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 式中、 Rは水素原子を表わし、 R1及びR4は各々メチル基を表わし、そしてR2
    及びR3は同一もしくは相異なり、一般式 の基を表わし、ここにAは低級アルキレン基を表
    わし、そしてR5、R6及びR7は同一もしくは相異
    なり、各々低級アルキルまたはフエニル基を表わ
    し、或いは置換基R2またはR3の1つは直鎖状ま
    たは分枝鎖状の低級アルキルまたはプロピン−2
    −イル基を表わし、該アルキル基はまた随時低級
    アルコキシ基で置換されていてもよく、そして Xはアリール基を表わし、該アリール基は随時
    ニトロ基またはハロゲン原子で置換されていても
    よく、或いはXはピリジル基を表わす、 の化合物。 2 2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
    ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジカ
    ルボン酸ビス(トリメチルシリル−メチル)エス
    テルである特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 2・6−ジメチル−4−(2−ニトロフエニ
    ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジカ
    ルボン酸3−メチルエステル5−トリメチルシリ
    ル−メチルである特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 4 2・6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
    ル)−1・4−ジヒドロピリジン−3・5−ジカ
    ルボン酸3−イソプロピルエステル5−トリメチ
    ルシリル−メチルエステルである特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 5 一般式 X−CHO () 式中、Xはアリール基を表わし、該アリール基
    は随時ニトロ基またはハロゲン原子で置換されて
    いてもよく、或いはXはピリジル基を表わす、 のアルデヒドを昇温下に一般式 のβ−ジカルボニル化合物及び一般式 式()及び()において、Rは水素原子を
    表わし、 R1及びR4は各々メチル基を表わし、そしてR2
    及びR3は同一もしくは相異なり、一般式 の基を表わし、ここにAは低級アルキレン基を表
    わし、そしてR5、R6及びR7は同一もしくは相異
    なり、各々低級アルキルまたはフエニル基を表わ
    し、或いは 置換基R2またはR3の1つの直鎖状または分枝
    鎖状の低級アルキルまたはプロピン−2−イル基
    を表わし、該アルキル基はまた随時低級アルコキ
    シ基で置換されていてもよい、 のエナミンと反応させることを特徴とする式 式中、R、R1、R2、R3、R4及びXは前記の意
    味を有する、 の化合物の製造方法。 6 反応を80〜90℃の温度で行う特許請求の範囲
    第5項記載の方法。 7 反応を不活性有機溶媒の存在下において行う
    特許請求の範囲第6項記載の方法。 8 一般式 のイリデン化合物を一般式 式()及び()において、 Rは水素原子を表わし、 R1及びR4は各々メチル基を表わし、そしてR2
    及びR3は同一もしくは相異なり、一般式 の基を表わし、ここにAは低級アルキレン基を表
    わし、そしてR5、R6及びR7は同一もしくは相異
    なり、各々低級アルキルまたはフエニル基を表わ
    し、或いは置換基R2またはR3の1つは直鎖状ま
    たは分枝鎖状の低級アルキルまたはプロピン−2
    −イル基を表わし、該アルキル基はまた随時低級
    アルコキシ基で置換されていてもよく、そしてX
    はアリール基を表わし、該アリール基は随時ニト
    ロ基またはハロゲン原子で置換されていてもよ
    く、或いはXはピリジル基を表わす、 のエナミンと反応させることを特徴とする式 式中、R、R1、R2、R3、R4及びXは前記の意
    味を有する、 の化合物の製造方法。 9 一般式 X−CHO () 式中、Xはアリール基を表わし、該アリール基
    は随時ニトロ基またはハロゲン原子で置換されて
    いてもよく、或いはXはピリジル基を表わす、 のアルデヒドを2倍モル量の一般式 式中、 R1はメチル基を表わし、 R21は一般式 の基を表わし、ここにAは低級アルキレン基を表
    わし、そしてR5、R6及びR7は同一もしくは相異
    なり、各々低級アルキルまたはフエニル基を表わ
    す、 の含ケイ素β−ジカルボニル化合物及び一般式 H2N−R () 式中、Rは水素原子を表わす、 のアミン誘導体と反応させることを特徴とする式 式中、R、R1、R21及びXは前記の意味を有す
    る、 の化合物の製造方法。
JP10899679A 1978-08-28 1979-08-27 Silaasubstituted 1*44dihydropyridine derivative Granted JPS5533497A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19782837477 DE2837477A1 (de) 1978-08-28 1978-08-28 Sila-substituierte 1,4-dihydropyridin- derivate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5533497A JPS5533497A (en) 1980-03-08
JPS6217595B2 true JPS6217595B2 (ja) 1987-04-18

Family

ID=6048072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10899679A Granted JPS5533497A (en) 1978-08-28 1979-08-27 Silaasubstituted 1*44dihydropyridine derivative

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4237137A (ja)
EP (1) EP0010130B1 (ja)
JP (1) JPS5533497A (ja)
AT (1) ATE489T1 (ja)
CA (1) CA1135699A (ja)
DE (2) DE2837477A1 (ja)
ES (1) ES483661A1 (ja)
IL (1) IL58103A (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2915355A1 (de) * 1979-04-14 1980-10-23 Nattermann A & Cie Neue 1,4-dihydropyridin-bderivate mit antihypertensiver wirkung
US4325389A (en) * 1980-09-22 1982-04-20 Cordis Corporation Tip assembly for a carbon fiber implantable lead
DE3339236A1 (de) * 1983-10-28 1985-05-09 Bayer Ag Arzneimittelzubereitung
DE3433239A1 (de) * 1984-09-11 1986-03-20 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Feste arzneizubereitung enthaltend nitrendipin und verfahren zu ihrer herstellung
US4593033A (en) * 1985-04-24 1986-06-03 Merck & Co., Inc. Substituted indeno[2,1-c] pyridines useful as calcium channel blockers
US4605660A (en) * 1985-06-03 1986-08-12 Merck & Co., Inc. Indeno[2,1-c]pyridine compounds, and their use as calcium channel blockers
US4670443A (en) * 1985-07-02 1987-06-02 Merck & Co., Inc. Benzo(f)isoquinoline compounds useful as calcium entry blockers
US4735956A (en) * 1985-09-13 1988-04-05 Merck & Co., Inc. Certain 1,4-dihydro-2,6-di-lower hydrocarbyl-4-heterocyclic-3,5-pyridine dicarboxylates which are useful as calcium channel blockers
DE3677319D1 (de) * 1985-10-22 1991-03-07 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Pharmazeutische 1,4-dihydropyridinderivate, ihre salze und herstellung.
US4721708A (en) * 1985-11-26 1988-01-26 Merck & Co., Inc. Cyclized N-substituted-tetrahydropyridine compounds and cardiovascular use
US4788203A (en) * 1985-11-26 1988-11-29 Merck & Co., Inc. Cyclized N-substituted-tetrahydropyridine compounds, useful in the treatment of cardiovascular disorders
JPH01501144A (ja) * 1986-10-21 1989-04-20 インスティテュト オルガニチェスコゴ シンテザ アカデミイ ナウク ラトビースコイ エスエスアール 2,6―ジメチル―3,5―ジメトキシカルボニル―4―(5’―トリメチルシリル―2’―フリル)―1,4―ジヒドロピリジン
DE102005056050A1 (de) * 2005-11-24 2007-05-31 Wacker Chemie Ag Alpha-(beta-Ketocarbonyl)-funktionelle Organosiliciumverbindungen und deren Herstellung

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3355455A (en) * 1964-08-06 1967-11-28 Dow Corning Certain pyridyl silane derivatives
US3816439A (en) * 1970-06-19 1974-06-11 Monsanto Co Substituted 1,2-dihydropyridines and process for preparing same
DE2117571C3 (de) * 1971-04-10 1979-10-11 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Unsymmetrische 1,4-Dihydropyridin-33-dicarbonsäureester, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie ihre Verwendung als Arzneimittel
US3781291A (en) * 1971-05-26 1973-12-25 R Sulzbach Silylated 1,4-dihydropyridines
US4031104A (en) * 1972-04-18 1977-06-21 Bayer Aktiengesellschaft 1,4-Dihydropyridine carboxylic acid esters
DE2248150A1 (de) * 1972-09-30 1974-04-04 Bayer Ag Dihydropyridinpolyester, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung als arzneimittel
DE2508181A1 (de) * 1975-02-26 1976-09-09 Bayer Ag 1,4-dihydropyridincarbonsaeurearal- kylester, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung als arzneimittel

Also Published As

Publication number Publication date
IL58103A0 (en) 1979-12-30
DE2961609D1 (en) 1982-02-11
ES483661A1 (es) 1980-04-16
EP0010130B1 (de) 1981-12-23
DE2837477A1 (de) 1980-03-13
IL58103A (en) 1983-06-15
ATE489T1 (de) 1982-01-15
EP0010130A1 (de) 1980-04-30
US4237137A (en) 1980-12-02
CA1135699A (en) 1982-11-16
JPS5533497A (en) 1980-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4248873A (en) Nitro-substituted 1,4-dihydropyridines, processes for _their production and their medicinal use
US3905970A (en) 1,4-Dihydropyridine carboxylic acid esters
US4551467A (en) Vasodilating cyanoalkyl esters of 1,4-dihydropyridines
US4044141A (en) 1,4-Dihydropyridines
US4849433A (en) The compound, (⃡)1,4-dihydro-2,6-dimethyl-4-(2'-nitrophenyl)-pyridine-3,5-dicarboxylic acid, methyl isobutyl ester, compositions containing same and a method for effecting coronary dilation
JPH0262550B2 (ja)
IL41668A (en) N-Transformed History of Dihydropyridine, Their Manufacture, and Pharmaceutical Preparations Containing Them
JPH0613484B2 (ja) 新規なジヒドロピリミジン類
US3708489A (en) Azido-aryl 1,4-dihydropyridines and their production
JPS6217595B2 (ja)
JPH05271078A (ja) ジヒドロピリジン類
EP0097821B1 (en) Dihydropyridines with an antagonistic activity to calcium, process for their preparation, and pharmaceutical compositions containing them
CA1108615A (en) Dihydropyridine compounds, their production and their medicinal use
CA1185182A (en) Pharmaceutical compositions containing diethyl-2- methyl-6-propyl-4-(3-nitrophenyl)-1,4- dihydropyridine-3,5-dicarboxylate
KR910007973B1 (ko) 크로몬-및 티오크로몬-치환된 1,4-디하이드로피리딘 유도체의 제조방법
JPS61291567A (ja) 新規な1,4−ジヒドロピリジン類
EP0194685A1 (en) 1,4-Dihydropyridines
US4162321A (en) Sulphur-containing amino-dihydropyridines, and their use as medicants
US3887558A (en) Process for producing 2,6-diamino -1,4- dihydro-3,5-pyridine-dicarboxylates and derivatives thereof
US4166855A (en) 1,4-Dihydro-2,6-dimethyl-4-(3-nitrophenyl)-3,5-pyridinedicarboxylic acid ester, and its use as a peripheral vasodilator
US4004014A (en) 2-Amino-6-dialkylaminodihydropyridines, their production, pharmaceutical compositions and methods of use thereof
JPS6326749B2 (ja)
IE43984B1 (en) A 1,4-dihydropyridine-3 5-dicarboxylic acid di-ester derivative, several processes for its preparation,and its use as a coronary therapeutic agent
JPH0134971B2 (ja)
JP2640245B2 (ja) 1,4−ジヒドロピリジン誘導体