JPS62175406A - ジヤンボタニシ駆除剤 - Google Patents

ジヤンボタニシ駆除剤

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JPS62175406A
JPS62175406A JP1368786A JP1368786A JPS62175406A JP S62175406 A JPS62175406 A JP S62175406A JP 1368786 A JP1368786 A JP 1368786A JP 1368786 A JP1368786 A JP 1368786A JP S62175406 A JPS62175406 A JP S62175406A
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JP
Japan
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jumbo
river snail
agent
water
controlling
Prior art date
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Pending
Application number
JP1368786A
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English (en)
Inventor
Kazuichi Kobayashi
小林 主一
Sunao Kobayashi
直 小林
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水稲、れんこん、イグサ、水イモなどの水生作
物を食害するジャンボタニシの駆除剤に関するものであ
る。
従来技術 ジャンボタニシ(和名 ラプラタリンゴガイAmpul
larium canaliculatus Lama
rk  リンゴカイ科)は大型軟体動物で、近年食用と
して養殖されていたが、大雨による冠水などで養殖場か
ら用排水路 、水田、河川などへ流出して繁殖し1例え
ば水稲ではその幼苗を食害し、場合によっては枯死にい
たらしめるなど水生作物を加害するに至ったもので、そ
の防除対策が大きな問題になっている。そのため、農林
水産省はジャンボタニシを植物防疫上の有害動物に指定
するまでに至っている。
ジャンボタニシは原産地がアルゼンチン中部のパタゴニ
ア地方といわれ、これまで日本には棲息していなかった
ので、今まで問題となっていなかった。しかし、ジャン
ボタニシの侵入を受けている水田では増殖が盛んで、そ
の生息密度は急速に増大し、特に九州など西南暖地では
困窮しており、さらに全国に広がる・おそれもあるとさ
れている、 ・ ジャンボタニシの食性はおおむね次のとおりである。す
なわち、主として水生または水辺植物の若い部分を食害
し、水稲では幼苗を好んで摂食する。しかし、食物がな
くなったときには、或稲を摂食するようになる。また、
陸上植物(雑草、野菜類、果物の皮、サツマイモの葉な
ど)ても水辺近くにある場合や、水中に投入した場合に
摂食する。
ジャンボタニシの生活史は次に示されるとおりである。
すなわち、ジャンボタニシの越冬母貝は4月上旬から5
月上旬にかけて初産卵し、その後、年10回前後継続し
て産卵する。開期間は2〜3週間で、高温など環境がよ
ければ4力月で成員(2cm以上)となり、作物の水上
部に産卵する。寿命は2〜3年で大きなものは波高7〜
8cmに達する。
このようにジャンボタニシは大型で多食性、生長繁殖力
も大であり、かつ通常水中にいるため、陸上のナメクジ
、マイマイのような軟体動物の駆除用薬剤で駆除するこ
とは困難である。また、一般に農薬は、効力の強い殺虫
剤といえども、この大型軟体動物には効果はなく防除で
きない、したかって、ジャンボタニシに対する駆除に卓
効のある薬剤は、現在まで、まだ知られていない。
現在は、貝や卵塊を取り除き焼却するなどの処分をする
ことで防除している。しかし、この方法では、労力と時
間を極めて要するので、能率の高い駆除剤の出現か待望
されている。
一方1本発明で活性成分として使用する下記化学構造式
で示されるチオリン酸0−2.3−ジヒドロ−3−オキ
ソ−2−フェニル−6−ピリダジニル−〇、O−ジエチ
ル(以下、ピリダフェンチオンという)は、たとえば「
農薬ハンドブック1981年版」(社団法人 日本植物
防疫協会昭和56年7月20日発行)の第24頁に記載
されているとおり、稲、野菜、果樹の諸害虫の防除用殺
虫剤として公知であり、広く使用されている。しかしな
がら、ジャンボタニシ一対する作用および用途について
は、知られていない。
ピリダフェンチオン が  じょうと るi 。
これまて農業上有害なジャンボタニシを駆除する有効な
手段はほとんどなかった0本発明は薬剤を用いてジャン
ボタニシを有効に駆除する方法を提供することを目的と
するものである。
本発明者は、水稲など水生作物のジャンボタニシによる
被害を防ぐ目的で、水田などの水中で効果を発揮し、環
境を汚染する恐れのない薬剤を開発すべく魚毒性の点な
ども考慮して種々の化合物を試験に供した。その結果、
殺虫剤として用いられるピリダフェンチオンが殺虫、魚
毒性等毒力の強い同類の有機燐殺虫剤の中て特異的にジ
ャンボタニシ駆除剤として有効であることを発見し、本
発明を完成した。
1月 本発明の活性成分は、ジャンボタニシに直接的あるいは
間接的に作用してジャンボタニシの生理作用を阻害して
食害を防止し、かつ死に至らしめるものと考えられる。
・−″ (製 化 る  および   法)本発明のジ
ャンボタニシ駆除剤を実際に使用するには1本発明の化
合物をそのまま、あるいは水、固体粉末、その他の適当
な担体を用いて希釈し、必要に応じて界面活性剤などの
補助剤を加えて使用するーか、または農薬の製造に一般
的に行われている方法により、各種の液体あるいは固体
担体と混合し、必要ならば湿展剤、展着剤、分散剤、乳
化剤、固着剤等の補助剤を加えて、水和剤、水和顆粒剤
、ゾル剤、乳剤、粉剤、粒剤、微粒剤などの種々の製剤
形態にして使用するこ・とができる。
これらの製剤中の本発明の活性成分の含有率は、水和剤
、水和顆粒剤、乳剤、ゾル剤の場合は1〜90%(重量
%;以下同じ)の範囲、粉剤、微粒剤、粒剤の場合はO
−5〜lO%の範囲である。この場合は、含有率は使用
実態にあわせて適宜選択され、必要により増減すること
もできる。
また、上記した製剤を製造するに当って使用される担体
としては、農園芸用に常用されるものが広く用いられる
。この場合液体担体としては、例えば、水、芳香族炭化
水素類、脂肪族炭化水素類、アルコール類、エステル類
、ケトン類、極性の大きなジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシドなどの溶剤を、また固体担体としては
、クレー、タルク、カオリン、ベントナイト、珪藻土、
炭酸カルシウム、珪酸などの鉱物質粉末類、木粉、その
他の有機質粉末類などを用いることがてきる。また、補
助剤としては、乳化、分散、湿潤、拡展、展着などの種
々の目的で非イオン、陰イオン、陽イオン、両性の種々
の界面活性剤が使用でき、結合剤、安定剤などの種々の
目的でリグニンスルホン酸あるいはその塩、ガム類、脂
肪酸塩類、ポリビニルアルコール、メチルセルロースな
どの糊料が使用できる。
更に必要ならば、他の殺菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、除草
剤、植物生長調節剤などの農薬、または肥料などを混合
して用いることもできる。
本発明のジャンボタニシ駆除剤の実施例を以下に示すが
、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 拉舅 ピリダフェンチオン 2重量部、PAP (イソプロピ
ルアシッドホスフェート、流動性改良剤、0.3重量部
、ホワイトカーボン 2.0重量部、微粉クレー 95
.7重量部を均一に粉砕混合すれば、活性成分2%の粉
剤を得る。
実施例2 木坦1 ピリダフェンチオン 50重量部、ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル zri量部、リグニンスルホ
ン酸ナトリウム塩 2重量部、ホワイトカーボン 2f
f1量部、微粉クレー 44重量部を均一に粉砕混合す
れば、活性成分50%の水和剤を得る。
支ム亘1 K!亘盈1 ピリダフェンチオン 50重量部、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル 1重量部。
リグニンスルホン酸カルシウム 6ffi量部、ホワイ
トカーボン 2重量部、微粉クレー 413[1部を均
一に粉砕混合し、水を加え、ニーダ−を用いて混練した
のち、造粒機にとおして造粒し、流動乾燥器にて乾燥、
師別して、活性成分50%の水和顆粒剤を得る。
実施例42!J ピリダフェンチオン 40重量部、ドデシルベンゼンス
ルホン酸カルシウム 3重量部、ポリオキシエチレンフ
ェニルエーテル 7!i量部、キシレン 50重量部を
均一に溶解混合すると、活性成分 40%の乳剤を得る
実施例SL!J ピリダフェンチオン 5重量部、ポリビニルアルコール
 1重量部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル 0.5ii部、クレー 93.5重量部を均一に
粉砕混合後、適当な量の水を加えて練合した後、造粒し
て乾燥すれば、活性成分5%を含む粒剤を得る。
本発明のジャンボタニシ駆除剤は、次に示すように使用
される。すなわち、水和剤、水和顆粒剤、乳剤などは、
水で200〜1000倍に希釈して(通常500倍前後
)、水田などの水生作物の栽培地に、lOアール当り5
0〜200交の範囲1通常1001前後で、ジャンボタ
ニシの侵入前あるいは侵入後に散布等の施用処理をすれ
ばよい、このとき水田面中に落下した薬液の水中におけ
る理論濃度は、水田の水深Seaとして、活性成分で1
1−1Oppとなり、この程度で有効に駆除しつる0作
物体に付着した薬剤は、この貝がその作物を摂食し、産
卵することを防止する。
また、場合によっては上記製剤を水で希釈せずに水生作
物の栽培地の水口に処理すれば、水流によって拡散させ
ることができる。
また、粉剤1粒剤、微粒剤はlOアール当り3〜5 k
g (実施例での活性成分量として、60〜250g)
をジャンボタニシの侵入前あるいは侵入後に水生栽培地
の水面に散布すればよい。
3)発明の効果 本発明のジャンボタニシ駆除剤を、ジャンボタニシの侵
入前に水田などの水生作物栽培地に散布または水中に処
理すれば、ジャンボタニシの発生を防止できる。また、
侵入後に処理すれば完全にジャンボタニシを死滅させる
ことができ、いずれも食害などの被害を防止できる。
適用できる水生作物としては、水稲、れんこん、イグサ
、水イモなどであり、これらの栽培地に処理すればよい
、また、対象となるジャンボタニシは、幼貝(2〜5箇
m)、稚貝(6〜8日箇)。
成員(20鳳鴎以上)のいずれでもよい。また、本発明
のジャンボタニシ駆除剤は、−塵処理すると残効性を有
するから、ふ死後の幼貝にも有効に作用する。
このような本発明のジャンボタニシ駆除剤の作用効果を
具体的に示すために試験例を示す。
入!1 ジャンボタニシの駆除    (ポット試験) 6〜7葉期の稲を5本1株にして植えた1710000
アールの円筒ポット(水深5 c−)に、ジャンボタニ
シの成員(最高2.0〜3.0cm、殻径3、O〜5.
1c″脂)または稚貝(最高0.9〜1.5cm、殻径
1.2〜1.7cm)を、2匹または4匹づつ入れ、実
施例1および4に準して3I製した粉剤および乳剤(木
て希釈)を散布装置により所定量散布して、3時間後、
1日後、2日後、3日後、5日後、7日後の殺貝率(%
)を調べた。
なお、稲の食害の有無をも調べた。
本試験は、1薬剤濃度につき5ボツト制て行い、その平
均値を求めた。その結果は第1表(成員に対する効果)
および第2表(稚貝に対する効果)のとおりである。
手続補正口 昭和47年 1月 3日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. チオリン酸O−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−2−フ
    ェニル−6−ビリダジニル−0,0−ジエチルを活性成
    分として含有することを特徴とするジャンボタニシ駆除
    剤。
JP1368786A 1986-01-27 1986-01-27 ジヤンボタニシ駆除剤 Pending JPS62175406A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0351589A2 (de) * 1988-07-16 1990-01-24 BASF Aktiengesellschaft 3(2H)-Pyridazinonderivate zur Bekämpfung von Schnecken
EP0351591A2 (de) * 1988-07-16 1990-01-24 BASF Aktiengesellschaft 2-tert.-Butyl-4-chlor-5-(4-tert.-butylbenzylthio)-3-(2H) -pyridazinon zur Bekämpfung von Schnecken

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0351591A2 (de) * 1988-07-16 1990-01-24 BASF Aktiengesellschaft 2-tert.-Butyl-4-chlor-5-(4-tert.-butylbenzylthio)-3-(2H) -pyridazinon zur Bekämpfung von Schnecken
US5063232A (en) * 1988-07-16 1991-11-05 Basf Aktiengesellschaft 2-tert-butyl-4-chloro-5-(4-tert-butylbenzylthio)-3(2h)-pyridazinone for cotrolling snails and slugs

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