JPS62174567A - エンジンの点火時期制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、エンジンの点火時Ｉｎ制御装置に関し、特に
アイドル領域から非アイドル領域への移行時にＪ５ける
加３！！応答性の向上対策に関づる。

（従来の技術） 従来より、エンジンの点火時期は、そのときのエンジン
の運転状態に応じて最適な時期に制御することが行われ
ている。例えば、アイドル時以外の非アイドル時には、
そのときのエンジンの運転状態（エンジン負荷、エンジ
ン回転数）に応じた要求点火時１■に制御している。例
えば、エンジンの加速時には、特開昭５６−６９４６０
号公報に開示されるように、スロットル開度の増大によ
る吸気充填量の増大に起因してノッキングが発生するの
を防止するため、点火時期を最大トルクを発生する点火
時期よりも遅らせるようにしている。

また、アイドル時には、上記の最大トルクを５を生ずる
点火時期に制御するとエンジンの回転が不安定となるこ
とから、この最大トルク発生点火口・１明よりも遅れ側
の予め定められた点火時期に制御して、エンジン運転の
安定性を確保するようにしている。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、エンジンのアイドル領域から非アイドル領域
への移行時、上記の加速時の点火峙明制御技術を利用し
て点火時期を遅角制御すると、移行時所定期間の間は、
吸入空気のエンジンへの吸入遅れ（ス［１ツトル弁の開
による吸入空気がエンジンに至る期間およびこの吸入空
気が実際に燃焼に寄与するまでの吸入行程から燃焼行程
までの期間）に起因し、吸気充填量の増ｈｏを見込んだ
遅角制御により出力の低下を１Ｇき、加速の応答性が悪
くなるという問題が生じる。

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり。

アイドル領域から非アイドル領域への移行時、所定期間
の間はエンジン運転状態（加速状態）に応じた要求点火
時期よりも進み側に補正することにより、吸入空気のエ
ンジンへの吸入ばれに起因する出力低下を防止して、ア
イドル領域からの加速の応答性を向上させることを目的
とする。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、第１
図に示すように、エンジンの運転状態を検出する運転状
態検出手段１３〜１５と、該運転状態検出手段１３〜１
５の出力を受け、アイドル時には予め定められた点火時
期に制御するとともに、非アイドル時には運転状態に応
じた要求点火時期に制御する点火時期制御手段１７とを
備えることを前提とし、これに加えて、アイドル領域か
ら非アイドル領域への移行時、所定期間、点火時期を上
記運転状態に応じた要求点火時ＩＷＪよりも進み側に補
正する点火時期補正手段１つとを備える構成としたもの
である。

（作用） 上記の構成により、本発明では、点火時期制御手段１７
により点火時期がエンジンの運転状態に応じて制御され
、アイドル時には予め定められた点火時期に遅角制御さ
れ、非アイドル時には運転状態に応じた要求点火時期に
、例えば加速時にはノッキング防止のために最大トルク
発生点火時期よりも遅れ側に制御される。

そして、アイドル領域から非アイドル領域への移行時に
は、点火時期補正手段１９により、この移行時所定期間
の間は上記運転状態に応じた要求点火時期、つまり加速
時の点火時期よりも進み側（例えば最大トルク発生点火
時１１　）に補正されるので、上記アイドル領域から非
アイドル領域への移行時初期の吸入空気の吸入遅れに起
因する出力低下が防止されて、アイドル領域からの加速
の応答性が良好なものとなる。

（実施例） 以下、本発明の実施例について第２図以下の図面に基づ
いて説明する。

第２図は本発明の実施例の全体概略構成を示し、１はエ
ンジン、２はピストン３の往復動により容積可変となる
燃焼室、４はピストン３にフンロッド３ａを介して連結
されたクランク軸である。５はエンジン１の燃焼室２に
吸気を供給するための吸気通路、６はエンジン１の燃焼
室２からの排気を排出するための排気通路であり、上記
吸気通路５の燃焼室２への開口部には吸気弁７が、上記
排気通路６の燃焼室２への開口部には１外気弁８がそれ
ぞれ配設されている。

上記吸気通路５には、エンジン１への吸気ｍを制御する
スロットル弁９が、またその下流には燃料を噴射供給す
る燃料噴射弁１０がそれぞれ配設されている。また、上
記燃焼室２には点火プラグ１１が臨ませて設けられ、該
点火プラグ１１には点火プラグ１１の点火時期θＳを調
整するイグナイタ１２が接続されている。

一方、１３はスロットル弁９の開度を検出するスロット
ル開度センサ、１４は吸気通路５のスロットル弁９下流
の吸気負圧ｐｂによりエンジン負荷を検出する負圧セン
サ、１５はクランク軸４のクランク角によりエンジン回
転数Ｎを検出するクランク角センサであって、これらの
センサ１３〜１５によってエンジンの運転状態を検出す
る運転状態検出手段を構成しているとともに、これらセ
ンサ１３〜１５の各出力は、上記燃料哨割弁１０ａ５よ
びイグナイタ１２を作動制御するＣＰＵ等よりなるコン
トロールユニット１６に入力可能になっている。そして
、該コントロールユニット１０により、エンジン１の運
転状態（吸気０圧ｐｂ、エンジン回転数Ｎ、スロットル
開度）に応じてイグナイタ１２を作動制御して点火プラ
グ１１による点火時期θＳを制御するとともに、燃料噴
射弁１０からの燃料噴１ｎｆｆｉを制ｔｌｌ？ｌ−るよ
うになされている。

次に、上記コントロールユニツｌ〜１６による点火時期
制御を第３図のフローチャートにより説明するに、スタ
ー１−シて、先ずステップＳ＋で初期化したのち、ステ
ップＳ２のメインルーチンに移る。このメインルーチン
において、ステ１７８３℃スロットル間度によりアイド
リンク中であるか否かを判別し、アイドリンク中である
ＹＥＳの場合にはステップＳ４で点火時期θＳを予め定
められたアイドル時用の値θＩＤにしくθＳ−θｔｏ）
、ステップＳ　１３で５ＴｒｌＳｅＣ経過するのを持っ
て上記ステップＳ２に戻ることを繰返す。

一方、このアイドル領域から非アイドル領域へ移行する
ときには、上記ステップＳ３の判別がアイドリンク中で
ないＮｏとなって、次のステップＳ５でアイドル脱出フ
ラグがＯＮであるか否かを判別するが、移行瞬間はこの
フラグはＯＦＦでＮＯであるので、さらに次のステップ
Ｓ６で前回はアイドル中であったか否かを判別する。そ
して、移行瞬間はこの判別がＹＥＳであるので、ステッ
プＳ７でアイドル脱出フラグをＯＮにするととともに、
ステップＳ８でアイドル脱出カウンタの値ＣをＣ−Ｃｏ
にセットしたのち、ステップ＄９で点火時期θＳを最大
トルクを発生する点火時期θＭＡＴにセラ１−シ（θＳ
−θＭｅ　Ｔ　）　、同じくステップＳ　１３で５Ｂｓ
ｅｃ持って上記ステップ８２に戻る。

次いで、アイドル領域から非アイドルＦ［への移行瞬間
後の次回には、上記ステップＳ５の判別がアイドル脱出
フラグＯＮのＹＥＳとなってステップＳ　１ｅに進み、
アイドル脱出カウンタの値ＣをｒＩＪずつ減算しくＣ＝
Ｃ−１）、次のステップＳ　ｏでこのアイドル脱出カウ
ンタの値Ｃが「０」であるか否かを判別する。そして、
このアイドル脱出カウンタの減算中、つまり移行時所定
期間の間は上記判別がＣ−＋ＯのＮｏであるので、上記
ステップＳＯに進んで点火時期θＳをθＳ＝θＭ８丁に
セットしたままとする。一方、上記所定期間の経過によ
りＣ＝ＣのＹＥＳになると、ステップＳ１２に進んで、
点火時期θＳをそのときの吸気負圧Ｐｂおよびエンジン
回転数Ｎに基づいてθＳ　−ＭＡＰ　（Ｐｂ　、Ｎ＞の
マツプより決定し、ステップＳ　１３を杼で上記ステッ
プＳ２に戻ることを繰返す。

その後、非アイドル時となると、上記ステップＳ３の判
別がＮｏ１ステツプＳ５の判別がＮＯ、ステップＳ６の
判別がＮｏとなってステップＳ　１２で点火時期θＳを
そのときの吸気ｆｉｔ：ｆＰｂおよびエンジン回転ＩＮ
に応じた要求点火時期に決定することを繰返す。

以上のフローにおいて、ステップ８３〜Ｓ　１３により
、点火時期θＳをエンジン１の運転状態に応じて制御し
、アイドル時には予め定められた点火時期θ１０に制御
し、非アイドル時には運転状態（吸気口圧Ｐｂａ３よび
エンジン回転数Ｎ）に応じた要求点火時期に制御するよ
うにした点火時１１１１　ｍｉｌ制御手段′１７を構成
している。また、ステップ８５〜Ｓ　ｎにより、アイド
ル領域から非アイドル領域への移行時、アイドル脱出カ
ウンタによる所定期間の間は上記非アイドル時の運転状
態に応じた要求点火時期よりも進み側の最大トルク発生
点火時期θＭＢＴに補正するようにした点火時期補正手
段１９を構成している。

したがって、上記実施例では、点火時期制御手段１７に
より、第４図に示すようにアイドル時には予め定められ
た点火時期θＩＤに、つまり最大トルク発生点火時期θ
Ｍ８Ｔよりも遅れ側に制御されて、エンジン運転の安定
化が図られる一方、非アイドル時にはそのときの運転状
態に応じた要求点火時期に制御され、例えば加速時には
遅角制御されてノッキングの防止化が図られる。

一方、アイドル領域から非アイドルｖＪ域への移行時に
は、第４図の如くその移行時所定期間ｔの間はス［ｌッ
トル開度の増大変化に対して吸気充填量の増加変化に遅
れがある。この吸入空気の吸入Ｒれに対して、点火時期
補正手段１９により白人時＋［が上記運転状態に応じた
要求点火時期よりも進み側の最大トルク発生点火時期θ
ＭＥ（Ｔに補正されるので、−ｈ記吸入空気の吸入遅れ
に起因する出力低下が補償される。そして、上記吸入空
気の吸入遅れが生じる所定期間が経過したのちは、吸入
空気の吸入遅れがないので、そのときの運転状態に応じ
た要求点火時期、例えば加速時の点火時期（最大トルク
発生点火時期θＭＢＴよりも遅れ側の点火時期）にＲＩ
ＩＩＩＩされることになり、よってアイドル領域からの
加速を応答性良くかつノッキングを発生することなく行
うことができ、スムーズな加速感が得られる。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、そ
の他種々の変形例を５包含するものである。例えば、上
記実施例では、点火時期補正手段１９として、アイドル
領域から非アイドル領域への移行時所定ＩＦＪ間、点火
時期を−ｔ１！に最大トルク発生点火時期０間ＢＴに補
正したが、要はそのときの運転状態に応じた要求点火時
期よりも進み側に補正すればよい。また、この進角補正
はステップ状に変更せずに徐々に変更させるようにして
もよく、またこの補正期間はそのときのスロットル開度
やスロットル開度変化率等に応じで変化させるようにし
てもよい。

さらに、アイドル領域から非アイドル領域への移行時の
検出は、−Ｆ記実施例の如くスロットル開痘の全開から
の開動による他、アイドルスイッチの０Ｎ−ＯＦＦある
いはアイドルスイッチの０Ｎ−ＯＦＦなどによっても検
出可能である。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明のエンジンの点火時期制御
装置によれば、アイドル領域から非アイドル領域への移
行時、所定期間、点火時期を運転状態に応じた要求点火
時期よりも進み側に補正したので、上記移行時の吸入空
気の吸入遅れに起因する出力低下を防止して、アイドル
領域からの加速の応答性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示すブロック図である。 第２図〜第４図は本発明の実施例を示し、第２図はその
全体概略桝成図、第３図はコントロールユニットの作動
を示すフローチャート図、第４図はアイドル領域から非
アイドル＠賊への移行時のスロットル開度、吸気充１ａ
ｆｆｉおよび点火時期の変化特性を示す説明図である。 １・・・エンジン、１１・・・点火プラグ、１２・・・
イグナイタ、１３・・・スロットル間ａ　ヒンサ、１４
・・・負圧センサ、１５・・・クランク角センサ、１６
・・・コントロールユニット、１７・・・点火時期制御
手段、１９・・・点火時期補正手段。 特許出願人　　　　マツダ株式会社 代　　理　　人　　　　　弁理士　　前　　１）　　弘
第１図 ］９ 第４図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段
   と、該運転状態検出手段の出力を受け、アイドル時には
   予め定められた点火時期に制御するとともに、非アイド
   ル時には運転状態に応じた要求点火時期に制御する点火
   時期制御手段と、アイドル領域から非アイドル領域への
   移行時、所定期間、点火時期を上記運転状態に応じた要
   求点火時期よりも進み側に補正する点火時期補正手段と
   を備えたことを特徴とするエンジンの点火時期制御装置
   。