JPS62173502A - 作業スケジューリング支援装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は原子カプラントなどのような大規模プラントに
おける。保全作業スケジュールを自動的に作成し、運転
管理者に提供する保全作業スケジューリングシステムに
関する。

〔発明の背景〕

従来プラントに使用されている機器の寿命を予測し、保
守法を指示するシステムとして、たとえば原子力学会昭
和５８年度秋の分科会の予稿集Ｃ１４に発表した寿命予
測システムがある。このシステムは機器の構成、事象、
材質や使用環境などのデータを入力し、余寿命を推定し
て保守の方法を出力するものであるが、現在発生してい
る不具合項目を含めた全体的な保全作業スケジューリン
グ機能は含まれていない、また、本発明者等が先に出願
した事後保全作業の干渉の有無を判断して表示するもの
もあるが、予防保全を含めた保全作業全体のスケジュー
リング機能は有していない。

〔発明の目的〕

本発明は、原子カプラントのような大規模プラントにお
ける事後保全作業と予防保全作業との組合せを最適化し
、全体の保全作業の期間を最短にするシステムを提供す
ることを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明の保全スケジューリングシステムは、事後保全作
業を管理する保全管理システムと、予防保全作業情報を
提供する寿命予測システムとの２つのシステムの情報を
用い、事後保全作業中にその時点のプラント運転状態を
殆んど変更することなく予防保全作業を実施することが
できるように、作業をスケジュールリングすることを特
徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の具体的一実施例について図面を用いて詳
細に説明する。

第１図は本発明保全スケジューリングシステムの全体構
成の一実施例を示したもので１本システムは事後保全作
業を管理する保全管理サブシステム１１機器の寿命を予
測する寿命予測サブシステム２．共通データファイル３
．演算処理部＠４゜プラントデータ収集袋Ｗ５．キーボ
ード６及び表示装置７とから成る。第１図の保全サブシ
ステム１及び寿命予測サブシステム２の内部にも、それ
ぞれ演算処理装置があるが、これらは独立に設けてもよ
く、あるいは一体化してもよい、また、これらのサブシ
ステムは、保全管理システムについては本発明等が先に
出願したシステムが、また寿命予測システムについては
前述した文献のものが適用できる。

これらのサブシステムの出力情報を用い、演算処理装置
ｉ！４は第４図、第５図に示すような演算をして、第２
図に示すような結果を表示装置７に表示する。

すなわち、第２図において区分は事後保全である（大文
字で示す）か予防保全である（小文字で示す）かを示し
、Ａ、Ｂ、Ｃまたはａ、ｂ、ｃ・・・は各々の保全作業
の優先度を、内容は保全対象を示す、またそれぞれの保
全作業の進行スケジュールは棒グラフ状に表示し、現在
進行中の作業は他と色を変えている。第２図の例では、
現在グランド蒸気蒸化器の水位調節弁の固着を対象とし
た事後保全が進行中であり１時間２ではこの作業とドレ
ンタンクレベル計の修理を実施する予定である。

この時間２の点で、同じく油気圧力調節弁の点検をすべ
きことを表示している。したがって、作業管理者はこの
表示を見ることによって、現在進行中の作業に何がある
か１次に作業を開始すべき項目は何かなど直ちに知るこ
とが可能となる。

次に、第２図に示した情報を出力するための演算処理部
の動作を説明する。第１図に示した保全管理サブシステ
ム２と寿命予測サブシステム３は。

第３図に示すようなデータを基にして、少なくとも次の
データを演算処理部４に出力する。

■、保全管理サブシステムからの出力データ（１）事後
保全作業リストと作業スケジュール（２）作業対象系統
２機器及びその所要予測時間（３）作業のためのプラン
ト状態変更内容■、寿命予測サブシステムからの出力デ
ータ（１）寿命予測結果による短寿命機器と予測寿命（
２）当該機器の所属気組とその作業所要時間（３）当該
機器故障時のプラントに対する影響度によるランク これらのデータを取込んで、演算処理部は次のような処
理をする。なお、ここで当該機器の流体の流路を断ち、
あるいは電源を完全にしゃ断し。

他に影響を与えず単体で作業可能な状態にすることを機
器のアイソレーションと定義する。

第４図、第５図のステップ４Ｃでは、その時点で進行中
の事後保全作業と、寿命予測システムから要求のあった
予防保全作業のリストを比較し。

同一の系統に対する要求の有無をチェックする。

そして、同一系統の要求があって、それが同一機器に対
する要求であれば、ステップ４ｇで両作業の並行スケジ
ュールを作業する。あるいは同一機器でない場合でも、
当該機器がアイソレーション中であれば同様に並行スケ
ジュールを作業する。

ステップ４ｈでは、両作業の所要時間を比較して、優先
度の高い事後保全作業時間の方が大きいときはそのまま
並行スケジュールを第１図の表示装置７に表示する。逆
に予防保全作業所要時間の方が大きい場合並びにステッ
プ４ｄにおいて両作業の機器が同一系統に所属していな
い場合には。

その機器の予防保全作業がプラント運転に悪影響を与え
ないかあるいは悪影響を与えないようアイソレーション
可能か否かを、第１図の保全管理システム２で判定する
よう指示し、影響を与えないとき当該予防保全を単独で
実施するスケジュールを表示する。そして、プラント運
転に悪影響を与えるときは、次回の定期検査（定検と略
称）までの当該機器の故障確率及び故障した場合のプラ
ントへの影響を予測して表示する。以上が第４図のステ
ップ４ｊ、４に、４ｍ、４ｍ及び４ｖの動作内容である
。

要するに本発明の保全スケジューリングシステムは、事
後保全作業を優先して割当て、そのスケジュールの中に
プラント運転に影響を与えない、あるいはアイソレーシ
ョン可能な予防保全作業を並行スケジュールとして割当
てるもので、これによって、プラントの定検時に一度に
実施していた予防保全作業を、プラント運転中にも一部
を実施し、全体の保全作業の期間を短縮できるようにし
たものである。ここで１作業の優先度（第２図に示した
Ａ、Ｂ、・・・あるいはａｔｂｔ・・・など）は、当該
機器異常によるプラントへの影響度のランク付はデータ
により、保全スケジューリングシステムが自動的に決定
して表示する。

なお、第３図に示したデータの中で１時間的に不変なデ
ータ（たとえば系統構成のデータなど）はあらかじめデ
ータファイル３あるいは保全管理システムまたは寿命予
測システムに入力しておく。

時間的に変化するデータ（たとえばプラント運転状態あ
るいは異常発生データなど）は、プラントデータ収集装
置（第１図５）から、またはキーボード（第１図６）か
ら入力する。

また、演算処理部４の演算には、知識工学的手法を使用
可能であり、これにより熟練した作業管理者の知識を効
果的に応用することができる。

〔発明の効果〕

以上述べた様に本発明によれば、事後保全作業中に予防
保全作業が可能な機器が一見して明らかとなり、全体の
保全作業所要時間を大幅に短縮できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の全体システム構成を示す図、第２図は
本発明のシステムの表示例を示す図、第３図は本発明シ
ステムに入力するデータを示す図、第４図、第５図は本
発明システムの主要演算内容を示す図である。 １・・・保全管理システム、２・・・寿命予測システム
、３・・・共通データファイル、４・・・演算処理装置
、７・・・表示装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、事後保全作業相互間の干渉性をチェックし、作業を
   スケジューリングして出力する保全管理サブシステムと
   、機器の寿命を予測して予防保全すべき機器のリストを
   出力する寿命予測サブシステムの出力とを用い、事後保
   全スケジュールと並行して作業可能な予防保全作業を判
   定し表示することを特徴とする保全作業スケジューリン
   グシステム。