JPS62172901A

JPS62172901A - スキ−靴の屈曲制御装置

Info

Publication number: JPS62172901A
Application number: JP61305613A
Authority: JP
Inventors: ローレン　ボー・ビーブ; ジヨセフ　エフ．サラ
Original assignee: Lange International SA
Current assignee: Lange International SA
Priority date: 1986-01-24
Filing date: 1986-12-23
Publication date: 1987-07-29
Also published as: EP0230062A1; CA1258969A; US4693020A; DE3663441D1; CH667978A5; EP0230062B1; ATE43228T1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、スキー靴の屈曲制御装置に関し、更に詳細に
はスキー靴の下方外皮に対する上方外皮の屈曲特性を制
御するための装置に関する。

（従来の技術）多くの通常のスキー靴においては、その上方外＝６− 皮（ｕｐｐｅｒ　５ｈｅｌｌ）は、下方外皮（ｌｏｗｅ
ｒ　５ｈｅｌｌ）に枢動可能に連結されており、下方外
皮に対して相対的に上方外皮の屈曲特性を変化するため
の装置が設けられている。このような屈曲制御は、熟練
度の異なるスキーヤに対してスキー靴を適合させるため
ばかりでなく、またスキーヤがスキー靴を使用中の種々
のスキー状態に対してその屈曲特性を変化することがで
きるためにも望ましいものである。

（発明が解決しようとする問題点）このような理由で、スキー靴は、屈曲制御を備えるため
に、ばねやその他の金物類が設けられている。しかし、
雪や氷がこの金物類の上に積もる傾向があるので、これ
らの屈曲制御装置は、信頼性があるものではなく、また
有効ではないので、危険でさえあるかも知れない。

１９７８年６月２０日発行のロブラン氏他（Ｒｏｂｒａ
ｎ　ｅｔ　ｍｌ）米国特許第４０９５３５６号明細書は
、スキー靴の上方外皮と下方外皮との対向する縁部が、
両者の間にポケット状の空所を画成して、この空所に横
断方向に延びる弾性バンドを挿入して下方外皮に対する
上方外皮の屈曲を制限および制御するようにしたスキー
靴を開示している。乙の屈曲特性は、異なる柔軟性の弾
性バンドを取り換えることによって調整されることがで
きる。ロブラン氏他のスキー靴の屈曲制御装置は、スキ
ーヤがスキー靴を履いたままで調整することはできない
。

１９８４年６月２６日び発行されたサロモン氏の米国特
許第４４．５５７６８号明細書に開示されたスキー靴で
は、屈曲動作は、スキーヤがスキー靴を履いたままでス
キーヤによって調整されることができる。このサロモン
氏の屈曲制御装置は、下方外皮の足甲の少なくも一部を
横切って延びるバンドと、上方外皮の下縁部と下方外皮
の上縁部との間に形成された溝の中で摺動可能に調整さ
れるカルツル（摺動片）とを持っている。バンドは、そ
の両端部を下方外皮と上方外皮の下縁部とに付着させ、
カルツルは、上方外皮の下縁部の運動をバンドの固着端
部に近い展長部に伝達する。このす臂モン氏の屈曲制御
装置においては、下方外皮に対する上方外皮の屈曲への
抵抗は、下方外皮の前後方向の中心線から全体的に片寄
っているので、上方外皮の枢動軸に対して非対称的であ
る。

（問題点を解決するための手段）本発明の目的は、上方外皮が下方外皮に対して対称的に
力を加えることにより、スキー靴の動的対称性を維持す
るように、スキー靴の下方外皮に対する上方外皮の前方
運動に対する抵抗を制御するための制御装置を提供する
ことである。

更に詳細には、本発明のスキー靴に対する改良された屈
曲制御は、スキー靴の上方外皮と下方外皮との間に挿入
された横圧縮可変弾性の可調整バンドによって達成され
る。このバンドの作用区間の弾性によってあたえられる
抵抗は、上方外皮の下端部の前方連動に関係し、その抵
抗は、バンドの一つの横区間から次の区間にバンドの長
さに沿って次第に変化しているので、バンドの成る作用
区間を選択することによって、上方と下方の外皮間の屈
曲は、スキー靴が斜面上で使用されているときに容易か
つ迅速に調整されることができる。

好適な実施例において、このバンドの作用区間は、上方
外皮の下端部から前方に延び、かつ下方外皮の前後方向
の中心線にほぼ沿って位置する緩衝体によって係合され
ているので、上方外皮の前方連動に抵抗するバンドの作
用区間は、上方外皮の枢動動作に対して対称的に下方外
皮の上に位置している。

（作用）スキー靴の上方外皮の下方外皮に対する前方運動への抵
抗を制御するためのスキー靴の屈曲制御装置において、
長さに沿って可変の弾性を有するバンドは、上方外皮の
下端部によって担持された緩衝体と下方外皮に形成され
た剛性表面との間において、下方外皮の上部表面を横方
向に横切って調整することができろ。

（実施例）本発明のスキー靴は、第１図に示すように、下方外皮（
１０）と上方外皮（１１）とを含む。上方外皮は、前方
部分（ｌ１ｍ）と後方部分（ｌｌｂ）とを含み、ジャー
ナル（１２）によってそれぞれ下方外皮（１０）に枢動
可能に結合され、ストラップ（ｌｌｅ）によって互いに
保持されている。上方および下方の外皮部品は、適当な
比較的剛性のプラスチック材料で作られている。

下方外皮に対する上方外皮の前方屈曲は、下方外皮の上
部表面を横切る溝（１４）の中を横方向に延びる横圧縮
可変弾性のバンド（１３）によって制御される。このバ
ンド（１３）は、上方外皮の下端部から前方に延びる緩
衝体（１５）と、下方外皮に形成され、溝（１４）の前
壁を画成する剛性表面（１６）との間に押入される。長
手方向に延びた溝（１５）は、横方向に延びた溝（１６
）に当接するバンド縁部と反対側のバンド縁部に緩衛体
（１５）が動くようにしている。好ましくは、この緩衝
体（１５）は、上方外皮の枢動動作に対して中心的かつ
対称的に位置し、溝（１７）は、下方外皮の前後方向の
中心線に沿って位置している。

バンド（１３）は、横の圧縮に作用し、すなわち、緩衛
体（１５）の運動方向に作用する。バンド（１３）は、
互いに結合した異なる剛性の２つの材料（１３ａ）およ
び（１３ｂ）で作られている。外側の部分（１３ａ）は
、比較的剛性の材料、例えばポリウレタンで作られ、内
側の部分（１３ｂｌは弾性的の材料、例えばゴムで作ら
れ、このゴム部分は、剛性材料（１３ａ）の中に結合さ
れた狭い三角形を形成している。三角形の底辺において
、バンド（１３）は比較的大きい横方向弾性を示す。か
ような弾力性は、三角形の頂点に向って次第に減少し、
剛性材料（１３ｍ）のみの領域において実際的にゼロに
なる。バンド（１３）が、図上の右方に横断方向に動か
されたときには、緩衝体（１５）と剛性表面（１６）と
の間にますます抵抗部分が介入されるので、靴の下方外
皮に対する上方外皮の屈曲抵抗は、次第に増大する。バ
ンド（１３）が左方に動かされるに従って、屈曲に対す
る抵抗は減少する。左方運動の限度において、緩衝体（
１５）は、バンド（１３）の端部を通り過ぎて、バンド
による屈曲抵抗は、ゼロとなる。

バンド（１３）は、下方外皮に装架されたカバー（１９
）によって溝（１４）の中に保持される。第６図に最も
よく示されているように、カバーの前端部は（２０）の
ように凹んでいて、下方外皮の差し出た保持体（２１）
の下に嵌入されることができる。カバーの反対端部は、
カバーの後部と一体に形成された１対の上方に曲がった
保持体（２２）を持っている。

これらの保持体（２２）は下方外皮の上部表面に沿って
延び、緩衝体（１５）の両側において上方外皮の前面の
開孔（２３）を通ることによって、上方外皮を下方外皮
に対して動かす間、下方外皮上に乗っているカバーを保
持する。カバ（１９）の下方に垂れた端部には、下方外
皮の開孔（２５）に係合して固定される内方に突出した
スナップ固着結合（２４）が形成されている。

バンド（１３）の調整を容易にするために、カバー（１
９）には細長い開孔（２Ｇ）が設けられ、バンドの端部
（２７）は、乙の細長い開孔（２６）を通って外方に突
出しているので、バンドは、スキーヤによって容易に握
られて、溝（１４）の中を長さ方向に移動されることが
できる。

バンド（１３）は、バンドの縁部に沿って形成された固
着装置によって溝の中の調整位置に保持されることがで
きる。第２図に示すように、複数個の間隔おきの止めノ
ツチ（２８）がバンドの一辺に沿って形成され、その各
々は緩衝体の中央の歯（２９）と係合し固着してバンド
を調整希望位置に保持することができる。或は、この固
定する歯と止め装置とは、バンドと、剛性当接表面（１
６）との、対面する縁部に形成してもよい。第４図に示
すように、歯（２９）の両側における緩衝体（１５）と
バンドとの対面する表面には、両者を正しい適合位置に
維持することを助けるために固定する補足表面が形成さ
れている。

可変弾性のバンドの他の実施例が第５ａ図から第５ｅ図
に示されている。第５ａ図の実施例においては、バンド
の横圧縮の可変弾性は、バンドの長さに沿う順次に変化
する寸法の開孔（３ｏ）によって設けられる。第５ｂ図
に示すバンドの実施例においては、その幅を変化するた
めに細長い開口（１８）の中に段部（３１）が設けられ
る。第５ｃ図の実施例においては、バンドの可変弾性は
、バンドの一つの側縁部に沿って形成された順次に変化
する寸法の開孔（３２）によって達成される。第５ｄ図
の実施例では、バンドは、更に弾性の大きい、剛性の小
さい材料で作られ、順次に寸法の異なる複数個の開孔を
有し、これらの開孔には更に、剛性の大きい材料（３３
）が充填されている。第５ｅ図に例示する実施例では、
バンドの可変弾性は、バンドの長さに沿って順次に変化
する硬度または弾性係数の区間（３４）　（３５）およ
び（３６）を持つバンドをつくることによって得られる
。

第７図に示すスキー靴の変形実施例においては、プラス
チック材料製の保護ベローズ（３７）が、本発明の屈曲
制御装置の上方で上下の外皮の中間に組込まれて、この
制御装置を雪や泥から保護している。乙のベローズ（３
７）は、下方外皮にリベット（３９）によって装架され
た垂下脚（３８）によって支持される。ベローズの前後
方向の端部には、スナップ固着結合（４０）を担持して
、カバー（１９）と上方外皮（１１）との孔（４１）に
嵌合する。ベローズ（３７）の下側は、緩衝体（１５）
に適合するように切除（４２）されている。この実施例
においては、第６図に示した上方に曲がった保持体（２
２）は、下方外皮（１０）の上部表面にリベツｌ−（４
４）によって固定された１対の間隔フランジ（４３）に
よって置き換えられている。

本発明の屈曲制御装置によれば、スキーヤは、バンド（
１３）を溝（１４）の中で長さ方向に一つの位置から他
の位置に摺動する乙とによって任意の時間にスキー靴の
屈曲特性を容易に調整することができる。この調整は、
足のほぼ中央に沿って延びる前後方向の線に沿って下方
外皮に対する上方外皮の前方屈曲抵抗を増減するので、
この調整はスキーヤの脚および足によって画成される平
面内で、かつ上方外皮の枢動動作に対称に行われる。

第８図に示したバンド（１３）の他の実施例によれば、
バンド（１３）と一体に作られたベローズ（４５）によ
って横方向の圧縮性が得られる。このベローズは、一つ
のＶ形溝の側部に連結して、その作用は、弾性材料（１
３ｂ）の作用と類似している。

本発明は、好ましい形式に、かつ例示的に示され説明さ
れたが、本発明の要旨内において多くの他の実施例およ
び変形が可能である。例えば、バンド（１３）は、それ
を成る選択位置に維持するために溝（１４）の底に設け
たいくつかの凹所と協力するプラグをバンドの底面に形
成することもできる。

従って、本発明は、特許請求の範囲に特に記載する以外
は、何等特別の形式または実施例に制限されることは意
図しないものである。

（発明の効果）以上の説明によって理解されるように、本発明によるス
キー靴の屈曲制御装置によれば、スキーヤは、極めて容
易に任意の時間にスキー靴の屈曲特性を調整することが
でき、従来のスキー靴の欠点を除去する乙とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を実施したスキー靴の斜視図、第２図
は、本発明の屈曲制御装置を示す部分的斜視図、第３図
および第４図は、それぞれ第２図の線３−３および４−
４に沿う断面図、第５ａ図乃至第５ｅ図は、本発明の屈
曲制御装置に使用できる種々の抵抗を持つバンドの種々
の実施例を示し、第６図は、第２図に示すスキー靴の展
開した斜視１０・・・下方外皮、１１・・上方外皮、１
３・・・バンド、１４・・・溝、１５・・・緩衝体、１
３ａ・・・剛性部分、１３ｂ・・・弾性部分、１６・・
・剛性表面、１７・・・長手溝、１９・・・カバー、３
７・・・保護ベローズ、４５・・・弾性ベローズ

Claims

【特許請求の範囲】１、スキー靴の下方外皮に対する上方外皮の前方運動へ
の抵抗を制御するための屈曲制御装置であって前記下方
外皮の上面を横切って横断方向に延びて横圧縮に可変弾
性を有するバンドと、前記バンドの一縁部に係合するた
めに前記上方外皮の下縁部に担持された緩衝体とを有し
、前記バンドと緩衝体との相対位置は、下方外皮に対す
る上方外皮の前方屈曲に対して前記バンドによって加え
られる抵抗の程度を決定し、前記下方外皮に形成された
剛性表面は、前記バンドの反対縁部に係合せて前記バン
ドを保持するスキー靴の屈曲制御装置。２、前記緩衝体は、前記上方外皮の下端部の中心から前
方に延長して、前記下方外皮の前後方向の中心線にほぼ
沿って動く特許請求の範囲第１項に記載の屈曲制御装置
。３、前記バンドが前記バンド緩衝体に対して可調整運動
するために前記バンドを収容するために前記下方外皮の
上面を横切って横断方向に延びる溝を服務特許請求の範
囲第１項に記載の屈曲制御装置。４、前記横方向の溝と連通する下方外皮内の長手溝を有
し、前記長手溝は、前記バンドの縁部に対して動く緩衝
体を収容する特許請求の範囲第３項に記載の屈曲制御装
置。５、前記緩衝体と前記剛性表面との中間の下方外皮の上
面に前記バンドを保持するために前記バンドのカバーを
含む特許請求の範囲第１項に記載の屈曲制御装置。６、前記バンドは、前記下方外皮の上面を横切って横断
方向に調整可能であり、前記バンドを前記緩衝体に対す
る位置決めを容易にするために、前記バンドおよび前記
下方外皮に形成された結合装置を有する特許請求の範囲
第１項に記載の屈曲制御装置。７、前記バンドは、前記下方外皮の上面を横切って横断
方向に調整可能であり、前記バンドを前記緩衝体に対す
る位置決めを容易にするために前記バンド及び前記緩衝
体に形成され力結合装置を有する特許請求の範囲第１項
に記載の屈曲制御装置。８、前記バンドを調整するために、前記バンドに接近で
きるように前記カバーに設けた細長い開孔を含む特許請
求の範囲第５項に記載の屈曲制御装置。９、前記下方外皮の上方および前記上方外皮の内部に前
記カバーから延びるカバー保持装置を含む特許請求の範
囲第５項に記載の屈曲制御装置。１０、前記カバーは、前記カバーを下方外皮の上に保持
するために前記下方外皮の保持部分の下に凹部を持つ特
許請求の範囲第５項に記載の屈曲制御装置。１１、前記バンドの上方で上方外皮と下方外皮の中間に
設けられたベローズを含む特許請求の範囲第１項に記載
の屈曲制御装置。１２、前記ベローズは、前記上方外皮と下方外皮との間
に連結されている特許請求の範囲第１１項に記載の屈曲
制御装置。１３、前記ベローズは、垂下する支持脚を持ち、前記垂
下する支持脚を下方外皮に装架する装置を含む特許請求
の範囲第１２項に記載の屈曲制御装置。１４、１つのベローズが、その一側において上方外皮に
連結され、その他側において前記カバーに連結され、更
に２つの脚を備え、前記２つの脚を前記下方外皮に装架
する装置を有する特許請求の範囲第５項に記載の屈曲制
御装置。１５、前記バンドの可変弾性は、前記バンドの長さに沿
って順次に変化する弾性を持つ複数区間によってあたえ
られる特許請求の範囲第１項に記載の屈曲制御装置。１６、前記バンドは、異なる合成の２つの材料で作られ
、これらの材料の幅は、前記バンドの長さに沿って順次
に変化して前記バンドに可変の弾性をあたえている特許
請求の範囲第１項に記載の屈曲制御装置。１７、前記バンドの可変弾性は、前記バンドの長さに沿
って順次に変化する寸法の複数開孔によってあたえられ
る特許請求の範囲第１項に記載の屈曲制御装置。１８、前記バンドの可変弾性は、前記バンドの長さに沿
って順次に増加する幅の溝によってあたえられる特許請
求の範囲第１項に記載の屈曲制御装置。１９、前記バンドと緩衝体との対面する縁部は、両者を
適正な整合状態に保っために補足関係の連結表面を有す
る特許請求の範囲第１項に記載の屈曲制御装置。２０、スキー靴の下方外皮に対する上方外皮の前方運動
への抵抗を制御するための屈曲制御装置であって、前記
下方外皮の上面を横切って横断方向に延びて横圧縮に可
変弾性を有するバンドと、前記下方外皮の前後方向の中
心線にほぼ沿って位置する前記バンドの一区間を挾んで
両側から係合する１対の対抗するバンド係合表面とを有
し、上方外皮の下端部によって担持された前記バンド係
合表面の一つは、前記バンドの一縁部に係合し、下方外
皮に形成された前記バンド係合表面の他の一つは、前記
バンドの反対縁部に係合して前記バンドを保持し、それ
によって前記バンド係合表面に対して相対的に前記バン
ドを横方向に動かすことによって、前記バンド係合表面
の間に介在するバンドの作用区間を変化するスキー靴の
屈曲制御装置。２１、前記バンドの可変弾性は、長手方向のＶ溝によっ
て提供され、この溝の側部は一つのベローズによって連
結されている特許請求の範囲第１項に記載の屈曲制御装
置。